今年7月に閉幕したばかりの韓国産ミュージカル『SMOKE』が、10月に日本初上陸します。
現在、絶賛稽古中のカンパニーから、稽古場ショットが届きました!
『SMOKE』は、20世紀初頭に生きた韓国の天才詩人・李箱(イ・サン)の作品「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされ、その詩のみならず彼の人生やその他の作品群の要素も盛り込み作られたミュージカル。
このイ・サンという人物は、才気ほとばしる作風が讃えられる一方で、その独自性と難解さゆえに酷評もされた、両極端の天才詩人。
結核をわずらった後、日本に流れつき、そのまま異国の地・東京で27歳の若さで亡くなります。
wikipediaによると
<李箱(イサン)というペンネームは、日本人が彼を「李さん、李さん」と呼んだことにちなんでいると言われる>
そうで、なんだか一気に親しみも感じますね。
げきぴあニュースの最近のブログ記事
2016年に日本初演され、その年の演劇賞を総なめしたミュージカル『ジャージー・ボーイズ』 の2年ぶりの再演が近付いてきました。
初日を目前にした9月5日、WHITEチーム、BLUEチームの「ザ・フォー・シーズンズ」のメンバーが一堂に会し、演出の藤田俊太郎とともに、囲み取材会を行いました。
そのレポートです。
【2018年『ジャージー・ボーイズ』バックナンバー】
# ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート、熱狂の開幕!
# 2018年版『ジャージー・ボーイズ』本格始動! 稽古場レポート
# 稽古場レポート第2弾! WHITEチームの稽古場に潜入
# 稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ
<TEAM WHITE>
中川晃教/中河内雅貴/海宝直人/福井晶一(右から順に)
<TEAM BLUE>
中川晃教/伊礼彼方/矢崎広/spi
2013年に鈴木勝秀が書き下ろし、篠井栄介&千葉雅子のタッグでわずか1回のみ、上演されたリーディング公演『シスターズ』。
ベテラン俳優ふたりが時に鋭く、時に寄り添うように声を戦わせ紡ぎだした不思議な姉と妹の物語は、その質の高さもあいまって "伝説の公演" となった。
2017年3月、設定を姉と弟に、タイトルも『シスター』と変え、豪華実力派メンバーを揃え4年ぶりに上演。
好評を博し、その後5月・7月と、世代も活躍する世界も異なるさまざまな俳優・女優たちにより続演を重ね、スズカツの『シスター』は朗読劇の新たなる定番作品となりつつある。
この作品の、『シスター』としては5演目となる上演が決定した。
2018年4月 C.I.A.「春のファン祭り」より 撮影:岩村美佳
白洲迅、加藤諒、永田崇人など、映像や舞台で活躍中の人気若手俳優達が所属する「株式会社キューブ」の、若手サポーターズクラブ「C.I.A.」が、今年の年末12月28日、29日の2日間、計3ステージ、品川インターシティホールにて、C.I.A.presents「SUPER LIVE 2018」を開催することを発表した。
今年3月に行なったファンイベント「春のファン祭り」で、SUPER LIVEについて一部発表があったが、今回改めて開催日程が発表された。
SUPER LIVE参加メンバーの発表は、8月20日、21日に渋谷•CBGKシブゲキ!!にて開催されるC.I.A.presents「MISSION IN SUMMER」で発表される模様。
春と夏、ファンとより近い距離で交流を図るイベントを開催してきたC.I.A.が、年末、満を持して、歌、ダンス、エンターテインメント溢れるライブで、ファンを魅了するに違いない。
2018年4月 C.I.A.「春のファン祭り」より 撮影:岩村美佳
<タイトル>
C.I.A. presents「SUPER LIVE 2018」
<日程>
2018年12月28日(金) 19:00 START
2018年12月29日(土) 13:30 START 17:30 START
<会場>
品川インターシティホール
<出演者>
8/20(月)出演者発表!
<公演内容>
キューブ若手俳優サポーターズクラブ「C.I.A.」がお届けする、C.I.A.presents「SUPER LIVE 2018」。ドラマ、映画、舞台、ミュージカルなど、様々なジャンルで活躍中のキューブ所属若手俳優 が一同に集結。C.I.A.指令部から与えられる様々な MISSIONをイベントごとにクリアしてきたメンバーたち。春のイベントでは『ダンスパフォーマンス』、夏のイベントでは『歌』。そして、2018 年最後の MISSION とは...!俳優の彼らが、歌あり、ダンスあり、様々なエンターテインメントに挑戦する『2018 年の集大成』!「C.I.A.」でしか見ることの出来ない彼らの姿に乞うご期待。
ただいま前売券販売中の宮崎吐夢さんの「真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー(仮)」ですが、ご本人には内緒のマル秘サプライズゲストが決定したとのこと!
主催者からの発表は以下の通り。
宮崎本人には内緒で、げきぴあをご覧の皆様にだけこっそりお知らせします!! 今回なんと!阿部サダヲが、サプライズゲストとして登場します! ドラマの役作りでダイエットに成功した経験を、同期の吐夢に伝授! あくまでもサプライズとなりますので、こちらのげきぴあをご覧になった皆様だけの秘密にしてください!
これはなんて楽しみなサプライズ!皆さん、秘密にしておいてください!くれぐれもご本人には内緒ですよ。
★セットリストの一部をご紹介!
また、当日のセットリストも一部公開になりました。
今回の歌謡ショーでは、宮崎吐夢のスマッシュヒット「バスト占いのうた」「mini mini chimpo」「I・SHI・DA・I・RA...」のダイエットバージョンを初披露する予定です。
※なお今回は時間の関係で、毎回ご好評いただいている「降霊術」はお休みです。期待高まる公演まであと2か月弱。吐夢のダイエット(orリバウンド)した姿を是非ご覧ください!!
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『吐夢のマル秘ダイエット手帖』発売記念
「真夏のダイエット(orリバウンド)歌謡ショー(仮)」
8月24日(金) 18:00開場 19:00開演
東京キネマ倶楽部
出演:宮崎吐夢
ゲスト:池津祥子、伊勢志摩 根本宗子(月刊「根本宗子」)、吉田能、 金山寿甲(東葛スポーツ)、金子鈴幸(コンプソンズ)ほか
料金:4,300円(整理番号付きスタンディング/ドリンク代別)
※前売券好評発売中!
太宰治、没後70年。
彼の生い立ちから自殺までを描く舞台『グッド・バイ』が、太宰の誕生日であり命日である桜桃忌(6月19日)に劇場入りし、6月21日に開幕しました。
池下重大が主人公「田島周二」を、大空ゆうひがヒロインの「永井キヌ子」と「津島修治」の2役を演じます。
その他、キャラメルボックスの原田樹里、永楠あゆ美、野本ほたる、飛鳥凛らなど多彩な顔ぶれが出演し、脚本・演出は、悪い芝居の山崎彬が手掛けています。
初日を終えた出演者と山崎さんからコメントが到着しました!
★池下重大さん
パンフレットの鼎談で、大空ゆうひさんが今回の芝居のことを、音楽のライブをやるような感覚だと言っていましたが、初日を終えて、完全に同意します。最初の音を出したなら、あとは休憩を含めた2時間20分を一気に駆け抜ける。
これからの毎ステージが楽しみです。何が出るやら。
★大空ゆうひさん
一度舞台に上がったら何が起こるかわからない、まさに音楽のセッションのようなライブ感を感じています。
毎日、不安を抱えたまま、敢えて舞台に飛び出したい。
いい意味で地に足をつけないで無重力空間を楽しみたいです。その先に奇跡が、グッドバイがあると信じて!
☆山崎彬さん(脚本・演出)
出逢いと別れ。生と死。幸と不幸。作家・太宰治と人間・津島修治。
太宰治未完の遺作『グッド・バイ』を元に彼の生き様を描こうとしたら、結果的に太宰作品をたくさん散りばめたような舞台になりました。
没後70年の節目に、この芝居をこの座組で打てることに運命的なものをちょっぴり感じながら、毎日「グッド・バイ」し続けます。
「グッド・バイ」するにはまず出会わなきゃいけない。ぜひ劇場まで会いにきてください。
舞台写真(撮影:交泰)
■『シークレット・ガーデン』特別連載 vol.3■
バーネットによる名作児童文学『秘密の花園』を原作にしたミュージカル『シークレット・ガーデン』が、石丸幹二、花總まりらの出演で今年、日本初演されます。
その稽古場レポート、第2弾をお届けします。
※稽古場レポート、第1弾は→コチラ
前回ご紹介した『A Girl in the Valley』のシーンより少し遡って、アーチボルド(石丸幹二さん)のお屋敷にやってきたメアリーが、ひとりで夜を過ごしている場面。
楽曲としては『I Heard Someone Crying』というナンバーが披露されるところです。
泣いているのは誰なの?
と、生きている人々(アーチボルドとメアリー)が問いかけます。
ここでもリリーや、ドリーマーズが幻のように出てきます。
皆さん、なんの舞台効果もない稽古場の段階で、雰囲気がすでに、儚い感じ!
メアリー=池田葵さん。
しかしメアリー、池田さんも上垣ひなたさんも、芝居も歌声もとてもしっかりしていて素晴らしいです。
ご紹介している前半部分の段階では、まだメアリーの明るい表情は見られないのですが、物怖じしないその姿の根底に、池田さんメアリーには聡明さが、上垣さんメアリーには快活さが感じられました。
■『シークレット・ガーデン』特別連載 vol.2■
亡くなった美しい女性が愛し、その死後、固く閉ざされてきた庭。
両親を亡くした少女がその庭の鍵をみつけたことから、愛する者を亡くし時間を止めていた人々の心も少しずつ再生していく......。
バーネットによる名作児童文学『秘密の花園』を原作にしたミュージカル『シークレット・ガーデン』が今年、日本初演されます。
5月末、その稽古場を取材してきました。
演出は、ブロードウェイやカナダでもこの作品に関っているスタフォード・アリマさん。
彼のもと、稽古は順調に進んでいるようで、初日まで2週間近くある中での取材でしたが、すでにカンパニーは何度か「通し稽古」もやっているようです。
取材したのはそんな中、シーンごとに細かく振り返る稽古でした。
こちらは、先日開催された「歌唱披露会見」でも歌われた、
『A Girl in the Valley』のシーン。
物語は、インドで暮らしていた少女メアリーが、両親をコレラで亡くし、イギリスにい住む叔父アーチボルドに引き取られるところから始まりますが、アーチボルドもまた10年前に妻のリリーを亡くしていて......。
屋敷で鬱々と暮らす彼が、亡きリリーとの思い出に浸っている......という場面です。
アーチボルド=石丸幹二さん。
先日の会見で石丸さん、アーチボルドのことを「ひどい人」と表現していましたが、おそらくひどいのは、彼を取り巻く状況。
最愛の妻を亡くし心を閉ざし、彼女を思い出させる(彼女と血の繋がりのある)メアリーとも距離をとってしまいます。
そんなアーチボルドの「閉ざされた心」を切ない芝居でみせる石丸さん!
一方、リリーの花總まりさんは、アーチボルドの思い出の具現として登場しますので、美しく優雅で、優しい笑顔を浮かべています。
■『シークレット・ガーデン』特別連載 vol.1■
両親を亡くし、イギリスに住む伯父・アーチボルドに引き取られたインド育ちの少女メアリー。
両親に愛された記憶がなくワガママに育ったメアリーだが、アーチボルドもまた最愛の妻リリーを亡くし、すっかり気難しくなってしまっている。
アーチボルドの息子・コリンも、母を亡くし父からも距離を置かれ、身体も弱く、ひねくれた少年に育っている。
それぞれに最愛の人を亡くし、喪失を抱いている彼らだったが、ある日、リリーが大切にし、その死後アーチボルドが鍵をかけてしまった庭園「秘密の花園」の扉をメアリーが発見したことから、庭の、そして家族の再生が始まっていく......。
バーネットによる名作児童文学『秘密の花園』を1991年にブロードウェイでミュージカル化した『シークレット・ガーデン』 。
その年のトニー賞3部門を受賞した名作の日本語版が、今年初上演されます。
開幕も近付く中、5月18日には劇中のミュージカルナンバーを披露する「歌唱披露会見」が開催されました。
会見ではミュージカルナンバーをたっぷり7曲披露!
事前イベントでこの曲数のナンバーが披露されることも珍しい。
しかし、その楽曲の素晴らしさ、キャストの歌唱力の高さを存分に堪能できたイベントでした。
♪A Girl in the Valley(石丸幹二、花總まり)
ワルツの優雅なメロディがゆったりと流れます。
アーチボルドが幸せな過去を回想するナンバー。
アーチボルドとリリーのデュエットですが、幸せだからこそ、すでにもう亡くなっているリリーの存在が切なくも感じます。
石丸さんと花總さんふたりの柔らかい雰囲気が素敵でした!