演劇界の次代を担う若きクリエーターと共に作品を創造&発信してきたパルコ劇場が、今夏タッグを組んだのは"小劇場界の風雲児・中屋敷法仁"!
長塚圭史や、本谷有希子、前川知大ら若きクリエーターたちと、衝撃的な、或いは観客の共感を呼ぶ作品を創り、世に送り出してきたパルコ劇場。今年、彼らに続く新たな才能としてパルコが期待をかけた人物こそ、柿喰う客の主宰、中屋敷法仁だ。
その中屋敷の代表作『露出狂』をオール男性キャストで新たにリメイクし、現在パルコ劇場で上演している。
この作品は2010年に柿喰う客のオリジナル演目として初演されたもの。
初演版では、女子高=オール女性キャストだったが、今回大胆にも性別をぐるりとひっくり返し、男性のみのバージョンに変えた。
舞台は、新興強豪校として名を馳せる高天原高校サッカー部。「とにかく勝ちたい」と強く願う彼ら。勝つためにはチームワークが必要だと悟った部員らは、ある方法で驚異的な結束力を築き、次々と試合で勝ち進んでいく。この部に存在する男同士の強い絆を支える【鋼の掟】とは......!?
毎日うだるような猛暑の中、男性しか出演しない何だか汗くさそうな(?)気配も感じるパルコ劇場で、一体どんなステージが繰り広げられているのか、とっても気になりますよね。
そんなみなさまに、とっておきの舞台写真をチラリとご紹介いたします。
また、作・演出の中屋敷さんよりげきぴあにコメントをいただきました~!
-パルコ劇場に初進出ですね
中屋敷:これから活躍が期待される若い俳優たちと、これからの活躍が期待されるぼくがパルコ劇場で出会っているので、すごく刺激的な舞台になっていると思います。いま、幸せな時間を過ごしているなと思っています。
-お客さんの様子はどうですか?
中屋敷:若い俳優のファンが沢山来てくださっています。(自分としては)演劇好きな方たちにも、もっと大勢来て欲しいです。世代を超えて舞台を楽しんでもらえれるようになれたらいいなと思います。
-今回特に感じたことはありますか?
中屋敷:ぼく自身が演劇好きなんだなってあらためて思いました。パルコでやるからまじめにやろうっていうよりも、演劇愛みたいなものが伝えたいっていう、気持ちの根幹部分が出てるんだと思います。演劇が楽しくて、自分もここに来るのが楽しいです。(観客にも)演劇はこんなにくだらないよって、アニメやゲームも面白いけど絶対劇場に来たほうが面白いですから。そこを舞台を通して感じて欲しいですね。
パルコ劇場の公演は8月4日(土)まで!!
イケメンからそうでもないメンまで、個性豊かな俳優たちが繰り広げる熱~い、愛と友情とプライドを賭けた男たちの物語。
後々語り継がれることになりそうな衝撃の舞台をお見逃しなく!!
<出演者>
柄本時生、遠藤要、入野自由、玉置玲央、畑中しんじろう
磯村洋祐、板橋駿谷、稲葉友、孔大維(コン・テユ)
遠山悠介、永島敬三、松田凌、間宮祥太朗、森崎ウィン
<アフタートークショー開催日程>
8月1日(水)19:00 中屋敷法仁×永島敬三×森崎ウィン
8月2日(木)14:00 中屋敷法仁×稲葉友×間宮祥太朗
8月2日(木)19:00 中屋敷法仁×畑中しんじろう×孔大維(コン・テユ)
※各公演当日の公演チケットを持ったお客様が対象です。公演終了後、約5分の休憩をはさんだのち、アフタートークを行います。ご観劇時と同じ座席でご覧ください。