こんにちは、森新太郎です。
早いもので、『ハーベスト』は残すところ今日を入れてあと4日間。
先日の公演では大堀久美子さん司会のもと、徹さん、アツヒロさん、そして私とのポストトークがありました。大勢の方にお残りいただき、ありがとうございました。
これまでの「げきぴあ」では、稽古場での創作過程の一部をお届けしてきましたが、それがここ舞台上にすべて結集しています!
(撮影:谷古宇正彦)左から小島聖さん、渡辺徹さん
こんにちは、森新太郎です。
早いもので、『ハーベスト』は残すところ今日を入れてあと4日間。
先日の公演では大堀久美子さん司会のもと、徹さん、アツヒロさん、そして私とのポストトークがありました。大勢の方にお残りいただき、ありがとうございました。
これまでの「げきぴあ」では、稽古場での創作過程の一部をお届けしてきましたが、それがここ舞台上にすべて結集しています!
(撮影:谷古宇正彦)左から小島聖さん、渡辺徹さん
こんにちは、森新太郎です。
いよいよ劇場では仕込みが始まりました。公演初日まであと1週間。
一日一日を大切に、さらに気合を入れて臨んでいきたいと思っています。
稽古に入る前の9月、キャスト・スタッフのみなさんと神奈川にある養豚場を見学に行きました。
豚舎の前に立つと豚はこちらに向かってあっという間に集まってきます。
その押し寄せてくるエネルギーは、力強い!の一言でした。
こんにちは、森新太郎です。
こちらは、今回ウィリアム・ハリソン役を演じる文学座の渡辺徹さんとローラ役の小島聖さん。
ご覧のとおり、徹さんは車椅子に乗っていますね。
主人公であるウィリアムは、戦争で足を失い2場以降はずっと車椅子に乗って登場します。
この車椅子はまだ仮のものでして。
車椅子も時代とともに新しくなっていきます!
こんにちは、森新太郎です。
『ハーベスト』という戯曲は、1914年から2005年までを7場構成で描いていて、各場面の間で10~20年の歳月が流れます。
そうした大きな時の流れの中で劇中のキャラクターは変化していくわけですが・・・
変わっていくのは人間ばかりではありません。
こちらは何でしょう?
オーブンレンジです。下には冷蔵庫がありますね。
こちらは?
ガスコンロですね。
立ち稽古に入って、すでに2週間が経過。最近、ついに初めての通し稽古を行いました。
この『ハーベスト』は、7場からなる100年の物語。
その場ごとに、起承転結がちゃんとあって、まるで短編作品を7本つくっているような感じです。
でも独立した話かと思いきや、時代が変わっても、"あれ、さっきもこれ観たぞ"と観客が気付くような仕掛けもあります。アツヒロさんや、平さん、石橋さんなど複数の役を演じるキャストの方々は「なんか輪廻を感じるね」ともいってるほど。この誰がどの役とどの役を演じるかは、作家の指定でもあるんです。ビーンは本当に策略家です。
稽古をすればするほど、新たな疑問も生まれてきます。「この言葉はこういう意味か!」とひとつには決めきれないような台詞にひっかかっては、キャストの皆さんとの話し合いもしばしば。そうかと思えば、渡辺徹さんのアクション講座も飛び出して! 自称アクションスター出身の徹さんの体のキレはいまだにラガー刑事のママ(?!)。
徹さんと小道具を確認しているところです。
渡辺徹さん、小島聖さんのインタビューはコチラ
【公演情報】
『ハーベスト』―神が田園を創り、ひとが町をつくった―ハリソン家、百年の物語
2012年12月11日(火)~24日(月・祝)
世田谷パブリックシアター
[作]リチャード・ビーン
[翻訳]平川大作/小田島恒志
[演出]森新太郎
[出演]渡辺徹/佐藤アツヒロ/平岳大/石橋徹郎/吉見一豊/有薗芳記/小島聖/田根楽子/七瀬なつみ
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/12/post_295.html
こんにちは、森新太郎です。
ただいま、12月の世田谷パブリックシアター公演『ハーベスト』の稽古漬けの日々を送っています。ここではその稽古場の様子を綴っていこうかと思ってます。
その前に、この『ハーベスト』の作品紹介を、ちょっと長めに。
「ハリソン家、100年の物語」と副題にある通り、これはイギリスのとある農家の現代までの100年間を描いた一代記です。
主人公のウィリアム・ハリソンは19歳で登場し、第二場以降はずっと車椅子に座りっぱなしの状態。それなのに110歳まで長生きをするという不屈の男。そんなケタ外れの生命力をもったこの主人公が生涯をかけて選んだ仕事が...「豚」! 養豚業です。
森新太郎 (演出)
1976年、東京都生まれ。国立福島大学経済学部在学中より演劇活動を開始。2000年、円演劇研究所に入所し、2002年に演劇集団円演出部会員に昇格する。2006年、マーティン・マクドナー
作『ロンサム・ウェスト』で本公演の演出デビュー。2008年、土屋 理敬 作『田中さんの青空』、鄭義信
作『孤独から一番遠い場所』の演出で平成20年度毎日芸術賞演劇部門千田是也賞を受賞。2009年、マーティン・マクドナー作『コネマラの骸骨』演出で平成21年度文化庁芸術祭賞優秀賞受賞。
2011年には新国立劇場主催『ゴドーを待ちながら』、世田谷パブリックシアター主催『生命を詠う―日本の現代詩から―』の演出も手掛けるほか、2012年2月には水戸芸術館で『夏の夜の夢』を演出、大好評を博した。また、自身が主宰する「モナカ興業」でも精力的に活動を続け、2012年10月に上演される第12回公演『旅程』はMITAKA
"Next" Selection
13参加作品に選出されている。今年7月にはシアタートラムで演劇集団円公演『ガリレイの生涯』を演出し、観客・批評家双方から絶賛を受け、軒並み各紙に演劇評が掲載された。若いながらもテキストに真っ向から対峙し、緻密に芝居を立ち上げていく手腕が高く評価され、今後の活躍がますます期待されている。
【最新公演情報】
「ハーベスト」
世田谷パブリックシアター(東京都)
12/11(火) ~ 12/24(月・祝)
S席 6,500円 A席 4,000円
[劇作・脚本]
リチャード・ビーン
[翻訳]
平川大作 / 小田島恒志
[演出]
森新太郎
[出演]
渡辺徹 / 佐藤アツヒロ / 平岳大 / 石橋徹郎 / 吉見一豊 / 有薗芳記 /
小島聖 / 田根楽子 / 七瀬なつみ