■『ウェディング・シンガー』2013 vol.2■
今回で三演目、井上芳雄主演のハッピー・ミュージカル『ウェディング・シンガー』。
2月某日、げきぴあは稽古場に伺ってきました!
稽古が始まって比較的早い段階でお邪魔したのですが、この日の稽古は1幕ラストシーンを稽古していました。
1幕ラストと言えば、初演・再演をご覧になった方はご存知ですね!
作中で最もインパクトのあるシーンと言っても過言ではないと思います。
熱狂のクラブ・シーン。
そして、『ウェディング・シンガー』は80年代洋楽へのオマージュが詰まった作品なのですが、最もわかりやすい、「パロディ」が登場するシーンでもあります。
ナンバー名は『サタデーナイト・イン・ザ・シティ』。
このタイトルは何度もコールされるので、未見の方も覚えておいてください!
また、登場人物もほぼ全員出てくるシーンなので、見ていてとても楽しい稽古でした。
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3月13日(水)より銀座博品館劇場にてニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』が上演されます。
2011年9月にニコニコ動画で公開されてから、今年1月で500万再生数を超えた、初音ミクの歌う「千本桜」(作詞・作曲:黒うさP/イラスト:一斗まる)。ボカロ楽曲における再生回数の最短レコードを更新し続けるだけでなく、カラオケや着メロで1位を獲得する等、10~20代を中心に圧倒的に支持されています。
この楽曲を原作とし、黒うさP・一斗まるさんの作り上げた世界観をそのままに、舞台用に脚色した作品が『音樂劇 千本桜』です。
主演を務めるのはアーティスト・俳優としてライブ・ドラマ・映画・舞台等、様々なフィールドで活躍する加藤和樹さん。ミュージカル「テニスの王子様」の跡部景吾など、様々なキャラクターを演じてきた加藤さんが演じるのは、本作では、"靑音海斗"。靑音海斗はもともとはVOCALOID「KAITO」として初音一家では重要なキャラクターとなっています。「千本桜」の世界ではこのKAITOが靑音海斗というキャラクターとなって原作動画に登場しています。今回の舞台ではこの靑音海斗が主役を務め彼を中心としたストーリーが展開します。
そして、初音未来を演じるのは、石田晴香さん!「趣味はniconicoを観ること」と自他ともに認める「niconico」好きである石田さんが、 「niconico」で圧倒的に支持されたボカロ名曲「千本桜」の舞台上に登場します。 VOCALOID「初音ミク」は「千本桜」では、初音未来となります。さまざまなキャラクターの側面を持つ初音ミク、石田晴香はどんな初音ミクを見せてくれるのか、期待が高まります。
今回の舞台では、VOCALOID人気キャラクターの「初音ミク」「鏡音リン・レン」「巡音ルカ」「KAITO」「MEIKO」、いわゆる初音一家全員が、勢揃いし大活躍しましす!クリプトン・フューチャー・メディアのご許諾をえて、めったに観られない大盤振る舞いとなりそう。
そんなニコニコミュージカル第10弾『音樂劇 千本桜』の稽古が2月11日(月・祝)に開始されました。
そこで、稽古開始初日に行われたキャスト・スタッフが勢揃いした顔合わせの様子をレポートでご紹介いたします!
●ヒラノの演劇徒然草●
昨今のミュージカル界は、若くてイケメンな男子が続々と登場していて、どんどん活気付いています。
その中でも"ミュージカル界のプリンス"と呼ばれてパッと頭に浮かぶ筆頭は、この3人で間違いないでしょう!
井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎。
大作・話題作に次々と出演していて、現在の日本ミュージカル界を牽引している3人です。その彼らがこの春、コンサートを開催します。
その名も「3大ミュージカルプリンス コンサート StarS」。
同じ役を演じることはよくあっても、同じ舞台に立つことはあまりないという彼ら。
確かに井上さんと浦井さんはルドルフ(エリザベート)にチャールズ王子(シンデレラストーリー)、井上さんと山崎さんはヴォルフガング(モーツァルト!)、浦井さんと山崎さんはアルフレート(ダンス・オブ・ヴァンパイア)...と、「かぶる」役が多いですね。
3人揃って同じステージに立ったことって、ないかも?
それが実現するこのステージは、ミュージカル界の事件です!
さらに、なんとこの3人、「StarS」のユニット名でCDデビューも決定!
ミュージカル俳優がCDをリリースするのはさほど珍しくないですが、オリジナル楽曲でメジャーレーベルから出す、というのは珍しい。
ぜひミュージカルファン以外にも聴いていただきたいですね。
ルックスも抜群だし(もちろん歌唱力はいわずもがなです)、この3人ならイケる!
もちろん彼らも、それを充分に考えているようで...。
彼らの意気込み、ユニット結成に至った経緯などを伺ってきました。
■『ウェディング・シンガー』2013 vol.1■
井上芳雄主演、観ると幸せになれるハッピー・ミュージカル『ウェディング・シンガー』。
2008年の初演、2011年の再演を経て、今回が3度目の上演となる人気ミュージカルです。
物語は、結婚式を盛り上げる<ウェディング・シンガー>のロビーが主人公。
何組ものカップルの結婚を祝福してきた彼ですが、実生活では結婚式当日に婚約者に逃げられるという散々な目に。
同じ式場で働くウェイトレスのジュリアは、金持ちの恋人のプロポーズを心待ちにしている。
傷心のロビーを励ますジュリアだったが...。
個性豊かなキャラクターが、結婚をテーマにしたコミカルで心温まる物語を彩り、とにかく明るく楽しい作品になっています。
80年代の洋楽へオマージュを捧げる楽曲も、インパクト大!
このシーンはあの映画、あのミュージックビデオのパロディ!?とチェックするのも楽しいですよ。
2月14日バレンタインデー、この作品に出演する男性出演者が「バレンタインデー スペシャルトークイベント」と題したイベントを開催しました。
男性陣からファンの皆さんへの"逆・バレンタインプレゼント"ですね。
出席者は、ロビー役の井上芳雄さん、ロビーのバンド仲間ジョージ役の新納慎也さん、同じくバンド仲間サミー役の吉野圭吾さん、そしてジュリアの婚約者グレン役の大澄賢也さん。
いい男揃いですね~。
当日は1200名の応募の中から選ばれた110名のファンが来場しました。
新納さん曰く「今年の運を使い果たした皆さん」の前で、大盛り上がりの楽しいトークを繰り広げました。
●ヒラノの演劇徒然草●
1月30日、都内にて『ロックオペラ モーツァルト』公開稽古が行われました。
この作品は2009年フランスにて初演、ヨーロッパでは150万人を動員した作品です。
「ロックオペラ」と冠しているようにその音楽も魅力的で、CDも大ヒット。
日本でもミュージカル通の間では長らく上演が待たれていた注目作です。
ミュージカルでモーツァルトと言えば、クンツェ&リーヴァイ作品『モーツァルト!』が日本でもよく知られていますが、同じようにモーツァルトの人生を主軸にしつつも、こちらでは映画『アマデウス』と同様サリエリが重要人物として登場。
類まれな才能を持つ天才でありながら、どこにでもいる若者であったモーツァルトと、
彼の才能に誰よりも早く気付きながら、その才能に嫉妬した宮廷楽長サリエリ。
今回の上演では、そのモーツァルトとサリエリを、山本耕史と中川晃教が日替わりで交互に演じるのも大きな話題です。
さらに演出はブロードウェイの話題作『スパイダーマン』を手がけたフィリップ・マッキンリー。
フランスのオリジナル版とも異なる、日本オリジナルの『ロックオペラ モーツァルト』が誕生します。
【チケットぴあニュース】
東京日比谷の劇場、シアタークリエにて、現在「シアタークリエ 5th Anniversary ONE-HEART MUSICAL FESTIVAL」が公演中だ。
シアタークリエは、森光子主演の『放浪記』など数々の名作を生み出した芸術座のあった場所を再開発し、2007年11月7日にオープンした劇場。こけら落としは三谷幸喜の書き下ろし作品『恐れを知らぬ川上音二郎一座』で、その後もストレートプレイ、ミュージカルと多彩なラインナップを上演し続けている。
中でもミュージカルは、オリジナル作品からブロードウェイ産、ロンドン産、ウィーン産などバラエティに富んだ作品を上演しており、観客の支持も高い。本作は、これらに出演したキャストをはじめ、シアタークリエになじみの深いミュージカルスターが集結。同劇場で日本初演されたウィーン・ミュージカル『レベッカ』など、同劇場5年の歴史の中で上演された作品の楽曲をはじめ、様々なミュージカルの人気ナンバーを歌い継いでいく。
主な出演者は石井一孝、石川 禅、石丸幹二、入野自由、伊礼彼方、岡田浩暉、小野田龍之介、佐々木喜英、武田真治、中川晃教、新納慎也、古川雄大、彩乃かなみ、一路真輝、大塚千弘、香寿たつき、昆 夏美、シルビア・グラブ、涼風真世、平田愛咲、真琴つばさ(男女五十音順)。キャストは日替わりのため、上演されるナンバーも日によって異なる。さらに、『エリザベート』トート役で日本のステージに立ったハンガリー出身のマテ・カマラス、同じく『エリザベート』ルドルフ役を韓国で演じているチョン・ドンソクがゲスト出演し、華を添える。アニバーサリー・イヤーだからこそ実現した豪華キャストによる夢の祭典。ミュージカルファン必見のステージだ。
公演は1月3日(木)まで。
(写真は舞台稽古より。写真提供:東宝演劇部)
年明け早々に開幕するミュージカル『シラノ』。
日本でも人気の高い作曲家、フランク・ワイルドホーンが手がけた作品です。
初演は2009年。
世界に先駆け日本で初演の幕を開けました。
主人公シラノは初演に続き、鹿賀丈史が演じます。
12月22日、都内某所にてこの作品の[稽古場見学会]が行われ、報道陣のほか、抽選で当選したファン約50名も来場しました。
司会進行は、演出の山田和也さんと、指揮の塩田明弘さん。
ミュージカルファンにはおなじみ、とってもトークがお上手な両名。
この日も「フランク・ワイルドホーンの作品を見たことがある人?」など、来場したファンに声をかけるなど、場を盛り上げていきます。
●ヒラノの演劇徒然草●
年末から年明けにかけて上演される舞台『青春音楽活劇「詭弁・走れメロス」』。
原作は、文学史に残るかの太宰治「走れメロス」...ではなく、これを人気作家・森見登美彦が現代に大胆に置き換えた「新釈・走れメロス」です。
置き換えた、といってもそこは森見登美彦。
一筋縄ではいきません。
メロスにあたる主人公、芽野史郎は、自分の所属する「詭弁論部」の部室奪回をかけ、大学内で絶大な権力を持つ図書館警察長官とある約束を交わします。その約束の期日までに必ず戻ると親友・芹名を人質として長官のもとに置いていきますが、詭弁を弄するひねくれ者の巣「詭弁論部」。友情を成立させたい人々の妨害をかいくぐり、約束を守ってたまるか!とばかりに、芽野の逃走劇が始まります...!
太宰の「メロス」とは、むしろ正反対!?
なのですが、これこそが芽野にとっての友情の証、という部分もあるような...
いやいや、やはりくだらない!?
でも、くだらないことを大真面目にやる姿から、「青春」の2文字が浮かび上がってくる、とても愛らしく爽やかな物語です。
そして、森見作品といえば!もちろん舞台は京都です。
逃げまくる芽野にあわせ、スピーディに流れて行く京都の光景を、舞台でどう表現するのかも注目。
12月某日、この作品の稽古場に伺い、スタッフ&キャストにインタビューをしてきました。
●ヒラノの演劇徒然草●
12月21日から、映画『レ・ミゼラブル』が全国で公開になります。
この作品、ほとんどの方がご存知かとは思いますが、世界的に名高いミュージカルを映画化したもの。
舞台は、ヴィクトル・ユゴーの大河小説をもとに、1985年に初演されました。
日本でも1987年以降、25年の長きにわたりコンスタントに上演され続け、来年2013年には<新演出版>としての上演が決定しています。
2013年版の制作発表の模様はコチラ
「ミュージカルの金字塔」と称され、名曲揃いのこの作品。
キャストはジャン・バルジャンにヒュー・ジャックマン、ジャベールにラッセル・クロウ、ファンテーヌにアン・ハサウェイ、コゼットにアマンダ・セイフライド...etc、豪華な顔ぶれ!
ほかにも、エポニーヌ役にロンドンで同役を演じ、25周年記念コンサート(映画館上演もありましたね!)でも同役を演じていたサマンサ・バークス、アンジョルラスにブロードウェイの『ネクスト・トゥ・ノーマル』にオリジナルキャストとして参加していたアーロン・トヴェイトなど、気になるキャストがいっぱい!
監督は『英国王のスピーチ』のトム・フーパー、
製作は『レ・ミゼ』の舞台版ほか、『キャッツ』『オペラ座の怪人』など大ヒット作を次々と手がけた偉大なプロデューサー、キャメロン・マッキントッシュ。
磐石の布陣です。
そしてミュージカルの楽曲はそのままに、さらに映画版には新曲「Suddenly」が加わっています。
新曲は、コゼットを引き取ったバルジャンが、パリに向かう馬車の中、安心して眠りにつくコゼットを眺めながら歌う曲、だそうです。
映画ファンのみならず、ミュージカルファン必見!!の作品です。
去る11月28日、この映画『レ・ミゼラブル』キャスト来日イベントが行われました。登壇者は、トム・フーパー監督、ヒュー・ジャックマン、アン・ハサウェイ、アマンダ・セイフライド、そしてキャメロン・マッキントッシュ プロデューサー。
公開を待ちわびる2500人のファンが東京国際フォーラムホールAの大きな空間を埋め尽くしました。
●ヒラノの演劇徒然草●
...というタイトルの記事を1年前も書いたなあ...。
ということで『Chanson de 越路吹雪「ラストダンス」』に主演する瀬奈じゅんさんが11月29日、東京消防庁丸の内消防署の一日署長に就任。シアタークリエにて「第33回火災予防安全もちつきまつり」が開催されました。
瀬奈さん、2年連続の一日消防署長です。
宝塚時代も経験しているとのことで、自身3度目の消防署長。
制服姿もバッチリ決まっています。
ご本人も「この制服、借り物なのですが(自分のもののように)しっくりくる...」と仰ってました。
まず最初に、丸の内消防署松村署長より一日消防署長の委嘱状を受け取った瀬奈さん。
「今日一日よろしく!」と敬礼。
決まってます。