かねこの気まぐれ芝居日記の最近のブログ記事

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2003年に、週末に公演をする社会人劇団としてスタートしたイキウメ。
今年は劇団結成から10年の節目を迎える。

そのメモリアルイヤーに相応しい最後を飾る公演が『The Library of Life まとめ*図書館的人生(上)』だ。

2006年3月、東京・サンモールスタジオで初めて短篇集『図書館的人生』が上演されると、演劇ファンの間でたちまち評判となり、連日劇場に入れないほどの観客が押し寄せた。この作品を観てイキウメのファンになった人も多いのではないだろうか。

その後、2008年に『図書館的人生 vol.2 盾と矛 』、2010年に『図書館的人生 Vol.3 食べもの連鎖~"食"についての短篇集~』とシリーズ作品として上演され、イキウメの人気演目のひとつになった。

今回は"上巻"と題し、過去の『図書館的人生』から選り抜き、6本の作品を「まとめ」て上演する試みだ。
ただし、いわゆる再演とは違う。
それぞれの物語が独立したオムニバス形式ではなく、過去現在未来に存在するあらゆる書物が蔵される図書館の中で物語が溶け合い、ひとつの長編として新しく生まれ変わっている。

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左から大窪人衛、安井順平、浜田信也、伊勢佳世、森下創
(撮影:田中亜紀)

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市川猿之助さんが四代目を襲名後、東京・明治座に初登場する舞台『十一月花形歌舞伎』が11月3日に開幕しました。

猿之助さんは、昼の部で変化舞踊『蜘蛛絲梓弦(くものいとあずさのゆみはり)』に、夜の部では、通し狂言『天竺徳兵衛新噺(てんじくとくべえいまようばなし)』にそれぞれ出演されます。

c_gekipia_kumonoito.jpg「蜘蛛絲梓弦」


『蜘蛛絲梓弦』では、童熨斗丸、薬売り彦作、番頭新造八重里、座頭亀市、そして傾城薄雲実は女郎蜘蛛の精と、なんと6役を早替り!
これからご覧になる方のために詳しくは書きませんが、早替りの際の登場と引っ込みにも工夫があり、まったく飽きさせません。
圧巻のクライマックスまで目が離せない!という謳い文句もほんとうにその通りです。

夜の部ではタイトルロールの天竺徳兵衛を演じる猿之助さん。
異国帰りというキャラに合わせての衣裳や、冒頭で今話題のニュースを織り交ぜた異国話を語るシーンなど、のっけから見どころ満載。大蝦蟇やラストの宙乗りまで、ワクワク感いっぱいの舞台です。

c_gekipia_tenjikutokube_gama.jpg「天竺徳兵衛新噺」(大蝦蟇)

さて、そんな猿之助さんと猿翁さん、市川右近さんから初日に寄せてコメントが届きました。

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完璧なる執事・鎌塚アカシが活躍する"鎌塚氏シリーズ"の第2弾、「鎌塚氏、すくい上げる」が8月9日、本多劇場で開幕しました。

前作から更にパワーアップした今作。
設定が豪華客船という、まるで映画にでてくるような非日常の世界が、下北沢の劇場で繰り広げられるというのも面白いですが、出演者がまた豪華なんです!
主演のアカシを演じる三宅弘城さんをはじめ、令嬢・センリ役の満島ひかりさん、その令嬢のお見合い相手でアカシの主人・モトキに田中圭さん。
センリの女中・ミカゲに市川実和子さん。
そして、前作でも登場した堂田男爵夫人・タヅルに広岡由里子さん、執事・スミキチに玉置孝匡さん。
船長・ナミオに今野浩喜さん、船員・ヨウゾウに六角精児さん。
と、名前を聞いただけでも期待しちゃうメンバーですよね。
実際、お客さんの評判も上々で、お芝居を観た事がないという人でも楽しめる、コメディあり、切ない恋心あり、男の心意気ありとみどころも沢山ある素敵な舞台に仕上がっています。

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三宅弘城が演じる"完璧なる執事・鎌塚アカシ"が帰ってくる!
2011年・春に上演されるや、たちまち演劇ファンの間で話題となった舞台『鎌塚氏、放り投げる』。その第2弾『鎌塚氏、すくい上げる』が今夏上演されます。

今回、鎌塚アカシが与えられたミッションは、主人である由利松公爵の長男モトキ(田中圭)と花房家令嬢センリ(満島ひかり)との見合いを成功させること。
さっそくモトキの従者として、豪華客船レッドジンジャー号に乗り込んだアカシ。
一方、見合いを嫌がるセンリは女中のミカゲ(市川実和子)になりすまし、見合いが成立しないよう画策する。
はたしてこの見合い、無事に成功するのか!?

作・演出の倉持裕さんのコメディセンスにすっかりハマり、続編が気になっていたぴあスタッフは、7月下旬の某日、稽古場に取材に行ってきました。
詳細は@ぴあニュースにてご紹介してますので、ぜひチェックしてみてください。

げきぴあでは、ニュースに掲載しきれなかった稽古場のようすを写真でご紹介いたします。
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蜷川幸雄芸術監督の演出・監修のもと、W・シェイクスピア全37作品の上演を目指す「彩の国シェイクスピア・シリーズ」。その第26弾として今夏『トロイラスとクレシダ』が上演されます。

先日、開幕に向けて熱~い稽古が行われている稽古場にお邪魔しました。
男優のみで上演する「オールメール・シリーズ」で、しかも若い俳優が多かったせいか稽古場もどこか部活のような雰囲気。
そんな中、蜷川さんから発せられる言葉も"男だけならアリ"な、ここでは書けない単語が飛び交っていました。
稽古の様子はぴあニュースでご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

さて、げきぴあではニュースでお伝えしきれなかった稽古の様子を写真でご紹介いたします!
どのシーンかは、ぜひ本番で確かめてみてね♪

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演劇界の次代を担う若きクリエーターと共に作品を創造&発信してきたパルコ劇場が、今夏タッグを組んだのは"小劇場界の風雲児・中屋敷法仁"!


長塚圭史や、本谷有希子、前川知大ら若きクリエーターたちと、衝撃的な、或いは観客の共感を呼ぶ作品を創り、世に送り出してきたパルコ劇場。今年、彼らに続く新たな才能としてパルコが期待をかけた人物こそ、柿喰う客の主宰、中屋敷法仁だ。

その中屋敷の代表作『露出狂』オール男性キャストで新たにリメイクし、現在パルコ劇場で上演している。
この作品は2010年に柿喰う客のオリジナル演目として初演されたもの。
初演版では、女子高=オール女性キャストだったが、今回大胆にも性別をぐるりとひっくり返し、男性のみのバージョンに変えた。

舞台は、新興強豪校として名を馳せる高天原高校サッカー部。「とにかく勝ちたい」と強く願う彼ら。勝つためにはチームワークが必要だと悟った部員らは、ある方法で驚異的な結束力を築き、次々と試合で勝ち進んでいく。この部に存在する男同士の強い絆を支える【鋼の掟】とは......!?

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毎日うだるような猛暑の中、男性しか出演しない何だか汗くさそうな(?)気配も感じるパルコ劇場で、一体どんなステージが繰り広げられているのか、とっても気になりますよね。
そんなみなさまに、とっておきの舞台写真をチラリとご紹介いたします。
また、作・演出の中屋敷さんよりげきぴあにコメントをいただきました~!

7月18日に千秋楽を迎えたまつもと大歌舞伎『天日坊』。
主ホールのロビーでは縁日が開かれ、街中には「天日坊」のポスターや旗がそこここにあり、まさにお祭りムード満載!

さて、そんな熱〜い松本の夏でまつもと大歌舞伎を体験された方には思い出の、行かれなかった方にも楽しめる、フォトギャラリー第2弾をお届けします。


☆登城行列

勘九郎さん
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長野で開催されていた信州・まつもと大歌舞伎「天日坊」は大盛況のうちに閉幕しました。
松本のお客さんは、それこそ市民ひとりひとりが歌舞伎に参加しているくらいの、熱〜い気持ちで公演を盛り上げていましたね。
串田監督も「観客や観客のいる街が一緒になって作る演劇がはっきり見えるのがすごい」とおっしゃてました。
詳しくは@ぴあニュースをご覧ください。

7月14日には、まつもと歌舞伎恒例の蕎麦振舞いが行われました。
松本まで足を運べなかった方のために、どんな様子だったのかを写真でお届けします!
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新橋演舞場「六月大歌舞伎」が6月5日に初日を迎えました。
既にワイドショーやニュースで大きく報道され、大変注目されている今回の舞台。
人気歌舞伎俳優の市川亀治郎さんが四代目市川猿之助を襲名、とこれだけでも充分ビッグニュースなのに、俳優の香川照之さんと息子の政明くんがそれぞれ九代目市川中車と五代目市川團子を襲名し、ともに歌舞伎の舞台に初めて立つという、前例のない大きな出来事も重なりました。
その香川さん、父で当代の猿之助さん(当月、二代目市川猿翁を襲名)とは、実の親子でありながら45年間という長い年月絶縁状態でした。
しかし、香川さんは長男政明くんの誕生を機に、息子と共に歌舞伎界入りを決断。
従兄弟である亀治郎さん(新猿之助)の力を借り、また父・猿之助さんとも和解をして、ようやく襲名興行の初日の舞台に立ったという、なんともドラマティックな話に日本中から熱い視線が注がれたわけです。

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この貴重な襲名興行初日の「口上」を、劇場で観られなかった方のために、ほぼ再現して掲載しました!!

写真は福山雅治さんがスチール写真撮影した"四代目猿之助の『口上』ニューバージョン"のポスター画像。
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亀治郎さんが福山さんに「是非ともお願いしたい」とお話しして実現したそうです。
撮影時、福山さんが考えたコンセプトは、"飛び出せ 新猿之助"ともいえる空を飛ぶ裃姿の亀治郎さん。
飛び出していきそうなスチール写真の出来上がりに、福山さんと亀治郎さんは大満足だったとか。

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☆かねこのぶろぐ☆


5月31日(木)に、東京・新国立劇場で開幕した『サロメ』。
初日の舞台をご覧になった方は、さぞや度肝を抜かれたのでは?!

今回、小説家の平野啓一郎さんが現代語で新訳した『サロメ』は、これまでの官能的で肉感的な女性として描かれてきたサロメを、清純なイメージ、若くまっすぐな性格の新しい女性として描いています。
そのサロメに扮するのが多部未華子さん。
多部さん、舞台は2010年の『農業少女』(作:野田秀樹、演出:松尾スズキ)以来、本作で2度目なのですが、"無邪気さゆえの残酷さ"を見事に体現してました!
『デカワンコ』の印象が強い方は、すっごい多部ちゃんの一面に驚くかも。

また、演出の宮本亜門さんも、今回の舞台には相当気合が入っているようで、開幕前に行われた会見のコメントは熱かったですよ~。

『サロメ』会見の模様はこちらでご紹介しています→@ぴあニュース

サロメと対立するへロデ王役の奥田瑛二さんは、稽古場で苦戦されていた様子。
会見では「どうしたらいいか、大変ですよこの芝居。(開幕を)喜びながらも、逃げたい気持ちです」と複雑な心境もチラり。
多部さん曰く「話しかけられないオーラがあった」とか。
それを聞いた奥田さん「開幕したら大丈夫だから」とおっしゃってました。

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さて、一体どんな舞台なのか気になりますよね。
百聞は一見に如かず、先日行われたゲネプロの舞台写真を一部公開します!

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