【開幕レポート】
姿月あさと、マテ・カマラス、伊礼彼方の3人によるスペシャル・ライブ「姿月あさと×マテ・カマラス×伊礼彼方 -Musical Songs and Pop Galore!-」が9月13日、東京・草月ホールで開幕した。
同日に行われた最終舞台稽古の模様を取材した。
▽ 姿月あさと
▽ マテ・カマラス
▽ 伊礼彼方
宝塚歌劇団宙組の初代トップとして知られ、退団後もその力強い歌声でファンを魅了し続ける姿月、『エリザベート』のトートをウィーン、ハンガリー、日本の地で3ヵ国語で演じ、日本でも2007年の初来日以来、根強い人気を誇るマテ、ミュージカルからストレートプレイまで、挑戦的な作品に出演し続ける個性派俳優・伊礼。さまざまな大舞台をきらびやかに彩ってきた3人である。幕開け早々、当然のようにおなじみの王道ミュージカル・ソングのメドレーが続き、華やかな歌声で魅了する。玉野和紀演出ならではか、ダンスも盛りだくさんでショーアップされたシーンだ。だが、そこで終わらないのがこの個性派3人ならでは。日本人なら誰しもが知っているであろう、少し懐かしめのJ-POPが続けざまに歌われ、独特な世界に観客をいざなう。中でも意外な選曲を日本語で歌うマテの姿が新鮮かつユニークだ。
MCでもゆるいのか自由なのか、仲が良すぎるのかわからない独特の間合いで客席を笑わせる。だがもちろん、締めるところはキッチリと。後半は彼ら全員に縁のある名作『エリザベート』の楽曲や、人気のウィーン産ミュージカルのナンバー、フランク・ワイルドホーン作品やフレンチ・ミュージカルのナンバーを、ソロで、またはデュエットで、3人で......と多彩に魅せていく。笑って脱力して、そして集中してじっくり歌声を堪能する、ギュッと凝縮された濃厚なショー。このステージを見れば、3人を、ミュージカルを、そして音楽を改めて好きになるに違いない。
公演は9月15日(木)まで同劇場にて。その後、9月28日(水)に兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホールで開催される。チケットは発売中。
▽ この3人、トークも魅力です。ひと言で言えば...フリーダム!?
▽ マテさん・伊礼さんもこの笑顔!
▽ マテさん・伊礼さんは、宣言していた(!?)あの歌も...!ハモリも美しくキマってました!!
▽ 3人の新たな挑戦、楽器演奏も。
▽ やっぱりこの人のこの歌を聴きたかった!というナンバーから、この人がこの歌を!? という意外なセレクトまでお楽しみに。
▽ 姿月さんとマテさんによる、大人っぽいムード満点のデュエットです。この写真から何のナンバーかわかる方は、ミュージカル通だと思います!さて何でしょう。
▽ ミュージカルソングながら、マテさんと伊礼さんでこのナンバーは少し意外!? な選曲を、さらに意外なアプローチで...。
おなかいっぱい、大満足な時間を過ごせること請け合いです!
公演期間が短いので、お見逃しなく。
取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)
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【公演情報】
9月13日(火)~15日(木) 草月ホール(東京)
9月28日(水) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール