ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事

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今年10周年を迎えている梅田芸術劇場を宝塚OGたちが祝う!
SUPER GIFT! ~from Takarazuka stars~』と題した公演がこの秋に上演されます。
出演は、剣幸杜けあき安寿ミラ姿月あさと湖月わたるこだま愛森奈みはる星奈優里彩乃かなみ
さらにスペシャルゲストとして、
紫苑ゆう、涼風真世、一路真輝、稔 幸、愛華みれ、真琴つばさ、和央ようか、水 夏希、大和悠河、壮 一帆
元男役トップスターも出演、
加えて大阪公演には宝塚歌劇団より専科の美穂圭子、華形ひかる、沙央くらまの出演も決定!

梅田芸術劇場での宝塚OG公演といえば、<TAKARAZUKA WAY TO 100th ANNIVERSARY>と題した公演が2014年に向けて上演されていたのも記憶に新しいですが、今回もまた素敵なショーが期待できます。

今回は2幕構成で、第1幕【10th Anniversary】では、梅田芸術劇場で上演されてきた演目を中心に、永遠に語り継がれる宝塚歌劇の曲を披露。
梅芸で上演された宝塚のレパートリーでは、『ME AND MY GIRL』『コパカバーナ』『Ernest in Love』『雨に唄えば』などがありますので、あの曲やあの曲も聴ける...のかもしれません!
第2幕は【Gift For You】と題し、今最も輝くスター達が皆様にお届けしたいギフトをつめこんだオリジナリティ溢れるショー...とのこと。
懐かしさと新鮮さ、両方から彼女たちの魅力を堪能できそうです。


この公演に出演される安寿ミラさんのポスター撮影風景を取材、さらにお話も伺ってきました。
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★ ポスター撮影風景レポート ★


名ダンサーでもある安寿さん。
さすがに身体のラインがとっても綺麗です。
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燕尾の裾をなびかせるために風を起こしているのですが、カメラマンさんの声がその風の音で邪魔されてしまうようで、安寿さん、苦労されていたようですが...。
それでもやっぱりビシっと決まるのが、さすがですね。
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今年、10周年を迎えている梅田芸術劇場。
大作ミュージカルからストレートプレイ、外国のプロダクションの招聘公演、宝塚歌劇団の公演まで幅広い舞台を上演していますが、宝塚歌劇100周年(2014年)へ向けて、元トップスターたちが集結した華やかなOG公演が行われていたのも印象的です。

そんな宝塚OGたちが、梅芸10周年にも集結、
SUPER GIFT!~from Takarazuka stars~』 と題した公演がこの秋に上演されます。
出演は、元男役トップスター剣幸杜けあき安寿ミラ姿月あさと湖月わたる
元トップ娘役からはこだま愛森奈みはる星奈優里彩乃かなみ

この顔ぶれですと...剣さん&こだまさんの元月組トップコンビ(初演のミーマイ!)、安寿さんと森奈さんの元花組トップコンビ(ブラック・ジャック!)が実現しますね。

さらにスペシャルゲストとして、紫苑ゆう、涼風真世、一路真輝、稔 幸、愛華みれ、真琴つばさ、和央ようか、水 夏希、大和悠河、壮 一帆元男役トップスター
加えて大阪公演には宝塚歌劇団より専科の美穂圭子、華形ひかる、沙央くらまの出演も決定!
豪華なステージになりそうで、期待が高まります。


この公演に出演される杜けあきさんのポスター撮影風景を取材、さらにお話も伺ってきました。
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★ ポスター撮影風景レポート ★


さすが元トップスター、どんなポーズをとっても決まる杜さん(しかも次々素敵なポーズが繰り出される)!
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ご本人も撮影したカットを見ながら「今のいいですねぇ」とその出来に満足そう。
また、まわりのスタッフさんにも「これ素敵ですね」等々、積極的にコミュニケーションを取っていく杜さんに、現場の空気も明るく軽やかになり、撮影も滑らかに。

さらには「昔の自分みたいねぇ! 二番手時代の顔(笑)」なんてコメントも...。
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アクションとセリフが一体となる迫力の"アクションプレイ"で魅せ、"笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい"演劇を作り出している30-DELUX

これまでも他団体とのコラボなど、様々な展開で新たなエンターテインメントの可能性を追求している彼らが、今回まったく新しいアプローチの公演を作り上げます。
名付けて〈30-DELUX Dynamic Arrangement Theater〉
能や落語、オペラやバレエ作品など、すでに親しまれている作品に30-DELUX独自のアレンジを加え、新たな作品を創出する公演形態とのこと!

そして今回ピックアップするのは、日本が誇る伝統芸能・歌舞伎
歌舞伎三大名作のひとつである『義経千本桜』を斬新な解釈で再構築、『新版・義経千本桜』として上演します。

その主人公・義経を演じるのは元宝塚雪組トップスター・水夏希

退団後もカッコイイ女性を数々演じている水さんが、どんな義経像を描き出すのか。
そして、もともとの歌舞伎のストーリーではあまり登場しない義経をメインに据え、どんな物語が生まれるのか。
どんな作品になるのか、楽しみな公演です。
もちろん歌舞伎でおなじみの狐忠信、いがみの権太、渡海屋銀平といったキャラクターも登場するようですよ!

この公演に主演する水夏希さん、そして30-DELUX主宰であり、殺陣指導もしている清水順二さんにお話を伺ってきました。


● 水夏希&清水順二 INTERVIEW ●

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殺陣をきちんと習っています(水)

――まず清水さん、この企画が生まれたきかっけを教えてください。

清水「30-DELUXは今回の脚本を担当してくれている西森(英行)さんと昔から交流があるのですが、その彼が尾上松緑さんとか歌舞伎俳優の方と一緒に歌舞伎のラジオドラマをやっていらしたりしていて、とても歌舞伎に精通しているんですよ。僕は歌舞伎を題材にした作品を以前からやりたかったので、西森さんに「ウチでやるとしたら何がいいかな」と訊いたら「『義経』じゃないですか!」と言われて。それを聞いた瞬間、うわ、面白そう! と思いました」

「歌舞伎(を元にした作品)は初めてなんですか?」

清水「初めてですよ! やっぱりそんなに簡単に出来るものでもないので。でも前回大衆演劇の話をやったので(『オレノカタワレ』)、ちょっと近いですね。ただきちっとした歌舞伎をもっと勉強して、大衆演劇との違いも出していかないと。もちろんいつもの30-DELUXのテイストに持っていってアクション・エンターテインメントにするつもりです。だから歌舞伎を知らない人でもすんなり観られるようにしたい。一方で歌舞伎のファンの方にも認めてもらえるものにしたいです。色々な方向にお客さまが動いてくれたらいいなと思ったんです」


――そして主役の義経が水さんです。なぜ水さんにオファーを?

清水「僕、宝塚は好きなのでもちろん水さんの舞台も何度も拝見しています。舞台姿を観ていてなんとなく思ったんです。この人、立ち回りをやったら絶対カッコいいだろうな、時代物も好きそうだなって。ダンスやパフォーマンスに定評のある方じゃないですか。でも立ち回りをやっているところ、あまり観たことがないな、って。とはいえ、今までにも30-DELUXには宝塚出身の方が参加してくれていますが、その中でも群を抜いたキャリアを持っている方なので無理かな、と思ったんですが、ダメもとで企画を出してみたんです」

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今週末、いよいよ待望の幕が開く2015年版『エリザベート』
日本では宝塚歌劇団雪組が1996年に初演。
そして東宝版としても2000年からコンスタントに上演されており、今までの上演回数は1067回を数えるほどの人気ミュージカルです。

その東宝版『エリザベート』ですが2015年版はキャスト一新
ヒロイン・エリザベート花總まり蘭乃はな
エリザベートを死へと誘うトート役には、井上芳雄城田優
エリザベート暗殺犯ルイジ・ルキーニ役は、山崎育三郎尾上松也
ほかのキャストもフレッシュな顔ぶれが揃いました。
さらに演出・舞台美術、衣裳も一新され新しい『エリザベート』が誕生します!

6月9日、初日を目前に控えた出演者たちが、帝国劇場にて意気込みを語りました。
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タイトルロールであるエリザベートを演じる花總さん
「いよいよ初日目前ということで、最後はもう自分を信じて頑張るしかないと思っています。頑張ります」と意気込みを。
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花總さんは1996年の宝塚雪組公演(つまり日本初演)でも同役を演じていた、いわば日本のオリジナル・キャスト。
東宝版『エリザベート』へは待望の出演です。
久しぶりにエリザベートという役に向き合っていることについて、
「改めてエリザベートという役は本当に難しい役だなと痛感しています。宝塚版と東宝版では思った以上に違いがあります。宝塚版ではカットされている場面が東宝版ではあったり、歌詞が違ったり、キーが違ったりもします。新たにこの作品でエリザベート役に挑戦する、という気持ちでやっております」と話しました。


また、同じくエリザベートを演じる蘭乃さんは、昨年・2014年花組公演『エリザベート』で同役を演じたばかり。
本作が卒業後初のミュージカル出演となります。
「昨年宝塚を卒業してから初めての舞台が、この帝国劇場で、しかもエリザベート役。大きなプレッシャーではありますが、素晴らしい共演者の方々やスタッフの方々、そして観に来てくださるお客さまに感謝の気持ちを忘れずに、エリザベートを演じたいと思います」と話します。
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また、初めて男優との共演も体験している蘭乃さん、
「(男性は)身体の大きさや厚みも違いますし、エネルギーがすごい。その中でも立っていられるよう、私もエリザベートのようにトレーニングを頑張っているところです」とのこと。

ちなみに「トレーニング」とは、城田さん主催(?)の<筋肉部>があるとのことで
城田「稽古中、ダンスや歌に活かせるように体幹や腹筋を鍛える筋トレをしていたのですが、おそらく彼女が一番出席日数が多いです。全カンパニーの中で蘭ちゃんが一番頑張ってくれましたね、筋肉部。エースです。...松也は......」
尾上「いつも参加したいんですが、たまたまその時用事が入っていて...」
城田「松也、筋肉部やる?っていうと「あ、ごめんちょっと用事が...」って言うんだけど、「じゃあごはん食べに行こう」と言うと「行く行く」っていうの。どっちだよ!」
尾上「筋肉部になると予定が入っちゃうんで...。気持ちは参加したいんだけど(笑)」

というやりとりも。

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■『RENT』2015年 vol.1■


今年も『RENT』がやってきます!

20世紀末のNY、セクシャルマイノリティー、HIVポジティブ、貧困、麻薬中毒...様々な現代的な悩みを抱えながらも、夢に向かって生きている若者たちの姿を描き、1996年度トニー賞では10部門にノミネート(うち4部門で受賞)という旋風を巻き起こしたロック・ミュージカル。
若者が抱えるセンシティブな感情が、『Seasons of Love』などの珠玉のナンバーで綴られ、世界中で熱狂的なファンを獲得している作品です。
(ちなみに今をときめくイディナ・メンゼルは本作のオリジナルキャストであり、本作は彼女にとってのブロードウェイ・デビュー作でもあります)

日本でもたびたび上演されている作品ですが、2012年にはオリジナル版の演出を手掛けたマイケル・グライフによる新演出版が登場、好評を博しました。
2015年もその新演出版での登場。
新キャストも加わり、どんな『RENT』が誕生するのか楽しみです!

★2012年版の特集はコチラから!


6月8日、本作の製作発表会見が都内ライブハウスにて行われました。
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■『トロイラスとクレシダ』vol.5■

「現代日本の姿も映す」シェイクスピアの問題劇、今夏上演
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シェイクスピア劇の中で、世界的に見ても特に上演機会の少ない異色作『トロイラスとクレシダ』がこの夏上演される。6月2日、都内にてこの作品の制作発表会が開催され、タイトルロールを務める浦井健治とソニンをはじめとする出演者たち、演出の鵜山仁らが登壇した。 

紀元前のトロイ戦争を背景に、男女の愛と裏切りと、国同士の戦いという二本の柱を軸に、一癖も二癖もある登場人物たちの姿が描かれていく作品。喜劇、悲劇、歴史劇のすべての要素があり、分類不能であることから"問題劇"と称されることも多い。だが翻訳を務める小田島雄志は「以前、イギリスの知人が『この作品は演出家が一番やりたがる本であり、観客が一番観たくない本である』と言っていた(笑)。ただ最近になって、人間というものははっきり割り切れるものではないという人間観が広まってきてから、この芝居が面白いのではという興味が観客側にも沸いてきたと思う」と、今上演することへの期待を語る。また演出の鵜山は「愛や信義、名誉といったプラスのもの、良きものが壊れていく時にどのくらいのエネルギーを出すか。その崩壊のエネルギーを極大に感じられた時、崩壊した後に生きていくには何が必要になるか、何が支えになるか、そういうことを描いた作品だと思っています」とポイントを話した。 

クリエイター陣の意気込みを聞き、出演陣からも作品の上演意義を深く掘り下げたコメントが続く。トロイの王子・トロイラスを演じる浦井は「鵜山さんが仰った『混沌から未来へ』というのがテーマなんだろうな思いながら伺っていました。結論が出ないけれど結局は進んでいかなきゃいけないというのがとても現代的であり、現代日本の姿も表しているのかなと思います」と話し、ヒロイン・クレシダ役のソニンも「喜劇なのか悲劇なのか歴史劇なのか...という話ですが、人生って、時に悲劇だったり、すごく滑稽だったり、美しかったり汚かったり、そういうものが混ざっている、混沌とした世界なんじゃないかなとふと思いました」と語る。ふたりともこの作品の世界が我々の世界と地続きであることを感じているようだった。 

この日の登壇者はほかに岡本健一、渡辺徹、今井朋彦、横田栄司、吉田栄作、江守徹。意気込みを熱く雄弁に語る共演者を見て、年長の江守が「みんなよくしゃべるのでひと言だけ...。新人のつもりで頑張ります」と話し、一同が大笑いする場面も。気心の知れた豪華出演陣が、この壮大な戯曲をどう舞台上に描き出すのか、楽しみに待とう。 
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公演は7月15日(水)から8月2日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。チケットは発売中。ほか石川、兵庫、岐阜、滋賀公演あり。



...ということで、6月2日に『トロイラスとクレシダ』の制作発表会見が行われたのですが、キャストインタビューなどすでにこの作品の魅力を続々とお伝えしていますげきぴあは、もう少し詳しくレポートをお届けします!

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■『トロイラスとクレシダ』vol.4■


トロイとギリシャが戦ったトロイ戦争のさなか、トロイの王子トロイラスと神官の娘クレシダの間で交わされた愛と裏切り。この愛憎劇は多くの人を巻き込み、戦争にすら影響を及ぼしていく...。
シェイクスピアの問題作と呼ばれる『トロイラスとクレシダ』にこの夏、演出家・鵜山仁と名優たちが挑みます。

げきぴあでは出演する浦井健治、ソニン、江守徹のインタビュー&ビジュアル撮影レポートを掲載しましたが、主人公・トロイラスを演じる浦井さんに、もう少し詳しくお話を伺ってきました。

※ひと足先に掲載した<チケットぴあニュース>での浦井さんインタビューはコチラ


◆ 浦井健治 ロングインタビュー 

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――早くも2度目のインタビューです。まず、物語について。トロイ戦争という紀元前の戦いを舞台にした本作ですが、浦井さんは現代的だ、と仰っていましたね。

「はい。主人公が死んだりするような劇的な悲劇が起こっていない、(物語が終わったあともその世界が)続いていく、それが現代的だなと思っています。ドラマチックな出来事よりも、この作品で描かれているのは人間の心理の移り変わりの早さや、その移り変わりが薄い皮の層を行ったり来たりするような繊細さ。そして情報によって人間は操られますし、この物語の中でもそういう人間の姿は見え隠れしますが、最終的には情報より、愛や憎悪といった"情"で動いてしまう人間の愚かさ、というところが僕にはとても面白く、そして現代でも起こっていることだなと思うんです。"ギリシャ劇"と言うとコロッセウムでの闘いに象徴されるような"肉体対肉体"というイメージがありますが、『トロイラスとクレシダ』でシェイクスピアが描いたのは"人間"。愛や信頼、裏切り、それに男女間の恋愛からくる争いごと。それは3千年前でも400年前でも、現代でも変わらないですよね」


――チラシの扮装も現代的な衣裳でした。

「人間関係や状況など、本当に現代でも起こりうることがこの中で描かれていると思いますし、(演出の)鵜山さんはそういう意図もあってあのビジュアルにしたのではないでしょうか」


――そして前回あまりお伺いできなかったトロイラスのキャラクターについて。現時点での印象を教えてください。

「序盤で「戦いをしたくない」というようなことを言う人なので、それがこの人物に対してとっつきやすい部分かなと思っています。でもこのトロイ戦争の中、王子というポジションの人間がそんなことはなかなか言えないはずなんです。それが彼の面白いところでもあり、ある意味浅はかなところでもある。ただ、それ故にまっすぐで、実は繊細なんだということが、行動やセリフのひとつひとつから浮き彫りになってくるのではと考えています」


――ちなみに彼はトロイの王子ですが...。ミュージカル界のプリンスと呼ばれている浦井さん、実は王子役は久しぶりでは?

「あれ? そうかな...本当だ、そうですね! シャルル(『ZIPANG PUNK~五右衛門ロックIII』、2012年12月~翌年2月)以来です。それなのに"ミュージカル界の王子3人"とか言っちゃってますね(笑)。でもトロイラスのことは王子というより、ひとりの人間として捉えています。王子というとキラキラしているイメージがありますが、最近イギリスのウィリアム王子のニュースなどを目にするにつけ、国の象徴だったり、任務だったり、そういうものを背負いつつ、ひとりの人間なんだよなって感じています。ウィリアム王子はそういう責任感が表情に出つつも人間的に魅力がある方なので素敵ですよね。役を演じる上で学ぶところもあるなあと思っています。トロイラスももちろん国を背負っています。でもなぜ「戦いはイヤだ」と言うかがキモになってくる。恋愛の中で学ぶこともあるでしょうし、それによってどう成長し、変化していくか、興味深いですね」
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ABBAのベニー・アンダーソン、ビョルン・ウルヴァースが音楽を手掛けたミュージカル『CHESS』
その音楽性の高さから熱狂的なファンも多く、世界各国でコンサート版として上演される機会も多い作品です。
日本でも2012年、2013年とコンサート版で上演、実力派揃いのキャストが美しい楽曲をみごとに歌い、大きな評判を呼び、着実に作品のファンを増やしていきました。

ストーリーはチェスの世界大会が軸。
アメリカ代表のフレディ、ソ連代表のアナトリーの対決の裏の心理戦、ふたりの間で揺れ動く女性・フローレンスとの三角関係といった人間ドラマのみならず、フレディとアナトリーの戦いを隠れ蓑に火花を散らす、冷戦さなかのアメリカ対ソ連の対決が、ドラマチックに描かれていきます。

現代日本に住む者にとっては少々馴染みの薄い"チェス"というゲーム、さらには"冷戦"というキーワードですが、演出家・荻田浩一の絶妙な手腕がほどこされたコンサート版では、知的でスリリングな展開が観客の心をぐっと掴み、その好評を経てついに2015年、"ミュージカル版"での上演が決定しました。

キャストは、奔放な性格のチェスの天才・フレディに中川晃教、国家を背負いチャンピオンに挑む苦悩のソ連代表アナトリーに石井一孝、自身も複雑なバックボーンを持ち、さらにフレディのセコンドでありながらアナトリーと恋に落ちる女性・フローレンスに安蘭けい...と、コンサート版のメンバーが続投。

そして、チェスの世界を支配する"審判"アービターには、歌唱力に定評のある田代万里生が新たにキャスティングされました!

今回はその新キャスト・田代さんのビジュアル撮影風景を取材、また少しお話も伺ってきました。

ビジュアル撮影レポート


田代アービターはこんなビジュアルです!
アービターは上演国によってかなり印象が変わるキャラクターではありますが、それにしてもコンサート版初演・再演ともまったく異なるイメージで、新鮮です。
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最初に「クールでスタイリッシュに」と言われた田代さん。こんなポーズです。
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ちなみに涼しげな顔で撮影に挑んでいる...ように見える田代さんですが、メガネ着用のため、角度によってはレンズがライトを反射してしまうので、顔の向きなど、かなり細かくカメラマンさんに指定されているんです。大変。

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最終舞台稽古は大盛り上がり!『アラジン』まもなく開幕
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劇団四季の新作ミュージカル『アラジン』がまもなく開幕する。5月20日、東京・電通四季劇場[海]にて最終通し舞台稽古が行われ、報道陣にその全貌が披露された。

『アラジン』は1992年に公開された劇場版長編アニメーションをもとにディズニーが制作、昨年3月にブロードウェイで開幕したミュージカル。今回四季が上演する日本版は世界で米国に続いて2番目というはやさでの開幕だ。物語は砂漠の王国アグラバーが舞台。3つの願いを叶えるおなじみランプの精、貧しい青年アラジンと王国の姫ジャスミンらが、ディズニーのアニメーションさながらのカラフルな世界で、ロマンチックに、コミカルに生き生きと動き回る。ランプをこすると登場するジーニー、空を自由自在に飛び回る魔法のじゅうたんといった不思議な現象もみごとに舞台上に再現され、楽しさいっぱい。舞台稽古という場でありながら、客席からは始終、歓声と笑い声、大きな手拍子が巻き起こっていた。

この日アラジンを演じたのは島村幸大。ピュアな笑顔が印象的で、等身大の男の子といった親しみやすさが、自分自身で幸せを掴みたいと願うアラジンのまっすぐさとリンクしていて好感が持てる。その島村は「とても華やかで、エンターテインメント性が高いステージですが、それだけではなく、ストーリーには深い感動があります。言葉を通して作品のドラマをしっかり伝えられるよう、誠実にまっすぐに役に向き合っていきたいと思います」とコメント。

また、朗々としたバリトン・ボイスと、アニメチックな動きや表情で客席を沸かせていたのがジーニー役の瀧山久志。ジーニーとアラジンを中心に、歌ありダンスありマジックあり、花火も登場する派手なステージングで魅せる1幕の『理想の相棒-フレンド・ライク・ミー-』は必見。キャスト陣が汗を飛び散らせ、笑顔を弾けさせて熱演する約11分のビッグナンバーだ。中でもタップを踏んだかと思えばマジックをし、ラップまで披露するジーニーがやはり光っていた。瀧山は「ジーニーは、場所も時代も超越した異界の魔人です。4月に劇団四季に正式に入団したばかりの私が、このような大役に挑戦する機会をいただき、とても光栄に思うと同時に身が引き締まる思いです。たくさん笑って最後にはほろっとなるこの作品の魅力をしっかりお届けできるよう、精一杯演じたいと思います」とコメントを発表した。

公演は5月24日(日)に東京・大同生命ミュージカルシアター 電通四季劇場[海]にて開幕。チケットは2016年5月31日(火)公演分まで発売中。



オープニングナンバー『アラビアン・ナイト』は、アラビアンテイストの音楽とダンスで観客を一気にアグラバーへと誘います。
同時に、メインキャストの顔見世的要素もあり、物語の幕が開く、ワクワク感が満載!
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劇団四季の新作ミュージカル『アラジン』の開幕が近づいてきました!
本日は5月18日に開催された、『アラジン』作曲家アラン・メンケン取材会レポートをお届けします。

『アラジン』公開稽古の様子はコチラ→前編 後編
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ミュージカル『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』の作曲家として一気に脚光を浴びたアラン・メンケン
ディズニー映画の音楽を数多く手掛け、日本でもおなじみの『美女と野獣』『リトルマーメイド』『ノートルダムの鐘』なども彼の作品。
アカデミー作曲賞、アカデミー歌曲賞の受賞・ノミネートも数多い、ミュージカル界の大巨匠です!

ちなみに『アラジン』を代表するナンバー『ア・ホール・ニュー・ワールド』もアカデミー賞の歌曲賞を受賞(1992年)。メンケン氏にとっては、前年の『ビューティー・アンド・ザ・ビースト』(『美女と野獣』)と2年連続の同賞受賞となりました。

この日、通し舞台稽古を観終えて会見場にきたメンケン氏。
まず感想を
「いま舞台を観させていただき、とってもとっても喜んでいます。見た目も美しいですし、今までも日本で自分の関わった作品をたくさん観ていますが、その中でも特に日本にぴったりの作品だなと思いました。本当に興奮していますし、とてもワクワクしています。とってもハッピーです」と絶賛の言葉で語りました。


――日本にぴったりというのは具体的にはどういった点が?

「自分の直感でしか語れませんが、観ていて本当に、皆さんがとても自然にそこに存在している、キラキラ輝いていると感じました。おそらく日本の皆さんがご覧になった方が、どういったところがぴったりかというのは感じていただけるかと思いますが、皆さんがとても自然にこの作品を受け入れてくださって、とても自然にそこに存在していたという点だと思います」

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