ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事
宝塚歌劇宙組公演『ベルサイユのばら-オスカル編-』の制作発表が3月12日、都内にて行われました。
ご存知のとおり、2014年は宝塚歌劇創立100周年。
そのアニバーサリー・イヤーに、宝塚の代表作『ベルばら』が登場します!
『ベルサイユのばら』は池田理代子の人気漫画が原作。
宝塚では1974年に初演、今回の公演期間中には観客動員数が500万人を超える見込みであるなど、今や宝塚歌劇の代名詞的存在になっています。
さまざまなキャラクターを主人公に、多彩なバージョンで上演を重ねていますが、今回宙組が上演するのはフランス革命の動乱の中、将軍家に生まれ軍人として生きる男装の麗人オスカルを主人公にした『オスカル編』。
この日の会見には、そのオスカルを演じる宙組トップスター凰稀かなめ、宙組トップ娘役実咲凜音、アンドレを役替わりで演じる朝夏まなと、緒月遠麻が扮装姿で登壇、華やかなものとなりました。
韓国のオリジナルミュージカルで最長ロングランを誇るミュージカル『サ・ビ・タ ~雨が運んだ愛~』。日本でも2008年に初演され、今回が4演目となる人気作です。
開幕を目前に控えたこのキャストが3月14日、「ホワイトデー稽古場イベント」を開催しました。
登壇者は、駒田一、八坂沙織、矢崎広、日本語版訳詞・台本・演出の中島淳彦。
この作品は、それぞれ秘密を抱えた兄弟が7年ぶりに再会した場に、結婚カップルを歌と踊りで盛り上げる仕事をしている女の子が部屋を間違えて乱入してきたことから起こる騒動を、笑いあり涙ありで綴る温かな物語ですが、前回公演より会場が円形劇場となり、舞台と客席の距離もギュッと縮まり、さらにアットホーム感がアップしています。
観客が物語に参加する工夫も随所に取られ、そんな"手作り感"も魅力のひとつ。
登場人物は兄・ドンウク、弟・ドンヒョン、部屋を間違えてしまった女の子ユ・ミリの3人のみ。
ドンウクは初演から出演している駒田一。
ユ・ミリとドンヒョンは、2012年にも出演した戸松遥、佐々木喜英の<TEAM H>、ともに今回初参加となる八坂沙織、矢崎広の<TEAM Y>という、初のWキャスト制となっています。
この日のイベントには、ニューフェイスである<TEAM Y>が登壇です。
舞台の1シーンも披露。
結婚カップルを盛り上げるのが仕事のユ・ミリ。
いつもドジばかり、この日もあろうことか訪れる部屋を間違えてしまい落ち込む彼女に、ドンヒョンは「兄の誕生日を祝って欲しい」と依頼する...というシーン。
ドンウクの誕生日を大勢で祝うために、マンションの住人も呼んでしまうふたり。
...ということで、マンションの住人役になった観客が舞台上へ!
『サ・ビ・タ』ホワイトデー稽古場イベントレポートの続きを読む
イギリスの気鋭の劇作家、リチャード・ビーンが2010年に発表した『THE BIG FELLAH ビッグ・フェラー』がこの春、日本初演されます。
内野聖陽、浦井健治、成河ら魅力的なキャストが集結、今もっとも注目を集める演出家、森新太郎が演出を手掛ける注目作。
げきぴあでは、キャスト&演出家に連続インタビュー!
第1回の森さん、第2回の成河さんに続き、今回は浦井健治さんのインタビューと、スチール撮影風景のレポートをお届けします。
簡単なストーリーなどは、vol.1をご覧ください。
浦井さんが演じるのは、NY在住の消防士であり、IRAの兵士でもあるマイケル。
森さん曰く「マイケルはあまりはっきり自分の意見も言えないような、繊細な青年。だけど暴力的な抗争の渦中にどんどん入っていってしまって、そこから抜け出せなくなり、いつのまにかそういうものに自分も加担してるんじゃないか...と苦悩する」という役どころだそうですが...。
浦井さんは、そのマイケルをどう捉えているのでしょうか。
お話を伺って来ました!
●スチール撮影風景レポート●
現場はこんな感じ。
成河さんと同じく、Tシャツ&ジーンズという、日常的な衣裳です。「ミュージカル アクターズ LIVE~日韓の俳優による共演~」好評上演中!
残すは本日18時、明日13時半の2stのみです!
お見逃しなく!!
さて、昨日に続き、舞台写真をどどーんとご紹介!
オープニングから「待ってました!」の、福井ラダメス!!
原田さんは某ディズニー映画のナンバーを、泣きたくなるような透明感で。
坂元さんの「手の中の糸」のヒトコマです。
ご自身でも思い入れを語ってくださったナンバーです。
憎らしくも、坂元さんらしい愛嬌もあるターフェ首相にまたお会いできるとは...!
岡田さんの「スーパースター」が、日韓のかけ橋となる!?
舞台上も、客席もノリノリです♪
日韓ミュージカルスターが火花を散らすコンサート、開幕
日韓のミュージカル俳優8名によるコンサート『ミュージカル アクターズ LIVE~日韓の俳優による共演~』が3月7日、東京・青山劇場で開幕した。出演は岡田浩暉、坂元健児、野島直人(3/9のみ)、原田優一、福井晶一(3/7・8のみ)、イ・ギドン、イ・フンジン、オ・スンジュン、キム・ボミン。
コンサートは2部構成で上演。1幕は芝居仕立てで、ひとつのスタジオをダブルブッキングしてしまった日本チームと韓国チームが歌で勝負する...という筋立ての中で、ミュージカルの名曲の数々が歌われていく。張り合う2チームというストーリーにあわせ、実際に日本人キャスト、韓国人キャストがそれぞれ対抗心を燃やしていくようで、ステージは次第にヒートアップ。熱唱に継ぐ熱唱となった。続く2幕は、俳優それぞれが過去に演じた役のナンバーから、演じたことのない名曲までバラエティ豊かなラインナップが披露された。歌われたナンバーは『レ・ミゼラブル』『アイーダ』『ライオンキング』『美女と野獣』などお馴染みのタイトルに加え、日本オリジナル作品の『愛と青春の宝塚』、韓国オリジナルミュージカル『ウェルテルの恋』などもあり、それぞれの国の特色もアピールする構成となっていた。
キャストも充実で、日本キャストは大作ミュージカルの主役級の俳優揃い。特に、実際にその役を演じた俳優が揃う『レ・ミゼラブル』のナンバーは見ごたえ充分。"喉が強い"とされる韓国勢のオハコを奪うほどの大迫力の歌声で劇場空間を圧倒する。対する韓国キャストももちろん実力派揃い、その声量豊かな歌声を響かせるとともにエンターテイナーぶりで客席を沸かせる。
開幕にあたり、坂元健児は「韓国ミュージカルは歌唱力の高さがすごいし、迫力がある。対する日本はお芝居が歌になるという繋がりの部分でのリアルさ、自然さが得意。今回は芝居仕立てですし負けたくないですね!」と意気込みを語り、福井晶一は「日韓とも魅力的な人が揃いました。お芝居仕立てでミュージカルナンバーを並べて競い合う、というのは新しい試みだと思うので、ぜひ劇場の方に足を運んでいただければ」とアピールした。
日本でも近年、韓国ミュージカルの来日公演が増え、またミュージカルコンサートに韓国人俳優がゲスト出演したりと交流も盛んな日韓ミュージカル界。だがここまで日韓が"張り合う"ステージも珍しい。ミュージカルファンには見逃して欲しくないステージだ。
■『レディ・ベス』世界初演への道 vol.1■
現代ミュージカル界の巨匠、ミヒャエル・クンツェ(作)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)による新作が、日本で世界初演の幕を開ける、と大きな話題になっている新作ミュージカル『レディ・ベス』。
クンツェ&リーヴァイといえば、『エリザベート』『モーツァルト!』など人気ミュージカルを次々と送り出しているゴールデンコンビ。
さらに、上記2作を日本で大ヒットさせた小池修一郎が演出を手掛け、この新作に挑む布陣は"ゴールデントリオ"となっており、さらに期待は高まります。
カンパニーはすでに稽古に入っているようですが、2月24日、この『レディ・ベス』カンパニーの"顔寄せ"が行われました。
作品に関わるキャスト、スタッフが一堂に会する節目のイベントで、稽古はここからが本格始動となります。
ビッグ・プロジェクトらしく、関わる人数も大勢!
この写真に写っていない部分にも関係者がたくさんいますよ~。
『レディ・ベス』本格始動! 顔寄せレポートの続きを読む
青山劇場で3月に3日間のみ行われる夢のコンサート!
「ミュージカル アクターズ LIVE~日韓の俳優による共演~」。
「今日の読売朝刊にも、広告が載ってるよ~」とプロデューサーが...。
「今日の読売朝刊にも、広告が載ってるよ~」とプロデューサーが...。
さてさて、既報の出演者はこんな顔ぶれです。
<日本チーム>
岡田浩暉/坂元健児/野島直人(3/9のみ)/原田優一/福井晶一(3/7・8のみ)
<韓国チーム>
イ・ギドン/イ・フンジン/オ・スンジュン/キム・ボミン
「チーム」と記載したのはワケがありまして。
第一部はストーリー仕立てとなっています。
その内容をプロデューサーにこっそり聞き出してきました!
【げきぴあニュース】
ミュージカル『ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~』が3月1日、東京・シアタークリエにて開幕した。『レ・ミゼラブル』のジョン・ケアードが脚本・演出を担当し、2012年9月に日本初演、大好評を得てわずか4ヵ月後に異例のアンコール公演をしたヒット作。出演者はたったふたり、初演・再演で"ベストキャスト"と賞賛された井上芳雄、坂本真綾が今回も瑞々しい舞台を創っている。