浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#1 密着取材、スタートします!

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■浦井健治ソロコンサート『Wonderland』#1■


ミュージカル界が誇る若手実力派スター・浦井健治さんが、デビュー15周年を記念し、ソロコンサートを9月29日(木)に開催します!
 
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浦井さんといえば先日、初の帝国劇場単独主演作『王家の紋章』が大成功のうちに千秋楽を向かえたばかり。
こちらは全公演チケット完売、はやくも来年の4月・5月に東京・大阪での再演が決定しています。

井上芳雄さん、山崎育三郎さんと組んでいるユニット"StarS"でも活動している浦井さんですが、ソロコンサートは初開催。
もちろんストレートプレイも数多く出演していますが、ミュージカル俳優として、これまでに出演したミュージカルの楽曲も数多く盛り込まれたコンサートになるようです。

ということでげきぴあでは、実は当サイト登場率ナンバーワンではないか!? という浦井さんの初のソロコンサートまでの密着取材を敢行します!
彼が15年のあいだに出演してきた作品も振り返りつつ、その開催までの道のりを追っていく予定。
もちろん、お稽古場なども取材していきたいと思いますので、ご期待ください!
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浦井さん自身が目指しているという歌は、"芝居歌"。
シンガーとしての音楽ではなく、"歌い、演じる"ということに重きを置いているとのこと。
つまりコンサートといえども、歌われる音楽は、その楽曲の大元であるミュージカル作品と密接にかかわりがあろうと思われます。

この連載では浦井さんがこれまで出演してきたミュージカル作品(そしてコンサートで歌われるであろうナンバー)のご紹介もしていきたいと思います。


about ... 『王家の紋章』


2016年8月、東京・帝国劇場にて上演。

連載開始から40年を迎える少女漫画の金字塔『王家の紋章』を、世界で初めてミュージカル化した作品。
古代エジプトと現代アメリカをまたにかけた、壮大な愛のロマンだが、ここで浦井が演じたのは若きエジプト王メンフィス。
傲岸で強く、しかし寂しさや純粋さもあわせもった少年王を、浦井は見事に体現し、大きな評判を得た。

音楽は『エリザベート』『モーツァルト!』のシルヴェスター・リーヴァイ。
脚本・演出は、今回のコンサートの演出も手がけ、浦井とはこれまでも縁の深い荻田浩一。

▽制作発表会見より(16年5月16日配信記事
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中でも「ファラオとして」は冒頭近くに歌われる、メンフィスのソロナンバー。
「時代は始まったばかり」という歌詞が、果てしなく広がる未来を予感させ、勢いのある楽曲だ。
コンサートではこのナンバーも披露予定!


★浦井健治さんが語る『王家の紋章』★

「帝国劇場の単独主演という、すごく大きな経験をさせてもらいました。終わった瞬間に心にぽっかり穴があいて、数日間、本当にぼんやりしていたんです。他の仲間もそういう状態だったらしくて。でもそれを「寂しいね」と言い合えるメンバーと出会えたことも、財産でした。

世界的に有名で、少女漫画の金字塔と呼ばれる、40年も連載が続いている原作をこうして舞台化する。しかも世界初演としてゼロから作っていくというのは、大きなプレッシャーでもあったし、細川先生方が人生をかけて作っている漫画の世界観を崩すことなく舞台上でメンフィスとして存在することは、かなりの大きな作業でした。でもそれをやりながら、僕は逆に元気をたくさんもらっていました。お客さまも毎回満員御礼で、スタンディングオベーションで喜んでくださって、僕自身も毎回発見があって......。
その中で僕は不思議と、自分がどう振舞うかということを最終的に考えなくなっていきました。まわりのみんなが今、何を思っていて、どうしたら舞台の上で一番居心地よく立っていられるかに、なぜか僕は徹していて。自分のことよりも、まずそこを考えているということが、新たな発見でした。同時に、山口祐一郎さんを筆頭に諸先輩方が、目の前で、今も僕にそう接してくださっているんだということに、はっと気付いたんです。そういう先輩方の背中をちゃんと追っていきたいと、素直に思えました。要するに、僕はこの『王家の紋章』で、自分の考え方が変わったんだと思います。

以前、鵜山仁さんが「千年先のお客さまに届くようにダメだしをする」と仰っていました(→★『トロイラスとクレシダ』作品解説講座レポート参照)。それに通じるのかなと思っています。自分の考え方が、もっと長いスパンになった。僕の発言・行動が、次世代に繋がっていくかもしれない。演劇界の中で自分はどうあるべきか、どうするべきかという考え方になりました。"自分が"じゃなく、その作品が演劇界でどんな位置にあり、どんな流れを作り、ミュージカルの世界を作っていくことになるのか。視野が広がったというより、増えたのかな。興味のベクトルが増えていってる。未来をも考えられる、いい経験になりました

▽ 『王家の紋章』2016PV【舞台映像Ver.】(東宝公式チャンネルより)



★げきぴあバックナンバーから振り返る『王家の紋章』★

『王家の紋章』は全19回の大ボリュームの連載を展開。
振り返りはぜひ ★コチラ★ で!
担当のおススメは、カメラを向けるたびにキャストの皆さんがサービスショットをくれた、 稽古場レポート です♪

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取材・文・撮影:平野祥恵(ぴあ)

【浦井健治『Wonderland』公演情報】
・9月29日(木) 東京国際フォーラム ホールA

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