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思わず苦笑いを誘ったり、チクリと胸を突いたり。軽快かつ繊細な会話の応酬で、深層に潜む心情をすくい上げ、観る人の心にさざ波をもたらす作風が注目されている大阪出身の劇作家・横山拓也さん。横山さんが主宰する演劇ユニット、iakuの人気作『粛々と運針』が、9月8日、相模女子大学グリーンホール・多目的ホールにて上演されます。「消耗しにくい演劇作品」を掲げて日本各地を回り、自作の再演を精力的に行っている横山さんに、「自信を持って発表できる」と自負する本作を中心に、劇作スタイルや演劇に対する姿勢など、幅広くお話を伺ってきました。

 


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横山拓也

 

◆◆◆ 横山拓也インタビュー ◆◆◆

 

十年経っても色褪せない作品を目指して

 

――横山さんは2012年にiakuを立ち上げ、活動を開始。昨年発表されたこの『粛々と運針』はiakuの9作目のオリジナル作品で、今年はまず5月のこまばアゴラ劇場にて、「iaku演劇作品集」と題して4作品上演されたうちの一本として再演されました。その後、6月は愛知県知立市から始まって仙台、福岡、札幌と再演ツアーを実施。この9月の相模原公演が、今年のツアー千秋楽となります。それ以前までの横山作品とは雰囲気が大きく異なる、転機となった作品だとか。 

 

「そうなんです。この『粛々と運針』以前の作品はすべてワン・シチュエーションの物語で、具象の舞台美術で......、たとえば家のリビング・ルームだったり、駅のホームだったり、喫茶店だったり、といった形で上演していました。決められたシチュエーションの中で、しかも、ひと連なりの時間の中での、暗転を挟まないお芝居が多かったんですけど、もう少しチャレンジできないかなと思ったんですね。それまでは、"場所を動かさないこと"、"時間を飛ばさないこと"を、自分に課したルールとして楽しんで書いてきたんですが、もしかしてそうしたルールを定めてしまうのは、演劇の豊かさを一つ、放棄していることになるんじゃないか...って思いに至りまして。じゃあ新たなことをやるとしたら、何だろう? それぞれ、まったく関係のない場所で交わされていた二組の会話が、突然ひとつの場で合わさって、「はじめまして」「誰ですか、あなたは?」みたいなやりとりもないままに、議論がそのまま進行して、深まっていく......、そういったことをやってみようかな、と思いついたのが、初演時でのチャレンジでした」

 

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――登場する一組は、独身で自由に暮らす兄と、結婚して堅実に働いている弟。癌を患い病床にいる母親のことで、熱く議論を交わします。横山さんご自身と弟さんをモデルにされていると伺いましたが...。

 

「はい、まさにこの兄弟は自分の体験に近いと言いますか(笑)。親はまだ健在ですけど、僕が演劇の仕事をしているものだから、弟はずっと僕に反発していたんですね。自分自身は堅実な仕事を、ちゃんとお金を稼げる道を選びたいと宣言して、演劇の仕事をしている僕のことをちょっとだけバカにしている感じだったんですよ(笑)。そんな兄弟関係と、両親が住んでいる大阪の家をどっちが継ぐの?といった実際に起きた話を念頭に、物語を深めていったという感じですね」

 

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――そしてもう一組は、一軒家を購入して長期ローンを払い始めたばかりの、共働き夫婦。「妊娠したかもしれない」という妻の告白から、こちらの会話も熱を帯びていきます。

 

「この話もとくに取材したわけではなく、僕の身近で増えてきている話題を取り上げました。僕は今41歳ですが、世代的に一緒に演劇をやってきた仲間には、結婚はしたけど子供を産むことに悩んでいるとか、結婚そのものに悩んでいる女性も多いんですね。話を聞いているうちに、これはいろんな問題を孕んでいるなと思いまして。僕自身も子供がいますが、結婚して5年くらいは子供をもうけなかったんです。そのへんは妻のほうにもいろいろと葛藤があったり。劇作スタイルとしては、自分の体験をもとにしたり、近しい人からエピソードを集めたりして作品を作っていく傾向はあると思います」

 

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――その二組の物語がいつしか交錯して......という展開だけでも興味深いし、成立させられるように思います。でもそこに、さらに"運針する二人"が加わる構成にうならされます。その巧妙な関係性については、げきぴあ読者の皆さんにはぜひ舞台で直接確かめていただきたいですね。

 

「ああいった、いわゆるファンタジックな人物設定はこれまでやったことがなかったので、あれもチャレンジというか、むしろ怖いな、ホントにこれは大丈夫なんだろうか!?と思いながら稽古していました(笑)。時間が止まらずに進んでいくことを象徴する人物が欲しいなと思って、この二人を置いたんですが...。僕は別に「実はこういう人でした」みたいなミステリーっぽい運びにするつもりはまったくなかったんですけど(笑)、まあ一種のエンターテインメント性はそこに発生したかなと。僕としてはかなりイレギュラーな人物設定で、今後はやらないだろうなと思っていますね」

 

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――タイトルにあるように、「運針」が重要なキーワードですね。どこか懐かしさを感じる素敵な単語です。

 

「タイトルは内容よりも先行してつけました。とくに運針という言葉は、どう使うかも決めないままにちょっとメモしていたんですね。当初は、単に裁縫の"並縫い"の意味しか持たない言葉だと思っていたんですけど、時計の秒針が進むことも運針ということをあらためて知りまして。それで、議論を二つ闘わせる中で、時間だけは誰にも平等に進んでいくところを表現してみたいと、この二人を配置したわけです」

 

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――こまばアゴラで上演された「iaku演劇作品集」の中に、岸田國士の『葉桜』を原案とした『あたしら葉桜』という作品がありましたが、岸田國士の時代の作品を好んで、影響を受けていたりもするのでしょうか。

 

「そういうことはとくにないんですが...、ただ、大正、昭和の初期あたりで岸田國士作品が評価されていった、その理由は何だろうと考えた時に、やっぱり僕は台詞の力だったんじゃないかと思うんですよ。で、僕自身も、自分の作品のどこが推せるかといったら、台詞のような気がしていて。僕は、言葉の裏にあるもの、芯の深さといった、表層だけでは語りきれないことを描いて、戯曲にしていきたいんですね。だから、一読しただけではさらっと読めてしまうと思うんです。でも稽古をつけていくうちに、俳優が考えなければいけないサブテキストがいくつも出てくる、そこに面白味を感じていて。そんな、言葉の厚みといったものを表出していけたらなと。もしかしたらそこに岸田國士作品に通じるものがあるかもしれないな......なんて、自分で勝手に思っていますね」

 

――厚みのある言葉を大切にして、再演を重ねていらっしゃると。

 

「そうですね。言葉もそうですし、作品自体ができるだけ古くならないように...といったことは意識して書いています。十年経っても、上演できるものを、と。自分の戯曲が何年経っても図書館に置いてあったら、すごく素敵だなと思うんですよ。それが一つの目標でもありますし、活字で残ることを意識した作品づくりはしていますね」

 

――また、人と人との直接的な言葉のやりとりを大事に考えているところもあるのでしょうね

 

「それは昔からそうなんだと思います。対話の中で、誰もが上手に嘘をついていると思うんですね。別に嘘をついていると意識していなくても、たとえば初対面で相手によく思われようとすること自体を嘘だとすれば、そうだし。登場人物を立ち上げて会話をさせる時に、どういう仮面を被っているのかな? どういうことを知ろうとしているのかな?と探っていきます。その仮面が徐々に剥がれていくと、議論になっていったり、深い会話ができるようになっていく。その様子自体をエンターテインメントとして描けるのではないかな...とは、役を立ち上げた時点から思っていますね」

 


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A_KWB1640.jpg7月26日(木)に開幕するミュージカル『GRIEF 7』

"七つの大罪"をベースに、牢獄で出会った男たちの物語を描く本作は、錦織一清が演出、野村桔梗が原作、三浦 香が脚本、金子隆博ながしまみのりが音楽、さらに出演者もカラム、碕 理人、SHUN(Beat Buddy Boi)、三浦海里、加藤良輔、米原幸佑と、これまでに見たことのない座組から生まれるミュージカルです。(※詳細はこちら

果たしてどんな作品になるのか......出演者のカラムさん、SHUNさん、米原さんに直撃してきました!

*****

「期待とワクワクと、使命感もあります」(米原)

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――お三方は初共演ですね。

米原 そうですね。ただ僕はこのふたりだけが初共演で、あとのメンバーは共演したことがあります。どんな方なんだろうなと思っていたのですが、今日お話して、仲良くできそうだなと思いました。このカンパニーはみんないいやつ...(笑)。
カラムSHUN (笑)
米原 それ、大事ですよね!

――この作品自体も、米原さんが「やりたい」と提案したそうですね。

米原 はい。食事の席で話していたことが実現したという感じで。だから今回は、「出演が決まった」というより「実現した」という感じなんですよ。

――もともとどんなアイデアをお話しされていたのですか?

米原 男6人くらいの密室劇というか会話劇をできたら、という話をしていました。そこから始まって、だんだん錦織一清さんが演出、三浦 香さんが脚本と決まっていって、「すごいことになってきた!」みたいな(笑)。だから期待とワクワクと、言ったからにはちゃんと面白いものをつくらなきゃという使命感もあります。

――カラムさんは出演が決まってどうでしたか?

カラム オファーをいただいたときに、演出の錦織さんのお名前を見て「悩む必要ないでしょ!」と出演を決めました。これまでも舞台は出演してきましたが、こういうミュージカル作品は初めてなんですよ。僕は、本業は歌手で(韓国アイドルグループ大国男児の一員・今年KARAMとしてソロデビューも果たした)、芝居しながら歌いたいという想いもありましたので、すごく嬉しいです。

――どうして錦織さんだと即決だったのですか?

カラム もともと母が好きだったんです。"踊って歌える"アイドル文化の第一世代の方ですし、そういう経験をしてこられた錦織さんだからこそのアイデアや演出がたくさんあると思っています。それに、僕もアイドル活動をしているのでそういった面でも勉強になると思いました。
SHUN 僕は音楽活動をずっとやってきて、舞台はこれが3作目です。未だに不安要素はたくさんありますが、今回はミュージカルですし、ダンスと歌も含め、役者としてしっかり表現できるようにがんばりたいと思っています。

――とはいえミュージカルも普段の歌とは違いますよね?

SHUN そうですね。前作ではラップパートでラップ指導もされました。ただそれも演技的な指導で、すごく理解できたし、自分の音楽にも還元できる表現だったんですよ。今回もまた違うものになると思うので、いろんなものを吸収したいと思います。

――ダンスボーカルグループBBBの活動では歌わないような楽曲もありますよね。

SHUN ありますね。ただ今回もラップがあるそうで、台本に「歌詞相談」って書いてあったので(笑)。

――腕の見せ所だ。

SHUN そうですね!

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■ミュージカル『あなたの初恋探します』2018年版 #5■


韓国で2006年に誕生してロングランヒットを飛ばし、ロマンチック・コメディ・ミュージカルのジャンルを確立したミュージカル『あなたの初恋探します』
日本でも2016年に初演、昨年も『Finding Mr.DESTINY』と題して再演を重ねていますが、今年は好評を博した村井良大彩吹真央駒田一の日本オリジナルキャストが帰ってきます!

7月某日、パンフレット用のビジュアル撮影があるということで、その現場を取材してきました!

今回は、主人公ミニョクとヒロイン アン・リタが関っていくその他の人物すべてを演じる"マルチマン"、駒田一さんの撮影現場レポートです。
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ミュージカル界が誇るエンターテイナー駒田さん。
これまでもバラエティ豊かな役を演じていますが、今年前半は『メリー・ポピンズ』の厳格な父親ジョージ・バンクスを演じていらっしゃいました。
そんな駒田さん、ジョージばりのダンディな雰囲気で撮影現場に登場。
「はじめさん、カッコいい...」とちょっと意外そうな(?)スタッフの声も。
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なのですが、前回レポートしたように、この日の撮影は、まずは素敵にイイ感じで撮影したあと、後半は弾けたポーズで撮影...という流れ。
カメラマンさんから「はい、ではちょっと激しいパターンでいきましょうか」と声をかけられたとたん...

こんな風になってしまいました!
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■ミュージカル『あなたの初恋探します』2018年版 #4■


韓国で2006年に誕生してロングランヒットを飛ばし、ロマンチック・コメディ・ミュージカルのジャンルを確立したミュージカル『あなたの初恋探します』
日本でも2016年に初演、昨年も『Finding Mr.DESTINY』と題して再演を重ねていますが、今年は好評を博した村井良大彩吹真央駒田一の日本オリジナルキャストが帰ってきます!

7月某日、パンフレット用のビジュアル撮影があると聞いて、その現場を取材してきました!

今回は、ヒロインであるアン・リタを演じる、彩吹真央さんの撮影現場レポートです。hatsukoi2018_04_00_8980.JPG


彩吹さんが演じるのは、結婚適齢期になっても男っ気がなく、父親に「早く結婚しろ」とプレッシャーをかけられる女性。
それでいて、ちょっとロマンチックな部分もある。
現代社会で頑張る女性たちに共感されそうな、等身大の女性像です。

それにしても彩吹さん、赤いワンピースにポニーテールがとってもお似合いです!
特にこのポニーテール、現場に新しいスタッフさんがやって来るたびに「かわいい」「似合う」と必ず言うほど、好評でした!hatsukoi2018_04_13_9019.JPG

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■ミュージカル『あなたの初恋探します』2018年版 #3■


韓国で2006年に誕生してロングランヒットを飛ばし、ロマンチック・コメディ・ミュージカルのジャンルを確立したミュージカル『あなたの初恋探します』
日本でも2016年に初演、昨年も『Finding Mr.DESTINY』と題して再演を重ねていますが、今年は好評を博した村井良大彩吹真央駒田一の日本オリジナルキャストが帰ってきます!

7月某日、パンフレット用のビジュアル撮影があると聞いて、その現場を取材してきました!
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村井良大さんが演じるのは、何をやっても上手くいかない青年・ミニョクと、ヒロインの初恋の相手キム・ジョンウクの2役。

頑張りが空回りして会社をクビになってしまったミニョクが一念発起して立ち上げた "初恋を探す会社" に、彩吹真央さん演じるアン・リタという女性がやってきて、その初恋の相手 "キム・ジョンウク" を探す旅が始まるのですが...。

"キム・ジョンウク" という名前しかわからない初恋の相手を探すミニョクとアン・リタですが、その道のりはあっちに行ったりこっちに行ったり、はたまたケンカしたり仲直りしたりと、ドタバタ道中。
そんな可笑しくもかわいい彼らのドタバタっぷりを彷彿とさせるように、様々な表情の撮影が行われました。hatsukoi2018_03_11_8881.JPGhatsukoi2018_03_12_8866.JPGhatsukoi2018_03_13_8872.JPG

 

大人気ミュージカル『テニスの王子様』(以下、「テニミュ」)で、氷帝の跡部景吾宍戸 亮日吉 若を演じた、加藤和樹さん、鎌苅健太さん、河合龍之介さん。テニミュの同期であるこの3人が、卒業から10年の節目となる今年、ついに再集結を果たします。それが3人の頭文字"K"をユニット名に掲げた舞台、project K『僕らの未来』

 

 しかも題材は、タイトル名にもなっている加藤さんの楽曲とのこと! これはますます期待が高まります。そこで12月の開幕を前に、いち早く行われたチラシ撮影の現場に潜入! 第1弾では河合さん、第2弾では鎌苅さん、第3弾では加藤さん、第4弾では3人そろってのレポートとインタビューをお届けします。

 

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河合龍之介さんビジュアル撮影レポート

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▲明治神宮外苑近く(その理由は第4弾で!)にあるスタジオ。スタジオでの撮影を終えた河合さんが、次の撮影のため屋外に出てこられました。まずは交差点付近で撮影スタート。黒一色のラフな衣裳ながら、そのスタイルのよさと端正な顔立ち、立っているだけですでにカッコいいです!

 

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▲クールなイメージの河合さんですが、撮影の合間には柔らかい笑顔も見せてくれました。

 

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▲ところどころで撮影カットの確認。スタッフさんからは「すごくいい!」という言葉が自然とこぼれます。

 

 

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神保町花月 舞台「機械仕掛けのレジスタンス」インタビュー

神保町花月の11周年記念公演「機械仕掛けのレジスタンス」が7月6日(金)から神保町花月で上演される。出演はヒラノショウダイ、レインボー、御茶ノ水男子など。

作・演出は、はらぺこペンギン!の白坂英晃。人類がコンピューターに管理された近未来を舞台にした、SFテイストの作品だ。

よしもと4年目のヒラノショウダイが主演を務めるほか、レインボー、御茶ノ水男子、ボーイフレンド、光永、村潤之介(てのりタイガー)、市川刺身(そいつどいつ) 、ゴールドバーグ、世間知らズ、山田裕磨(いまさらジャンプ)、兵藤天貴(天龍)、まんぷくユナイテッドが出演する。

エントレでは、作・演出を手掛ける白坂英晃、出演者のヒラノショウダイ、レインボー・実方、御茶ノ水男子・しいはしジャスタウェイにインタビュー取材し、本作の魅力について聞いた。【動画3分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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峰倉かずや氏の大人気コミック『最遊記』(一迅社刊行)シリーズが原作のミュージカル『最遊記歌劇伝』待望の最新作『最遊記歌劇伝-異聞-』が2018年9月に上演されます。

初演は2008年の『最遊記歌劇伝-Go to the West-』、2009年には『最遊記歌劇伝-Dead or Alive-』が上演され、2014年に『最遊記歌劇伝-God Child-』、2015年に『最遊記歌劇伝-Burial-』『最遊記歌劇伝-Reload-』と続いてきた舞台の、約3年ぶりの新作。

今回は『最遊記異聞』(一迅社刊行)を原作に、本編から少し遡り、若かりし頃の光明三蔵・峯明の物語を描く。脚本・演出は、『最遊記歌劇伝-God Child-』から手掛ける三浦 香氏。

主人公・峯明を演じ、この作品が舞台初主演となる田村 心さんにお話をうかがいました!

*****

原作がめちゃくちゃ面白い!

――『最遊記歌劇伝』シリーズ新作に主演が決まっていかがですか?

今回、自分にとって初めての主演ということもあって、決まったときはとても驚きました。歴史ある作品であり、多くのお客さんに愛されている作品なので、プレッシャーみたいなものも感じました。(初演から出演する)唐橋 充さんからもお話を聞いて、『最遊記』シリーズへの熱を受け取ったので、そこはしっかり引き継いでいきたいなと思いました。

――どういう熱でしたか?

「初演のときにこれから何年も続いていく作品だと思った」「だけどどこかでくだけたら続かないと思いながら常にやっていた」とおっしゃっていたので、その想いは僕らも引き継いでいかなきゃなと思いました。気が引き締まる思いですし、それをパワーに変えてやっていきたいです。

――今は原作コミックスを読まれているそうですが、いかがでしたか?

めちゃくちゃ面白いですよ!今まで読んでなかったことを後悔するくらいハマってます。先が気になるのでハイスピードで読み進めています(笑)。

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現代劇に初挑戦することになった尾上右近さんを応援すべく、市川猿之助さんが稽古場に駆けつけてくれました。

スーパー歌舞伎Ⅱ『ワンピース』の若手公演に、その力を見込んで右近さんを抜擢した猿之助さん。
対談で発せられた猿之助さんの言葉に、右近さんは大いに力づけられたようです。

 

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歌舞伎も現代劇も、大事なのは観る方に喜んでもらうこと

■歌舞伎と現代劇の違い

右近 この『ウォーター・バイ・ザ・スプーンフル』で現代劇に初めて挑戦させていただくことになったのは、猿之助のお兄さんにいち早くご報告しました。もともと、「現代劇もやれたらいいね」っていうことを言ってくださっていたので、「ついにやることになりました」と。

猿之助 やっぱり、歌舞伎以外のお芝居をやることで、いろいろな経験が積めるからね。それが歌舞伎役者にとってプラスになるかどうかはわからないけれど。自分の人生が豊かになるという意味では、非常にいい機会になると思うんですよ。

右近 ご報告したときも、僕という人間自体がどうなるのかを楽しみにしてくださってるんだなということが伝わってきました。とくに、僕がけっこうテンパる性格だというのは重々ご承知なので、それを含めて「どうなるかねぇ」って(笑)。

猿之助 そう。そんなふうには見えないけど、すごく緊張するし、すぐ余裕がなくなっていっぱいいっぱいになっちゃうからね。

右近 そういう姿を、いつもいつも楽しそうに見守ってくださっていて。それが僕としてはうれしいんです。

猿之助 だってやっぱり、余裕でできる範囲のことをやっていたってつまらないでしょ。僕だって、自分の許容量以上のことを与えてもらって成長してこられたんですから。だから、『ワンピース』でも、「麦わらの挑戦」という若手公演の回を設けて、主人公のルフィをはじめ、僕がやっている複数の役をダブルでやってもらったんですよ。

右近 まさかダブルキャストでさせていただけるなんて、思ってもみませんでした。

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劇団青年座から俳優としてのキャリアをスタートさせ、ストレートプレイはもちろん『レ・ミゼラブル』マリウス役、『エリザベート』フランツ役などを経て、いまや日本ミュージカル界において欠かせない存在となっている石川禅
彼の4度目のソロンコンサートが6月30日に開催されます。

ご本人の人柄が滲み出る「いい人」キャラからコワモテの悪役、クセのある老人役まで、幅広い演技力で舞台出演がひっきりなしに続く石川さん。
コンサートでも多彩な楽曲を、俳優ならではの表現力で聴かせ、楽しませてくれそうです。

6月某日、その「石川禅 ソロコンサート」稽古場を取材してきました!
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この日稽古場にいたのは、もちろん石川さんと、バンマスのYUKAさん。
今回のコンサートはバンド編成とのことですが、この日のお稽古場の時点では、ピアノ一本です。
取材陣に「絵面(写真)として、あまり変化がないんだけど...ごめんなさいね」と石川さん。いい人。

稽古は「この間(の稽古で)やらなかった曲から始めて、そのあとアタマから通していきましょう」ということで、セットリスト後半部分からスタート。

...とたんに、稽古場、どこかにマイク隠してますか? という圧倒的歌唱力が、空間を満たします!


まずは、ちょっと意外なナンバーから。
石川さんが出演経験のない作品です。
が、「俺、この歌すごい好きなの」といえば、YUKAさんも「私も大好き!」と返し、ふたりともニコニコ笑顔です。
なんの滞りもなく1曲歌い終わり、「いい曲だね~」とおふたり、またまたニッコリ。
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「サラリと歌いましたね?」と訊くYUKAさんに石川さん、「この曲、『俺、歌ってるぜ!』ってやると失敗すると思うんだよね。気持ちを内に秘めてやった方がいい」と、歌い方の方向性を話し、YUKAさんも「それでいいと思います」とのことで、この曲は一発でOKとなりました。
...ちなみに、この夏に兵庫で公演があるアレです。
 
 
お次も、ミュージカルコンサートでもよく歌われる人気ソング、『時がきた』(ジキル&ハイド)。
こちらはまさに熱唱!の石川さん。
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ただ、この曲は「歌い出しは抑え目にしたい」ということで、その理由を石川さんは「この曲は"ついにその時がきた"と高らかにうたっているようだけれど、実は言ってるワリには意気地がないんです。言いながらもまだ、自問自答している。"これでいいんだ"と自分に言い聞かせてる。だから特に最初の方は、まだ迷いがある」と話します。

1曲歌うごとに、どういう方向性で歌いたいのか、ということを、YUKAさんに説明していきます。
コンサートとはいえ、ただ譜面どおりに歌うだけではない。
1曲の中の感情の流れをきちんと作る石川さんです。

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