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ナンセンスをやろう、と2人がタッグを組んだこの企画に、レギュラーで参加しているのが山西 惇。硬派から軟派の芝居まで多岐に渡る作品に出演、重要な役どころにキャスティングされる個性派俳優だ。この企画でも、古田をはじめ、大倉孝二、入江雅人、八十田勇一、犬山イヌコらクセ者ぞろいの役者陣の中、その存在感はひと際異彩を放っている。4月、「イニシュマン島のビリー」大阪公演に出演した山西を取材、「ものすごく消耗するけど、ほんとに楽しい」と語るお騒がせ企画への想いやこれまでの作品の話を聞いた。
「長い俳優人生で、初めてお尻出しました。後にも先にも、これだけ」というのが、第1弾の『犯さん哉』。前2作とも怒って途中で帰るお客さんがいた。が、大阪のお客さんはそう簡単には帰らない。第2弾の『奥様お尻をどうぞ』は、東京公演では帰る人がいたが、大阪公演は逆に「熱狂的だった」と山西。「総立ちのカーテンコールで、みんな帰らない。すごかったなぁ」。この2作目の公演時期は東日本大震災のすぐあと。どうしようもなくバカバカしいやり取りの中に、世相を反映したネタが盛り込まれた。「こんなしょうもないセリフに、これだけの説得力をもたすのは、あなたにしかできない」と、仲間から賞賛される。「デタラメを突き詰めていくと、笑えるのかどうかわからなくなる、ちょっと怖い領域に入っていく。そのキワキワのとこをやりたいんですよ。なんかすごいな、とも思わせたい」。それには、俳優としてのスキルの高さが求められるのだ。 古田が「3分の1の人が大絶賛してくれれば、観客の半分は怒って帰ってもいい」と豪語する企画。「若い頃からずっと周期的に言ってます(笑)。演劇の持つ凶暴さ、ボクらが若い頃に観た唐(十郎)さんや寺山(修司)さんの芝居のような、ゾワゾワっとした気持ちを与えられる作品を作りたいという気持ちはすごくわかります。でも、ボクはできれば帰ってほしくないです(笑)」。これまで観たことがある人は「相変わらずだな、良かったって思っていただけると思う」。初めて観る人は「世の中にこんな芝居があっていいんだと(笑)。いいんです、こういう芝居もあって、いいんです! 観終って説明のしようがない、『観てみないとわからない』って友達に言ってもらえるような舞台を目指します(笑)」。
公演は、7月24日(日)~8月21日(日)まで東京・下北沢 本多劇場、8月27日(土)・28日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 中劇場、9月1日(木)~4日(日)まで大阪・梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ、9月10日(土)・11日(日)までりゅーとぴあ新潟市民芸術文化会館 劇場で上演。
チケットぴあでは東京・大阪公演にてWEB先行先着[プリセール]を受付中。
ライター:高橋晴代
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
東京ゲゲゲイをご存知? MIKEYこと牧宗孝が率いる異能のダンスチームで、ハイセンスかつ奇天烈なパフォーマンスは、一度見たらもうトリコ。
そんな彼らが出演するエンタテインメント、*ASTERISKの公演が今年もやってきます! 2015年5月に開催された『女神の光』は加藤ミリヤのテーマソング、総合演出・構成・振付・脚本を牧宗孝が手がけ、全公演ソールドアウト。
そして今年はグリム童話『白雪姫』をベースに、人気作家・中村うさぎが原作書き下ろし。牧の演出・振付のもと、日本のトップダンサーが集結します。
今回は稽古開始を前に、東京ゲゲゲイのメンバー(MIKEYさん、BOWさん、MARIEさん、MIKUさん、YUYUさん)が集まる座談会にお邪魔しました。
・・・そもそも『白雪姫』というアイデアはどこから?
MIKEY 誰もが知る物語で、魔女=悪役という定説をくつがえすお話を作りたかったんです。そんなとき、うさぎさんがメルマガで、「白雪姫は寝てるだけ。一番人間的な感情を持ってるのは魔女だ」と書かれていて、これだ! と。
MIKEY
・・・今回は個性派俳優、加藤諒さんも出演。加藤さんは昨年の残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』で共演されました。
MARIE そうそう諒くん、また一緒!
BOW 諒くんて、普段もあのまんまです。もうちょいオカマっぽい感じかな(笑)
MIKEY 彼は数年前に私のダンスレッスンにひょいと現れて。「強烈なのが来たな」と。あのとき、「MIKEYさんの作品に出るのが夢」って言ってたけど、まさか実現するとは!
MARIE 『ライチ〜』のときは、役者さんたちの食いつきがすごくて。MIKEYさんの振付を体に入れようとする姿勢も勉強になりました。
MARIE
YUYU ホント、すべてが新鮮。失敗したことを明日は頑張ろうとか、今日は気持ちを変えてみようとか、得たものはいっぱいあります。
YUYU
・・・2013年結成の東京ゲゲゲイ、メンバーはMIKEYさんのスタジオの生徒さんだったとか。
MIKU 私がMIKEYさんと出会ったのは小学校5年生。MIKEYさんはほかのダンサーとは全く違っていて、見た瞬間に興奮しちゃって。絶対一緒に踊りたいって思ったんです。
MIKU
MIKEY ゲゲゲイではいつも私の頭にあることをみんなが体現する感じです。振付の意味はあえて言わないし、みんな聞かない。説明や言葉にベクトルをおいてないんです。自分の頭で描いたことを作り続けていきたい、ただそう思っています。
BOW 今回、MIKEYさんの演出で、どんな風に出演するのか、新しい白雪姫に私たちも期待してます。いろんな方が出演されるので、お客様に「ゲゲゲイってどれ?」って思われないようがんばらないと!
BOW
東京ゲゲゲイ
なるほど彼らは、言葉を身体で表現、ダンスでメッセージを伝えるアーティストだと改めて実感! それにしても今回の*ASTERISKについてもう少し聞きたい、ということでPart.2ではMIKEYさんの単独インタビューをお届けします。
(取材・文/大西美貴)
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◆ 伊礼彼方 INTERVIEW ◆