ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事
■『ビッグ・フィッシュ』vol.3■
ミュージカル『ビッグ・フィッシュ』の公開稽古が1月25日に行われました。
ティム・バートンの傑作映画をもとにし、2013年にブロードウェイでミュージカル化されたこの作品。
自分の体験をワクワクするような冒険譚にでっちあげて語る父・エドワード。
少年時代に"沼の魔女"から、自分の死期を予言された話。
故郷の洞窟に住んでいた巨人・カールとの友情。
サーカスで最愛の女性・サンドラと出会い、彼女の情報ほしさに団長のエイモスのもとで働いた話。
...そんな父の大げさな話に飽き飽きしている息子・ウィルとエドワードの間には、いつしか溝ができてしまっています。
しかし父が病に倒れたことから、ウィルは"父の話の真実"を知りたいと強く思うようになって...。
父と子の、そして"家族"の温かな物語が、
エドワードの語る、楽しくも幻想的な冒険譚に彩られながら紡がれていく、美しくハートウォーミングなミュージカル。
この日は、1幕の稽古が公開されるとともに、フォトセッション、演出の白井晃さん&主演の川平慈英さんのご挨拶もありました。
まずはキャストの皆さんの表情と、おふたりのご挨拶をご紹介します。
主役、エドワード・ブルーム役は川平慈英さん。
「ほんっとうに!楽しいミュージカルに参加させていただいております。日々その楽しさ、喜びを感じながら稽古しています。すごいのは、僕、...申し訳ないのですが...3人の素晴らしい女優さんとキスをさせていただきます、これはデカイ(笑)。霧矢(大夢)さん、(鈴木)蘭々さん、人魚役の小林由佳ちゃんと。白井さん本当にありがとうございます(笑)。
...でも冗談抜きで素晴らしいチームと一緒に出来て、いいエネルギーになっています。まだまだ、ここから羽ばたいていきたいと思いますが、圧倒的な"ミュージカル力"がある作品。曲とダンス、そしてストーリー。特に最後のシーンなどは本当に感動的で、稽古をしてて僕も涙が出てしまうくらい、愛に溢れた素晴らしくあたたかいミュージカル。感動間違いなしと日々感じています。2月は日生劇場でほっこりあたたまって、みんなと一緒に幸せをわかちあって....いいんです! 『ビッグ・フィッシュ』で、私たちが幸せをお届けします」
と、ユーモアの中にも、真剣な意気込みもしっかり語る川平さんでした。
以下、写真のみご紹介ですが...
『ビッグ・フィッシュ』#3 公開稽古レポートPart1 の続きを読む
チャールズ・M・シュルツ原作のコミック『ピーナッツ』の世界観がそのままミュージカルになった『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』が今年、日本では久しぶりに上演されます。
老若男女、誰もが知るあのスヌーピーやチャーリー・ブラウンたちが、歌い、踊り、しあわせのメッセージを届けてくれます!
といっても、子ども向けのキャラクター作品ではありません。
今年上演50年を迎える、由緒正しきブロードウェイ・ミュージカルです。
しかもキャストは、チャーリー・ブラウンに村井良大、スヌーピーに中川晃教、ルーシーに高垣彩陽、サリーに田野優花、ライナスに古田一紀、シュローダーに東山光明、というバラエティに富んだ顔ぶれ。
どんな舞台になるのか、ワクワクしますね。
チャーリー・ブラウンを演じる村井良大さん、
スヌーピーを演じる中川晃教さんに、作品やお互いの印象について、じっくり伺ってきました。
俺たち、カワイイよね!(中川)
"カワイイ"に慣れてきましたね(村井)
――おふたりでお話するのは、今日が初めてだそうですね。
村井「一度、ご挨拶はさせてもらいましたが、こんなにお話したのは、今日が初めてですね」
――でも、いい感じですよ。すでにチャーリー・ブラウンとスヌーピーのように可愛く見えてきました。
中川「ホント!? でも俺たち実際、カワイイよね」(一同笑)
村井「(笑)! ...ですよね~! それは思います。だからキャスティングされたんだなって!...どうしましょう、まわりが笑っちゃってますけど」
中川「いや、今回は"カワイイ"でしょ、俺たち。今回はカワイイでいいんじゃない? でも最初の頃は「カワイイ」と言われると、ちょっと俺たちの年齢の男がそう言われてもなー、と思わなくもなかったんだけど」
村井「「禁句です」って言ってました。でも慣れてきましたね(笑)」
中川「もう、"カワイイ"でいこう!」
▽ 村井良大
▽ 中川晃教
ミュージカル『フランケンシュタイン』が現在、日生劇場で好評上演中だ。メアリー・シェリーが19世紀に世に送り出した有名なゴシックホラーを原作に、オリジナル要素をふんだんに盛り込んで韓国で2014年に初演された、韓国ミュージカル界を代表するヒット作。日本では今回が初演となるが、韓国産らしいドラマチックで壮大な音楽が印象的なこの作品を、中川晃教、柿澤勇人らが見事な歌声と鬼気迫る演技で魅せている。メイン2役がWキャストになっているが、「中川晃教×加藤和樹」、「柿澤勇人×小西遼生」の2バージョンを観劇した。
"生命創造"に挑む科学者ビクター・フランケンシュタイン(中川晃教/柿澤勇人のWキャスト)が、禁断の研究の結果"怪物"(加藤和樹/小西遼生のWキャスト)を生み出してしまう...という骨子は原作のままだが、怪物の材料となる人体(脳)が、ビクターの友人・アンリ(加藤/小西)であるという点がオリジナル要素。そしてそのことから「ふたりの男の友情」がこの物語を中心を貫き、単なるホラーやスリラーものでも、科学者の葛藤ものでもない、多くの人が共感し得る作品になった。
物語は19世紀ヨーロッパが舞台。"死んだ人間を蘇らせる"研究をしているビクター・フランケンシュタインは、ひいては死体から新しい兵士を生み出すために、戦場で働いている。そんな中、あるいざこざからアンリ・デュプレの命を助けたビクター。最初はビクターの研究に反発していたアンリだが、そのゆるぎない信念にひかれ、ふたりはやがて固い友情で結ばれることに。だが戦争後もビクターの故郷に戻り研究を続けるふたりだが、殺人事件にまきこまれたビクターを救うために、アンリは自らを犠牲にし、命を落としてしまう。ビクターはアンリを生き返らせようと研究の成果を注ぎ込むが、誕生したのはアンリの記憶を失った"怪物"だった。そして怪物は自らを作り出し、消そうとした創造主・ビクターに復讐を誓う...。
■『ビッグ・フィッシュ』vol.2■
ティム・バートンの傑作映画をもとにしたミュージカル『ビッグ・フィッシュ』が2月、日本初演の幕を開けます。
映画はユアン・マクレガー、アルバート・フィニーら名優が出演し2003年に公開、日本でもヒット。
ミュージカル版は、2013年にブロードウェイで初演。
ファンタジックな中にも家族の愛を深く描いたテーマはそのままに、ミュージカルらしく、歌と楽しいダンスで彩られ、これもまた話題になりました(米国オリジナル版の演出・振付は、『クレイジー・フォー・ユー』『コンタクト』のスーザン・ストローマン)。
今回の日本版では、川平慈英、浦井健治、霧矢大夢、赤根那奈ら実力派がオリジナルキャストとして名を連ねます。
12月末、いよいよこの作品が始動。
キャスト・スタッフが顔を揃えた"顔寄せ"の場を取材しました。
★ストーリーなどはコチラをどうぞ。→製作発表会見詳細レポート
居並ぶ関係者の皆々様。
これだけの人が(いえ、実際にはこれ以上ですね...)関わって、ひとつの作品が出来るのです。
内野聖陽版ハムレット、豪華キャストの一人二役に注目
シェイクスピア作品の中でも特に人気が高い名作『ハムレット』を、内野聖陽主演で上演する。演出は『レ・ミゼラブル』オリジナル版演出で知られ、英国ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーの名誉アソシエイト・ディレクターである巨匠ジョン・ケアード。本作の製作発表が1月10日、都内にて開催された。
ジョンは以前より内野に「いつかハムレットをやるべき」と強く薦めていたという。その理由を「ハムレットはシェイクスピアが描いた中でも一番大きな役。若い役と思われているかもしれませんが、本当は経験豊かで技術がある人がやらなきゃいけない。この物語は哲学を描いているから、"ただ稽古でやったことをやる"のではなく、シェイクスピアの描いたことについて考えられる人じゃないと出来ない。内野さんはそういうことが出来る人」と熱弁。これに対し内野は「(考えることは)一番苦手」と笑いながらも、「ハムレットはもっと若い人がやるべきと思う人がいるかもしれませんが、そうじゃないんだぞというのを、今回必ずお見せします」と力強く意気込む。また名匠ジョン・ケアードについて「彼の"どんなキャラクターにも、特殊な役にも、それぞれ共感できるところがないといけない"という考え方が大好き。この作品にも難しい部分はあるかもしれないが、万人に共感できるところもたくさんある、豊かな作品になるのでは」と期待を話した。ちなみに劇中、ハムレットは「太っている」という描写があると訊き「(『真田丸』の家康役のために)16キロ太って必死にいま痩せようとしてたのに、気が緩みました(笑)」と内野。
会見ではジョンによる構想も語られたが、中でも注目は、30人ほどの登場人物を、わずか14名のキャストで演じきるということ。内野含め、ほとんどの俳優が複数役を演じ、そのことで演劇的構造を浮かび上がらせる仕組み。「内野さんも(ハムレットが死んだ後)フォーティンブラスとして戻ってきてもらいます。もともと僕は、ハムレットの死後、全然知らない人(フォーティンブラス)が国をとっていってしまうのが疑問でした。ハムレットが自分がなるべきだった王として復活した...となると、この劇のテーマである"蘇る死と生の関係"というものがクリアに見えてくるんじゃないか」と語るジョンに、出演者自身も興味深そうに耳を傾けていた。
なお、ヒロイン・オフィーリア役は、オーディションでこの役を掴んだという貫地谷しほり。「本当に今、ここに立てていることが嬉しい」と喜びを語った。ほか出演は北村有起哉、加藤和樹、山口馬木也、今拓哉、壤晴彦、村井國夫、浅野ゆう子、國村隼ら。公演は4月9日(日)から28日(金)まで、東京芸術劇場 プレイハウスにて上演(4/7・8にプレビュー公演あり)。チケットは1月14日(土)に一般発売を開始。その他兵庫・高知・福岡・長野・愛知公演あり。
以上、「チケットぴあニュース」でも掲出した記事ですが、ジョン・ケアードさんが話す構想が非常に興味深く、またキャストの皆さんもとても素敵な表情をしていましたので、「げきぴあ」ではもう少し詳しくお伝えいたします。
登壇したのは、内野聖陽さん、國村隼さん、貫地谷しほりさん、北村有起哉さん、加藤和樹さん、山口馬木也さん、今拓哉さん、壤晴彦さん、村井國夫さん、浅野ゆう子さん、演出のジョン・ケアードさん、演奏・音楽の藤原道山さん、翻訳の松岡和子さんの13名。
会見では最初にジョン・ケアードさんが、今回の劇の構造について、そしてその意図について熱く語りました。
内野聖陽主演『ハムレット』、製作発表会見レポートの続きを読む
12月19日に開催された、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の公開稽古、後半の「囲み取材」レポートです!
★前半の「歌唱披露」レポートはコチラ
囲み取材に登壇したのは、ロミオ役の古川雄大さん・大野拓朗さん、ジュリエット役の生田絵梨花さん・木下晴香さん。
今回の『ロミオ&ジュリエット』は、振付・美術・衣裳が一新された"新バージョン"として上演されることが発表されており、キャストも一新されますが、そんな中、前回公演に引き続きロミオ役として出演するのが古川雄大さん。
「今回キャストも入れ替わり、セットも衣裳も演出もかわって新しい"ロミジュリ"が生まれようとしています。皆がいいものを作ろうというひとつの思いで一丸となって稽古に取り組んでいますので、ご期待ください。
まだ稽古の途中ですが、出来上がっていく段階がとても楽しくて、色々なことを試して、色々なことを削って、色々なものを選んで...と作業しています。この稽古場にいることが出来て、幸せです。まわりの皆さんも実力派揃いで、刺激をもらっています。すごくいいものが仕上がっている感じがあります。
ロミオ役については、前回もやらせていただいたのですが、自分自身、いっぱいいっぱいなところがありまして...。様々なミュージカル作品を出させていただくようになった今、またこの役をやれるというのはすごく嬉しいことですし、この作品が大好きですし、やる気に満ちています」
とご挨拶。
同じくロミオ役、大野拓朗さん。大野さんは今回が初参加ですが、「初演の時からずっと大好きな演目」と、参加できる喜びを語りました。
「初演と再演と観に来させていただいて、今回3回目の上演で初めて参加させていただいて、本当に幸せです。今までに一番回数を見たミュージカルが『ロミオ&ジュリエット』なんです。CDも初演のあとすぐ購入して、ずっと現場移動の車の中とかで毎日毎日聴いて、一緒に歌って...というのが趣味でありストレス解消であり、日々の楽しみでした。それをこうやって今度は自分が、舞台の上でロミオとして歌えるのはすごく光栄なことですし、幸せなこと。さらに今回、初演・再演から演出が大幅にかわって、この作品は今回でさらに進化するんだろうなと感じています。でもキャストの熱いパワーは前と変わりません。だから"ロミジュリ"のいちファンとして、新しく進化したこの作品が届けられる日がすごく楽しみです。僕が常に思っているのは、観に来てくださったお客の一生の思い出に残るような素敵な舞台にするのが目標。そう思ってもらえるよう素晴らしい舞台を作れるよう、みんなで頑張っていきたいと思います」
12月19日、ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』の稽古場が報道陣に公開されました。
『ロミオ&ジュリエット』は2001年にパリで開幕、その後世界各国で上演されて500万人以上を動員している世界的ヒットミュージカル。
日本でも再演を重ねていますが、4年ぶりの上演となる今回は振付・美術・衣裳が一新された"新バージョン"演出で登場します。
この日はキャストによる囲み取材もありましたが、まずは公開稽古の様子を写真でお伝えします!
披露されたのは3つのナンバー。
いずれも、作品を代表するシーンです。
♪「いつか」
まだ出会う前のロミオとジュリエット。
恋に恋している...という感じの、初々しい、それでいて希望に満ちているふたりの表情に注目です。
ロミオ=古川雄大さん
ジュリエット=木下晴香さん
これが初舞台となる木下さん。
透明感があり、それでいて安定感のある歌声、素敵でした。
現在、東京・日生劇場にて日本初演が上演中のミュージカル『プリシラ』。
3人のドラァグクイーンが、1台のバス「プリシラ号」で旅をするドタバタ珍道中を描いた、派手で華やか、かつハートフルなミュージカルです。
劇中に登場する、往年のヒット・ソングの数々も楽しい一作!
この作品の中で、ドラァグクイーンとして華やかなショーに立ちながらも自分のジェンダーに悩み、妻と別居し息子と対面する勇気がもてない主人公・ティックを演じているのが山崎育三郎さん。
12月12日、その山崎さんと、来年開幕するフランス版でティック(※フランス版ではDick)を演じる"フレンチ・ミュージカル界の貴公子"ローラン・バンさんのアフタートークが開催されました。
その模様をレポートします!
終演後、すぐに開催されたこの日のトークショー。
観劇されたお客さまがそのまま参加されました。
「今日はスペシャルイベントということで、なんとフランスからお客さまがいらっしゃっています。この『プリシラ』は世界中で上演されていますが、日本では今回が初上演。そしてこの日本の次に上演されるのが、2017年2月、フランス・パリの公演です」という説明のあと、山崎さんが客席にいたローラン・バンさんを呼び入れました。
山崎さん曰く「フランス・ミュージカル界の貴公子」というローランさん。
映画『オペラ座の怪人』のフランス語吹き替え版でファントムを務めているほか、『ノートルダム・ド・パリ』『ゾロ』『ロックオペラ モーツァルト』など数々の舞台にひっぱりだこ。
アジア圏でもとっても人気の高い俳優さんです。
12月11日(日)に開幕する劇団四季の海外新作ミュージカル『ノートルダムの鐘』。初日を目前に控えた8日、公開舞台稽古が開催され、その全貌がひと足早く報道陣に披露された。
『ノートルダムの鐘』は15世紀末のパリを舞台に、ノートルダム大聖堂の鐘楼に住む異形の青年カジモド、彼を世話する大聖堂大助祭フロロー、警備隊長フィーバス、その3人が同時に愛するジプシーの娘エスメラルダを中心に紡がれる物語。2014年にアメリカで開幕したこのミュージカル版は、1996年に公開されたディズニー長編アニメーションに基き、アニメで使用された名曲の数々も多数登場する。アニメ版でも印象的だったナンバー『ノートルダムの鐘』から始まり、哀愁溢れるメロディがグッと物語の中へ観客の心を誘うオープニング。だがアニメでは描かれなかったフロローの暗い過去やカジモドとの関係性、フィーバスの心の傷なども描かれ、よりディープな"大人のための演劇作品"となっている。
宝塚歌劇雪組公演 ミュージカル・ロマン『私立探偵ケイレブ・ハント』/ショーグルーヴ『Greatest HITS!』の東京公演が11月25日、東京宝塚劇場で開幕した。先ごろ退団を発表したトップスター早霧せいな主演作。『ルパン三世』『るろうに剣心』『ローマの休日』などを宝塚版として見事に舞台化してきた早霧率いる雪組にとっては、久しぶりのオリジナル作品2本立てだ。
『私立探偵ケイレブ・ハント』は20世紀半ばのロサンゼルスを舞台に、探偵事務所の所長ケイレブと仲間たちが追うとある事件を、ケイレブとその恋人イヴォンヌの大人の恋愛を絡めながら描く物語。ハードボイルドな作風を得意とする正塚晴彦の作・演出らしい、カッコよく洒脱な空気感を、雪組のメンバーが巧みに醸しだす。中でもやはりケイレブを演じる早霧と、イヴォンヌに扮するトップ娘役・咲妃みゆのカップルがいい。雪組主演コンビに就いてから2年がたつ今でもフレッシュで微笑ましいトップコンビだが、今回はいつになく大人カップルの魅力。正塚作品らしいキザなセリフや掛け合いも、演技巧者のふたりらしくテンポよく魅せた。
続く『Greatest HITS!』は、クラシックからオールディーズまで、誰もが知る名曲で綴るショー。こちらも早霧のパッションや、トップコンビの息の合い具合にスポットが当てられ、そして個性豊かな雪組メンバーひとりひとりの個性が輝くスピーディで楽しい作品だ。どの瞬間も見どころだらけ、今の雪組の魅力が存分に発揮されている。中詰めではクリスマスメドレーもあり、今の季節にもぴったりだ。
おりしも開幕前日の11月24日には、東京では珍しい11月の雪となったが、雪を連れてやってきた雪組が12月末まで、東京の地を華やかに彩ってくれそうだ。
==ミュージカル・ロマン『私立探偵ケイレブ・ハント』==