こんにちは、森新太郎です。
『ハーベスト』という戯曲は、1914年から2005年までを7場構成で描いていて、各場面の間で10~20年の歳月が流れます。
そうした大きな時の流れの中で劇中のキャラクターは変化していくわけですが・・・
変わっていくのは人間ばかりではありません。
こちらは何でしょう?
オーブンレンジです。下には冷蔵庫がありますね。
こちらは?
ガスコンロですね。
今のわれわれには何の違和感もないこうした電化製品も、100年前には存在しなかったもの。
この劇の舞台であるハリソン家の台所が時代とともにどのような変遷を遂げていくのか。人間たちはどんな変化を遂げていくのか。
そして、100年を経ても変わらないものとは?
"100年"という壮大な仕掛けに、
稽古場のみんなで必死に挑んでいます!
ちなみに、実際の稽古場では10分の休憩で、瞬く間に台所の景色が変わります。10年分を10分間で。演出部のみなさんのすばやい転換のおかげ。
本番はさらにスピーディに時代は移っていきますよ!
乞うご期待。
【公演情報】
『ハーベスト』―神が田園を創り、ひとが町をつくった―ハリソン家、百年の物語
2012年12月11日(火)~24日(月・祝)世田谷パブリックシアター
[作]リチャード・ビーン [翻訳]平川大作/小田島恒志 [演出]森新太郎
[出演]渡辺徹/佐藤アツヒロ/平岳大/石橋徹郎/吉見一豊/有薗芳記/
小島聖/田根楽子/七瀬なつみ
http://setagaya-pt.jp/theater_info/2012/12/post_295.html