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演劇×音楽の人気シリーズ第3弾、豪華キャストが池袋の中心で浪花節を叫ぶ!?

絶賛ツアー開幕中の『サンバイザー兄弟』より、作家と出演者のインタビューを前後編でお届けするスペシャル企画。前編は作・演出・出演の宮藤官九郎さんが登場。本作の見所から創作に対する真摯な考えを、丁寧な語り口で明かしてくれました。結果、「みんなが宮藤さんみたいな考えなら良いのに!」と心がほんわかする事態に。ステキロックオペラに込められた作家・宮藤官九郎のリアルに迫ります。

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「役者でありつつ演奏もする。
その曖昧な感じが、ありそうでなかった」

--大阪では先日、脚本を手掛けられた劇団☆新感線SHINKANSEN☆RX『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』(以下、『VBB』)が大盛況のうちに千秋楽を迎えました。あの作品にもヤクザが登場しましたが、『サンバイザー兄弟』もヤクザ兄弟のお話ですね。

『VBB』は演出のいのうえさんから吸血鬼というお題を頂いていたので、「血」というところからヤクザの「血を分けた兄弟」みたいなことに繋げたんですけど。『サンバイザー兄弟』はわりとちゃんとした理由みたいなものがあって。『ブルース・ブラザース』(アメリカ映画)の主人公や音楽を、未来の東京に置き換えたら、現代で言うヤクザであり、音楽も、演歌や浪花節がしっくりくるんじゃないかと。今回、音楽を怒髪天(日本のロックバンド)の上原子友康さんにお願いしたこともあり、怒髪天の歌世界が任侠っぽい「男」というものがテーマにもなっていたので。それぞれ別の理由ですが、どちらもヤクザものになりました。

--今のところ、思惑通りの仕上がりですか。

そうですね。それは作劇的な着眼点というよりは、怒髪天さんの音楽がより『ブルース・ブラザース』に通じるものがあったというか。僕の手柄というよりは、音楽的な部分が大きいと思います。やっぱり、友康さんがちゃんと元ネタを咀嚼して曲を作ってきて下さったことと、増子(怒髪天のボーカル)さんの歌の説得力というのが、このお芝居には不可欠なので。稽古場で歌を聴いているだけで、そんな気がしてくる。二人にお願いして良かったなと、日々思っていますね。


--増子直純さんと言えば、今回初舞台にして瑛太さんと主演のヤクザ兄弟を演じることでも注目を集めています。

ミュージシャンとしてライブでステージに立ち続けているので、初舞台はあんまり関係ないですね。やっぱりステージ上では完全な素ではないし、歌いながら演じていると思うので。稽古場で我々と普通に演じている姿を見ると、「ずっとやってきた人みたいだな」って思います。それぐらい堂々と演技している。凄いなって。今回の作品は増子さんのステージングを見て影響された部分もあるので。ご本人は「やりやすいように書いてもらった」って思うかもしれないですけど、僕も増子さんと出会わなければ、こういう役を書いていなかったと思います。

--シリーズ第2弾のバカロックオペラバカ『高校中パニック!小激突!!』では、氣志團の綾小路翔さんがご出演されました。何か共通点はありますか?

前回の翔もそうだったんですけど、普段フロントにいる人は、周りが自分に合わせるのが当たり前という中でやっているので、芝居の間の取り方とかが、すごい独特なんですよね。ボーカリストって、人に合わせないんだなって。二人とも「自分の気持ちいいようにやっていたら、今までは周りが合わせてくれてたんだな」と言っていたので、やっぱりそうなんだと(笑)。すぐに台詞を言わないから、芝居は止まってるけど、増子さんの中では成立してるんだろうなとか。そこが面白いですよね。

--その場合、演出というのは...。

早く言ってくださいとは言うんですけど。本人が言わなければ、まあ、いいかと(笑)。そこが埋まらないから、やっぱり役者って難しいところなんですけど。今回はサンバイザーブラザーズがコンサートをする場面があるので、結構増子さんが歌われる場面が多いんですよ。歌でかなりの動きを表現しているので、「台詞が付いているライブ」というぐらい自由にやってくれたらいいなと思っています。

--バンド演奏や歌という面では、役者さんも初挑戦な部分が多いのでは?

そうなんですよ。りょうさんもピアノを練習してくれたり、瑛太くんは歌を歌います。ミュージシャンの方が演奏して我々は芝居に専念した方が、クオリティは高いのかもしれない。でも、役者が演奏すると独特な空気やムードが生まれるんですよね。自分たちで演奏することで、芝居も変わってくるし。全部自分たちでやる"DIY精神"というか。たまたま芝居ができるミュージシャンと、たまたま楽器ができる役者が一緒にやることで、"ちゃんとしてないもの"が生まれる。それが3作目にしてやっと。役者でありつつ演奏もする、その曖昧な感じがありそうでなかったんじゃないかな。

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--今回は、出演者全員が歌を歌うか楽器を演奏し、それぞれに見せ場があるんですね。

そうですね。そういう意味でもすごく達者な人たちに見えるかもしれないですけど、無理してやってもらってますから(笑)。役を演じながら演奏するからなのか、すごく演奏にも気持ちが入ってる。僕はそこが凄くいいなと思います。

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劇団☆新感線の高田聖子が主宰を務める月影番外地の次回公演「どどめ雪」の稽古場に潜入し、本作で四姉妹を演じる高田聖子、峯村リエ、内田慈、藤田記子にインタビュー取材した。

月影番外地「どどめ雪」 左から峯村リエ、高田聖子、内田慈、藤田記子

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月影番外地は劇団☆新感線の高田聖子の演劇ユニット。前々回「くじけまみれ」、前回「つんざき行路、されるがまま」に続いて作は福原充則、演出は木野花が手掛ける。



前作の「つんざき・・・」は妻が口笛だったり、音が重要な要素だったが、今回は「どどめ雪」。どうやら「細雪」のような四姉妹の話だというが、



「どどめ色」+「細雪」=???



果たしてどんな色の雪なのか全く想像がつかないが、そのあたりのことも含めて、四姉妹を演じる高田聖子、峯村リエ、内田慈、藤田記子にインタビュー取材した。【動画4分】



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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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 2017年1月のシアタークリエに登場するのは、ロックなシェイクスピア!? 
"この世界はすべてこれ一つの舞台、人間は男女問わずすべてこれ役者にすぎぬ"という名台詞で知られるシェイクスピアの喜劇『お気に召すまま』が、ブロードウェイの鬼才マイケル・メイヤー(『春のめざめ』『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』)の演出で登場します。満を持して日本初演出に臨むメイヤーは、1600年に生まれた本作の時代設定を、「アメリカが一番自由で幸せだった時代」と記憶する自身の幼少期、1967年に置き換えて構築。原作に書かれたアーデンの森は、サンフランシスコの『Summer of Love』(10万人のヒッピーが集まったイベント)に、宮廷は当時のワシントンDCとなって表れる、まさに新感覚のシェイクスピアの誕生です!

 オーランドー(ジュリアン)は、長兄のオリヴァー(横田栄司)から命を狙われてヒッピーの聖地・ヘイトアシュベリーに逃げる。一方、ロザリンド(柚希礼音)の父親は自身の弟・フレデリック(小野武彦)の仕打ちにより政界から追放され、ヘイトアシュベリーでひっそりと生活していた。ロザリンドは姉妹同然に育ったフレデリックの娘・シーリア(マイコ)とワシントンDCに残り仲良く暮らしていたが、フレデリックに突然の追放を命じられる。ロザリンドは男装して身分を隠し、シーリアとタッチストーン(芋洗坂係長)を伴ってヘイトアシュベリーにたどり着くが......。

 音楽を手掛けるのは作曲家トム・キット(『ネクスト・トゥ・ノーマル』)。メイヤーとキットというトニー賞受賞の最強スタッフと、日本の実力派俳優で作り上げる"ポップでロックなシェイクスピア"は注目必至です! 今回、シェイクスピア初挑戦となるシーリア役のマイコさんに、本作への思いをうかがってきました。

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今年で第70回を迎えた世界最高峰の演劇賞、トニー賞
その授賞式の模様を毎年生中継しているWOWOWが、開局25周年記念イベントとして、日本初のトニー賞公認のミュージカル・コンサートを開催します!


出演は、昨年渡辺謙との共演が話題になったブロードウェイミュージカル『王様と私』で第69回トニー賞ミュージカル主演女優賞を受賞したケリー・オハラ
日本でも大ヒットしたアメリカTVドラマ『glee/グリー』のウィル・シュースター先生役で人気を博し、『ライト・イン・ザ・ピアッツァ』で第59回トニー賞ミュージカル助演男優賞にノミネートされたマシュー・モリソン
そして、日本ミュージカル界のトップスターであり、第63回芸術選奨文部科学大臣新人賞(演劇部門)他、多数の賞を受賞している井上芳雄

...という、日米トップ・ミュージカルスターの夢の競演です。
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トニー賞公認という、この日本初の特別なコンサートに、日本代表として参戦する井上芳雄さんに、お話を伺ってきました。



●井上芳雄 INTERVIEW●

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――「トニー賞 コンサート in TOKYO」という大きなコンサートへの参加が決まった、現在の心境をお願いします。

「トニー賞はずっとWOWOWさんが中継を重ねているんですが、僕もここ数年そのサポーターをやらせてもらっています。今年はNY(ブロードウェイ)にも行かせてもらったりして、より深くトニー賞のこともわかってきました。そんな中で「トニー賞と一緒に日本でコンサートが出来るかも」...みたいなことを聞いて、僕も「そんな夢のようなこと出来たらいいですね」と言っていたんですが。気付いたら実現することになっちゃって。本気だったのか、すごいなWOWOW!って思いました(笑)。近年、外国のミュージカル俳優が来日して一緒に歌うコンサートって多いですが、トニー賞が公認して、トニー賞を通して本場の俳優が来るというコンサートは初めてだと思います。それはすごく新しいし、大きなことですよね」


――「トニー賞のこともわかってきた」とのことですが、具体的には?

「僕もまだそんなに詳しいわけじゃないのですが、そもそもトニー賞ってどこが主催しているの?何なの?ってところからでしょうか。アメリカン・シアター・ウィングと全米劇場プロデューサー連盟の2者でやっているんですよね。でも商業ベースではなく非営利というか、アメリカン・シアター・ウィングはほかにも演劇を普及させる色々な活動をやっていますし。そんな成り立ちから、毎年のショーレースのパワーゲームとか(笑)? ちょっと言えない話が多いんですけど(笑)。今年はこんな色々な事情があってこうなったとか、今年は流れからこれが(賞を)獲るだろうとか。でもそれから大どんでん返しがあったり。今年なんて『ハミルトン』があまりにも強かったから、今年開けてもダメだから開幕を遅らせている(来年のトニー賞を狙う)新作もたくさんあるんじゃないかって話もあるくらい。あとはトニー賞の中継番組の時、演劇ジャーナリストの影山雄成さんが隣の席で、放送していない時に色々教えてくれるんですよ、俳優たちの裏話を。この人はインタビューをしたらすごく感じが悪かったとか(笑)。そういう話も含めて面白いなって思うんです」
※トニー賞は各年のエントリー期間中に開幕した作品が対象となる。
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――現場でトニー賞の凄さも感じられましたか?

「そうですね。もちろん凄いという意味では、特に新作はみんなトニー賞を目指してやっています。それだけ影響力が大きいということです。トニー賞の授賞式でのパフォーマンスも、実はあれ、全部"作品持ち"、つまり自前でやっているらしいです。しかも普通に昼公演をやったあとだったりしますからね。授賞式でのパフォーマンスのためだけに自分たちでセットから何から作る。でもそれだけお金をかけても、テレビ中継もありますし、やったらやっただけ反響がある、つまりCMみたいなものなんです。それだけみんな必死になってやる。それだけ影響力があるという意味ではやっぱりトニー賞というものは凄い。でも実際にブロードウェイに行ってみたら、実はそんなにみんなが"トニー賞!トニー賞!"って言っているわけでもなく、適度なゆるさもあって。僕たちが思う、絶対的な、神様のような賞というのともちょっと違うのかなと思いました。授賞式の日にちも変わったりして、そんなに適当でいいの!?って(笑)。今年も1週ずれたんですよ、(生中継する)こっちは死活問題ですよ、舞台稽古中だよ!って(苦笑)。でもそこはアメリカらしいなって思います」

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人気ミュージカル『黒執事』の最新作「ミュージカル『黒執事』~NOAH'S ARK CIRCUS~」が11月に開幕します。
枢やな原作の同名コミックを原作にした本作は、2009年に初舞台化。前作「ミュージカル『黒執事』-地に燃えるリコリス2015-」は、国内に加え中国3都市でも上演されました。
前作で初出演し、今回2度目のセバスチャン役を演じる古川雄大さんにお話を伺いました!

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『シェルブールの雨傘』など、数々の名曲を生み出しているフランスの巨匠ミシェル・ルグランの、美しくもどこか哀愁もある流麗なメロディ。少し不思議で可笑しく、そしてロマンチックな物語。
パリ・モンマルトルの空気を感じる小粋でおしゃれなフレンチミュージカル『壁抜け男』が、現在東京・自由劇場にて上演中です。

物語は20世紀ごろのパリ・モンマルトルが舞台。
郵政省に務める役人で、趣味はバラの手入れと切手集めという平凡な男・デュティユルは、ある日突然、壁を抜ける力を手にしてしまいます。
戸惑いながらも自分の"特技"を活かし、"怪盗ガルー・ガルー"として義賊さながらの壁抜け泥棒となったデュティユル。そんな彼が薄幸な人妻・イザベルへの恋心から、ある決意をして......。

わずか11名のキャストが時にコミカルに、時に切なく贈る、愛に溢れた温かなミュージカル
この作品で主人公・デュティユルを演じている飯田洋輔さんに、お話を伺ってきました。
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その美しいバリトンボイスを武器に、『美女と野獣』の野獣役や、『キャッツ』アスパラガス=グロールタイガー/バストファージョーンズ役、オールドデュトロノミー役など劇団四季を代表する作品の主要な役どころを数々演じている飯田さん。
デュティユル役は2012年から務め、いまや『壁抜け男』の"顔"となっています!


【開幕レポート】


◆ 飯田洋輔 INTERVIEW ◆

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――飯田さんが当サイトにご登場いただくのは初めてですので、まずは飯田さんご自身についてお伺いさせてください。現在、劇団四季のさまざまな作品で主要キャストを務めていらっしゃいますが、もともとミュージカル俳優を目指していらっしゃったんですか?

「いえ、もともとはただ歌が好きで。特に小さいころからミュージカル俳優に...! という夢があったわけではありませんでした。子どもの頃は、パイロットになりたかったんです。今もなりたいですけど(笑)。ほかにも歯医者さんとか、なりたいものは色々あったんですが、中学2年生の時に、授業で『キャッツ』のLDを観て。ロンドンのものだったんですが、それに衝撃を受けたんです。そうしたらその作品がちょうど名古屋でやっていたんですよ。それで、当時住んでいた福井から名古屋まで、ひとりで行って。今思えば中学生がすごいな、と思うんですが...運命というか、惹かれたんでしょうね。その時は"行きたいから、行く!"という感覚で、親に頼んでチケットを買ってもらったんです。そこで生でみた舞台は、さらにいっそうの衝撃がありました。田舎でしたから、それまで舞台芸術に触れる機会はあまりなかったですし、最初に観たロンドン版のLDと違って日本語なので、ダイレクトに心に来た。そこからですね。ミュージカルをやりたいと漠然と思って、ミュージカルに出るにはどうしたらいいのかなと。それで"音大に行って四季に入れば『キャッツ』に出られるんだ"みたいな人生プランが出来ました(笑)」


――飯田さんといえば、やはり歌のイメージがあります。入団前に弟の達郎さんとアカペラグループを組んでいたのも有名ですよね。

「結局、なぜ歌を突き詰めようと考えたかというと、『キャッツ』をはじめミュージカルに出ていらっしゃる俳優さんたちのプロフィールを見ると「3歳からバレエを始めた」「5歳からダンスを始めた」とか書いてあるんですよ。これは無理だ、もう自分には遅いじゃないか、じゃあ何ができる、歌しかない!...みたいな(笑)。それでもういちど出演俳優さんたちのプロフィールを見ると、皆さん音大を出ていらっしゃる。音大というものがあって、そこで専門的に学べばミュージカルが出来るんだ! ...というところから、本格的に歌を始めたんですよ(笑)。高校2年生くらいまでは、先生にもついておらず、本当に趣味の延長で歌っていましたから」


――歌は身近にあった少年時代だったんでしょうか?

「両親がもともと合唱をやっていたので、そこの練習に週に1・2回、強制的に連れて行かれて。といっても僕らは絵を描いたりして遊んでいるんですが、傍らで両親たちが練習している合唱が耳に入ってくるんです。あとはドライブに行くときなども、両親は発表会に向けて車の中で練習をしているんです。それに合わせて、僕らも一緒にハモったり。そういったことを、自然とやっていました。だから入団前にアカペラ番組に兄弟で出演したりしたのも、その影響です。ハーモニーを作ることが楽しすぎてしょうがない。今も『壁抜け男』をやっていますが、実はメインボーカルを歌うより、ハーモニーを作りたくてしょうがないんですよ(笑)。だから、携帯で多重録音するアプリで、ひとりアカペラをやったりしています。そんな趣味があるんです(笑)」
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――そうなんですね! そして今出演されている、『壁抜け男』について。この作品との出会いは?

これも高校3年生の時に、地元の福井で観ました。ツアー公演で。ちょうど声楽を学び始めてしばらくした頃だったので、音楽の魅力にまず感動しました。それにちょっと、小洒落た感じがありますよね。そこがすごく魅力的でした。当時出ていたVHSビデオも買って、達郎とふたりでずっと観ていました。達郎もハマっていたと思います」

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今月開幕する、注目のミュージカル『スカーレット・ピンパーネル』

王政に対する不満を民衆が爆発させ、その怒りを動力に革命を成功させた「フランス革命」をテーマにした作品は数あれど、この作品は、権力を得た民衆側が暴走し、元貴族らを次々と処刑していく中、無実の彼らを救おうと立ち上がったイギリス貴族側の視点で描かれた、いわば"裏から見たフランス革命"の物語です。

以前、主役パーシー・ブレイクニーに扮する石丸幹二さんのインタビューを掲載しましたが、今回はそのパーシー率いる"スカーレット・ピンパーネル団"の団員より、上口耕平さん・駒木根隆介さん・廣瀬智紀さんのインタビューをお届けします!
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すでにカンパニーは絶賛お稽古中ではありますが、稽古前に行ったインタビューのため、3人の初々しい(?)感じも、お楽しみください。

【バックナンバー】



◆上口耕平×駒木根隆介×廣瀬智紀 インタビュー◆


――お互いまだ敬語ですが、みなさん、共演自体は初めてですか?

全員「はい。初です」

廣瀬「僕は一番年下ですし...」

駒木根「いきなりフランクには、ねぇ(笑)」


――しかも、駒木根さんと廣瀬さんは、初ミュージカル出演でしょうか。

廣瀬「初なんですよ~」

駒木根「音楽劇は何度かあるんですが。ミュージカルというのは初めてかもしれないです」


――そうなんですね。しかも今回は"グランド・ミュージカル"と呼ばれる、大掛かりなものですよ。

駒木根「...完全に初めてですね、ミュージカル、俺、初めてです!」

上口「早めに切り替えましたね、"完全に"って言葉がつきましたよ(笑)」


――そんなミュージカル暦はそれぞれ、な皆さんですが。『スカーレット・ピンパーネル』という作品はご存知でしたか?

駒木根「いや、知らなかったです」

廣瀬「僕も、知らなかったです」

上口「僕は、タイトルは知ってました」

駒木根「日本だと宝塚歌劇団がやってるんでしょ?」

上口「そうです、今までは宝塚でしかやっていなくて」

駒木根「それをちょっと、映像で観たりはしましたけど」

廣瀬「僕、DVDを探したんですが、なくて。あったらスタッフさんに宝塚版のDVDをお借りしたいな、って思っているところです」

上口「僕はたまたま知り合いが持っていたので、それを借りて観ました。でも今回共演する安蘭けいさんが主演している星組公演(2008年)じゃなくて、月組公演(2010年)を」

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105日に開幕した音楽劇『瀧廉太郎の友人、と知人とその他の諸々』

留学先のドイツで結核にかかり、23歳で亡くなってしまった音楽家・瀧廉太郎を巡る事実も交えた"IF-イフ-"のお話。『故郷』『朧月夜』『荒城の月』など馴染み深い唱歌の中には、作者不詳の歌も多くあります。この作品は、その作者不詳曲の作曲に関わったとされる岡野貞一と、天才とうたわれ短命に散った瀧廉太郎の物語。2014 年、2015 年と上演されている人気作です。

 

今回、初演から岡野貞一を演じる原田優一さん、今作で瀧廉太郎を演じる和田琢磨さんと、実際に瀧がドイツで交流を持ったとされるヴァイオリニスト・幸田幸さんの世話人フクを演じる星野真里さんにお話をうかがいました。


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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#7■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』、いよいよ明日に迫ってきました!

コンサート目前ですが、この連載は本日も更新。
前回に引き続き、「通し稽古」レポートをお伝えします。
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浦井さんが「その作品の楽曲を歌うと、体と喉が、細胞レベルでその役を覚えている。その曲のまわりにあった楽曲すべて、対峙していた役、共演していたみんなの顔も見えて、作品の3時間、その空間の認識込みで1曲が歌える」インタビューで語っていたように、よくあるヒットソングメドレーのコンサートではありません。

浦井さん、1曲1曲、役を演じているようです。

みてください、この表情の違いを。
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億万長者の未亡人となったクレアが、財政破綻寸前の故郷に戻ってきた。
町の人々は、クレアが資金援助をしてくれることを期待している。
果たして、歓迎の晩餐会の夜、クレアは多額の寄付金を約束した。だがその交換条件に、かつての恋人・アルフレッドの「死」を突きつける。
クレアの真意は、いったいどこにあるのか?
そして、最初はその条件を「とんでもないこと」と笑い飛ばした町の人々だが、次第に「アルフレッドさえ死ねば...」という気持ちが芽生え始めてくる......。


スイスの作家、フリードリヒ・デュレンマットの名作『貴婦人の訪問』を、『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』などの名作を生み出しているウィーン・ミュージカル界が舞台化したのは2014年のこと。
大人の男女の濃密な愛憎劇に、"集団心理""拝金主義"といった社会的テーマも絡めた物語を、ウィーン産らしいメロディアスな音楽で彩ったこのミュージカル『貴婦人の訪問 -THE VISIT-』は、大ヒットとなりました。

日本では翌2015年に山口祐一郎(アルフレッド)、涼風真世(クレア)を中心とした豪華キャストで初演。
こちらも大好評を博し、早くも再演の運びに。

初演キャストが続投する中、山口祐一郎扮するアルフレッドの妻・マチルデとして、作品に初参加するのが瀬奈じゅんさん。
今回はその瀬奈さんにお話を伺いました。

まだ、稽古も始まっていない...どころか、作品について、演出の山田和也さん含めほぼどなたともお話をしていない! というタイミングでの取材でしたが、作品の魅力のみならず、そんな段階で演者がどう役に向き合い、何を考え、どんな心構えでいるのか......をも垣間見れる、貴重なインタビューとなりました。


◆ 瀬奈じゅん INTERVIEW ◆

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――サスペンスフルなミュージカルです。瀬奈さん、ミステリーとかは、お好きですか?

「あのー...、実はあんまり好きじゃないです(笑)。ドキドキしちゃうの。ミステリー小説を読んでいても、先にラストを読んじゃう。そこから安心して、最初に戻って読む...という、おそらく作家にとっては最悪な読者です(笑)」


――血や凄惨なシーンが苦手、といったことではなく、何が来るかわからないのが苦手?

「そうです、そうです! だからよく、映画やドラマを観る前に「お願い、結末言わないで」って言う人いるでしょ。私は反対なんです。「結末教えて」ってお願いしちゃう(笑)。その上でやっと安心して観られるんです。「ああ、だからここはこうなるのか」と考えながら見るのが、好き」


――では、この作品は、考えがいがありましたね(笑)。現時点でどんな印象を抱いていますか?

「考えがい、あります(笑)。すごく色々なことを考えさせられる作品です。ふつう、舞台を観ていると主役に感情移入をすることが多いと思うのですが、これはさまざまな役の立場になって考えてしまいました。「この人は何なんだろう」「この人はどう思っているんだろう」と。しかもそれをミュージカルでやる、というのが面白い!」


――ミュージカルという面では、どう思われましたか。

「音の層が厚いな、と。もちろんそれは、出演されている皆さんの歌唱力が素晴らしいということもあると思うのですが。バラエティに富んだ、色々なタイプの楽曲が出てきます。でもその中で私が歌わせていただく曲は、ちょっとほかとは毛色が違うんですよ」
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