インタビューの最近のブログ記事

チケット情報はこちら

 
■『レベッカ』特別連載vol.1■
 
 
ミュージカル『レベッカ』が8年ぶりに上演されます。

『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』で知られるミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビが手掛けた作品で、日本では2008年に初演。この前年に開場した新劇場・シアタークリエで、最初のミュージカル公演でした。

物語は、ヒロインの「わたし」がイギリスの大金持ちである上流紳士のマキシムと恋に落ち結婚するも、彼の所有する広大な屋敷 "マンダレイ" に色濃く落ちる前妻・レベッカの影に追い詰められていき......というもの。
アルフレッド・ヒッチコック監督映画でも知られる名作ですが、このミュージカルではサスペンスフルな展開に、巨匠リーヴァイ氏の流麗な楽曲がマッチし、独特の世界を生み出しています。

主人公である大富豪、マキシム・ド・ウィンターは、初演から変わらず、山口祐一郎が演じています。
その相手役である「わたし」は、2018年版は大塚千弘平野綾桜井玲香のトリプルキャスト。

今回は、普段は乃木坂46のキャプテンとして活躍、今年は野田秀樹の名作『半神』に主演、本作では初のグランドミュージカルに挑戦......と、演劇界でも大注目の桜井玲香さんのインタビューをお届けします

なおげきぴあではこのインタビューを皮切りに『レベッカ』の特別連載を実施しますのでこちらも乞うご期待ください!

 

◆ 桜井玲香 INTERVIEW ◆

Rebecca01_1_0594r.JPG● グランドミュージカルへ、初めての挑戦


――『レベッカ』は今回で3度目の上演となりますが、桜井さんは初参加。『レベッカ』に初出演というより、グランドミュージカルへの出演が初めて、でしょうか。

「初めてです。ありがたいことにこういった演劇系のメディアの取材も増えましたが、素人同然で何を話していいのかもわかりません(笑)」


―― そうなんですか? 他社さんのインタビュー記事などを拝見しましたが、ずいぶんしっかりした方だなあ、と思っていたのですが。もしかしてこういった取材もプレッシャーになっていますか?

「うーん......いえ、でもこういう機会をいただくたびに毎回、「本当に頑張ろう、頑張らなきゃ!」って思うので、いい刺激になっています」


―― それはよかったです。そしてまだ公演に向けては、本格的には動いていない段階でしょうか?

「今日から歌稽古が始まりました! まだ "音取り" の段階ですが、本当に丁寧に教えていただきました」


―― 普段の乃木坂46での活動でも、こういった「歌稽古」というようなものはあるのでしょうか?

「ありません。普段は "仮歌" をもらって、それを聴いて、耳から覚えるという形です。ピアノで弾いてもらって、楽譜のこの音符がこの音で......、という形のお稽古は初めて緊張しました。小さい頃にピアノを習ってはいたのですが、だいぶブランクがあるので、自分が楽譜をちゃんと読めるのか、というところから心配で。それに普段のJ-POPだと正確さよりもニュアンスを重視することが多いのですが、今日は「その音に正確に当てていく」というお稽古でしたので、まったく方向性も違う。緊張のしどおしでしたが、でもいよいよ始まるんだな、って実感しました」
Rebecca01_3_0618r.JPG

チケット情報はこちら

NL1_6759.jpg

古典落語を現代風にアレンジし、若手俳優が2人1組の掛け合いで演じる『ハンサム落語』。2013年の初演以来、公演を重ね、この秋に記念すべき第十幕となります。第一幕から出演する磯貝龍虎さん、平野良さん、宮下雄也さんの3名に意気込みを聞きました。


――第十幕ということで、まずはそれぞれ意気込みをお願いします。

宮下:2013年から10回も続く作品です。これほど続いたのは、たくさんのお客様に来ていただき、スタッフさんのいろんな努力があったから。集大成のようなものです。今回はいつもと少し違う緊張感がありますね。
平野:第一幕から出ているのが今日いる3人なのですが...もう、出し尽くして、すっからかんの状態です(笑)。今回10回目ですごく皆さん期待もしてくれているので、そこから一つ踏ん張って...。
宮下:30歳超えてもうたからなぁ。
平野:そうだね。俺の場合、20代後半でハンサム落語を始めて、攻めた下ネタを言ってみたり、いろんなことを試しましたけど、34歳の下ネタって正直結構きついなって...(笑)
宮下:可愛くはないよな(笑)
平野:だから、そこの塩梅をしっかり見極めて、大人感をいい感じで出していきたいなと思います。
磯貝:僕も一番最初からやってきて、紆余曲折、いろんなことがありまして...。毎回、僕も出し尽くした感は否めないと思っておりますが、また新しい何かを見つけて、第十幕にぶつけられたらいいなと思っております。僕は、演劇は自由だと思っているので、確かに少しは決まりはありますが、その中でやれることはまだあると思うので、そこを見つけ出して、お客様に見せられたらなと思います。

――今回の演目は『まんじゅうこわい』、『芝浜』、『死神』、『明鳥』。過去に上演したことのある演目から、出演キャストやお客様が好きな演目のアンケートをとって決定されたそうですね。どれもすごく面白い作品ですが、それぞれ作品への思いはありますか?

宮下:僕、『芝浜』をやりたかったんですよ。第一幕の時にやった演目なのですが、当時は下手だった。落語というものを全然勉強していない段階でやっていたので、やり残した感がめちゃめちゃあったんです。公演経験も年も重ねているし、何かまた違った本の読み方やお話の見方ができるのではないかなと思うので、早く『芝浜』をやりたいですね。
平野:僕は『芝浜』を一回もやったことがないんですよ。今回が僕にとっては初『芝浜』。楽しみです。あとは『まんじゅうこわい』。何役も何役も出てくるお話で、お話の面白さと、役者が役を演じ分ける面白さがあると思うので、それがすごく楽しみです。
磯貝:有名な演目ばかり。僕も初めて『ハンサム落語』をやった時は、落語というものを全く知らなかったのですが、今は大好き。今回はきちんと落語というものを見せて...まぁ林明寛君はどうなるか分からないんですけど...(笑)
宮下:やばいよな(笑)

磯貝:その人らしいのもいいんですけどね...。僕は落語の面白さをきちんと伝えたいなと思います(笑)

NL0_3478.jpg

チケット情報はこちら

 
20世紀初頭に生きた韓国の天才詩人・李箱(イ・サン)の作品「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされ、その詩のみならず彼の人生やその他の作品群の要素も盛り込み作られたミュージカル『SMOKE』 の日本版初演が、現在好評上演中です。

「詩を書く男」=(チョ)、
「海を描く者」=(ヘ)、
「心を覗く者」=(ホン)

......たった3人の登場人物で紡ぐ、ミュージカル。

海に行きたい、そのための資金が欲しいと、三越デパートの令嬢という女<紅>を誘拐してきたふたりの男、<超>と<海>。
しかしどうやら、彼らの関係性は、もっと複雑なようで......。

サスペンスフルなストーリーを、実力のある俳優たちが迫力いっぱいに展開し、ドラマチックな音楽で盛り上げる。
上質のミュージカルに、中毒者も続出のようです!

出演は<>に日野真一郎木暮真一郎のWキャスト。
>に大山真志
>に高垣彩陽池田有希子のWキャスト。

これまで稽古場レポートなどをお届けしている当連載ですが、今回は<超>役の日野真一郎さん、<海>役の大山真志さんのインタビューをお届けします。
すでに開幕したタイミングでのインタビューですので、作品の内容まで、じっくり伺ってきました!

 

◆ 大山真志×日野真一郎 INTERVIEW◆

G2_0073JPG.JPG 
● 4年ぶりの共演です
 
 
―― 今回、<超>と<海>を演じているおふたりですが、共演は『ファントム』(2014年)ぶりでしょうか?

大山「はい、『ファントム』ぶりです。ヒッシュは......あ、僕は彼のことをヒッシュと呼んでいるのですが......、ヒッシュはミュージカル出演自体が『ファントム』以来じゃない?」

日野「そうなんです。ショーテイストのものなどを含めると、"ミュージカル" の括りの作品は出ているのですが、芝居に寄った作品は『ファントム』に続いて2本目です。別に仕事を選んでいたわけではないのですが、色々なタイミングで、こうなりました。この久しぶりのミュージカルで、大山さんが共演者としていてくれることは本当に心強かった!」


―― ちなみに、日野さんは大山さんのこと、何と呼んでらっしゃるんですか?

日野「マーシー、です。あとはジャン・クロード(笑)」
※ジャン・クロードは『ファントム』で大山さんが演じた役です。

大山「『ファントム』の共演者からは、ずっと役名で呼ばれているんです(笑)。ヒッシュも、今でも呼ぶもんね。今朝もずっと「ジャン・クロード!」って呼んでてうるさかった(笑)。『ファントム』の時は実はそんなにヒッシュとお芝居をするシーンがなかったのですが、今回は登場人物は3人だけですので、面と向かってお互いの言葉がぶつかりあう。「あ、『ファントム』の時と全然違うな!」って思います。稽古のあいだにどんどん<超>にヒッシュの "色" が出てきたきたのをすごく感じて、もうひとりの<超>の木暮真一郎君ともまったく違うキャラクターになっている。ミュージカル2本目でここまで出来るってすごい。少なくとも2本目の出演作で、俺はここまで出来てなかった。本番が始まってからは、そんなヒッシュと一緒で、本当に安心感があります」

日野「俺、泣きそう。そんなん言われたら(笑)」

大山「これは、本当に思っていることですね」

日野「いやぁ、嬉しいな~」

チケット情報はこちら

 
現在、絶賛上演中のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
 
「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで知られるアメリカの伝説的バンド、ザ・フォー・シーズンズの結成から成功への道のり、そしてメンバー間の確執までを彼ら自身のヒット曲で綴っていく作品です。

今回の2018年版は、中川晃教さん扮するリードボーカルのフランキー役以外のザ・フォー・シーズンズのメンバーがWキャストとなる<TEAM WHITE><TEAM BLUE>の2チーム制で上演していますが、<TEAM BLUE>トミー・デヴィート役を好演しているのが、伊礼彼方さん。
ireip__9978.JPG

その伊礼さんの持ち込み企画、【イレイカナタ☆プレゼンツ】この人に訊きたい!
『ジャージー・ボーイズ』で共演中の白石拓也さんと山野靖博さんにフォーカスしたインタビューの後編です!

 ★前編はコチラ 

 
【2018年『ジャージー・ボーイズ』バックナンバー】

# ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート、熱狂の開幕!
# 2018年版『ジャージー・ボーイズ』本格始動! 稽古場レポート
# 稽古場レポート第2弾! WHITEチームの稽古場に潜入

# 稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ
# まもなく開幕! 初日前囲み取材でキャストが意気込みを語る

  

● 伊礼彼方 × 白石拓也・山野靖博 インタビュー●

ireip__0202.JPG 
●『ジャージー・ボーイズ』で白石さん・山野さんはどんな役を演じているのか
 
―― 現在出演中の『ジャージー・ボーイズ』についてお伺いします。白石さん・山野さんは、ずーっと舞台上にいらっしゃいますね。

伊礼「何役やってるの?」

白石「え!?」

山野「数えていないです」

白石「僕も数えていないですね...10いくつか、かな?」

山野「衣裳が11着くらいありますから」

伊礼「コーラスをしながら芝居をするじゃない。あれは大変じゃないの? それに着替えながら歌っていたりもするじゃない」

山野「難しいですよね。僕の中で、ひとつの線引きといいますか、ハウスという僕たちの居場所があるんですが...」

―― ハウス、ですか?

「僕らが着替えたりするところを、ハウスと呼んでいるんです。舞台上、客席から見える場所に、アンサンブルみんな、それぞれに「ハウス」があります」

山野「そのハウスにいるときと、オンステージにいるときとでは、コーラスをしながら何かやっていても気持ちは違う」

白石「ハウスにいる時は "自分" でいられます」

山野「そうです。着替えながらコーラスをしていても、自分の中で違和感はありません。(ハウスの上にある)屋根の下に入った瞬間にかわりますね」

白石「着替えながらとか、何かをしながら歌うのは大変ではありますが、歌うことに関しては気持ちが楽ですね」

伊礼「彼らはずっと舞台上にいます、特に1幕はずっと。何かを演じているか、演じていないときはハウスにいるか」

白石「本編中は僕らは(舞台袖や楽屋には)帰らないんです」

伊礼「それが藤田(俊太郎)さんの演出。役者泣かせだよね。でもそれがいい効果になっているんじゃないかな、常に彼ら11人が舞台上に存在しているというのが。11人が一般大衆を担ってるんです。......ハウスでは演出家から「何をしてもいいよ」って許可が出ているんだよね。僕、トミーは2幕の前半で舞台から去るんですが、そのあとに舞台袖から見ていると、ハウスで何か食べていたりするよね。何あれ? グミ?」

山野「グミです(笑)」

▽ 山野さん提供:ハウスからの風景ireip_image9.JPG



―― それはリラックス効果とか?

白石「まぁ、居やすい環境づくり、ですね(笑)。でも前回(初演)はそんなことも出来なかった」

山野「そう、前回はそんな余裕がなかったですよね」

白石「初演の時は、今回以上にずっとハウスにいたんですよ。地下室のシーン(秋の章、ザ・フォー・シーズンズのメンバーが言い争う、ジップ・デカルロ邸のシーン)もずっとハウスにいた。でも動くとお客さんの視界に入って、前でやっている芝居の邪魔になるので、ずっと動かず気配を消しつつ、ハウスにいた。今回は、あのシーンは袖に入っていいという演出になりました」

伊礼「うわぁ、それはキツかったね!」

白石「でもこの作品は、ハウスでコーラスをしていても、いわゆる "影コーラス" とは違う。たとえば『Cry For Me』のシーンでいうと、セットの2階部分でザ・フォー・シーズンズの4人が歌っていたら、自分もそこに同調しながら歌っています。ただのコーラスという感覚ではないです」

伊礼「シーンにちゃんと存在してるってことよね、自分が」

白石「物理的に自分が何を表現している、というものではないのですが。そういう意識でコーラスをやりたいなって思います」

伊礼「それはよくわかる。俺も冬の章なんかはまったく出てないけど、アッキー(中川晃教)の芝居を観たいと思うもん。自分が作ったものがどう展開していくのか。あいつがどうこの話に蓋をしていくんだろうって」

チケット情報はこちら

 
現在、絶賛上演中のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
東京公演は先日、熱狂の中終幕しましたが、来週からは全国ツアー公演がはじまります!

 
『ジャージー・ボーイズ』は、「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで知られるアメリカの伝説的バンド、ザ・フォー・シーズンズの結成から成功への道のり、そしてメンバー間の確執までを彼ら自身のヒット曲で綴っていく作品。

今回の2018年版は、中川晃教さん扮するリードボーカルのフランキー役以外のザ・フォー・シーズンズのメンバーがWキャストとなる<TEAM WHITE><TEAM BLUE>の2チーム制で上演していますが、<TEAM BLUE>トミー・デヴィート役を好演しているのが、伊礼彼方さん。
ireip__8978.JPG
グループを最初に作り上げ、軌道に乗るまで引っ張り続け、そしてトラブルメイカーでもあるトミー。

中心的メンバーであるフランキーのことも、ボブ・ゴーディオのことも、トミーは「俺が見つけた」と言います。

そんなトミーを、まるで地で行くかのような(!?)伊礼さんは、「もっと日本演劇界には素晴らしい人材、スポットライトを当てたい人たちがいる!」と常々思っていたそうで、「ぜひこの人たちを紹介したい!」という伊礼さんの熱い思いから、この企画が生まれました。
 
今回伊礼さんがおススメするのは、その『ジャージー・ボーイズ』で共演中の白石拓也さんと山野靖博さんです!!
ireip__0204.JPG

  
【2018年『ジャージー・ボーイズ』バックナンバー】

# ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート、熱狂の開幕!
# 2018年版『ジャージー・ボーイズ』本格始動! 稽古場レポート
# 稽古場レポート第2弾! WHITEチームの稽古場に潜入

# 稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ
# まもなく開幕! 初日前囲み取材でキャストが意気込みを語る

 

●伊礼彼方による前説●

 
きっかけは『ビューティフル』(2017年)なんです。今までは自分たちが前面に出て曲を歌い、芝居をし、アンサンブルは後ろで "雰囲気" を作る、という作品が多かったのですが、『ビューティフル』という作品は、僕らいわゆるプリンシパルと呼ばれる人たちが作曲家・作詞家といった裏方を演じ、アンサンブルと呼ばれる人たちがスターを演じる面白い構造だったんです。
 
もちろんそれまでも、この業界でやっているから、アンサンブルを演じている彼ら彼女らが素晴らしい能力の持ち主だってことは知っていた。でもそこで集まったメンバーは特に個性的で、高い技術をもった方たちだった。負けてなるものか、って刺激をたくさん受けたし、彼らがこんなに素敵な人たちだって、こういう作品じゃないと観客の皆さんにも伝わっていかないんだなって俺も改めて思った。だから、彼らをもっと売りたい!って思ったんです。俺、別に彼らのマネージャーでもなんでもないんだけど(笑)。
 
それに、僕個人として、観客として作品を観るときに、知っている人が出ている方が楽しく見ることが出来るんですね。だから、ひとりでも多くの出演者をお客さまに知ってもらった方が、公演をもっと隅々まで堪能してもらえると思ったんです。チケット代も安く感じるくらいに。そうしたらリピーターも増えるし、彼らのファンも増えるだろうし、作品を作る側も、彼らをまた使っていくだろうし。そう、いい方向に循環していけばいいなと思ったんです。それが、今回の企画意図です。
ireip__0187.JPG


...ということで、「トミー・デヴィートプレゼンツ!」ならぬ、「伊礼彼方プレゼンツ!」企画、スタートです!! 
 

● 伊礼彼方 × 白石拓也・山野靖博 インタビュー●

 
● まず、白石拓也さんの人となりについて
 
伊礼「......ということで、俺は『ビューティフル』という作品をきっかけに、才能あるみんながもっと注目をあびるにはどうすればいいんだろうとずっと考えていたんです。一般的にミュージカルって、アンサンブルは後ろの風景だったり空気感だったりを作る、メインとアンサンブルでパックリ分かれている。『ビューティフル』はそれが逆転する作品だったから、「みんなものすごい能力があるし、全員が全員、メイン張れるじゃん!」って思ったの。そんなみんなの魅力を取り上げたいってずっと思っていた。君たちはその第一号ですよ!」
 
白石「ありがとうございます!」

山野「それは...大丈夫なんですか、僕たちで(笑)。華やかな女性キャストとかもいる中で」

伊礼「それは今からのふたり次第だからね(笑)」ireip__0189.JPG

チケット情報はこちら

NL0_6919縮小.jpg

トム・サザーランド 

ピーター・ストーン原作、モーリー・イェストン音楽・作詞により、1997年にブロードウェイで初演されたミュージカル『タイタニック』。

このブロードウェイ版ではタイタニック号そのものが主役のようなつくりになっていましたが、2013年、乗客一人ひとりに着目し、ロンドン版として完成させたのが演出家のトム・サザーランドさんです。日本では2015年に初演。その後『グランドホテル』(2016年)、『パジャマゲーム』(2017年)でも来日し、どれも成功を収めています。そんなトムさんが、日本で再び『タイタニック』に挑まれるということで、作品に寄せる熱い想いをうかがってきました。

――3年ぶりの『タイタニック』再演ですが、初演から続投される加藤和樹さんが、以前トムさんのことを"タイタニックオタク"だとおっしゃっていました。

「ハハハハ! 英語では"タイタノラック"って言うんですよ。もちろん僕も! 別にそう言われることは全然気にならないですし(笑)、むしろ誇りに思っています」

――そこまでトムさんがこの『タイタニック』という作品に惹かれる理由とは何なのでしょうか?

「すごくたくさんの要素があると思います。子供のころからずっと、タイタニックの絢爛豪華な姿には興味がありました。でも乗っていた人々の人生、そしてタイタニックが当時どういったものを象徴していたのか。そういったタイタニックにまつわる物語を知れば知るほど、どんどん惹かれていって。またタイタニックにはミステリーがたくさんあるんですよね。やはり今でもわからないことが多いので。そういった意味でも本当に魅惑的なものなのだと思います」

――そんな題材をミュージカル化するに当たり、特に心がけていることは何ですか?

「"人間の物語である"というのが何より僕は大事だと思っています。タイタニックのあのスケール感やスピード感っていうのは、具体的にはやっぱり理解し難いですよね。でも僕にも理解出来るのは、タイタニックに乗船出来る興奮や、人々にとってタイタニックがどういう意味を持っていたのかということ。だからそこがちゃんと伝わるようにすることを稽古場ではいつも心がけています」

NL0_6896縮小.jpgトム・サザーランド 

――設計士のアンドリュース役の加藤さんは、初演からのこの3年間で、主役舞台にいくつも立たれるなど大きな飛躍を遂げられました。その成長はトムさんも感じられていますか?

「もちろんです! 出来るんだってことを強く意識した上で、誇りを持っていろいろなものを稽古場に持ち込んでくれますし、すごく自信もつきましたよね。と同時に大変謙虚な方でもあって。加藤さんとのお仕事は本当に楽しいですし、この作品においてとてもエキサイティングな存在だと思います」

――今回はオーナーのイスメイ役が石川禅さんに、スミス船長役が鈴木壮麻さんに変更になりました。加藤さん演じるアンドリュースを加えたこの3人は対峙するシーンが多いだけに、そのやり取りも非常に気になるところです。

「3人のシーンは見ていてすごく面白いですね。初演の時とはまた全然違う方向に進んでいて。やっぱり役者さんが変わることで、人間関係も大きく変わっていきますからね。また3人ともすごく強い声がそろっているので、見ているこちらまで興奮してくるんですよ! 僕自身、新しいことをたくさん教えてもらっていると思いますし、こんな素晴らしい方々とご一緒出来て本当に光栄です」

――改めてこの舞台での体験が、観客にとってどんな時間になればいいなと思いますか?

「"個人的な体験"をしていただければと思っています。『タイタニック』というのは人によって響くところが全然違いますし、何度観てもまた全然違うことを教えてくれる。だから『タイタニック』なんて映画で知ってるよ~なんて人にも(笑)、ぜひ観に来ていただきたいなと思います。登場人物たちは決して別世界の人間ではなく、自分たちと同じような人間たちだったんだってことがわかっていただけるはずですから。そしてお客さまも乗客になったような気持ちで、この『タイタニック』と一緒に旅をしてもらえたら嬉しいです」

タイタニックビジュアルA4縦.jpg

------------------

取材・文:野上瑠美子

撮影:イシイ・ノブミ

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

 
■『書を捨てよ町へ出よう』#1■

歌人であり、演劇実験室「天井桟敷」主宰として数多くの名作を残した寺山修司
没後35年たった今でもなお、多くの若者に影響を与える存在です。

その寺山修司の初期代表作『書を捨てよ町へ出よう』 に、マームとジプシーの藤田貴大が挑んだ名作舞台が、3年ぶりに再演決定!
 
評論集として発表された『書を捨てよ町へ出よう』は、<鬱屈した若者たちの青春>を描くという姿勢はそのままに、舞台、映画とそれぞれが別の内容になっていますが、藤田は映画版をもとに上演台本を執筆。好評を博しました。

今回、主人公の「私」に挑むのは、18歳の佐藤緋美
これが初舞台となる、注目の若手俳優です。

佐藤さんにお話を伺ってきました。

 

◆ 佐藤緋美INTERVIEW ◆

shosute_DSC0600.JPG 
――この作品が、初舞台初主演。もともと俳優志望だったんですか?
 
「いえ、前から思っていたわけではなかったです。オーストラリアのシドニーに1年間留学していて、そこから日本に帰ってきてふと、やってみたいと思いはじめました」
 
――別の夢があった?
 
「もともと音楽をやっているので。今は俳優も音楽も、どっちもやりたいです」
 
――佐藤さんのご両親は、俳優の浅野忠信さんとミュージシャンのCHARAさん。ルーツとして、そのどちらも持っていますもんね。ちなみに、2015年の初演で同じ主演を務めたのは村上虹郎さん。両親が俳優とミュージシャンである方が2回続くことになりますが、村上さんと面識はおありですか?
 
「はい、友だちです。でも初演のときはまだ知らなかったので、舞台は観ていません。スタッフさんから「前の舞台の映像は観ないでおいて」と言われたので、今も観ていません。『書を捨てよ町へ出よう』で観たのは、映画だけですね。2回観たんですけど、すごい映画でショックを受けました。「こんな映画もあるんだ!」っていう、いい意味でのショック。カメラも今と全然違うし、音楽も面白かった。とにかく観たことがない世界で、これを舞台でやるとなったらどうなるんだろうっていうワクワクがありました。稽古が始まってみて、また映画を観たいなって気分になっています。演出の藤田(貴大)さんも、『100回観ないとあれはわかんない』って言っていたので」
shosute_DSC0621.JPG

チケット情報はこちら

鈴木勝秀が作・演出を手掛ける人気のリーディングドラマ『シスター』が、この秋、ふたたび上演されます。

出演者はたったふたり。
とある青年と、彼の成長に寄り添ってきた、3歳で事故死した姉の不思議な会話で紡がれていく物語です。
 
静謐でありながらスリリングでもあるこの朗読劇は多くの観客の心を掴み、さまざまな俳優・女優たちにより上演を重ね、今回で5度目の上演となりました。

そして、その前身と言えるのが、2013年に篠井栄介&千葉雅子のタッグでわずか1回のみ、上演されたリーディング公演『シスターズ』。
今回は、その「第0回公演」とも言うべき公演に出演した篠井英介が、『シスター』に満を持して初登場するのも話題です。

その篠井英介とタッグを組むのが、『シスター』には2度目の登場となる、橋本淳
橋本さんに、作品について、朗読劇というジャンルの魅力について、共演する篠井さんについて......等々、たっぷりお話を伺ってきました。
 

◆ 橋本淳 INTERVIEW ◆

sister_hashimoto_0032.JPG 
●「前回出演した時は、緊張でずっと手が震えていました(笑)」
 
 
――『シスター』には以前にも一度ご出演されているということで(2017年)、その時のことからお聞かせいただければと思います。彩吹真央さんとの公演には、どんな思い出がありますか?
 
「緊張し続けて終わった、という感じですね(笑)。稽古が1回しかなくて、スズカツ(鈴木勝秀)さんからのダメ出しもほぼ、「音がフェイドアウトし切る前に次のセリフに入ってください」などのテクニカルなことだけ。彩吹さんがとてもパワフルな方だったので、「こう来るのか!」って楽しみながら打ち返してはいましたけど、手はずっと震えていたと思います(笑)」
 
 
―― 元々緊張するタイプなんですか? あまりそうは見えないですが。
 
「します! それでも普通のお芝居だと、舞台に立ってしまえば大丈夫なんですが、この作品の場合は台本を持ったままなので。持ってるっていっても、本番前に自分では何度も読み込むから、セリフはほとんど覚えちゃうんですよ。でも稽古はできないから本当に怖くて、前日に1ページ飛ばす夢を見たりしてました(笑)。それに色んな組み合わせがあるので、複数回観るお客様には "比べられる" という怖さもあります。変に意識し過ぎず、楽しんでやれたほうがいいんでしょうが、確実に度胸が試される作品ではありますね」
 
 
―― 客席の反応を感じる余裕はありましたか?
 
「そこまで冷静に見てはいなかったですが、色んな感情になってくださっているのは感じて、僕もそれをいただきながら読んでいました。予想してないところで笑いが起きたりもしてたので、そこは今回、頭の片隅に置きながらできたらなと。そういう目で改めて読むと、2ページに1か所くらいは笑いにつながりそうなセリフがあるんですよ。僕が全部つなげられるかどうかは、ちょっと分からないですけど(笑)。シリアスに振れた次に笑いがあるっていうのは、スズカツさんのやりたい方向性でもあるのかなと思います」sister_hashimoto_0006.JPG

チケット情報はこちら

神保町花月 舞台「ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。」が8月31日(金)から東京・神保町花月で上演される。脚本の長谷川優貴、W主演を務める篠崎大悟とパイソンズの笠原卓にインタビュー取材した。

舞台「ゼンイとギゼンの間で呼吸する世界。」は、クレオパトラとしても活躍する長谷川優貴の作品。自身が主宰する劇団エンニュイで2017年に初演した。

今回の神保町花月での公演では、初演で出演していた高木健(エンニュイ)、浅川千絵(FUKAIPRODUCE羽衣)に加え、パイソンズ、篠崎大悟(ロロ)、山田愛実(TEAMBANANA)、あや子、川﨑珠莉が出演。演出は足立拓也(マシンガンデニーロ)が手掛ける。

 
エントレでは本作の魅力を探るべく、脚本を手掛けた長谷川優貴、W主演を務める篠崎大悟(ロロ)、笠原卓(パイソンズ)にインタビュー取材した。【動画4分】

記事全文をエントレで観る


エントレで観る
Youtubeで観る

(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

チケット情報はこちら

チケット情報はこちら

.s__A7R4653.jpg

この秋上演されるオリジナル舞台『おとぎ裁判』。タイトルから既に不思議な雰囲気のこの作品は、ミュージカル「しゃばけ」シリーズ、「極上文學」シリーズの神楽澤小虎さんが脚本、国内外で活躍するKPR/開幕ペナントレースの村井 雄さんが演出を手がける新作。"おとぎの国"の奥深くにあるお屋敷の主である裁判官アケチのもとに、おとぎの国の住人たちが毎夜裁判を求め訪れるという、これまた不思議な物語が展開されます。(詳しくはコチラ

果たしてどんな作品になるのか、裁判官のアケチを演じる古谷大和さん、ジュードを演じる東 拓海さんにお話をうかがいました。

*****

――『おとぎ裁判』に出演が決まっていかがですか?

古谷 『おとぎ裁判』というタイトルから、なんだかとんでもないことをやりそうだなと感じて、ふたつ返事でした。楽しみな気持ちでいっぱいです!

 僕自身はまだまだ駆け出し(東さんは舞台出演3作目)なので、新しい作品に出会えることは、新しい方との出会い、新しい経験にもなりますし、それだけでもありがたい気持ちですね。

――あらすじを読んでいかがでしたか?

 「おとぎ話」という柔らかなイメージを裏切るようなお話で、すごく面白くて......

古谷 (ニコニコしながら聞いている)

――古谷さん、どうされました?(笑)

古谷 いや、実はこれが「はじめまして」なんですよ、僕たち。拓海は見た感じしっかりしてそうですが、どうやら抜けてるっぽいので。今ワクワクしてるんですよね(笑)。早くその魅力を知りたいです。

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
お得なチケット
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉