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■ミュージカル『王家の紋章』#9■


連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。

ビジュアル撮影レポートのラストは、アイシス役・濱田めぐみさんのご登場です。
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アイシスは主人公であるエジプト王メンフィスの姉。
弟を愛し、ヒロイン・キャロルに激しい嫉妬を抱く苛烈な役。
そもそもがアイシスの呪いでキャロルは現代から古代エジプトにタイムスリップすることになります。
つまり、超・キーパーソンですね。


◆ ビジュアル撮影レポート ◆


このミュージカル『王家の紋章』のビジュアル撮影、それぞれの俳優さんが本当に見事にそのキャラクターのビジュアルになっていて、撮影現場に俳優さんが登場するたびに「おおおお~...」となっていたのですが。

濱田アイシスのご登場もまた、「......アイシスだ......」「すごい...」という静かな感動が現場に広がっていました。
もう、この黒髪、アイメイク。どこからどうみても、アイシスですよ...!
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古代エジプト王国の第一王女の風格!
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"真田イヤー"と言われる今年、舞台『真田十勇士』がパワーアップして帰ってくる。さらに公演と同時期に映画公開と出版化されることも決定、【映画×舞台×小説】という、まさに最高のメディアミックスが実現。日本映画界、演劇界、出版界、しいてはエンタテインメント界にとってスペシャルなプロジェクトが始動する。
 
舞台は2014年の初演と同じく、演出(監督)を堤幸彦が手がけ、脚本を演劇界の重鎮マキノノゾミが担当。壮大な世界観と濃密な人間ドラマを描ききる。
 
そして主人公・猿飛佐助を演じるのは、初演に引き続き同時期公開の映画でも同役を務める中村勘九郎。歌舞伎に留まらず、映画・ドラマ・CM など幅広い分野への挑戦を続けている勘九郎。本公演でも抜群の存在感でパワーアップした佐助を演じるに違いない。佐助とともに『真田十勇士』を支える霧隠才蔵には加藤和樹が登板。初演と映画版では由利鎌之助を演じた加藤和樹が新たな相棒役として挑む。実は腰抜けの武将であったという真田幸村には、初演・映画版同様、加藤雅也。佐助と才蔵の幼馴染で女忍びとしてふたりを翻弄する火垂を、グループ卒業後初舞台となる篠田麻里子が務め、豊臣秀吉の側室・淀殿を浅野ゆう子が演じるなど、再演も魅力的なメンバーが揃った。
 
その他、高橋光臣、村井良大、駿河太郎、青木健、石垣佑磨など、舞台初演・映画版より継続して出演のメンバーに加え、荒井敦史、望月歩は映画版より引き続き、さらに、栗山航、丸山敦史、山口馬木也らの新規参戦が決定! 
 
この秋、かつてない豪華メンバーでお届けするスペクタクルな舞台『真田十勇士』をお見逃しなく!
 
公演は、9月11日(日)から10月3日(月)まで東京・新国立劇場 中劇場、10月8日(土)から10月10日(月・祝)まで神奈川・KAAT 神奈川芸術劇場 ホール、10月14日(金)から10月23日(日)まで兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO 大ホールにて上演。
 
東京・神奈川公演は6月4日(土)より、関西公演は6月12日(日)より、チケット一般発売開始。なお、チケットぴあでは、5月13日(金)11:00まで関西公演のいち早プレリザーブ(ぴあプレミアム会員限定)を実施中。さらに、5月16日(月)11:00まで東京・神奈川公演、5月17日(火)11:00まで関西公演のプレリザーブ(先行抽選)の受付実施中。
 

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20155月、加藤ミリヤのテーマソング、東京ゲゲゲイ牧宗孝(MIKEYが総合演出・構成・振付・脚本を手がけた*ASTERISK『女神の光』は、全公演ソールドアウト、大きな話題となりました。

 そして今年の*ASTERISKは、グリム童話『白雪姫』を、人気作家の中村うさぎが新解釈で書き下ろし。東京ゲゲゲイをはじめ日本のトップダンサーが一堂に会します。


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 稽古のスタートを前に、東京ゲゲゲイが「日本ダンスフォーラム賞(日本ダンスフォーラム主催)」受賞! 授賞式のためにメンバーが集まり、座談会が行われました。今回はそのPart.2として、MIKEYさんに単独インタビュー!

 

 

・・・まずは、前回、*ASTERISKという大舞台を手がけた感想は?

MIKEY  半年くらい作品にかかりっきりで、このためだけに生きてる感じでした。達成感はあったけど、反省点も多くて。それが「もう一度」という気持ちにつながりましたね。

・・・名だたるダンサーが集まって、創作プロセスは大変だったかと

MIKEY そうですね。どんな小さな役でも、その人の魅力を最大限に生かせるシーンは作りたいと思っていました。もちろん、今回も同じ気持ちです。


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・・・今回は、美魔女の大スターと新人アイドルが対決する物語だそうで。

MIKEY  基本的に善悪だけで語れない何かを問うみたいな話が好きなんです。今回の美魔女は、色んなものを犠牲にして芸の道に生きてきた。そんなスターと男の力で上がってきた新人との対決です。

・・・MIKEYさんは演出・振付に加え、美魔女役で主演されます

MIKEY うさぎさんが書いてくださった美魔女と自分の生き方、これから追求していきたいことがシンクロしていて、原作を読んで「これ、私のことじゃん!」って思ったんですよ。

・・・毒リンゴや鏡など『白雪姫』におなじみのアイテムは登場する?

MIKEY 出てきますよ。小人も王子も。全てうさぎさん的にユニークに解釈されて、そこも見どころかな。

・・・童話の『白雪姫』は王子様のキスでハッピーエンド、でも、魔女は?

MIKEY 最後、罰を与えられて炎の上で永遠に踊らされるんです。そこがまた、芸の道を突き進む主人公と重なっている。今回は女性に響く物語かも。まさか『白雪姫』でこんなに切ない思いになるなんて ......。きっと女性のみなさんを勇気づける作品になると思います!

(取材・文/大西美貴)

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『ラディアント・ベイビー』#4 顔寄せレポート

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■『ラディアント・ベイビー』#4■


今も世界で愛され続けているポップ・アートの先駆者、キース・ヘリングの生涯を、疾走感溢れるロックミュージックで綴ったミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』

その日本初演が、6月の上演に向けて本格的に動き出しています!

4月末の某日、柿澤勇人平間壮一知念里奈松下洸平ら出演者、演出の岸谷五朗をはじめとするスタッフが一堂に会する"顔寄せ"が開催されました。
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すでに稽古は始まっているようですが、関係者一同が顔を揃えるとやはり、いよいよ作品がここから動き出す感じがします。現場も、心地のよい緊張感がありました。
radiantbaby04_01_5907.jpg主催の池田篤郎東宝株式会社取締役からも「キースが生きていた1980年代のNYは荒れていて犯罪も多かった時代。その中でも特に危ないところだった地下鉄からはじまった彼のアートが"サブウェイ・ドローイング"と呼ばれ、どんどん大きく取り上げられていったのは、閉塞感を抱いていた人々に、キースの才能、アートが、自由と光を与えたからじゃないかなと思います。
この作品はもちろんキースの生涯ですが、その生涯を影で支えていくキースの素敵な仲間達も描かれています。温かくて、ブロードウェイの香りがする素晴らしい作品を、パワー溢れるフレッシュなキャストの皆さん、そして岸谷さんと一緒に出来て光栄です。チーム岸谷が今日から始動します」とご挨拶が。

主人公キース・ヘリングを演じるのは、柿澤勇人さん。
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大貫勇輔がフラメンコに初挑戦! 心意気を語る

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ダンスをはじめ、映像やストレートプレイでも活躍をみせる大貫勇輔。今回、舞台『フラメンコ・カフェ・デル・ガト』では、フラメンコに初挑戦する。ジャズ、コンテンポラリー、ストリートダンスなど何でも得意の彼が、どんな踊りを見せてくれるのか。稽古を目前に、その心意気を聞いた。

湖月わたる、水 夏希、原田 薫で結成されたユニット『BAD GIRLS』が、異国の男性ダンサーと共演する舞台「DANCE LEGEND」シリーズ。今回はその人気シリーズの第3弾で、構成・演出・振付をフラメンコの名手ホセ・バリオスが手掛ける。大貫はスペインのフラメンコダンサーとともに参加する。「フラメンコは今まで踊ったことはないんです。スペインには以前から興味があり、現地で稽古があると聞いて『やったー!』と声を上げてしまいました(笑)。以前、パリに行きたいと思っていたら、ストリートダンスの大会で優勝してパリに行けたり、自分がやりたいと思うと何かつながる瞬間があるんです。今回もスペインに呼ばれているような気がして、運命的なものを感じました」。フラメンコ初挑戦に「もちろん不安はあります」というが、どこか余裕を感じさせる。「水 夏希さんが、フラメンコのテクニックを学んだだけでは、外国人が付け焼刃で日本舞踊を踊るみたいになってしまう。それよりも、どれだけスペインの文化を愛し、フラメンコの血を自分の中に入れられるかが大事だとおっしゃっていたんです。僕も同感で、自分の内側から出て来るものが一番大切。それがダンスだと思うんです」。フラメンコは、ジプシーと呼ばれるロマ族をはじめとする多数の民族が培ってきた伝統文化だ。「僕は、ダンサーの母親の胎内にいるときから舞台に立っていて、生まれながらのダンサーだと思っています。言葉にならない思いや、つらかったことを肉体を通して変換し表現してきた。フラメンコも現地の人が生きる上で、必要としてきた踊りです。そこは通じる思いがあるんです」。核が同じなら、ダンスのジャンルが違っても踊りこなせる。そんな自信が彼の中に脈打っているのが伝わってくる。

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今作は第1幕が『ロミオ&ジュリエット』のように愛や闘いを描く物語で、大貫もある役柄を演じ、第2幕は、スペインの地方や都市を巡るショー形式の舞台になる予定だ。

「いいダンサーは日本で食べていくのは難しいから、まず、海外に出て日本に帰ってくる。それは熊川哲也さんがすでにされているから負けず嫌いの僕は、逆の発想で(笑)、日本を拠点にして世界に行きたい」と言い切る。「僕と同じ踊りはほかの人にはできない。僕にしかできないものを持っている」ともいう。大貫ならではのフラメンコに注目したい。

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公演は、6月25日(土)・26日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼ、6月29日(水)から7月4日(月)まで東京・東京芸術劇場 プレイハウスにて上演。チケットは発売中。

取材・文:米満ゆうこ
撮影:河上良

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スパイク・チュンソフトの大ヒット人気ゲーム『ダンガンロンパ』がパワーアップして還ってくる!!

2014年に初舞台化した『ダンガンロンパ THE STAGE〜希望の学園と絶望の高校生〜』は、全公演ソールドアウト。DVD化もされ話題を呼んだ本作が、『ダンガンロンパ THE STAGE 〜希望の学園と絶望の高校生〜2016』として、今年6月から7月にかけて、東京、名古屋、大阪、神奈川で上演される。

本日、前作から続投の本郷奏多演じる"超高校級の幸運" 苗木誠、前作で圧倒的な演技を魅せつけた神田沙也加演じる"超高校級のギャル" 江ノ島盾子のビジュアルが発表された!

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今回のキャストは、本郷と神田のほかに、初演舞台から続投となるヒロイン役の岡本玲、松風雅也、宮下雄也、石田晴香(AKB48)、池端レイナ、初出演となるチョコレートプラネットの長田庄平と松尾駿、雨野宮将明、七木奏音、村田充、杉江大志、中村優一、南海キャンディーズのしずちゃんこと山崎静代、佐藤すみれ(SKE48)、岩田華怜、泉貴(THE HOOPERS)、森山千菜美、また一般オーディションから選ばれた"超高校級のアイドル"舞園さやか役に元アイドリング!!!の後藤郁が予定されている。そして、モノクマ新キャラクターボイスとしてTARAKOが先日発表になった。

このメンバーで、超高校級のエリートのみが入学できる私立「希望ヶ峰学園」を舞台に、突如学園の中に閉じ込められた生徒同士が殺し合いを強要されるというストーリーを繰り広げていく。

本公演は、6月16日(木)から26日(日)まで東京・Zeppブルーシアター六本木、7月1日(金)・2日(土)に愛知・東海市芸術劇場、7月7日(木)から10日(日)まで大阪・サンケイホールブリーゼ、7月14日(木)から16日(土)まで神奈川・関内ホールにて。チケット発売中。

©Spike Chunsoft Co.,Ltd./希望ヶ峰学園演劇部 All Rights Reserved.

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■ミュージカル『王家の紋章』#8■


連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』が、初のミュージカル化!

脚本・演出=荻田浩一、音楽=『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイという豪華クリエイター陣が、古代エジプトを舞台にした壮大なロマンを、この夏、舞台上に描き出します。

ビジュアル撮影レポート第8弾は、宰相・イムホテップを演じる山口祐一郎さん
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山口さん、日本で上演されているシルヴェスター・リーヴァイ作品、皆勤賞です!



◆ ビジュアル撮影レポート ◆


演じるイムホテップは、浦井健治さん演じる若き王・メンフィスを支える、エジプトの頭脳というべき立場の人。
やっぱりこの大作において、そういう役どころは、山口さんに演じて頂きたいですよね~!
撮影現場でも、山口さんの存在感は、スゴイ!
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『ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」"頂の景色"』 の東京公演が、4月25日にAiiA 2.5 Theater Tokyoで開幕しました。

原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載中の同名バレーボールマンガ。

2015年秋の初演が大好評を博し、今回は"速攻"再演です!


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主人公は身長162.8cmの日向翔陽(須賀健太)

「小さな巨人」と呼ばれる選手に憧れ、バレーを始めます。部員が集まらずほぼ一人で練習をしていた中学を卒業し、

遂に「小さな巨人」の出身校・烏野高校に進学。そこで、中学時代にコテンパンにされた影山飛雄(木村達成)と再会します。

この出会いが互いを成長させ、烏野高校バレー部も新たな一歩を踏み出す、というストーリーです。

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日向と影山は寄ると触ると喧嘩。しかし、入部テストで影山が「お前の能力、俺がぜんぶ使ってみせる!」と日向の手元にトスを上げるという攻撃方法を見つけ、2人はコンビに。

そして、本作の大きな特徴は、漫画×演劇×映像のハイブリッドパフォーマンスである"ハイパープロジェクション演劇"。

今回の再演では、生カメラなど演出ギミックもパワーアップしています。


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マンガの1コマのような演出。日向と月島 蛍(小坂涼太郎)のジャンプは人力で表現されています。


試合のほとんどは、音楽に合わせた振り付けで表現。

この振り付けがすごいんです!

音楽業界で活躍中の左 HIDALIさんが担当しているということで、舞台ではなかなか見ないような動きが満載。

乱れのなさにも感動します!

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バレーボールの動作が取り入れられ、かっこいいのに試合の流れもしっかりわかる魅力的な振り付け。

「八百屋舞台」も本作ならでは。前方に向かって傾斜がついた形状で、どの席でも斜め上から舞台を観ているような状態になるのです。

つまり、奥の人がなにをしているかも一目でわかり、バレーの臨場感がより高まる! 

そしてそんな舞台の真ん中にはさらなる仕掛けが。中央の円形部分が......動きます!


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烏野高校バレー部のたまり場・坂ノ下商店の1コマ。

円形部分が斜めにせり上がっています。実は結構な傾斜なのですが、キャストのみなさんは平地にいるかのように立って歩いてはしゃいで転がっていました。

そんなところに投影できるとは!というネットへのプロジェクションマッピングも。
試合中、効果的に使われていました。

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ストーリーでは、ある試合をきっかけに部活に来なくなった烏野高校のエース・東峰 旭(冨森ジャスティン)の葛藤も描かれています。


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影山も、中学時代に「自己中トス」「コート上の王様」と呼ばれ、試合中に上げたトスの先に誰もいなかったトラウマがあります。

ですが、影山に全幅の信頼を置いて試合に臨む日向が彼を少しずつ変えていきます。

それと同じように「俺が居ればお前は最強だ!」という影山の言葉も日向に自信をつけます。


そんな影山の元チームメイトが多く在籍するのが、今作で対戦した青葉城西高校バレー部。

県内屈指の強豪校です。中でも先輩の及川 徹(遊馬晃祐・左から4番目)はサーブだけで次々と点を入れる実力者で、試合ではその差を見せつけます。

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彼らとの練習試合以外にも、入部テストや部内の紅白戦など、本作ではさまざまな試合が描かれ、そのなかで彼らも成長していきます。


ゲネプロ後の囲み取材で、主演の須賀さんが本作の見どころについて「演劇への挑戦。原作の持つ力はもちろんですが、三次元の僕たちが生でやるということが一番の魅力。スタッフさんもそれに合わせてプロジェクションなどをつけてくださっていますが、そこに負けない熱量やお芝居を観てほしいなと思います」と話したほか、

各キャストのみなさんも、再演ということで役同士の関係性や個人のドラマ性をより深めていることを語ってくれました。


また、演出のウォーリー木下さんは、「演劇は総合芸術。スタッフ・音・光・映像そして役者、全部がひとつになって新しいものが作れたんじゃないかなと思います。それを皆がライブでやっているので、お客様もあまり構えず、音楽のライブに行くような感じでぜひ観に来ていただけたらなと思います」と話しました。


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部員が全員揃い、監督も決まった烏野高校バレー部。これからどんなストーリーを展開していくのでしょうか!? 

続編に期待が高まります!


©古舘春一/集英社・ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」製作委員会



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舞踊家達の圧倒的な身体によって生み出される作品で国内外で高い評価を得る、日本で唯一の劇場専属舞踊団「Noism(ノイズム)」が、4月中旬、東京都内で新作の製作発表会見が開催された。

オペラ・バレエで知られる物語をNoismオリジナルの物語として描く「劇的舞踊」シリーズ。第1作目の『ホフマン物語』(2010年)、『カルメン』(2014年)に続く、2016年の新作は、古典バレエの名作『ラ・バヤデール』を原案にした作品。古代インドを舞台に、舞姫ニキヤと戦士ソロルの悲恋を描いた物語を、劇作家・演出家の平田オリザが大胆に翻案し、オリジナル脚本を書きおろした。

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金森 穣 (演出)
2年前の夏に富山県の利賀演劇人コンクールで平田オリザさんとお会いする機会があり、直感的に平田さんと何かご一緒したいと思い、「Noismに何か書いていただけませんか」とダメもとでお願いしてみたところ、ご快諾いただきました。その後、平田さんから「既存のバレエ作品を翻案することに興味がある」と言われ、『ラ・バヤデール』を提案しました。書き上げていただいたものを読み、本当に平田さんにお願いして良かったなと思っています。

バレエの『ラ・バヤデール』をご存知の方は全く別物として観ていただいた方が良いですが、その際に何が何に置き換えられているかという事を読み説いていただければ、より作品の本質に迫れます。

今回は、平田さんの脚本をはじめ、空間を建築家の田根剛さん、衣裳をISSEY MIYAKEデザイナーの宮前義之さん、小道具を木工作家の近藤正樹さん、音楽は作曲家の笠松泰洋さんと、世界を舞台に活躍している一流の芸術家たちとこの作品を創れることを非常に嬉しく思います。ただ芸術家同士がコラボレーションをして好きなものをつくるのではなく、この作品を通して、我々が今生きている社会がどのようなものであって、どのような歴史の過程を経てこうなっているのか。そのような問題意識を、ある「幻の国」という仮想の国に置き換えた物語を通して、皆様と考え、共有できればと思います。

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平田オリザ (脚本)
私は劇作家ですが、この数年演劇の依頼は少なくなり、オペラをやったり、バレエを脚色したりする機会が多くなっています(笑)今回ご依頼をうけ、バレエの台本を書くという事がどういうことかと悩みまして、何もないところから新たに物語を書くのではなく、金森さんからヒントをいただき、『ラ・バヤデール』を翻案することにしました。

海外の、少なくともヨーロッパの公立劇場では、今この社会において問題になっている事柄について、考える題材を提供するのが公共性であるという共通の認識があります。日本の公共ホールではそのような志のある場所は残念ながら少ないですが、今回は、金森さんと共に、現代の私たちの抱える問題の根源はどこにあるのかを考えられる作品にしようと、この作品を書きました。

『ラ・バヤデール』はインドのカースト制を描いた物語ですが、それを民族対立の問題に置き換えて脚本を書きました。その設定のトレースは上手くいったのではないかと思っていますが、バレエですので、脚本の台詞を全部そのまま喋るということではありません。台詞のうちどの部分を実際に話し、どこを話さないかということは金森さんにお任せしています。創作の過程で何度も金森さんとはメールのやりとりがあり、ただ単に書いてお渡しした作品ではありませんので、今後も初日に向けお手伝いしながら一緒に創っていければと思っております。

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井関佐和子 (カリオン族の踊り子・ミラン)
『ラ・バヤデール』と聞いた時、穣さんがクラシックバレエでよく描かれるお姫様の世界とは異なる社会的な作品を選んだことは、ある種の必然と思いました。近年は特に"社会性や時事性を持った作品を創らなければいけない"と言っていることを傍で聞き感じており、今回平田さんとご一緒することは、自分にとってもあらためて世の中を考えさせられる機会になっています。

日本の舞踊界は、演劇界とは違い社会性を持った作品に出会うことがあまりありません。「表現」という言葉で済まされてしまう舞踊界にかねてから違和感があったので、この作品で世界情勢なども踏まえた創作に臨むことができるのは本当に嬉しく思います。

今回のミランという役については、穣さんから≪まれびと≫というキーワードをもらっています。今までは"強い"女性を演じ、"強い"女性の中にある"弱さ"を表現しなければならなかったのですが、今回は、時代に翻弄される"弱い"女性の中にある"強さ"を表現しなければいけません。そこには新しい挑戦があり、頑張っていきたいと思います。

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中川賢 (ミランを愛するメンガイ族の騎兵隊長バートル)
『カルメン』の初演・再演を重ねる中で"言葉を喋るように踊る"という感覚が自分の中に生まれた瞬間があり、それは今までにない経験でした。今回は更にゲストの俳優が3人いるということで、物語としてもより重層的になっているので、自分も舞踊家として"喋るように踊る"その感覚を更に深めていけるよう取り組みたいと思っています。

いつもは狭いスタジオで稽古を繰り返し、閉ざされた環境の中で毎日過ごしていますが、今回は錚々たる方々が作品に関わってくれるので、自分も皆さんから少しでも勉強できたらいいなと思っています。

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石原悠子 (物語のカギを握る"謎の女"ポーヤン/看護師)
いろいろと謎の多い役をやらせてもらうのですが、今回は2つの役がはっきりと分かれていて、自分の中で2役の差をつけようと日々取り組んでいます。まだ掴めない部分も多いのですが、これから稽古を重ねる中で沢山失敗し、沢山穣さんに挑み、「駄目だ駄目だ」と言われる中から新たな境地を発見できるように挑戦して、創っていきたいと思います。

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――平田作品について演出・金森 穣は――
簡潔。読んでいてすっと入ってくる。その表現の向こう側にある複雑な部分をとてもシンプルな形で提示していただける。凄く難しいことを簡単な言葉で言える人。

――金森穣について脚本・平田オリザは――
様々なことに挑戦する態度、決して奇をてらうのでなく真正面からぶつかっていく姿は、凄い勇気だといつも思っており、非常に素晴らしい。舞踊の実力、演出力については既に定まっていて私が言うまでもありませんが、素晴らしいと思います。


<あらすじ>
物語は一人の老人"ムラカミ"の回想から始まる。

曖昧な記憶を辿るように、かつてここにあった幻の国マランシュが蘇る。 ムラカミはかつて、ヤンパオ帝国の特務機関としてマランシュに駐留していた。風吹く荒野に忽然と姿を現したこの国に、理想を求め、多くの人や民族が集まってきた。皇帝を中心としたマランシュ族、陸軍の騎兵隊を務めるメンガイ族、踊り子のカリオン族、地方の軍閥である馬賊、そしてヤンパオからの居留民たち。それら五つの民族の人々が、偽りの協和のもと、マランシュに共存していた。

メンガイ族の騎兵隊長バートルは、カリオン族の踊り子ミランと秘かに愛し合っている。しかしマランシュの皇帝プージェは、五族協和の象徴として愛娘フイシェンとバートルを結婚させようとする。バートルはミランへの愛と民族への想いの間で苦悶する。そしてメンガイ族の独立を信じ、フイシェンとの婚約を承諾してしまう。

一方、隣国オロルから亡命してきた大僧正ガルシンも、踊り子ミランに想いを寄せている。しかしその想いはミランによって拒まれ、その背後にバートルとの逢瀬があることを知る。ガルシンが皇帝プージェにその事実を密告すると、それを知ったムラカミが特務機関として暗躍していく。

政治、宗教、民族の対立...あらゆる人々の思惑が憎しみとなって渦巻くなか、バートルとフイシェンの婚約式が始まろうとしていた──

▼公演詳細▼
劇的舞踊「ラ・バヤデール―幻の国」
7月1日(金) ~ 3日(日) KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
7月8日(金)・9日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
7月16日(土) 愛知県芸術劇場 大ホール


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 東京ゲゲゲイをご存知? MIKEYこと牧宗孝が率いる異能のダンスチームで、ハイセンスかつ奇天烈なパフォーマンスは、一度見たらもうトリコ。

 そんな彼らが出演するエンタテインメント、ASTERISKの公演が今年もやってきます! 20155月に開催された『女神の光』は加藤ミリヤのテーマソング、総合演出・構成・振付・脚本を牧宗孝が手がけ、全公演ソールドアウト。

 そして今年はグリム童話『白雪姫』をベースに、人気作家・中村うさぎが原作書き下ろし。牧の演出・振付のもと、日本のトップダンサーが集結します。

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 今回は稽古開始を前に、東京ゲゲゲイのメンバー(MIKEYさん、BOWさん、MARIEさん、MIKUさん、YUYUさん)が集まる座談会にお邪魔しました。

 

・・・そもそも『白雪姫』というアイデアはどこから? 

MIKEY 誰もが知る物語で、魔女=悪役という定説をくつがえすお話を作りたかったんです。そんなとき、うさぎさんがメルマガで、「白雪姫は寝てるだけ。一番人間的な感情を持ってるのは魔女だ」と書かれていて、これだ! と。


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MIKEY


・・・今回は個性派俳優、加藤諒さんも出演。加藤さんは昨年の残酷歌劇『ライチ☆光クラブ』で共演されました。

MARIE そうそう諒くん、また一緒! 

BOW  諒くんて、普段もあのまんまです。もうちょいオカマっぽい感じかな(笑)

MIKEY  彼は数年前に私のダンスレッスンにひょいと現れて。「強烈なのが来たな」と。あのとき、「MIKEYさんの作品に出るのが夢」って言ってたけど、まさか実現するとは!

MARIE 『ライチ〜』のときは、役者さんたちの食いつきがすごくて。MIKEYさんの振付を体に入れようとする姿勢も勉強になりました。

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MARIE

YUYU  ホント、すべてが新鮮。失敗したことを明日は頑張ろうとか、今日は気持ちを変えてみようとか、得たものはいっぱいあります。

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 YUYU


・・・2013年結成の東京ゲゲゲイ、メンバーはMIKEYさんのスタジオの生徒さんだったとか。

MIKU 私がMIKEYさんと出会ったのは小学校5年生。MIKEYさんはほかのダンサーとは全く違っていて、見た瞬間に興奮しちゃって。絶対一緒に踊りたいって思ったんです。

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MIKU


MIKEY  ゲゲゲイではいつも私の頭にあることをみんなが体現する感じです。振付の意味はあえて言わないし、みんな聞かない。説明や言葉にベクトルをおいてないんです。自分の頭で描いたことを作り続けていきたい、ただそう思っています。

BOW 今回、MIKEYさんの演出で、どんな風に出演するのか、新しい白雪姫に私たちも期待してます。いろんな方が出演されるので、お客様に「ゲゲゲイってどれ?」って思われないようがんばらないと!


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BOW


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 東京ゲゲゲイ


なるほど彼らは、言葉を身体で表現、ダンスでメッセージを伝えるアーティストだと改めて実感! それにしても今回のASTERISKについてもう少し聞きたい、ということでPart.2ではMIKEYさんの単独インタビューをお届けします。

 

(取材・文/大西美貴)


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