三谷幸喜が2018年末に放ったオリジナル・ミュージカル「日本の歴史」。この待望の再演が2021年夏に決定した。
もともと歴史好きで知られている三谷幸喜は、近年多くの歴史ドラマや舞台を手がけ、2022年放映予定の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」も執筆するなど、もはや単なる「歴史好き」の枠を越えた脚本家。その独自の着眼点とアイデアは止まることを知らず、エンターテイメントの姿を通して、改めて歴史の面白さや奥深さを語りかけてくれる存在だ。
2018年に初演した本作は「卑弥呼の時代から太平洋戦争までの約1700年に亘る日本の歴史を凝縮」した大河ミュージカル。
60人以上にも及ぶ歴史上の人物たちや市井の人々を、たった7名の俳優陣たちが演じ・歌い・踊ることで紡いでいくという大胆な構成に加え、脈々と次世代につながっていく人間の因果のドラマと、ただの歴史の出来事の羅列ではない骨太な物語が展開し、大好評を得た。長きにわたって三谷作品の世界観を支えてきた作曲家:荻野清子によるキャッチーなメロディーも秀逸な一作だ。
出演は、中井貴一、香取慎吾、新納慎也、シルビア・グラブ、宮澤エマ、秋元才加の初演メンバーに加えて、段田安則が参加。唯一無二の歴史ミュージカルの再演に期待が膨らむ。
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<公演概要>
【東京公演】2021年7月上旬~中旬 新国立劇場中劇場
【大阪公演】2021年7月下旬 梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ
【作・演出】三谷幸喜
【音楽】荻野清子
【出演】中井貴一 香取慎吾 新納慎也 段田安則 / シルビア・グラブ 宮澤エマ 秋元才加
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