東京では残暑もそろそろ打ち止めといった感で、いよいよ秋の気配。
この秋、個人的に楽しみにしているのがフェスティバル/トーキョーでして、ちょっとご紹介したいと思います。
フェスティバル/トーキョーは今回で4回目となる舞台芸術のフェスティバル。
国内外の先鋭的な作品が多数紹介され、新しい演劇表現が沢山見られる場所でもあります。
また、今年は東日本大震災という途方もない悲劇が現実となり、
演劇に限らず、ものを作る人々にとっては、新たに生み出したものが否応なしに震災と関連付けられてしまう難しい年になりました。
新作を書き下ろす際は、
震災に触れないと何故触れなかったのかと観客から言われてしまいそうだし、
触れたら触れたでそんな直接的には触れてほしくないと言われてしまいそうで。
作品作りにおいて、震災とどう向き合うか。
演劇という表現形態だからこそ、とてつもない現実に対して一歩引いた形で表現できないか。
多くの作家さんが作品作りでもがく中、先月のフェスティバル/トーキョー会見で
次回作についての思いを淡々と語った遊園地再生事業団の宮沢章夫(※)さん。
ニュースも既に配信しましたが、書ききれなかった多くのコメントをここでご紹介します。
※...宮沢章夫さんは、雑誌「ぴあ」最終号にもコメントを寄せていただきましたね