げきぴあニュースの最近のブログ記事

三谷幸喜 作・演出「ショウ・マスト・ゴー・オン」のキャストがついに発表になった。

三谷幸喜.jpeg

"一度幕を上げたらその幕は下ろしてはならない!"という舞台人の鉄則のようなこの言葉をタイトルに、1991年に「東京サンシャインボーイズ」で初演されたものを同作のオリジナル版とし、その最後の上演(1994年)から28年の時を経て、三谷幸喜自らがリニューアル版を手がける。

ショウマスト5人組み写真.png

今回発表となったキャストは、鈴木京香 尾上松也 ウエンツ瑛士 シルビア・グラブ 小林隆 新納慎也 今井朋彦 藤本隆宏 小澤雄太 峯村リエ 秋元才加 井上小百合 中島亜梨沙 大野泰広 荻野清子 浅野和之 の総勢16名!
これまでの三谷作品を支えてきたお馴染みのチームから、初めて三谷作・演出作品に参加する新たなメンバーまでが集結した楽しみな顔触れがそろった。 「オリジナル版での舞台監督役は今度は誰なの?」「そもそも同じストーリー、シチュエーションなの?」等々は今後のお楽しみとのこと。続報を楽しみに待とう!


<公演情報>
『ショウ・マスト・ゴー・オン』

【福岡公演】
2022年11月 7日(月)~11月13日(日) キャナルシティ劇場
【京都公演】
2022年11月17日(木)~11月20日(日) 京都劇場
【東京公演】
2022年11月25日(金)~12月27日(火) 世田谷パブリックシアター

【作・演出】
三谷幸喜

【出 演】
鈴木京香 尾上松也 ウエンツ瑛士 シルビア・グラブ 小林隆 新納慎也 今井朋彦 藤本隆宏 小澤雄太 峯村リエ 秋元才加 井上小百合 中島亜梨沙 大野泰広 荻野清子 浅野和之

【企画・製作・お問合せ】
シス・カンパニー TEL:03-5423-5906
(営業時間 平日11:00~19:00)

チケット購入はこちら

★げきぴあを見た方限定★

現在ぴあ半館貸切公演にて、本記事を見た方限定で割引販売を実施致します!

詳細はページ下部よりご確認ください!!

げきぴあ③.jpg

イギリス冒険小説家ジョン・バカンの小説「三十九階段」と、この小説を原作に制作された巨匠アルフレッド・ヒッチコックの映画『三十九夜』という2作を元に舞台として制作され、ブロードウェイにも進出した「THE 39 STEPS ザ・サーティーナイン・ステップス」がウォーリー木下の演出により上演される。

ひょんなことからある陰謀に巻き込まれる主人公・ハネイを演じるのは、本作が単独初主演となる平方元基。

ウォーリー木下の上演台本で"ハイパーコメディ"として生まれ変わった本作について木下と平方に話を聞いた。

――先日の下着姿での製作発表会見でみなさん「観たことがないような作品」「ジャンル分けが難しい」とおっしゃっていました。どういう部分が「見たことのない」作品なのか? ヒントをお願いします。

平方:なんとも言えないものが観られるってことじゃないでしょうか? ミュージカルとも、ストレートプレイとも言えない。「そもそも演劇をカテゴライズする必要があるか?」ということですよね。

それ(カテゴライズ)って、ものを棚に整理するために必要な名前みたいなものに過ぎなくて、でもそれは今回必要がなくて、今、目の前で繰り広げられていること全てがお芝居だとしたら、(本作は)そういう体験だと思います。

何なのかわからなくても観ていて面白い。そこが僕たちが今回やる作品の一番の長所だなって。演劇の「はじまり」みたいなことをしている感じがしませんか?げきぴあ①.jpg

木下:"ごっこ遊び"みたいなことをしていますからね。でも見ている人が、何をやっているかわかんないということはないと思うんですよね。

ちゃんと筋はあるし、昔のヒッチコックの映画が好きな人は、そういう視点からの面白さもあるし、原作映画を全く知らなくてもこんな表現があるんだと思う人もいると思います。

1930年代の映画の撮影をしている」という設定なんですけど、その頃のアナログな映画のつくり方と演劇で僕らが"ごっこ遊び"をしているのがリンクしていくような演出になっています。どの世代の人に観てもらっても楽しみ方がいろいろあると思います。

平方:まだお稽古している段階ですが、毎日「生きてるぅ...!」と思うんですよね。その感覚を持ったまま本番でお客様を客席に迎え入れたら、「生きてるぅ...!」の"先"にたどり着くのではないか?と思います()

それが見えそうな手応えもあるし、こんなに役者をやっていて嬉しい気持ちになるような稽古場ってそうそうなくて。こんな気持ちにさせてくれる稽古場でこの後、何が見えるのか・・・?我々がお客様と共鳴した時に、これまで見たこともない景色が見えるんじゃないかと思っています。

お客様が観に来てくださらないと、僕らがどんなに熱を持っていても伝わらないですし、劇場で観てこその作品だと思うので、僕らの熱と喜びを受け取って頂けたら嬉しいです。というか、純粋に楽しめると思います(笑)!

げきぴあ②.jpg

――稽古を進めていく中での平方さんの印象について教えてください。

木下:稽古場全体に気配りができているし、まさに"座長"ですね。稽古場の空気ってそのまま作品の空気になるものなんですよ。演劇が他の表現と違うのは、1か月ほどの稽古期間で寝食を共にするくらいの濃密な交流を経てできあがるってことで、それこそケンカして絆が生まれたりもします。

そういう本番にむけた真剣な遊びの空間を作ることに、平方さんが誰よりも楽しんでくれていることで、みんなはそれを信じてやっていればうまくいくだろうなという雰囲気になっていますので、本当に助かっていますね。

げきぴあ⑤.png

"単独初主演"の重圧は「全くない!」

――平方さんにとっては本作が初の単独主演舞台となりますが、"座長"を意識する部分はあるんでしょうか?

平方:本当にないですね。全くない! どこでもこんな感じです(笑)。

街で声を掛けられてもここでしゃべっていても。よそ行きの"仕事モード"の自分とかにすごく憧れていて...()

木下:とても怖い先輩がいる現場とかに行く時どうしているの(笑)? ちょっと私語が出ると「静かにしてくれない?」とか言われることはないの?

平方:「あ、やべっ!」とか言っちゃうかな(笑)。それでも可愛いがられちゃうんですよね。そういうところは意外と策士なのかも...?()

――"単独初主演"ということで背負うものだったり、プレッシャーも...?

平方:それもすごく聞いていただくんですけれど、無さ過ぎて...(苦笑)。これまでコツコツやってきたという自負は多少ありますが、ただ目の前のことを一生懸命やり続けてきたというだけなんですよね。

「主演」とか「単独初主演」というものは、そういう立場を周りや作品が与えて下さるものであり、自分が何かをやったから、そこにたどり着いたという風には思っていないです。

それが素晴らしいものだと周りの方々も教えてくださいますし、もちろん自分でもそう思います。でも、そういう機会にめぐり合えるのも、自分というより、周りの方々がこれまでやってきてくださったことの思いのかたまりであり、"ご褒美"というか、僕が「単独初主演なんですよ」と言うものではないのかな...? と思うんです。

背負うプレッシャーってないならない方が良くないですか? みんな大変だもん()

――製作発表会見で平方さんは「ハネイは変な正義感を持っている」ともおっしゃっていました。女性にもモテるし、どこか放っておけないところもあるのかなと思いますが、ハネイの魅力ってどういう部分にあると思いますか?

木下:もともと僕はヒッチコックの映画が好きで、ああいうタイプの役柄って多いんです。

今回はよりコメディにするために少しオーバーになっているんですが、意外と普通の感覚を持っている人が主役だったりするんですよね。普通の感覚の人が、何かに巻き込まれたり、"受け"の状態で物語が進んでいく中で、自分の中の新しい何かを発見したり、出会いによって変わっていくみたいなのが多いんです。

存在さえしていれば、受けていく中で勝手にハネイというのは作られていくのかもしれないし、稽古の初日から、僕の中では筋は通っていたんですよね。それは(翻訳の)小田島恒志さんも言っていたけど、平方さんは本を読み込んできているから、あとは共演者によって変わっていくので、それを今まさに稽古場でやっていて、そういうところもハネイっぽいなという印象です。

平方:「愛」って言葉を使うんですよ、ハネイは。結局、それは自分が一番弱かったところであり、欲しかったものなんだと思うんです。そういうのが見え隠れする感じが、自分で演じている役柄なんですけど、たまらなく愛おしいというか「わかりますよ!」という瞬間がたくさんあります。

ちょっと間抜けだったり、カッコつけたいのにつけきれなかったり...。相手を好きだと思いつつ、いっぱいいっぱいになると「バカじゃないのか!」と叱責してしまうところもあったり。

何だろうな...? 魅力って(笑)。すごく周りを気にしているのにどこかワガママだったりするんですよね。自分の中で欲望がしっかりとあるのかな(笑)? ハネイ自身、自分の性格をわかっていたら、あんな冒険には出ないと思うんですよね。撃ち殺されそうな状況に自ら入っていくなんてすごいなぁと。僕だったら絶対にやらないです()

木下:やりそうだけど(笑)。

平方:撃ち殺されそうな状況ですよ(笑)?

木下:僕は今回「はじめまして」ですけど、その辺りがちょっとハネイと親和性が高い心を持っているなと感じますね。

平方:自分の知らないことにものすごく興味が湧くので、そこかもしれない! 興味があって、それが自分にとって「面白そう」とか「知りたい」とか思考する前に心が先に動いちゃう! でも結局、問題が後から噴出してきて。それが(本作では)ドラマになっていくけど、普段、生きている僕としては大変ですよ(苦笑)。

取材・文・撮影=黒豆直樹

げきぴあ④.jpg

THE39_宣材組写真002.jpg

<公演情報>
5/1(日)~17(火) シアタークリエ (東京都)

★げきぴあを見た方限定★

現在ぴあ半館貸切公演にて、本記事を見た方限定で割引販売を実施致します!

販売ページは下記URLよりご確認ください!!

チケット購入はこちら

チケット情報はこちら

上演決定の第一報の後、続報が待たれていた舞台「ザ・ウェルキン」の詳細が発表になった。 THE WELKIN2.jpg 本作は、「チャイメリカ」(2013 年上演)でローレンス・オリヴィエ賞最優秀作品賞を受賞し、英国期待の若手劇作家として注目をあつめるルーシー・カークウッドの新作として、コロナ禍直前の2020年1月下旬に、英国ナショナルシアターで開幕。ロックダウンで中止になるまでの限られた期間の上演だったものの、若い観客層を中心に大喝采を浴びた人気作だ。本作のタイトルは、「天空」を意味する英語の古語。神の使いなのか、科学の予見なのか、75年ぶりに「天空」に舞い戻る大彗星(のちにハレー彗星と命名)を待つ18世紀半ばの英国辺境を舞台に、現代にも残る女性たちが受けてきた苦難の歴史が、陪審員審議の会話の中でドラマチックに描かれる。
出演は、吉田羊大原櫻子鷲尾真知子梅沢昌代那須佐代子峯村リエ明星真由美那須凜西尾まり豊田エリー土井ケイト富山えり子恒松祐里という総勢13人の女優陣と、土屋佑壱田村健太郎と声で出演する段田安則が、物語にスパイスを加える。演出を手がけるのは昨年9月・新国立劇場小劇場での『友達』(作:安部公房)での演出も記憶に新しい加藤拓也。加藤にとっては本作が初めての翻訳戯曲演出となる。

~STORY~
1759年、英国の東部サフォークの田舎町。人々が75年に一度天空に舞い戻ってくるという彗星を待ちわびる中、一人の少女サリー(大原櫻子)が殺人罪で絞首刑を宣告される。しかし、彼女は妊娠を主張。妊娠している罪人は死刑だけは免れることができるのだ。その真偽を判定するため、妊娠経験のある12人の女性たちが陪審員として集められた。これまで21人の出産を経験した者、流産ばかりで子供がいない者、早く結論を出して家事に戻りたい者、生死を決める審議への参加に戸惑う者など、その顔ぶれはさまざま。その中に、なんとかサリーに公正な扱いを受けさせようと心を砕く助産婦エリザベス(吉田羊)の姿があった。果たして、サリーは本当に妊娠しているのか? それとも死刑から逃れようと嘘をついているのか?
なぜエリザベスは、殺人犯サリーを助けようとしているのか...。
法廷の外では、血に飢えた暴徒が処刑を求める雄叫びを上げ、そして...。

THE WELKIN.jpg


<公演情報>
『ザ・ウェルキン』

【東京公演】
2022年7月7日(木)~7月31日(日)Bunkamura シアターコクーン
【大阪公演】
2022年8月3日(水)~8月7日(日)森ノ宮ピロティホール

作:ルーシー・カークウッド
演出:加藤拓也
翻訳:徐賀世子
出演:吉田羊 大原櫻子
鷲尾真知子 梅沢昌代 那須佐代子 峯村リエ 明星真由美 那須凜 西尾まり 豊田エリー 土井ケイト 富山えり子 恒松祐里 土屋佑壱 田村健太郎 他
(声の出演) 段田安則

お問合せ:シス・カンパニー
03-5423-5906 (営業時間 平日11:00~19:00)

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

近年では「風博士」「お蘭、登場」など、これまで数多くの人気作を生み出してきた<劇作家:北村想×演出:寺十吾×シス・カンパニー>の最新作「奇蹟 miracle one-way ticket」が本日3月18日(金)に開幕する。当初3月12日(土)開幕予定だったが、稽古期間中に主演:井上芳雄の新型コロナウイルス感染が判明し、開幕への充分な稽古期間を確保するため、3月12日~17日の計6ステージを中止した上での、満を持しての開幕となる。

写真提供:シス・カンパニー

kiseki_01.jpg

本作は「記憶を失くした名探偵」(井上芳雄)と、語り部を務めるその親友(鈴木浩介)が辿る不思議な謎解きの旅。まるで戻るあてのない"行ったきり"の「片道切符」を手にしたかのように、過去から現在へと連なる謎が眠る森へと進んで行く。ミステリアスなタッチの謎解き話でありながらも、そこは北村想ならではの自由奔放に弾けたイマジネーションが紡ぎ出す世界は、どこか飄々とした "オモシロ感"たっぷりに、「名探偵と親友」の新たなバディ・ストーリーが繰り広げられる。そんなバディに次々と謎を運ぶ、井上小百合岩男海史瀧内公美大谷亮介の活躍にも注目したい。

kiseki_03.jpg

kiseki_02.jpg

~STORY~
男の名は、法水連太郎(のりみずれんたろう/井上芳雄)。警視庁などのコンサルタントも務める私立探偵である。そして、何かとこの探偵を支えてきたのが、高校時代からの親友で、現役の医師である楯鉾寸心(たてほこすんしん/鈴木浩介)だ。
ある時、探偵・法水が残した「危急の依頼あり、出かける」との書き置きを見て、楯鉾は法水を追いかけ、深い森へと迷い込んだ。そこで、傷を負い深い眠りについた法水を見つけ出したのだが、目覚めた探偵はあたりを見回し、こう口を開いた・・・
「誰だかワカラヌ私は、何処だかワカラヌここで何をしているのだ・・・」
探偵は、この"迷いの森"から何の依頼で呼び出されたのか・・・。
一体、依頼者は誰なのか?そんな疑問を胸に、記憶を失くした名探偵とその親友は、出口の見えない森の奥深くへと歩を進める・・・ そこに次々と現れる謎に満ちた人々は、現実なのか、はたまた忘却の記憶が生んだ幻なのか・・・

kiseki_04.jpg

初日を前に、出演する井上芳雄、鈴木浩介、井上小百合からコメントが届いた。

【井上芳雄 コメント (法水連太郎)】
これまで経験したことがない謎が多い台本で、一読しただけでは想像もつかない・・・というのが最初の印象でした。でも、多くの可能性を秘めている作品だとも感じました。「今」と確実につながっている新作に取り組めるのは本当に贅沢で幸せです。それこそ、「奇跡」のように思えます。
お客様にも、一緒に物語の謎解きを楽しんでいただきながら、思ってもみなかった豊かな泉のようなものを見つけていただきたいですね。
今回、皆様にはご心配とご迷惑をおかけしてしまいましたが、いよいよ新たな初日が開幕します!劇場でお待ちしています。
そして、今回はもちろんストレートプレイなのですが、3曲のオリジナル曲も劇中で歌います。こちらも是非お楽しみに!

【鈴木浩介 コメント (楯鉾寸心)】
井上芳雄君とは、同じ福岡県出身で同じ高校出身という間柄。コロナ禍を通して、いろいろな経験も共有してきましたし、今回のバディコンビを組むにあたっての絆はとても強くなったと感じています。説明セリフが多いので、それをどう表現していくかが課題ですが、演出の寺十さんが仰った「想さんの戯曲を信じて、それを喋ることに徹すれば心地よくなってくる」という境地を目指しています。舞台はお客様が来てくださって初めて完成するものです。皆さんにとっても大変な状況とは思いますが、是非劇場に足を運んでいただけたら幸せです!

【井上小百合 コメント (マリモ・マリモ中)】
いろいろな要素が詰まった複雑な戯曲なので、当初は実際にどう演じたらいいのか、、、どうしても答えを探そうとしていたんです。でも、作者の北村想さんが「ツジツマが合うものを作ってしまったらつまらない」と仰って、「なるほどなあ、人生に答えなんてないよなあ」と思いました。まるで稽古場の全員が「迷いの森」に入り込んだみたいだったんですが、アイデアを持ち寄って皆で探りながらワークショップのように稽古を進める感覚が本当に楽しくて!大事なのは、答えや結果ではなく、『楽しんだ時間』なのかもしれないなあとふと思いました。劇場で、お客様も一緒に森に迷い込んだ感覚になって楽しんでいただきたいです!お待ちしています!

kiseki_05.jpg


<公演情報>
『奇蹟 miracle one-way ticket』

【東京公演】
2022年3月18日(金)~4月10日(日) 世田谷パブリックシアター
【大阪公演】
2022年4月13日(水)~4月17日(日) 森ノ宮ピロティホール

作:北村想
演出:寺十吾
出演:
井上芳雄 鈴木浩介 井上小百合 岩男海史 瀧内公美 大谷亮介

お問合せ:シス・カンパニー
03-5423-5906 (営業時間 平日11:00~19:00)

チケット情報はこちら

三谷幸喜が2018年末に放ったオリジナル・ミュージカル「日本の歴史」。この待望の再演が2021年夏に決定した。
もともと歴史好きで知られている三谷幸喜は、近年多くの歴史ドラマや舞台を手がけ、2022年放映予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も執筆するなど、もはや単なる「歴史好き」の枠を越えた脚本家。その独自の着眼点とアイデアは止まることを知らず、エンターテイメントの姿を通して、改めて歴史の面白さや奥深さを語りかけてくれる存在だ。
2018年に初演した本作は「卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年に亘る日本の歴史を凝縮」した大河ミュージカル。
60人以上にも及ぶ歴史上の人物たちや市井の人々を、たった7名の俳優陣たちが演じ・歌い・踊ることで紡いでいくという大胆な構成に加え、脈々と次世代につながっていく人間の因果のドラマと、ただの歴史の出来事の羅列ではない骨太な物語が展開し、大好評を得た。長きにわたって三谷作品の世界観を支えてきた作曲家:荻野清子によるキャッチーなメロディーも秀逸な一作だ。

nihonnorekisi_sai.jpg

出演は、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに加えて、段田安則が参加。唯一無二の歴史ミュージカルの再演に期待が膨らむ。

・ ・ ・ ・ ・

<公演概要>
【東京公演】2021年7月上旬~中旬 新国立劇場中劇場
【大阪公演】2021年7月下旬 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【作・演出】三谷幸喜
【音楽】荻野清子
【出演】中井貴一 香取慎吾 新納慎也 段田安則 / シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加

・ ・ ・ ・ ・

アメリカが誇る20世紀最大の喜劇作家 ニール・サイモンによる『23階の笑い』を、日本を代表する喜劇作家である三谷幸喜が演出を手がけ、2020年12月に世田谷パブリックシアターにて上演されることが発表になった。

23kainowarai.png

出演は瀬戸康史、松岡茉優、吉原光夫、小手伸也、鈴木浩介、梶原善、青木さやか、山崎一、浅野和之と三谷作品常連のベテランあり、初めての顔合わせありと多彩な顔触れがそろった。

Neil+Simon+photo.jpg

ニール・サイモンといえば、その作品だけでなく、脚本家・三谷幸喜の原点を知る上で欠かせない存在として語られることが多い喜劇界の巨星。大学在学中に見た舞台『おかしな二人』(演出:福田陽一郎)が、その作家人生のきっかけのひとつだったという三谷幸喜は、敬愛の念が強いがゆえにニール・サイモン戯曲演出は長く封印してきたという。三谷が初めて"恩師の作品"を演出したのが2013年上演の『ロスト・イン・ヨンカーズ』。それから7年ぶりとなる今回、2度目のニール・サイモン作品の演出に向き合う。

三谷幸喜.jpeg

『23階の笑い』は1993年から1994年にかけてブロードウェイで上演された作品だが、物語の舞台は1950年代のテレビ業界の裏側。
作品に自伝的要素を盛り込んできたニール・サイモンらしく、この作品も彼が実際に大物コメディアン シド・シーザーの下で放送作家・コメディ作家として下積みの時期を過ごしていた体験がリアルに描かれていると言われている。マンハッタンの高層ビルの23階に構えた事務所に行き交うテレビマン、人気コメディアン、若手作家たちが織り成す人間模様、人情の機微、そして何よりも渦巻く笑いの数々。上演を期待せずにはいられない。

<現状の公演概要>
作品名:23階の笑い
(原題:Laughter on the 23rd Floor)
作:ニール・サイモン
演出:三谷幸喜
翻訳:徐賀世子
上演時期:2020年12月
会場:世田谷パブリックシアター (東京公演のみ)
出演:瀬戸康史 松岡茉優 吉原光夫 小手伸也 鈴木浩介 梶原善 青木さやか 山崎一 浅野和之
一般前売開始:2020年11月頃予定

 
2020年初頭から全世界を巻き込み、私たちの日常を一変させた新型コロナウィルス。
この影響で、エンタテインメント界も多大なる大打撃を受けてしまっています。
演劇では、2月26日に政府が出した「大型イベントの自粛要請」以降、3月末に発令された「緊急事態宣言」を経て3~4ヵ月、ほとんどの公演が中止に。劇場は休眠してしまっています。
この業界に関わる者は個人、団体、企業、すべての人間が経済などの面で、大小の差はあれどダメージを受けています。

そんな演劇界を支援しようと、いま、様々な動きが多数立ち上がっています。
そのうちのひとつ、<舞台芸術を未来に繋ぐ基金>、通称<みらい基金>は、活動停止を余儀なくされた舞台芸術に携わる出演者・クリエーター・スタッフに対して今後の活動に必要な資金を助成する公益基金

スタート時はクラウドファンディングでの支援を募りますが、その後も長期的に活動を続けていく基金であることが公言されています。

200人(団体)を超える俳優、スタッフ、関係者が<賛同人>として名を連ねるこの基金では、その多彩な賛同人たちが無償ボランティアで出演するオリジナル配信プログラム、MiraiCHANNEL(YouTubeにて配信)が活発なのも特徴。
その内容もまた、演劇の基本的知識(ex:制作とは?舞台監督とは?)からオンラインレッスン、演劇と社会のかかわりの上で必要なもの(ex:法律)とバラエティに富んでいます。

みらい基金発起人のひとりであるconSeptの宋元燮さんによると、<MiraiCHANNEL>自体は教育バラエティチャンネルで、「楽しみながら学んでもらう」ということを目的としているそう。楽しく学んで<みらい基金>へ繋がれば、ということですね。
このコロナ禍で演劇界でも様々な配信、新しいチャンネルが誕生していますが、「ただ楽しむだけではない」というところがあまり他ではみられない特徴です。

このMiraiCHANNELの6月特番に、俳優の井上芳雄さんが登場。
内容は、以前より井上さんが提言していた「日本にも、トニー賞のような賞があればいいのに!」ということをテーマにゲストと話し合うもの。

6月27日(土)13時に初回配信、その後もアーカイブで見ることができます。

 
今回げきぴあはこの収録の様子を取材。
ひと足先にその内容を、チラリとご紹介いたします!
6月特番スチール2.jpg




まず井上さんが<みらい基金>の賛同人として手を挙げたことについて。
ご自身も『桜の園』『エリザベート』と、2本の公演が中止になり、ほかにもコンサートが延期になるなど大きな影響がある中「自分もいろいろ考えた」と井上さん。

「特に若い出演者やスタッフの皆さん、もちろん自分たちも含め、困った人も多くいただろう」と語り、その中で何かできないかと思っていたことと、この基金の活動が一致したので賛同した、と話します。

先日、主催公演であるミュージカル『HUNDRED DAYS』(藤岡正明、木村花代出演)の中野公演を新型コロナウィルスの影響で中止した企画会社conSeptが、過去作の一部を期間限定で配信することを発表した。

詳細は下記。


●配信期間:2020年4月1日~30日

●配信予定作品:
『In This House~最後の夜、最初の朝~』2018初演版
『いつか~one fine day』
『In This House~最後の夜、最初の朝~』2019再演版
※In This House 2019再演版の映像は販売中のDVDとは別会場のものとなります。
※配信は有料となります(1回のレンタル購入で48時間ご覧いただけます)。
※動画は観客席最後部からカメラ1台の定点で撮影されたものです。

視聴方法等のより詳しい情報は配信サイトよりご確認を。
www.conseptmovie.com


なお、今回の配信の収益は出演者、クリエイターに還元するのみならず、COVID-19対策現場にも一部寄付をするという。配信にいたる経緯、思いを代表の宋元燮氏がブログに記しているので、そちらもご一読されたい。
https://www.consept-s.com/blog/2020/03/31/3272/

チケット情報はこちら

 
1月末から『CHESS THE MUSICAL』が開幕します。
chess2020-1-01-123.JPG
『CHESS』は米ソ冷戦時代を舞台背景に、チェス世界一の座を争うふたりの男性、その間に翻弄されるひとりの女性のドラマを描き出す物語。
音楽をベニー・アンダーソン&ビョルン・ウルヴァースというABBAのふたりが手掛け、コンサートバージョンで上演されることも多いほど音楽性の高いミュージカルです。
実際、劇中歌『One Night in Bangkok』は全米3位、『I know him so well』は全英1位にチャートインした大ヒット曲で、欧米圏では『CHESS』というミュージカルを知らなくても、これらの楽曲は知っているという人も多いとか。

日本では2012年・13年にコンサート版、2015年にミュージカル版で上演されていますが、今回は演出、キャストを一新。新生『CHESS』が誕生します

そして出演者が超豪華!
ラミン・カリムルーサマンサ・バークスルーク・ウォルシュ佐藤隆紀(LE VELVETS)をメインキャストにした、世界もうらやむドリームキャスト!!!

1月16日、稽古場の様子が報道陣に披露されました。
その模様をレポートします。

 
 

公開稽古レポート

 

披露されたのは4つのシーンですが、まずはその前に、演出・振付のニック・ウィンストンさんのご挨拶が。
ニックさん、『フォッシー』ロンドン公演のオリジナルキャストであり、現在ロンドンミュージカル界でトップ10に入る振付家と称されています。日本では2017年の『パジャマゲーム』で振付を担当されています。
chess2020-1-02-004.JPG
「この『CHESS』は世界的に愛されている作品です。ABBAのふたり、ベニーとビョルンが音楽を担当し、ティム・ライスが原案・作詞を担当しています。ティム・ライスのほかの作品......『エビータ』『ジーザス・クライスト=スーパースター』と同様、コンセプトアルバムから始まり、当時大変なヒットとなりました。その後1986年にウエストエンドで開幕、3年間ロングランが続きました。
ただ、『キャッツ』『オペラ座の怪人』『レ・ミゼラブル』などのメガヒット作と違い、確固たる演出がないまま世界で上演が重ねられている作品です。だからそれぞれの『CHESS』が、それぞれにオリジナルになる。今回の公演もまた、オリジナルです。そして今回恵まれたことに、とても素晴らしいキャストがいます。(日本勢も)難解な英語をしっかり学び、さらに複雑な振付を覚え、頑張っていただいています。本当にこの素晴らしいカンパニーに恵まれ幸運です。皆さんにとっても本作は、一生に一度しかないような貴重な経験になるはずです」

......というお話が。
なおニックさんの語った「『CHESS』には固まった演出がない」ということについては、後ほど質疑応答でさらに深いお話が出ていますので、後半でご紹介します。


さて、披露されたのは4つのシーン。
メインキャスト4名、それぞれの見せ場となる場面です。
ちなみに全編、英語(日本語字幕あり)です!

 

♪The Story Of Chess
冒頭のナンバー。
チェスというゲームがどういう起源をもっているのか、といった内容の歌をアービターが威厳を持って歌う曲です。chess2020-1-11-006.JPGアービターは"審判"。冷静・冷徹にルールにのっとり、ゲームを司っていきます。
演じるのは佐藤隆紀さん。
chess2020-1-12-024.JPG
この曲、荘厳でありながら複雑なメロディラインを持つナンバーなのですが、豊かな声を持ち、正確に音を刻む佐藤さんの歌声が、アービターのルールブックたるブレない存在感にリンクしていきます。
政治や思惑をゲーム上にも持ち込もうとする人間たちに怒りをあらわにするような場面もあるアービターは、人間なのか、何か違う次元にいる存在なのか......。
chess2020-1-13-031.JPG

そしていきなり、アンサンブルさんのダンス&フォーメーションが、すごい!
ダンサー出身の振付家 兼 演出家、ニックさんらしい、凝ったシーンになっています。
なお舞台にはご覧のように大階段が設置されており、奥行き・高低にバリエーションがつき、想像力も広がります。chess2020-1-14-011.JPGchess2020-1-15-019.JPG

チケット情報はこちら

劇団四季が上演しているミュージカル『ライオンキング』が12月20日、日本初演から21周年を迎えた。1998年12月20日に旧四季劇場[春]のこけら落とし公演として開幕以来、東京では日本演劇史上初の無期限ロングランを継続中(現在は四季劇場[夏]にて上演中)。観客動員数はのべ1260万人を超えるというから、日本人の約10人にひとりは観劇している計算になる。
LK21th-01IMG_0577.JPG

作品はアフリカのサバンナを舞台にした、ライオンの子シンバの成長物語。"生命の連環"という深遠なテーマを内包する壮大なストーリーが、インドネシアの影絵や日本の歌舞伎・文楽などアジアの伝統芸能要素を盛り込んだ美術、アフリカンビートが力強い印象を残す楽曲で描かれていく。目にも耳にも刺さる独創的なミュージカルで、世代問わず幅広い層に受け入れられている、まさに"ミュージカルの王者"だ。
LK21th-02IMG_0567.JPG

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉