高橋一生、吉高由里子、キムラ緑子が仕掛ける、 刺激的な三人芝居
『レディエント・バーミン Radiant Vermin』がついに開幕!!

イギリスの劇作家フィリップ・リドリーによる本作は、昨年発表されたばかりの作品。
その新作が7月12日にシアタートラムで初日の幕を開けた。
演出は、日本で唯一リドリー戯曲を手がける白井晃が担い、不思議でブラックなコメディの劇空間を創出した。

物語は、ごく普通の夫婦オリー(高橋)とジル(吉高)が体験した不思議な出来事を語るところから始まる。
ある日ミス・ディー(キムラ)と名乗る仲介者から「夢の家」をタダで手に入れた二人。
ところが、家が建つ場所は浮浪者がうろつく荒れ野原。
それでもボロ屋から越してきた二人にとって、自分たちの"持ち家"は嬉しいもの。
何とか住みやすくしようとあれこれとリフォームの内容を考えている。
そんな時、とある出来事をきっかけに偶然知ってしまった"家"の秘密。
恐ろしく残酷な行為と蜜のように甘い誘惑が二人を翻弄する。
いつしか"家"の秘密の虜になった二人の向かう先とは・・・。


げきぴあでは舞台写真をいち早く入手!
撮って出しの14点を一挙掲載!!


世田谷パブリックシアター『レディエント・バーミン Radiant Vermin』
撮影:二石友希


左からキムラ緑子、吉高由里子、高橋一生
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左から高橋一生、吉高由里子
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左から高橋一生、吉高由里子
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左から吉高由里子、高橋一生
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本読み稽古が始まったばかりの6月下旬の東京。台詞の一言一句に細かく耳を傾ける演出家の元、緊張感ただよう稽古場。夫婦役を演じる田中哲司さん、原田夏希さん、そして演出の長塚圭史さんからお話を伺ってきました。

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-今回の再々演を迎えるにあたり-
長塚:
『浮標』を再々演するにあたり、勿論田中哲司さん演じる久我五郎ありきで考えていました。ただいつどのように3回目のオファーをするかが難しくて、かなりタイミングを伺いました。何せ大変な芝居ですからね。

田中:
長塚さんからお話をいただき、「やるならやろうか」とお受けしました。新しい共演者と新しい作品を創り上げていくのはとても楽しみです。
長塚:面子が随分とまた変わったので、作品の「色」もまたぐんと変わってくると思います。濃くなると思いますよ、また一層。いずれにしても全員でこの作品をシェアしながら改めて真摯に創作してゆくのですけど。

原田:
再演の『浮標』は観ました。静かでとても印象的な作品でした。その時美緒を演じた松雪泰子さんが語った言葉が今でも心に残っています。舞台に出たいと思っていましたが、まさか『浮標』に出演できるとは思いませんでした。田中哲司さんとは以前テレビドラマで一度兄妹役としてご一緒したことがありますが、舞台では初めてです。ご出演の舞台は何度か拝見したことがあり、物静かで穏やかなイメージがあります。

田中:
以前の兄妹役も原田さんは自分より「若いな」と思いましたが、今回は夫婦役でどのように見えるか期待しています。

長塚:
演劇としては二人の実年齢の差は関係なく、気にならないものと考えています。上演を繰り返す中で、新しい世代をどんどん加えて上演していくことで、現在の『浮標』像がみえてくると考えていまして、それは初演からブレないコンセプトです。

-自分が演じる「人物像」について-
原田:
猛勉強中です。美緒が置かれた状況を一生懸命理解しようとしています。本を読んでいるだけで泣けてきます。ただ、泣けてくるのは客観的に感じているからであり、本当にこのような環境だと自分なら「泣いている場合ではない」と感じると思います。
美緒が患う結核についても調べました。今でこそ「不治の病」ではなくなっていますが、当時この病気を患い、死を迎え揺れ動く境地を如何に顕していくか、考えながら取り組んでいます。美緒は舞台上でほとんど動きがなく、横になっています。前回美緒役の松雪泰子さんとは映画でご一緒したご縁もあり、「腹筋が大事」とアドバイスをいただきました。そして、砂埃が凄いので「喉に気を付けて」とも言われました。

長塚:
動作は演じるにあたり大きな助けになるのですが、それがないわけですからね。物凄い集中力を要求されるとても大変な役です。
田中:芸術創作活動に携わる人間として久我五郎に共感できるところはありますが、自分と久我五郎は全くの別人です。でも別人を演じるほうが楽しいですね。あと僕は久我五郎ほど怒りっぽい人間ではありません(笑)

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-『浮標』の魅力とは-
田中:
一つ一つの台詞がとても力強く感じます。古い文体で書かれているので喋りづらいのですが、体に馴染んでくると快感を覚えます。現代では使われないような台詞回しも出てきます。昭和感溢れる、和の言葉です。
長塚:日本の戯曲でこれだけ哲学が込められている本があるということ。今の日本で日常的には実感しにくい「死」に強烈に向き合い、それが故に「生きること」が輝いてきます。三好十郎の言葉は詩情あふれる言葉使いをされている訳ではありません。いってみれば、状況を淡々と説明しているようなイメージですが、ひとつひとつの台詞がとても「熱い」ので、想いを乗せやすいのです。手強い台詞も多く、最初はみんな翻弄されましたが、ある時ぐんと世界に連れて行かれるような不思議な魅力があります。

田中:
『浮標』の久我五郎は、カンパニー全体を背負わざるを得ない存在で、これほど自分の役割を求められる作品に向き合ったことはほとんどありません。台詞量も多く、どこかでセーブしたくても全力で立ち向かわなければ乗り越えられない。くれぐれも体調管理だけはしっかりしていきたいです。また3回目の出演に臨み、新たな課題を持ち、取り組みたいです。前回の感じをなぞるのはたやすいことですが、2回の上演を経て自分に取り込まれたものを表現できるようしたいです。

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お客様にひとこと
原田:
実は昨日まで神戸で撮影の仕事をしており、今朝東京に戻ってきました。これまでも兵庫県にはNHKの連続テレビ小説「わかば」のロケ等で何度も伺っており、港町特有の大好きな風景でとても親しみのある懐かしい場所です。井戸知事とも震災関連のセレモニーでお会いしたことがあります。今回この舞台で兵庫にお伺いできること、とても楽しみにしております。

田中:
とにかく、頑張ります。それしかないです。

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【横浜公演】
8月4日(木)~7日(日) 
KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
【豊橋公演】
8月11日(木・祝) 
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【兵庫公演】
8月13日(土)・14日(日) 
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【東京公演】
9月2日(金)~4日(日) 
世田谷パブリックシアター

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■『マイ・フェア・レディ』2016 #9■



霧矢大夢真飛聖を新ヒロインに据え、2013年に日本語訳・演出等が一新されフレッシュに生まれ変わった名作が、ヒギンズ教授の寺脇康文、ピッカリング大佐の田山涼成らおなじみメンバー、そしてヒギンズ教授の母親役に高橋惠子、イライザに恋をするフレディに水田航生が新たに加わり、待望の再登場。

その"リボーン版"『マイ・フェア・レディ』3年ぶりの再演がついに7月10日に開幕しました!

そんなマイフェアカンパニーの素の表情をフレディ役の水田航生さんが取材する〈水田航生トライアル!〉
最後は、超強力クリエイターのこのおふたり。演出のG2さんと、振付の前田清実さんに突撃です!
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おひとり目はこちら、振付の前田清実さん
この日は初の通し稽古の日...だったのですが、さっそく通し稽古の感想を聞く、水田さん。
「昨日の固めがたいへん功を成し、ダンスナンバーはすべてよくなっていました。"鬼の前田"が言うので真実です」と、前田さんからはお褒めの言葉が。
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重ねて「せっかくなので僕に対して、何か...」と聞く水田さん、なかなかのチャレンジャーです。
育ちの良い感じがよくでています。役にはぴったりだと思います」との評価!


そんな前田さんインタビュー中、後ろではキャストの皆さんがワイワイ何かをやっています。
これ撮影用のサービスショットではないんです。素で仲良さそうな『マイ・フェア・レディ』カンパニー!
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"作った絵"じゃない証拠に...
こちらのお方も、「取材中だった!」「しっ」といった表情。
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そんなこんなの後、
セットの陰に隠れていた(?)G2さんのところへ。
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こちらでももちろん、まず水田さんが訊いたのは「通し稽古を終えた感想」

「"スタート地点"ですね。通し稽古は、演出の立場にとっては楽しいものです。ずっとパーツでやっていたものが最初に繋がるのは、楽しい。たまにガッカリするときもありますが(笑)、今日はガッカリしませんでした。特に君がよく頑張ってた」G2さん
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「いまちょっと...めっちゃ嬉しいです」と照れる水田さんです。
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■ミュージカル『王家の紋章』#12■


連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

浦井健治を主演に、脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。

...お久しぶりです。
キャストの皆さんのインタビューや製作発表レポートなどをお届けしていました当げきぴあ。
まだこの連載、終わっていませんよ!!

本日は『王家の紋章』の音楽を担当するシルヴェスター・リーヴァイさんが、取材会で語った作品の魅力や、音楽制作のポイントなどをお伝えいたします。
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言わずと知れた、『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』『レディ・ベス』等々、ウィーン発の人気作品の産みの親であるリーヴァイさん。
日本でもおなじみですが、日本の文化遺産である漫画原作の今回の『王家の紋章』、どのような思いで創作に向かっているのか、とても和やかに、そしてフランクに語ってくださいました。


◆ シルヴェスター・リーヴァイ氏 インタビュー ◆


――『王家の紋章』が世界で初めてミュージカル化されます。その作曲をを引き受けた決め手は?

「10年以上前から、ファンタジー作品を手掛けてみたいと思っていました。そうしましたら、ちょうど私の70歳の誕生日に、日本の東宝さんからこの作品のオファーを頂いたんですよ。私にとって『王家の紋章』という作品は、非常に琴線に触れるものです。原作の細川両先生は、人間のあらゆる側面......愛や苦難、戦わなければならない緊張関係、誰かを呪ったり憎んだり......ということをすべて、漫画の中に描き出している。そういう作品に音楽をつけることは、大変幸せです」


――日本ではここ最近、漫画を原作にしたミュージカルがムーブメントになっていますが、そのことはご存知でしたか?

「正直申し上げて、知りませんでした。でも、日本に来るようになってから20年くらいたっていますが、ずっと漫画というものには興味を持っていました。ランチにラーメン屋に入った時、大人のひとたちがそこで漫画を読んで現実から逃れている姿を見たことがあります。思うに人間というのは、完全に大人にならず、少し子どもの部分を残し続ける、そのことによって希望を持ち続けられるんじゃないかと思っています。私自身は日本語が読めませんので、日本の漫画を開いてもわかるのは絵だけで普段から読んではいませんが、日本のアニメは長年ファンです。アニメと漫画がどの程度繋がっているのかはわかりませんが、アニメを見る限り、人生のリアリティを映し出していると思います。また今回は『王家の紋章』の最初の4巻分の吹き出しをすべて英訳してもらったので、作品のハートの部分を理解できました」
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――実際読んでみて、『王家の紋章』のどこに魅力を感じましたか?

「登場人物ひとりひとりにカリスマがあり、純然たる"悪だけの人"がいない。それはアイシスでさえもです。彼女は非常に危険な人物で、自分の力を多くの場合ネガティブに使いますが、完全に悪い人ではない。主人公のメンフィスと戦うイズミルも、復讐ということからエジプトと戦争を始めますが、敵対するからといって悪ではない。そこが魅力的であり、この作品が何十年にもわたり人気を博す理由だと思います」

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■『マイ・フェア・レディ』2016 #8■


2016年版『マイ・フェア・レディ』が7月10日、ついに開幕しました!
前日にあたる9日には、囲み取材も行われ、霧矢大夢真飛聖のWイライザヒギンズ教授寺脇康文らが意気込みと見どころを話しました。
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G2演出による"リボーン版"初演(2013年)から続投のキャストも多くいる今回のカンパニー。
初日前にもかかわらず和やかで楽しい会見で、幸福感溢れるこの作品の空気が、素のキャストの笑顔からも伝わってきます。


ロンドンの下町で育った貧しい花売り娘、イライザ役はこちらのおふたり。
霧矢大夢さん
「ふたたびイライザ役を演じさせていただくことが本当に幸せです。演出のG2さんが今回、また新たに、すごく丁寧にお稽古を重ねてくれて、まだまだ色々な発見や気付きがあって、奥の深い作品だなと改めて感じています。世界中の皆さまから愛されている名作ですので、今の私たちが出来ることを精一杯やりたいと思っています」
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真飛聖さん
「2回目といえども、前回から3年たっていますので、また新たなものを作るという形でスタートしました。そうすると、同じセリフでも、いま霧矢さんが仰ったように、3年前には気付けなかったことに気付いたり、違う風に感情が動いたりと、色々な発見をしている日々です。3年前に観た方も、ご覧になっていない方も、とても楽しめて幸せになれる作品ですので、楽しみにしていてください」
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いよいよ、開催まで残り1ヶ月をきりました『八ヶ岳薪能』



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全国200カ所以上で行われ、今や夏の風物詩としてすっかり定着している薪能。
漆黒の闇に燃えるかがり火の炎が、演者と舞台をほのかに照らし、観る者を幽玄の世界へと誘います。


その中でも、今回は毎年8月3日に山梨県・八ヶ岳にある身曾岐神社 能楽殿で開催される『八ヶ岳薪能』をご紹介します。


■『八ヶ岳薪能』のおすすめポイント
①幻想的なロケーション


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『八ヶ岳薪能』は、山梨県一の参拝客数を誇る、身曾岐神社内の能楽殿で行なわれます。幻想的な森の中にある能楽殿は、八ヶ岳山麗という大自然と神池に浮かんだ能舞台群という絶妙なロケーションによって、地元の愛好家のみならず、能楽界でも「1度は演じてみたい舞台」との声が高い日本随一の能舞台であることから、全国的にその名を知れ渡っています。


②独特の形式で行われる「舞台清祓の儀

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この『八ヶ岳薪能』は例大祭前夜の宵宮として行われ、神様に奉納するお神楽としての意味を持っています。そのため、演能に先立つ舞台清祓の儀が独特の形式で行われるのも大きな見どころです。
当日は日が落ちると共に、神職による「篝火(かがりび)点火の儀」が行われ、迫りくる宵闇の中、神火が明々と映えわたり、それを映す水鏡という幻想的な雰囲気が醸し出されます。薪能ならではの自然と舞台が一体となった荘厳さと、日本の精神伝統文化の奥深さを感じていただけるでしょう。


③駐車場完備!
駐車場が完備されているため、遠方からご来場のお客様にも安心してお越しいただけます。

■公演情報
公演日時:8月3日(水) 16:30 
会場:身曾岐神社 能楽殿 
料金:全席指定-10000円

※未就学児童は入場不可。雨天決行、荒天中止。詳細は問合せ先まで。出演者・演目は予定のため変更の可能性あり。荒天中止以外による払戻し不可。

■演目
【能「吉野天人」】 角幸二郎
【狂言「呼声」】 山本東次郎
【能「葵上梓之出 空之祈」】観世清和


チケットは発売中。
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■『マイ・フェア・レディ』2016 #7■


霧矢大夢真飛聖を新ヒロインに据え、2013年に日本語訳・演出等が一新されフレッシュに生まれ変わった名作が、ヒギンズ教授の寺脇康文、ピッカリング大佐の田山涼成らおなじみメンバー、そしてヒギンズ教授の母親役に高橋惠子、イライザに恋をするフレディに水田航生が新たに加わり、待望の再登場。

その"リボーン版"『マイ・フェア・レディ』3年ぶりの再演がついに7月10日に開幕しました!

開幕しましたが、まだフレディ役の水田航生さんが稽古場レポーターとして知られざる稽古場の様子を密着取材する〈水田航生トライアル!〉は続きますよ!

今回は水田さん、どなたに突撃レポートするのでしょうか。
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西田シャトナー作・演出 『ソラオの世界』 が7月に上演されます。

『ソラオの世界』は、西田シャトナー氏の代表作のひとつ。


2009年の初演から4度の上演を経て、自身の作品を上演する"SHATNER  of  WONDER"シリーズ第四弾として、戯曲段階から再構築して上演されます。

本作は、昏睡状態に陥り自分の夢の中に閉じ込められてしまったソラオが見る、夢の世界の物語。

現実の世界で、自分は動かず"誰かがやってくれる"ことで楽しんできたソラオ。夢の世界に閉じ込められても、「きっと誰かが起こしてくれる」と人任せで楽しんでしまうが――。


今回、主人公・ソラオを演じるのが、多和田秀弥さん!


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ミュージカル「テニスの王子様」2ndシーズンの手塚国光役や、「手裏剣戦隊ニンニンジャー」のスターニンジャー/キンジ・タキガワ役を演じ、現在はテレビドラマ「不機嫌な果実」や「めざましテレビ」(リポーター)にも出演中と幅広い活躍をされています。


舞台は約1年ぶりの出演。そして今作が初主演です!

そんな多和田さんに、『ソラオの世界』への想いを語っていただきました。


――出演が決まったときの感想を教えてください。

「率直に嬉しかったです。これまでの経験から、主演の人の姿を思い返すと『責任を持たなきゃいけない』っていうプレッシャーから不安にもなりました。」


――それって主演の方を役だけじゃなく本当にそばで見てきたからこそ感じることですね。

「そうですね。それがなかったら普通に『やったー』っていう感じだったかもしれないです。

でも多分『やったー』だけで挑むより、そういう想いを持って挑むほうがいいと思います。」


――演出の西田シャトナーさんとはお話しされましたか?

「まだ作品については詳しく話してないですが、舞台を観て、楽屋でお会いしたときの一言目が『おもろかったやろ?』だったんですよ。演出家の方がここまで自信を持って言うって、演者もすごく頼もしいだろうなと感じました。

この方が『行こう!』って言うところで、一緒に同じ方向に走れたらって思います」


――『ソラオの世界』はご覧になりましたか?

「拝見しました。けっこう突発的だし、セットをものすごく動かしたりして。勢いが重要なんだと感じました」


――今回のソラオという役はどうですか?

「もしかしたら僕に近い役かもしれないです。『ソラオの世界』を観たとき、

ソラオを昔の自分のように感じて。だから今までと違う、多和田秀弥が演じる新しいソラオをお見せしたいです」


――パワーマイムもありますが。

「いやー......(不安な表情)。パントマイムが苦手で、『さっきとドアの位置違う』ということになりそう。

でも作品に欠かせないものですし、これを経験することで、絶対この先の自分の財産になりますし、新たな挑戦にもなるので、がんばりたいって思っています」


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――楽しみにしてることはありますか?

「舞台セット、空間が楽しみです。シャトナーさんのイメージ図を見たのですが、シンプルなんだけどそこにいる自分を想像するとワクワクしました。それと歌。舞台上で歌うのは久しぶりなので、ガツンといきたいです!」


――この作品にも挑戦がありますが、最近は『めざましテレビ』リポーター、連ドラ出演(『不機嫌な果実』)、CM出演とチャレンジが多いですね。

「そうですね。この6月で、初めて舞台に立ってから5年経つんですよ。

その中でもこの2015年から2016年の1年間はすごく怒涛だったなって思います」


――その中でこの作品へのチャレンジってどんなものですか。

「僕個人としてもすごく重要だと思っています。ここで新たな扉を開けたいです。そこからまた新しい道が待っていると思うので、自分にプレッシャーをかけてやらなきゃいけない......勝負どきです」


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――ソラオは夢の話でもありますが、多和田さんの夢は?

「例えば歌番組でアーティストが歌ったり踊ったりしているのを見て、自分もあそこに入ってみたいな。

僕はダンスが好きなので、ステージで踊ってるところを想像したり。朝ドラにも出たいです。いろいろと想像しちゃいますね」


――それは、叶えるつもりで夢をみてますね。

「叶えたいものしか想像してないです。叶えていくと充実感もありますし、どんなことでも無理とは思わずにやりたい。この作品も、未来の自分を想像できれば楽しくやれるんじゃないかなって思います」


――最後に作品を楽しみにされてる方、ファンの方にメッセージをお願いします。

「シャトナーさんの作品を愛している方々には、『おもしろかったよね』って言ってもらえるように誠心誠意ソラオとして世界を生きたいと思います。そして、僕を楽しみにしてくださる方々には、いつもの僕とは違う姿を絶対に見せたいです。

暑い時期ですが、劇場にはソラオの世界が待ってるので、浸りに来てください!」


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SHATNER  of  WONDER#4『ソラオの世界』

7月28日(木)から31日(日)まで、東京・Zeppブルーシアター六本木にて。


(中川實穗)


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『ママと僕たち』 ~たたかえ!!泣き虫BABYS~が、7月8日に東京・AiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕しました!


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本作は『ママと僕たち』シリーズ第3弾

ですが、「3作目ってことは、今から観ても内容がわからない?」なんて心配は無用!

この作品単体で観ても100%楽しめる作品です。シリーズを観てこられた方は120%で楽しめます!


毎回注目の赤ちゃん役ですが、今回はシリーズ全作に出演中の原嶋元久さんをはじめ、佐藤永典さん、木戸邑弥さん、井澤勇貴さん、三浦海里さん、上村海成さんの6人! 

井澤さんは3歳児、上村さんはおもちゃのピカール君役、それ以外のメンバーは0歳児の役です。


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撮影:渡部俊介


今回の舞台は、「おもちゃの国入口」駅のなかにある保育園"夢のきしゃぽっぽ保育園"

そこに原嶋さん演じる公彦が入園するところから物語は始まります。園に通う赤ちゃんたちのママは育児と仕事で大忙し。

そんな姿を赤ちゃんたちは心配そうに見つめつつも、保育園では、おもちゃのお人形が突然命を宿したり、何でも願いを叶えてくれるという怪しいおもちゃが現れたりと賑やか。

さらに、"地球侵略を目論むエイリアン"まで襲来して――!?


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まずすごいのが、赤ちゃんの赤ちゃんっぷり。立ち方や重心、目の動かし方、表情まで、とにかく赤ちゃんで、大人が演じていることをふと忘れてしまうほど。

甘ったれで泣き虫なのに「ママを助けたい」とがんばる純粋な愛情は、特に子供がいる人はホロリときそう。

かわいさ100%の赤ちゃんの中で、井澤勇貴さん演じる愛之助くんの3歳児らしい、やや打算の入った泣き方もポイント。

甘える姿もキュートでした!


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健気で忍者(?)な柾くん(佐藤永典さん)や、

頼れるリーダーの朝陽くん(木戸邑弥さん)など、赤ちゃんそれぞれのキャラクターも個性的。

脚本・演出の村上大樹さんが「あて書き」とおっしゃっていましたが、俳優さんそれぞれとピッタリなんです。

々マニアックですが「村上さんの目から見たこの俳優さんはこんなイメージなんだな」と思って見るのもまた面白そうですね。


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もちろん「赤ちゃんかわいい!」だけで終わらないところが『ママ僕』の魅力。

脇を固める大人役には、うたのおにいさんであるしんじろうお兄さん役として全作出演中の今井ゆうぞうさん、まさかのデーモン閣下のほか、山田まりやさんや上地春菜さん、内藤大希さん、佐藤貴史さんなど、あらゆるジャンルの実力派の方々が集結! 

赤ちゃんのかわいさに負けない強烈で濃厚なお芝居を繰り広げます。


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撮影:渡部俊介

閣下の歌はもうそれだけでも観に来た甲斐がある、と感じさせられる美声ですし、演じるキャラクターはなんともチャーミング。

また、今井さんの存在感も『ママ僕』の見どころのひとつ。

実際にうたのおにいさんとして活躍してこられた今井さんならではの空気感で客席を何度も笑わせてました。

ぜひご期待ください!

そんな閣下とうたのおにいさん(今井ゆうぞうさん)の異ジャンル対決は...見なきゃ損ですよ!


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さらに今回は、毎公演終了後にいかれたBABYSによる灼熱のミニLIVE『バブライブ!』を開催!


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デーモン閣下を含む大人チームも"日替わり"で参加するこのLIVE、赤ちゃんたちがアイドル的な衣装に着替え、シリーズの人気曲を披露するのですが、これがまた楽しい!

しかも全部名曲!歌詞は赤ちゃんらしくてかわいいし、ダンスもキレッキレだし、観ているだけで元気になること間違いなし。

ペンライトを持って参加するともっと楽しめます。


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楽しくて、笑えて、だけど気持ちが温かくなるこの舞台。

「イケメン達が赤ちゃん役」というとマニアックな印象を受けるかもしれませんが、脚本・演出の村上大樹さんが開幕に際して「『いい大人が赤ちゃん役とかヤバくない!?』そんな先入観を抱いているみなさんにこそ見て欲しい!」とコメントされていた通り! 

どんな人が観ても楽しめる舞台です。もし迷っているなら背中を押したい! 

そして一度観たら絶対また観たくなるので、そのときは会社の同僚とか、ママ友とか誘って、一緒に盛り上がってほしいなと思います。


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公演は、7月8日(金)から18日(月・祝)まで東京・AiiA 2.5 Theater Tokyo、7月22日(金)から24日(日)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ にて。



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現在、Zeppブルーシアター六本木にて斬劇「戦国BASARA4 皇」本能寺の変が上演中だ。


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「戦国BASARA」シリーズ舞台化13作目となる今作。タイトルを"舞台"ではなく"斬劇"という表記へ変更し、より本格的な「斬」をひたすら追求し続けている。、

ファン待望の新キャラクター後藤又兵衛役(演:汐崎アイル)や、シリーズ初出演となる唐橋充演ずる織田信長にも注目が集まる。

今回は初日直前会見の様子と共に舞台写真も公開!


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