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●ストーリー●
パリに咲き、バスティーユに散った美しき愛の物語。
民衆は貧困にあえぎ、貴族は贅沢に溺れる18世紀末のフランス―。
農夫ロナンは父を貴族に殺害されたことをきっかけに、
パリへ飛び出し、革命派に身を投じる。
デムーラン、ロベスピエール、ダントンら熱き仲間を得て、新しい時代に希望を燃やす。
一方、宮廷に仕える心優しき侍女・オランプは
マリー・アントワネットとフェルゼン伯の逢瀬を手引きしてパリにやってくる。
マリー・アントワネットをつけ狙う一味との騒動に巻き込まれたロナンは
オランプと運命の出逢いを果たす。
決して出逢う筈のなかった二人は強く惹かれ合うも、対立する身分が壁となる。
そして、愛に悩む彼らの心を揺さぶるかのように革命の足音が近づいてくる...。
1789年7月14日、バスティーユ牢獄襲撃。
遂に革命の火蓋が切って落とされる―。
(公式サイトより)
時は18世紀末。フランス革命と、貴族と市民という対立する身分の間に生まれた恋愛模様を描いたフレンチ・ロック・ミュージカル「1789-バスティーユの恋人たち-」。フレンチ・ロックでつむぐ新時代のミュージカルは、2015年に宝塚歌劇団で上演され、話題を呼んだ。そして2016年、小池修一郎潤色・演出で上演が決定。父を貴族に殺害されたことを機に革命に身を投じる農夫ロナン役を、ミュージカルは2作目となる小池徹平が演じる。
――宝塚歌劇団の『1789』をご覧になったそうですが、ご感想をお聞かせください。
友人を取るか、恋人を取るかという、ロナンの気持ちを表す部分がすごく分かりやすく描かれていて、フレンチ・ロックが非常にカッコイイなという印象と。あとは、すごく華やかなステージで、テンポが速いなという印象です。本作は、宝塚版とは冒頭から違う演出になっていまして、男性のキャストが入ることによって力強さみたいなものが出ていると思います。また、ダンスもあるので、宝塚版とは全く別物になるんじゃないかなと思います。
――小池修一郎先生から、農夫・ロナンについて何か具体的なご指導はありましたか?
ロナンは田舎からパリという都会に出て行く男ですが、「キミはまだ都会過ぎ」と。その意味をずっと追求してて。今回、Wキャストなので、加藤和樹くんが演じているときもめちゃくちゃ必死に見ています。"先生がおっしゃったヒントが加藤くんの芝居の中にあるのかな"という見方ができるのもすごく楽しいです。
――加藤さんと、役についてのお話は?
ふたりで話しているのは、「相反するものと、どこか共通した部分があるといいよね」と。稽古が始まったばかりなので、もう少し固まってきた段階で詰めていこうかなと考えています。
--宝塚版との違いはどこにあるでしょう?
宝塚版では使っていない楽曲を入れたり、脚本も宝塚版とは違うような。もちろん同じシーンもありますが、宝塚版を見た方も別の雰囲気で楽しめると思います。ダンスも全然違います。力強いダンスが入ってくると思います。
――初のWキャストですが、いかがですか?
お互い切磋琢磨して別のロナンを作っていくんだろうなと思います。あとはもう、体調を整えやすいのはありがたいですね。
――フレンチ・ロックの印象は?
バラードのナンバーが素敵で。カッコよくて、滑らかにすっと入ってくるような感覚です。今回、日本語訳で歌わせてもらうのですが、歌っているだけで気持ちが入るような。これから稽古を重ねて、自分の体から自然と出てくるようになるとすごく気持ちいいだろうなと思います。
――東京の会場は帝国劇場。"帝劇初主演"ですね。
歴史ある場所ですから、もちろんプレッシャーもありますが、ミュージカル経験の浅い自分が立たせていただけるのであれば、今いただいている役を必死にやって、堂々と立ちたいなと思っています。舞台(出演)はここ2、3年ですが、ありがたいことに毎年出させていただいています。まさか自分がこんなミュージカルをやるとは思っていませんでした。
――役者としてこの舞台経験がどのように生きていると思われますか?
舞台って1ヶ月~1ヶ月半、稽古を重ねて、本番も1ヶ月ぐらい立って。同じ芝居をこんなに追求できるのは役者冥利につきるというか。同じ役にどっぷりつかって、毎日の変化をみんなで楽しんで。それで拍手をいただいて。大変ですが、こんなに楽しくてストイックになる仕事はないなと思います。共演者も毎日一緒にで、それぞれの考えを深く聞いたり、知ったり、仲良くなったりして、後々の付き合いにつながっていく気がします。"昨日より1ミリでも前進しよう"くらいの気持ちで追求できるのはすごく面白いなと思います。
――ミュージカルはこれからも?
出られる場があるのでしたら、チャレンジしたいです。ずっとミュージカルをやっている方と比べたら、知識も浅いし、分からないことだらけなんですけど、ミュージカルを経験することで、ミュージカルが大好きな方とか、愛している方と出会うことによって、すごくいい知り合いが増えて、どんどんのめり込んでいく感じがしています。初めはただ圧倒されるだけだったのが、"どういう発声をしてるんだろうな"とか、見方が変わったり。
――ミュージカル作品に出たことで、新たな自分を発見したということはありましたか?
再認識なんですけど、やっぱり自分は負けず嫌いだと思いますね。相手役や、自分より歌が響く人を見るとすごい...!って思って。練習してあからさまにうまくなったり、半音でも上がったかなというのが見えるとテンションが上がるんです。頑張り甲斐があるというか。練習も大好きだし、ハードル高いものを見るとやる気が出ます。
――最後に大阪公演を楽しみにしている方へのメッセージを。
今回、ロナン、オランプ、そしてマリー・アントワネットもWキャストなので、様々な『1789』が楽しめると思います。小池修一郎さんの演出は観やすいですし、フレンチ・ロックの魅力を堪能してもらいたいので、『1789』ファンの方も、初めて観る方も、ぜひ劇場に足を運んでもらいたいと思います。
撮影/河上良(bit Direction lab.)
プロフィール
小池徹平(こいけてっぺい)●1986年1月5日生まれ、大阪府出身。2001年に第14回「ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞。2002年、ドラマ『天体観測』で俳優デビュー。出演映画『サブイボマスク』が6月11日(土)から公開予定。7~8月に東京、大阪で上演されるブロードウェイ・ミュージカル『キンキーブーツ』で主演を務める。
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
東京芸術劇場シアターウエストにて上演していた
舞台『オーファンズ』の東京公演が千秋楽を迎え、
鳴りやまない拍手にカーテンコールは5回にもおよび、称賛の中、スタンディングオベーションで幕を閉じました。
口コミで話題となり日ごと動員を伸ばし続け、ついには立ち見客も出るほど人気に!
そんな中、キャストの3名から千秋楽を終えてのコメントが到着いたしました!
神戸公演に向けて手応えは十分のようです!
☆柳下大さん
「口コミの評判が良くて、観に来て下さる方がどんどん増えているのが目に見えて分かりました。1カ月間必死で稽古してきたので、
本当に嬉しかったです。僕にとってはケガからの復帰作であり、役者として10年目最初の作品。
お芝居というものを改めて見つめ直す機会になったし、いろいろな発見もでき、再スタートにふさわしい作品になったと思います。
神戸公演はさらに進化した『オーファンズ』をお見せいたします。映像化もされない、二度と観られない作品です。
残り3回限りの"孤児たち(オーファンズ)"の物語を目撃してください」
☆平埜生成さん
「東京公演は11日間ありましたが、こんなに時の流れを感じなかったことはなく、千秋楽という気がしないです。
いつまでも自分の中に『オーファンズ』という作品が強くありすぎて、今は不思議な感覚です。まだ失いたくない感覚なので、このまま神戸公演を迎えられるのは嬉しいですね。
3人ともがトランス状態を超越した演技をぜひ観に来てほしいです」
「東京公演を乗り越えることが出来て思うのは、15公演分の旅だったなと。毎回スリリングでどう変わっていくかわからない、
気の抜けない舞台です。3人の呼吸もあってきて、芝居の完成度もどんどん良くなっていると思います。
ぜひ皆さん、期待して観に来てほしいなと思います。神戸に行く機会も中々ないので、僕も楽しみにしています」
兵庫公演は2016年2月27日(土)〜2月28日(日) まで新神戸オリエンタル劇場にて。
<アフタートークスケジュール>
終演後も「オーファンズ」の世界をお楽しみください。
■2月27日(土)13:00公演
柳下大×平埜生成×高橋和也×宮田慶子
■2月27日(土)18:00公演
柳下大×平埜生成×高橋和也
1/1000の難関を突破し、
話題の韓国ミュージカル『フランケンシュタイン』でデビュー!
今年3月、初来日!"怪物"と称される注目の大型新人、
チェ・ウヒョクより、メッセージ動画が到着!
2015 年11 月、
韓国の大ヒット・ミュージカル『フランケンシュタイン』(ソウル・忠武アートホールにて上演中)で鮮烈なデビューを果たしたチェ・ウヒョク。
彗星のごとく韓国ミュージカル界に現れた彼は、医師から怪物へと変貌するアンリ・ディプレ役を熱演し、
初舞台とは思えないほどの存在感を発揮した。
安定した歌唱力と演技力、そして甘いマスクと鍛え上げられたボディで観客を圧倒するチェ・ウヒョクは、
高校時代までプロボクサーを目指していたという異色の経歴の持ち主だ。
初めて見たミュージカル『ジャック・ザ・リッパー』のイ・ゴンミョンに衝撃を受け、
2014 年の『フランケンシュタイン』初演でハン・チサンに魅了されて同作再演のオーディションに挑戦。
倍率1000 倍の狭き門を突破し、憧れの存在だったハン・チサン、パク・ウンテと共に
トリプルキャストでアンリ役に大抜擢された。超大作ミュージカルで主演を務め、
堂々たるパフォーマンスを披露するという新人離れした活躍は"怪物"と称され、国内外のメディアで大絶賛を浴びている。
そんなチェ・ウヒョクが今年3月、初の来日コンサートを開催!
期待のニュースターが繰り広げる、魅惑のソロステージをどうぞお見逃しなく!
《公演情報》
■チェ・ウヒョク コンサート
2016年3月5日(土) 開場18:45 開演19:00
伝承ホール(渋谷区文化総合センター大和田)
チケット発売中!