30-DELUX『新版・義経千本桜』水夏希&清水順二インタビュー

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アクションとセリフが一体となる迫力の"アクションプレイ"で魅せ、"笑って、泣けて、考えさせられて、かっこいい"演劇を作り出している30-DELUX

これまでも他団体とのコラボなど、様々な展開で新たなエンターテインメントの可能性を追求している彼らが、今回まったく新しいアプローチの公演を作り上げます。
名付けて〈30-DELUX Dynamic Arrangement Theater〉
能や落語、オペラやバレエ作品など、すでに親しまれている作品に30-DELUX独自のアレンジを加え、新たな作品を創出する公演形態とのこと!

そして今回ピックアップするのは、日本が誇る伝統芸能・歌舞伎
歌舞伎三大名作のひとつである『義経千本桜』を斬新な解釈で再構築、『新版・義経千本桜』として上演します。

その主人公・義経を演じるのは元宝塚雪組トップスター・水夏希

退団後もカッコイイ女性を数々演じている水さんが、どんな義経像を描き出すのか。
そして、もともとの歌舞伎のストーリーではあまり登場しない義経をメインに据え、どんな物語が生まれるのか。
どんな作品になるのか、楽しみな公演です。
もちろん歌舞伎でおなじみの狐忠信、いがみの権太、渡海屋銀平といったキャラクターも登場するようですよ!

この公演に主演する水夏希さん、そして30-DELUX主宰であり、殺陣指導もしている清水順二さんにお話を伺ってきました。


● 水夏希&清水順二 INTERVIEW ●

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殺陣をきちんと習っています(水)

――まず清水さん、この企画が生まれたきかっけを教えてください。

清水「30-DELUXは今回の脚本を担当してくれている西森(英行)さんと昔から交流があるのですが、その彼が尾上松緑さんとか歌舞伎俳優の方と一緒に歌舞伎のラジオドラマをやっていらしたりしていて、とても歌舞伎に精通しているんですよ。僕は歌舞伎を題材にした作品を以前からやりたかったので、西森さんに「ウチでやるとしたら何がいいかな」と訊いたら「『義経』じゃないですか!」と言われて。それを聞いた瞬間、うわ、面白そう! と思いました」

「歌舞伎(を元にした作品)は初めてなんですか?」

清水「初めてですよ! やっぱりそんなに簡単に出来るものでもないので。でも前回大衆演劇の話をやったので(『オレノカタワレ』)、ちょっと近いですね。ただきちっとした歌舞伎をもっと勉強して、大衆演劇との違いも出していかないと。もちろんいつもの30-DELUXのテイストに持っていってアクション・エンターテインメントにするつもりです。だから歌舞伎を知らない人でもすんなり観られるようにしたい。一方で歌舞伎のファンの方にも認めてもらえるものにしたいです。色々な方向にお客さまが動いてくれたらいいなと思ったんです」


――そして主役の義経が水さんです。なぜ水さんにオファーを?

清水「僕、宝塚は好きなのでもちろん水さんの舞台も何度も拝見しています。舞台姿を観ていてなんとなく思ったんです。この人、立ち回りをやったら絶対カッコいいだろうな、時代物も好きそうだなって。ダンスやパフォーマンスに定評のある方じゃないですか。でも立ち回りをやっているところ、あまり観たことがないな、って。とはいえ、今までにも30-DELUXには宝塚出身の方が参加してくれていますが、その中でも群を抜いたキャリアを持っている方なので無理かな、と思ったんですが、ダメもとで企画を出してみたんです」

――水さんはそのお話が来た時にどう思われましたか?

「仰るとおりで、本当に立ち回りをやりたいなと思っていて。もちろん宝塚でもやりましたが、その作品のためだけに振りがついて、その場しのぎでやってきたので、基礎からやりたいと前から思っていたんです。この話を頂いた時、「こうなったらやるしかない」というチャンスをいただけたと思いました」

清水「すでに、うちの道場に6回くらい来てくれているんです。殺陣の基礎の。忙しいのに、スケジュール大丈夫ですか?ってくらいに」

「もう、たいへん(笑)」


――立ち回りの基礎というものがあるんですね!?

「あるんですよ~」

清水「バレエでも一番・二番(ポジション)とかがあるでしょ、そんな感じで"基本十手"とかあります。正眼・上段・真っ向・八相...というような名称から全部覚えてもらっています」

「すごいですよ、なんかもう...すごい(笑)! 道場だもん」

清水「居合い道場みたいな雰囲気ですよね。でもダンスには基礎があって、歌にも発声など基礎がある。それと同じように殺陣にも基礎があるので、30-DELUXでは付け焼刃で振りを渡し、お客さんにそれっぽく見えるようごまかすというのはやりたくないんです。だから参加してもらう人には道場に来てくださいと誘うのですが、忙しい方が多いので来られない場合が多いんですよ。来ても1・2回とか。水さんなんかすごく忙しいから、それこそ数回しか来れないかなと思っていたら、もう今の段階(5月)で6回も来ている。まだほかの舞台の稽古中なのに、その稽古が終わったあとに道場に来る! 逆に大丈夫ですか水さん!? と思ってますよ(笑)」

「でも楽しいんですよ。最初は道場に行くのが週に1回とかで、やったことをすぐ忘れてしまっていたんですが、だんだん間が詰まっていくと型の名前も覚えるし、他の方がやっているのを見るのもだんだん楽しくなってくる。あと、木刀でやっているのですが、最初は(振り回す勢いに持って行かれて)刀が止まらなかったのが、ぴたっと止まるようになる。そんな感じも楽しくなってきています」

清水「もともと身体の基礎や軸が出来ているんですが、楽しさをわかってくださったので、そうすると上達もびっくりするくらい早いですよ」

「いやぁ、でも難しい! やっぱり"振り"になっちゃうんですよね。踊りになっちゃうの。手は覚えるんだけど、頭でやっちゃうので、人がいないのに斬り込んじゃうとか、「おかしいよね、それ」みたいなところがたくさんあって。そこを抜け出すのが大変です」

清水「殺陣ってちょっとコツさえ覚えればいいんですが、(一般的に)そのコツをなかなか教えないんですよ。振付けとして渡して、本番に間に合わせちゃうんですよね」

「そうそう、だからこういう場があるのはありがたいし、楽しいです」
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――ちなみに水さん、30-DELUX自体にはどんな印象を抱いていましたか?

「なんせ(立ち回りの)手が多い! これをやるのかと思ったらちょっとひるみました(笑)」

清水「手数はあえて多くしています。水さんは『オレノカタワレ』も観に来ていただいたのですが、あれはどちらかというとドラマが中心で手数は少ないほう。その分、ワンシーンに入っている手数を増やしました」

「そうなんですよ! すっごいの!」

清水「(笑)。でもそこが30-DELUXの"売り"だと思っているので。単に殺陣の手数をたくさん見せたいということではなくて、手数を多くしたらその一手一手のドラマ、意味をちゃんとつけて(演者に)渡したい。実は結構、膨大な作業なんですよ」

「しかも結構(立ち回りが)ありますよね、『義経』は...」

清水「『オレノカタワレ』の3倍くらい(笑)」

「わー(笑)」



宝塚を辞めたての男役ではなく、今の自分だからこそできる義経を(水)


――そして、題材が『義経千本桜』です。

「...勉強しなきゃな、って思いました(笑)。とっても勉強しなきゃ!と」

清水「元々の『義経千本桜』はものすごいボリュームがあるので、読んでいても1時間くらいで眠くなっちゃいますよね」

「長いですし、わりとややこしいですよね。私もお話を頂いた時から調べ始めましたが、「日本語なのに意味わからない!」みたいな感じ(苦笑)。誰がどの役をやると伺って、アタマの中に登場人物が入ってやっと理解し始めました。でも多分舞台になったら、文字じゃなくて人が演じていきますし、長~いストーリーが上手に組み立てられていて、すごく見応えのあるものになりそう。頭を使うけど疲れるのではなく、爽快感がある作品になるんじゃないかなと思っています」

清水「まさに、テンポ感で最後までみせていくものになりますよ。でも脚本の西森さんに「普通にやったらどれくらいかかりますか」と聞いたら「10時間くらい」と言われて、「10時間を2時間ちょっとにしてください」「出来ない、無理!」「それでも最後までやりきりたい!」という戦いがありました(笑)」

「全編やりきりますもんね!」


――歌舞伎でも全編上演されることなんてほぼないのに、すごいです!

清水「しかもオリジナル(の展開)へもっていきますよ。原作で大事なところはちゃんとやりつつも、ドーンとオリジナリティを出していこうと」

「『義経千本桜』自体も、史実ではないファンタジー。それをさらに30-DELUX流ファンタジーにするってところがすごく面白いな、ぴったりだなあと思いました」

清水「そして水さんが、女性だけど男として生きる義経を演じるというところにすごく意味を感じていて、楽しみなところです」


――義経が実は女性だった、というのも今回のオリジナリティですね。元男役の方はこういう、いわゆる"男装の麗人"といったタイプの役が来ることがほかの女優さんに比べて多いのかなと思います。こういう役に挑むお気持ちは?

「そうですね、ふられがちですよね。ただ"男装の麗人"タイプの役ってだいたい、男気で生きていく役が多いんですよ。女性でありながら男前に生き抜く。でも今回の義経はそうではない女性像。女性でありながら男性として生きざるをえなかったことについて受け入れていない自分がいる、というのがすごく違う。宝塚では自分が希望して男役をやっていた、つまり"男として生きることを全面肯定していた"のですが、今回は"否定している人生を生き抜く"。全然違うエネルギーでやらなきゃと思います」


――その義経を今の段階ではどう捉えていますか?

「まだプロット段階ですが、その中に「戦いで人を斬っていくことは、自分の心を刻んでいくことだった」というような言葉があり、そこがズシンときました。切なさと言いますか、内に秘めた、生まれながらの自分として生きることの叫びというか...。そこの部分で、今だからできることがあるんじゃないかなと思っています。宝塚を辞めたての男役ではなく、退団してから5年、女とは何ぞやと考え自分の中でも葛藤した今、出会えて良かったのかなと」

清水「その葛藤してきた5年間で、何か見つかったんでしょうか?」

「本当に単純なことから言うと、スカートを履くことから違和感があったんですよね、20年間ずっとパンツでしたので。スカートを履くと居心地が悪い。それがだんだん楽になってきて、むしろスカートの方が楽だなとこのあいだ思った瞬間がありまして、すごい変化だなと自分でも思いました。あと、男性が出来ることで女性である自分はできないことがあるんですよ。そこは諦めざるをえない。自分の生まれながらの性を認めざるを得ないという気付きですね。今も『マスカレード~FINAL』(5/27~31に上演)でDIAMOMD☆DOGSやほかの男性ダンサーと一緒にやっていますが、男性の中で女性ひとりだけなんですよ。そうすると、みんなが出来ても女性の筋肉では絶対に出来ないことがある。そういう、生まれたまま、自分が持っている引き出しでやるしかないというところが、今回の"自分の生き方を自分で決める"というストーリーにもリンクするなと思います。その上で、この役に出会えたことでまた、新しい自分の引き出しが出来ればいいなと期待しています」

清水「女性だけど男として生きていかなきゃいけないという部分を、すごく水さんだったら素敵に表現してくれそうな感じがして楽しみです」
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実は宝塚で殺陣の指導をしたことがあります(清水)


清水「ところで僕は宝塚で殺陣を指導したこともあったりするんですが、水さんだったら立ち回りも...」

「え!? ちょっと待って、そうなんですか?」

清水「あれ、知らなかったですか? 香寿たつきさんの退団公演『ガラスの風景』(2003年)で。ビリヤード場での乱闘シーン、僕は演出の謝(珠栄)先生に80人の乱闘を「30分で殺陣つけてー」と言われて。「30分で80人の殺陣をつけるんですか!?」という現場でしたけど、タータンさん(香寿)、安蘭(けい)さんたちに「殺陣むずかしいわ、なんやねん!」って言われながらやりました。でもその時、宝塚ってすごいんだなって思って、そこから興味持ったんです。水さんの現役時代の舞台も観ていますよ」


――宝塚時代の水さんはどんな印象でしたか?

清水「持ち上げるわけではないですが、他の人とは何か違う異質な感じがありました。"割り切った感じ"というか。変な表現で申し訳ないのですが「わたしいつ宝塚やめても大丈夫です」みたいな感じ。もちろん宝塚に誇りは持ちつつも」

「あぁ、それはありました。宝塚というか、いつ死んでもいいと思いながら舞台に立っていました。今日これが終わりでもいい舞台をしようと思っていました」

清水「そう、そういう感じ! 僕もそこは同じようなことを思っています、常に"旗揚げ解散公演"のつもりで、この芝居でコケたら俺の役者生活も演劇生活も終わり、と思ってやっています。だから共感が持てるなと思っていたんです。で、すごい人気の方だし、もともとダンスの上手い方だと思っていましたが、ネットやファンの方のツイートをみてみると「宝塚史上、一番アクションのできる方です」と書いている方が何人もいる。100年の歴史の中、水さんが一番だと言う方が何人もいるんですよ。どんなに上手いんだろうと思っていたんですが、今、稽古をしていて非常に面白いですね。歌劇団で殺陣を指導したり、うちに出ていただいたりして、宝塚の方たちとたくさん仕事をしていますが、水さんは基礎の部分や吸収のスピードがちょっと群を抜いているんですよ。だから、普段は(ゲスト出演者の殺陣は)難しいところに行き過ぎないで、正統派な手を付けることが多いのですが、水さんならちょっとマニアックな手もできそうだなと思ってます。くるくる無駄に刀を回したりね。そうするとカッコイイんですよ!」

「うわ、大変(笑)」



水さんのコメディが見たい!(清水)


「でもちょっと面白い部分もあるんですよね? 息抜きの場面が」

清水「プロット読んでいても、平家方の話とか、これ完全にコメディだよという感じ。本当は全編コメディにしたいくらい(笑)。最後だけカッコよくしてね。水さんのコメディも見たいじゃないですか、やっぱり」


――30-DELUXはすごくアドリブも多いですし、しかも"ここはアドリブのシーン""笑いを取るまで許されない"みたいに設定されているところもありますよね。

「ありますよね! ホント、嫌だよね(笑)。(その時間)着替えているからやっててください、って言いたい。苦手なので。宝塚でもアドリブはありましたけど、宝塚のお客さまは優しいから、笑ってくれるの。私、古典コメディをやったことがありますが、本当に難しかった。古典なので、"間"で笑わせるんですよ。難しくて、本番始まっても毎朝、先輩にお稽古をしてもらっていたくらい。でもちょっとスベッちゃったなと思ってもお客さまは笑ってくれるんですよ、優しいの、みんな...!」

清水「そういう宝塚のイメージで見るお客さまにしたら、(30-DELUXの舞台は)ここで笑えるの、キャー! みたいに、ちょっとしたズレも面白いですよね」


――ほかの出演者の顔ぶれをみても、新鮮で面白そうです。

「私、初めましての方ばかりです。坂元健児さんと馬場良馬さん以外は初めて」

清水「でも水さんの義経と、馬場君の弁慶の組み合わせが僕、個人的に好きです! 弁慶ってゴツいイメージがあると思いますが、今回はちょっと男前でスタイリッシュな弁慶。いわゆる弁慶らしい大芝居じゃなくて、映像的な(クールな)お芝居をしてくれそうですよね。それに静御前の新垣里沙さんとの、この3人のシルエットがもう想像しただけで美しいじゃないですか。この源氏チームのやりとりが楽しみです」

「私はなんと言っても皆さんのアクションが楽しみです。飛んだり跳ねたりするでしょ?」

清水「アンサンブルメンバーもそうですし、佐野岳君と聖也君というアクロバットのスペシャリストもいますので、これは見ものになるんじゃないかな」

「ですよね!」
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水さんに花道から登場してほしい!(清水)


――もう少し、公演全体のことをお伺いさせてください。30-DELUXの舞台はセリフと殺陣で物語を紡ぐ"アクションプレイ"で魅せていますが、今回はさらに、伝統芸能をアクションプレイで描き出す新しい公演形態<Dynamic Arrangement Theater>と謳っています。プロットを読んでいても所々に『義経千本桜』以外の歌舞伎作品を彷彿とさせるシーンがあるようですが、もしかして歌舞伎全体を取り込むような壮大な目論見があったりしますか?

清水「おっしゃるとおりです。(脚本の)西森さんがここのシーンはこの歌舞伎の題材を投影していますとか、意識してます、というようなことをやっています。舞台美術もそういうものを少しずつ意識して作っていこうと思ったりもしています。でも真似をするのではなく、我々のテイストでそういった意識を取り入れていこうというものですね。歌舞伎好きな人には、そういうところもワクワクしてもらえればと思います」

「今まで30-DELUXを観たことがない方も来てくれたら嬉しいですね」

清水「そうですね。そもそも水さんのファンも、今までうちに出てくださった宝塚出身の方のファンともまた違う客層かなと思っていますので、楽しみです」


――ちなみに新しい公演形態ということですが、今後の野望などは?

清水「僕らすぐ、先のことをイメージしたがるんですよね~! ということで、常設の花道があるような大きな劇場でやりたいですね!! 今回の公演を成功させて、<好評につき○○○○○で再演>!」

「いいですね~。花道、やりたいですね!! でも名古屋公演は花道があるんでしたっけ?」

清水「名古屋市北文化小劇場ですね。たった300人しか入らない小劇場なんですが、本格的な歌舞伎の花道があるんです。花道で立ち回りもできちゃう、本格的な太い花道」


――そこで観たいですね!

「そこ、チケット売れちゃうよね」

清水「宣伝してはいけないくらいだと思います(笑)」


――サンシャイン劇場には花道は作らないんですか?

清水「歌舞伎座や新橋演舞場みたいな客席を走る花道は無理ですね。客席に花道を作ると、席をずいぶんつぶさなきゃいけないので、もったいないから。やっぱりたくさんのお客さまに観ていただきたいので。客席を通る花道は名古屋だけのプレミアム公演ですね。でも客席の中、花道をたたたっと登場してくる水さんが見たいですねぇ~」


――ぜひともいずれ東京でもお願いしたいです。もちろんその場合も水さん主演ですよね?

清水「そうですよ! 義経(役)にすべてを賭けていますので。もちろんほかのキャストもとっても大事ですが、同世代の人に主演を張ってもらいたいというのはあるんです。僕、30歳のときに同い年4人で立ち上げたのが30-DELUXなんですよ。それもあって」

「今回はこの世代、多いんですよね? 演出の伊勢さんも同い年?」

清水「そうです。坂元さんがいっこ上。同世代の役者が看板を背負ってくれるのはすごく安心感があります。困った時に相談に乗ってくれるんじゃないかと(笑)。逆に看板が困った時にも相談に乗りやすいし、「大丈夫だよ、頑張ろうぜ」みたいな体育会系でいけることもありますしね。...あと、うちにとって女性が看板というのは、実は初めてなんですよ」

「えー、そうなんですか!」

清水「そうなんですよ。それも楽しみでしょうがないですね」
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取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)


【公演情報】
7月16日(木)~20日(月・祝) サンシャイン劇場(東京)
7月22日(水)・23日(木) 名古屋市北文化小劇場(愛知)
7月28日(火) 福岡市民会館 大ホール
7月30日(木)・31日(金) サンケイホールブリーゼ(大阪)

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