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■『アダムス・ファミリー』特別連載(5)■


addams2017_05_00_9533.JPG10月28日についに開幕したブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』
初日を目前に控えた26日に行われたフォトコールの模様は、先日レポートをお届けしましたが、本日は同日行われた囲み取材のレポートです。

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囲み取材に登壇したのは、橋本さとしさん、真琴つばささん、壮一帆さん、昆夏美さん、村井良大さんの5名。


アダムス一家の主人・ゴメスは橋本さとしさん
「3年半ぶりの再演ですが、気持ちは完全にフレッシュ。これ、最高のミュージカルなんじゃないか、そんな手応えをバッチリ稽古場で感じながら劇場に入ってきました。白井晃さんの演出も、初演かというくらい細かい。台本を見返してみると、自分のセリフのほとんど全部にチェックが入りました。それくらい緻密に作り直して、新たな気持ちの『アダムス・ファミリー』が誕生します。その瞬間をみなさんと一緒に味わいたいなと思います」addams2017_05_03_9931.JPG

また、今回妻であるモーティシアが真琴さんと壮さんのダブルキャストになったことについては
「どっちを見てもモーティシアって不思議(笑)。舞台稽古をしているときも、後ろから見たらどっちがどっちかわからない(笑)。ちょっと尋常じゃないくらいすごいモーティシアで、おふたりが本当にモーティシアというキャラクターに真摯に取り組まれていて。ともすれば、木かな?と思ったらモーティシアだったり(笑)

初演のときに真琴さんのモーティシアとずっと一緒にやっていて、これ以上のモーティシアはいないんじゃないかなというくらい本当に素晴らしいモーティシアでした。真琴さんのモーティシアから僕のゴメスが生まれたと思っています。でも、今回パっとこちら(壮さん)を見たら......また(モーティシアが)いたよ!また新たなゴメスを引き出していただいた気がしています。
役者によってひとつのキャラクターがこんなにも違って、そしてそこに答えがあるんじゃなくて、すべて自分のものにしちゃうエネルギーをそれぞれから感じていています。最高です。ただプライベートでふたりの奥さんを持つのは絶対ダメですからね、役者でよかったー(笑)」
......と、ユーモアを交えながらも、ふたりのモーティシアを絶賛です。addams2017_05_12_9950.JPGaddams2017_05_13_9930.JPG


そのモーティシア(Wキャスト)真琴つばささん。
「演出の白井さんの演出が、初演より4回転捻り、5回転捻りくらい...さらにパワーアップしています。最高の脚本と最高の演出と最高の音楽、最高のキャストで横浜を沸かせたいと思います」とご挨拶。addams2017_05_04_9908.JPG

初演に引き続いてのモーティシア役である真琴さんですが、今回はダブルキャスト。
「初演の時の自分の感じが変なときに出てきて、実は心の中で(壮さん・初演の自分と)トリプルキャストだったんです。それが、つい数日前くらいからやっと2017年の私のモーティシアが見えてきて、昨日、白井さんから「今日はやけに色っぽかった」と言われました。今回のテーマが「妖艶」だったので、ちょいと近づけたかなと思います」

...と話したところで、橋本さんから「素晴らしい!」と言われ、真琴さん
「へい!」
その返事に一同爆笑、橋本さんからは「今、色気もクソもなかったね!」と言われてしまう始末でした...(笑)。


同じくモーティシア(Wキャスト)、壮一帆さん。
「私は今回からの参加となります。初演から出演している皆さまの熱量に負けないように一生懸命にお稽古をしてきました。私も初めての参加だと感じさせないくらいの負けないエネルギーで、初日からぶっとばしていきたいと思います。神奈川を熱く盛り上げたいと思います。たくさんの方に見ていただきたいです」addams2017_05_05_9912.JPG

壮さんは真琴さんとのWキャストについて
「真琴さんは私にとって本当に尊敬すべき大先輩。その方と同じ役をやる、しかも初演を真琴さんがやられていて、そこに私が新しく入っていくというので、かなりプレッシャーも、自分の中で葛藤もありました。ですがとにかくそんなことを考えていてもしょうがないかなと、常に上を目指して、一生懸命やってきました。最初は稽古場で(あえて真琴さんと)違うアプローチをとかもやっていたりもしたのですが、さとしさんに一度、「お互い全然アプローチが違うのに、一周回ってだんだん同じところに着地するんだよね」と言っていただいて、やっぱりモーティシアの人となりというのは、一貫された何かがあるのかな、自分もそこに少しでも近づいていたのならこんなに嬉しいことはないなと思います。さらに私のモーティシアに磨きをかけて、さとしさんを愛しぬいて、家族の皆さんを愛しぬいて、モーティシアとして生きることが出来ればと思います」

と意気込みを語ったところで橋本さんが「ゴメスじゃなくてさとし(を愛しぬく)と言ってくれるところが...」と嬉しそうに話すも、壮さんに「すみません、ゴメスですゴメスです!」とあっさり言い直されてしまっていました。
仲良さそうで、良いですね~。

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■『アダムス・ファミリー』特別連載(4)■


10月28日(土)にKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで開幕するブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』10月中旬の某日、その稽古場を取材した。

※稽古場写真は、取材日とは別日のものです
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本番までまだ1週間以上ある中だったが、カンパニーの姿はすでに、実際に作品を上演するKAATのステージの上。この日は「衣裳付き・オケ付き通し稽古」だ。舞台化粧をしている・していない、は人によってまちまち、照明は素明かりではあったが、本番同様の動線、オーケストラもついた本番同様の迫力の歌唱で進められる。開幕を告げる「本ベル」の音も、本番と同じものに違いない。このベル、いかにもゴシック・ホラー的な、いわくありげな鐘の音。憎い演出に、いやがうえにも期待が高まる。

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物語は、NYセントラルパーク内の屋敷に住むお化け一家「アダムス・ファミリー」の面々が主人公。縦縞のスーツをピシっと着こなした一家の主・ゴメス(橋本さとし、その妻モーティシア真琴つばさ壮一帆のWキャスト ※取材日の通し稽古は真琴つばさ)、長女のウェンズデー(昆夏美長男パグズリー(庄司ゆらの、ゴメスの兄フェスターおじさん(今井清隆グランマ(梅沢昌代、そして執事ラーチ(澤魁士。あの(!!)、おなじみのBGMととともに登場する彼ら、インパクト大、怪しさ200パーセント、そして映画やアニメのイメージそのままのキャラクター造形! オープニングから、一気にテンションMAXである。

ゴメス役の橋本さとしは粋で派手、でもちょっと胡散臭いイタリアンマフィアのような風貌。しかし妻と娘の間に挟まれオロオロする姿がキュートな、愛すべきパパ。合いの手のように時折入る笑い声もアメリカンテイストで、すっかりキャラクターになりきっている。普段の橋本の明るく楽しいキャラクターともあいまってとても魅力的、まさに当たり役であろう。その妻・モーティシアを演じる真琴つばさは、初演時に「完璧」との呼び声も高かったが、そのスタイルの良さは、映画版というよりはアニメ版に近いほど、人間離れした美しさ。低めの声で夫に詰め寄る姿も迫力いっぱいで、観ていて楽しい。
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■『アダムス・ファミリー』特別連載(3)■



今週末、いよいよあの一家が参上!
ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』 がKAAT 神奈川芸術劇場 ホールで開幕します。01_9458.JPG

本日10月26日は、マスコミ向けにその舞台の一部が公開され、フォトコール&囲み取材が開催されました。
その模様を速報でお届けします!


●まずは "お化け一家" アダムス家の皆さんをご紹介。

一家の主・ゴメス(橋本さとし
縦縞のスーツも粋です、ダンディです!
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ゴメスの妻モーティシア(真琴つばさ/Wキャスト)12_9455.JPG

ゴメスの妻モーティシア(壮一帆/Wキャスト)13_9809.JPG

長女ウェンズデー(昆夏美
多分ですが...笑ってるんですよね、恐いけれども...!14_9472.JPG

長男パグズリー(庄司ゆらの15_9523.JPG

ゴメスの兄フェスターおじさん(今井清隆
...皆さん、疑わないでください。こちら演じているのは今井清隆さんです。
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グランマ(梅沢昌代17_9477.JPG

執事ラーチ(澤魁士18_9479.JPG
映画などでもよく知られているインパクト大の一家ですが、皆さんのなりきりっぷり...スゴイ!

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■『アダムス・ファミリー』特別連載(2)■


印象的なBGMと妖しい出で立ち、ちょっと不気味でユニークな一家 "アダムス・ファミリー" 。
映画でもよく知られるお化け一家がミュージカルとなったステージ
ブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』
が、2014年の日本初演の好評を経て、2017年、ふたたびやってきます!


真っ白な肌と真っ黒な髪、アダムス家のお母さんモーティシアを演じるのは、真琴つばさ壮一帆(ダブルキャスト)。
そして怪しげなアダムス家と交流する人間の一家、バイネッケ家のお母さんアリスは、樹里咲穂が演じます。

宝塚歌劇団出身の女優さんであるこのお三方に、作品の魅力からちょっと懐かしい話題まで、色々と伺ってきました!

真琴つばさ × 壮一帆 × 樹里咲穂 INTERVIEW ★

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● それぞれの役についてと、ミュージカル『アダムスファミリー』への印象



―― 『アダムスファミリー』は、世の中一般的にも映画の印象が強い作品だと思われますが、このミュージカル版は日本では2014年に初演。今回が3年ぶりの再演です。真琴さんは初演にも出演されていましたね。

真琴「はい。とても魅力的な作品です。再演版のお稽古も始まり、本当に楽しいな、私、この作品に出てたんだという喜びをひしひしと感じています」


―― そして壮さんと樹里さんは、今回からの参加。演じる役柄の説明をお願いできますか?

「アダムス家の母、モーティシアという役です。橋本さとしさん演じるゴメスの妻。真琴さんと同じ役をやらせていただきます。まずはビジュアルの印象が強い! いつだって「眉毛があがっています」的な(笑)。でも舞台と映画ではやっぱり違いますし、なにせ映画より断然セリフが多いんです。昨日マミさん(真琴)がお稽古されているのを見ていても、モーティシアの感情の振り幅がすごく大きいなと思いました。「ここまで出していいんだな」と思いながら拝見していました」

真琴「振り幅が大きいと言ってもらったのですが、それは私、忘れているところがすごくあって、どうしようどうしよう...ってドキドキしてたから(笑)。自分の心模様なんですよ。壮さんは今回初ですが、自分はひと公演経験していますので、ある程度のレベルまではちゃんと達していなきゃ、という...ドキドキも(笑)」


―― いま「感情の振り幅がすごく大きい」というお話でしたが、もともとこの一家、あまり感情を表に出さないといいますか、一定のトーン...ローテンションで会話しているような印象もあります。でもその中にやはり感情を見せていく、というのが大変そうだなと思ったのですが。

真琴「そうですね。でも、感情をあまり表に出さないように見せておきながらも、結構起伏は激しい人たち。その爆発の仕方が、ヒステリックな方向に行かないというのは、自分自身にも通じるところがあり、私は逆にやりやすかったです」

▽ 真琴つばさaddams2017_02_7_6768.JPG


―― その真琴さんのモーティシアは、初演で "恐いほど完璧" と好評でしたね。壮さん、その役を真琴さんとダブルキャストだと言われた時は...。

「もう、恐れ多くて...! いまここにいるのも恐縮なんです...! 私は初演の舞台、残念ながら拝見できていないんです。資料映像ですら、今は観ちゃダメと言われています(笑)」

真琴「ダメなの?」

「ダメというか、お願いしているけど、貸していただけない(笑)」

真琴「あー、でも、確かにやめておいたほうがいいかも」

樹里「私は映像をお借りして見ました(笑)」

「えっ」

樹里「(笑)。私も、自分の出演舞台と丸かぶりしていて、初演は観られなかったんです。でも、本当に映像は資料で、細かいところは見えないですよ。それでも「あぁ、日本版はこういう風になっているんだ」って、すごく面白かったです」

真琴「樹里さんは、NYで観たんだよね?」

樹里「そうなんです」


―― そうなんですね! その樹里さんが演じるのが、アリス。人間の一家、バイネッケ家のお母さんですね。

樹里「はい。『アダムスファミリー』は、NYで観て、大好きになって。その時、一気に10作品くらい観たのですが、その中で一番好きで、帰国する前にもう一度観に行ったくらい。CDも買って、日本で初演される前から、ずーっと聴いていたんですよ。わりとアップテンポのものが多くて、稽古前とかに聞くと元気が出て、攻めていける気持ちになる(笑)。それで、その中でも黄色いドレスを着た人間のお母さん役の人がすごく印象に残っていたんです!」

「すごーい!」

樹里「初演の時は、「わぁ、日本でやるんだ。お母さんは友近さんがされるんだなぁ」と実は思っていて。そうしたら...!」

真琴「引き寄せた!」

樹里「はい。3年半経って、まさかの! この役が回ってきました。一切、やりたいとかアピールしていないんですよ。言うと来ないんですよね。今までも「この役、私やりたいな」と思うものはたくさんあったんです。でもそう思うと来ない。「やりたい」とは思わず、ただただ、好きだと来るんですよねぇ」

真琴「愛だねぇ~...」

樹里「純粋に好きでいると、いいことがありますね(笑)」


―― 今、音楽のお話もちょっと出ましたが、いい音楽多いですよね。

樹里「ただ、今回の私のナンバーは、コンサートでは歌えない(笑)」


真琴「そう! 全体的にこの作品の曲は、ディナーショーとかでは無理ね(笑)。♪死は近くにいる♪とか、いきなり歌えないでしょう」

「(笑)」

樹里「どうした、どうした!? ってなりますもんね(笑)。前もって説明してからじゃないと無理ですよね」
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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.8■


10月8日、ミュージカル『レディ・ベス』が東京・帝国劇場で開幕しました。
『エリザベート』『モーツァルト!』などのクリエイター、ミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイが脚本と音楽を手がけ、日本ミュージカル界が誇る鬼才・小池修一郎が演出し2014年に同劇場で世界初演された作品の待望の再演です。

初日前日にあたる10月7日には、主人公レディ・ベス役の花總まり平野綾、ベスが恋をするロビン・ブレイク役の山崎育三郎加藤和樹の囲み取材がありました。

その模様をレポートします。01集合_9237.JPG06花總平野_9278.JPG


●初日を目前に控えた心境


花總「まるで初演かのような濃密さでお稽古をしてきました。初演から3年を経て、変更点もかなりあります。新しい『レディ・ベス』をお客さまにお見せできる日がいよいよ来たんだなと、ちょっとドキドキしています。今回は(初演に比べ)濃縮されたというか、ぐっと中身が濃いものになりました。お芝居のタッチもも深くなっています。ベスについて言うと、母親(アン・ブーリン)との関係、父に対する思い、姉のメアリーとの関係を、より深くまで要求された稽古期間でしたので、その分、芯が太くなったと思います。「ベスの決断までの物語」というところをよりお客さまにしっかり伝え、かつ共感していただけるような作り方をしてきたので、そのあたりがうまく伝わればと思います」
02花總_9246.JPG (初演時は、帝劇初主演だったが...)
初演の時は、とにかく "世界初演" でしたので、すごく大変で、必死で必死でやっていました。幕を開ける必死さと、自分が初めてベスをやらせていただく必死さがおそらく重なった部分もあったと思うのですが、今回は、ベス自身の人生がどうだったかというところにちゃんと焦点をあてて深めていきたいと取り組んでいます」


平野「花總さんが仰ったように、まるで初演かのような熱量で取り組んできました。変わるところはガラッと変わって、ベスも新曲が増え、ロビンとのデュエットも新しい曲になっています。早く演じたいという思いと、果たしてどうなるんだろうというドキドキの中にいます。
全体としては、再演でブラッシュアップされたなという印象を受けます。キャラクターひとりずつの心情がすごく繋がって、シリアスな面が出た。花總さんが仰ったように親子の関係性、家族間の問題、当時のイギリスの状況を掘り下げることで、ベスとロビンとの恋が浮き彫りになっています」03平野_9260.JPG


山崎「僕も、初演を迎えるような気持ちです。個人的にはカツラも新しくなり、衣裳も変更になっています。ロビンとしては、ロビンとベスがなぜ恋に落ち、最終的に彼がベスに何を与えたのか、というところが前より明確になった。
そして作曲のシルヴェスター・リーヴァイさんが来日されていて、いま一緒に舞台稽古をすすめているのですが、昨日も歌のメロディが新しく変わったりしています。まだドキドキするところは沢山あるのですが、初演から約3年半たって、みんな色々な経験をしてまたここに集まってこれたので、パワーアップした、濃密な、深い『レディ・ベス』になると思います。楽しみです。
04山崎_9287.JPG (久しぶりの舞台出演だが...)
ずっとドラマなどをやらせてもらっていて、1年ぶりに舞台の世界に戻ってきて、稽古初日に「みんな声デカイな!」「こんなに大きい声でミュージカル俳優って喋ってるんだ!」と思いました(笑)。でも僕はここで育って、舞台は自分のホームグラウンド。僕は2007年に『レ・ミゼラブル』で帝国劇場に初めて立ったので、ちょうど今年は10年目なんです。色々なことを思い返したりしています。自分がこの3年のあいだで新しいチャレンジをする中で、ミュージカルに縁のなかった方も今回、たくさん劇場に足を運んでくださるときいています。そういう方たちにも「これがミュージカルなんだぞ」という素敵なものをお届けできたらいいなという気持ちでいます」


加藤「皆さんが仰ったように、変更になった箇所もあり、初演を迎えるような気持ちです。今回は「自由とは何なのか」「自分は何者なのか」という作品のテーマを、演出の小池さんがそれぞれの役に対してもすごく与えてくださった気がします。ロビンは自分のことを自由なアーティストと言っていますが、旅をしながら自由を追い求めている。その中でベスと出会い、人間として成長する過程、ベスとの関係性が深まることで、初演にはなかったロビンの一面が見えてきた気がします。
3年という時を経て、皆さん経験も積んでいらっしゃいますし、それぞれの役へのアプローチも稽古場で観ていてとても面白かったです。今はこの積み上げきたものを、いかにお客さんに届けることが出来るかという、楽しみな気持ちです」05加藤_9285.JPG

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■『アダムス・ファミリー』特別連載(1)■


印象的なBGMと妖しい出で立ち、ちょっと不気味でユニークな一家 "アダムス・ファミリー" 。
映画でもよく知られている彼らがブロードウェイでミュージカル化されたのは、2010年のこと。

日本では2014年に白井晃の演出で初演、ブラックな笑いとゴシックなテイストで描かれた "お化け一家の家族愛ミュージカル" は、大好評を博しました。

それもそのはず、脚本は『ジャージー・ボーイズ』などのマーシャル・ブリックマン&リック・エリス、作詞・作曲を手がけたのは『ビッグ・フィッシュ』などのアンドリュー・リッパという人気クリエイター。
さらに主人公であるゴメス(アダムス家のパパ)役の橋本さとしは、本作品で読売演劇大賞優秀男優賞を受賞。
作品が元々持つミュージカルとしての良さに俳優のキャラクターがピタリと合った、最高のエンタテインメント作品になりました。

そのブロードウェイ・ミュージカル『アダムス・ファミリー』 が2017年、ふたたびやって来ます!addams2017_01_01_7178.JPG

新キャストも迎え、2017年版はどんなステージになるのでしょうか...?

本番に向けいよいよ始動したその稽古場、"顔合わせ"と読み合わせ稽古を取材してきました。
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"顔合わせ"は、稽古初盤に、キャスト、スタッフ一同が顔を揃える場です。 ここでは、関係者全員のご紹介とともに、演出の白井晃さんが意気込みを語りました。

「3年半ぶりの再演です。この作品を再演できるということが本当に嬉しく、皆さんのお顔を見ているとニヤニヤしてきますし、この作品ともう一度立ち向かえるんだと思うとニコニコしてきちゃう。それくらい、自分も楽しかった思い出です。懐かしい面々もいらっしゃいますし、新しいメンバーの皆さんも、新しい祖先の皆さん(作中、いわゆるアンサンブルの皆さんは、"アダムス家の祖先" という役どころで登場する)もいらっしゃいます。また新しい『アダムス・ファミリー』を、お客さんに提供できればと思っています。
この作品、舞台上で出演者は大変なんです。踊ったり、歌ったり、ものを動かしたり。でもそれを楽しんでやって頂きたい。こちらが苦しんで楽しんでこそ、お客さんに楽しんで頂けるものになると思っています。ラクしたら楽しんでもらえません。演じる側が苦しみながら楽しんで頂けるような作品に出来たらと思います」
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白井さんは本作を上演するKAAT 神奈川芸術劇場の芸術監督ですが(2016年4月から。2014年4月からは芸術参与を務めていた)「実は3年前にここに来て、一番最初に上演した自分の演出作品が、『アダムス・ファミリー』なんです。そういう意味でも思い入れがある作品で、この劇場で上演してもらえることを楽しみにしています」といったお話も。



さて、顔合わせの日は、まだ歌稽古だったようですが、後日、読み合わせ稽古も取材してきました!
これは、台本をアタマから最後まで読み合わせていく作業です。
キャストの皆さん、まだ椅子に座った状態ですが、セリフだけでなく歌も入り、作品が本格的に動き出した感!


アダムス家のパパ・ゴメスは、橋本さとしさん。
初演でも、胡散臭い存在感の中にも、妻と娘に弱い愛すべきパパっぷりが絶賛されていました。
この日も、妻と娘に挟まれてオロオロする姿、可愛らしかったです!addams2017_01_12_7223.JPG

モーティシア(ママ)は映画でもその真っ白な顔色と無表情、そして抜群のプロポーションでインパクト大のキャラクターですが、今回はダブルキャスト!
まずは、初演時に、完璧なモーティシアを演じ新境地を拓いた真琴つばささん。
無表情なようで感情豊かなモーティシアを、茶目っ気たっぷりに真琴さんが演じています。OK03真琴つばさ_7264.JPG
橋本ゴメスとの掛け合い? ...駆け引き? も、楽しい!
おふたり自身も、楽しそうによく笑っていらっしゃいます。OK★addams2017_01_38_7253.JPG


そして今回初参加、もうひとりのモーティシアが壮一帆さん。
端正な魅力の壮さんが、個性の塊のようなモーティシアをどう作り上げるのかも楽しみにしたいですね。addams2017_01_15_7176.JPG

ゴメスとモーティシアとしては初顔合わせながら、共演の続く橋本さん&壮さん。
こちらも息の合った夫婦になりそうな...。addams2017_01_16_7165.JPG

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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.7■


3年ぶりに上演される、日本発の大作ミュージカル『レディ・ベス』
稽古場レポート第3弾です!LadyBess17_05_02_7020.JPG


今回は、ベスとロビンが出会うシーンから...。



ベスとロビンは、森の中で初めて出会います。
ロビンは仲間たちと大道芸の稽古中。

ロビン・ブレイク=山崎育三郎さんLadyBess17_05_11_6949.JPG
ロビン・ブレイク=加藤和樹さんLadyBess17_05_12_7053.JPG

そこに、馬車が故障してしまったと、ベスが助けを求めにやってくるのです。


ベス=花總まりさんLadyBess17_05_14_7048.JPG
ベス=平野綾さんLadyBess17_05_62_6959JPG.jpg

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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.6■


3年ぶりに上演される、日本発の大作ミュージカル『レディ・ベス』
稽古場レポート第2弾です!LadyBess17_04_01_71002.JPG

本日最初にお届けするのはこちら、ロビン・ブレイクの登場シーン。

ロビンは詩人で作曲家。
本人曰く、「旅に生きる流れ者」...だそうです。

ロビンはダブルキャストです。

山崎育三郎さんと...LadyBess17_04_51_6784.JPG
加藤和樹さん。LadyBess17_04_12_6678.JPG

山崎さんと加藤さんは、3年前の初演時も仲良さげでしたが...
★初演時の稽古場レポートです


今回も変わらず、ふたりで相談したりアドバイスしあったりしている模様!LadyBess17_04_13_6706.JPGLadyBess17_04_13_6738.JPG

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■『レディ・ベス』2017年公演特別連載 vol.5■



3年ぶりに再演されるミュージカル『レディ・ベス』 、開幕が近づいてきました!
今回は演出の小池修一郎さんのインタビュー、後編をお届けします。

後編では初演にはいなかった子役がキャスティングされたことで明確になった物語のテーマ性、そして『エリザベート』『モーツァルト!』でもタッグを組んだミヒャエル・クンツェ&シルヴェスター・リーヴァイ作品の魅力について、語っていただいました!


★前半は→コチラ
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◆ 今回は、初演にはいなかった子役がキャスティングされています


「物語の最初の方に、イギリスの歴史、エリザベス一世の来歴を語るところに出てきます。非常に短い出番ですが、全体を通して振りった時に、彼らが登場したことで物語への導入としては非常にスムーズなものになっていると思います。子役だけではなく、その親たち......もともと初演でもアン・ブーリンは冒頭のシーンに出ていましたが、メアリーの母親やヘンリー八世(ベス、メアリーの父王)も出てきます。いわば "人間紙芝居" といった形ですね。でもそのことで、彼らが残したもの、そしてその娘たちが成長してからの物語だということがわかりやすくなると思います。

特にメアリーの印象は、相当変わると思いますよ。子役が出ることにより、宗教もですが、対立せざるを得なかった姉妹が和解する...という、『ウィキッド』のようなところが(笑)、よりクリアになりました。姉妹がそうせざるを得なかったんだ...ということは、非常に明確になっています」LadyBess17_05_02_8266.JPG


★その冒頭の様子、稽古場レポートでチラリ!→コチラ

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■ミュージカル『ビューティフル』特別連載 vol.4■


数々の名曲を生み出しているアメリカのシンガーソングライター、キャロル・キングの半生を描いたミュージカル『ビューティフル』、いよいよ本日7月26日に初日の幕を開けます!

2013年にブロードウェイで開幕、翌年にはトニー賞主演女優賞などを受賞した大人気ミュージカル。
日本初演となる今回、主人公であるキャロル・キングに扮するのは水樹奈々平原綾香のふたり。

7月24日、そのふたりのキャロルに加え、中川晃教伊礼彼方ソニン武田真治剣 幸の7名が出席し、初日前の意気込みを語りました。


beautiful04_01_3903.JPGbeautiful04_14_3927.JPG△キャロルのふたりは、キャロル・キング、カーネギーホールコンサート時の衣裳!



――初日を前にした現在の心境は。

水樹奈々(キャロル・キング役)
「ついにこの日がやってきたなと、緊張と興奮と色々な思いで、テンションが上がりまくっている状態です。私は人生初のミュージカル出演で、この初日が初舞台。初めてだからこそ出せる思い切りの良さ、勢いで、全力投球でとにかく自分を信じて頑張りたいです」beautiful04_02_3921.JPG


平原綾香(キャロル・キング役)
「ついに帝国劇場生活が始まります。ワクワクし、すごく興奮しています。この帝国劇場に入ったときに圧倒されて、いい意味での"何か"がいるなという感覚でした。ファントムみたいな、劇場の神様がいる感じ。まだお会いはしていないのですが(笑)、そういうパワーを感じるすごく素晴らしいステージです。そのパワーを感じながらお稽古をしています。慣れないことばかりですが、信頼のおける最高の仲間と一緒にいま頑張っていますので、この夏しっかりと、いい歌とお芝居をお届けしようと思っています。ぜひ皆さん観に来てください」beautiful04_03_3915.JPG


中川晃教(バリー・マン役)
「この作品の中でキャロル・キングが生み出した名曲たちをたくさん聴けるのですが、僕の演じる作曲家のバリー・マンと、未来の妻になるシンシア・ワイルのふたりが生み出していった名曲たちも、この物語の中にたくさん溢れています。音楽、音楽、音楽......、これがミュージカルのひとつの醍醐味ですが、一方でこの物語は、作詞・作曲家といったクリエイターたちの、音楽が生まれるまでの苦悩の物語も描かれています。その両面をはやくお客さまに感じていただきたいです」beautiful04_04_3934.JPG


伊礼彼方(ジェリー・ゴフィン役)
「僕はふたりのキャロルと対峙している時間が長く、本当にふたりがまるで全然違うキャロルで、彼女たちが抱えている興奮・高揚に僕も鼓舞されて、激しく脈打っています。......僕は帝国劇場では実働20分までしか立ったことがないので、ふたりのおかげで初めて20分以上、帝国劇場のステージに立たせていただきます(笑)。(「計ったの?ちなみに何て作品?」という武田さんの質問に答えて)えー、計ったことあります。『エリザベート』(ルドルフ役)と、『王家の紋章』(ライアン役)では、20分くらいの出番でした(笑)。ですので今回、意気込んでいます!」beautiful04_05_3946.JPG

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