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チャールズ・M・シュルツ原作のコミック『ピーナッツ』の世界観がそのままミュージカルになった『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』

誰もが知るあのスヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが、歌い、踊り、身近にある"ハピネス"の花束を届けてくれる、可愛くて心あたたまるミュージカルです。

すでに稽古場の様子などをお伝えしているげきぴあですが、本日はシュローダー役・東山光明さんと、ライナス役・古田一紀さんのインタビューをお届けします。
どちらも、人気キャラですね!
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―― この『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』というミュージカルのこと、おふたりはご存知でしたか?

古田「知らなかったです」

東山「僕も。最初にお話を頂いた時は驚きました。キャラクターものかな?って」

古田「今、色々な作品がありますし、これが初演なのかな? スヌーピーやチャーリー・ブラウンを題材に、オリジナルで作るのかな? って思いました」

東山「ね! 人間がナマで演じるんだ、しかも大人が...ってところがちょっとした驚きで。スヌーピーがどうやって登場するんだろうって、そこから色々興味を持って、CDも入手して調べて...って感じです」

古田「でも、今って何でも舞台でやっちゃう時代なので、僕は「へぇ、やるんだ」って受け止めました(笑)」

東山「テニミュ(ミュージカル『テニスの王子様』)やってるから、そこは免疫があるんだね(笑)。でも50年前からある作品ってすごいよね。演出の小林香さんが「2.5次元ミュージカルのハシリ」だと仰ってたから、まさにそういうことなんですよね」
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―― そしておふたりが演じるのがシュローダーとライナスですね。東山さんがシュローダーで、古田さんがライナス

古田「ライナスは愛せるポイントがすごくたくさんあるなと思っているところです。すごく頭が良くて、色々なことが見えているけれど、それと同じくらいの強さで人を思いやる気持ちも強くある。おねえさんのルーシーとのシーンとかも、いいですよね。なんていうか"偏っていない"キャラクターなので、そこが魅力かな」

東山「シュローダーも、ライナスと同じでどちらかというとおとなしめな子。寡黙にピアノを弾きまくっている。でもルーシーにキレることもある(笑)」

古田「キレますね、ウワー!って(笑)」

東山「うん(笑)。(ルーシーはシュローダーが好きで)しつこく言い寄られすぎて、キレちゃうんだけど、基本は静かな男の子です。僕、キャラクターの特徴とかを色々調べたんですが、この『ピーナッツ』のキャラクターって作者のシュルツさんの実生活も投影されているみたいなんです。例えばルーシーは、シュルツさんの奥さんの若い頃に当てているとか。シュルツさんご本人も音楽がすごく好きだったりするそうなので、シュローダーというキャラクターはシュルツさん自身の思いを投影している部分もある気がするんです。綴りもシュローダー(Schroeder)とシュルツ(Schultz)って似ていますしね。だからそういう魂のこもったシュローダーを演じたいなと思ってるところです」

▽ 東山光明
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▽ 古田一紀
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元宝塚歌劇団星組トップスターで、在団中は誰もが認める芝居・歌・ダンスの三拍子揃った実力派として知られていた北翔海莉が、ミュージカル・コメディ『パジャマゲーム』で女優デビューを果たします。

演出はイギリスの若き鬼才トム・サザーランド
彼が日本で演出した『タイタニック』、『グランドホテル』も大きな評判となりました。

※参考)
 『タイタニック』連載→コチラ★
 『グランドホテル』連載→コチラ★


物語は、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘い、そしてその中の恋をコミカルに描くもの。
耳なじみの良いオシャレな音楽、素敵なダンスシーンも満載の楽しい作品なんです!

北翔さんは、労働者側の急先鋒に立つ女性・ベイブを演じます。
共演も、新納慎也、大塚千弘、広瀬友祐、上口耕平、栗原英雄といった実力派が揃いました。


初タッグを組む、北翔海莉さんとトム・サザーランドさんにお話を伺ってきました。


北翔海莉&トム・サザーランド ロングインタビュー

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●「映像で観た北翔さんの存在感が圧倒的でした」(トム)

―― 北翔さんの宝塚歌劇団退団後、初ミュージカルです。トムさんが北翔さんとやりたいと仰ったと公演資料にありましたが、トムさん、北翔さんのどんなところに惹かれたのでしょう。

トム「残念ながら生で拝見はできなかったのですが、映像で拝見した北翔さんが素晴らしかったんです。存在感が圧倒的でした。今回の『パジャマゲーム』のベイブという役には"強さ"が欲しかったので、「あ、北翔さんだ」と。強さと存在感、そのふたつから北翔さんにぜひお願いしたいと思ったんです」


―― 先に『パジャマゲーム』をやることが決まっていて、ベイブ役を探していたんですか?

トム「なんとなく並行で...ですね。北翔さんと一緒に、というのと、『パジャマゲーム』をやるというのが同時に結びついた感じでした」

北翔「何をご覧になったのか、気になります」

トム「『ガイズ&ドールズ』(2015年。北翔の大劇場お披露目公演だった)です。もう、素晴らしくて...」


―― 実際、北翔さんとお会いしていかがでした?

北翔「(『ガイズ&ドールズ』の)スカイ・マスターソンが、今はこんな風ですが(笑)」

トム「もともと"宝塚"というものにとても興味を持っていたんです。パフォーマンスのスタイルが本当に興味深い。その中でもトップスターという存在にお会いできるのが光栄で。ありがとうございます(笑)」

北翔「私は本当に宝塚にいた21年間、ズボンしか穿いたことがなくて。10代、20代と女性として磨きをかける時に男装をしてきたので...軍服、燕尾服、タキシード、スーツ、ネクタイ、蝶ネクタイ、そういうものは数え切れないほど着てきたんですが、スカートだけが...ちょっと...(笑)」

トム「そこが興味深いところです(笑)」

北翔「(笑)」
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『昆虫戦士コンチュウジャー~ただの再演じゃ終わらない、そうだろみんな!?~』が5月に上演されます。サブタイトルからもわかる通り(!)、本作は昨年6月に上演された『昆虫戦士コンチュウジャー』の再演。一部キャストが新たになり上演されます。

劇団「犬と串」のモラルさんが作・演出の本作は、地球の味方・昆虫戦士コンチュウジャーたちと侵略者・爬虫類帝国四大幹部との戦いの物語。あの手この手を使って侵略を試みる爬虫類帝国に対し、ヒーローらしく戦いでケリをつけようとする戦士たち...に割って入り、これまたさまざまな方法で平和的解決を提案していく中年戦士(モト冬樹さん)のお話――かな~りシュールなヒーローコメディです。

そんな本作に今作から参加する海老澤健次さんと、初演に続き出演する斉藤秀翼さんにお話を聞いてきました!

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海老澤さんが演じるのは、万里チョウジ。コンチュウジャーのリーダーを自称する青年で、熱血漢だがあまり賢くなく、よく空回りする。昆虫戦士としてのモチーフはカブトムシ。「そうだろ、みんな!?」が口癖で、熱くないことが大嫌いなので、ゆるい雰囲気の時羽奏(モト冬樹/本田礼生)と対立するが...、という役どころ。

斉藤さんが演じるのは、エッフェル・トーマス。世界で自分が一番美しいと思っているナルシストで、そこが揺らぐと自我が崩壊する。コンチュウ戦士としてのモチーフはアゲハチョウ。生まれつき多才であるため「努力の力」を認めようとせず、また周囲に対しても一歩引いたような態度が目立っているが...、という役どころ。

2017年4月20日~23日に劇団た組。の第13回目公演として
横浜赤レンガ倉庫にて上演される『まゆをひそめて、僕を笑って』。

本作はほぼ平成生まれのみで構成されている一方で
昭和歌謡曲の名曲『ジュリアに傷心』をモチーフにしており、
若い世代のクリエイター・俳優×昭和歌謡曲の新たな劇作品を目指して上演される。

先日顔合わせを行ったばかりの本作メンバーであるが、藤原季節、福田麻由子は勿論
佐伯大地伊藤寧々平嶋夏海含むのキャスト陣の意気込みが到着した。

今回はノーカットでその全てを掲載!必見です!

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き劇作家、演出家の加藤拓也が主宰する劇団た組。が、第13回目公演『まゆをひそめて、僕を笑って』を上演する。
1984年発表のチェッカーズのヒット曲「ジュリアに傷心」をモチーフとしたこの新作について、
加藤と主演の藤原季節、福田麻由子に話を聞いた。

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昨年の世界初演は大好評、チケットは全公演即日完売したミュージカル『王家の紋章』が、今年ふたたび上演されます!

累計発行部数4千万部を誇り、40年間連載が続いている少女漫画界屈指の大ヒット作を原作に、『エリザベート』『モーツァルト!』の音楽を手がけたシルヴェスター・リーヴァイを作曲に迎えて制作された超大作ミュージカル。

原作の魅力を最大限に生かしながらも、深い人間ドラマが描かれたグランドミュージカルとして、原作ファン、ミュージカルファン入り乱れ、大熱狂を巻き起こしました。

物語は、古代エジプトと現代アメリカを行き来し、壮大なロマンが描き出されていきますが、その中で現代パートを一手に担っていたのが、ライアン役の伊礼彼方さん。

現代から古代エジプトへとタイムスリップするヒロイン・キャロルの行方を探し続ける兄・ライアンの孤独や、演じる上での難しさ、こだわり、やりがいなどを、伊礼さんに伺いました。


●物語●

アメリカ人少女・キャロルは、エジプトで友人や恋人共に考古学を研究していた。ある日、ピラミッドの発掘が行われることになるが、それは古代エジプトの王・メンフィスの墓だった。その直後、キャロルのもとに現れた謎の美女・アイシス。弟メンフィスを愛するアイシスの呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。
彼女を待ち受けるメンフィスとの出逢いや様々な試練、そしてエジプトを狙うヒッタイト王国の王子・イズミル――。数奇な運命が、キャロルを歴史の渦へと巻き込んでいく――。
(公式サイトより)



◆ 伊礼彼方 ロングインタビュー ◆

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●ライアンは孤独です

―― 『王家の紋章』、もうすぐ再演の幕が開きます。初演は大好評でしたが、昨年の8月、あの1ヵ月を思い出すと、どうでしょう?

「楽しかったです。同世代の役者がいっぱい集まって、若い世代で帝劇を埋めているという意味でも、とてもやりがいのあったお仕事でした。そして今回の再演。再演まで、あっという間だったねぇ。早かった!」


―― ダブルキャストの役柄もある中で、伊礼さんが演じるライアンはシングルキャストでした。大変でしたね。

「そうそう、疲れました。俺、ずっと楽屋で『健治へ』ってCDを制作してましたので、大変でした(笑)! どうする、意外とすぐ売り切れたな、どうしよう、ってどんどん作っていったら、ちょっと残ったので、今年も劇場で販売しようかなと思っています(笑)」

★伊礼さんのCD『健治へ』については、昨年の「浦井健治&伊礼彼方ロングインタビュー」に詳しく載っていますコチラ


―― そっちの大変ですか(笑)。で、ライアン兄さんですが、ヒロイン・キャロルの兄です。演じていていかがでしたか?

「孤独でしたよ~! しかも舞台上、ほとんどエジプトの色で出来上がっちゃっていて、居場所がない(笑)。作品としては、それでいいんでしょうけどね」


―― ひとりで現代サイドを担っていらっしゃった。

「そのやりがいはありました。自分ひとりで(空気を)作るしかないという。再演では、シーンの再構築があったり新曲が加わったりというようなことがあると聞いていますので、現代側と古代エジプト側の関係をもう少し掘り下げていって、お互い効果的になればいいなと思いますね


―― 「お互い効果的になれば」とは?

「ライアンのセリフって「キャロル」ばかりなんですよ(笑)。ずーっとキャロルを探してるから! それに、現代サイドのシーンでほとんど誰とも絡まないでしょ。けっこう、ひとりでやるのに限界があるんです。感情って、第三者が共感してくれたりすることで、浮き彫りになったりするでしょ。実生活でもそうだけど、芝居は特に、それを使った方が伝わりやすい。でもそれが(現代パートの構成上)限られてしまっています。だから例えばエジプトでのメンフィス・キャロル・イズミルの関係性がよりくっきりして、そちら側の感情が濃くなれば、そことのギャップを利用して、ライアンの孤独や切なさも強く浮き出てくると思うんです。古代エジプトでの愛憎が深まれば深まるほど、キャロルが現代に帰った時の喜び、そしてまたすぐいなくなったときの苦悩、切なさ、孤独、絶望に変換できるので。逆もまたしかりで、こちらの孤独が深まれば、古代での愛がさらに強く見えると思いますね」
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映画版『ミス・サイゴン』こと、『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』の公開が、来週に迫ってきました!

1989年の9月20日、ロンドン・ウエストエンドで幕を開け、世界中で愛され続ける、ミュージカル史に残る名作『ミス・サイゴン』。
ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ナイトクラブで働く少女・キムとアメリカ兵クリスの悲恋を中心に、戦争下で生きる人々の葛藤や苦しみ、愛が描かれる壮大なドラマですが、この映画はロンドン版25周年にあたる2014年9月、ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演された25周年記念公演を、最新の映像技術で撮影、映画化したものです。

日本では1992年に初演。
日本版25周年の記念の年にこの映画版は公開されることとなります。


『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』は3月10日(金)より、
TOHOシネマズ 日劇にてロードーショー(全国順次公開)。
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世界中のサイゴンファン垂涎のスペシャルな記念公演の映像を映画館の大スクリーンで観られる日が待ち遠しいところですが、そんな中、なんとエンジニア役を演じたジョン・ジョン・ブリオネスさんと、<25周年記念スペシャル・フィナーレ>に出演したオリジナル・キャストのレア・サロンガさんの独占インタビューが到着しました!

今回はレア・サロンガのインタビューをお届けします。
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レア・サロンガ(Lea Salonga)
フィリピン出身。1971生まれ。
『ミス・サイゴン』キム役オリジナルキャスト(当映画・記念公演のスペシャル・フィナーレにも登場)。キム役はロンドンに続きブロードウェイ版でも演じ、トニー賞を受賞。『レ・ミゼラブル』ではアジア人初のエポニーヌ役を演じた。『レ・ミゼラブル』25周年コンサートでもファンテーヌ役を務めている。映画『アラジン』『ムーラン』のヒロインの声も担当、ディズニーランドよりディズニー・レジェンドの称号を授与された。


レアさん、過去に来日経験あり。
出演したコンサート「4Stars」(2013年)の記事はコチラ→


◆ レア・サロンガ インタビュー ◆


●『ミス・サイゴン』以前は...

――子どもの頃『王様と私』に出演されてたレアさんですが、子どもの頃からミュージカル女優になるのが夢だったのでしょうか?

「子どもの頃は歌うのも楽しかったけれど、本当は医者にもなりたいと思っていて、大学では生物学を専攻していたのよ。だから、ミュージカル俳優、またはフルタイムの歌手になることをずっと夢見ていたとは言えないけれど、今はこうやって俳優と歌手をやっている。全てうまくいったわ」


――『ミス・サイゴン』キム役のオーディションを受けたきっかけは何ですか? またオーディションでのエピソードをお聞かせください。

「私が所属していた歌手の組合の組合長からオーディションのことを聞いたの。彼女は、私にトライするべきだと言って、電話で長々と私の母を説得してくれたの。もし役をもらえなかったとしても、人生は変わらず進むんだからと、私たちはトライすることに決めた。もし役をもらえたら、そのときにどうするか考えようって。あの決断は絶対に後悔しないわ。私たちに、演技する機会以上のものを与えてくれたんだもの」


●『ミス・サイゴン』について

――1989年初演の初日、その前の、稽古場でのエピソードをお聞かせください。

「この作品が初演を迎える頃、私はとても若かった。かなり保守的で温室育ちだった私には、ショックを受けることがたくさんあったわ。露出度の高い衣裳や、クリスとのロマンティックで情熱的なシーンに慣れるのは大変だった。その過程では、大きな信頼と、全ては最終的にはうまくいくという確信が必要だった。衣裳のスケッチを見て恐れおののき、衣裳あわせでは更に恐ろしくなり、舞台上で男性とキスをすると知ってとてもストレスを感じたわ。おかげさまで、最終的には全て乗り切ったわ」

映画版『ミス・サイゴン』こと、『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』の公開が、来週に迫ってきました!

1989年の9月20日、ロンドン・ウエストエンドで幕を開け、世界中で愛され続ける、ミュージカル史に残る名作『ミス・サイゴン』。
ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ナイトクラブで働く少女・キムとアメリカ兵クリスの悲恋を中心に、戦争下で生きる人々の葛藤や苦しみ、愛が描かれる壮大なドラマですが、この映画はロンドン版25周年にあたる2014年9月、ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演された25周年記念公演を、最新の映像技術で撮影、映画化したものです。

日本では1992年に初演。
日本版25周年の記念の年にこの映画版は公開されることとなります。


『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』は3月10日(金)より、
TOHOシネマズ 日劇にてロードーショー(全国順次公開)。
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世界中のサイゴンファン垂涎のスペシャルな記念公演の映像を映画館の大スクリーンで観られる日が待ち遠しいところですが、そんな中、なんとエンジニア役を演じたジョン・ジョン・ブリオネスさんと、<25周年記念スペシャル・フィナーレ>に出演したオリジナル・キャストのレア・サロンガさんの独占インタビューが到着しました!

今回はジョン・ジョン・ブリオネスのインタビューをお届けします。

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ジョン・ジョン・ブリオネス(Jon Jon Briones)
フィリピン出身・1965年生まれ。1989年ロンドンのオリジナル版『ミス・サイゴン』で舞台デビュー(公称。詳細は下記インタビューに...)。ドイツ、アメリカ、アジア、そして故郷のフィリピンをツアーし、最後の年はウエストエンドでエンジニア役を演じた。エンジニア役以外ではブロードウェイミュージカル『Allegiance』(2015年11月~2016年2月)の開発にレア・サロンガ、ジョージ・タケイらとともに携わった。映画にも多数出演。


ちなみに日本版エンジニアのダイアモンド☆ユカイさんはジョン・ジョンさんを「リスペクトしてる」そうで、
「ジョン・ジョンを見たときに、これは新しい、何か今までのイメージを塗り替えるパワーと実力があり、"こんなこともやっちゃうの?"ということをやっていて、魅力がある。そこに勇気付けられました」
話していました。→


◆ ジョン・ジョン・ブリオネス インタビュー ◆


●『ミス・サイゴン』について、初演のエピソードなど

――1989年の初演版に出演、ロンドン・オリジナル・キャスト(アンサンブル)でしたが、初演の初日を迎える前、稽古場でのエピソードをお聞かせください。

「『ミス・サイゴン』のオリジナルの舞台が、僕の舞台デビューではなかったんだ。フィリピンで長い間舞台活動をしていたからね。26年前のことを思い出すのは難しいけれど、いつも覚えているのは、いろいろな街だけでなく、いろいろな国々の出身の役者たちで構成される舞台としては、あれが最初でないとしても、最初の舞台のひとつだったということだよ。僕ら役者たちそれぞれがユニークで異なるものをストーリーにもたらし、僕らはひとつの大きなファミリーになったんだ! でも、国籍が異なることで、時々、誤解を生むこともあり、特に僕はそうだったね。だって英語を勉強し始めたばかりだったから。例えば、ショーの後にパブでみんなで会話していて、僕の周りのキャストたちが早口で話していて笑い始めたら、僕も笑い始めるんだよ!彼らが何を話しているのかは全然わからないんだけどね。それで、彼らが、僕に「どう思う?」と聞いてきても、僕は何て言っていいかわからなくて、肩をすくめて、まるで考えているような表情をつくるんだ。(本当はわかっていないということが)ばれないように願いながらね。実際に彼らがどう思っていたかはわからないけれど」


――初日はどのような状況でしたか?

「オープニングナイトは魔法のようだったよ。劇場に着くまで、こんな大きな舞台だとは知らなかったんだ。劇場の前にはレッドカーペットを敷かれていて、外にはTVの取材陣がいて、衣裳台にはたくさんのプレゼントがおいてあって、クリスマスみたいだった。観客の中にはセレブもいたしね。そこで気付いたんだよ、僕は白人で満席になった劇場で演じるのは初めてだったって」


――その頃から、エンジニア役を演じてみたいと思っていましたか?

「考えたこともなければ夢にすら思ったこともないよ。23歳で初めて海外に出て、何百人といるフィリピン人の中から選ばれただけでうれしかった。与えられた役を演じることに精一杯でクビにならないことだけを考えていたよ」

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2月18日(土)に開幕した、

『熱海殺人事件  NEW GENERATION』

つかこうへいさんの代表作 『熱海殺人事件』 に、20代のキャスト4人(味方良介、文音、多和田秀弥、黒羽麻璃央)が挑み、文字通り"NEW GENERATION"な舞台をつくりあげています。

そんな本作の公開ゲネプロ直後、熱気も冷めやらぬ紀伊國屋ホールのロビーで、刑事・熊田留吉役の多和田さん犯人・大山金太郎の黒羽さん にお話をうかがいました!


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――ゲネプロおつかれさまでした。すごくおもしろかったですし、今まで見たことのないおふたりが見られました。

多和田そう言ってもらえて嬉しいね。

黒羽そう言っていただければもう...。死にそうになってやってよかった(笑)。


――まずはゲネプロを終えたばかりの今の気持ちを聞かせてください

多和田始まるまでは、ほかの舞台ではあまり感じたことのない緊張があったんですけど、いざ幕が開くといつも通りにできました。お客さんが入ってどういう空気感になるのかがすごく楽しみになりましたね。

黒羽:僕は前半は出ないので、3人が最初からガーッて上げているのを見て、そこに入っていくのは怖かったです。ゲネプロでこんなに緊張したのは本当に久々で。


――おふたりとも緊張されたんですね。何の緊張でしょうか?

多和田:重みかなと思います、作品の。

黒羽:4人っていうのもあるよね。始まっちゃったら逃げ場がないので、何かあってもその場でなんとかしなきゃいけないと思うと怖かったです。でも始まったらその流れにどんどんハマっていくのがめちゃくちゃ楽しくて。お客さんが入ったらもっと上がっていくと思うし。

多和田:『○○○○(黒羽さん演じる大山金太郎が歌う某曲)』は盛り上がるでしょ。僕、楽しみにしてる、お客さんの反応。

まりちゃんの本領発揮ですよ!

黒羽:いや~、わりかし(舞台作品の中で)歌うことはやってきた人間なんですけど、なんか俺ちょっとこれに関しては...こわい! 

こればっかりは(客席の反応が)読めない!

多和田:「麻璃央くんの『○○○〇』!」ってなるよ。

黒羽:(不安そうに)まあね...。でも本当に楽しみです、明日の本番が。


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――ご自身の役柄の演じるうえでの面白さはどんな部分ですか?多和田さんが演じるのは富山から東京に異動して来た刑事・熊田留吉です。

黒羽:秀弥は多分この現場で一番楽しく芝居してる人ですよ。

多和田:本気で楽しんでます。はじめ、熊田は常識人で部長にぶつかって成長していくんだなってイメージしかなかったんですけど、いざ稽古が始まってみると、熊田のことを日に日に好きになっていきました。
天真爛漫でかわいらしいけど実は熱いし、小さいときに親に捨てられて惨めな思いをしたからこそ、常識人になりたい、のし上がりたいっていう想いもあって。
大山金太郎とも似た境遇を持っていたりするから、事件を通して金太郎に寄ったり、ぶつかったりすることができる。みんな成長していくんですけど、熊田が作品の中で天真爛漫から大人な刑事になっていく、その像が好きですね。
文音ちゃんとかに「熊田ってこんなに印象に残る役だったっけ?」って言われたんですけど、ボリュームも増えてるんですよ。演出の岡村(俊一)さんが僕のよさを引き出すために一緒に考えてくれて。


――黒羽さんはどうですか? 殺人の犯人・大山金太郎を演じますが。

黒羽:「一歩踏み込む(=劇中の台詞)」とこんなにもしんどい世界が待ってんだなっていうのが...。普通に生きてたら体験しない感覚なんですよ。人を殺したことないし、熊田もそうですけど貧乏ということにコンプレックスがあって。

人間だれしもコンプレックスはあるんですけど、それが大山くんは深いところにありまして。(大山の)田舎ではそれが当たり前なんだけど、東京に出て来てその差にやられちゃう、みたいな。惨めな思いをして。お芝居するのは楽しいんですけど、人間の本当の底のところをえぐられてる気がします。普段、触らない部分をどんどんどんどん開けてって開けてって。

多和田:ガシガシ触られてるよね。

黒羽:うん、ガシガシ触られてる。そこにまた「一歩踏み込んで」くるのが刑事さんたちだったりするんですけど。運動量とかは『熱海殺人事件』ってそんなにないとんですよ。でも負荷が...。

多和田:内から出てくるもの。

黒羽:うん。それがやっぱり今までやってきたどの舞台よりも重いので。なんか...お芝居してるって感じだよね。

多和田:すごいわかる!

黒羽:大山金太郎として生きてる。秀弥は熊田として生きてる。

多和田:板の上に立ってるときの感覚がすごく濃いんですよね。1対1のシーンはエネルギーとエネルギーがぶつかってる感覚がすごくある。



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――つかこうへいさんの戯曲をやってみてどうですか?

黒羽:僕は『熱海殺人事件』しかやったことないですけど、続いていく理由がわかります。役者っていろんなことを経験しなきゃいけないと思うんですけど、この作品を通して本当にいろんなことを経験できています。かっこよくみせるとかじゃなくて、ドロドロなところを見せていかなきゃいけないし。つかさんの戯曲って内から出てくるものを全部さらけ出さないとできない作品なんでしょうね。

――それを経験できたことはよかったですか。

黒羽:うん。なんか何でもできそうな気がするもん。

多和田:それいいね。


――多和田さんはどうでしたか?

多和田:僕は 『新・幕末純情伝』(2015年)が初めてのつか作品です。ミュージカル『テニスの王子様』 を卒業して最初に出た舞台で、いっぱいいっぱいになってかなり悔しい想いをしたんですよ。

それは別の方の演出だったんですけど、岡村さんが観に来てくださって「いつかやれたらいいね」って話をしてくれて。絶対いつかリベンジしたいと思っていたら、今回『熱海殺人事件』が決まって、しかも岡村さん演出で。

今、自分ができることを全部出したいと思って稽古に臨みました。そしたら苦しいだけじゃなくて、「一番楽しんでるんじゃないか」って言われるくらい楽しめて。岡村さんも稽古場でよく「この作品は楽しんだもん勝ちだ」「大変だけどそれを越えたら楽しくなるから」って言っていたのですが、それを少しでも体感できてるのはすごく嬉しいです。


――いろんな経験をした今だから楽しめるんでしょうね。

多和田:そうですね。それに『熱海殺人事件』という作品をできて本当に光栄だなって思います。本当にやりたいって人、多いですよ。出るって言ったら「いいなあ」って。


――私もみなさんを見て「いいなあ」って思いましたよ。絶対楽しいだろうなって。

黒羽:(笑)。楽しいです。
多和田:苦しいけど楽しいってこういうことだろうなって思いましたもん。

――殺人事件を解明しようとしていくストーリーですが、その奥にいろんなものが描かれていると感じています。

多和田:誰かの「愛」を中心に観るとまた景色が変わってくると思います。
「今回の事件のテーマのひとつは愛です」っていう台詞もありますけど、「愛」というものを一個キーワードとして観てもらえると、深く入っていけるんじゃないかなと思いますね。

黒羽:それプラス差別もあります。(劇中に出てくる)「工員」「女工」だとかって、今はあまりピンとこないと思うんですけど、舞台では「女工は海を見てはいけない」とも言われていて。そのくらいの差別社会があった、ということをひとつ頭に入れていてほしい。こういう日本があったていう。


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――おふたりは久しぶりの共演ですね。

黒羽:(2014年にミュージカル『テニスの王子様』が)終わって初めてです。年取ったよね?

多和田:(笑)これ、すごい言うんですよ。「俺、老けたよね?老けたよね?」って。で、「お前は老けてない」って。

黒羽:秀弥は意外と変わってないんですよ。当時よりはしっかりしてるんですけど、変わってほしくなかった部分は変わってなかった。


――どういう部分ですか?

黒羽:やっぱ(と、多和田さんを見ると変顔をしている)こういうね(笑)、こういう風に人との距離感がすごい近い人で。同い年っていうのもあるけど、なんかホッとする、秀弥がいることで。

多和田:それは僕も一緒です。落ち着くんですよね。2年半一緒にいたから、いくら間があいたって変わらないんだなって実感しました。

黒羽:イエーイ!

多和田:でもその中で、麻璃央のお芝居に対しての熱がすごく深くなってるのを僕は感じた。

黒羽:うん、当時は仕事に対して今ほど深く考えてなかったというか...。

多和田:ちゃんとやってはいたけどね。でもだからすごく嬉しかった。苦しい想いも楽しい想いも一緒にしてきた仲間として嬉しくなっちゃって。麻璃央が独白しているシーンを見て、"多和田"として感動したりもしました。

今こうやって『熱海殺人事件』っていうディープな作品の逃げられない空間の中でぶつかり合えるのは、すごく幸せなことだと思います。稽古場から楽しかったです。

黒羽:(ぼそっと)もうちょっとやりたいよね。

多和田:ふふっ。


――そうやって再会してこんな熱い芝居をできるのはすごく素敵ですね。

多和田:もしかしたらお互いのファンの方も、

黒羽:懐かしく思ってくれるかもね。

多和田:「麻璃央くんのファンと一緒に観に行きます」ってメッセージをもらったりしました。嬉しいなって思います。全然見たことない姿を見せられると思いますし。

黒羽:当時を知ってるファンの方には「お!」と、

多和田:違う意味で刺さるかもしれないよね。そこもがんばりつつ、僕らを知らないお客さんにもちゃんとこの作品のよさを届けられるように...がんばりたいね?

黒羽:うぃっす!


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「熱海殺人事件  NEW GENERATION」は3月6日(月)まで東京・新宿 紀伊國屋ホールにて上演中!


ライター:中川實穗

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【公演情報】

熱海殺人事件 NEW GENERATION

作:つかこうへい

演出:岡村俊一

会場:東京・新宿 紀伊國屋ホール

期間:2017年2月18日(土)~3月6日(月)


出演:味方良介 / 文音 / 多和田秀弥 / 黒羽麻璃央



チケット情報はこちら

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ついに30周年を迎えるミュージカル『レ・ミゼラブル』。新キャストの生田絵梨花(コゼット)、二宮愛(ファンテーヌ)、松原凜子(エポニーヌ)、鈴木ほのか(マダム・テナルディエ)が、オーディションの具体的な様子から、役作りに向けての意外な取り組み、好きなシーンなど、和気あいあいと語り合った。

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