インタビューの最近のブログ記事

チケット情報はこちら

■ミュージカル『王家の紋章』#12■


連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

浦井健治を主演に、脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。

...お久しぶりです。
キャストの皆さんのインタビューや製作発表レポートなどをお届けしていました当げきぴあ。
まだこの連載、終わっていませんよ!!

本日は『王家の紋章』の音楽を担当するシルヴェスター・リーヴァイさんが、取材会で語った作品の魅力や、音楽制作のポイントなどをお伝えいたします。
oumon2016-12_01_9599.JPG



言わずと知れた、『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『レディ・ベス』等々、ウィーン発の人気作品の産みの親であるリーヴァイさん。
日本でもおなじみですが、日本の文化遺産である漫画原作の今回の『王家の紋章』、どのような思いで創作に向かっているのか、とても和やかに、そしてフランクに語ってくださいました。


◆ シルヴェスター・リーヴァイ氏 インタビュー ◆


――『王家の紋章』が世界で初めてミュージカル化されます。その作曲をを引き受けた決め手は?

「10年以上前から、ファンタジー作品を手掛けてみたいと思っていました。そうしましたら、ちょうど私の70歳の誕生日に、日本の東宝さんからこの作品のオファーを頂いたんですよ。私にとって『王家の紋章』という作品は、非常に琴線に触れるものです。原作の細川両先生は、人間のあらゆる側面......愛や苦難、戦わなければならない緊張関係、誰かを呪ったり憎んだり......ということをすべて、漫画の中に描き出している。そういう作品に音楽をつけることは、大変幸せです」


――日本ではここ最近、漫画を原作にしたミュージカルがムーブメントになっていますが、そのことはご存知でしたか?

「正直申し上げて、知りませんでした。でも、日本に来るようになってから20年くらいたっていますが、ずっと漫画というものには興味を持っていました。ランチにラーメン屋に入った時、大人のひとたちがそこで漫画を読んで現実から逃れている姿を見たことがあります。思うに人間というのは、完全に大人にならず、少し子どもの部分を残し続ける、そのことによって希望を持ち続けられるんじゃないかと思っています。私自身は日本語が読めませんので、日本の漫画を開いてもわかるのは絵だけで普段から読んではいませんが、日本のアニメは長年ファンです。アニメと漫画がどの程度繋がっているのかはわかりませんが、アニメを見る限り、人生のリアリティを映し出していると思います。また今回は『王家の紋章』の最初の4巻分の吹き出しをすべて英訳してもらったので、作品のハートの部分を理解できました」
oumon2016-12_01_9622.JPG

――実際読んでみて、『王家の紋章』のどこに魅力を感じましたか?

「登場人物ひとりひとりにカリスマがあり、純然たる"悪だけの人"がいない。それはアイシスでさえもです。彼女は非常に危険な人物で、自分の力を多くの場合ネガティブに使いますが、完全に悪い人ではない。主人公のメンフィスと戦うイズミルも、復讐ということからエジプトと戦争を始めますが、敵対するからといって悪ではない。そこが魅力的であり、この作品が何十年にもわたり人気を博す理由だと思います」

チケット情報はこちら


西田シャトナー作・演出 『ソラオの世界』 が7月に上演されます。

『ソラオの世界』は、西田シャトナー氏の代表作のひとつ。


2009年の初演から4度の上演を経て、自身の作品を上演する"SHATNER  of  WONDER"シリーズ第四弾として、戯曲段階から再構築して上演されます。

本作は、昏睡状態に陥り自分の夢の中に閉じ込められてしまったソラオが見る、夢の世界の物語。

現実の世界で、自分は動かず"誰かがやってくれる"ことで楽しんできたソラオ。夢の世界に閉じ込められても、「きっと誰かが起こしてくれる」と人任せで楽しんでしまうが――。


今回、主人公・ソラオを演じるのが、多和田秀弥さん!


げきぴあ用1.jpg


ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンの手塚国光役や、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のスターニンジャー/キンジ・タキガワ役を演じ、現在はテレビドラマ「不機嫌な果実」や「めざましテレビ」(リポーター)にも出演中と幅広い活躍をされています。


舞台は約1年ぶりの出演。そして今作が初主演です!

そんな多和田さんに、『ソラオの世界』への想いを語っていただきました。


――出演が決まったときの感想を教えてください。

「率直に嬉しかったです。これまでの経験から、主演の人の姿を思い返すと『責任を持たなきゃいけない』っていうプレッシャーから不安にもなりました。」


――それって主演の方を役だけじゃなく本当にそばで見てきたからこそ感じることですね。

「そうですね。それがなかったら普通に『やったー』っていう感じだったかもしれないです。

でも多分『やったー』だけで挑むより、そういう想いを持って挑むほうがいいと思います。」


――演出の西田シャトナーさんとはお話しされましたか?

「まだ作品については詳しく話してないですが、舞台を観て、楽屋でお会いしたときの一言目が『おもろかったやろ?』だったんですよ。演出家の方がここまで自信を持って言うって、演者もすごく頼もしいだろうなと感じました。

この方が『行こう!』って言うところで、一緒に同じ方向に走れたらって思います」


――『ソラオの世界』はご覧になりましたか?

「拝見しました。けっこう突発的だし、セットをものすごく動かしたりして。勢いが重要なんだと感じました」


――今回のソラオという役はどうですか?

「もしかしたら僕に近い役かもしれないです。『ソラオの世界』を観たとき、

ソラオを昔の自分のように感じて。だから今までと違う、多和田秀弥が演じる新しいソラオをお見せしたいです」


――パワーマイムもありますが。

「いやー......(不安な表情)。パントマイムが苦手で、『さっきとドアの位置違う』ということになりそう。

でも作品に欠かせないものですし、これを経験することで、絶対この先の自分の財産になりますし、新たな挑戦にもなるので、がんばりたいって思っています」


げきぴあ用2.jpg


――楽しみにしてることはありますか?

「舞台セット、空間が楽しみです。シャトナーさんのイメージ図を見たのですが、シンプルなんだけどそこにいる自分を想像するとワクワクしました。それと歌。舞台上で歌うのは久しぶりなので、ガツンといきたいです!」


――この作品にも挑戦がありますが、最近は『めざましテレビ』リポーター、連ドラ出演(『不機嫌な果実』)、CM出演とチャレンジが多いですね。

「そうですね。この6月で、初めて舞台に立ってから5年経つんですよ。

その中でもこの2015年から2016年の1年間はすごく怒涛だったなって思います」


――その中でこの作品へのチャレンジってどんなものですか。

「僕個人としてもすごく重要だと思っています。ここで新たな扉を開けたいです。そこからまた新しい道が待っていると思うので、自分にプレッシャーをかけてやらなきゃいけない......勝負どきです」


げきぴあ用3.jpg

――ソラオは夢の話でもありますが、多和田さんの夢は?

「例えば歌番組でアーティストが歌ったり踊ったりしているのを見て、自分もあそこに入ってみたいな。

僕はダンスが好きなので、ステージで踊ってるところを想像したり。朝ドラにも出たいです。いろいろと想像しちゃいますね」


――それは、叶えるつもりで夢をみてますね。

「叶えたいものしか想像してないです。叶えていくと充実感もありますし、どんなことでも無理とは思わずにやりたい。この作品も、未来の自分を想像できれば楽しくやれるんじゃないかなって思います」


――最後に作品を楽しみにされてる方、ファンの方にメッセージをお願いします。

「シャトナーさんの作品を愛している方々には、『おもしろかったよね』って言ってもらえるように誠心誠意ソラオとして世界を生きたいと思います。そして、僕を楽しみにしてくださる方々には、いつもの僕とは違う姿を絶対に見せたいです。

暑い時期ですが、劇場にはソラオの世界が待ってるので、浸りに来てください!」


げきぴあ用5.jpg

げきぴあ用4.jpg

げきぴあ6.jpg


SHATNER  of  WONDER#4『ソラオの世界』

7月28日(木)から31日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて。


(中川實穗)


チケット情報はこちら


チケット情報はこちら


この夏、8月11日(木・祝)から、明治座にて舞台『TARO URASHIMA』が上演されます。その名のとおり、おとぎ話の「浦島太郎」をもとに、大人だけでなく子どもも楽しめるミュージカルになるそうです。脚本は自身も俳優であり、また脚本や演出でも活躍中の池田鉄洋さん。いったいどんな話になるのでしょうか?お話を伺ってきました。


urashima_iketetsu1078.jpg

――今回の舞台の話はどのように始まったんですか? 

「明治座で、ミュージカルで、浦島太郎を」から始まったんです。でも、最初は、なぜ私に話がくるんだろう? 声をかけてくれた理由はなんだろうと思いました。でも、スタッフたちと話していると、僕がおもしろい、と思うポイントが彼らのそれと近いなと感じたんです。それでお受けしました。

――今回は出演ではなく脚本で参加とのことでしたが、執筆でいちばん苦労されたのはどの場面ですか?

玉手箱の場面ですね。元の話がよければそれをベースにすればいいけど、割と残念な話なので、本当に悩みました。浦島太郎がその箱を開けざるを得ないようにするにはどうしよう、と本当に悩みました。結局、何かの理由で乙姫を守るために開けるという展開がいいということになり、それならば、玉手箱をあげるときは、乙姫が浦島太郎を守りたいからという理由で玉手箱が存在するようにしました。いうなれば、二人の愛の結晶ですね。

――浦島太郎が「とことんツイてない人」という設定はどこから出てきたんですか?

あの浦島太郎は、演出の板垣恭一さんと、千葉プロデューサーと、何度も話をしながら作り上げたキャラクターなんです。

もともと浦島太郎って不思議な話で、最初に亀を助け、そのあと竜宮城でいい思いをして、最後は玉手箱でひどい目に遭う。冷静に考えるとここまでの話は、ツイてない男の「プロローグ」。すべてがツイてないことに結びついていく話なんじゃないかなと思ったんです。そこから「とことんツイてない、だけどメゲない男っておもしろいよね?」って展開になって。そして乙姫についても「どっちもツイてないキャラクターだったらどうでしょう?」ということになり。どうしても中身がスカスカな浦島太郎の話に向き合ったときに、とんでもなく個性的な感じにしてやろうかなと思ったんです。

――脚本に描かれている海の世界と陸、人間の世界。その設定がおもしろいですね。

海の生物ってそんなに陸の生物を食べたりしない。だから、その背景を考えてみた結果、こうなりました。以前、魚の干物を食べていたときに、「この様子を元の魚が見たらショックだろうな...解剖されて開かれて干されている訳だし。元の形がわからないくらい加工されているならともかく、干物ってまるわかりだし!」...っていろいろ考えていて(笑)

今春、「海の風景」という舞台(草笛光子、串田和美、小島聖、池田鉄洋の4人芝居)をやっていたのですが、全然話は違うのですが、海について考える時間がたっぷりあったんです(笑)。そこから考えて、おもしろいと思うものを全て脚本に入れました。

浦島太郎の話って基本的にハッピーエンドじゃないですよね。鶴になって飛んで行ったという結末もあるようですが、それで果たして幸せか? とも思いますし。この舞台では、大人にも子どもにもわかりやすい「ハッピーエンド」な終わり方にしたいです。でも、もともとの浦島太郎の話を子どもたちの知己とは大きく変えたくはなかったです。「全然ちがう!」って言われたくないですし。

――今回、登場人物が相当多いですよね。

私が手掛けた作品では過去最多です。一人ずつの物語を書いていくと2,3時間で終わらない舞台になるので、最後に話がうまくまとまったときには「よくやった、自分!」と思いました(笑)

キャスティングはプロデューサーに一任しました。僕より千葉さんの方がよく知っているし。今回アテ書きはしてないんですよ。木村了くんの出演が決まったときに、もっといろいろやれるだろうと加筆をしたくらい。その後、次々に素晴らしい人たちが参加してくださることになり、それならば...と、他の役にも嬉しい書き直しをしましたね。

――浦島太郎役の木村了さん、そのほか気になるキャストの話も聞かせてください。

まず、「了くんが浦島太郎をやるなら間違いはない」と思いました。木村さんのすごさは知っているから。彼の舞台は「帝一の國」シリーズの2と3、「ライチ★光クラブ」を拝見しています。

浦島太郎は、結構難しい役だと思うんです。ツイてない役だから華は出ないでしょうが、木村さんならそんな設定でも華に変えられる力を持っているから。また、「どんな球でも受けるよ!」という度胸もある。

あと、亀役が斉藤暁んで嬉しかった。...かわいいし。帝役を和泉元彌さんがやってくださることも嬉しかったです。帝ってかなりハードルが高い役ですが、和泉さんなら完璧。浮世離れ感もピッタリです。タカアシガニ将軍役の舘形(比呂一)さんには筋肉を見せつけて踊ってほしいですね。本当に贅沢極まりないです。

プロデューサー的には「ディズニーに負けない作品」「宮崎アニメに負けない作品」とおっしゃっていたんです。そこで(脚本が)俺でいいの?とは思ったんですが(笑)

演出の板垣さんはエンターテイメントを突き詰めている人であり、役者さんの持てる華は全部見せたいという欲張りな人。俺も頑張って書いてますが、板垣さんはさらに欲張りに仕上げてくると思います。


urashima_iketetsu1082.jpg

――「TARO URASHIMA」の登場人物の中で、池田さん自身に一番近いキャラクターは?

浦島太郎ですね。というのも、僕はとことんツイてなかったんです。厄年くらいからずーっと。何をやっても裏目に出て、結婚したときに「もう、どうでもいいや!家族が大事!」と思うようになってからはすごく楽になりました。でも、バリに行けば台風に遭い、ハワイに行けば年に一度の大嵐に遭う。「はい、本番!」って声がかかった直後にヘリコプターがバラバラ飛んできたこともある。撮影でも必ず雨になるので「池田のせいじゃないか?」と言われるたびに猛烈に否定していたんですが、心の中では「すみません、私のせいです」って思っていました。だからツイてない、でもメゲないキャラクターということで、浦島太郎の中に僕が入っていますね。でも、ハワイで嵐に遭っても、僕は当然雨が降ると思っているのでイライラしない。その姿を当時の彼女、つまり今の奥さんに「素敵」と言われましたが!内心、この雨は俺のせいなんだけど...と思っていたけど(笑)

――池田さんから観て、この作品の見どころは? 

「大祓」(おおはらえ)で検非違使たちが歌い踊るところは、かなりショーアップしてほしいと思ってます。タイやヒラメの舞い踊りも、「る・ひまわり」といえば板垣さんですし、思いっきりやってくださると思います。かわいい子たちがダンスして歌うというのも「る・ひまわり」ならではですしね。

僕が初めて明治座で観たのは風間杜夫さんの「居残り佐平次」でした。明治座って割と声を出しながら観ても許される「王道の演劇」を上演してきた場所なので、「今回もそういう場にしなさいよ」って言われているような気がします。

あと、今回は「お客さん」として自分の作品を観ることができるので楽しみです。これまでに大きな舞台の演出などをやらせていただいたときは、出演もしていたので直接観ることができなかったし。自分が演出して出演する舞台の場合、舞台を録画したものを見ながらダメ出ししてましたから(笑)


チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

歴史朗読劇『僕とあいつの関ヶ原』『俺とおまえの夏の陣』が、7月7日(木)に開幕します!

本作は、2014年に初演、今年が3回目となる銀河劇場ニュージェネレーションシリーズ朗読劇。人気俳優が揃ったキャスト陣はもちろん、映画『ヒロイン失格』脚本などを手掛けた吉田恵里香さんの作品を、劇団「柿喰う客」の中屋敷法仁さんが演出するという、新世代のコラボレーションとしても注目の作品です。

今回、そんな中屋敷さんと吉田さんの初対談が実現! 熱い稽古の合間に、作品について語っていただきました。

IMGP1118.JPG

チケット情報はこちら

美女と野獣?
はたまた『エリザベート』が繋いだ縁!?

宝塚歌劇団宙組の初代トップ、退団後もその力強い歌声でファンを魅了し続ける姿月あさと
『エリザベート』のトートをウィーン、ハンガリー、日本と3ヵ国語で演じ、日本でも2007年の初来日以来、根強い人気を誇るマテ・カマラス
ミュージカルからストレートプレイまで、挑戦的な作品に出演し続ける個性派俳優・伊礼彼方

この3人によるスペシャル・ライブ「姿月あさと×マテ・カマラス×伊礼彼方 -Musical Songs and Pop Galore!-」がこの秋、開催されます。

3人だけのコラボレーションは初ながら、これまでも共演を重ね、特に、今回のコンサートの前身と言うべき2009年の『Super Live Vol.2「LOVE LEGEND」』では、歌声のみならず、息のあった爆笑トークでも、客席を沸かせました。
(この時の出演は、この3名に加え、湖月わたる、ルカス・ぺルマン、マジャーン・シャキ)


それから7年。
彼ら自身もこの共演を心待ちにしていたそうで...。


姿月あさとさん、伊礼彼方さんのおふたりに、このコンサートにかける意気込みを伺ってきました。


★ 姿月あさと & 伊礼彼方 INTERVIEW ★

SizukiIrei2016_01_0029.JPG

●『LOVE LEGEND』を経て、今回の『Special Live』へ!

――姿月さんと伊礼さんは、『Super Live Vol.2「LOVE LEGEND」』(2009年)、『Golden Songs』(2015年)と、コンサートでの共演が続きますね。お互いの印象は?

姿月「『LOVE LEGEND』の時が初共演だったんだよね」

伊礼「7年前です、2009年。俺、27歳でした」

姿月「7年前!? 伊礼くんは舞台でたて、デビューしたてって感じで、とても初々しかったのを昨日のように思い出します」

伊礼「(笑)」

姿月「あれから7年。どんどん大人になられて、立派な青年になって...。いい歳の重ね方をしてらっしゃる」

伊礼「(笑)。ありがとうございます」

姿月「いや本当にあの時は「僕、これやったことないんです!」「これも初めてなんです!」って、一生懸命だったし、可愛かった」

伊礼「はい、可愛かったですねぇ、あの頃は...(笑)」

姿月「踊りの練習とか、爆笑だった~。一生懸命で」

伊礼「爆笑とか言わないでくださいよ...! 今でも忘れられないのが、姐さん(姿月)と、(湖月)わたるさんのおふたりをエスコートしなきゃいけないシーンがあって...」

姿月「そうそう、クルクルと私たちを回してもらうんだけど、回せないの(笑)! 絶対忘れないよ、あの時の彼方くんは。でもそのあと、謝珠栄先生の舞台(TSミュージカル)とかで踊っていたじゃない。「踊ってるよ、彼方くんが...(涙)」って思って観てました」

伊礼「もう、いろいろと教わりました...。僕はこの時の姿月さんのことで、一番印象に残っているのは、現場での指揮官としての存在感ですね。姉さんからは"プロデューサー力"を学びました! もう、すごいんです。統率力というか。なかなかまとまらない現場だったから(笑)」


――確かに、なかなかフリーダムな雰囲気の方々が集まっている印象でした(笑)。

伊礼「そう、動物園みたいな感じだったので(笑)。姐さんの「よいしょー!」っていう感じの統率力がすごかったです」

姿月「そうねぇ」

伊礼「でもそこがやっぱり、面白かったですよね。皆さんの個性の強烈さが」

姿月「うん。でもまさか、またこうやって共演できるとは思っていなかった。ご縁がある人って、やっぱりご縁があるんですよね」

伊礼「そうですね」
SizukiIrei2016_14_0020.JPG

チケット情報はこちら


まだ"白い"キャラクターに挑む

原作ものではあるが、コミック一巻が発売されたばかりの本作。
主人公リッカ役の植田圭輔さんに想いを聞いた。


げきぴあ①IMG_0341.jpg
「一見かわいらしい外見が目につきますが、内心何かの闇を抱えていて、それがふとした表情に出るとか。
そういうキャラクターって実は芯が強くて、僕はすごく愛せるタイプのキャラクターだと思います。
今まで意外とこういう役をやったことがなく、まず品のいいおぼっちゃまなので、僕とは完全に違いますね(笑)。
でも足にハンデを抱えている所とか、自分が挑戦するところはいっぱいありそうです。
稽古の中で見つけることがたくさんあると思うので、作っていく上で楽しみです。」


――植田さんは色々なキャラクターを演じることが多いですが、役をもらった時にどういう作業からはじめるのですか?

「最初から自分でキャラクターを固めすぎないことを大事にしています。演出家はじめ、原作関係者や舞台のスタッフさんたちそれぞれの思いがあると思うので。それらを総合して僕らが前にでて演じるので、本当に共同作業ですよね。
元々ビジュアルがあって、アニメの場合は声もあって、それがあるからこそ、そのキャラクターが好きな人がたくさんいるわけで、
そういった方々の期待にも応えたい。それを考えたらまず広い視野で演じるキャラクターを研究します。」

――余白を残して、色々なメッセージを受けとっていく感じですね。

「そうですね、そうじゃないと受け入れられないし、自分もそれほど強い人間ではないので、そういう部分を残しておかないと、とは考えてますね。」

――そうなるとオリジナルキャラクターを演じるより難しい部分もありますね

「みなさんの中にすでにキャラクターのイメージがあるという意味では難しさはあります。
ただ、"2.5次元などの原作ものと、舞台オリジナルものの違いは何ですか?"とよく聞かれますが、役者としては本当に違いはないと思っていて、作品作りの基本は一緒です。
『2.5次元作品だからこうしよう』といった気負いはなく普通に取り組んでいます。
今まで多くの作品でいろいろな役に出会ったからこそ言える事なんですけど。」


――今回の共演者についてお聞きします。

「自分にしかないものを確立されてるる方ばかりですね。
以外と年齢幅があり、、自分も頼るところ、頼られるところがあると思います。」


げきぴあ②.jpg

――その中で今回は座長の立場になりますが。。。

「そうですね、舞台作品に出演する以上、真ん中に立ちたいとも思いますし、でも自分は必ずしも真ん中が似合うタイプではないとも思っていて、だからこそ、そういう自分にしかできない座長のあり方とか、振る舞いができればと思ってます。
今まで真ん中に立つ人の背中をたくさん見てきたので、その方々を参考にして、良いカンパニーになるよう気合いが入っています!」


――そして衣装についてですが、スーツやマントでビシッと決めたものが見られますね

「ゴージャスですよね!自分で見ても美しく見えます(笑)。
スーツ系はイベントとか以外ではあまり着てないですが、リッカはかなりフォーマルな衣装です。そして白髪のキャラクターは初めてなので楽しみですね。」


げきぴあ③.jpg

――ビジュアルの白髪姿はお似合いでした!

「もちろん!色白に生まれて良かった!色白の自分を生かせるビジュアルになると思います(笑)。
衣装やヘアメイクのスタッフさんや、それをまとめるプロデューサーや演出家がキャラクターのビジュアルをはじめとしたカンパニー全体の色を作っていくので、それに上手に染まることが役作りにもつながるのではないかなと思っています。

また、演出家の西森さんは今回初めてご一緒するのですが、色々お話ししていいものを作れればと思います。
実は今年で俳優生活10年目なのですが、一度原点に戻ってまっさらな気持ちになれる自分を意識したいなと思っていたんです。
そんな時期に初めての西森さんとご一緒できるのは嬉しいし楽しみです。」



IMG_0368げきぴあ④.jpg

――最後にメッセージをお願いします。

「連載が始まり、単行本1巻が出版されてすぐに舞台化されるのは、自分的に今までにない経験です。

『インフェルノ』という作品がますます世の中に広がっていって欲しいと思っているので、この舞台作品を絶対に成功させたい思いです。そして原作にもまだ語られてない余白部分があると思うので、舞台ではそれらもこれから全員で作っていけたらなと思います。
絶対お客様を楽しませますので、是非見に来てください。」



gekipia⑤.jpg

●植田圭輔(うえだ・けいすけ)/1989年9月5日生まれ、大阪府出身。
07年『少年陰陽師<歌絵巻>』で主役を務めた後、『弱虫ペダル』シリーズや『K』シリーズ、ミュージカル『ヘタリア』といった作品で高い評価を得る。今年も『ノラガミ』、『弱虫ペダル~総北新世代、始動』、『曇天に笑う』、『戦国無双~四国遠征の章~』など注目作への出演が続いている。


《公演情報》
■舞台「インフェルノ」
9/3(土)~9/11(日)  東京ドームシティ  シアターGロッソ




チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

ギリシャ悲劇に比せられるべきイプセンの傑作『幽霊』で、未亡人役に挑む元宝塚歌劇団雪組トップスター・朝海ひかるが作品への熱い想いを語ってくれた。

geki_ghost_1.jpg

-戯曲を読んだ印象は?
重いテーマを扱った作品ではありますが、人間らしさが溢れていて、ドタバタコメディ的な部分もある面白い作品だと思いました。「よしっ!」と気合いを入れて読み始めたのですが、予想に反して楽しく読むことができました。また、イプセンの表現するきれいな言葉も魅力の一つだと思います。文章からは北欧ノルウェーのどんよりとした重い空気がイメージされます。そこで生まれ育った人物ですから、私たちより暗く陰湿な性格なのかなと思いましたが、読んでいてクスッと笑える人間臭さが感じられる部分もあります。ただ"重い"だけではないのが魅力ですね。繰り広げられていく心理戦が面白くて、物語にグイグイと引き込まれていきました。そして衝撃の最後が待っているという...。言えないのがもどかしいですが、最後は「あぁ...!」という感じですね。お客様には楽しみにして頂きたいです。

-ご自身の役について
今回、私は一人息子を持つ未亡人アルヴィング夫人を演じます。未亡人は独特の色気がありミステリアスで、様々な想像をかき立てられると思います。そんな未亡人を演じたいですね。夫の名誉を守る為に自分を偽り、体面を保つことに命をかけているのは衝撃的ですが、私にはその彼女の気持ちが分からなくもないなと感じました。表の顔と裏の顔というのは誰にでもありますし、体面を保つことは田舎の閉鎖的な空間ではなおさら必要ではないかと。そして彼女は息子を溺愛する母でもあります。息子のいる私の友達を見ていると、母と息子というのは誰も立ち入ることのできない強い絆で結ばれた独特の関係なのかなと感じます。この物語のような閉ざされた場所では、その絆はより深いものではないかと推測します。

-共演者について
皆さんとは初めての共演になります。息子役の安西慎太郎さんは、先日舞台を拝見したのですが、すごくピュアな雰囲気の魅力的な俳優さんで、共演するのが楽しみになりました。小山力也さんは声優さんでもあるので、稽古中にいろんなキャラクターの声を出して遊んでもらいたいです(笑)。皆さん大変実力のある方ばかりなので心強いですね。この5人でしかできない『幽霊』を創り上げたいと思います。練りに練って熟成させて、お客様に一番おいしいものを召し上がって頂きたいですね。

-演出の鵜山仁さんについて
鵜山さんとも今回初めてご一緒します。鵜山さんの作品はどれも骨太の素晴らしいものばかりで、始まってすぐにそのお芝居の中に観客を連れていってくれるという印象です。先輩の俳優さんたちも「鵜山さんとご一緒すると本当に勉強になるよ」とおっしゃっていて、ずっと鵜山さんの作品に出演させて頂きたいと思っていました。またこの様な戯曲をやりたいと以前から思っていて、その願いがこの作品で叶うのはとても嬉しいです。本当に貴重な機会ですので、貪欲に食らいついていきたいです。吸収できることはすべて吸収したいという、"ダイソンの掃除機"みたいな気持ちでいます(笑)。

-兵庫県立芸術文化センターについて
芸術文化センターでの公演はもう5回目となります。最初は2007年の宝塚退団後初コンサートの時です。「こんなに素晴らしい劇場が西宮にできたんだ!」と感動しました。舞台と客席との一体感がすごくあって、とても居心地のいい劇場です。昨年の『國語元年』で伺った時は、共演者の方々もみんな口々に「いい劇場だ」と言って、舞台も大変盛り上がりました。またその作品の演出家・栗山民也さんはお気に入りの劇場だそうで、自分の家であるかのように「いいだろ、ここ!」とおっしゃっていました(笑)。お客様の反応が直に演者に伝わり、演者はそれをエネルギーにして返すという相乗効果が起きて、より素晴らしい舞台が上演できる空間ですね。自分たちのできるベストを、劇場の力も借りつつ演じさせて頂ければと思います。
西宮北口の思い出は、宝塚音楽学校時代にタップの教室に通った事! 私、当時タップが苦手で、そのレッスンが嫌で嫌で...。北口駅に降りると、どんよりとした気分になっていました。芸術文化センターでの公演で久しぶりに西宮北口に行くと、きれいな街になっていてびっくりしました。おかげで昔のどんよりとした気持ちは払拭されました(笑)。

-お客様にひとこと
イプセンの傑作を演じさせて頂くということで、今、武者震いをしています。私たちのエネルギーをお客様にダイレクトに感じて頂けるよう頑張りたいです。お客様には肩に力を入れず、私たちの熱意とイプセンの世界を感じに来て頂きたいです。平日の公演ですが、皆さん今から休みを取って(笑) 是非お越しください! お待ちしています!!

geki_ghost_2.jpg
【あらすじ】
ノルウェー西部、大きなフィヨルドに臨むアルヴィング夫人の屋敷では、翌日に控える孤児院の開院式の準備のため、マンデルス牧師が立ち寄っていた。愛する一人息子のオスヴァルもパリ生活から数年振りに帰省し、夫人はたいそう上機嫌である。
しかしそんな中で、夫人がおそれていた〈幽霊〉が屋敷に再び現れる。屋敷を出入りする指物師のエングストランや、夫人の小間使いのレギーネの屋敷との関係が徐々に明るみになっていく。夫人が長年ひた隠しにしてきた因襲の幽霊とは――?
リシャ悲劇に比されるべきイプセンの傑作を、数々の話題作を手掛ける鵜山仁を演出に迎え、描き出す!

【公演情報】
・9/29(木) ~ 10/10(月・祝) 紀伊國屋ホール
・10/13(木) ~ 10/14(金) 兵庫県立芸術文化センター 阪急中ホール

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

■『マイ・フェア・レディ』2016 #4■


"リボーン版"『マイ・フェア・レディ』が待望の再登場!

『マイ・フェア・レディ』は、下町育ちでひどい訛りのイライザが、言語学者のヒギンズ教授の特訓で、美しい言葉と上流階級の作法を身に着け、淑女となる...1956年にブロードウェイで初演、1963年には日本で初めて日本語で上演されたブロードウェイ・ミュージカルとして登場、以来長く愛され続けている、名作中の名作です。

2013年には日本語訳・演出等が一新され、今を生きる新鮮な作品として生まれ変わった本作。
今回は、映画でオードリー・ヘップバーンが演じたヒロイン・イライザに霧矢大夢真飛聖、ヒギンズ教授に寺脇康文という、好評を博した2013年版キャストが続投し、そしてヒギンズ教授の母親役に高橋惠子、イライザに恋をするフレディに水田航生が新たに加わります。

※先日披露された「公開稽古」の模様はコチラ→

さて、オフィシャルサイトの方で、どうやらその新キャスト・水田航生さんが、<稽古場レポーター>として任命された模様!
当げきぴあでは、水田さんのレポーターっぷりをレポートせんと、密着取材を敢行いたしました。
おそらくキャストならではの親近感で、カンパニーの皆さんの素の表情を撮っていただける...に、違いありません。期待!

ちなみに水田さんが扮する"フレディ"は、若手二枚目ミュージカル俳優の登竜門といっても良い役どころです。
初演は藤木孝さん。その後、川崎麻世さん、岡幸二郎さん、浦井健治さん、平方元基さんetc.etc...と、錚々たる面々が演じています。


▽ 公開稽古中、フレディに扮している水田さん
myfairlady16_04_41_9933.JPG

チケット情報はこちら

井上ひさしの戯曲『頭痛肩こり樋口一葉』(東宝・こまつ座提携特別公演)が、樋口一葉没後120年記念として8月から上演されます。

本作は、1984年の初演以来、これまでの上演回数755回(!)という女性6人による群像劇。前回は2013年に栗山民也演出版として上演されました。今回は、主演に永作博美さんを迎え、三田和代さん、熊谷真実さん、愛華みれさん、深谷美歩さん、若村麻由美さんは2013年公演に引き続き出演されます。

そこで、主演の永作さん、三田さん、熊谷さん、愛華さん、若村さんにお話を伺ってきました! 

1.jpg

チケット情報はこちら

内博貴さんが主演するミュージカル『グレイト・ギャツビー』に、宝塚歌劇団を退団したばかりの大湖せしるさんが出演します。
gatsby02_01_SJK6193.jpg
『グレイト・ギャツビー』はF・スコット・フィッツジェラルドによる、アメリカを代表する傑作小説。
1920年代のNYで、毎週末、絢爛豪華なパーティを繰り返す謎の大富豪、ジェイ・ギャツビー。
その裏に隠された、彼の悲しい"真実の愛"を描く、美しい物語です。
ロバート・レッドフォードや、レオナルド・ディカプリオが主演した映画も、ともに名画として名高いですね。
そんな物語が今回、錦織一清さんの演出、羽原大介さんの脚本、、岸田敏志さんの音楽で新たにミュージカル化されます。

その中で、美貌と野心でのし上がっていくプロゴルファー、ジョーダン・ベイカーを演じるのが大湖せしるさん。

大湖さんと言えば、先般大きな話題となり、チケットは争奪戦となった宝塚雪組公演『るろうに剣心』で謎の美女・高荷恵を演じ、その5月8日の千秋楽で宝塚を退団したばかり!
そのほか、こちらも話題作『ルパン三世 -王妃の首飾りを追え!-』(2015年)では峰不二子を演じるなど、雪組を、いや宝塚歌劇団を代表する"大人の色気のある女性"を演じるジェンヌさんでした。

もともとは男役としてキャリアを開始し、入団11年目に、男役から娘役へ転向した変り種。新人公演で主演を勤めるほど期待された男役が娘役に転向することは非常に珍しく、転向後は男役経験者の強みを活かした、自立した女性を多く演じ、人気を博しました。

その大湖さんが、早くも女優として再始動します。
現在の心境を伺ってきました。


◆ 大湖せしる INTERVIEW ◆


――5月8日に、雪組公演『るろうに剣心』で、宝塚歌劇団を卒業されたばかり。注目度も、そして話題性も人気も高い公演でしたね。

「たくさんのお客さまが来てくださって、すごく嬉しかったです。その中で高荷恵として生き、退団させていただけたので、本当に幸せでした」


――まだ2週間もたってません(※取材は製作発表の行われた5/20)。宝塚を退団された方の中では、しばらく休まれたりする方も多いと思います。様々な選択肢があったかと思いますが、なぜこんなに急いで次のお仕事をはじめるのでしょう?

「ただ"タイミング"なんです。私、先のことが考えられないタイプなんですよ(笑)。例えば、新人公演の主役をやらせていただいた時なども、「どういう男役さんになりたいですか」と取材で訊かれたりもしたのですが、何も出てこなかった。目の前に与えられたものをやらないと、次にいけない、成長できない。なので、あまり先を決めず、その時の直感で「ああしたい、こうしたい」と選んでやっているんです。なので、退団の前は本当に『るろうに剣心』のことを考え、高荷恵のことだけを考え、舞台に取り組んでいました。そして今回『グレイト・ギャツビー』のお話を頂き、これも縁かな、と。確かにタイミング的に早いかもしれませんが、また新たに外の世界で舞台に立てることが、すごく嬉しいです
gatsby02_04_MSN2955.jpg

――もともと宝塚退団後は、女優の道へ進もうと思っていらしたんですか?

「いえ、全くなかったんです。退団を決めた時はまっさらな状態で、何の考えもなかったんです。タカラジェンヌとして、舞台人としてすごく充実していたからこそ辞めようと思ったので、その先は本当に決めていなくて。まわりからもよく何をするのかと訊かれたんですが、「わからないです、バイトかな...」とか言って、みんなに驚かれたくらい(笑)。本当に、バイトでもしながらゆっくり決めようかな、って思ってたんですよ」

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ