立ち稽古に入って、すでに2週間が経過。最近、ついに初めての通し稽古を行いました。
この『ハーベスト』は、7場からなる100年の物語。
その場ごとに、起承転結がちゃんとあって、まるで短編作品を7本つくっているような感じです。
でも独立した話かと思いきや、時代が変わっても、"あれ、さっきもこれ観たぞ"と観客が気付くような仕掛けもあります。アツヒロさんや、平さん、石橋さんなど複数の役を演じるキャストの方々は「なんか輪廻を感じるね」ともいってるほど。この誰がどの役とどの役を演じるかは、作家の指定でもあるんです。ビーンは本当に策略家です。
稽古をすればするほど、新たな疑問も生まれてきます。「この言葉はこういう意味か!」とひとつには決めきれないような台詞にひっかかっては、キャストの皆さんとの話し合いもしばしば。そうかと思えば、渡辺徹さんのアクション講座も飛び出して! 自称アクションスター出身の徹さんの体のキレはいまだにラガー刑事のママ(?!)。
徹さんと小道具を確認しているところです。
渡辺徹さん、小島聖さんのインタビューはコチラ
【公演情報】
『ハーベスト』―神が田園を創り、ひとが町をつくった―ハリソン家、百年の物語
2012年12月11日(火)~24日(月・祝)
世田谷パブリックシアター
[作]リチャード・ビーン
[翻訳]平川大作/小田島恒志
[演出]森新太郎
[出演]渡辺徹/佐藤アツヒロ/平岳大/石橋徹郎/吉見一豊/有薗芳記/小島聖/田根楽子/七瀬なつみ
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/12/post_295.html