先週末に開幕しました『ニューヨークに行きたい!!』、開演前のお楽しみがあります!
開演前にロビーで、指揮者の塩田明弘さんと、オーケストラの皆さんがちょっとしたショーをやってくれているのです。
今日はその模様を取材してまいりました。
司会はミュージカル界の人気者・指揮の塩田さん。別名、踊る指揮者!
(今回の舞台でも塩田さん、めちゃくちゃ踊ってますよ~!!)
軽快なトークで、楽器の紹介や、劇中の楽曲の紹介をしてくれています。
まず、『ニューヨークに行きたい!!』の音楽を作ったウド・ユルゲンスさんのことを軽く解説。
「アメリカではフランク・シナトラ、イギリスではビートルズ、中央ヨーロッパではウドさん、っていうくらい有名な方」とのこと。
へぇ~。
そしてオーケストラで使われている楽器の紹介を。
本日のご登場は、ホルン、トランペット、キーボード、バイオリン、パーカッション。7名のオケメンバーの方がご登場です。
ホルンは、ギネスブックに「世界一難しい楽器」と載っているそうです。
へぇ~。
お次はこちら、トランペット。
「ご存知ですよね、ラッパ!」と塩田さん。
こちらは"ミュート"という道具をつけて音色を変化することができる、とこの日は3つのミュートで実演してくださいました。
また、1幕に登場するカーナビの操作音は、音響さんではなく、キーボード奏者の方が出しているそうで...。
そしてバイオリンもふたつの奏法をご披露してくれました。
こちらのお姉さんが持っているバイオリンは、1770年に作られた物だそうです...。「家一軒建っちゃいますよね」と塩田さん。すごい。
ちなみに塩田さんの持つ指揮棒は「900円です」だそうで。
そして普通オーケストラではひとり一個の楽器を担当ですが、ミュージカルのパーカッション奏者は、20個から30個の楽器を担当する、なんてお話も。
それだけでもびっくりなんですが、「彼女は『ミス・サイゴン』では200個くらい叩いてるんですよ、上から(楽器を)吊ったりしてね」と塩田さん。200って!
こちらのお姉さんはスネアドラムでものすごい妙技を披露してくれました。
手が...ドラムスティックが...早すぎて映りませんっ!
ギャラリーからもやんややんやの大喝采でした。
「彼女はスネアドラムで日本一になってますからね、若い頃。...今も若いですけどね」と塩田さん。
劇中ナンバーのご紹介も盛りだくさん。
舞台を観る前にその楽曲に触れておくと「あ、あの曲だ!」ってわかって親しみがわきますよね。
さらにホルンだったら「アルプスの少女ハイジ」など、それぞれの楽器が「その楽器らしい曲」をちょっと弾いてくれて、そのセレクトもいちいち面白かったのですが、
それはぜひ実際に観にいって確かめてください!
そして最後にはみなさんで1幕の最後のナンバー『地獄からのメッセージ』を演奏してくれました。ここでも早々に、塩田さんの「踊る指揮者」っぷりが垣間見れます(笑)。
このナンバー、ちょっとラテンっぽいノリのカッコいいナンバーで、私、初めて拝見したときに一番気に入った曲です。楽しいですよ~。
だいたい、開演の30分くらい前に、ロビーの大階段でやっているみたいです。
『ニューヨークに行きたい!!』、観にいく方は早めに劇場に行くのがオススメです!
公演は11月20日(日)まで東京・帝国劇場、11月25日(金)から29日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて。チケットは発売中です。