劇団四季が上演しているミュージカル『アラジン』が5月24日、上演1周年を迎えた。
『アラジン』はこれまでも『美女と野獣』『ライオンキング』『リトルマーメイド』など、夢と愛に溢れた素敵な物語をミュージカルにしてきたディズニーが、2014年にブロードウェイで初演した作品。原作は1992年に公開された劇場版長編アニメーションで、砂漠の王国アグラバーを舞台に、王国の姫ジャスミンに恋をした貧しい青年アラジン、おなじみランプの精ジーニーらが活躍する冒険とロマンといった原作映画の魅力がそのまま舞台上にも広がる。劇団四季が上演する日本版は、2015年に米国に続いて世界2番目のはやさで開幕し、1年たったいまでも数ヵ月先までチケットがとれない人気っぷりだ。
その人気のほどは、24日時点での総公演回数337回、通算入場者数は約39万人、この1年間、全ての公演日が完売。空席ゼロ(有効販売席中)という数字からも見てとれることができよう。
この日は本編終了後、出演者を代表してジーニー役の瀧山久志が「サラーム、皆さま、本日はご来場いただきまして誠にありがとうございます。『アラジン』日本公演は、本日、上演1周年を迎えました」と客席に報告。重ねて「開幕以来、劇場にお運びいただいたお客様は、のべ39万人。『アラジン』を愛し、育んでくださったすべての皆様へ、出演者・スタッフ一同、心より御礼申し上げます。これからも、皆さまへ作品の感動をお届けできますよう、一回一回の舞台を精一杯つとめてまいります。どうぞ、1万年以上のロングランとなりますよう、ご支援よろしくお願い申し上げます」と感謝の言葉を伝えた。
観た者すべてをとりこにする、エンターテインメントの要素がすべて詰まった大ヒットミュージカル。チケットはかなりの争奪戦ではあるが、ぜひ一度劇場へ足を運び、その人気の理由を体感してほしい。
文:平野祥恵(ぴあ)
【公演情報】
大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]にてロングラン上演中
2017月6月30日(金)公演分までチケット発売中