谷賢一の最近のブログ記事
こんばんは、窮鼠猫を噛む演出家、谷賢一です。
こんなね、「こんばんは!」なんて、ポップに御挨拶することも憚られるくらい、
酔っております。荒れております。考え続けております。
だって、あと数日で小屋入りですもの!
今日は、12時からワークショップを行い、
そうして一時半から通し稽古を行い、
さらには四時から五時までダメ出しを行い、
その後四時間返し稽古を行い、
更にその後紅一点・佐藤みゆき嬢と近所の居酒屋で延長戦をやりながら、
あーでもないこーでもない、
明日はこうやってみよう、こんなこともできるかもね、
いやお前はここがよくない、でもごめんここはよかった、
と、やたら複雑な話をしておりました。
こんにちは、『ヌード・マウス』作・演出の谷賢一です。
今晩も酔っ払っています。毎日飲んでいます。早く死にたいです。
さて今日も、俳優イジメのような早朝通しを行った後(前回記事参照)、
返し稽古をたっぷりやって、その後、三時間に渡るスタッフミーティングを行いました。
しんどかったです。雪も降ってたし。
雪が降ったらあらゆる社会活動は停止していいと思います。
みんなそう思ってるでしょ?
いや実際そんなこと言って現場に来ないスタッフ/俳優がいたら、
こっぴどく口汚く罵り倒しますが。
スタッフミーティング。
僕はこの時間が大好きです。
「舞台は一人の力では作れない」
「みんなで作るもの」
そんなもの綺麗事だよ!
大抵は演出家が全部決めちゃうんだよ!
自分で決める覚悟がないやつは、演出家やめちまえ!
こんにちは、ヌード・マウス、稽古もあと3日を残すばかり、
というところの、板橋区在住の劇作家・演出家、谷賢一です。
最近のお気に入りのモビルスーツはバイアランです。
今日は午後イチで通し稽古をしてからひたすら返し、
という、なかなかハードな一日でした。
何がハードかと言えば、そりゃ俳優です。
もちろんアップはするにしても、朝イチで通しなわけです。
いろんな人が「マチネは怖い」と言って、マチネの日には念入りにアップをしたり、
あるいはワンシーン返し稽古をしてから本番に臨んだりしますが、
今日の僕はへらへらと開始時刻ジャストに稽古場に現れ、
「最高のものを見せてくれ! よーい、はい!」
とキューを送ったら、あとは二時間、見てるだけでした。
(実際には地下鉄の乗り換えの際、さまよえるイタリア人に道案内なぞしていたら一本乗り逃し、
到着が大幅に遅れた、というのが真相ですよ!)
こんにちは、ハトとサムライを愛する愛妻家、谷賢一です。
今日は出演者陣の髪を切ったり整えたり、というイベントがありました。
髪型!
恐ろしい話です。
今回、メイク・ヘアメイクを担当してくれている大宝さんが仕上げてくれたのですが、
やはり細かい話になるわけです。
前髪はどれくらい残す、襟足はどうする、整髪料はどうする、イメージはどうする、
これくらい攻めていいか、ここは残した方がいいか、役をどう見せたいのか。
普段は心底、男の髪型なんか心底どうでもいいと思って生きている僕なので、
「はぁ、へぇ、そうですね、ちょっとサディスティックな感じに」
「ふむ、なるほど、でもですね、もうちょっとワイルドかつ無頼漢な感じで」
「長い」
「短い」
「ちょうどいい」
などとわかるようなわからないような言葉をかけながら、
出演者たちの髪が切られていく様を、眺めております。
ふだん僕は、稽古があまり好きではありません。
稽古は大変です。とても疲れます。
稽古をしないでいいお芝居が作れれば、やりたくないです。
しかし今回の稽古は楽しい。何故だろう?
今日は佐藤みゆきが部屋の入口に立ち、山本亨を見つめただけで、
胸が熱くなるものがあった。
感傷だろうか? 感傷だろう。
今まで脳内に渦巻くだけであった人物の影、幻、想念が、
立体化され音声化されたという、作家のくだらない感傷である。
演出をするためには、そんな感傷を振り捨てなければならない。
山本亨の真摯さと対応・変化の速さに舌を巻く。
佐藤みゆきは賢い。一手ずつコマを進めてくる。
大原研二は挑戦的になっているから、いい状態だ。
増田俊樹は素材の良さ、ポテンシャルの高さを輝かせ始めた。
今日はお酒を控えます。
ヌード・マウスという作品の、作と演出をしております、谷賢一です。
あけましておめでとうございます。
いい年末年始を過ごしました。
ヌード・マウスのネタバレ全開リーディング公演を終え、評判も上々、その後の出演者との稽古・交流を通しても、大変に手応え大きく、本来のわたし以上のわたしによる作と演出をやれそうな、そんな予感です。
出演者が素晴らしいですよ。
山本亨さんとは魂の交流をしました。新宿ゴールデン街で。尊敬すべき舞台人の大先輩です。
佐藤みゆき嬢とは念願叶っての一騎打ちです。賢い子です。強い子です。
大原研二くんの存在には助けられます。笑いと涙を舞台に約束してくれます。
そして増田俊樹くんからは色気と華をビンビン感じ、真摯な姿勢にも信頼を預けています。
相変わらずコーヒーとリポDとウイスキーを交互に飲みながら、頑張っています。
作品の内容やその他の案件については、また後日。
味の抜けたアンチョビの無力さについて考えた夜の谷賢一でした。