■『ウェディング・シンガー』2013 vol.2■
今回で三演目、井上芳雄主演のハッピー・ミュージカル『ウェディング・シンガー』。
2月某日、げきぴあは稽古場に伺ってきました!
稽古が始まって比較的早い段階でお邪魔したのですが、この日の稽古は1幕ラストシーンを稽古していました。
1幕ラストと言えば、初演・再演をご覧になった方はご存知ですね!
作中で最もインパクトのあるシーンと言っても過言ではないと思います。
熱狂のクラブ・シーン。
そして、『ウェディング・シンガー』は80年代洋楽へのオマージュが詰まった作品なのですが、最もわかりやすい、「パロディ」が登場するシーンでもあります。
ナンバー名は『サタデーナイト・イン・ザ・シティ』。
このタイトルは何度もコールされるので、未見の方も覚えておいてください!
また、登場人物もほぼ全員出てくるシーンなので、見ていてとても楽しい稽古でした。
このシーンは、彩吹真央さん扮するホリーのソロダンスから始まります。
ホリーは、高橋愛さん扮するヒロイン・ジュリアの従姉で、同僚。
姉御!って感じでキップの良いカッコイイ女性です。
稽古場、ホリーが出てきたら「ヒューヒュー!」と声がかかり、ノリが良くて楽しい!
その後でメインキャストが揃ってダンスするので圧巻です。
このシーンをあたるのはこの日が初だったようで、振付の確認をしつつ。
振付は上島雪夫さん。
彩吹さん、『シラノ』公演が直前まで入っていて、稽古に入ったばかりだそうなのですが、すごいスピードで振付覚えていきます。
プリンス・井上芳雄さん。主人公のロビー役です。
3度目のロビーとなる井上さんはもう、余裕ですね。
アドリブも盛り込みつつ、稽古場を沸かせます。
ジュリア役の高橋愛さんと、その婚約者グレン役の大澄賢也さん。
かなりの年の差カップル!?...いえいえ、なかなかいいカンジです♪
大澄さんも高橋さんにメロメロなようで(?)、酔ったジュリアにグレンが
「完全な酔っ払いだ、面倒くさいな」とひとりごちるところを
「完全な酔っ払いだ、カワイイなもう!」と変えてしまっていました...。
そんな、酔っ払いジュリア。↓
ロビーとグレンは男同士の会話...。
ふたりともイキイキとしていますね。
くつろいでるベテラン陣...ではなく、
酔っ払いジュリアを見つめる人々です。
この物語、恋のベクトルが色んな方向に入り乱れています。
その入り乱れ具合も、どろどろしていなくて爽やかなんですけどね。
ホリーは実はロビーを狙っています。
そして、ホリーとロビーのキスを見てしまった、ホリーの元恋人サミー=吉野圭吾さん。
吉野さんは、初参加です。
サミーを止めていたのはこちら、新納慎也さん扮するジョージ。
女性的なジョージが怖いくらいにハマってる新納さんです...。
演出の山田和也さん。
やはり初参加の彩吹さんが、どんどん質問を山田さんにしているようです。
それにつられてか、「このセリフの意味ってどういうことなんですか?」と口にした井上さんに、そこら中から「今さら(訊くの)!? 3回目にして!?」と驚愕の声が...。
さて、最大の見せ場のシーンの必要アイテム・椅子が出てきました!
タイミングを細かく確認しつつ。
こうなります!
未見の方、本番はすごいことになりますから、これがどうなるのか想像していてくださいね。いやぁ、楽しい作品です!!
この楽しさが記事から伝われば嬉しいです!
稽古場レポート、もう少し続きますね。
公演は3月1日(金)から20日(水・祝)まで東京・シアタークリエ、3月23日(土)・24日(日)に福岡・博多座、3月31日(日)に東京・日本青年館 大ホールにて。チケットは発売中です。