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宝塚歌劇団OGを中心とする"BAD GIRLS"が、ひとつのジャンルのダンスをテーマに、異国の男性ダンサーとMeetするDANCE LEGENDシリーズ

第1弾『Bad GIRLS meets BADBOYS』ではバレエ、
第2弾『Argentango』ではアルゼンチンタンゴに挑戦したBAD GIRLS。
第3弾となる今回は、フラメンコに挑戦します!
タイトルは『フラメンコ・カフェ・デル・ガト』

ハイレベルなダンステクニックに加え、物語性のあるシアトリカルなショーにも人気の高いDANCE LEGENDシリーズですが、今回はシリーズ皆勤賞の湖月わたるさん水夏希さん、そしてシリーズ初参加にして、2015年に宝塚を退団し今回が退団後初ダンス公演となる緒月遠麻さんの3人に、お話を伺ってきました。
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◆ 湖月わたる×水夏希×緒月遠麻 インタビュー ◆


●宝塚OGの皆さん、フラメンコの魅力を教えてください!

――第1弾は"バレエ"、第2弾は"アルゼンチンタンゴ"と続いた「DANCE LEGEND」ですが、今回のダンステーマは"フラメンコ"とのこと。今日は、「フラメンコとは何ぞや」「フラメンコの魅力とは」を、ぜひ皆さんにお伺いしたいと思います! と言いますのは、フラメンコってあまり接点がなく、それこそ宝塚のスペインを舞台にした作品の一場面で拝見する、というくらいの触れ方しかなくて...。

「そうですよね、普通あまり接点がないですよね」

湖月「私たちも、スタートはそんな感じですよ」


――皆さん、宝塚歌劇団のご出身ですが、音楽学校でフラメンコは習うものなんでしょうか?

湖月「私、劇団レッスンで1年くらい習ったんです」

「私たちの時代は、なかったですよ~!」

湖月「ちょうどこのあたりが境目なのかな? ずっと長い間あったみたいなんですが、私たちが入ったころで、なくなってしまったみたいです。なので私は、チラっとは触れていましたが、公演で本格的にフラメンコを踊ってはいないですね...闘牛士とか、スパニッシュ系のダンスは色々とあるのですが」

「私は...踊ったことないです」

緒月「え? ちか(水)さん、ありますよね?」

「え?」

緒月「『情熱のバルセロナ』(2009年、水さんトップ時代の雪組公演)で...」

「あぁ、私はそこでは踊ってないの」

緒月「そうか。私はその公演で、少しやりました。と言っても、男性の動きでしたが」


――フラメンコって、どんな印象ですか?

「ひと言で言うなら、"世にも難しい"、です(笑)」

緒月「ちかさんがそれを言うかなあ...(笑)」

湖月「私、マリア・パヘスさんが『リバーダンス』の中で踊ったフラメンコの映像を観た時に、「なんなんだ!」と思いました、すごく情熱的で、でもすごく素敵なダンスで...」

「今までやったことのないダンスですよね。"感情のままに踊る"という印象」

緒月「うん」

「このあいだ、フラメンコ雑誌を見ていたら、「これ、絶対NGだよね?」って写真が載ってるんですよ(笑)。なんといいますか、"中途半端"な。でもその中途半端な格好がカッコいい世界」

湖月「わかる! そこ(のポジション)に行くまでの途中、みたいな瞬間を切り取るの」

「私たち、宝塚出身というのもありますし、特にバレエとかは動きが決まっていて、とにかく美しく、というものに慣れているんですけれど、フラメンコはそういうものがないんですよね。だからこそ、触れる機会はあまりないですけど、でも一度触れてみたら「何この世界!」となるんです」

湖月「うん、ハマりますね。やっぱり踊りたくなる。みなさん、フラメンコを知ると、見たくなるというより、踊りたくなるんですって」

「うっかり嵌らないようにしないと! ハマったら深すぎて大変(笑)」

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「生とは何か」「死とは何か」――
観る者の死生観を揺るがす激しくも美しいセリフの数々
砂を敷きつめただけのシンプルな舞台上に膨大なエネルギーが放出される。


2011年、ロンドン留学中に号泣しながら読んだという長塚圭史が、帰国後の新プロジェクト「葛河思潮社」の旗揚げ公演として横浜、松本、東京で『浮標』を上演。上演時間4時間の超大作にもかかわらず、連日立ち見が出るほどの大きな反響を呼び、2012年秋には東京、大阪、兵庫、仙台、新潟での公演を実現した。そして今夏、この三好十郎の渾身の戯曲を再々演が決定。

演出の長塚圭史さんに『浮標』への思いを熱く語っていただきました。


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一部新たなキャストを迎え、次なる『浮標』で再び長塚圭史が伝えたい想いとは・・・


3度目の上演となる『浮標』にかける熱意―

もともと『浮標』は一昔前の戯曲とも言われかねない作品ですが、それをト書きにあるような時代を帯びた具体的なセットでなく、もっとシンプルな形で上演出来ないかと考えていました。俳優さえいれば立ち上がる世界をつくりたかったのです。
2011年1月に初演しましたが、その直後に東日本大震災がありました。僕自身この『浮標』を再演したいとはその前から言っていましたし、初演だけでは終われないと思っていました。俳優たちからも"この膨大な劇も、真摯に立ち向かえばもっと先にいける"という実感が見て取れたので、「じゃあもう一度やりたいな」と。そこに残念ながら震災が起こりました。多くのものを失った中で、東北の方にも観ていただきたいという思いが後押しにもなり、異例なことですが、2年続けての上演ということになりました。そこで兵庫県立芸術文化センターでも上演し(2012年10月)、東北にも行くことができました。
田中哲司さんは、年齢的にもうそろそろ久我五郎役を演じるのは難しいのではないかと言ってます。五郎は30代の設定ですが哲司さんは50歳になります。でも僕はまだハッキリと哲司さんの久我五郎を追いかけたい。哲司さんは「じゃあこれで最後にしようか」ですって。僕はまだまだわからないと思っていますがね。さて、今回の再々演では作者・三好十郎の故郷の佐賀をはじめ、前回上演出来なかった西にも届けたいという思いから、期せずして九州にも行くことになりました。"「死」を前にして「生」を問う"ことや"日本の歴史"を感じられる深い4時間となると思います。

シンプルながらも印象的なセット―

『浮標』を初めて読んだ時から、全て砂の上で出来ないかとずっと考えていました。砂は僕にとっては記憶の象徴。さらさらと流れるけれども堆積するものであり、それは歴史や人にも当てはまるイメージです。美術家の二村周作さんや舞台監督の福澤諭志さんと延々と話し合い決めました。「舞台に砂を入れたい」なんて普通の劇場なら絶対嫌がるはずなのに、どの劇場も良いと言ってくれて本当に有難かったです。
砂、そして極端にシンプルなセットで4時間を観せ切る。それができると僕らは確信しています。


継続して出演するキャストと新しい面々―

5人は前回から継続して出演します。そのことだけでも、大いに前進する可能性を秘めている。3回連続主演となる田中哲司さんは、初演時は五郎のエネルギーを掴み取ろうと必死にもがきましたが、再演の時にはもう少し腰を据えていました。今回はもう三月位から準備を始めていると思います。3度目の出演でも今から向き合わないととても間に合わない。それほどの役なんです久我五郎というのは。新たに出演するキャストも準備せざるを得ないですよね(笑) 継続出演の僕らは既に様々なアイデアを獲得している。でもそれを一度取り払い、稽古を始めます。田中さんによって更に進化するであろう久我五郎の妻・美緒役を演じるのが、これまでで一番設定年齢に近い女優、原田夏希さんです。美緒は子供を産めずに死んでいった30代前半の女性ですが、彼女の生きているエネルギーと原田さんの現在への渇望に融合が生まれたら、と思っています。新しいメンバーもみなさん丁寧に集めていったメンバーですので楽しみです。


三好十郎が紡ぐ台詞―

なによりの魅力は三好十郎の台詞の美しさ、力強さ。詩的な台詞ではありませんが、具体的なことを語っていながら、人間への期待が込められている凄みのある言葉たち。それに対する自問が身体の中でぶつかり合う。それが火花を散らして三好十郎の劇は凄くなっていく。病みつきになる台詞ですが、その分扱うのが難しく、相当稽古しなければならない。諦めずにきちんと追い続けていくと、テクニックではなく、言葉の意味が浸透して表に出せるようになる。その喜びは必ずお客様に伝わると思います。
今、『浮標』を書ける作家はいないでしょうからね。「こんなにすごい人がいた」と単に紹介するのではなく、僕らを通して燃やさなければいけないし、その先にいきたい。初演・再演を通じてまだ先にいけるという確信があるのです。


女性たちの強さ―

作品に出てくる女性たちの強さ、激しさ、生命力が、五郎や男たちを照らしていくと思います。これからどうなっていくか分からない世界の中で女性たちがどう生きていこうとするか、その中で死にゆこうとする美緒がいる、ということが作品の核となっていくでしょう。
初演では久我五郎という人物に圧倒されて見つからなかったとことでもあります。再演で随分見えてきたので、今回大いに掴んでみたいところです。女性たちによって照らされる男たち。女性たちのつくり方でぐっと変わってくるでしょう、そこが楽しみですね。


2回目の上演となる芸術文化センター―

こんな大変な作品を前回に引き続き、今回も上演するなんて凄いですね!正常とは思えない(笑) 2度やっていただけて、しかも今回は2回公演していただけるなんて本当に有難いことです。
兵庫県立芸術文化センターが様々な作品を発信している姿勢を非常に信頼しています。阪急中ホールはサイズもちょうどよく、劇場として、一つの形だけでなく広く許容し多彩な形でやろうとする柔軟な姿勢を持っていることは、クリエイターにとっても魅力です。

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とても饒舌に、熱く語ってくださった長塚さんからは、『浮標』に懸ける想いが溢れていました。
砂の上に込められた長塚圭史の想い、美しい三好十郎の台詞―
シンプルな舞台で繰り広げられる、長く深く濃密な4時間。
暑い暑い夏に、熱い熱い舞台を目撃に、劇場へぜひ。

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2012年第二回「浮標」公演より 撮影:五十嵐絢也


<あらすじ>
軍靴の足音が次第に高まるなか、洋画家・久我五郎は、千葉の郊外にある海辺の借家で、肺を患う重病の妻・美緒の看病に明け暮れている。美緒の回復を信じながらも、その病状は悪化の一途をたどるばかり。さらに、美緒に財産の譲渡を迫る家族、五郎を組織の政治に利用しようとする画壇、経済的不安などといった逆境にさらされ、次第に追いつめられていく五郎。戦地へ赴く親友との再会に五郎の心は一時和らぐものの、その矢先に美緒の容態は急変するー。


【横浜公演】
8月4日(木)~7日(日) 
KAAT神奈川芸術劇場〈大スタジオ〉
【豊橋公演】
8月11日(木・祝) 
穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
【兵庫公演】
8月13日(土)・14日(日) 
兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
【東京公演】
9月2日(金)~4日(日) 
世田谷パブリックシアター

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■『キム・ジョンウク探し』#3■


村井良大彩吹真央駒田一という、たった3人のキャストで贈るミュージカル『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』

稽古場取材など、多角的に本作の魅力を追っている当連載ですが、今回は村井良大さん、駒田一さんのインタビューをお届けします。
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村井さんは、何をやってもダメダメで、会社をクビになったあげく、"初恋の相手を探してあげる会社"をはじめた男性・ミニョクと、その会社にやってきたヒロインが探したい"初恋の相手"キム・ジョンウクのふた役を。

そして駒田さんは、ミニョクとヒロインが絡む様々な役(男も女も、動物も!?)を演じ分けていく"マルチマン"を演じます。

作品や役柄への考察から、お互いの第一印象、そして駒田さんの意外な過去まで飛び出し、大盛り上がりのインタビューになりました!
※稽古前に行ったインタビューのため、すでにお伝えした稽古場レポートと、時制が逆になっていますが、ご注意ください。


★村井良大×駒田一 ロングインタビュー★


●お互いのファーストインプレッションは?

――おふたりは、初共演ですよね? 

村井「はい。でも一度、飲み屋でご一緒してます(笑)」

駒田「去年の『ダンス オブ ヴァンパイア』の時の飲み会だよね。この仕事をしていると、共通の友だちが多いんですよ。それで、合流しようということになって」

村井「カンパニーの飲み会に、僕ひとり単身でお邪魔して。ホント、心苦しかったです...お邪魔じゃなかったですか?」

駒田「ぜんぜん! というか俺は半分記憶がない(笑)」

村井「マジですか~!たしかに途中で帰りましたよね(笑)」


――そんな"初めまして"の時のことを振り返っていただくのも恐縮ですが(笑)、お互いの第一印象は?

駒田「逆説的になってしまうのですが、今回『キム・ジョンウク探し』の脚本を読んで、村井君の普段の良さが出れば、この作品は面白くなるだろうなと思った...というような印象の人です。ぱっと見、いい感じで爽やかに見える方じゃないですか。でも本質はすごく強いものを持っていて、あまり周りに流されない人なのかなって。お芝居に対してもそういう熱意がある。ミニョクも、確かにダメダメな男の子かもしれないけど、熱意がないと会社を作ろうと思わないですしね」

村井「ありがとうございます! 僕は初めてお会いした時...なんと言うか...非常にたくさん、お酒を飲まれていたので(笑)」

駒田「(笑)! 否定はしない!」

村井「でもその時、「マジで、本当に面白いものにしような」って言ってくださったんですよ。そのひと言だけで、確実にお芝居に対して熱意を持っていて、絶対面白くするという自信もある、プロフェッショナルな一面が見えましたし、その気持ちがキレイに僕の中に入ってきたんです。お酒を飲んだときって本音が出ますしね。だから信頼できる大先輩です」

駒田「稽古場って人間性がすごく出るので、早く稽古をして、お互いを知りたいね。...それを見て「ごめんなさい、こないだ言ってたイメージと違いました」と言うかもしれませんが(笑)」

村井「僕も、いま良く言ってくださったイメージを守らなきゃいけないプレッシャーみたいなものが...!」
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■『キム・ジョンウク探し』#2■


村井良大彩吹真央駒田一という、たった3人のキャストで贈るミュージカル『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します~』
待望の日本版初演となる本作の稽古場を取材してきました!
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『キム・ジョンウク探し』は、韓国で2006年に誕生し、2014年までのロングランを重ねた人気ミュージカルです
何をやってもダメダメな男性・ミニョクが会社をクビになり、新たに始めたのは"初恋の人を探してあげる会社"。
そこにやってきた、初恋の人"キム・ジョンウク"が忘れられない女性、アン・リタ。
ふたりは"キム・ジョンウク"を探す旅に出て...。

「君たち、気付けよ!」と言いたくなる男女のもどかしい、でも身につまされるような、ささやかで愛おしい物語を、3人の芸達者な俳優が、汗だくになって作り上げています(本当に皆さん汗だくです)!
その、ほんの一端をレポートします。

伺った時に稽古していたのは、物語開始早々に登場する『運命の人(タクシー)』のシーン。
広崎うらんさんによる、振付稽古をしているところでした。

作品を貫く重要ナンバーであるとともに、
村井良大さん扮するミニョクと、
彩吹真央さん演じるアン・リタが、初めて出会うシーンでもあります。
駒田一さんは...なんせ二十ウン役をこなしますので、その前にも色々、ふたりと絡んでいますが(笑)。

ミニョク役の村井さん。
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ミニョクはチラシによると"なにをやってもダメダメなさえない男"。
その"ダメダメな"村井さんが、何といいますか...めちゃくちゃ、可愛いです!
台本には"ミニョク、べそをかきながら出て行く"とかあって...。
いやぁ、べそをかく村井さん...見たい...!
この写真は、ラジオから流れるヒット曲を(カッコよく)歌い上げてる村井さんですけど。

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劇団四季が上演しているミュージカル『アラジン』が5月24日、上演1周年を迎えた。
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『アラジン』はこれまでも『美女と野獣』『ライオンキング』『リトルマーメイド』など、夢と愛に溢れた素敵な物語をミュージカルにしてきたディズニーが、2014年にブロードウェイで初演した作品。原作は1992年に公開された劇場版長編アニメーションで、砂漠の王国アグラバーを舞台に、王国の姫ジャスミンに恋をした貧しい青年アラジン、おなじみランプの精ジーニーらが活躍する冒険とロマンといった原作映画の魅力がそのまま舞台上にも広がる。劇団四季が上演する日本版は、2015年に米国に続いて世界2番目のはやさで開幕し、1年たったいまでも数ヵ月先までチケットがとれない人気っぷりだ。

その人気のほどは、24日時点での総公演回数337回、通算入場者数は約39万人、この1年間、全ての公演日が完売。空席ゼロ(有効販売席中)という数字からも見てとれることができよう。

この日は本編終了後、出演者を代表してジーニー役の瀧山久志が「サラーム、皆さま、本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。『アラジン』日本公演は、本日、上演1周年を迎えました」と客席に報告。重ねて「開幕以来、劇場にお運びいただいたお客様は、のべ39万人。『アラジン』を愛し、育んでくださったすべての皆様へ、出演者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます。これからも、皆さまへ作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります。どうぞ、1万年以上のロングランとなりますよう、ご支援よろしくお願い申し上げます」と感謝の言葉を伝えた。
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観た者すべてをとりこにする、エンターテインメントの要素がすべて詰まった大ヒットミュージカル。チケットはかなりの争奪戦ではあるが、ぜひ一度劇場へ足を運び、その人気の理由を体感してほしい。

文:平野祥恵(ぴあ)

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【チケットぴあニュース】

劇団四季が上演しているミュージカル『オペラ座の怪人』が来年3月、横浜で上演されることが決定し、5月23日、製作発表会見が行われた。会見には劇団四季の吉田智誉樹代表取締役社長と、黒岩祐治神奈川県知事が出席。4年ぶりとなる四季の横浜公演に対する両者の熱い思いが語られた。
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『オペラ座の怪人』はパリ・オペラ座の地下に棲み、歌姫クリスティーヌに恋をする"怪人"の悲しい愛の姿が描かれたミュージカル。巨匠アンドリュー・ロイド=ウェバーの美麗な楽曲が全編を貫く、ミュージカル界を代表する傑作であり、全世界で30ヵ国・13言語で上演され、1億4千万人以上が観たというメガヒット作だ。日本ではブロードウェイと同じ1988年に初演、以降現時点で6645回上演されている。首都圏では、東京・電通四季劇場[海]で上演されていた2013年6月以来の登場だ。

▽吉田智誉樹 劇団四季代表取締役社長
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また、劇団四季の横浜公演は2012年11月まで上演されていた『キャッツ』以来。吉田社長は「あざみ野に本社と稽古場を構える四季にとって、横浜はお膝もと。横浜に更なるマーケットを作り、微力ながら経済に貢献したい」と横浜での上演に気合を入れる。黒岩県知事も「私も『オペラ座の怪人』の大ファン。CATSシアターがなくなったときは、寂しいなと思っていました。神奈川県では"マグカル(マグネット・カルチャー)"の考えのもと、横浜をNYのブロードウェイのようにしたい、とやってきた。"ミュージカルが溢れる神奈川"というものが、一気に広がっていけば」と期待を寄せる。さらには「これをひとつのきっかけとして、劇団四季さんとは長い付き合いをし、色々な形で連携を深めていきたい。本当は劇団四季の全国の劇場を、すべて神奈川に持ってきて欲しいくらいです!」と話すほど、熱いラブコールを四季に送っていた。

▽黒岩祐治神奈川県知事
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【チケットぴあニュース】

内博貴が主演するミュージカル『グレイト・ギャツビー』の製作発表会見が5月20日、都内にて行われた。共演は相葉裕樹、愛原実花、大湖せしる、山口馬木也ほか。演出は錦織一清、脚本は『マッサン』の羽原大介が手掛ける。
原作はF・スコット・フィッツジェラルドの代表作にして、アメリカ文学をも代表すると称される傑作小説。"狂騒の20年代"と呼ばれた1920年代のNYで、毎週末、絢爛豪華なパーティを繰り返す謎の大富豪、ジェイ・ギャツビー。彼は何のためにそんなことを繰り返しているのか。その裏には、あまりにも純粋な愛があった――。1974年にロバート・レッドフォードが、そして2013年にはレオナルド・ディカプリオが主演した映画もあまりにも有名だが、そのディカプリオ版を観た内が、自らプロデューサーに舞台化を提案したという。内は「映画を観終わってすぐ、これをミュージカルにしたら面白いんじゃないか、とビビっと来た。それから、やりたいやりたいと言い続けてきました。言い続けると、夢は叶うものですね」と感慨深げに話す。

この物語のどこにそんなにほれ込んだのか、という問いには「デイジーというひとりの女性への熱い思い。"そんなに人を愛せる?"と、僕自身、そんな経験がないからこそ惹かれた」と内。自身とギャツビーとの共通点は「今は思いつかない」と話すも、演出の錦織からは「女にだらしない男が一途な男を演じるとマスコミが喜ぶから、そんな大俳優になってください!」というユニークなエールが贈られていた。

その錦織は「25年前だったら、僕がギャツビーを演じられたのではと、(内に)嫉妬する」と話し会場を沸かせていたが、「アメリカが希望に燃えていた時代を描き出したい」と意気込みを。ヒロイン・デイジーを演じる愛原実花は「与えられた課題をこなすだけでなく、自発的にデイジー像を作っていきたい」と話していた。

公演は7月2日(土)から10日(日)まで、東京・サンシャイン劇場にて。その後、愛知・京都・兵庫公演あり。チケットは5月28日(土)に一般発売を開始する。



▽ニック・キャラウェイ役の相葉裕樹
ギャツビーの友人であり、ストーリーテラーでもあるニック。
「(ストーリーテラーというのも)僕にとって初めての役回り。気合を入れて頑張りたい」と相葉さん。
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5月19日(木)に開幕したWBB vol.10『懲悪バスターズ』の公開ゲネプロ&囲み取材に行ってきました!


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ジャニーズ事務所の佐野瑞樹さんと、

*pnish*の佐野大樹さんの兄弟がプロデュースする公演「WBB」の記念すべき10作目となる本作!

交互に演出を担当していて、今回は弟の大樹さんが作・演出を、お兄さんの大樹さんが主役を演じます。


大樹さんの作品は、マンガのようなポップさが魅力。

今回は落ちこぼれの悪霊と変わり者の人間が織りなす、ダンスあり殺陣ありの「サイエンス×ホラー×アクション活劇」です!


その変わり者の人間を演じるのは大樹さん。そして落ちこぼれの悪霊を演じるのは...



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ロンドンブーツ1号2号の田村亮さん(真ん中)です!

落ちこぼれなんだけど、どこか憎めない田村さん。その仲間たちを演じる鈴木勝吾さん、

OH-SEさん(電撃チョモランマ隊)五十嵐麻朝さんも個性的なキャラクターです。


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鈴木さんはパッと見では誰かわからない姿ですが、左の方です。
右が五十嵐さん。五十嵐さんはエリート(?)な役なので、衣裳がスタイリッシュ。でもどこか抜けています。


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OH-SEさん(左)は振り付けも担当。ダンスシーンでの無重力?と感じるようなソロはかなりの見どころ。

かっこいいですよ!

落ちこぼれの悪霊たちは人を脅かすことが苦手で、悪霊学校の鬼教官(政岡泰志さん)に怒られてばかり。

実技の練習はプチコントのような雰囲気もあって、笑ってしまいます。


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鬼教官(左)、見た目はめちゃくちゃ怖いんですけど、毎回ププッと笑える一言を挟み込んでくる素敵な(?)熱血教官です!

人間側の登場人物は、悪霊退治の薬を発明中の天才科学者・舘合(瑞樹さん)と、

その助手を演じる有澤樟太郎さん、所長を演じる原 金太郎さん。



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原さん(左)と有澤さん(右)。有澤さんは何かあるとすぐ「たてあいさ~~~ん!」と連呼します。

この呼び方は稽古場で大流行したそうですよ(笑)。


さらに、悪霊退治兵器・オーメン(大樹さん)を使い、暴利をむさぼる恋塚(土屋佑壱さん)は、見るからに悪そう...。


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金の亡者役の土屋さん(左)と、彼に操られるロボット役の大樹さん(右)。

土屋さんは悪霊退治の薬を奪うため、悪だくみが冴えわたります。

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土屋さんのへっぽこ悪役ぶりはコミカル!悪いやつなんですけど、どうも嫌いにはなれないんですよね~。



ストーリーはいたってシンプル!

一人ひとりが魅力的なキャラクターたちがワイワイと動き出し、楽しく賑やかに展開していきます。

悪霊と人間の友情は? 悪霊退治の薬の行方は? 悪霊学校を無事卒業できるのか?

そんなエピソードの中に、温かな気持ちや大切なことがそっと潜ませてある舞台です。

WBBでは一番大きな劇場で、素敵なセットに素敵な音楽、素敵な照明と、10作目への気合は随所に感じられます!

休日に、仕事帰りに、家族で、一人で、友達と......観れば明日への活力になるはず!


公開ゲネプロのあとは囲み取材が行われ、

そこでは瑞樹さんのジャニーズ25周年のお話もありました!


「僕 実は事務所に入ってちょうど25周年で。今回こういう規模で主役をやらせていただいて、これだけの多くのみなさんに集まっていただいて、注目していただいて、感謝の気持ちでいっぱいです。これから初日に向けて、最大限パフォーマンスをしていきたいです」(瑞樹さん)


今回、演出・脚本・出演をする大樹さん「亮さんをはじめ素敵なゲストに囲まれて、演出をできて本当に嬉しく思ってます。あとは観に来てくださるお客様に本当に楽しい時間を与えたいなと思っております。がんばります」


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田村さんは「やりやすい雰囲気です。(キャストの中で)年齢は上の方なんですけど、先ほどゲネが終わって、

僕にちょこちょこしたミスがあったのを、26歳の鈴木省吾から『うん、ゲネで出してるほうがいいっすよ!』って(笑)」と、仲の良さがうかがえるエピソードを話してくれました。

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今作では、WBBでは珍しいダンスもたっぷり。

瑞樹さんは20年ぶりのダンスということですが「20年ぶりに踊るので、25年いて5年しか踊ってなかったのかと自分でも驚いたんですけど(笑)。今回は本当に記念の公演なので、ダンスはがんばろうと覚悟を決めてきました。
やってるうちにいろいろなことを思い出して、すっごく楽しくなりました。ジャニーズJr.のクセは残ってるかもしれないですね(笑)。」

ダンスは苦手という田村さん「OH-SEさんが、悪霊っぽいダンスで、シンプルだけど踊ってる感じがちゃんと出るやつをちゃんと考えてくれたんで。それでも間違うこともあるけど......大丈夫です!(笑)」

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さらに今回は、客席降りの演出も。
そのことに関して大樹さんは、「悪霊3人(田村さん・鈴木さん・五十嵐さん)が楽しんでる感じを近くで観られるのが醍醐味だと思うので。あまり客席降りの芝居はしないので、今回は楽しみにしていただければと思います」

田村さん「僕自身は人のいい役をやらせてもらっていて。客席におりるときは自分の素が出そうになるけど、省吾と麻朝に『うまいこと俺をいじってくれ』と思いながらやってます(笑)」


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大樹さん「(瑞樹さんは)口出しはしないけど、いざとなったらいるからなという感じでいてくれるので、とても頼もしいです」

と話すように、2人で作り上げてきたWBBの10作目

瑞樹さん「とにかく今回はすべて出そう、と。踊りもありますし、アクションもありますし、笑いもありますし。今回なんといっても非常にいいセット、いい照明、いい音楽があって、この世界観を盛り上げてくれている。

僕らも劇場に入って実際に場当たりしたときにグッと気持ちが上がって、スタッフさんの気持ちが見えて。大樹が目指していた"テーマパーク"のような、いろんなもので楽しめる作品になっていると思います。役者も全力を出していきますので、楽しんでいただきたいです」

と、作品への想いを語ってくれました。


WBB vol.10『懲悪バスターズ』は5月22日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウス、

5月28日(土)から29日(日)まで兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演。


そして、

WBB vol.10.5『リバースヒストリカ2016』 も7月に上演決定! 

大樹さんがリーダーを務める*pnish*の人気戯曲をWBBで上演します。

出演は小笠原健さん、吉岡佑さん、佐川大樹さんをはじめ、多彩。ぜひチェックしてみてください!


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5月19日(木)の開幕を目前にした、

WBB vol.10『懲悪バスターズ』の稽古場に直撃!

佐野瑞樹さん田村亮さん(ロンドンブーツ1号2号)五十嵐麻朝さん有澤樟太郎さんにお話をうかがってきました!


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――ご自身の役柄の紹介をお願いします。

瑞樹「人間で天才科学者の館合(たてあい)役です。人と付き合うのは苦手な、ちょっと変わり者です」

田村「悪霊のレイヴン役です。落ちこぼれだけど人がいいプラス思考の悪霊です」

五十嵐「悪霊のススス・ムシュフシュ役です。本人はエリートだと思っているけど落ちこぼれ、という感じの役です。家柄はいいらしいです(笑)」

有澤「人間で研究員の高坂役です。ポジティブで人懐っこいキャラです。館合さんの助手役なんですけど、なんかあったら『たてあいさん、たてあいさーん』って」


瑞樹「稽古場でブームを起こしてるね」

田村五十嵐「クセになる(笑)」


――瑞樹さん以外はWBBは初参加ですが、稽古はいかがですか?

有澤「今まで同年代が多い現場しか経験したことないので、大人な雰囲気というか。稽古場もいい意味で静かで、話す時も意味のある話をしていて。すごいなーって」

田村「今まではもっとキャッキャしてたの?」

有澤「はい、してました(笑)」

瑞樹「でも確かにWBB作品の中では今までで一番平均年齢が高いかもしれないです」

有澤「すごく色々学べるし、たくさん吸収していきたいなと思います。あと、笑いもひとつ上の笑いっていうか」

瑞樹「おお(笑)」


――それは舞台の笑いが?

有澤「雑談です」

田村「え!(笑)」

有澤「プロの田村さんがいらっしゃるので、ひとつ上の笑いが...」

瑞樹「あはははは!」

田村「(笑)そう感じてんのやもんな。嬉しいな」

有澤「(大真面目に)そういう尊敬もありますね」


――五十嵐さんはいかがですか?

五十嵐「ビジュアル撮影の時に大樹さんと瑞樹さんとお会いしたんですけど、朝一だったんでテンションが低くて...」

瑞樹「それ、毎回言われる。しょうがないでしょう!(笑)」

五十嵐「怖いかなと思って稽古場に入ったら、アットホームでみんなやさしくしてくれてよかったです。今回は大樹さんが脚本・演出をやられてるんですけど、瑞樹さんはお兄ちゃんだから口挟むのかなとか思ってたんですけど。そんなことなかった」

瑞樹「あれは歯食いしばって我慢してるの。前回大げんかやらかしちゃってるから(笑)。あれでみんなドン引きしちゃったんで、もう二度とやるまいと決めてね」

五十嵐「そういう関係性も見れて、勉強になります」

田村「僕は客演で出るということ自体が初めてなので、楽しいことだらけです。キャストには原(金太郎)さんもいらっしゃるので、こういう風にアプローチしていくんやとか。土屋(佑壱)さんも、この脚本でこういうところに自分らしさを放り込んでくるんや、みたいな。こういう風にやっていくんだなって、勉強になってます」


――制作発表の時に「遠慮しないでほしい」とおっしゃってましたがどうですか?

田村「それはぶっちゃけ言うと、いかんせん年齢も大樹さんより上だし、ちょっと気遣ってる部分はあるのかな、とは感じてます」

瑞樹「あ、気は遣ってますけど、大樹は言いやすいと思いますよ。聞く姿勢がすごいから、亮さんって。緊張はしてると思うんですよ。大樹からしたら大先輩だし。でも見てるとすごく話しやすそう。亮さんが真面目だし、すごく大樹の気持ちを汲み取ってやってくれるので、やりやすいんじゃないかな。亮さんいい人でよかったねって」

田村「弟にいう感じで(笑)」


――瑞樹さんは、稽古場で今までと違う部分はありますか?

瑞樹「やっぱり規模が大きい。あと、いつもより個性が強い人が集まってる感じがします。すごく確立されてる方というか、単独で生きていける人が集まってる。それが大人な印象になってるのかな。変な話だけど、今までで一番プロの現場っていう印象があります。キャスティングもそうですが、公演の規模とかいろんなものが加味してるのかな」


――今回、今までになくダンスもたくさん取り入れてると聞きましたがいかがですか...って田村さんが首を横に振られてますが(笑)。苦手ですか?

田村「超苦手です。役柄上、麻朝と(鈴木)勝吾は一緒に踊ることが多いのですが、OH-SEさんが教えてくれてて2人が覚えた時の『もういけました!』みたいな感じがちょっと癪に障るんですよ!(笑) OH-SEさんがやってくれてる間はそんな言わんと俺に付き合ってくれたらいいやんって思うんですけど」

全員「(笑)」


――仲よさそうですね。

五十嵐「ふふ、楽しいです」

田村「でも悪霊の最初のダンスはすごいですよね。キャラクターに合った振り付けってあるんだって思いましたもん」

五十嵐「人間の方は難しそうなかっこいいダンスですよ」


――瑞樹さんはジャニーズでダンスもやられてきたから。

瑞樹「楽しいです。不思議な感覚なんですけど、(ジャニーズJr.)当時は本当に嫌だったんですよ。でも久しぶりにやると、踊るって楽しいなあ! 気持ちいいなあ! って。1ヶ月かけて少しずつみんなでやりながら、じゃあここはみんなで揃えようかとかここがポイントだねとか言いながら身体動かして。あの頃とは違う楽しさがあるなと。不思議な感覚にはなりますね」


――大樹さんの演出はいかがですか?

有澤「大樹さんの頭の中の高坂を丁寧に教えてくれます。もちろん僕自身で作り込むところは作っていかないといけないんですけど、そうやって教えてくださるので、ダメかもしれないことでも挑戦してみようという気になります。すごく温かいです」

五十嵐「言われたことを全部やるのは当たり前だけど、僕も僕で『こういうこともできます』っていうものは出したくて。そうやってやりながら一緒に作れてる感はあります。いい意味で頑固だなと思うし、大樹さん。だからそれに負けずに食らいついてやってます、今」

田村「僕は導いていただいてる感じですかね。こういう風にやってくださいっていうより、まずはどうですかって聞いてくれる。すごくやりやすいです」

瑞樹「これだけいろんな個性の人たちを集めて演出できる幸せっていうのは絶対にあると思うんですよ。だからこそ限界点を突破して、本当に苦しい中でやってほしいです。絶対に自分のやりたいことやらなきゃだめだと思う」


――最後に意気込みを。

有澤「10回目という記念公演に呼んでいただいたので、しっかり自分の存在感も出しつつ、チーム感も大切に、お客さんに最高に楽しんで帰っていただきたいなと思っています。先輩方に食らいついて、最高のものにしたいです」

五十嵐「ベテランがたくさんいる現場ですから、その中で空気にならずに爪痕残せるように頑張ります!」

田村「WBBの二人に呼んでよかったって思ってもらえるようなことを残したいなと思います。本番は僕、楽しむ能力が異常に高いので、出演者の楽しんでる感は伝わる自信があります」

瑞樹「観に来てくれた人たちが『来てよかった、観てよかった、楽しかったね』って言って帰ってもらえる作品にしたいですね。お話はすごくわかりやすくて楽しいけど、きっちり作ったプロの芝居をお届けしようと思っています。ぜひ観に来てもらいたいです」


WBB vol.10『懲悪バスターズ』は5月19日(木)から5月22日(日)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて。

その後、兵庫・新神戸オリエンタル劇場にて上演。


 <おまけ・・・>

撮影時、カメラマンの指示で田村さんの肩に手を置こうとする有澤さん・・・。

構える田村さん・・・。


げきぴあ②.jpg


肩に手を置かず何故か両手で触る有澤さんに爆笑!


げきぴあ③.jpg


無事に手を置いてばっちり撮影できました!笑


げきぴあ④.jpg


文:中川實穗 

撮影:源賀津己



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■ミュージカル『王家の紋章』#11■


連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。

▽(c)細川智栄子あんど芙~みん(月刊プリンセス)
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お待たせしました、5月16日に行われた製作発表記者会見の詳細レポートをお届けします!
会見には事前募集に当選したオーディエンス230名も参加したのですが、なんとこの募集には、約7000通もの応募があったとか...。
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日本でも人気の高いシルヴェスター・リーヴァイさんが音楽を書き下ろすという点も注目ですが、この会見では、劇中ナンバーが本邦初披露。
その歌唱披露のフォトギャラリーはこちら→

公式サイトには歌唱披露の動画もUPされています!


さて、会見には原作者である細川智栄子氏&芙~みんも登壇。
▽写真左が細川智栄子さん、右が芙~みんさん
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細川両先生、次のようにご挨拶。
「私たちは読者の皆さま...特に少女の皆さまに、愛や思いやりや優しい心、そして勇気をお届けしたいと思い、作品の中にそれをこめ、生涯をかけて漫画を描いてきました。そんな思いで連載を40年続けている『王家の紋章』がこのたび東宝ミュージカルになる。私たちも随分と喜んでいます。こういうお衣裳を着た皆さんを見たら、私たちも古代の世界に入り込んだ気分でワクワクしています。私たちも皆さんの作られるミュージカルを楽しみにお待ちしたいと思っています」(細川)

「姉とともに連載を描き続けて、今年で40年となりました。この作品をミュージカルにしていただけますことになりまして、大変幸せに思っています。最高のキャストの方々、スタッフの皆さまに恵まれました。歴史の中、エジプトとヒッタイトを舞台に、素晴らしい音楽にのせて、愛が、夢が、そして嫉妬心、欲望がゆらめいて、皆さんのお心を満足させると思います。8月には帝国劇場で、国を超え、そして三千年の時と空間を超え、古代エジプトの王国へおいで頂ければと存じます」(芙~みん)

なお、少女漫画界が誇る大人気作ですが、今まで他メディアで展開されたことがなかった理由は、細川先生が次のように語りました。
「若いときにテレビドラマ化をやったことがありますが、テレビの放送と漫画を描くスピードが異なってきてとても苦労しました。ですので『王家の紋章』は今までアニメ化の話などもありましたが、一切お断りしようと妹(芙~みん氏)と話し、私たちは誠心誠意漫画を描くことに力を入れました。だからこれだけ長く続いたんだと思います。
でも今回は「4巻まで(の舞台化)だったらどうか」と言われ、それだったら(漫画の続きを)急かされることもないので、とお受けしました。それに間に立っていただいたプロデューサーさんがとても素敵な方で、そちらに参ってしまって...(笑)」

お上品で素敵な両先生ですが、ご挨拶の際なかなかマイクに声が乗らず、すかさず伊礼さんが手助けするこんなシーンも。。(その後、山口さんも遠く離れたお席から両先生のもとへ...。おふたりとも、ジェントルです!)
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