インタビューの最近のブログ記事

チケット情報はこちら

Wotg003.jpg

2018年秋に初演されたオリジナル舞台『おとぎ裁判』の第二弾となる『おとぎ裁判』第2審〜戦慄の誘拐パレード ビッグマウスにご用心♪〜が2020年1月10日(金)から19日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて上演されます。

本作は、おとぎの国の奥深くにあるお屋敷の主である裁判官アケチのもとに、おとぎの国の住人たちが毎夜裁判を求めて訪れるという物語。(詳しくはコチラ
神楽澤小虎さんが脚本、キムラ真さんが演出を手がける今作では、「ハーメルンの笛吹き男」の登場人物が裁かれるそうです。

果たしてどんな作品になるのか、初演に続き、裁判官のアケチを演じる古谷大和さん、執事のジュードを演じる東 拓海さん、そして今作で初めて出演し「ハーメルンの笛吹き男」の登場人物を演じる廣野凌大さんにお話をうかがいました。

***

――まずは初演を振り返りたいのですが、古谷さんと東さんはいかがでしたか?

古谷 とんでもない作品を世に打ち出したなと思いました。でも第二弾ができるというのは、そういう作品をお客様が楽しんでくれたっていうことですし、とても幸せなことだと思います。初演で楽しかった部分は今回も大切にしたいです。

――どういうところが楽しかったですか?

古谷 この作品はお客様参加型だったので、本番をやってみて感じることが多くて。アドリブも多かったですし、突然マイクを持って歌い出したりもしたのですが、お客様が一緒に盛り上がってくれた。その反応に救われたし、楽しかったです。
 僕にとってお客様参加型の舞台は『おとぎ裁判』が初めてだったので、ものすごく楽しかったです。度胸がつきました。そのせいで(?)台本にないことを勝手にやり始めちゃって。
古谷 そうだよー!
東 (笑)。毎回古谷さんがきれいにおさめてくれて、楽しかったですね。
古谷 ひどい話ですよ!(笑)

Wotg124.jpg

チケット情報はこちら

(朝日新聞東京本社版夕刊10/3発行号より転載)

人気の演劇シリーズ「日本文学シアター」第6弾『風博士』に、活躍目覚ましい人気俳優、林遣都が初登場。穏やかな物腰に表現への闘志を秘め、新たな挑戦を語った。

hayashikento.jpg

「日本文学シアター」は、日本文学へのリスペクトを込めてさまざまな作家、作品から着想を得て、劇作家・北村想によるオリジナル戯曲を上演するシリーズだ。第6弾となる今回は、坂口安吾の短編小説『風博士』、『白痴』などをモチーフに、北村の大胆な発想の飛躍によって生まれた物語が展開する。「坂口安吾さんの小説も読みましたが、北村想さんの台本はそれとは全然別モノでした」と語るのは、シリーズ初登場、近年は映像とともに舞台でも大躍進を見せている俳優、林遣都である。

「誰も想像できないような内容になっているんじゃないかなと思います。ト書きがすごく面白くて、内容に関する解説や、役者やスタッフに向けてのメッセージも書いてあったりします。〝この映画は参考になります〞みたいなことまで書いてくださっているので、僕としてはありがたいです(笑)。きっとこれまでチャレンジしたことのない世界が広がっていると思うので、新たな出会いにすごく期待しています」

 戦時下の大陸を舞台に、風を読むことができる男〝風博士〞と彼を取り巻く人々の、時にミステリアス、時にユーモラス、時にノスタルジックな群像劇。その中で、林は若い兵士となって登場する。

「自分の人生を思い通りに選ぶことができない、そんな環境で育った青年です。そうした状況に立たされていた人は、やっぱり思慮深いなと感じます。感性も豊かで、なかなか難しくてやり甲斐のある役だなと。兵隊さんの役は初めてなので、いろいろと勉強しないといけないなと思っています」

 舞台出演は5作目だが、つねに慎ましい姿勢を崩さずに「舞台にはまだ不安と恐怖がある」と率直に明かす。シリーズ全作を手がけてきた寺十吾の演出のもと、風博士を演じる中井貴一、さらに段田安則、吉田羊、趣里、渡辺えりといった手練れの面々に囲まれた今回の舞台は、やはり自らを奮い立たせねばならない挑戦のようだ。

「自分には圧倒的に経験、知識が足りないのでこの尊敬する、素晴らしいメンバーの中に参加できることが本当に嬉しいです。俳優人生の中の必ずいい時間になるし、確実に得るものがあると思う。見栄を張らずに、多くを教わりたいと思います」

 今年の春に上演された前作『熱帯樹』(三島由紀夫作、小川絵梨子演出)では、歪んだ家族関係に苦悩し、実妹との禁忌に堕ちる青年を演じた。全身全霊という言葉が見て取れる鮮烈な表現に大いに魅了されたが、当人はやはり謙虚で冷静。自分の位置を再確認した経験として、穏やかに振り返った。

「千秋楽まで小川さんに厳しく指摘していただいて、演出家にすべてをゆだねてもらうところまで行けなかった自分がいました。もっと自分で役を、空間を創造できる力を身につけなければ......と痛感させられました。ただ、『熱帯樹』をやっている中で、一歩一歩、吹っ切れていくところもあった。堂々と立つことで景色も広がるんだ...と、本当に小さな一歩なんですけど」

 今は、また新しい一歩を踏み出す時。一世を風靡した人気ドラマの経験も、意識を変えた大切な分岐点だったようだ。

「『おっさんずラブ』という作品で、多くの人に自分を知ってもらえました。自分が積み重ねてきたものを信じ、どの作品も全力でやってきて、また次のステップに行かないとな...っていう時期にあるかなと。このタイミングで向き合う今回の舞台が、また大きな転機になればいいなと思っていま す」

 終始謙遜しながらも、最後には「根性はあると思っているんです」と得意げに微笑んだ。一歩一歩の自信が次の境地でどんな跳躍を見せるか、楽しみだ。

取材・文:上野紀子



<公演情報>
『風博士』
11月30日(土)~12月28日(土)
世田谷パブリックシアター
【作】北村想
【演出】寺十吾
【音楽】 坂本弘道
【出演】中井貴一 / 段田安則 / 吉田羊 / 趣里 / 林遣都 / 松澤一之 / 内藤裕志 / 大久保祥太郎 / 渡辺えり

チケット一般発売日:10月13日(日)10:00~

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

【ダンス オブ ヴァンパイア 2019 #1】
 
ロマン・ポランスキー監督映画をもとに、1997年にウィーンで初演されたヴァンパイア・ミュージカルの傑作『ダンス オブ ヴァンパイア』
日本では2006年の初演以来、山口祐一郎が主演をつとめ、熱狂的に支持されている人気ミュージカルです。

物語は吸血鬼のクロロック伯爵と、ヴァンパイア研究の権威・アブロンシウス教授の対決を軸に、時にコミカルに、時に哲学的に、人生の深淵を描く内容。
ひと癖もふた癖もある登場人物たちのやりとりひとつとっても楽しい作品です。

この中で、ヒロイン的ポジションなのが、伯爵に憧れる女の子、サラ
娘を大事にしすぎる親の庇護下を飛び出し、新しい世界を見たいと望む好奇心旺盛な少女ですが、ほかのキャラクター同様、この子もなかなかひと筋縄ではいかない人物です。
なんと言っても、お風呂が好きすぎる...!?

そんなヒロインに今回初挑戦する桜井玲香さんにお話を伺ってきました!

乃木坂46の初代キャプテンとしてファンからもメンバーからも愛された桜井さんは、9月1日の「乃木坂46 真夏の全国ツアー2019」千秋楽公演をもって乃木坂を卒業。
このインタビューはその翌週、卒業したばかりのタイミングで行われました。

※サラ役は神田沙也加さんとダブルキャスト。

◆ 桜井玲香 INTERVIEW ◆

TdV2019-1-1_34146.jpg
―― 乃木坂46をご卒業されたばかりですね。卒業公演の映像をニュースなどでもたくさん拝見しました。今の感覚は...寂しいですか?


「まだあんまり実感が湧かなくて。ライブ(9/1の卒業公演)が終わった翌日も、2代目キャプテンになった秋元(真夏)の出演舞台のゲネプロがあって(舞台『サザエさん』)、それをメンバーのみんなと観に行って。あんなに涙のお別れをした次の日に、十数人のメンバーと会っちゃいました(笑)。でも、こんなによくしてもらっていいのかっていうくらい、最後までみんなの愛を感じた卒業でした。大満足です」
 
 
―― そしてこの『ダンス オブ ヴァンパイア』が卒業後、舞台としては新たな一歩になると思いますが、その前に、桜井さんは昨年末から今年のあたまにかけての『レベッカ』"わたし" 役が、グランドミュージカル初挑戦でした。まずこの時の思い出から伺わせてください。初日のこと、覚えていますか?
 
「緊張しすぎて、覚えてません(笑)」
 
 
―― 『レベッカ』って、"わたし" のソロから始まりますよね。緊張もひとしおだったと思いますが...。

「そうなんです、あたまが真っ白でした(笑)。稽古場でさえあの第一声を出すのは緊張していたので、慣れないまんま初日を迎えてしまった......という感じでした。"わたし" は、ご一緒した大塚千弘さんが初演から演じていらっしゃるんですが、千弘さんもあのオープニングがトラウマらしく「玲香ちゃん、もうホント、緊張するからー!」「すごいから!」って仰っていて。仰るとおりとても緊張はしたのですが、千弘さんがあえてそう仰ってくれたから私も素直に「怖いです」って言えたし、千弘さんでさえ緊張するんだ、っていう安心感もあり、とても助かりました」
 
 
―― 緊張しても仕方ない、と。

「はい。でもまさか(本格ミュージカル出演)1作目で、物語の先陣を切るパートを担当するとは思っていなかったので、ちょっと作品を間違えたかな!? って思ったのですが(苦笑)。だって、指揮を見て歌うのも初めてだったんです!」

チケット情報はこちら


『ジキル&ハイド』『スカーレット・ピンパーネル』『マタ・ハリ』等、数々のヒットミュージカルの音楽を手掛けるフランク・ワイルドホーン
彼の生み出した珠玉の名曲たちを、豪華スターが歌いつぐミュージカルショーFRANK WILDHORN & FRIENDS 2019が10月に東京にて開催されます。

メインアクトレスは柚希礼音
元宝塚歌劇団星組トップスターとして人気を誇り、退団後はミュージカルに、音楽活動にと活躍中。
昨年はワイルドホーンの手掛けた『マタ・ハリ』日本初演に主演したのも記憶に新しい彼女。
今年は芸能活動20周年を迎え、いっそう精力的に活動しています。

女優としてひっぱりだこの柚希さんですが、いわゆる「ミュージカルコンサート」に出演するのは意外なことに、今回が初。

柚希さんにワイルドホーンさんの楽曲の魅力や、コンサートに挑む心境などをお伺いしました。

★ 柚希礼音 INTERVIEW ★

FW1chany_DSC5818fr.jpg
―― 柚希さんはこれまでにフランク・ワイルドホーンさんの作品は『スカーレット・ピンパーネル』(2008年の宝塚星組公演)、『マタ・ハリ』(2018年)にご出演されています。ワイルドホーンさんは日本でも、その楽曲はもちろんご本人の人柄もミュージカルファンの間ではお馴染みですが、最初にお会いしたのは『スカーレット・ピンパーネル』の時でしょうか?

「はい。わざわざ来日されて歌稽古をしてくださったのですが、その時に初めてお会いしました。ワイルドホーンさんがいらっしゃる前にも稽古は進めていたのですが、彼がピアノを弾いてくださって、それにあわせて歌ったときに「なんて素晴らしい楽曲なんだ!」って思ったんです。緩急やテンポが、ドラマチックなんですよね。この方がこの素敵な音楽を作ったんだ......いや、こういう方が作られる楽曲だから素敵なんだ......って思ったのを覚えています」
 
 
―― 中でも『スカーレット・ピンパーネル』で柚希さんが演じたショーヴランには、『君はどこに』という素敵なナンバーがありますね。

「そうなんです、まさに『君はどこに』で思ったんです。"タラララ、タラララ"と音取りをしている段階では「これはどういう歌なんだろう...?」と思っていたのに、ワイルドホーンさんが弾いてくださったら、切なさや複雑な感情が一気に伝わってきて「こんな素敵な曲なんだ!」とわかった(笑)。元々ご自分でピアノを弾きながら作曲される方だからでしょうか、さすがですよね。その後『マタ・ハリ』の時も思ったんです。まだ役作りが見えていないときから、音楽が役作りを引っ張ってくれるようだな、と」

チケット情報はこちら

 
ミュージカル俳優として、シンガーソングライターとして、そしてあの大人気ユニット「MonSTARS」のメンバーとして活躍する石井一孝。
彼が原案・作曲・主演を務める"一人芝居ミュージカル"『君からのBirthday Card』が9月15日(日)、東京・浜離宮朝日ホールで上演されます。
IMG_0162.jpg
昨年"Story Live"と銘打ち上演されたこの作品は、もとは石井さんの既存の楽曲から構成した「カタログ・ミュージカル」が出来ないか?という発想からスタートしたそう。

この作品が今年はさらにバージョンアップして、再登場。
作品にこめる思いを石井さんに伺ってきました。

  

◆ 石井一孝 INTERVIEW ◆

ishii_DSC2118.JPG 
――『君からのBirthday Card』、これは昨年初演された、石井さんの一人芝居ミュージカルとのことなのですが、そもそもなぜ "一人芝居ミュージカル" をやろうと思われたのか、そのきっかけを教えてください。

「僕、ミュージカル界にお世話になって27年になるのですが(1992年『ミス・サイゴン』でデビュー)、もともとシンガーソングライター志望だったので、曲を書くのも好きなんです。曲を書くのが好きで、歌を歌うのが好き、芝居をするのが好き。となったらいつかは自分でミュージカルを作りたいと思っていました。その夢は15年くらい前からずっと持っていたかな。でもやっぱりそれはとても労力のいる作業だし、なかなか一歩が踏み出せなかったのですが、『Swing in the Midnight Blue』というアルバムを出した時に、姿月あさとさんとのデュエットソングを入れたんですよ。その時に雑談でそんな話をしたら、ズンちゃん(姿月)が「書けるじゃないですか、オリジナルソングがいっぱいあるんだから」って言ってくれて。つまり、それまでに書いた曲ぜんぶあわせると100曲くらいあるんですよ。その中で気に入った曲で構成して、ストーリーをつけて......いわば『マンマ・ミーア!』方式だよね(笑)。その手があったか! と。それならゼロから作るのに比べたら半分くらいの労力でできる、しかも自分の曲を勝手に使ってカタログミュージカルにする俳優は世界をみてもなかなかないんじゃないか、このヘンテコな感じも俺っぽいんじゃないか、と、やり始めたわけです(笑)」
 
 
―― まず音楽ありきだったんですね。

「そうそう。最初はストーリーもなかった。それで(劇中歌の)『No rain,No rainbows』『夜の雲』『HAPPY BIRTHDAY』、このあたりは昔からライブでよくやっている曲で、これは入れたいな、どうやったら『No rain,No rainbows』を入れられるだろう、というようなところからストーリーを考えていきました。そうしたらやっぱりメインテーマが欲しいな、パーティソングや、『テナルディエ・イン』(レ・ミゼラブルの『宿屋の主人の歌』)みたいな"にぎやかし"の曲、パロディソングも欲しいな、となって、結局半分は新曲、半分は既存曲、という着地になりました」ishii_DSC2083.JPG

チケット情報はこちら

 

稲垣吾郎さんの主演舞台『君の輝く夜に ~FREE TIME, SHOW TIME~』が、現在東京・日本青年館ホールで上演中です。

 

kimino_mein_pia.jpg

 

夏の終わりの国道沿いのダイナーを舞台に、ひとりの男と3人の女性たちのひと晩を描く本作。

稲垣吾郎さん、安寿ミラさん、北村岳子さん、中島亜梨沙さんの4人のキャストが、ジャズミュージシャンの生演奏にのせて、歌やダンスを存分に披露し、おしゃれでゴージャスな"大人が楽しめる"ステージを展開しています。

ぴあでは、このステージの魅力をインタビューやイベント、稽古場、そしてゲネプロと様々な視点でご紹介してきました。

そこで、過去のニュース記事をまとめてみました!!

これから公演を観る方、すでにご覧になられた方もぜひチェックしてみてください。

 

★このページの最後にゲネプロの未公開写真も掲載しています。

 

 


 

▼稲垣吾郎が挑んだ、新たなミュージカルの形がここに!

記事を読む

稲垣吾郎さんのインタビューです。

 

inagaki_pianews190719.jpg

   

 

▼稲垣吾郎、「オーダーメイド」な役を楽しむ『君の輝く夜に』

記事を読む

本作の作・演出を務めた鈴木聡さんと、キャストが登壇したイベントです。

音楽監督を務められていた、ジャズピアニストで作曲家の佐山雅弘さんのお話も!

※佐山さんは昨秋ご逝去されました。 

 

inagaki_kaiken190730.jpg

 

 

▼稲垣吾郎がタップダンスに挑戦!主演舞台の「ショウタイム」は見どころ満載

記事を読む


稽古場レポートのダイジェスト版です。

inagaki_pianews190823.jpg

 

ロングバージョンはげきぴあに掲載しています!

稽古場ロングバージョン<前編>

稽古場ロングバージョン<後編>

  

 

チケット情報はこちら

040.jpg

9月5日(木)に東京・紀伊國屋ホールにて『GRIEF7』Sin#2 が開幕します。

本作は、昨年7月に初演された舞台の続編。"七つの大罪"をベースに、牢獄で出会った男たちの物語を描き、演出は錦織一清、原作は野村桔梗、脚本は三浦 香、音楽は金子隆博楠瀬拓哉という豪華布陣のエンターテインメントステージです。公演公式ホームページはこちら 

出演者は、初演から出演する米原幸佑加藤良輔SHUN(Beat Buddy Boi)三浦海里に加え、今回から吉田広大(X4)中山優貴(SOLIDEMO)が参加します。

歌稽古が始まったばかりという稽古場にて、出演者の加藤さん、三浦さん、中山さんにお話をうかがってきました。

*****

――初演、とてもおもしろかったです。待望の続編ということですが、今どんなことを感じていますか?

三浦 僕、今回やるとわかって嬉しかったです。またあのメンバーで集まれるんだと思って。一言で言うと「気を許せるカンパニー」で、稽古場の雰囲気がすごくよくて。今回は新しいキャストもいますが、ふたりとも柔らかい空気感を持っていらっしゃるので、絡むのが楽しみです。
加藤 僕はストーリーの展開も楽しみにしています。前回、謎だらけのまま終わりましたからね。それと二作目ということで、初演以上に挑戦ができると思っているので、そこもがんばりたいです

046.jpg

――中山さんは初参加ですね。前作はご覧になられましたか?

中山 はい、観ました。ストーリーは重いのに、エンターテインメントが詰まっている舞台でおもしろかったです。そういう皆さんがつくったものを壊さないようにしたい気持ちと、新キャストとして新しい風を吹かせられたらという気持ちがあります。

――今作もさらに重いストーリーですよね。

三浦 いろんな新事実が出てきますよね。こことここが繋がってたの!?という驚きもあるし。初演は(米原)幸佑さん演じるエディが真ん中にいたけど、そこも実は...というようなところもあるし。
加藤 そうだよね。さらに踏み込む感じ。新しいメンバーの役もおもしろいなって思う。
中山 深いところまで攻めてますよね。僕が演じるエヴァンと、(吉田)広大くんが演じるウォンが入ることで、一作目から出ている登場人物の別の面が引き出されているなと思いました。そこを知ったうえで一作目を観ると、また違うおもしろさも味わえそう。

チケット情報はこちら

  

 

喜劇作家・演出家の鈴木聡とジャズピアニスト・作曲家の佐山雅弘、そして主演は稲垣吾郎という強力タッグで大きな話題を呼んだ大人のためのミュージカル、〈恋と音楽〉シリーズ。

昨年、シリーズの決定版とも呼ぶべき『君の輝く夜に~FREE TIME,SHOW TIME~』が京都劇場で上演されましたが、今秋、いよいよ東京・日本青年館ホールで開催されます。

ショウシーンを大幅にリニューアルして"東京版"ともいうべき〈ショウタイム〉を盛り込んだ今作。

 

_DSC3383.jpg

 

ショウ稽古の様子と、キャストのコメントをお伝えした稽古場レポート【前編】に続いて、【後編】では、芝居の稽古の様子に加え、演出の鈴木さんと、音楽担当の佐山雅弘さんの息子で、今回のバンドマスター(以下バンマス)とピアノを担当する佐山こうたさんの対談をお届けします!

 

***

 


物語は夏の終わり、海の見えるダイナーに、ジョージ(稲垣)がやってくるところから始まります。ドアを開けて少し謎めいた男ジョージが入ってくると、ダイナーの女主人ライザ(北村岳子)がたちまち色めきだす様子が、なんともおかしい!

 

_DSC3193.jpg

  


......ちなみに本作の舞台は日本なので、登場人物も当然日本人の名前なのですが、ライザ・ミネリファンの自称"ライザ"が、ジョージや、のちほど登場するビビアン(安寿ミラ)、ニーナ(中島亜梨沙)にもそう呼び名を付けたので、物語はこの名前で進みます。

 
さて、ジョージは誰かを待っている様子。外を眺めながら物想いにふける稲垣さんの横顔に、さまざまな想像がかき立てられます。

そんな観る側の気持ちを代弁するかのように、「女性を待っているのね」「もしかして、今日会う約束をした昔の彼女?」などとストレートに聞くライザには、共感しかありません。

 
"圧の強い(笑)"ライザをさりげなくいなしながらも、尋ねられたら自然体で答える姿は、稽古前にスタッフたちと和やかに話していた稲垣さんそのまま。

一方、ズケズケとした物言いで、隙あらばジョージに迫ろうとするライザを嫌味なく演じられる北村さんは、普段から稽古場のムードメーカーだからこそなせる技。鈴木さんの"あて書き"の魅力を改めて感じました。

  

_DSC3310.jpg

チケット情報はこちら

長年にわたり、テレビで観ない日はないほどの活躍を続けているウッチャンナンチャンの内村光良さん。内村さんが年に一度、「自分のやりたいことだけ」を披露する『内村文化祭』が今年で3年めを迎えます。今年は大好きな街、三軒茶屋にある昭和女子大学人見記念講堂での公演、題して『内村文化祭'19 三茶』。まさにその稽古に入ろうとする内村光良さんにお話を伺いました。

NL1_7603.jpg

――『内村文化祭』が今年で3年めを数えます。今回はステージも大きくなり、参加する人数も増えるそうですね。

「毎年、この1年で経験したこと、体験したことを元に自分がやりたいことをやる、という原則はまったく変わっていません。ただ、ショートコントが多くあった最初の頃に比べて、ステージの大きさに合わせるように演劇だとかショーに近くなっている感じがします。ですので今回、赤字覚悟でダンサーも増やしました(笑)」

――今回はどんなものが観られそうか、少しだけ教えていただくことはできますか?

「まず、10分ちょっとのミュージカルのようなものがあります。病院を舞台にした、全員参加のミュージカルコントです」

――大作! 文化祭の準備は、いつ頃からはじめるんですか?

「だいたい春くらいですね。今年だと5月くらいから台本を少しずつ書きはじめました」

――台本自体、内村さんご自身が書かれているんですか?

「今回は、ほぼ私です。1本だけ、あんちゃん(放送作家・内村宏幸氏)が書くのがありますけど、まだ書いてきてないですね。私はまじめなので、ちゃんと全部書きあげてます(笑)」

――では、他の演目もおおよそ決まっているわけですね。気になるのは、過去2回登場したご当地ソングの名手・丸山けんじさん(内村扮するムード歌謡歌手のキャラクター)が今回も出るのか、ですが......。

「今回は残念ながら丸山けんじが出ないんですけども、弟の丸山ちはるというのが出ます。またちょっと兄とは歌のジャンルが違いまして、電車ソングを2曲歌います。お楽しみに。ははははは!」

――それは楽しみです! 恒例のシリーズといえば、内村さんが息子さんの言動を完コピするというかわいくも面白いコーナーがありますね。

「息子シリーズはひとつのコントとしてではなく、漫談の中に登場します。やっぱり息子もだんだん成長して知恵がついていくので、驚くようなことが減ってくるんですよね。......いや、あるにはあるんですが、ここ最近は『うんち』しか言わない時期に突入してしまったので(笑)」

――なるほど(笑)。

「今回はステージが広いこともあって、全体を通して歌と踊りが多いですね。あ、あとアクションがありますよ。仮面ライダーのパロディをやります。仮面ライダーじゃないけど、仮面おじさんみたいなもの。ふふふ。ヒーローものです」

――なぜ、仮面ライダーを?

「息子がいま、『仮面ライダージオウ』を大好きで。じゃあ私が仮面ライダーみたいなヒーローになろう、と」

――かっこいい。文化祭の演目は、お子さんの影響も大きいんですね。

「そうですね。一緒に観てますから、いま私仮面ライダーに詳しいですよ」

――今年もバラエティに富んだ演目が観られそうですね。昨年、一昨年の紅白歌合戦の司会でも内村さんが踊ったりコントをしたりと八面六臂の活躍をされていて、『内村文化祭』の賑やかさを思い出しました。

「いやいや、あれはやはり歌手のみなさんが素晴らしいわけですから、ぜんぜん違いますけど。ただ、去年の紅白であいみょんを観ましたんで、今回もしうまくいったらあいみょんをやりたいな、と密かに狙っています(笑)まだ、やるかわからないですけど。」

NL1_7646.jpg

いまだに難しい

『なつぞら』のナレーション

――内村さんのこの1年というと、『なつぞら』のナレーションも大きいのではないでしょうか?

「『なつぞら』は修行ですね。ほんっとに難しいです。ちょうど昨日も収録してきましたけども。ナレーションって、実はキャストの皆さんが撮影をぜんぶ終えても、まだ終わらないんですよ。実は私がいちばん最後まで『なつぞら』に関わることになる。ひとり孤独な戦いをブースでやっております」

――どのあたりがいちばん難しい部分ですか?

「ただの語りてとは違って、なつの父親という役もありますから。娘に語りかけるときもあれば、アニメの内容を説明するときもある。どちらにも寄り添って、成立させなくてはいけない」

――状況によって声を使い分けなくてはいけない。

「皆さんのお芝居の邪魔をしてはいけないですし、15分の物語を私の声でマイナスにしてはいけない、プラスにしなくてはいけないというのがありますし。こないだ、急に『歌う』という指示があってびっくりしました(笑)」

NL1_7607.jpg

年に一度、自分の趣味を

そのまま出す場所

――今回の文化祭には、芸人さんもたくさん参加されますね。ニッチェ、パーパー、きしたかのの3組。

「ニッチェは歌がうまいので抜擢しました。きしたかのは大抜擢ですね。今回、きしたかのにかかっていると言っても過言ではない。きしたかの文化祭です(笑)」

――まさに大抜擢! 芸人の皆さんはどのように選ばれたんでしょうか?

「ニッチェは前から知っていましたけど、パーパーときしたかのは『そろそろ にちようチャップリン』(テレビ東京)で知りました。今回の経験が肥やしになってくれればうれしいですね」

――『〜チャップリン』で若手の方たちのネタを見るのは、やはり刺激になりますか?

「もちろんそうですね。うちらの時代とは設定からして違うし、もうレベルが違うんですよ。みんな本当にうまい。だからそれはもう刺激になります。たとえばインポッシブルなんて、やりたい放題で突き抜けている。お客さんがついてこなくても関係なくやってる、ああいうところが好きです。ネルソンズの体当たりぶりもいいですし。やさしいズは今までにない感じのコントだし、かが屋も新しいですし。若手のネタは面白いですねえ」

――そういう刺激が『内村文化祭』への原動力になっている部分も?

「それはもう、十分にありますね」

――とはいえ、『内村文化祭』では2時間近く、ほぼ出ずっぱりでコントや歌、ダンスを披露されるわけで、稽古も1か月近くみっちりなさると聞いています。かなりの覚悟と労力をかけて取り組まれていると思うのですが。

「やっぱり......どこか、狂った部分を出したいというのがあるんでしょうね。テレビでは司会が多いので、演者として溜まっているものを年に1度出しておかないと。もちろん『LIFE』(NHK)はありますが、スタジオコントとはまた違う、自分の趣味をそのまま出す機会はやはりここなんですよ。たとえば劇団☆新感線を観てそれを一人で再現したり、木村多江さんの『春興鏡獅子』を観てそのままやるってテレビではやはりできませんから。演目もバラバラで、構成もつぎはぎだらけですけど、本当に毎年その1年の経験をもとに自分がやりたいことだけをつめこんでいる。この楽しさは格別なものです」

――お話を伺うと、今年ももちろん楽しみですし、気が早いですが、来年も期待してしまいます。

「もちろん、来年もできたらいいなあとは思っていますけど、今回のライブが終わってから自分が何を経験するかによりますね。来年はきっと、東京オリンピック関係をやりたがるんじゃないでしょうか。表彰台のパロディとか、体操の着地の瞬間とかね」

取材・文/釣木文恵

撮影/イシイノブミ


『内村文化祭'19 三茶』
2019年8月28日(水)~8月29日(木)
昭和女子大学 人見記念講堂
[出演]内村光良 / 桜井日奈子 / ニッチェ / せとたけお / パーパー / きしたかの / 内村ダンサーズ


NL1_7589.jpgNL1_7622.jpg

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 
■ミュージカル『SMOKE』2019年版 vol.9■
 
 
昨年日本初演され、その濃密な世界観と美しい音楽でたちまち話題となり、多くの熱狂的ファンを生み出したミュージカル『SMOKE』
20世紀初頭に生きた韓国の天才詩人、李箱(イ・サン)の遺した詩と彼の人生にインスパイアされたミュージカルで、たった3人のキャストが、ミステリアスで奥深い世界を作り上げていきます。

初演から1年で早くも再演となった『SMOKE』ですが、今年は6月の池袋・東京芸術劇場バージョンを経て、初演の地・浅草九劇の〈ORIGINAL CAST〉バージョンが現在好評上演中!

浅草九劇の〈ORIGINAL CAST〉バージョンは、3つの役どころそれぞれがトリプルキャストです。
」...大山真志、日野真一郎、木暮真一郎
」...大山真志、日野真一郎、木内健人
」...池田有希子、高垣彩陽、元榮菜摘
※初演で「海」を演じた大山さんと、「超」を演じた日野さんは、今回は「海」「超」の二役を演じます


濃厚な三人芝居を、その日ごとのキャストが魂を叩きつけるように熱演している九劇版『SMOKE』。
そんな皆さんの開幕後のリアルな心境や、ちょっと突っ込んだ内容をお伺いしたく、インタビューを数回にわけてお届け中。

初演は「海」をシングルキャストで演じ、今回は「海」と「超」の二役に挑戦中の大山真志さんをホストに、出演者の皆さんの現在の心境、作品に対する思いなどをお伺いする通称「真志の部屋」、第3弾は木暮真一郎さんとの対談です。

初演は「海」を演じ、現在は「海」「超」の二役を演じている大山さん、初演・再演をとおし「超」のみを担っている唯一の存在である木暮さん。お互いへの信頼が伝わる、興味深い内容のインタビューとなりました!

▽ 大山真志(海)SMOKE2019-09-01_9198.JPG

▽ 木暮真一郎(超)SMOKE2019-09-02_8980.JPG

 

◆ about『SMOKE』 ◆

李箱(イ・サン)の作品「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされ、その詩のみならず彼の人生やその他の作品群の要素も盛り込み作られたミュージカル。
イ・サンは、才気ほとばしる作風が讃えられる一方で、その独自性と難解さゆえに酷評もされた、両極端の天才詩人。結核をわずらった後、日本に流れつき、そのまま異国の地・東京で27歳の若さで亡くなります。

このミュージカルでは、彼の精神世界を謎めいた筆致で描き、誰も想像できなかった物語が繰り広げられます。
登場人物は、
 詩を書く男「(チョ)」、
 海を描く者「(ヘ)」、
 心を覗く者「(ホン)」
の3名のみ。 俳優の実力も問われる、スリリングな作品です。


★インタビュー中、一部ストーリーの展開に触れています。ご注意ください。
 

大山真志木暮真一郎 INTERVIEW ◆

 

●上演回によって印象が変わる『SMOKE』。まずはこの日の公演の感想戦から...

 
―― 今日の大山さんの「海」はちょっと大人っぽくみえました。
※このインタビューは木暮超、大山海、池田紅の組みあわせの公演後に行われました。

大山「ああ、そうです、そうです」


―― それは今日の気持ちですか? それとも木暮さんの「超」や池田さんの「紅」との相性ですか?

大山「昨日も同じチームだったんですよ。昨日はもうちょっと大人っぽく作って、今日はそれよりは少し幼く「海」を作ったんですが。ありがたいことに、この連載で共演のみんなとマンツーマンでじっくりお話できる時間が増えたことで、自分でも改めて考えるきっかけになっています。今日もこぐ超(=木暮)の「超」とだったら、ゆっこさん(=池田有希子)の「紅」とだったら、こういう方向でもいけるんじゃないかな? ってところからスタートした「海」でした。...昨日はもうちょっと、(超と海が)友だちっぽかったよね」

木暮「そうですね。でも僕はマーシーさん(=大山)をめちゃくちゃ信頼していて。なんといっても去年の初演をシングルキャストで「海」を演じていらした、"大きな幹" 感がすごくあって。もう、何千年の大木だ!? みたいな(笑)。ついつい甘えちゃうんです。だからそれが出ちゃって、マーシーさんの「海」の前だと余計に自分の「超」は若くなってしまう。昨日はそれで、若くなりすぎてしまったところがあったので、今日はもうすこし「超」として「海」を引っ張ろうとしました」
 
 
―― ただ、その木暮さんの「超」の、ちょっと若く見えるところから、逆にピンと張り詰めた危うさも感じます。ほかのふたりの「超」とも全然違って面白い。...ところで普段から大山さんは木暮さんのことを「こぐ超」って呼んでいるんですか?

大山「そうです。超はもちろん役名の「超」です」
 
 
―― この作品を卒業しても大山さんは木暮さんをその呼び名で呼ぶんでしょうね、まさに出会いの作品ですね。

大山「そうでしょうね~」

木暮「ふふふ(笑)」

▽ 木暮真一郎(超)SMOKE2019-09-12_8627.JPG
▽ 大山真志(海)SMOKE2019-09-11_9201.JPG

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

日本芸術文化振興会
劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉