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あの宝塚歌劇団に"男子部"が存在していた――。
意外な実話をもとに2007年に初演、2008年、2010年、2013年と再演を重ねた『宝塚BOYS』が5年ぶりに上演されます。

終戦直後の1945年に特設され、"明日の宝塚スター" を夢みてレッスンを重ねた宝塚男子部の面々。しかし彼らは宝塚大劇場の舞台に一度も立つことがなく、9年後、解散。
女性が男性を演じてこそのタカラヅカ、に挑んだ彼らの青春は、ちょっと可笑しく、ほろ苦く、熱く、切ない......。

5代目BOYSは2チーム制で登場します!!

○team SEA
良知真次、藤岡正明、上山竜治、木内健人、百名ヒロキ、石井一彰、東山義久
○team SKY
永田崇人、溝口琢矢、塩田康平、富田健太郎、山口大地、川原一馬、中塚皓平


さらに両チーム共通で愛華みれ、山西惇が加わり、2018年版『宝塚BOYS』が始動します。


【『宝塚BOYS』バックナンバー】
2008年版稽古場会見
2010年版開幕レポート
・2013年版
 # 稽古場レポート
 # 開幕レポート


今回、team SEAに出演する良知真次さん、藤岡正明さんにお話を伺ってきました。
良知さんは2013年、藤岡さんは2010年にも出演したBOYS経験者。
同じ「竹内重雄」役を演じたふたりが、今回は同じチームになっていますが...?

 

良知真次藤岡正明 INTERVIEW

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● 『宝塚BOYS』は「本当に尊い思い出」

―― おふたりとも2回目の『宝塚BOYS』ですね。前回出演した時の思い出を教えてください。

藤岡「もうね、思い出がありすぎて。事件もたくさんありました(笑)。体力的にも精神的にもタフでハードな作品ですし、夏の公演だったから、そういった意味でも疲弊していくんですよ。でもその感じも含めて『宝塚BOYS』だなって思う。やっぱり "夏" なんですよね。夏の青春の1ページ。なんかもう、部活みたいな感じです。僕らの時は兵庫公演があったんですが、移動の新幹線もわざわざみんなでギュッと固まって座って、座席を回転させて、遠足みたいな状態(笑)。名古屋で一瞬停車するあいだに、じゃんけんで負けたヤツがキオスクで名古屋土産を買ってくる、とか(笑)。まぁ、負けたのは俺で、しかも買ったのが八ッ橋で、みんなに「名古屋じゃないじゃん!」って言われたのですが(笑)。そういうこと全部が、修学旅行みたいで。本当にみんなと離れたくなかったし、それはあの作品の力と、出会えたメンバーの力なんだろうなと思っています。ただただ、本当に尊い思い出。当時を思い出すと、そこにいたのが竹内なのか、自分なのか、ちょっとわからないくらいです」

良知「本当に夏にぴったりの作品だと思います。作品的にもすごく熱いので、季節を考えたら夏ですよね。僕ら同い年なんですが、もう忘れた青春時代をまた思い出して、新たに作れるってなかなか出来ないこと。しかもお互い年を重ねた今回、また青春を過ごすことが出来るのは本当に奇跡だと思います。その奇跡を起こそうと思って起こせなかった――夢を叶えられなかった人たちの話なので、僕たちも命をかけてやらなければいけないな、と毎回思います」

▽ 良知真次

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―― 前回の出演から今までのあいだ、様々な経験をされてきたと思いますが、改めてこの作品に向き合って作品に対する思いの変化などはありましたか?

藤岡「僕は作品に対しての思いの変化はあまりないです。ずーっと、ただただこの作品が好きだと思っている。ほかの作品であれば「あの頃はああだったな、今やるならこう出来るかな」と思うこともあるかもしれませんが、『宝塚BOYS』はまた出演できるなんて思っていなかったし、いちファンとして、作品がずっと残ってくれたらいいなと、この作品を愛してきました。逆に言えば、今回まさかまた出来ることになるとは思っておらずビックリしているので、これから何が出来るかなということを考えていきたいです」

▽ 藤岡正明TakarazukaBoys2018_01_13_8919_fix.JPG


良知「僕は、そうですね...。あまり前回の記憶がないんですが...」

藤岡「あまり好きじゃなかったの!?」

良知「いや(笑)、いい意味で、好きも嫌いも結構忘れてしまうんですよね、僕。だからこそ前のことを引きずらずに次に進めるのかなって勝手に思っているんですが。でも色々な体験、経験があるからこそ、違う形で今回また作品に挑むことが出来る。そうじゃなかったら、違うキャストがいても、自分は同じことをやろうと思っちゃいますよ。でも今回はメンバーも変わり、全然違うカンパニーになるので、伝えたいメッセージも変わってくると思う。そういったものを、新しいメンバーと探っていきたいなと思います」

藤岡「良知、良いこと言うなぁ! 本当にその通りだよね。でも良知はこの間で、宝塚の振付をやったわけじゃん」

良知「そうね、それはやっぱりひとつ大きな経験としてあります。宝塚の稽古場に入った時に「ここかぁ!」と思いました。『宝塚BOYS』も、稽古場に入るところから物語が始まるので。凄いところに来たな、と思いましたし、その「凄いところに来た」という感覚を、いかにリアルに伝えられるかということを、今回は目指したいと思います」
※良知は2017年月組公演『瑠璃色の刻』でフィナーレナンバーの振付を手掛けた。
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tewotunagu_10srd.jpg あかりけした 舞台「手をつなぐには近すぎる」 左から成島秀和、小野川晶、なだぎ武、渡邊安理

なだぎ武、渡邊安理、小野川晶らが出演する舞台「手をつなぐには近すぎる」が6月7日(木)から神保町花月で上演される。

本作は、なだぎ武、渡邊安理(演劇集団キャラメルボックス)、小野川晶(虚構の劇団)、成島秀和(こゆび侍)が新たに結成したユニット"あかりけした"による作品。 脚本・演出は成島秀和が手掛け、メンバーのなだぎ武、渡邊安理、小野川晶が出演するほか、伊藤修子、ランパンプス、兵藤天貴(天龍)が出演する。 本作に出演する なだぎ武、渡邊安理、小野川晶に加え、脚本・演出を担当する成島秀和に、ユニット結成の経緯、本作の見どころなどについてインタビュー取材した。【動画4分】
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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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6月2日に初日を迎える、今年創始130年を迎えた劇団新派の花形新派公演「黒蜥蜴 全美版」。好評を得た昨年6月の初演をさらにパワーアップさせた再演となります。

前編に続き、『黒蜥蜴ー全美版ー』について、喜多村さんと河合さんにお話を聞きました。

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――初演の『黒蜥蜴』は、いろいろ「新派っぽくない」というような劇評もあったと想像しますが、そのあたりはいかがですか?

緑郎ありましたね。

雪之丞まず、劇団新派として、新しい形というものを提示していくことの意味合いがありますよね。「新派っぽくない」というのは、多分古典らしくないということでしょう。新派とはなんぞやという定義が必要ですが、新しい感覚を発信していくというのは大事なことかなぁと思っています。

緑郎どのお芝居でも、俳優のいいところを全て出して、やれることを全てやるというのが齋藤さんのコンセプトなんです。前回の『黒蜥蜴』もそういう意味で、全てお客さんにさらけ出しました。だから我々は新派をやっているというような気分でもなかったです。

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今年創始130年を迎えた劇団新派が、江戸川乱歩原作の怪奇ロマン小説「黒蜥蜴」を再演します。

昨年6月の初演では、乱歩の妖艶な世界を見事に描き出し、喜多村緑郎さん河合雪之丞さんのコンビによる、奇想天外で華麗なトリックの連続で大きな衝撃を与えました。昨年に引き続き、劇団新派の春本由香さん、伊藤みどりさん、劇団EXILE 秋山真太郎さんが出演し、今回は新たに、ミュージカル界で活躍する今井清隆さんも出演が決まっています。

再演の『黒蜥蜴ー全美版ー』はどのような舞台になるのか、喜多村さん河合さんにお話を聞きました。

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――昨年の初演からちょうど1年での再演です。好評だったからこその再演だと思いますが、改めて再演への思いを教えてください。

河合雪之丞(以下、雪之丞):そうですね。再演のお声がけを頂けるのは本当にありがたいことです。初演の時に力を込めて作った作品だったので、評価していただけたのかなぁと思います。ただ、再演の難しさでもあるのですが、「もう見たからいいや」と思われてしまうと一番困るので、そうならないように、よりパワーアップしたものをお客様にお見せできればと思っています。

喜多村緑郎(以下、緑郎):稽古中は修正ができるんですけど、本番をやっていても「ここ直したいなぁ」、「こういう風になったらいいのになぁ」という部分が出てくるんですね。本番をやりながらだとあまり大きな修正はできないのですが、今回は再演ということで、ズバッと修正できるなぁと思っております(笑)

雪之丞そうそう。だから初演をやりながらも「次回やる時は...!」という構想が出てきたんです(笑)

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■『不徳の伴侶 infelicity』特別連載 vol.1■


『王家の紋章』といった大型ミュージカルからストレートプレイ、ショー、コンサートなど幅広いジャンルで活躍する作・演出家 荻田浩一が、十数年あたためてきたという新作『朗読(クローゼット)ミュージカル 不徳の伴侶 infelicity』が、5月末から上演されます。

作品は、16世紀に実在したスコットランドの女王メアリー・スチュアートと、彼女の3度目の配偶者であるボスウェル伯ジェームズ・ヘップバーンを軸に、陰謀渦巻く時代の愛を描いた物語。

メアリー・スチュアートは生後6日でスコットランドの王位を継承、その後フランスの王妃となり、再婚を繰り返したのち故国を追われ、最後には血縁であるエリザベス一世により処刑されますが...。

キャストは実力派揃いの6名。
スコットランド女王メアリー・スチュアートに、元宝塚トップ娘役の彩乃かなみ
スコットランド貴族、ボスウェル伯ジェームズ・ヘップバーンに、ミュージカル界きっての美声の持ち主・藤岡正明

ほか、若き新星・百名ヒロキに、
名ダンサーである舘形比呂一吉本真悟が加わり、
さらにメアリーの生涯のライバルであるイングランド女王エリザベス一世を、シルビア・グラブが演じます。


稽古がはじまる4月末の某日、彩乃かなみさん、藤岡正明さん、百名ヒロキさんにお話を伺ってきました!
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彩乃かなみ×藤岡正明×百名ヒロキ INTERVIEW ◆


● 作・演出の荻田浩一さんについて

―― 今作は、荻田浩一さんの自主企画公演とのことです。荻田さんが「一緒にやりたい」と思った方に声をかけたのかな...と想像していますが、皆さん、荻田さんから直接出演オファーがあったのでしょうか?

彩乃「事務所経由でお話がきて、直接荻田先生とお話をしたわけではないのですが「メアリー・スチュアートは絶対にみほこ(彩乃)にやってほしい」と仰っていただいたようで...」

▽ 彩乃かなみfutoku01_02_4883_fix.JPG



―― 3・4年前から「彩乃さんに」と仰っていたそうですよ。

彩乃「えー、嬉しい! でも、最近まで『マディソン郡の橋』で荻田先生とご一緒していたのに、先生の口からは直接聞いていないんですよ(笑)」

藤岡「僕も、荻田さんとはよく飲みにいく仲なので、直接連絡をくれればいいのに。そういうところはちゃんとしているんですよね(笑)。ちゃんと、事務所経由でお話が来ました。"ちゃんと" なのか、もしかしたらそういうところは小心者なのかも、「いえいえ、僕なんか...」ってよく仰ってる(笑)。そんな、愛すべき荻田さんが「藤岡とやりたい」と言ってくださったので、僕もぜひやりたいと思いました。僕、コンサートなどで荻田さんの演出を経験してはいますが、稽古場からお芝居をガッツリ作っていく時間はまだ経験していないんです。よい意味で、ケンカをしていきたいですね」


―― 百名さんは、荻田さんとは初めてですね。

百名「初めてです。以前、僕が出演していた舞台を観劇してくださったことがあったのですが、その時すでにこのお話が決まっていたのに、荻田さんは面会を遠慮してご挨拶が出来ず...」

藤岡「一緒にやるんだから、会えばいいのに、ねぇ?」

彩乃「ちょっと、シャイなんですよね」

百名「その後、『マタ・ハリ』にいらしていただいたときには、ちゃんとご挨拶できました(笑)。皆さんが「荻ちゃん」と呼んでいらっしゃるのがわかるなぁという雰囲気の方で...。フレンドリーな方なんだろうな、と楽しみにしています」futoku01_05_4906_fix.JPG

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NHKの朝ドラで愛嬌あるオバちゃんを演じたかと思えば、情報番組で舌鋒鋭くも温かいコメントを繰り出し、新橋演舞場などの大劇場で看板を張ったかと思えば、下北沢の小劇場で劇団公演を打つ。歌手としてコンサートを開いたかと思えば、歌舞伎の新作公演の作・演出を務める...。

様々なジャンルを軽やかに行き来しマルチな活躍を見せる渡辺えり

彼女が80年代から作・演出を務め、小劇場界を牽引してきたオフィス3○○が、(前身の劇団3○○から数え)創立40周年を迎えます。

記念公演となる『肉の海』は、昨年、芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した純文学の新鋭・上田岳弘の最新作『塔と重力』が原作。

『塔と重力』は阪神大震災を経験し、倒潰したホテルから生還したものの恋人の "美希子" を亡くした男性が主人公。20年後、美希子の記憶を抱いたまま生きる主人公が、Facebook上で再会した友人から「あること」を持ちかけられるが...という物語。
コミュニケーションツールが発達し、複雑になっていく時代をどう生きるのかというテーマを浮かび上がらせる作品ですが、今回渡辺えりは、この作品だけでなく、上田岳弘の全作品を読み解き、オリジナルの世界を構築するとのこと。

オフィシャルサイトには<渡辺と原作者の世界観がぶつかって起きる、爆発的なクライマックスは見逃せないものとなるだろう>という一文もあり、一体どんな作品世界が展開されるのか、予想もつきません...!

キャストも、40周年の記念公演に相応しく、豪華な顔ぶれが集結しました。

ベテランの三田和代ベンガル尾美としのり久世星佳
喜劇性豊かな青木さやか大地洋輔(ダイノジ)、
小劇場で大活躍の土屋佑壱藤田紀子原扶貴子宮下今日子の面々。
そして歌唱力抜群の土居裕子、ディズニ-・アニメーション映画『モアナと伝説の海』の日本版でヒロイン・モアナ役の吹き替えを務めた屋比久知奈(これが初舞台!)。
さらに、おふぃす3○○の元メンバー樋口浩二友寄有司ら、そしてもちろん渡辺えりも出演。

過去の劇中歌も生バンドで演奏されるという、40周年を飾る集大成な超音楽劇

作品について、渡辺えりに加え、三田和代土居裕子屋比久知奈という、渡辺作品に初参加する3人の女優にお話を伺ってきました。

取材日は、皆さんが初めて顔を合わせた稽古初日、稽古後のタイミング。
世代を超えた女優たちの、そして "超音楽劇" に相応しく声の美しい女優たちのクロストークです!
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渡辺えり三田和代土居裕子屋比久知奈 INTERVIEW

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撮影:平岩享

劇団ハイバイの岩井秀人が、平均年齢78.7歳の「さいたまゴールド・シアター」の人たちとタッグを組む。それだけでも楽しみなのに、これまで各地で名作を生みだしている「ワレワレのモロモロ」をゴールドとやっちゃうってんだから、ちょっと心が躍らないか?

----「ワレワレのモロモロ」はワークショップから作品を立ち上げるんですよね?

ええ。車座になって座って「みなさんそこそこ生きてらっしゃって、ひどい目にあった話があると思いますが、話せる範囲そんな話を教えてください」って。で、これぞっていうのを二つくらい選んで「こっちチームは彼女の話を、こっちチームは彼の話を演劇にしてください、20分で」みたいな感じです。

­­----でも、そういうところでそう言われてもなかなか喋れないんじゃないですか?

あるところでやったときには、まず先にそのころ書いていた「夫婦」に出てくる自分の話をしました。「父が、医者だったのに医療過誤みたいなので死んだんですよ、ゲラゲラゲラ」

----ゲラゲラって

そしたら他の人も父親が亡くなった話をして、そんで次の人が「じゃあ、私も死ネタつながりでー」って 話し始めて、「死ネタ」って言葉ぼくも初めて聞いたし、でも一瞬にしてポップカルチャーになったなって。その時点でもう結構なことだなって。

­­----結構なことをできていると?

ええ。その人もそのことを他人に話したのは初めてだそうで、本当にヘビーな話で......。
結婚することになって、離れて暮らしていた飲んだくれの父親を訪ねて、「お世話になりました。でも、どうか結婚式の時にはお酒を飲まないでください」って頼んだのに、聞く耳持たずにメチャクチャなこと言う父親に、初めて言い返したんですって。「今まで私はずっとガマンしてきたけど」って。そしたら次の日に母親から電話がかかってきて、「お父さんいないんだけれど......」って。

­­----えっ?!

さらにその次の日くらいに、井戸端会議をしていた近所のおばちゃんたちの脇の側溝を、誰かがスゥーって流れていって。「あれぇ?」って。でもフタに隠れて見えなくなっちゃって。

----いやいや

けど、そこ海の近くで、潮の満ち引きがあるから、行ったり来たり現れたり隠れたりしてて......「今の〇〇さんのとこのお父さんじゃない?」って発見されて。

----いやいやいやいや

まー、重たい空気でその話は進んで、「やべぇ、どうすっかなぁ」って思ったんですけど、いたって明るい様子で「じゃ、もう片方のお父さんが練炭自殺しちゃった話と分かれて二チームに作ってもらいます、よーいドン」みたいな。

----あははは

でも、それやらないと、なんだかその話をしてくれた意味がなくなっちゃう気がしたんで。そしたら、まあー、とんでもない名作が二つできて。みんなで泣いちゃって、側溝のシーンでみんなで爆笑するみたいな。
話した本人にとっては、父親の死について自分が何割か加担しているんじゃないかって方向からしか考えられなくなっていたのに、近所のオバチャンたちからの視点や、さらには「側溝を流れてきた父を表現するために苦労した」という謎の要素まで加わったみたいで。

­­----客観視できるようになった?

そうですね。話してる時は思い詰めたような顔してた人が、他のチームが自分の父親のことをなんとか表現しようとしているのをゲラゲラ笑いながら見ている。それはすごくおもしろいことだし、ちょっとでも意味があることじゃないかなって。

げきぴあ3DSC_1160.jpg撮影:平岩享

­­----表現の可能性を感じますよね。

ええ。いろいろ心配してたけれど、結構どこまでも行けるんだなって。「演劇」として何かをするっていう僕の中での基準がグーンと下がったっていうか、普通の人の体験を立ち上げようとするっていうことだけでものすごくドラマチックなことだって......

­­----しっかりした作品にするっていうことの重要性ではなくて

そう。見たことがある形式に仕上げるだけが価値ではないなって。前々から、そう思ってはいたんですけどね。人の生き死に関することを当事者がいる中で立ち上げるって、「結構なことしてるよこの人たち!」って思ったんです。それは他の人も自分のことを語って、何かが分け合われた状態だからこそのことなんでしょうね。
僕の場合は人のことを知りたくて、同時に自分のことを知りたくて、すごく乱暴なワークショップに見えるけれども、根源的なことをやれているんじゃないかなと思っています。

­­----そして今回、ゴールド・シアターのみなさんから出てくるのは、やはり戦争などの社会的な物語が多いのでしょうか?

「運動」とか「組合」とかね。でもねやっぱり自分が体験しているからこそ、そんな大きな物語にはならないんですよね。
ほんとに右も左も豊かな人たちがいるのでそういう言葉の意味合いが人によって変わるんですけど、どっちでもいいって言っちゃあれなんですけれど、どっちが正しいかってことよりも、あなたが今どう思っているのかってところを聞きたい。

­­----それにしても、いろんな人生経験がある人たちだから、まとまらないんじゃないですか?

まとまらないのは、モロモロの武器っていうか。冷蔵庫を買ったってだけの話の人もいるし。

­­----あの大変な時代にようやくわたしの家にも冷蔵庫が来ました、みたいな?

いや、ぜんぜん現代で。「夫と相談して買い替えを決め、カタログを集めた」みたいな(笑)
「ディティールを細く書きたいんで、もうちょっと待ってください」って

­­----ほう

「冷蔵庫のサイズとかを調べているから」って......

­­----ディテールって、そこですか!

それでもこの物語、聞いただけでワクワクするようなアイデアを岩井から授けられて、ご本人と岩井の間を往復しながらすくすくと育ってきているという。はたして「冷蔵庫物語」は採用されるのか、期待しつつ待とうではないか。

ひとは歳をとると涙もろくなると言うが、それはけっして衰えを意味してはいない。むしろ個人史を積み重ねることで想像力が増し、誰かの一見なんでもない言動の裏にあるさまざまな事がらを想像できるようになるからこそ、我が事のように心が揺さぶられるのだ。
色とりどりの人生経験を重ねてきたゴールド・シアターというワレワレ。そして、十代の後半にひきこもっていたという、若くしてギュッと濃い体験をした岩井だからこそ聞くことができる、人の生き死にという根源的なところまでも含んだモロモロ。この出会いは、単なる「あるある話」を普遍的な方へと深化させるに違いない。
そこのキミ、ゴールド・シアターと岩井秀人という最強タッグの必殺技「ワレワレのモロモロ」、くらわないという手はないんじゃないか?!

げきぴあ②DSC_1293.jpg撮影:平岩享

取材・文 鈴木励滋(演劇ライター/生活介護事業所「カプカプ」所長)

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さいたまゴールド・シアター番外公演

『ワレワレのモロモロ ゴールド・シアター2018春』

【公演期間】
2018年5月10日(木)~5月20日(日)
彩の国さいたま芸術劇場 大稽古場

【構成・演出】
岩井秀人

【出演】
さいたまゴールド・シアター ユニット

石井菖子、大串三和子、神尾冨美子、小林允子、佐藤禮子、谷川美枝、田村律子、
百元夏繪、益田ひろ子、小川喬也、高橋清、竹居正武、遠山陽一、森下竜一

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「男の子達が、男の子だけで集まって、何を語って、何を考えているの!?」を描く超リアル男子会をテーマに、2013年6月に初演、2014年12月に第2弾を上演し大好評だった『BOYS☆TALK』シリーズ。3年半ぶりに、さらに今回はちょっとディープなオトナの男子会『DANDYS ☾TALK』も同時上演!6月6日(水)~17日(日)に東京・CBGKシブゲキ!!で上演されます。

約3年半ぶりの復活となる『BOYS☆TALK』第3弾に出演する、神里優希さん辻 凌志朗さんにお話をうかがいました。前半に続き、どんどん自由になっていくおふたりの"ボーイズトーク"にご注目ください!

なんでこんなヤツに心開いちゃったんだ!(笑)

――男子会はしますか?
 :男数人でご飯行ったりするよね。
神里そうね。
辻 そこでお互いのこととか、夢のこととか話す...
神里(遮って)ほら今!カッコつけてる!!何が夢やねん!
辻 なんで! 優希もずっと夢語ってたのに!
神里読者はそういうのが読みたいわけじゃないって!
辻 夢語ってもいいじゃん!
<・・・しばし爆笑しながら揉める・・・>
 :しばらく夢は語らないようにします。
神里俺はそういう凌志朗が好きっすね!
 :(笑)

――では気を取り直して、男子会ではどんな話をするんですか?
神里(遠くを見ながら)まあでも夢とか語ってますよね。
ふたり (笑)
神里ただ僕は大人数になるとあんまり喋らなくなる。
 :ああ!そう!それこそカッコつけてますよ。
神里あははは!
 :ひとり端っこで「俺、エレガント」みたいな。
神里そんな空気、出したことない!(笑)
 :淡々とお酒飲んでるんですよ。

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――そういうとき辻さんはどうされてるんですか?
辻 俺は「びぴょーん!」とか言ってる。
神里びぴょーん!?(笑)

――そこだけ聞くと真逆のタイプですが、さっきのお話だと似たところがあるんですね。
神里甘えん坊なところがね(笑)。そして寂しがり屋。
辻 そうね。人といたいときあるよね。
神里でも俺は誰でもいいわけじゃないよ。
辻 優希はそういうとこあるね。
神里だから大人数の飲み会だとあんまり喋らないし。話したい人と話す。
 :そう。だから俺、福岡で話したとき、めっちゃ嬉しくて。「神里優希が遂に本音を喋った」みたいな。やっと言ってくれた、みたいな。
神里心を開くと、とことんですから。

――どうして辻さんには心を開いたんですか?
神里なんでだろうな。.........なんでだろうな!?なんでこんなヤツに開いちゃったんだ!(笑)
辻 (笑)
神里フィーリングだよ。
 :でも僕もみんなには開けないんですよ。弱音とかは気心知れた人じゃないと話せないし。
神里わかる。弱音は言えない。

――お互いの弱音は聞いたことありますか?
ふたり あります。

――だったらこの舞台上でも思わず喋っちゃうことが出てきそうですね。
 :確かに!
神里ちょっと気をつけようか(笑)。

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共通点はサッカー、足速い、服

――ほかに共通点はありますか?
辻 服とサッカーじゃない?
神里そうだ!
辻 あ、足も速い。
神里足速い!
 :合宿でみんなで走ったとき、俺、2位だったよね。
神里ちょっと、待って!俺が2位だったよ!!!
 :俺が2位だよ!
神里違う!これだけは絶対譲らへんから!マジで!!
辻 覚えてないの!?
<・・・しばし本気で揉める・・・>
辻 多分それ他のときと間違ってるよ。
神里あ、そうかも......。
辻 僕ら、足が速いコンビです。
神里でも納得いかない。違うときに2位だったのかな。
辻 そうだよ。

――(笑)。
神里(気を取り直して)共通点はサッカー、足速い、服ですね。前に凌志朗に服をもらったこともある。
 :そうなんです、似合いそうな服を。

――仲良しですね。神里さんはあげたりしないんですか?
辻 もらってないです。
神里あげないです。
ふたり (笑)

――この舞台でお互いの見てみたい面はありますか?
 :優希は闇を持ってそうだから...
神里持ってねえ!(笑)
辻 闇を持ってない楽天家な優希を見てみたい。
神里僕は凌志朗にはずっとクールでいてほしい。
 :そうなの!?
神里結局ボロが出ると思うから。
辻 (笑)
神里そのはじける瞬間をお客さんにも見てほしいです!

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――では最後にげきぴあ読者の皆さんに一言お願いします。
 :こんな作品は他にないと思いますし、ぜひリラックスして、気軽に笑いに来てほしいです。その中で、僕たちが作品を面白くしようとしている姿勢も感じてもらえれば嬉しいですね。

――ありがとうございます。
 :次、優希、いいこと言ってくれるんだろうな。
神里ああ!嫌いなタイプや。
 :(笑)
神里俳優本人なのか役なのか、そのグレーゾーンが魅力の舞台だと思います。役を観に来るでもなくて、本人を観に来るでもなくて、男子会を覗き見しに来てほしいです...気軽にね。
辻 それ俺が言ったやつだけどな!
神里(笑)。渋谷だし、僕らの男子会を観た後、それをネタにお客さん達が女子会をしてくれるような、そんな作品にできたらいいなと思います!!!

公演は、6月6日(水)から17日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。チケット一般発売は2018年5月5日(土・祝) 昼12:00から。

取材・文 中川實穗 / 撮影 川野結李歌

【脚本・演出】伊勢直弘
【公演日程】2018年6月6日(水)〜6月17日(日)
【劇場】CBGKシブゲキ!!
【出演】※各項目毎 五十音順
《BOYS☆TALK》
大原海輝、大海将一郎、神里優希、川隅美慎、谷 佳樹、辻 凌志朗(辻は一点しんにょう)、深澤大河、山中健太、横井翔二郎、 和合真一、鷲尾修斗
《DANDYS☾TALK》
鎌苅健太、KIMERU、郷本直也、佐藤貴史、寺山武志、米原幸佑
[日替わりゲスト]
磯貝龍虎、碕 理人、平野 良、平牧 仁、米原幸佑
【公式HP】https://www.clie.asia/bt3/
【推奨ハッシュタグ】#BOYSTALK #DANDYSTALK
企画・製作:CLIE ©BOYS★TALK 製作委員会

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2013年6月に初演、2014年12月に第2弾を上演し大好評だった『BOYS☆TALK』シリーズ。「男の子達が、男の子だけで集まって、何を語って、何を考えているの!?」を描く超リアル男子会が2018年6月に豪華キャストで大復活!さらに今回はちょっとディープなオトナの男子会『DANDYS ☾TALK』も同時上演!6月6日(水)~17日(日)に東京・CBGKシブゲキ!!で上演されます。

伊勢直弘氏が脚本・演出を手掛ける本作は、役者本⼈と一文字しか違わない役名や本人に寄せたキャラ設定で、どこからが本音でどこまでが台詞なのかわからない"超リアル男子会"。

約3年半ぶりの復活となる第3弾に出演する、神里優希さん辻 凌志朗さんにお話をうかがいました。

*****

俳優としての腕が試される作品

――普段とは毛色が違う作品ですが、出演が決まっていかがですか?
神里過去作品の映像を見たのですが、俳優本人と役とが混ざったような芝居で、面白そうだなと思いましたね。
 :"男子会を作品として成立させる"ということが難しそうだと思いましたし、そこを楽しみにもしています。俳優としての腕が試されるところなのかなって。
神里そうだよね。役もきっとつくり込みすぎると普通の役になっちゃうし。そうじゃなくてあくまで自然体で、尚且つ作品として完成させるのが難しそう。

――なにか既にイメージしているものはありますか?
 :第2弾の映像を見て思ったのは、宮下雄也さんが面白過ぎて(笑)。あそこまでの腕は持ってないですけど。
神里あそこを目指してやっていけばいい......のかな?
――(笑)。演出・脚本は伊勢直弘さんですが、神里さんは初タッグ、辻さんは『Like A』の脚本で関わられていますね。
 :そうですね。ただ、『Like A』のときは打ち上げでお会いしたくらいで。そのときに「よかったよ!」と言ってくださったので、今回演出でお世話になるのはとても楽しみです。
神里伊勢さんのインタビューを読んだのですが、この作品では、本番中は常に舞台袖にいて、指示を出してくれるっておっしゃってました。
 :バラエティー番組みたいだよね。

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――そういうつくり方の作品は経験ありますか?
神里ないです。「舞台袖に演出家さんがずっといる」ということがまずないので。それがもうこの作品ならではなのかなって。

一人が好きな寂しがり屋!?

――おふたりは普段からよく喋るタイプですか?
神里ふたりだと喋りますね。
辻 :前に共演した作品(ミュージカル『テニスの王子様』 3rdシーズン)の福岡公演のときに、夜中2時くらいまでふたりでさ...
神里あったね(笑)。
 :それこそ男子会をしましたよ!

――何を話したんですか?
神里お互いの夢の話とか、今後どうしていきたいかとか、
 :日常の話もしましたし...男同士の会話です。

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――この作品は、そういう会話を芝居なのかリアルなのかわからない感じでやるのだと思うのですが、演じる側はどこに面白さを感じますか?
 :より「自分自身」が重要になってくると思うんですよ。普段、役を演じるときは、いかに「役を育てられるか」ですけど、この作品は「本人」も大事なのかなって。
神里本人を育てなきゃ!
辻 でも俺、優希がどうなるのか楽しみ。優希ってミステリアスな印象があるから。お客さんの前でどういう面を見せるのか、すごく楽しみです。
神里一番危険じゃない?
 :何言うつもりなの!?
神里自分でも怖い。「素でいいんだ」と思っちゃったらなんか...何を言うかわからない(笑)。
辻 見てみたい、そういうとこ。役もそうだし、本人もそうだけど、クールな姿を多く見てきたから。こういうところでどうなるのかなって。
神里新境地をね。

――「自分でも怖い」というのは、見せてない部分がいっぱいあるということですか?
神里そうだと思いますね。
辻 優希ってどういう人なん?
神里え(笑)。急にインタビューされてるやん。
辻 どういう人なの、普段。
神里普段......こういう感じよ。のほほんとしてる。なんも考えてないんじゃない?(笑)
辻 スイッチ入ると喋るよね、関西人だから。
神里うん。スイッチ入るとめっちゃ喋る。ただ逆に入らないと本当に喋らないので。舞台でスイッチが入らなかったら終わりだな。

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――終わりですか(笑)。
神里スイッチ入らない日が怖いですよ。
 :日替わりなの!?
神里(笑)。ちゃんと喋ります!

――神里さんから見た辻さんはどんな人ですか?
神里それこそ変ですよ。
 :変!?
神里変わってますね。急に変な声出したりするんですよ。
 :あはは! 変な声というか、「わー!」って叫んじゃうんだよね。これは本当に仲のいい人にしか見せない素顔です。
神里人ってそういうもんだよ。でもなんでそうするの?ストレス?
 :(笑)。違う違う!なんだろう、そう育っちゃったんだよ。
神里どう育ったんだよ(笑)!でも多分、一人が好きなんだと思いますよ。
辻 ああ、そうだ。
神里でも寂しがり屋、みたいな。
 :あああ!そうそう。
神里僕もそうなので。

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――似たタイプなんですか?
辻 思考とかけっこう似てるところあるよね。
神里いや違う。一緒にするな。
 :(笑)
神里俺はやだ!
辻 なんだよ(笑)!俺が歩み寄った途端に!
ふたり あははは!
 :でも初めて会ったときは優希のほうからきてくれたんですよ。そのおかげで入りやすかった。

――神里さんはツンデレっぽい感じなんですか?
 :そう!ツンデレ感がある。
神里あはは!でも前作で「ツンデレな女の子は好きか」ってトークテーマあったよね。
 :あったあった。俺、大好き。

――じゃあ神里さんのことも大好きです?
 :男はまた別ですよ!ツンのときに「この人、カッコつけてる」って思っちゃうし。
神里そうやな。でも凌志朗もあるよ。「あ、今、カッコつけてるな」ってとき。
辻 ほんとに!?

お二人のボーイズトークは後編に続きます!

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公演は、6月6日(水)から17日(日)まで東京・CBGKシブゲキ!!にて。チケット一般発売は2018年5月5日(土・祝) 昼12:00から。

取材・文 中川實穗 / 撮影 川野結李歌

【脚本・演出】伊勢直弘
【公演日程】2018年6月6日(水)〜6月17日(日)
【劇場】CBGKシブゲキ!!
【出演】※各項目毎 五十音順
《BOYS☆TALK》
大原海輝、大海将一郎、神里優希、川隅美慎、谷 佳樹、辻 凌志朗(辻は一点しんにょう)、深澤大河、山中健太、横井翔二郎、 和合真一、鷲尾修斗
《DANDYS☾TALK》
鎌苅健太、KIMERU、郷本直也、佐藤貴史、寺山武志、米原幸佑
[日替わりゲスト]
磯貝龍虎、碕 理人、平野 良、平牧 仁、米原幸佑
【公式HP】https://www.clie.asia/bt3/
【推奨ハッシュタグ】#BOYSTALK #DANDYSTALK
企画・製作:CLIE ©BOYS★TALK 製作委員会

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■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.7■



フランス生まれ、日本では2015年に宝塚歌劇団で初演され、翌2016年には東宝版として新たに上演されたミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』
待望の再演が現在、帝国劇場で上演中です!

「フランス革命」に材をとったこの作品、若者たちが自由と平等を求め、自分たちの生きる場所をよりよい世界にしようと戦う熱き物語ですが、作中ではロベスピエールダントンデムーランという実在した人物たちも登場。

映画や舞台など、様々な作品でも描かれる彼ら革命家たちは、その後それぞれが苦難の道へと歩んでいきますが、このミュージカル『1789』では彼らの若き青春の日々が描かれ、とにかくカッコ良く登場します!

その革命家たちを演じるのが三浦涼介上原理生渡辺大輔

3人に作品の見どころや、自分たちの役どころについて、そして『1789』で描かれているテーマについて...などなど、色々とお話を伺ってきました!

※インタビュー中、物語の展開に触れています。ご注意ください。

三浦涼介上原理生渡辺大輔 INTERVIEW ◆

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● ロベスピエール、ダントン、デムーラン、それぞれのキャラクターについて


―― 皆さんはそれぞれロベスピエール、ダントン、デムーランという、歴史上の人物を演じていらっしゃいます。史実があり、実在した人物ではありますが、このミュージカルではそれぞれ、どういうキャラクターとして捉えているかを教えてください。まず三浦さんは、マキシミリアン・ロベスピエールですね。

三浦「僕は初演の資料映像を観させていただいたり、演出の小池(修一郎)さんから「これを読んでおいて」と本を渡されたりと、入る前から情報源が多かったんです。ただ本に書かれているロベスピエール像のすべてがこの『1789』で見せられるわけではありませんので、若い頃の彼の、彼なりのまっすぐさというようなところを大切にしたいと思いました」

上原「ロベスピエール、熱いよね!」

三浦「どうやら初演はロベスピエールの中の要素として "冷" という字も入っていたようなのですが、今回は本当にまっすぐさと熱さ、みんなを引っ張っていく力...というところをすごく、小池さんにも言われたんです。でもなかなか上手くいかなくて、本番に入ってやっと、皆さんの熱量に自分も感化されて出来上がった感じです」


―― 三浦さんは、再演メンバーが多い中で今回からの参加ですから、大変なところもあったのでは。

三浦「最初は(初演でロベスピエールを演じた)古川雄大さんのイメージがすごく強くて、僕はすごくそこに惑わされていたんです(苦笑)。再演の作品に新メンバーとして加わるプレッシャーもあり、色々考えすぎちゃっていたんですよね。いつもだったらすんなり出来ているようなこともまったく進まず、すごくまわりに迷惑をかけてしまって。お稽古のあいだ、自分のロベスピエールが全然つかめずに本番に入ってしまった感じでした。でもゲネプロあたりで、この帝国劇場というステージに立って「こんな感覚なんだ」「こういうキャパなんだ」と実際にわかって(心が)開いた。それまで「帝国劇場に立つからにはこうじゃないと」というような固定的な意識があったところが取っ払われて、僕はたぶん今、そういうことをことごとく無視してやっているんだと思います(笑)。だから今は、僕は僕のロベスピエールをやろう、やってみようという気持ちでやっています」

▽ マキシミリアン・ロベスピエール(三浦涼介)1789_2018_07_11_0001.JPG


―― 上原さんは、演じるジョルジュ・ジャック・ダントンを、どういうキャラクターだと思っていますか。

上原「うん...。お酒を飲んでるだけですね」

三浦渡辺「(笑)!」

上原「根底は人情家。プチブルジョワだけど、一番 "シトワイヤン(市民・生活者)" と呼ばれる貧困層の人たちとも分け隔てなく接している。パレ・ロワイヤル(広場)でも、皆で一緒に飲んで、色々な意見を交わしたりしてるのかなぁ~、と思って。そういう熱さがあって、3人の中では、ほかの人々の架け橋となっているような存在なのかなって、自分では思っています」

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