「考える人」など数々の名作を遺した現代彫刻の巨匠、オーギュスト・ロダン。
彼の弟子であり、愛人であったカミーユ・クローデル。
このふたりの芸術家の関係を描いたミュージカルが『GOLD~カミーユとロダン~』です。
2003年にアメリカで初演され、アメリカ以外で上演されるのは今回の東京公演が初というこの作品。
カミーユに新妻聖子、ロダンに石丸幹二という華と実力を兼ね備えたキャストが揃います。
この稽古場に11月某日伺ってきました。
演出は白井晃が手がけます。
竹中直人&生瀬勝久の新ユニット"竹生企画"の舞台『ヴィラ・グランデ青山 ~返り討ちの日曜日~』が、本日11月11日、東京・シアタークリエにて開幕しました。前日にあたる10日には、出演者が意気込みを語りました。
●よこやまのステージ千一夜●
先日、10月10日に閉幕した、
新国立劇場演劇「朱雀家の滅亡」を拝見しました。
ご存知、三島由紀夫の戯曲。演出は芸術監督の宮田慶子さん。
喋っているだけでも気持ち良くなってしまうような三島のセリフ群ですが、
主演の國村準さんが上手い!!!
(※國村さんは、名門侯爵家の当主、朱雀経隆役)
美しく書かれたセリフをこのようにして自分のモノとして獲得していくのかと、
正直恐れ入ったのと同時に、
時代の流れに逆らわず、滅んでいく世界に身を任せる演技に興奮しました。
女中・おれい役の香寿たつきさんも素晴らしく。
新国立劇場演劇の
新シーズン"【美×劇】―滅びゆくものに託した美意識─"の第1弾として上演されただけあって、
美しい言葉、滅びの美意識に対して、非常に目の行き届いた作品となりました。
さて、来週10月18日(火)からは
"【美×劇】―滅びゆくものに託した美意識─"の第2弾となる
「イロアセル」が開幕します。
作は倉持裕さん。演出は前の芸術監督である鵜山仁さんで、
倉持さんの書き下ろしとなります。
既にニュースでもご紹介いたしましたが、
この作品、実はちょっと変わった趣向の舞台でして...。稽古場の様子を写真をふんだんに使ってお伝えいたします。
●ヒラノの演劇徒然草●
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』が9月7日、東京・赤坂ACTシアターで開幕しました。
この作品は、世界で500万人を動員した大ヒットミュージカル。
日本では昨年、宝塚歌劇団星組で、次いで今年雪組でと上演されていますが、今回は男女混合の日本オリジナル版としての登場です。
初日前には、公開舞台稽古と囲み取材も行われました。