Teamげきぴあのカンゲキ日記の最近のブログ記事

『サイド・ショウ』、再演決定!

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●ヒラノの演劇徒然草●

貴城けい&樹里咲穂のW主演で昨年、日本初演され、大きな話題となったブロードウェイミュージカル『サイド・ショウ』

実在の結合双生児、デイジー・ヒルトンとヴァイオレット・ヒルトン姉妹の数奇な半生を描いた作品ですが、主演のふたりの驚くほどに息のあった双子っぷりや、『ドリーム・ガールズ』を生んだヘンリー・クリーガー手がけるパンチの効いたナンバーの数々が日本のミュージカルファンの間でも大きな話題となり、公演終了後もたびたびコンサート・バージョンで上演されている、人気ミュージカルです。

その、『サイド・ショウ ミュージカルライブ』が6月18日に再び行われましたが、その席で、ミュージカルとしての再演決定が発表されました。
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☆かねこのぶろぐ☆

コクーン歌舞伎って結構クセになる芝居じゃないかしら?と勝手に思っています。
なぜそう思うのかと言うと、歌舞伎で知っている演目のはずなのに、コクーンで観るとまるで初めて観た芝居のような、不思議な感覚になることが結構あるんですよね。
そうすると、ぐるぐると頭で考えたり新しい感情がドドドっと押し寄せてきて、観終わった後にやや放心状態になってしまう。
で、また見たくなる。

もうひとつ、
演出の中に串田監督の解釈が加わるから、演じている役者も(おそらく)回を重ねるごとに昨日までと違う発見があると思うのです。
すると、昨日よりも今日、今日よりも明日とどんどん進化していくんじゃないかしらと。
で、口コミが気になったりしているうちに、気がついたらまた見たくなっちゃう。
ね?クセになる要素があるでしょ。

と前置きばかりが長くなりましたが、私も早速観てきました。

梅雨時だから観たい芝居!?

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●よこやまのステージ千一夜●

 

いよいよ6月、衣替えの時期になり、
関東も先週より梅雨に入りました。
今日はこんな季節にピッタリなお芝居、
新国立劇場演劇「雨」(6月9日開幕)をご紹介します。
冒頭、豪雨のシーンから始まる本作
先日、ニュースでも公開稽古の様子をご紹介いたしましたが、
ここではニュースでは書ききれなかったこぼれ話をお届けします。

 

この作品は、昨年4月に急逝した井上ひさしさんが1976年、オーストラリア滞在中に一気に書き上げ、同年に初演。
今回は『太鼓たたいて笛ふいて』『私はだれでしょう』『きらめく星座』『花よりタンゴ』『國語元年』『組曲虐殺』など、
数多くの井上作品を手がけてきた栗山民也さんが本作を初めて演出します。

 

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色(=妻・おたかの美貌)と欲(=大金)に目がくらみ、
行方不明となっている東北・平畠の紅花問屋の旦那・喜左衛門になりすます屑拾いの徳を演じるのは、
市川亀治郎さん
彼の運命を握る喜左衛門の美しい妻・おたかには、永作博美さん

 

市川亀治郎さんは先週の5月27日(金)まで、
明治座で五月花形歌舞伎の昼の部(『義経千本桜』より『川連法眼館』の段)に出演しながらの稽古。
また永作さんも出産後、撮影に挑んだ映画『八月の蝉』が、興行収入10億円(!)を突破し、現在公開6週目に突入。

様々なメディアに引っ張りだこのおふたりが井上作品に挑みます。

新国立劇場演劇「鳥瞰図」

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●よこやまのステージ千一夜●

 

5月10日(火)に初日を迎えた新国立劇場演劇「鳥瞰図」
この作品を5/12(木)に拝見しました。

「鳥瞰図」は、3月に げきぴあ"舞台のウラ話 from サスペンデッズ"
コメントも寄せてくださったサスペンデッズ早船聡さんの作品。

2008年6月に新国立劇場の企画「シリーズ・同世代」
三作品連続上演の1本として初演され、
今回は再演
演出は前回と同じ松本祐子さん。


町の面積の3/4が埋立地という東京湾岸のある町。
そこで女将の佐和子(渡辺美佐子)と息子の茂雄(入江雅人)は、
三代続いている釣り船宿を営んでいる。
この船宿は心に何かしら欠落感を抱えながらも明るく前向きな地元の常連客が集まり、
日ごと賑わいを見せている。
暑い夏の日、ミオ(野村佑香)と名乗る少女が船宿を訪れ、
聞けば彼女は家を出ていった佐和子の長女の娘だという。
その来訪を機に失われた町の様子や彼らの触れられない過去が露になって......。

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                       撮影:谷古宇正彦(以下同)

出演は
渡辺美佐子さん、入江雅人さん、野村佑香さん、八十田勇一さん、
弘中麻紀さん、浅野雅博さん、佐藤銀平さん、品川徹さん。
入江さんは初参加、他の方は続投です。

●よこやまのステージ千一夜●


なかなかのご無沙汰になってしまった「げきぴあ」ですが、
今回はGW明けの大型公演、
ブロードウェイミュージカル「スウィーニー・トッド~フリート街の悪魔の理髪師~」
ご紹介いたします。

青山劇場で行われるこの舞台、平日夜の公演はチケットにDVDが付くそう。
お買い得ですね。予習教材つき(笑)!いや、復習教材つき?
気になった方は、こちらをクリックしてみてくださいね。

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先月、公開稽古の様子をニュース配信したのですが、
お邪魔した4/18の稽古一週間目で
もう1幕が終了するというスピード進行でした。
(あれから3週間。きっと今はものすごい練られているに違いないですね)

というのも、2007年の宮本亜門版「スウィーニー・トッド」に出演したメンバーが
かなり続投しているので、
(今回、主要メンバーで初登場なのは田代万里生と安崎求)
皆さん、スティーヴン・ソンドハイムのリズムも音程を取るのも一苦労なこの曲に
難なく立ち向かえている様子。
主演の市村正親さんが「稽古初日の日にほとんど譜面を離して稽古がやれている状態」と話されていたので、
これは仕上がりが楽しみです。

 

第36回菊田一夫演劇賞

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●ヒラノの演劇徒然草●

4月25日、第36回菊田一夫演劇賞の授賞式が行われました。

菊田一夫演劇賞とは、菊田一夫の業績を伝えるとともに、演劇の発展のために大衆演劇の舞台ですぐれた業績を示した人々を表するもの。

菊田一夫とは数々の舞台の原作・脚本・演出を手がけた、昭和を代表する演劇人です。
森光子の『放浪記』の脚本・演出や、『風と共に去りぬ』の脚色、宝塚歌劇団で今も再演を繰り返す名作の数々など、彼が手がけた作品は枚挙にいとまがありません。

今回、第36回の受賞者は下記の方々。

【演劇大賞】
平幹二朗
(ミシマダブル「サド侯爵夫人」のモントルイユ夫人、「イリアス」のプリアモス王の役の演技に 対して)


【演劇賞】
山崎育三郎
(「モーツァルト!」のヴォルフガング・モーツァルトの役の演技に対して)
大塚千弘(「レベッカ」の『わたし』、「ゾロ ザ・ミュージカル」のルイサの役の演技に対して)
山路和弘(「宝塚BOYS」の池田和也、「アンナ・カレーニナ」のニコライ・カレーニンの役の演技に対して)
マキノノゾミ(「ローマの休日」の演出・脚本の成果に対して)

【特別賞】
大地真央
(600回を超える「マイ・フェア・レディ」のイライザ役での輝かしい舞台の成果に対して)
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●ヒラノの演劇徒然草●

昨日4月27日に、宝塚歌劇花組『ファントム』の制作発表が行われました。
げきぴあでは、ニュースではお伝えできなかった話題をお伝えいたします。

1104272shot.JPGコピット&イェストン版『ファントム』は、怪人=エリックの幼少時代や心の葛藤などを掘り下げ、人間・ファントムを描いているのが特徴的。
日本での初演は2004年の宝塚宙組での上演でしたが、その後2006年に花組で再演、また大沢たかお主演でも上演され好評を博しています。

☆☆☆かねこのぶろぐ☆☆☆

開幕して間もなく、twitterからすこぶる良い評判のツイートが流れてきた「ゴドーを待ちながら」を観てきました。
華やかなキャストが出演する他劇場の陰に隠れていた感はありますが、評判の良さから、"何かが違うのだろう"と、行く前からすでに期待度はアップ。
 
今回演出を担当される森新太郎さんも前から気になっていた人だし。
演劇集団円で上演した作品を何作か観ていて、面白い視点を持った演出家さんだなぁーと思っていました。
 

ちなみに舞台はとってもシンプル!劇場のロビーには舞台美術の模型もあります。
観終わった後でもいいので、チェックしてみてください。
 
godomori.JPG (写真は舞台模型を指差す森さんです)
 
配役は、ヴラジミールを橋爪功さん、エストラゴンを石倉三郎さん、ポッゾを山野史人さん、ラッキーを石井愃一さん、そして唯一の若手少年役を柄本時生さんが演じます。 
 
人生経験の豊富な俳優さん達ならではの「ゴドーを待ちながら」。
重ねてきた時間の長さとこれから過ごすであろう時間。
ただ『待つ』と言うことが俳優の身体を通して伝わってきたとき、何とも言えない感情が溢れてきました。 

『風と共に去りぬ』会見こぼれ話

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●ヒラノの演劇徒然草●

ニュースも配信しましたが、昨日4月18日、舞台『風と共に去りぬ』の製作発表会見が行われました。
この作品は、帝国劇場が現在の建物になった1966年、その新装ほやほやの帝劇で6か月ものロングランを果たした作品で、製作・脚本・演出の菊田一夫が「この作品のために帝劇を作った」と豪語したほどの大作です。
この帝劇での初演が、世界で初の舞台化でした。

その後、帝劇ではミュージカル版も作られヒットしましたが、今回は初演同様、ストレートプレイとしての上演です。
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●ヒラノの演劇徒然草●

4月8日、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のプレビュー公演が開幕しました。
100周年の帝国劇場、やっぱり"東宝ミュージカル"の代表格のこの作品がないと! ですよね。
今回はその記念すべき年の上演というだけでなく、日本初演から続いていた"ロンドンオリジナル版演出"での上演が最後になるとのことで、ファンからの熱い視線が向けられています。

開幕に先立ち4月7日には、公開舞台稽古と出演者による会見も行われました。
会見に出席したのは、山口祐一郎、岡幸二郎、知念里奈、中山エミリ、森公美子、加藤清史郎の6名。
今回もニュース+αをげきぴあにてレポートいたします。
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