演劇博物館が今年の夏に開催する特別展をご紹介します!
猥雑でカオス的なエネルギーが渦まいていた1960年代の新宿という都市を今のぞいてみるのはいかがですか?
貴重な映像資料の展示や座談会、上映イベントなども開催します。
特別展「あゝ新宿-スペクタクルとしての都市」展
会 期 2016年5月28日(土)~8月7日(日)
開館時間 10時~17時(火曜日・金曜日は19時まで)
休館日 6月1日(水)、6月15日(水)、7月6日(水)、7月20日(水)
会 場 早稲田大学演劇博物館 2階企画展示室
主 催 早稲田大学演劇博物館・演劇映像学連携研究拠点
後 援 新宿区
協 力 磯崎新アトリエ、新宿区立新宿歴史博物館、株式会社紀伊國屋書店、劇団唐組、劇団唐ゼミ☆
企画協力 宮沢章夫(劇作家・演出家・批評家)、松井茂(詩人・情報科学芸術大学院大学准教授)、大塚聡(建築家・舞台美術)
ウェブ http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4395/
入館無料
1960年代、新宿は明らかに若者文化の中心だった。紀伊國屋書店、アートシアター新宿文化、蠍座、新宿ピットイン、DIG、風月堂、花園神社、西口広場......。そこには土方巽、三島由紀夫、大島渚、唐十郎、寺山修司、横尾忠則、山下洋輔らさまざまな芸術文化の担い手たちや若者たちが集結し、猥雑でカオス的なエネルギーが渦を巻いていた。新宿という街自体がハプニングを呼び込む一つの劇場、一つのスペクタクル、あるいは一つの祝祭広場を志向していたのだ。では、現在の新宿はどうか。かつてのようなエネルギーに満ち溢れた新宿独自の文化は失われてしまったのだろうか。
本展では、新たに発見された劇団現代人劇場『想い出の日本一萬年』(作・清水邦夫、演出・蜷川幸雄、アートシアター新宿文化、1970年)の貴重な舞台映像や大島渚監督『新宿泥棒日記』(1969年)の上映をはじめ、写真やポスターなどさまざまな資料から新宿の文化史を
辿り直すとともに、新宿の今を検証する。
そして磯崎新による幻の新都庁案で提示されていた祝祭広場の思想を手がかりに、祝祭都市新宿の未来像を構想したい。
唐十郎 小田急百貨店遠景
映画『新宿泥棒日記』(監督・大島渚/創造社/1969年/(C)大島渚プロダクション)
新宿西口地下広場
写真提供:新宿区立新宿歴史博物館
アートシアター新宿文化前
写真提供:新宿区立新宿歴史博物館
========================================
関連座談会
文化の街・新宿の歴史と未来 ~街を支えるリーダーたち~
文化が老舗企業の経営戦略と深く結びついて発展してきた街、新宿。吉住新宿区長と老舗企業の経営者をお迎えし、鎌田早大総長とともに文化の街新宿の過去・現在・未来を語り合います。
登壇者(敬称略)
吉住健一(新宿区長)、高井昌史(紀伊國屋書店 代表取締役会長兼社長)、染谷省三(中村屋 取締役相談役)、髙野吉太郎(新宿高野
代表取締役社長)、鎌田薫(早稲田大学総長)
司会 岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館 館長)
日時 2016年6月30日(木) 14時45分~16時15分
会場 早稲田大学国際会議場 井深大記念ホール
定員 400名 ※事前申込制/先着順
申込方法 6月1日(水)よりウェブページ・往復ハガキにて受付中
往復ハガキでお申込みの際は、①ご希望のイベント名、②氏名(ふりがな)、③郵便番号・住所、④電話番号をご記載の上、演劇博物館宛て(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)にご応募ください。
※往復ハガキ一枚につき一名様まで申し込み可能です。
※お申し込み結果は順次発送いたします。
ウェブ http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4461/
入場無料
主催 早稲田大学演劇博物館、新宿から文化を発信する演劇博物館実行委員会
助成 平成28年文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
========================================
関連上映会&トーク
新宿1968-69
ドキュメンタリー/ハプニング/ジャズ
60年代のドキュメンタリーに記録されたハプニングははたして現実だったのか?さまざまな才能が集結した新宿をメディアの介入が生み出す虚実ないまぜの祝祭空間と捉え、山下洋輔氏によるピアノ演奏を交えつつ、貴重なドキュメンタリー映像の上映と当事者の証言により検証します。
登壇者(敬称略)
山下洋輔(ジャズピアニスト)、田原総一朗(ジャーナリスト)、五箇公貴(テレビ東京プロデューサー)、宮沢章夫(劇作家・演出家・批評家)、松井茂(詩人・情報科学芸術大学院大学准教授)
司会 岡室美奈子(早稲田大学演劇博物館 館長)
プログラム
17時30分~ 『バリケードの中のジャズ~ゲバ学生対猛烈ピアニスト~』(テレビ東京、1969年)
18時30分~ 『木島則夫ハプニングショー』(初回、部分上映)(日本テレビ、1968年)
19時~ トーク
日時 2016年7月8日(金) 17時30分~20時30分
会場 早稲田大学大隈記念講堂 大講堂
定員 1,000名 ※事前申込制/先着順
申込方法 6月8日(水)よりウェブページ・往復ハガキにて受付開始
往復ハガキでお申込みの際は、①ご希望のイベント名、②氏名(ふりがな)、③郵便番号・住所、④電話番号をご記載の上、演劇博物館宛て(〒169-8050 新宿区西早稲田1-6-1)にご応募ください。
※往復ハガキ一枚につき一名様まで申し込み可能です。
※お申し込み結果は順次発送いたします。
ウェブ http://www.waseda.jp/enpaku/ex/4462/
入場無料
主催 早稲田大学演劇博物館、新宿から文化を発信する演劇博物館実行委員会
助成 平成28年文化庁地域の核となる美術館・歴史博物館支援事業
========================================
≪お問い合わせ先≫
早稲田大学坪内博士記念演劇博物館
〒169-8050 東京都新宿区西早稲田 1-6-1
03-5286-1829 (平日 9時~17時)
≪アクセス≫
◯ 東京メトロ東西線「早稲田」駅 徒歩7分
◯ 都電荒川線「早稲田」駅 徒歩5分
◯ JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅(早稲田口)から都営バス「早大正門行」終点下車 徒歩2分
========================================