見なきゃ損!話題の公演の最近のブログ記事

チケット情報はこちら


■Coloring Musical『Indigo Tomato』特別特集 vol.3■


小林香が手掛けるオリジナルミュージカル『Indigo Tomato』
映像記憶能力や芸術的な能力が非常に優れている「サヴァン症候群」の青年とその家族が織りなす物語を、たった5人のキャストで描き出す新作ミュージカルです。

5月某日、その稽古場を取材してきました。
前後編でレポートをお届けします!IndigoTomato03_90_2290.JPG

この日は冒頭から最後まで止めずにやる、「通し稽古」の日。

平間壮一さんが演じる主人公のタカシは、数学や暗記に特殊な能力を持つサヴァン症候群の青年。IndigoTomato03_01_2262.JPG彼の頭の中を表すような楽曲は、円周率や素数といった数字の羅列だったり、とっても変わった歌詞なのですが、音がとってもキラキラしていて美しい!

音楽を担当するのは堀倉彰さん
作・演出の小林さんとは、昨年の『I LOVE A PIANO』に続いてのタッグですね。

それでもって、平間さんの演技も素晴らしいです。
障害を持つ青年を演じるということは、役者にとって、非常に難しく、気も遣うことだと思いますが、とても真摯に役と向き合っているのが伝わってきます。
また、喋り方も当然、普段とはまったく違うものなのですが、その喋り方から歌に変わっていくところも違和感がない。

何よりも、暗記や計算能力に秀でる能力を持つタカシです。

...平間さん、円周率を一体何桁まで覚えたんだろう!? という凄いシーンもあります!

チケット情報はこちら


■Coloring Musical『Indigo Tomato』特別特集 vol.2■


小林香が手掛けるオリジナルミュージカル『Indigo Tomato』
映像記憶能力や芸術的な能力が非常に優れている「サヴァン症候群」の青年とその家族が織りなす物語を、たった5人のキャストで描き出す新作ミュージカルです。

開幕が今月末に近付いている中、パンフレット用の撮影現場を取材してきました!

前半は平間壮一さん&溝口琢矢さんの "兄弟" の撮影現場をレポートしましたが、今回は大山真志さんと剣幸さんの撮影の様子をお届けします。IndigoTomato02_01_4049.JPGIndigoTomato02_02_4105.JPG



大山真志さんが演じるのは、サヴァン症候群の主人公・タカシ(平間壮一さん)を外界に引っ張り出す野心家、ユーゴ
インディゴ・カラーの衣裳を身にまとった大山さん、爽やかですね。IndigoTomato02_11_4056.JPG

チケット情報はこちら


■Coloring Musical『Indigo Tomato』特別特集 vol.1■


『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』など数々の海外ミュージカルの演出を手がける一方、オリジナルのショー作品"SHOW-ism"シリーズなどを生み出し、日本では珍しいショー作家として確固たる地位を築いている小林香
国内外のミュージカルスターとタッグを組み、コンサートの演出家としても近年高い評価を得ている彼女ですが、『DNA-SHARAKU』『ifi』『ロコへのバラード』など、作家・脚本家としてもその才を発揮し、 多くのオリジナル作品を贈り出しているクリエイターでもあります。

ドラマチックでありながら繊細な心理をつくその作風で、多くのファンを獲得する小林が、 久しぶりの新作ミュージカルを上演します。

タイトルはColoring Musical『Indigo Tomato』
映像記憶能力や芸術的な能力が非常に優れている「サヴァン症候群」の青年とその家族が織りなす物語です。IndigoTomato01_01_4264.JPG

数学や暗記に特殊な能力を持つ青年・タカシ役に平間壮一
兄のタカシを支えてきた弟マモル役に溝口琢矢
ほか、タカシを外界に引っ張り出す野心家に大山真志、兄弟を見守る、明るくポジティブなカフェの店員に安藤聖、そして兄弟にまつわる多彩な女性を演じていくのは剣幸彩吹真央(Wキャスト)。

たった5人で演じられる、オリジナルミュージカル。

実力派揃いのカンパニーで、一体どんなカラフルな世界が広がるのか、いまから楽しみです!

すでに稽古もスタートしているカンパニーですが、パンフレット用の撮影をすると訊き、取材に伺ってきました。IndigoTomato01_02_4145.JPG
 



主人公・タカシを演じる平間さん。
ミュージカル『RENT』でのエンジェル役や劇団☆新感線「髑髏城の七人-Season月<上弦の月>」霧丸役など、人気作での主要な役柄を立て続けに演じている、若手注目俳優です。
人懐こい笑顔と朗らかな雰囲気が魅力の平間さんですが、撮影現場に現れた平間さんは、まさにそんなイメージどおりの方でした。

チケット情報はこちら

 
■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.7■



フランス生まれ、日本では2015年に宝塚歌劇団で初演され、翌2016年には東宝版として新たに上演されたミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』
待望の再演が現在、帝国劇場で上演中です!

「フランス革命」に材をとったこの作品、若者たちが自由と平等を求め、自分たちの生きる場所をよりよい世界にしようと戦う熱き物語ですが、作中ではロベスピエールダントンデムーランという実在した人物たちも登場。

映画や舞台など、様々な作品でも描かれる彼ら革命家たちは、その後それぞれが苦難の道へと歩んでいきますが、このミュージカル『1789』では彼らの若き青春の日々が描かれ、とにかくカッコ良く登場します!

その革命家たちを演じるのが三浦涼介上原理生渡辺大輔

3人に作品の見どころや、自分たちの役どころについて、そして『1789』で描かれているテーマについて...などなど、色々とお話を伺ってきました!

※インタビュー中、物語の展開に触れています。ご注意ください。

三浦涼介上原理生渡辺大輔 INTERVIEW ◆

1789_2018_05_10_06A_1194.JPG
● ロベスピエール、ダントン、デムーラン、それぞれのキャラクターについて


―― 皆さんはそれぞれロベスピエール、ダントン、デムーランという、歴史上の人物を演じていらっしゃいます。史実があり、実在した人物ではありますが、このミュージカルではそれぞれ、どういうキャラクターとして捉えているかを教えてください。まず三浦さんは、マキシミリアン・ロベスピエールですね。

三浦「僕は初演の資料映像を観させていただいたり、演出の小池(修一郎)さんから「これを読んでおいて」と本を渡されたりと、入る前から情報源が多かったんです。ただ本に書かれているロベスピエール像のすべてがこの『1789』で見せられるわけではありませんので、若い頃の彼の、彼なりのまっすぐさというようなところを大切にしたいと思いました」

上原「ロベスピエール、熱いよね!」

三浦「どうやら初演はロベスピエールの中の要素として "冷" という字も入っていたようなのですが、今回は本当にまっすぐさと熱さ、みんなを引っ張っていく力...というところをすごく、小池さんにも言われたんです。でもなかなか上手くいかなくて、本番に入ってやっと、皆さんの熱量に自分も感化されて出来上がった感じです」


―― 三浦さんは、再演メンバーが多い中で今回からの参加ですから、大変なところもあったのでは。

三浦「最初は(初演でロベスピエールを演じた)古川雄大さんのイメージがすごく強くて、僕はすごくそこに惑わされていたんです(苦笑)。再演の作品に新メンバーとして加わるプレッシャーもあり、色々考えすぎちゃっていたんですよね。いつもだったらすんなり出来ているようなこともまったく進まず、すごくまわりに迷惑をかけてしまって。お稽古のあいだ、自分のロベスピエールが全然つかめずに本番に入ってしまった感じでした。でもゲネプロあたりで、この帝国劇場というステージに立って「こんな感覚なんだ」「こういうキャパなんだ」と実際にわかって(心が)開いた。それまで「帝国劇場に立つからにはこうじゃないと」というような固定的な意識があったところが取っ払われて、僕はたぶん今、そういうことをことごとく無視してやっているんだと思います(笑)。だから今は、僕は僕のロベスピエールをやろう、やってみようという気持ちでやっています」

▽ マキシミリアン・ロベスピエール(三浦涼介)1789_2018_07_11_0001.JPG


―― 上原さんは、演じるジョルジュ・ジャック・ダントンを、どういうキャラクターだと思っていますか。

上原「うん...。お酒を飲んでるだけですね」

三浦渡辺「(笑)!」

上原「根底は人情家。プチブルジョワだけど、一番 "シトワイヤン(市民・生活者)" と呼ばれる貧困層の人たちとも分け隔てなく接している。パレ・ロワイヤル(広場)でも、皆で一緒に飲んで、色々な意見を交わしたりしてるのかなぁ~、と思って。そういう熱さがあって、3人の中では、ほかの人々の架け橋となっているような存在なのかなって、自分では思っています」

チケット情報はこちら

 
■ミュージカル『1789』2018年版特集vol.6■



フランス生まれ、日本では2015年に宝塚歌劇団で初演され、翌2016年には東宝版として新たに上演されたミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』
待望の再演が現在、帝国劇場で上演中です!
1789_2018_05_11_0408.JPG1789_2018_05_12_2TA_0333.JPG
『1789』をはじめとするフランス生まれのミュージカルは、打ち込みなども多用された斬新なサウンドも印象的ですが、本作は特に、今までの日本ミュージカル界にはあまりない手法が取り入られ、音楽的にも面白いものとなっています。

その『1789』の音楽的魅力について、音楽監督の太田健さんにお話を伺ってきました!

1789_2018_05_01_2201.JPG

●太田健 プロフィール●
1970年大阪生まれ。京都市立芸術大学大学院、米国マネス音楽大学大学院で学び、2002年2月、宝塚歌劇団に入団。2004年1月、花組公演『天使の季節』で作曲家デビュー。『太王四神記』『オーシャンズ11』『るろうに剣心』『ポーの一族』など、小池修一郎の演出する一本立て作品で音楽を担当することが多い。また『スカーレット・ピンパーネル』などフランク・ワイルドホーン作品の音楽監督も多く務めるほか、SMAPの21枚目のアルバム『Mr.S』(2014年)に「Theme of Mr.S」を提供するなど、劇団外部でも活躍。
 

◆ 太田健 INTERVIEW ◆

 
―― まずは音楽監督とはどんなお仕事なのか、教えてください。

「基本的に、音楽全般を取り仕切るのが音楽監督です。特に外国の作品を上演する場合は...今回でしたら『1789』のフランスの著作元があり、それを上演する権利を日本が買います。それをまったくそのままやるのか、もしくは色々な手を加えてやるのかということを演出家(小池修一郎さん)と相談しつつ、音楽のアレンジに関する作業を進めていきます」


―― 『1789』はけっこう、日本版のアレンジが加わっていますね。

「演出の小池先生から「この曲はこちらに使いたい」「この曲はもっとこんなアレンジに変えて欲しい」ということがたくさん出てきますので、日本版はこんな形にしたいんだとフランスの著作権元に相談し、許可を得て、日本版の楽譜上のすべてをやっていく、というのが最初の仕事。そのあと、最終的に稽古場で全体の流れが固まった段階で、あちらの雰囲気そのままでやりたいものはそれを再現するオーケストラの譜面を書き、日本版アレンジや新曲は、イチからオーケストラのアレンジをする。歌のことは歌の先生がやってくださっているので、"それ以外の音楽のこと全般" ですね」1789_2018_05_02_2195.JPG


―― いま「あちらの雰囲気そのままでやりたいものは再現をするオーケストラの譜面を書く」と仰ったのですが、オーケストラは全部日本で録っているんですか? 私は『1789』は生オケではなく録音だときいて、フランスで使っていた音源をそのままもらってやっているのかと思っていたのですが。

「全部、こちらで録り直しています。『ロミオとジュリエット』からずっとその形です。プレイヤーも日本のスタジオミュージシャンの方たちです。「録音したものをあげるよ」とフランス側は言うんですが、でもやっぱりちょっとテンポ感が違うんですよね。フランス語だとあのテンポでいいけれど、日本語だと少しテンポを上げないと違和感がある曲があったり。ほとんどフランス版と同じテイストで良いものは頂いたものを使うことも出来ますが、そうなると今度は日本でったものと向こうでったものを混ぜることになる。そうするとどうしても音源の雰囲気が変わるので、結局、統一感を出すために全部、日本で作り直しています。ちなみに "打ち込み" も、日本でイチからやっていますよ


―― そんな苦労をして、全曲録音、打ち込み。生では出せない音があるということでしょうか。

「"リズムの感じ" ですね。コンピュータで作る音って、簡単に言うと「今風」。フランスのミュージカルは曲自体はとてもクラシックなのですが、ベースが今風のリズムなんです。そうすると、その音を生オケで出すことは難しい。フランスのオリジナルがもともと全曲録音で、やっぱりそれを基本として欲しいということなので。例えば『ロミオとジュリエット』などは、ロンドン公演はアレンジも変えてすべて生オケで上演していたりと、国ごとに色々なことをやっているのですが、日本版ではやはりオリジナル版の匂いそのままやりたいね、とプロデューサーや小池先生とお話して、録音でいくことになりました」


―― 特に初演の時は、帝国劇場で、生オケではなく録音ということに、ファンも様々な思いを抱いたと思います。うがった見方をすれば「経費削減ではないか」とか。

「帝劇という劇場は、もともとオーケストラを使う作りになっていますからね。ただ、この公演に関しては経費のために...ということはまったくなく、大元のフランス版がテープだからというだけなんです。実際に録音も、シンフォニー・オーケストラくらいの莫大な人数で、丸2日くらいかけてやっています。さらに全曲打ち込みをしていますから、経費的にはけっこうな額がかかっているんですよ」


韓国で2006年に誕生して8年ものロングランヒットを飛ばし、ロマンチック・コメディ・ミュージカルのジャンルを確立したミュージカル『キム・ジョンウク探し』

日本では、2016年に村井良大彩吹真央駒田一の3名のキャストで日本版初演として上演し(タイトルは『キム・ジョンウク探し~あなたの初恋探します』)、好評を博しました。
昨年も『Finding Mr.DESTINY』としてフレッシュなキャストで上演されましたが、このたび、満を持して初演時のオリジナルキャスト3人が帰ってきます!
hatsukoi2018_01_1GP_0710 _L.JPG
物語は、何をやってもダメダメな男・ミニョクが始めた「初恋探し株式会社」に、ヒロインのアン・リタが、忘れられない初恋の人"キム・ジョンウク"を探しにやって来るところから始まります。といっても、手掛かりはキム・ジョンウクという名前だけ。果たして初恋の人を無事に探し出すことができるのか...?リタの記憶を頼りに、ミニョクとリタの2人で初恋の人を探し出す過程をロマンチック・コメディ・ミュージカルとして描きます。

チケット情報はこちら

 
ホットポットクッキングの第4回公演『GJ』
が4月13日(金)より、赤坂RED/THEATER にて上演されます。

ホットポットクッキングは、元アイドリング!!!のメンバーを中心に、<あらゆるジャンルの美味しい人材を、そのキャリアに関わらず、演劇という鍋に大胆に投げ込んでコトコト煮込み、舌がトロける美味しい舞台作品を作り上げるために結成した演劇プロジェクト>

第4回公演となる今回の『GJ』は、旗揚げ公演から連続出演している高橋胡桃玉川来夢橋本瑠果を軸に、Wake Up, Girlsの吉岡茉祐永野愛理、そして元宝塚雪組トップ娘役・愛加あゆ らが参加します。
HPC_GJ_3_00_3786.JPG
この、女子力が高そうな面々とタッグを組むのは、なんと "男芝居" を得意とするスズカツこと鈴木勝秀さん!

今回は主人公のジュンコ役・高橋胡桃さん、その母親役の愛加あゆさん、そして作・演出を手掛ける鈴木勝秀さんのインタビュー<後編>をお届けします。
インタビュー<前編>はコチラ
HPC_GJ_3_01_3741.JPG

 

高橋胡桃愛加あゆ鈴木勝秀 INTERVIEW ★

 
―― 高橋さんが演じられるジュンコ、大変な役ですよね。

鈴木「まあジュンコは大変ですよね」

高橋「台本をいただいたときは、ページめくるごとに役名のないページがなくて(笑)。早く覚えなきゃ!って必死でした」
HPC_GJ_3_08_a_3744.JPG

―― 今回初めてこの作品に触れられた高橋さん、愛加さんにとって、ストーリーの印象はいかがでしたか?

愛加「私はまさに今、両親が祖父母の家の相続をどうするかとか、そういう話もちょこちょこ聞いているような歳なんです。そういう時にこの題材が来たので、おおう! という感じでしたし(笑)、そういったことを改めて考えるきっかけにもなりました。 家族って一体どういう形が正しいのかな、とか、色々と考えてます。何が正解かはまだわからないのですが...。そんなことを考えるのも、自分が母親役だというのも大きいのかも」HPC_GJ_3_11_3772.JPG

チケット情報はこちら

 
ホットポットクッキングの第4回公演『GJ』
が4月13日(金)より、赤坂RED/THEATER にて上演されます。

ホットポットクッキングは、元アイドリング!!!のメンバーを中心に、<あらゆるジャンルの美味しい人材を、そのキャリアに関わらず、演劇という鍋に大胆に投げ込んでコトコト煮込み、舌がトロける美味しい舞台作品を作り上げるために結成した演劇プロジェクト>

第4回公演となる今回の『GJ』は、旗揚げ公演から連続出演している高橋胡桃玉川来夢橋本瑠果を軸に、Wake Up, Girlsの吉岡茉祐永野愛理、そして元宝塚雪組トップ娘役・愛加あゆ らが参加します。
HPC_GJ_2_01_3686.JPG
この、女子力が高そうな面々とタッグを組むのは、なんと "男芝居" を得意とするスズカツこと鈴木勝秀さん!

稽古場レポートに続き、今回は主人公のジュンコ役・高橋胡桃さん、その母親役の愛加あゆさん、そして作・演出を手掛ける鈴木勝秀さんのインタビュー<前編>をお届けします。

HPC_GJ_2_02_3770.JPG

高橋胡桃愛加あゆ鈴木勝秀 INTERVIEW ★

 
―― この作品は、2006年にスズカツさんが上演された『MYTH』という作品を下敷きにされているんですよね。どういう経緯でそうなったのでしょう?

鈴木「まず、ホットポットクッキングのメンバーたちで舞台を...という企画のご依頼をいただき、色々と考えたんです。たまたま去年、僕が20代のときにやった『ノール』という作品を、恵比チリDANという若手の子たちで上演したんですね。僕がかつて書いたものを、今の若い人たちにやらせたらどうなるんだろう? と思ってやってみたんですけど、これが結構面白かったんですよ。また、『シスター』というリーディングドラマも再演を繰り返していただいてることもあり、「自分が書いた作品を、色々な俳優が演じる」というのが面白い時期なんです。あの頃自分が書いていたこと、考えていたことは僕の中には変わらず存在はしている、でもそれを違うキャスト、若い女の子でぶつけてみたらどうなるだろうと」

▽ 高橋胡桃HPC_GJ_2_11_a_3755.JPG
▽ 玉川来夢HPC_GJ_2_12_3789.JPG
▽ 橋本瑠果HPC_GJ_2_13_3691.JPG


―― しかも、『MYTH』は父親と息子という男性同士の話でしたもんね。

鈴木「そう。それをそのままのセリフでやるとどうなるんだろう? と。で、実際に稽古してみたら面白かったんですよ。それは「僕にとって」なんだけどね(笑)。男4人のために書いた芝居が、女の子中心になって出演者の人数も増えた。ほとんどシチュエーションは同じなのにもかかわらず、こんな風になってくるのか! と。これは今後もこういうのをやってみたいな、とすら思ってます」

チケット情報はこちら

 
■『リトル・ナイト・ミュージック』特集vol.6■


27年ぶりの共演が話題の大竹しのぶ風間杜夫を中心に、豪華キャストで上演するミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』
その初日が目前に迫ってきました!

稽古場取材やインタビューから、この作品を開幕まで追っている当連載ですが、今回は「オケ合わせ」の様子を取材してきました。
LNM2018_06_01_1832.JPG
「オケ合わせ」とは、それまで稽古場ピアノで練習してきたキャスト陣と、オーケストラが、稽古場で音を合わせる作業。

『リトル・ナイト・ミュージック』は巨匠スティーヴン・ソンドハイムによる美麗な音楽が大きな見どころ・聴きどころのひとつ。
やはりオーケストラの重厚な音が入ると、その音楽の素晴らしさが際立つようで......。

稽古場レポート、どうぞ!


初日まで約1週間のミュージカルの稽古場は、どんな感じなのでしょう?

興味津々で稽古場に入ると、キャストが発声練習中。ピアノに合わせて「ア~ア~♪」と声を出していきます。ミュージカルに初挑戦の風間杜夫さんものびのびと声を響かせて楽しそう。声のウォーミングアップをしたところで、いよいよ稽古がスタート。

この日行われたのは、「オケ合わせ」。ずらりと並んだオーケストラはハープもありの16人以上というなかなか豪華な編成です。まずは脇を固める5人のキャスト、"リーベスリーダー" による『ナイトワルツ』の抜き稽古から。大竹しのぶさん演じる大女優のデジレ、風間杜夫さん演じるその元恋人のフレデリックを軸に、男女の絡み合った愛が描かれた『リトル・ナイト・ミュージック』のテーマとなるワルツです。マエストロの合図でオケ演奏が始まると、柔らかく豊かな音楽に包まれるよう。音楽を聴いているだけで胸躍りドラマが浮かぶのは、さすが巨匠スティーヴン・ソンドハイムの作品です。LNM2018_06_11_1802.JPGLNM2018_06_03_1793.JPGLNM2018_06_04_1799.JPG

チケット情報はこちら

 
■『リトル・ナイト・ミュージック』特集vol.1■


『ウエストサイド物語』の作詞や『太平洋序曲』 『スウィーニー・トッド』の作詞・作曲などを手掛け、アメリカ演劇界最高峰の栄誉トニー賞をこれまで8度受賞しているミュージカル界の大巨匠スティーヴン・ソンドハイム
その巨匠の最高傑作と称される ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が、4月に上演されます。

主役の大女優デジレに大竹しのぶ、その昔の恋人フレデリックに風間杜夫という豪華共演で実現する今回の上演、その稽古場にいち早く潜入してきました!
LNM2018_01_01_00308.JPGLNM2018_01_02_00299.JPG

物語の舞台は19世紀末のスウェーデン。
恋多き大女優デジレと、その昔の恋人である中年弁護士フレデリックを中心に、3つの家族、数組のカップルの恋が入り乱れるラブ・コメディです。

この日は全員揃っての「歌入り本読み」が行われるということで、それまで個々、歌パートの練習などを重ねてきたキャストさんたちが、全員であわせる初めての場。
作品の全体像が立ち上がる瞬間です。

全員が顔を揃えるのが初とあって、簡単に出演者・スタッフの紹介があり、演出のマリア・フリードマンさんからの挨拶もありました。

マリアさん、数々の受賞歴を誇るイギリスの大女優です。特に『パッション』『ラグタイム』ではオリジナルキャストとして、ローレンス・オリビエ賞の主演女優賞を受賞しています。
そしてかつて『リトル・ナイト・ミュージック』にも出演しています。LNM2018_01_05_00143.JPG

そのマリアさん、出演者の皆さんに向かって「本当に美しいキャスティングだなと感動しています。ここから数週間、皆さんとご一緒するのが楽しみ。最終的に美しい作品になっていくだろうと確信しています」と話しました。

カテゴリー

ジャンル

カレンダー

アーカイブ

劇団別ブログ記事

猫のホテル

文学座

モナカ興業

谷賢一(DULL-COLORED POP)

劇団青年座

劇団鹿殺し

 はえぎわ

柿喰う客

ONEOR8

M&Oplaysプロデュース

クロムモリブデン

演劇集団 円

劇団チャリT企画

 表現・さわやか

MONO

パラドックス定数

石原正一ショー

モダンスイマーズ

ベッド&メイキングス

ペンギンプルペイルパイルズ

動物電気

藤田記子(カムカムミニキーナ)

FUKAIPRODUCE羽衣

松居大悟

ろりえ

ハイバイ

ブルドッキングヘッドロック

山の手事情社

江本純子

庭劇団ペニノ

劇団四季

演劇チケットぴあ
劇場別スケジュール
ステージぴあ
劇団 石塚朱莉