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げきぴあブログをご覧の皆さま、こんにちは。FUKAIPRODUCE羽衣です。

新作公演『ピロートーキングブルース』、本多劇場で開幕の6月20日(木)まで間もなくとなりました。
新メンバー・松本由花が綴る出演者紹介も最後になります。第六弾は、主宰の深井順子とそして、自身のことを。上演は、6月23日(日)まで、です。皆さまのご来場を心よりお待ちしております。

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(FUKAIPRODUCE羽衣『春母夏母秋母冬母』公演より 撮影・金子愛帆)

深井さん。深井さんとは、大学の講師と教え子という関係から始まり一年が経ちました。深井さんとの出会いはイコール羽衣との出会いで、小っ恥ずかしいのですが、運命のような、今はそれ以外の言葉が思いつかないので当分は運命と呼びたいです。

若い!パワフル!キン肉マンの擬音でいうと「パワワ」なひと。だと思いきや、『春母夏母秋母冬母』を観た時にはその愛の深さに驚かされ、心がふるえたことをよく覚えています。同期の学生で「途中まで深井さんって気づかなかったー」なんて言っていた子もいました。

さすがに失礼ですが、それだけ舞台での生き様は、閃光のようなきらめきと、もの悲しげな瞳で語られているといたのだと、おもいます。

ねじ曲がった見方をしないひとで、絶対おへそからこちらを向いてくれる、すごく体力の要ることを当たり前にできてしまうのでたまに心配になります。出会う人すべてとそういう向き合い方をするので、心霊スポットとか行くと何人か連れてきちゃうタイプでしょう。

そんなわけで、深井さんの前では自由になれます。心も体も、恥かかないために恥をかけるというか。

天真爛漫だけど絶対あぐらはかかないし、羽衣のメンバーと作品を一番に愛することを義務ではなく能動的にやってのけます。キン肉マンの擬音でいうと「ムゲンダイ」です。その傍ら、自分自身はめいっぱいの時間をもって努力して魅せていくのだから、たまの無茶ぶりはご愛嬌です。


本多劇場に向けてここまで上がってこい、というよりは、一段ずつ共に歩んでくれている深井さん。登りきった目の輝き、ほの香るやさしさやかなしみ、ぜひ『ピロートーキングブルース』で観ていただきたいです。


・・・と、ここまで、羽衣メンバー11人を紹介してきましたが、すこしでもひとりひとりの魅力が伝わっていたら幸いです。

そして、最後に厚かましいのですが、(糸井さん含め)13人目のメンバーになりました、松本由花です。5月より新メンバーとして加入し、『ピロートーキングブルース』にも出演いたします。

歳の差なんて!ですが今のところ最年少、21歳です。どちらかというとおキャンでもチャーミーでもありません。記事でも触れてきましたが大学で演劇を専攻していて、深井さんに出会い、何の幸運かすくい上げていただきました。羽衣の好きな曲は、うーん、迷います。今度聞かれたとき答えられるようにしておきます。最近移動中に聴いているのは『fourteen sex blues』です。

このblogを読んでいる方の多くは羽衣を愛してくださっているのでは、と思いますが、私も同じように羽衣に魅せられ、心揺さぶられた人間の一人です。

羽衣をあえてマクロな場所にたとえるなら、やっぱり宇宙になるのでしょうか。宇宙には光も闇も、生も死も、愛も孤独もあるから、そう思うと星になったきもちです。できれば恒星がいいです、いつ超新星爆発が起きてもいいように全力で生きていくことが理想です。

何年か経ってからこの記事を読みかえして「いやこの人はもっとこうだよ!」とか「何わかった気になってんのよ!」と思えるような時間を過ごすことを目標に、もちろん表現者としての向上も含め精進します。これから末永く、よろしくお願いいたします。

さいごに、何はなくとも、FUKAIPRODUCE羽衣第24回公演『ピロートーキングブルース』で皆さまにお会いできること、メンバー一同たのしみにお待ちしております。最後までご覧いただき、ありがとうございました!

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文・写真 松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
舞台写真(『春母夏母秋母冬母』)撮影・金子愛帆

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げきぴあブログをご覧の皆さま、こんにちは。FUKAIPRODUCE羽衣です。

いよいよ6月20日(木)~新作公演『ピロートーキングブルース』が本多劇場で開幕いたします。

新メンバー・松本由花が綴る出演者紹介も残り僅かとなってまいりました。第五弾は、日髙啓介平井寛人です。

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渋くてかっこいいことしか言えない呪いにかかっている漢・日髙さん。付け焼き刃やかっこつけでない言葉のひとつひとつが沁みる瞬間がたくさんあります。

ただ歳をとってとか、経験をしてきたつもりのひとじゃないのが羽衣の最年長であり、あにき、です。この世で受けたもの、つまり歳も経験も、重ねているからこそ為せる厚い信頼とにじみ出る人柄なんだろうな、使い捨てしてる場合じゃないや、と気付かされます。

同じ九州の血が流れるもの同士ということもあり、いつも何気なく、けれど気にかけてくれている日髙さんの前では、時に失礼なくらいきもちが寛いでしまいます。うそのない態度、ということで大目に見てもらえているうちに改めたい所存です。

自分が燃えるだけでなく、その火で導火線を着けていくかのように周りを巻き込んでいくパワーは、即効性があって、それまであったもやもやとかしょうもないプライドみたいなものに抜群に効きます。いいくすりです。そう、でもくすりだから、そのうち免疫がつくんでしょ?と思われそうですが、そうでないから麻薬のようなひとです。自分で自分を奮い立たせるようにならなきゃ、と思います。やさしさで近づいてきて簡単に処方してくれるので。あぶない。


日髙さんなしでは『ピロートーキングブルース』は、ブルース、になり得ないかもしれません。熱いのに、ほろり、とくるような響き、耳と心で、感じてください。

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作家部の平井さん。大学の先輩です(わたしが入学した時にはやめてしまっていましたが)。

はじめは深井さんの授業にお手伝いで来ている羽衣の人、でした。なんだか影の映らないような、不思議な人で、公演をやるというので観に行った平井さん作・演出の『生きているなら愛を示せよ』には驚かされました。

目は激しさを見ていたはずなんですが、心がロマンや孤独を感じていて、ひとつ"体験"した感覚。

平井さんは自分の言葉と美学を持っている人だと思います。

頭の中というよりお腹の中に詰まっている言葉を放出しているような。お腹って自分の真ん中にあるから、理性的じゃなかったりして、放出するとき思いとどまってしまうものを、まったく無防備にさらけ出してしまうエネルギーには惚れ惚れしちゃいます。

普段わたしの目に映る平井さんは飄々としていて、でも時にあどけなかったり、

かと思えば舞台に立つとやっぱり激しくて、愛をうったえかけるようないじらしさと独特な危険な雰囲気に惹きつけられます。今回の『ピロートーキングブルース』でもその持ち味がばっちり出ているはず、です。


それでは、今日も稽古場で笑う姿に安心感を覚えた、平井寛人さんの紹介でした。


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文・松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
撮影・金子愛帆

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6月20日(木)~開幕の『ピロートーキングブルース』@本多劇場、
新メンバー・松本由花がご紹介する出演者、第四弾は、キムユス田島冴香です。

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主観ですが、意外にもクレバーなユスさん。粛々と、黙々と、何かをしていることが多いような気がします。黙々とマイクスタンドを解体し、また黙々と組み立てるなど。

男前を浪費するタイプなのでしょうか、そこまで武器にしていない様子なのにいつのまにか刃先がこぼれていて、それもまた黙々と研いでなんもなかったみたいな顔してるかんじです。そういうルーティンなのかもしれません、生き様が。

意外にもクレバー、の、意外にも、がとても失礼な気がしてきましたが続けます。もちろん外見云々の話ではないです。たまに情けない声が出たり、想定外の何かにぶつかった時のユスさんの挙動は、人としてのほどよい隙で、だからこそ心遣いもあるのだと思います。

想定外の何か、というのは、だいたいの人が察知した時点で押し黙ったり立ち止まったりしてしまうようなところを、中空を見つめながら堂々と真ん中を歩きぶち当たる、ようなイメージです。どうなっちゃうんだーと身を乗り出して見てしまいます。地下闘技場に来た人の気持ちってこんなかんじなのかな。いや、ユスさんは賭け馬にしちゃ意思があるので正確には違います。

そんなキレのあるユスさん節と、どこに連れて行かれるかわかんないジェットコースターに乗れる『ピロートーキングブルース』、おたのしみに。

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かっこいいたじまさん、ですが、中性的と言うには母性がありあまるひと。いつも自然体で飾り気ない雰囲気を持っていて、隅々まで行き届く気遣いにはあこがれます。

腰が抜けたように笑うところもすきです。舞台でも稽古場でも、その場の雰囲気に肩まで浸かって楽しんでいるのが伝わる振る舞いは見ていて気持ちよく、はっと気付かされたり、ここはたのしい場所だーと思わせられます。

たじまさんの自然体は舞台の上でも健在ですが、単なる「こういう人も必要」みたいなバリエーション的役割ではありません。歌い踊るたじまさんは、いつも全力で、鬼気迫るものすら感じます。良い意味で、今以外を生きることなんて考えてません!という光線が飛んでくるんじゃないかと思うほどです。

そういう全力さとか、かがんで肩を並べてくれるところとか、根っこの部分が深井さんに似ているようにも思います。お二人の空気感は独特で、ふと聞こえてくる会話に口元が緩むこともしばしば。


・・・と、なんだか大きな木とか空の話をしているような気分ですが、実はまだ羽衣2年生になりたてのたじまさん。もうずっといるひとのような大らかさと信頼があって、ついつい忘れそうになります。たぶん、みなさんのお墨付きのやつです。

昨年のワークインプログレス『瞬間光年』では衝撃のソロダンスを披露していましたが、なんとなんと本公演は初参加だそうです。時間とか事実って、案外あてになんないなーと思わざるをえません。

ここ数ヶ月ずーっと、瞳の奥の炎を静かに揺らしているたじまさん、本多への準備は着々と進んでいる様子です。やわらかな全力を浴びにきてください。

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文・松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
撮影・金子愛帆

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げきぴあブログをご覧の皆さま、こんにちは。FUKAIPRODUCE羽衣です。
メンバー総出で新作に取り組んでおります『ピロートーキングブルース』は、6月20日(木)~本多劇場で開幕です。23日(日)までと短い期間ですので、ぜひお見逃しなく!
新メンバー・松本由花による、出演者紹介の第三弾は、岡本陽介浅川千絵です。

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時に筋トレメニューつくったり、時にフォーメーションつけたりと活躍しつつ、とぼけることも忘れないおかもっちさん。

深井さんや糸井さんと同じく大学の先生なのですが、おかもっちさんの授業はまだ受けたことがなく。ですがたまに学内で見かけるときの歩き方の独特さたるや、一度見たら忘れられないものがあります。名簿片手にスイスイと、釣り糸で引っ張られているかんじ。

お会いするといつも、ご自分の挙動が気持ち悪くないか、怖くないか、すごく気を遣ってくださっているような、怯えているような気がします。大丈夫ですよーと言いたいです。ですがお芝居になると臆する様子ひとつ見せず、清々しい立ち姿です。

身体能力が高いーというのはご本人ふくめ周知の事実ですが、あれだけの経験値があるのに羽衣内では時に邪険に扱われ、しかしそれを気にしない、むしろサッカーゴールの遥か上まで受け止めにいっています。志が。人柄が良いってこういうことを言うのかしらと思わせられます。

持ち前のフィジカルの強さを活かして、とってもワイドな視野で空間作りを支えているだけでなく、『ピロートーキングブルース』では澄み渡るような目と心が光っています。

え?よくよく見ると、すごいことしてる!を、観に来てください。

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羽衣に加入することが決まり、ちょくちょく現場に行くようになった頃、浅川さんについては「面倒見がいい」と「気をつけろ」という両極端な情報を他のメンバーさんから聞いていました。


それから数ヶ月経ち、わたしの目に映る浅川さんは、面倒見のよい心優しいひと、ですが爆弾を投げてくることも多い、かなり愉快なひとです。気にかけて声をかけてくれているのか、自然と天然にそれに至っているのか、まだわかりかねますが、気さくなおねえさんです。

突然ちょっかいをかけてきたり、この時間が永遠に続くのではないかと感じさせるオチのない話。あんまり楽しそうにお話しするので憎むことはありませんが「時間泥棒」と呼ばれる所以は納得です。

そんな浅川さんだからこそ、他の誰かでは思いつかないようなことをナチュラルにやってのけます。

1言えば10返ってくるとはよく言いますが、浅川さんの場合は、1言うとヤンバルクイナ返ってくるみたいな。え、なんで?!というどよめきと、ていうかそれ絶滅危惧種!という奇跡をはらんでいます。


そういう突拍子もない一撃を生む瞬間の中には、何にも代え難いわくわくがあって、舞台の上での浅川さんはその一瞬の連続で生きているからこそ輝くのだと思います。


『ピロートーキングブルース』ではどんな方法で意識の外を突いてくるのか、わたしも楽しみに、さらに突き動かされるまま、わくわくの向こうを覗きにいきたいとおもいます。

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文・松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
撮影・金子愛帆

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間もなく6月20日(木)~開幕いたします『ピロートーキングブルース』@本多劇場。

100%FUKAIPRODUCE羽衣メンバーでお送りする今作、新メンバー・松本由花による、出演者紹介の第二弾は、澤田慎司新部聖子です。

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澤田さんってスーパーマンかもしれません。空を見ろ!鳥だ!飛行機だ!いや、澤田慎司だ!です。

歌もダンスも上手いだけでなく魅力的で、羽衣の公演Tシャツのデザインを担当するなど芸術的なセンスもあり、たぶん空飛べるし、透視とかもできそうです。

それでも嫉妬させないところがまた稀有で、打算的でないからでしょうか。そう考えるとニクい気もします。手持ちのものを自らひけらかすことなく、けれど求められたらニッチな角度からでも攻め込んでくる、へんなお兄さん、みたいな印象です。


『ピロートーキングブルース』では、妙ージカルに欠かせない糸井さんの音楽、の、ハーモニーを作ったりもしています。

みんなで澤田さんを囲んで音程を教えてもらっている時間は、なんだかちょっと可愛らしい空間なのかもと思ったり。生意気ながら、家族のような。その時は真剣に覚えることで精一杯ですが、こういうのって羽衣ならではの空気な気がします。澤田さんは、そういう空気をつくれる人です。

たまの下ネタ、モノマネ、悪ふざけで笑いを誘うのもさることながら、親しみを与える少年心も持ち合わせています。


『ピロートーキングブルース』でも、さまざまな角度から世界を守っています。スーパーマンなので。器用すぎる、けれどそれだけに留まらないパッションを観にきてほしいです。

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ちっちゃくてダイナミックなにいべさん。

簡単に誰かの人生を成り代わりたい、と言うのは時に無神経ですが、パラレルワールドがあったらにいべさんになってみたいです。ダンスとか歌とか、無学なのでわからないのですが、教科書的なものでないにいべさんのパフォーマンスが好きです。

これは2018年のワークインプログレス『瞬間光年』を観たときから思っていて、なので最初のほうは緊張してうまく話せませんでした。

と、言うと半分うそです。聞けばなんでも答えてくれる人なのですが、「にいべさんの歌とダンスすてきです!」なんて、誰でも言えるような言葉で伝えていいのか、、と勝手にためらっています。

しかし当のにいべさんは、服かわいいーとか、手足が長いねーとか、雰囲気変わったー?とかなんとか感じたまま好き放題言ってくださる余裕っぷりです。

にいべさんが撮るお写真も素敵なのですが、目の前の人とかものを自分の目線でまっすぐ見られる人なのだとおもいます。


心の表現が魅力的です。まずハートがあって、それに体がついてきているのだと感じます。でも天秤にかけたらハートの方がどうにもこうにも大きくなっちゃって、その一生懸命さがキュートで、胸打たれます。


『ピロートーキングブルース』で、にいべさんのハートを観に来てください。

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文・松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
撮影・金子愛帆

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げきぴあブログをご覧の皆さま、こんにちは。FUKAIPRODUCE羽衣です。

間もなく6月20日(木)~、『ピロートーキングブルース』@本多劇場が開幕いたします。
是非お運びいただけましたら、嬉しいです。


FUKAIPRODUCE羽衣メンバーで挑む、新作公演。
新メンバーになりました松本由花が、最新の稽古場写真とともに、このメンバー総出の出演者の紹介をいたします!
まずは、鯉和鮎美高橋義和です。

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この世にある癒しはすべて、元はこいわさんから湧き出ているんじゃないかと思います。歌い踊り喋るこいわさんを見るということは、癒し源泉掛け流しということです。とても贅沢です。

そんな可愛らしさの中に灯って揺れる激情は、羽衣の作品や、糸井さんの楽曲にはなくてはならない要素なんだと思います。

こいわさんといえば歌、なのですが、心が鳴っているようですごくすごく美しいです。詩とメロディーとをいちばんおいしく響かせます。悲しく儚く、可愛らしく元気に、強くおおらかに、どんな歌い方をしていても(できてしまうのも憧れます)こいわさん節があって、しかも年々磨きがかかっているというのが恐ろしいです。


こいわさんの一挙手一投足を見ていると、"女性らしさ"みたいな、今の時代じゃ一歩間違えるといやな顔をされそうな価値観に、溺れちゃっていいやーと思えます。勝手に許された気分になれちゃいます。

もちろん大前提に、人として底知れぬあたたかさがあります。羽衣に入りたてで、右も左もわからぬわたしに、いつもさりげに寄り添ってくれていました。エスパーなの?と思いじわりと涙が浮かぶこともありました。深井さんが、こいわさんにお母さんを感じる理由がわかる気がします。はだかのことを"はだかんぼさん"と言うところとか。4文字増えてます。

『ピロートーキングブルース』で、本多劇場が、下北沢が、いや日本が、こいわさんのマイナスイオンでいっぱいになったらいいのにな、と思います。  

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大学で、深井さんの授業に歌人の枡野浩一さんがゲストでいらしたいらしたことがありました。

その際、高橋さんの作った短歌を紹介するとともに、若かりし高橋さんの破天荒エピソードを聞き、やさしげな面持ちとは裏腹に、鋭いナイフのような人なのかもしれない、、という印象を抱いていました。

実際は、熱さも優しさも並外れていて、鋭く突き刺すナイフというよりは、海外の火炎放射器のような。家庭用の。家庭用でその火力?!というところがミソです。

たとえば先日こいわさんがわたしに「たまには子どもらしくして良いんだよーおねしょしたって良いんだよー」と言ってくださった時、一緒にいた高橋さんがすかさず「俺も漏らすよ!」と宣言し、撃ち抜かれました。

すべてを包み込む優しさというより、一瞬で焼け野原になったかと思いきや花が一輪、そこに残った、みたいな、そのたくましい希望のような優しさが、救いになることが何度もあるんだろうと思います。

羽衣の作品にも分厚い層をたくさん堆積させていく高橋さん。誰よりもハリのある声と、大きな体で奇妙な動き、肩から上が上下しながら笑うところなどが好きです。

誰に対しても丁寧で、たまに男性であることを忘れます。どう見てもたくましいのに不思議です。


高橋さんの火炎放射で、本多劇場、焼けちゃうかもですが、やけどとかはきっとしないので安心してご来場ください。

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文・松本由花(FUKAIPRODUCE羽衣)
撮影・金子愛帆

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2004年女優の深井順子により設立した「FUKAIPRODUCE羽衣」。5月24日に初日を迎えた今作の稽古場日誌もついに最終回。

作家部の平井寛人さんが、小屋入り日の様子を綴った稽古場日誌。金子愛帆さん撮影の、舞台写真も届きました。「FUKAIPRODUCE羽衣」の世界を、ぜひご覧ください。

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***

こんにちはこんばんは。平井寛人です。作家部という部署にて、FUKAIPRODUCE羽衣にいます。主に脚本を書いたり演出をしたりをしています。のどかな気持ちにふと陥ることもありますが、特に誰にもバレません。こっそりのんびりとした時間を集団行動の裏腹で過ごしていたりします。だいたい何とかなる上に、何でも受け入れてしまった方が良く、むしろ不干渉であることや、不干渉にされる前提で過ごして、あとで修正する方が、色々楽なことにも21歳にして気づきました。そうした、ひっそりとした思惑の中で、こっそりした視点から『春母夏母秋母冬母』の稽古場を見ていきたく思います。羽衣を覗き見するような視点での、稽古場日誌です。

舞台写真:金子愛帆

――

冬忘れて、なおも凍えて。普通に寝て食べてが出来ているだけでも幸せであると謳って、どんなに辛いときでも、友達といる時くらい、あるいは尊敬できる人に面と向かっている時くらいには心に温もりが通っているふりでもしましょうが、一人になってそんな事が嘘だったのだと分かってしまうと、現実はただただあんまりにも寒々しいものであったりもします。糸井さんの作品には温もりがあるといいます。その効能はつまりこうです。『春母夏母秋母冬母』の通しを観ました。2日続けて観ました。寒い体を包み込んで温めてくれる布団のような世界であったり、湯治に近いものを感じて、頭に残り続けるメロディ・フレーズは万年継続ホッカイロのように体を温めてくれます。現代演劇に貴重な、生活を食い破る体験型です。とてもとても厳しく冷たくなった気持ちの時の方が、力のままに優しさを本当は発揮できるとも僕は思います。続けることは何事も大変なもので、生き続ける事とて。続ける為には、何事にも理由を持つ為の工夫が必要です。

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2004年女優の深井順子により設立した「FUKAIPRODUCE羽衣」。5月24日に初日を迎える、FUKAIPRODUCE羽衣の最新公演、深井順子40歳記念 第23回公演「春母夏母秋母冬母」

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作家部・平井寛人さんの柔らかな筆致で綴られてきたこの連載も3回目です。更新されていく稽古場の様子に、いったいどんなパフォーマンスが見られるのか、期待が膨らみます!どうぞご覧ください。

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こんにちはこんばんは。平井寛人です。FUKAIPRODUCE羽衣 作家部にいます。舞台作家として今は東京を拠点に活動しています。羽衣に入って1年9カ月経ちました。早いか遅いか、濃いか薄いかで言ったら、私的な体感ですが、濃くて長い21カ月を過ごしています。よく目を少し逸らしたり眠っていたりする隙に物を盗まれますが、そもそも危険に曝される、外に持っていく時点で、失くしても仕様がないものしかないのだと決めました。いつ事故に遭うかも分かりませんが、そうなってしまっても仕方ないような。今なら刺されても仕方ないか、そう思える時でないと髪を切られるのも怖いです。そうした、ひっそりとした見解の中で、こっそりした視点から『春母夏母秋母冬母』の稽古場を見ていきたく思います。羽衣をチラ見するような視点での、稽古場日誌です。

稽古場写真:金子愛帆

――

実り熟して、秋思い出し。色んなものをなくし、それでも前に前にと進んできている素朴な生活のさなか、産声間近と、『春母夏母秋母冬母』が役者方を産婆に頭をもたげ始めている。神聖な程入込まれた光景に、視界を奪取されもした。顔つきがどこか違う。例えば舞台美術においても今回は目を見張る鮮やかさであるが、そうした色味細やかな流動にまで美的に一致し、役者方は稽古を重ねて練度を高めている。創作の場が美しい。羽衣の稽古場は多大にチームプレーだ。全員総出で、このこと――舞台が立ち上げられようとしている。誰もが作品そのものを推理するように、ことを明らかにしようとしている。保証され、オリジナルさがある。まず仕事として成立つだろう舞台と感じた。

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2004年女優の深井順子により設立した「FUKAIPRODUCE羽衣」。妖艶かつ混沌とした詩的作品世界、韻を踏んだ歌詩と耳に残るメロディで高い評価を得るオリジナル楽曲、圧倒的熱量を持って放射される演者のパフォーマンスが特徴の、FUKAIPRODUCE羽衣の最新公演、深井順子40歳記念 第23回公演「春母夏母秋母冬母」

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作家部・平井寛人さんから届いた、本公演の稽古場レポート第2弾をお送りします。

***

こんにちはこんばんは。FUKAIPRODUCE羽衣 作家部平井寛人です。普段は舞台作家として私的に活動しています。羽衣では糸井さんの楽曲のPVを作ったりしました。また今回の公演の宣伝用にと、目下新しいPVも制作中です。幼稚園に通っている頃、学友と先生と一緒に隠れんぼをしていたのになかなか見つけにこなくて、僕から探す羽目になって見つけた時には皆んな縄跳び遊びをやっていました。それを見てなんだか体が軽くなった覚えがあります。そうした、ひっそりとした働きの中で、こっそりとした視点で今作の稽古場を見ていきたく思います。羽衣をチラ見するような視点での、稽古場日誌です。

――

肌も汗ばみつつ、夏目前にて。太陽が辺りのくすんだ景色を、ときには眩くイタズラに鮮やかに粟立たせる中で、一際強く日常の風景から切り出されようと『春母夏母秋母冬母』の舞台があらゆる面から築き上げられていっている。一週間ぶりに観た稽古場は、糸井さん不在の役者御両人による自主練の場だった。緊張感に歯止めを感じられない程、スリルを影にしていた。何を落として何が遅れてきても、意に介さず進み作るしかないのだという逞しさがあった。影を落として、進めてwildな作品になってきていた。それらは比喩や何でもなく、まま命を賭代にするような。観ていて実に爽快だった。季節が舞台でころころと変わった。

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げきぴあブログをご覧のみなさま、こんにちは。

FUKAIPRODUCE羽衣です。


出演者File第14弾、最後の一人は、、主宰の深井順子大鶴佐助さんがご紹介くださいます。

今回が初対面ではない二人の関係、ぜひご紹介文でご確認ください!


イトイーランド』は14日(木)に無事初日を迎えました。

チケットは残席のあります限り、公演の前日までお求めいただけます

当日券も毎公演発売いたします


皆さまもご来場、心よりお待ちしております。


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皆さんもご存知!FUKAIPRODUCE羽衣の女頭領

深井順子さん!!


実は僕、順子さんとは初めましてではなく、3歳の頃に会っているんです!

それから長〜い時間が過ぎて、ふっとした切っ掛けで再会をし、今共に作品づくりをしていると思うと不思議な縁を感じて仕方ありません。



当時の記憶は流石に無いんですが、今、稽古場で毎日顔を合わす順子さんは、

とにかく活気に満ち溢れてる!!

身体表現も、も、も、全てがいきいきとしている!!!!

魚だったら生きが良過ぎて1日で太平洋を10周はするんじゃないでしょうか。



そしてとても澄んだ瞳をしている!

どんな事にも素直に反応し、

真剣に物事に向き合い、

無邪気な笑顔を絶やさない順子さんだからこそ、こんな瞳を持てるんだと思います!


このまま順子さんの魅力を書き続けたら一冊の本になってしまいそうなので、とりあえずここまでにしときます!


今回の「イトイーランド」、その順子さんの魅力全てが見れます!文字にしたら本一冊になる程の魅力全てが!!!

是非!劇場まで足をお運びに!!!!



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FUKAIPRODUCE羽衣第20回公演

『イトイーランド』

2016/4/14(木) ~ 4/24(日) 東京/吉祥寺シアター

2016/4/28(木)~4/29(金・祝) 伊丹/AI・HALL 

[プロデュース]深井順子  [作・演出・音楽]糸井幸之介 

[出演]深井順子 日髙啓介  鯉和鮎美 高橋義和 澤田慎司 キムユス 新部聖子 岡本陽介 浅川千絵(以上、FUKAIPRODUCE羽衣)

/ 伊藤昌子 幸田尚子 高山のえみ 大鶴佐助 岡森 諦(扉座)


公式サイトはこちら

http://www.fukaiproduce-hagoromo.net/


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