『トロイラスとクレシダ』制作発表レポート

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■『トロイラスとクレシダ』vol.5■

「現代日本の姿も映す」シェイクスピアの問題劇、今夏上演
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シェイクスピア劇の中で、世界的に見ても特に上演機会の少ない異色作『トロイラスとクレシダ』がこの夏上演される。6月2日、都内にてこの作品の制作発表会が開催され、タイトルロールを務める浦井健治とソニンをはじめとする出演者たち、演出の鵜山仁らが登壇した。 

紀元前のトロイ戦争を背景に、男女の愛と裏切りと、国同士の戦いという二本の柱を軸に、一癖も二癖もある登場人物たちの姿が描かれていく作品。喜劇、悲劇、歴史劇のすべての要素があり、分類不能であることから"問題劇"と称されることも多い。だが翻訳を務める小田島雄志は「以前、イギリスの知人が『この作品は演出家が一番やりたがる本であり、観客が一番観たくない本である』と言っていた(笑)。ただ最近になって、人間というものははっきり割り切れるものではないという人間観が広まってきてから、この芝居が面白いのではという興味が観客側にも沸いてきたと思う」と、今上演することへの期待を語る。また演出の鵜山は「愛や信義、名誉といったプラスのもの、良きものが壊れていく時にどのくらいのエネルギーを出すか。その崩壊のエネルギーを極大に感じられた時、崩壊した後に生きていくには何が必要になるか、何が支えになるか、そういうことを描いた作品だと思っています」とポイントを話した。 

クリエイター陣の意気込みを聞き、出演陣からも作品の上演意義を深く掘り下げたコメントが続く。トロイの王子・トロイラスを演じる浦井は「鵜山さんが仰った『混沌から未来へ』というのがテーマなんだろうな思いながら伺っていました。結論が出ないけれど結局は進んでいかなきゃいけないというのがとても現代的であり、現代日本の姿も表しているのかなと思います」と話し、ヒロイン・クレシダ役のソニンも「喜劇なのか悲劇なのか歴史劇なのか...という話ですが、人生って、時に悲劇だったり、すごく滑稽だったり、美しかったり汚かったり、そういうものが混ざっている、混沌とした世界なんじゃないかなとふと思いました」と語る。ふたりともこの作品の世界が我々の世界と地続きであることを感じているようだった。 

この日の登壇者はほかに岡本健一、渡辺徹、今井朋彦、横田栄司、吉田栄作、江守徹。意気込みを熱く雄弁に語る共演者を見て、年長の江守が「みんなよくしゃべるのでひと言だけ...。新人のつもりで頑張ります」と話し、一同が大笑いする場面も。気心の知れた豪華出演陣が、この壮大な戯曲をどう舞台上に描き出すのか、楽しみに待とう。 
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公演は7月15日(水)から8月2日(日)まで、東京・世田谷パブリックシアターにて。チケットは発売中。ほか石川、兵庫、岐阜、滋賀公演あり。



...ということで、6月2日に『トロイラスとクレシダ』の制作発表会見が行われたのですが、キャストインタビューなどすでにこの作品の魅力を続々とお伝えしていますげきぴあは、もう少し詳しくレポートをお届けします!

会見ではまずはクリエイターチームからのご挨拶が。

翻訳は小田島雄志さん。
シェイクスピア研究家でもある小田島さん、ウィットに富んだ語り口も魅力。
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「この作品は僕が学生時代にシェイクスピアに興味を持った時、イギリスでシェイクスピアをやってる知人に(どんな作品か)訊いてみると、「演出家が一番やりたがる本であり、観客が一番観たくない本である」と言っていました。つまり、演出家にしたら「俺だったらここはこうやるぞ」というものがある。でもお客さんにしてみると、悲劇か喜劇か歴史劇かワケのわからない、すべての要素がありながら芝居の途中でぷつんと終わっちゃうような芝居だからあまり喜ばない。...という評判の本です(笑)。
それが最近になって、人間というものははっきり割り切れるものではないんだという人間観が広まってきてから、「この芝居はけっこう面白いんじゃないか」という興味が観客側にも沸いてきた...今はちょうどそんな時期だと思います。
僕自身がこの舞台観たのは、文学座の1回目のシェイクスピアフェスティバルの時。これは面白いなと思ったけれど、<わからないけれど面白い>というものでした。でも今回は<わかった上で面白い>という作品になっていると思います。鵜山君の演出に僕は非常に期待して楽しみにしています」


と、小田島先生にハードルを上げられた演出・鵜山仁さん
「去年、文学座でシェイクスピア生誕450年にあやかって『尺には尺を』という作品をやった時、小田島先生が稽古初日のご挨拶で「これも面倒臭いけど、もっと面倒なものがある、それは『トロイラスとクレシダ』だ」と」仰った。それを聞いて「これだ!」と思いました(笑)」というエピソードを披露。
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そして作品の意図、上演の意図を以下のように話してくれました。
「基本的に愛とか信義とか名誉とか、プラスの性質である良きものが壊れていく時、どのくらいのエネルギーを出すかというところだと思っています。崩壊エネルギーを極大に感じられた時、おそらくそこから先、崩壊したあとに生きていくについて何が必要か、何が支えになるか...そこは観客席に委ねられることかもしれませんが、そういうことを描いた作品なのではないかと思っています。せいぜい崩壊する、というのが狙いです。
ヨーロッパとアジアの境目にある地域の話なので、色々な価値観が混在し、それがまたひっくり返ったりします。そういう混沌の中から未来の姿が見えてくるのか、というのは我々の問題でもあるし、その辺にも触れることができたら。それも芝居ですから、理屈でというよりも息遣いや表情で出てこないといけない、むしろそういうものこそ長い時間かけて伝わっていくのだと思います」

さらに今回の公演が、世田谷パブリックシアター、兵庫県立芸術文化センターという"公共"の施設と、文学座という民間の劇団の合同企画であることにも触れ(鵜山さんは文学座所属です)、
「ちょっと我田引水になりますが78年文学座で培ってきた劇団の力が、こうやって公共と、今まで劇場で経験を共にしてきた文学座以外のメンバーと交錯することで、より集団の力も個人の力もより増進するんじゃないかという期待のもとにやっている企画。そういうものの受け皿に公共劇場がなっていただけるということについては非常にありがたいこと。ただそもそも公共劇場というのは我々(国民)の劇場なので、我々の劇場を活用していくということが出来れば」とも話していました。


さて、次にキャスト挨拶です。
後の質疑応答で出た、「鵜山さんがキャストに期待すること」のコメント付きでお届けします。


まずトロイの王子・トロイラス役は浦井健治さん
「いま鵜山さんが仰った「混沌から未来へ」というのがテーマなのだろうなと漠然と思いながら聞いていました。僕が演じるトロイラスは開口一番で「戦争に行きたくない」と言っている。それが僕の中ではとてもインパクトがあり、とても人間的だなと思っているところ。そもそものトロイ戦争の話や色恋沙汰・恋愛が(表面的には)取り沙汰されていますが、トロイラスもそのことによって成長し、変化し、崩壊していく...という、人間的にも色付いていくところが面白いのかなと思っています。
そしてそういうところでも結論が出ない中、結局進んでいかなきゃいけないというところがとても現代的で、<ing>の話であり、現在の日本をも現しているのかなと漠然と思ったりしています。
本当にこの座組でやれることを幸せに思っていますし、とても緊張しています。そしていつも鵜山さんにお世話になるときに必ず敵対する役が岡本(健一)さんというのも、とても恐ろしくもあり(笑)、しっかりと食らいついていけるようにしたい。兄であるヘクター、父である王、錚々たる時代を背負ってきた諸先輩がたの背中をちゃんと見つめながら、信頼するクレシダことソニンと一緒にやっていけたらと思います」
と話します。
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そして鵜山さんによる、浦井さんに対する期待はこちら。
「浦井けんちゃんは...この芝居の中では「僕だけはまっすぐです」と言ってはばからないようなところがある役。それは世間知らずなのか、周りが見えてないのかはよくわからないけれど、この人ならピュアに生きられるかもしれない、というのが出てくれば」
(「けんちゃん」呼びが可愛いですね...)


ヒロイン・クレシダ役はソニンさん
「今回お話を頂いたときにふたつ返事で決めました。鵜山さんの演出、小田島さんの翻訳でシェイクスピア劇、そして以前『ヘンリー六世』に出させていただいた時に出演されていたキャストの皆さんも多くこのカンパニーにいらっしゃいますし、何よりも私の大好きな文学座の役者さんたちがいらっしゃる。そのほか豪華すぎるキャストの皆さんがいて、ノーという選択はなかったです。
そして、この原作を読んで...「あらら、これは難しいな」というのが第一印象でした(笑)。喜劇なのか悲劇なのか歴史劇なのか...という話がありましたけれど、ふと、人生というものは時に悲劇だったり、すごく滑稽だったり、美しかったり汚かったり...というものが混沌とする世界だと思うので、それがすべて混ざり合っている物語なのではないかと思いました。
この問題作の、今回のカンパニーの"正解"は鵜山さんの演出にまかせるとして、わたしはチャレンジ精神としてとても楽しみにしています。基本的にチャレンジが大好きなので(笑)」と話しました。
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鵜山さんによるソニンさんへの期待は
「女性が生きていくためにどういうエネルギーを発散するのか、雌のエネルギーと言うとちょっとアレですが、生きていくために何が必要なのか。策略とかではなく、女性が強く生きていくために必要なエネルギーを見せてもらいたい」とのこと。



岡本健一さんはトロイと敵対するギリシャ側。クレシダに求婚する将軍・ダイアミディーズ役です。
「そんなに先入観なく作品を読むと、僕はものすごく喜劇的だと思った。お客さんに「どっちか(判断を)任せますよ」ということを投げかけたりするのは演劇的でもあります。
戦争、権力、愛、そういった色々な物語が同時に進行していく中で、僕の担当するのは誘惑。というか...出会っちゃったわけですよね、女性と。休戦中ではあるけど敵国の女性と出会い、それはひとつの運命なんじゃないかなと思います。許されない愛とか禁断の愛とかそういう意識は一切なく、出会い、愛を囁き、語り、そこには戦争も関係なく、男と女の結びつきみたいなものを非常に感じます。"情欲担当"ですかね(笑)。この作品、それぞれ"担当者"がいるような気がする。この人が原因でこういうことが起こった...と。それも面白いと思います。愛あふれるシーンを作れるんじゃないかな。久しぶりにソニンさんに会いましたが、本当に美しいですから。僕たちギリシャの将軍全員ひとめぼれするような...」
で、ソニンさんが「あのフレーズみた時、整形しようかなと思った...」と苦笑していました。
いやいや、本当にキレイでしたよソニンさん。

岡本さんの鵜山さん評は「健一君は...出会いがしら、わき目もふらずつっこんでいくエネルギー。ちょいワルの役、やっぱり似合いますよね...("ちょい"じゃないんじゃない?と笑う岡本さんに...)すごワルか(笑)。ソニンとも話していたのですが(クレシダが)確信犯で(トロイラスを)裏切っていたのかどうかというところはある。エネルギーを大きくして、ガチでぶつかっていけば何か見えてくるんじゃないかな」



そしてトロイ王の長男(トロイラスの兄)で、英雄と謳われるヘクターは吉田栄作さん
「立場上長男ということもあり、国を背負って戦い抜き、ギリシャの兵士をバタバタと倒してきたのであろうけれど、なんだか本を読んでいるとどこかで本当はヘクターは戦いたくないのかな、血を流したくないのかなと思うところもちょっとあります。与えられているセリフの中で、そういうところが少しにじみでればいいのかなと思っています。鵜山さんとやらせていただくのもとても久しぶりなので、この共演者の方々とスタッフの方々と素晴らしい作品が出来たら。まずは稽古場で色々な化学反応が起こるのを勉強させてもらいつつ、楽しんでいければと思っています」と話しました。
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鵜山さんによる吉田さんへの期待は「かつての英雄が家庭を持った時、さあこれからどうする...と妙に背中に漂わせた英雄の役。色々なことをわかりながらも、自分の向かう方向はひとつという役だから、吉田栄作という人の歴史がここにかかってるんじゃないか、ここで語られるといいなと思ってます」とのこと。


...と、ここまでが<文学座外>の皆さまで、ここから<文学座>の皆さまです。
そのあたり、次の渡辺徹さんが面白く詳しく話してくださいました。
渡辺さんは弁舌巧みなクレシダの叔父・パンダラス役
トロイラスとクレシダの恋の取り持ち役でもあります。
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「今までご挨拶いただいた皆さんは、誰もが知っている皆さんで、話題の作品に出まくっている人たちばかり。ここからが文学座のメンバーになりますが、この作品、文学座としてもかなり力が入っております。ここだけの話なのですが、文学座の中に役者が160人くらいいるのですが、その中でも外で売れているメンバーだけを集めてみました!(場内笑) 文学座に帰ったら石を投げられるので公には言えないのですが...(笑)。それくらい力の入っているメンバーです。江守先輩をはじめ、今井、横田、ほかにも大勢頑張っているメンバーが集まっていますので、かなり面白いものができるぞ、しなければいけないなと個人的にも楽しみにしています」
...会見場を沸かせる渡辺さんです。

ほかにもパンダラスは唯一歌うシーンがあり、シェイクスピア(古典)だからオペラタッチで歌うのかどうするのかと鵜山さんにきいたら「月亭可朝みたいなかんじに」と言われ、相談しなきゃよかった...と思った話や、
「身内を持ち上げるのは何ですが、鵜山に任せておけば絶対面白くなる、面白くなかったらすべて鵜山の責任」と言い放ち鵜山さんの苦笑させたり、
「取り持ち役なので稽古場でもうまくみんなを取り持っていきたい」という意気込みが語られたり...と、サービス精神旺盛な多彩な話題を織り込んでのご挨拶でした。

そんな渡辺さんへの鵜山さんの期待は「パンダラスというのはすごく難しい役。広告代理店の人みたいな感じ。取り持ち役というのは第四次産業・五次産業みたいなもの。それが平和にまわってる時はいいのですが、ひとつ歯車が狂うととんでもなく不条理な存在になっちゃう。そういう面白さも極めて現代的だと思います」とのことです。


ギリシャ軍の将軍ユリシーズ役は今井朋彦さん
アタマの回転が早い策士...とのことです。
「このふたり(渡辺さん、横田さん)に挟まれると自分の貧弱さが身にしみます。腕力には自信がないのですが、せいぜい策略担当ということで同じ舞台に立てたらいいなと思っています。
シェイクスピアというのはどうしても、なんとなく敷居が高い、そういう意識があり稽古の始まる前は大きな荷物をしょって海を渡っていく前のような心境で(いつもは)臨んでいるのですが、今回は事前に台本を読んでいる時からあまりそういう感じがなく、わりと軽装で、地続きのところに歩んでいくような心境です。自分の年齢的なこともあるかもしれませんし、作品が持つ現代性みたいなことと繋がっているのかなとも思っております。稽古場でもあまり構えることなく、よく知った皆さんとご一緒できますので、リラックスしながらいい作品していけたらと思います」と話しました。
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鵜山さんによるコメントは
「知将という役なので少なくともアタマが良さげに見えなきゃきいけない。(そのもの言いにちょっと皆さんが笑っちゃってるところで...)それについては(今井さんは)遜色ないのですが。そればかりではなく、世界を引き回していく時に体力ばかりじゃない、姦策を弄して...ユリシーズのエネルギーってどこから出てくるんだろうね。やっていることはわかりやすいけれど、意外と背景が難しい役ですよね...」とディスカッションモードに入りかけてしまい、自ら「なんか稽古みたいになってきた!」と軌道修正する鵜山さんです。


そしてギリシャ軍の英雄で、ヘクターと一騎打ちに及ぶアキリーズは横田栄司さん
「シェイクスピアが書いてくれた英雄アキリーズはどこか人間臭くて、バカで、直情系。人間臭いアキリーズになったらいいなと思ってるところです。シェイクスピアはたくさんやってきたつもりではありますが、本当にイヤで、イヤでイヤでしょうがなくて、特にこの(稽古にはいる直前)時期。今も逃げ出したくて。だんだんシェイクスピアをやるのが怖くなります。でもさっき徹さんのスピーチを聞いて少し気が楽になりました。楽しんでやれたらいいなと思います」とのこと。
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数多くのシェイクスピア舞台に出演し、今回のメンバーの中で唯一、以前にも『トロイラスとクレシダ』に出演している横田さんの「シェイクスピアをやるのが怖い」という話には、のちの質疑応答でも具体的な質問が。

曰く、「シェイクスピアに限らないと思いますが、客席に作品が、自分たちの身近な物語でもあるんだと伝わるかどうかというのが自己満足ではなく、ちゃんとエンターテインメントとして伝わるんだろうかという不安。若い頃はわりと自己満足で乗り切れていた気がしますが、その不安が大きくなってきたんだと思う」とのことでした。

横田さんへの鵜山さん評はなかなか楽しかったです!
「わりと、ものすごい久しぶりですよね(一緒にやるのが)。さいたまのお芝居(=蜷川幸雄演出作)ももちろん拝見しているのですが、それこそ(上記の横田さんのお話のように)観客とあいまみえてずっとシェイクスピアをやってきた経験が、今度も衝突して発揮してくれると嬉しい。わりと劇団自体複雑なんですが、ずっと川向こう...川向こうって埼玉ということなんですけど(笑)(渡辺さんと今井さんが「荒川ね」「荒川の向こうってことだね」と話していたのも面白かった!)、さいたまでやってきた人と久しぶりに顔合わせて...みたいなところがあるので、そういう意味でも、こういう機会がないと会えないひとり。キャラクターの話からずれてきちゃいましたがよろしくお願いします」
...と、蜷川シェイクスピア常連の横田さんへの期待でした。



最後にトロイの行く末を憂慮するトロイ王、プライアムは文学座の重鎮・江守徹さん
江守さんへの鵜山さんの期待は「江守さんは、これから崩れていく王国の主なので...先ほどから言っていた、"崩壊するエネルギー"の原子核みたいな役。いながらにしてここに、エネルギーが蓄積されているんだなというところを見せていただければ」とのこと。
ぴったりですね~。
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そして当の江守さんは
「みんなよくしゃべるので...ひと言だけ。新人のつもりで頑張ります。よろしくお願いします!」という挨拶でどっと沸く場内でした。


本作は総勢26名という大所帯で、さらに2名のミュージシャンが毎公演ライブで演奏。
最後には殺陣も充分あるだろう、とのこと。
舞台セットも現時点では、客席と舞台面が一緒のフラット形式でやることになっているそうで、臨場感あるスケールの大きな作品が期待できそうです。

なんだか様々な要素を聞くにつれどんどんオモシロそうな予感が高まってきますねえ...。
『トロイラスとクレシダ』、どうなるのか楽しみです!
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取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)



【公演情報】
・7月15日(水)~8月2日(日) 世田谷パブリックシアター(東京)
・8月15日(土)・16日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
・8月20日(木) 大垣市民会館 ホール(岐阜)
・8月23日(日) 滋賀県立芸術劇場 びわ湖ホール 中ホール
※ほか、石川公演もあり。

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