ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事

■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#8■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』が、昨日・9月29日に東京国際フォーラム ホールAにて開催されました。

幸せで温かな「浦井健治ワールド」が広がったこのコンサートのレポートを、撮りおろし写真満載でお届けします!
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ホールが超満員となる5000人の観客が詰め掛けたこの日。ライブは浦井が2006年に発表し、今年8月にリリースした初のソロアルバム『Wonderland』に収録されたオリジナル曲「彼方へ」からスタートした。シンフォニックなサウンドをバックに、ひとつの歌詞、ひとつのフレーズを大切そうに歌う浦井の姿から、彼がこのコンサートへかける思いが伝わってくる。続けてこの夏に主演した『王家の紋章』より「ファラオとして」を激しい気性のメンフィス王さながらに熱く、そして『デスノート THE MUSICAL』より「デスノート」をドラマチックに歌い上げると、客席の温度も急上昇。曲によってガラリと変わる表情は、役者・浦井健治の真骨頂だ。

▽ 浦井さん、曲によってガラリと顔を変えます!
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しかし一転してMCでは「東京国際フォーラム!ホールA!イェーイ!」とハイテンション、自分でも「何だこのノリは...」と苦笑する、天然な浦井ワールドが炸裂。井上芳雄、山崎育三郎と組んでいるユニットStarSでのコンサートは経験しているもののソロコンサートは初である浦井、「今日は僕、ひとりなんですよ...どうしましょう。芳雄さんっ、育!」といないふたりに助けを求める一幕も。さらには、そのStarSコンサート時(2013年)、客席のサイリウムの光を「ホタルイカみたい」と発言し客席に衝撃を走らせた彼、この日は最初のMCで早々に「サイリウムの光、めっちゃキレイ!米粒みたい!...違うか、チンアナゴみたい」と言い放ち、客席からも大きな笑いが(さらにそのあと、「米粒って...自分、ひどいな。でもきっと炊きたてだよ?」というフォロー?も)。5000人の観客を一瞬にして脱力させるのも浦井の魅力である。

▽ MCではこの笑顔!
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▽ 照井さんも笑顔!
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#7■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』、いよいよ明日に迫ってきました!

コンサート目前ですが、この連載は本日も更新。
前回に引き続き、「通し稽古」レポートをお伝えします。
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浦井さんが「その作品の楽曲を歌うと、体と喉が、細胞レベルでその役を覚えている。その曲のまわりにあった楽曲すべて、対峙していた役、共演していたみんなの顔も見えて、作品の3時間、その空間の認識込みで1曲が歌える」インタビューで語っていたように、よくあるヒットソングメドレーのコンサートではありません。

浦井さん、1曲1曲、役を演じているようです。

みてください、この表情の違いを。
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億万長者の未亡人となったクレアが、財政破綻寸前の故郷に戻ってきた。
町の人々は、クレアが資金援助をしてくれることを期待している。
果たして、歓迎の晩餐会の夜、クレアは多額の寄付金を約束した。だがその交換条件に、かつての恋人・アルフレッドの「死」を突きつける。
クレアの真意は、いったいどこにあるのか?
そして、最初はその条件を「とんでもないこと」と笑い飛ばした町の人々だが、次第に「アルフレッドさえ死ねば...」という気持ちが芽生え始めてくる......。


スイスの作家、フリードリヒ・デュレンマットの名作『貴婦人の訪問』を、『エリザベート』『モーツァルト!』『レベッカ』などの名作を生み出しているウィーン・ミュージカル界が舞台化したのは2014年のこと。
大人の男女の濃密な愛憎劇に、"集団心理""拝金主義"といった社会的テーマも絡めた物語を、ウィーン産らしいメロディアスな音楽で彩ったこのミュージカル『貴婦人の訪問 -THE VISIT-』は、大ヒットとなりました。

日本では翌2015年に山口祐一郎(アルフレッド)、涼風真世(クレア)を中心とした豪華キャストで初演。
こちらも大好評を博し、早くも再演の運びに。

初演キャストが続投する中、山口祐一郎扮するアルフレッドの妻・マチルデとして、作品に初参加するのが瀬奈じゅんさん。
今回はその瀬奈さんにお話を伺いました。

まだ、稽古も始まっていない...どころか、作品について、演出の山田和也さん含めほぼどなたともお話をしていない! というタイミングでの取材でしたが、作品の魅力のみならず、そんな段階で演者がどう役に向き合い、何を考え、どんな心構えでいるのか......をも垣間見れる、貴重なインタビューとなりました。


◆ 瀬奈じゅん INTERVIEW ◆

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――サスペンスフルなミュージカルです。瀬奈さん、ミステリーとかは、お好きですか?

「あのー...、実はあんまり好きじゃないです(笑)。ドキドキしちゃうの。ミステリー小説を読んでいても、先にラストを読んじゃう。そこから安心して、最初に戻って読む...という、おそらく作家にとっては最悪な読者です(笑)」


――血や凄惨なシーンが苦手、といったことではなく、何が来るかわからないのが苦手?

「そうです、そうです! だからよく、映画やドラマを観る前に「お願い、結末言わないで」って言う人いるでしょ。私は反対なんです。「結末教えて」ってお願いしちゃう(笑)。その上でやっと安心して観られるんです。「ああ、だからここはこうなるのか」と考えながら見るのが、好き」


――では、この作品は、考えがいがありましたね(笑)。現時点でどんな印象を抱いていますか?

「考えがい、あります(笑)。すごく色々なことを考えさせられる作品です。ふつう、舞台を観ていると主役に感情移入をすることが多いと思うのですが、これはさまざまな役の立場になって考えてしまいました。「この人は何なんだろう」「この人はどう思っているんだろう」と。しかもそれをミュージカルでやる、というのが面白い!」


――ミュージカルという面では、どう思われましたか。

「音の層が厚いな、と。もちろんそれは、出演されている皆さんの歌唱力が素晴らしいということもあると思うのですが。バラエティに富んだ、色々なタイプの楽曲が出てきます。でもその中で私が歌わせていただく曲は、ちょっとほかとは毛色が違うんですよ」
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#6■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』、いよいよ開催目前!

リハーサルも順調に進んでいるようで、先週末には早くも「通し稽古」が行われました。
本日はその様子をレポートします。
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音楽が流れると、ぐぐっと、めくるめく「浦井健治ヒストリー」の世界へ!
カッコいいナンバー、キュートなナンバー...、あの時、あの舞台の記憶がよみがえります。
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このステージを支える強力なゲストは、こちらの皆さん。
AKANE LIVさん、照井裕隆さんの、力強くも美しいハーモニー。
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加賀谷真聡さんの、素敵なダンス!
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やっている4人自身が、楽しそうなんです!
みてくださいこの楽しげな表情を。
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#5■


浦井健治さんのデビュー15周年を記念したソロコンサート『Wonderland』、いよいよ開催が来週に迫ってきました。

浦井さんの15年のヒストリーをたどるものになりそうなこのコンサート、稽古場取材や、過去出演作品の振り返りなどで、その開催への道のりを追っている当連載ですが、本日は浦井さんのロングインタビューをお届けします!


★ 浦井健治 ロングインタビュー ★

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――デビュー15周年、おめでとうございます。この15年は浦井さんにとってどんな年月でしたか?

「15年たったんだなぁという気持ちと、まだ15年しかたっていないんだなという気持ちの両方があります。その中には、本当にたくさんの人との出会いがありました。そしてたくさんの作品、楽曲と出会ったことにより、自分の人生さえも豊かに感じるようになった。つまりとても充実していました。振り返れば振り返るほど、すべての出会いが自分に与えてくれた影響を考えずにはいられない。かけがえのない時間だったなと思います」


――今回は、その15周年を記念したコンサートですね。

「はい。充実していた15年をぎっしりと、ギュッと詰めたコンサートになります。タイトルの『Wonderland』は、8月に出した初のソロアルバムと同じなのですが、これはおもちゃ箱をひっくり返したような、何でもアリで、とにかくお客さまに楽しんでもらえるようなものしたいという意味を込めています」
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#4■


ミュージカル界が誇る若手実力派スター・浦井健治さんが、デビュー15周年を記念し、ソロコンサートを9月29日(木)に開催します!

8月にリリースしたソロデビューアルバムと同じく『Wonderland』とタイトルを冠したこのコンサート、浦井さんの15年のヒストリーをたどるようなコンサートにもなりそう。

コンサートまでの道のりを追っている当連載、前回に引き続きその稽古場をレポートします!
前回は歌稽古の模様をレポートしましたが、もちろん動きもだんだんついてきているのです。
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この日お邪魔した稽古場でメインで動いていたのはこのおふたり。
ダンサー、加賀谷真聡さんと、振付のTETSUHARUさん。
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余談ですが、浦井さんとTETSUHARUさんが一緒にいた稽古場というと、担当、この公演を思い出します...→


ここで歌っていたナンバーは、比較的最近の作品でした(ちょっと内緒)。
カッコよく、ビシッと決まる場面になりそうです!
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#3■


ミュージカル界が誇る若手実力派スター・浦井健治さんが、デビュー15周年を記念し、ソロコンサートを9月29日(木)に開催します!
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8月にリリースしたソロデビューアルバムと同じく『Wonderland』とタイトルを冠したこのコンサート、浦井さんの15年のヒストリーをたどるようなコンサートにもなりそう。
開催までの道のりを追っている当連載、今回も稽古場に少し伺ってきました!

アクティング(動き)を付ける日...と伺っていたのですが、急遽歌稽古に突入。
少数精鋭のキャストのため、稽古場もフレキシブルに動いているようです。
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この日は浦井さんのほかAKANE LIVさんと...
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加賀谷真聡さんが稽古場にいらっしゃいました。
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#2■


ミュージカル界が誇る若手実力派スター・浦井健治さんが、デビュー15周年を記念し、ソロコンサートを9月29日(木)に開催します!

8月にリリースしたソロデビューアルバムと同じく『Wonderland』とタイトルを冠したこのコンサート、いったいどんなものになるのでしょうか...。

その歌稽古を少し、覗いてきました!
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浦井さんはもちろん、構成・演出の荻田浩一さん、ゲストボーカルのAKANE LIVさん、照井裕隆さん、ダンサーの加賀谷真聡さん、音楽監督のかみむら周平さん......。
皆さん顔を揃えています。
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浦井さん、熱唱中。
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【開幕レポート】


姿月あさと、マテ・カマラス、伊礼彼方の3人によるスペシャル・ライブ「姿月あさと×マテ・カマラス×伊礼彼方 -Musical Songs and Pop Galore!-」が9月13日、東京・草月ホールで開幕した。
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同日に行われた最終舞台稽古の模様を取材した。

▽ 姿月あさと
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▽ マテ・カマラス
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▽ 伊礼彼方
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宝塚歌劇団宙組の初代トップとして知られ、退団後もその力強い歌声でファンを魅了し続ける姿月、『エリザベート』のトートをウィーン、ハンガリー、日本の地で3ヵ国語で演じ、日本でも2007年の初来日以来、根強い人気を誇るマテ、ミュージカルからストレートプレイまで、挑戦的な作品に出演し続ける個性派俳優・伊礼。さまざまな大舞台をきらびやかに彩ってきた3人である。幕開け早々、当然のようにおなじみの王道ミュージカル・ソングのメドレーが続き、華やかな歌声で魅了する。玉野和紀演出ならではか、ダンスも盛りだくさんでショーアップされたシーンだ。だが、そこで終わらないのがこの個性派3人ならでは。日本人なら誰しもが知っているであろう、少し懐かしめのJ-POPが続けざまに歌われ、独特な世界に観客をいざなう。中でも意外な選曲を日本語で歌うマテの姿が新鮮かつユニークだ。
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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#1■


ミュージカル界が誇る若手実力派スター・浦井健治さんが、デビュー15周年を記念し、ソロコンサートを9月29日(木)に開催します!
 
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浦井さんといえば先日、初の帝国劇場単独主演作『王家の紋章』が大成功のうちに千秋楽を向かえたばかり。
こちらは全公演チケット完売、はやくも来年の4月・5月に東京・大阪での再演が決定しています。

井上芳雄さん、山崎育三郎さんと組んでいるユニット"StarS"でも活動している浦井さんですが、ソロコンサートは初開催。
もちろんストレートプレイも数多く出演していますが、ミュージカル俳優として、これまでに出演したミュージカルの楽曲も数多く盛り込まれたコンサートになるようです。

ということでげきぴあでは、実は当サイト登場率ナンバーワンではないか!? という浦井さんの初のソロコンサートまでの密着取材を敢行します!
彼が15年のあいだに出演してきた作品も振り返りつつ、その開催までの道のりを追っていく予定。
もちろん、お稽古場なども取材していきたいと思いますので、ご期待ください!
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