ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事
世界でも珍しい女性だけのレビュー劇団、宝塚歌劇団。
トップスターを中心とした徹底したスター制度、独特の美意識に彩られた華やかな世界に、熱狂的なファンも多いのはよく知られているところ。
"タカラヅカ"でしかない、オリジナリティある世界は、もはや日本エンターテインメント界を代表する存在でもあります。
そんな宝塚歌劇団、1914年に誕生し、まもなく100周年を迎えます。
その100周年へ向けたカウントダウン企画、〈TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY〉シリーズの掉尾を飾る作品『DREAM,A DREAM』がまもなく開幕。
宝塚へのオマージュを捧げたこのシリーズですが、ファイナルに相応しく、元トップスターが総勢22名も出演!(日替わりゲスト含む)
そのほかの出演者もすべて宝塚OG。
宝塚に在籍していた人しか生み出せない"宝塚スピリッツ"に溢れたステージを展開します。
開幕を目前に控えた10月某日、その稽古場を取材してきました。
ミュージカル『エニシング・ゴーズ』、ついに昨日・10月7日に開幕しました!
初日の舞台はオーバーチュアから手拍子!
最高に盛り上がる1幕ラストシーンでは、客席から拍手だけでなく歓声もあがる盛り上がりっぷりでした。
そんな大盛り上がりの初日の開幕に先駆け同日、メインキャストの皆さんによる囲み取材が行われました。
今回はそのレポートをお届けします。
『エニシング・ゴーズ』開幕直前囲み取材レポートの続きを読む
豪華客船の上で"なんでもあり!"の大騒動!
ブロードウェイ作品らしい、ハッピーでゴージャスなミュージカル『エニシング・ゴーズ』がまもなく開幕します。
『エニシング・ゴーズ』。
1934年にブロードウェイで初演された、ブロードウェイ・ミュージカルの代表作です。
昨今ではミュージカルというジャンルが熟成され、本当に様々なタイプの作品がありますが、それでもミュージカルといえば「歌って踊って、見せ場には照明がカーン!と当たり、明るく楽しくゴージャス!」というイメージが根っこにはあるかと思います。
そんな、古き良きミュージカルを体現したような本作。
初演のヒロインはブロードウェイの女王、エセル・マーマンでした。
エセルを題材にした宮本亜門のミュージカル『アイ・ガット・マーマン』にも、『エニシング・ゴーズ』のシーンは出てきましたよね。
そんな名作が、日本では17年ぶりに上演されます。
エセルが演じ、日本では大地真央が演じたヒロイン・リノは、現在演じるとしたらこの人しかいないでしょう、と誰もが納得の瀬奈じゅん。
さらに鹿賀丈史、すみれ、玉置成実、保坂知寿、田代万里生、吉野圭吾、大澄賢也といった、超・個性的なキャストが揃いました。
やっぱりコメディにはキャストの"個性"が最重要ですよね!
そんな面でも今回の上演はとても楽しみ。
■劇団四季創立60周年 特別連載■
【チケットぴあニュース】
今年7月に劇団創立60周年を迎えた劇団四季。その記念公演として行われるセレブレーション・ステージ『劇団四季ソング&ダンス 60 ようこそ劇場へ』が10月13日(日)に開幕する。開幕を目前に控えた9月26日、報道陣に向け公開稽古が行われ、また構成・振付・演出を務める加藤敬二が会見を開いた。
『ソング&ダンス』は四季の代表的なミュージカルナンバーを中心に、ショー形式で展開するステージ。通常はミュージカル、ストレートプレイと、"芝居"を提供する劇団四季には珍しい"ショー"であり、様々な作品の名曲の数々が一時に楽しめる点や、ミュージカルの舞台とは別のアレンジ・ダンスで魅せる点などで人気が高い。
加藤は「今年60周年を迎える四季ですが、この年月はお客さまに育てていただいた60年だと思っています」と、感謝の気持ちが『ようこそ劇場へ』というタイトルになったと説明。また「今までの『ソング&ダンス』で入れにくかったファミリーミュージカルのメドレーも、劇団四季の原点として入れます。劇団の代表作のひとつである『思い出を売る男』からの曲も、(ストレートプレイなので)今までは選択肢には絶対になかったんですが、今回は60年の思い出として入れたいと思っています。劇団四季60年の足跡を踏まえながら作っています」と構想の一端を明かした。
その加藤の言葉どおり、稽古場で披露されたシーンでは、冒頭早々にファミリーミュージカルのナンバーが次々と登場。それらも作品本編とは異なるスタイリッシュなダンスで『ソング&ダンス』らしい味付けがなされている。今までの『ソング&ダンス』でも登場した名シーンに加え、新たに作られたシーンが織り交ざった、見ごたえのあるステージになりそうだ。
「いつもですと、客席に座って緞帳が上がって、違う世界の劇を見ていただく。でも今回は、緞帳を壁とは感じず、ひとつの劇場という空間で(舞台と客席が)一体化して欲しい。いつもよりちょっと楽な見方で、曲の中の歌詞と自分の人生を重ねていただいて、いろんな面を楽しんでいただければ」と加藤。公演は10月13日(日)に東京・四季劇場[秋]にて開幕する。チケットは現在11月24日(日)公演分まで発売中。
音楽高校を舞台にした、切なくヒリヒリとした青春。
登場人物たちの、音楽への熱い想い。
そして、挫折。
2010年本屋大賞ベストテンにも選ばれた、藤谷治の傑作小説『船に乗れ!』がこの冬、ミュージカルとなります。
主人公の津島サトルを演じるのは、山崎育三郎と、福井晶一。
高校生のサトルと、45歳のサトルを別の俳優が演じる、そんな試みにも注目。
ほかにも、いわゆる一般的なミュージカルとは違うアプローチもあるようで...。
自身も音楽高校出身で、本作に共感するところがたくさんある、という山崎育三郎さんにお話を伺ってきました。

●STORY●音楽一家に育ち、音楽高校"新生学園"でチェロを専攻している少年、津島サトル。哲学書を読みふけり、あまり周囲と馴染まない少年だったが、それでもフルートの伊藤慧やヴァイオリンの南枝里子など、仲間ができていく。倫理社会教師の金窪との出会い、南とピアノ教師・北島とのトリオ結成、ほのかな恋心と音楽の才能への嫉妬を抱きあう南との関係。自分の才能の限界を突きつけられたドイツ留学。様々な出来事が、常に音楽とともにあった......。
【チケットぴあニュース】
今年でデビュー7周年を迎えている加藤和樹。現在は大ヒットミュージカル『ロミオ&ジュリエット』に出演中、歌手活動と並行して俳優としての活躍の場を広げている彼に関するニュースが9月19日、ふたつ届いた。まずはデビュー7周年記念第2弾としてミニ・アルバム『TOY BOX』を11月20日(水)にリリースすることが決定。また来年、世界初演される大作ミュージカル『レディ・ベス』に出演することも発表された。

■劇団四季創立60周年 特別連載■

去る9月17日、劇団四季『リトルマーメイド』出演キャストが、新宿タカシマヤ内ディズニーストアの1日店長に就任する、と聞いてその様子を取材してきました。
『リトルマーメイド』は、今年4月に劇団四季創立60周年ラインナップの目玉として開幕した、待望の最新作です。
現在も連日大盛り上がり、チケットぴあでも年内のチケットは予定枚数終了という人気っぷり!
このイベントは、その大人気作『リトルマーメイド』劇団四季版CDの発売を記念してのイベント。
1日店長に就任したのは、アリエル役・谷原志音さんとセバスチャン役・飯野おさみさんです。
ミュージカルで活躍する俳優・石井一孝さんのCD『Treasures in my life』が届きましたので、げきぴあ初(!?)CDレビューです!
石井さんといえば『ミス・サイゴン』でデビュー、『レ・ミゼラブル』ではマリウス、バルジャンと演じ、ミュージカルシーンのど真ん中を歩いてきているような俳優さん。
ミュージカルに詳しくない方でも、ディズニーアニメ『アラジン』のアラジン役の歌の吹き替えをした人、と言えばわかっていただけるかも。そうです、あの名曲「ア・ホール・ニュー・ワールド」の日本語版は石井さんの歌声です!
甘いのにパワフルな歌声は唯一無二。
私も大好きな俳優さんです。
近況としては、まもなく開幕するTango Musical『ロコへのバラード』にご出演。
その後には『CHESS in Concert』の再演が控えています。

ということで、『Treasures in my life』なのですが...。
これ、石井さんファンのみならず、ミュージカルファン必携の1枚になっていますよ!
【チケットぴあニュース】
ほとばしる若者たちの情熱をフレッシュなキャストで。城田優ほか『ロミオ&ジュリエット』開幕
城田優らが出演するミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が9月3日、東京・東急シアターオーブで開幕した。主人公のロミオは城田、古川雄大、柿澤勇人のトリプルキャスト。ヒロインのジュリエットはフランク莉奈、清水くるみがダブルキャストで務める。
作品は、シェイクスピアの不朽の名作を原作に、2001年にフランスで初演されたもの。日本では2010年に宝塚歌劇団星組が初演、宝塚での再演を重ねるとともに、2011年は城田らの出演で男女混合版としての日本オリジナル版も上演された。今回はフレッシュなキャストも多数加わった、待望の再演である。
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』開幕!の続きを読む
"三大ミュージカルプリンス"の三分の二、井上芳雄さんと浦井健治さんが出演していたミュージカル『二都物語』も終わってしまいましたね。
担当もちょっと寂しいです...。
げきぴあでは『二都物語』、稽古場から公演中のイベントまで、かなりガッツリ連載させていただきました。
公演を振り返りたい方、懐かしみたい方はこちらからどうぞ。
去る8月26日、その『二都物語』千秋楽の日、公演終了後に待っているお客さまの前に、井上さん、浦井さんが登場するということを聞きつけ、その模様を取材してきました。
舞台作品では、公演後、楽屋口から出る出演者を待つお客さまがいらっしゃって、それを通称"出待ち"と呼ぶのですが、井上さん筆頭に"プリンス"たちの出待ちは<プリンスロード>と称されるとか。
そして、これが『二都物語』千秋楽のプリンスロード!!!
この日限定、特別に劇場内に列が作られたのですが...
この日限定、特別に劇場内に列が作られたのですが...
StarS、『二都物語』千秋楽に勢揃...い?の続きを読む