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舞踊家達の圧倒的な身体によって生み出される作品で国内外で高い評価を得る、日本で唯一の劇場専属舞踊団「Noism(ノイズム)」が、4月中旬、東京都内で新作の製作発表会見が開催された。

オペラ・バレエで知られる物語をNoismオリジナルの物語として描く「劇的舞踊」シリーズ。第1作目の『ホフマン物語』(2010年)、『カルメン』(2014年)に続く、2016年の新作は、古典バレエの名作『ラ・バヤデール』を原案にした作品。古代インドを舞台に、舞姫ニキヤと戦士ソロルの悲恋を描いた物語を、劇作家・演出家の平田オリザが大胆に翻案し、オリジナル脚本を書きおろした。

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金森 穣 (演出)
2年前の夏に富山県の利賀演劇人コンクールで平田オリザさんとお会いする機会があり、直感的に平田さんと何かご一緒したいと思い、「Noismに何か書いていただけませんか」とダメもとでお願いしてみたところ、ご快諾いただきました。その後、平田さんから「既存のバレエ作品を翻案することに興味がある」と言われ、『ラ・バヤデール』を提案しました。書き上げていただいたものを読み、本当に平田さんにお願いして良かったなと思っています。

バレエの『ラ・バヤデール』をご存知の方は全く別物として観ていただいた方が良いですが、その際に何が何に置き換えられているかという事を読み説いていただければ、より作品の本質に迫れます。

今回は、平田さんの脚本をはじめ、空間を建築家の田根剛さん、衣裳をISSEY MIYAKEデザイナーの宮前義之さん、小道具を木工作家の近藤正樹さん、音楽は作曲家の笠松泰洋さんと、世界を舞台に活躍している一流の芸術家たちとこの作品を創れることを非常に嬉しく思います。ただ芸術家同士がコラボレーションをして好きなものをつくるのではなく、この作品を通して、我々が今生きている社会がどのようなものであって、どのような歴史の過程を経てこうなっているのか。そのような問題意識を、ある「幻の国」という仮想の国に置き換えた物語を通して、皆様と考え、共有できればと思います。

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平田オリザ (脚本)
私は劇作家ですが、この数年演劇の依頼は少なくなり、オペラをやったり、バレエを脚色したりする機会が多くなっています(笑)今回ご依頼をうけ、バレエの台本を書くという事がどういうことかと悩みまして、何もないところから新たに物語を書くのではなく、金森さんからヒントをいただき、『ラ・バヤデール』を翻案することにしました。

海外の、少なくともヨーロッパの公立劇場では、今この社会において問題になっている事柄について、考える題材を提供するのが公共性であるという共通の認識があります。日本の公共ホールではそのような志のある場所は残念ながら少ないですが、今回は、金森さんと共に、現代の私たちの抱える問題の根源はどこにあるのかを考えられる作品にしようと、この作品を書きました。

『ラ・バヤデール』はインドのカースト制を描いた物語ですが、それを民族対立の問題に置き換えて脚本を書きました。その設定のトレースは上手くいったのではないかと思っていますが、バレエですので、脚本の台詞を全部そのまま喋るということではありません。台詞のうちどの部分を実際に話し、どこを話さないかということは金森さんにお任せしています。創作の過程で何度も金森さんとはメールのやりとりがあり、ただ単に書いてお渡しした作品ではありませんので、今後も初日に向けお手伝いしながら一緒に創っていければと思っております。

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井関佐和子 (カリオン族の踊り子・ミラン)
『ラ・バヤデール』と聞いた時、穣さんがクラシックバレエでよく描かれるお姫様の世界とは異なる社会的な作品を選んだことは、ある種の必然と思いました。近年は特に"社会性や時事性を持った作品を創らなければいけない"と言っていることを傍で聞き感じており、今回平田さんとご一緒することは、自分にとってもあらためて世の中を考えさせられる機会になっています。

日本の舞踊界は、演劇界とは違い社会性を持った作品に出会うことがあまりありません。「表現」という言葉で済まされてしまう舞踊界にかねてから違和感があったので、この作品で世界情勢なども踏まえた創作に臨むことができるのは本当に嬉しく思います。

今回のミランという役については、穣さんから≪まれびと≫というキーワードをもらっています。今までは"強い"女性を演じ、"強い"女性の中にある"弱さ"を表現しなければならなかったのですが、今回は、時代に翻弄される"弱い"女性の中にある"強さ"を表現しなければいけません。そこには新しい挑戦があり、頑張っていきたいと思います。

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中川賢 (ミランを愛するメンガイ族の騎兵隊長バートル)
『カルメン』の初演・再演を重ねる中で"言葉を喋るように踊る"という感覚が自分の中に生まれた瞬間があり、それは今までにない経験でした。今回は更にゲストの俳優が3人いるということで、物語としてもより重層的になっているので、自分も舞踊家として"喋るように踊る"その感覚を更に深めていけるよう取り組みたいと思っています。

いつもは狭いスタジオで稽古を繰り返し、閉ざされた環境の中で毎日過ごしていますが、今回は錚々たる方々が作品に関わってくれるので、自分も皆さんから少しでも勉強できたらいいなと思っています。

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石原悠子 (物語のカギを握る"謎の女"ポーヤン/看護師)
いろいろと謎の多い役をやらせてもらうのですが、今回は2つの役がはっきりと分かれていて、自分の中で2役の差をつけようと日々取り組んでいます。まだ掴めない部分も多いのですが、これから稽古を重ねる中で沢山失敗し、沢山穣さんに挑み、「駄目だ駄目だ」と言われる中から新たな境地を発見できるように挑戦して、創っていきたいと思います。

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――平田作品について演出・金森 穣は――
簡潔。読んでいてすっと入ってくる。その表現の向こう側にある複雑な部分をとてもシンプルな形で提示していただける。凄く難しいことを簡単な言葉で言える人。

――金森穣について脚本・平田オリザは――
様々なことに挑戦する態度、決して奇をてらうのでなく真正面からぶつかっていく姿は、凄い勇気だといつも思っており、非常に素晴らしい。舞踊の実力、演出力については既に定まっていて私が言うまでもありませんが、素晴らしいと思います。


<あらすじ>
物語は一人の老人"ムラカミ"の回想から始まる。

曖昧な記憶を辿るように、かつてここにあった幻の国マランシュが蘇る。 ムラカミはかつて、ヤンパオ帝国の特務機関としてマランシュに駐留していた。風吹く荒野に忽然と姿を現したこの国に、理想を求め、多くの人や民族が集まってきた。皇帝を中心としたマランシュ族、陸軍の騎兵隊を務めるメンガイ族、踊り子のカリオン族、地方の軍閥である馬賊、そしてヤンパオからの居留民たち。それら五つの民族の人々が、偽りの協和のもと、マランシュに共存していた。

メンガイ族の騎兵隊長バートルは、カリオン族の踊り子ミランと秘かに愛し合っている。しかしマランシュの皇帝プージェは、五族協和の象徴として愛娘フイシェンとバートルを結婚させようとする。バートルはミランへの愛と民族への想いの間で苦悶する。そしてメンガイ族の独立を信じ、フイシェンとの婚約を承諾してしまう。

一方、隣国オロルから亡命してきた大僧正ガルシンも、踊り子ミランに想いを寄せている。しかしその想いはミランによって拒まれ、その背後にバートルとの逢瀬があることを知る。ガルシンが皇帝プージェにその事実を密告すると、それを知ったムラカミが特務機関として暗躍していく。

政治、宗教、民族の対立...あらゆる人々の思惑が憎しみとなって渦巻くなか、バートルとフイシェンの婚約式が始まろうとしていた──

▼公演詳細▼
劇的舞踊「ラ・バヤデール―幻の国」
7月1日(金) ~ 3日(日) KAAT 神奈川芸術劇場 ホール
7月8日(金)・9日(土) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
7月16日(土) 愛知県芸術劇場 大ホール


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『オペラ座の怪人』『キャッツ』などを生み出し、現代ミュージカル界の巨匠として君臨するアンドリュー・ロイド=ウェバー。1967年当時、学生だった彼と、『ライオンキング』『アラジン』などを手がけた作詞家ティム・ライスが初めてコンビを組んで作ったミュージカルが『ヨセフと不思議なテクニカラー・ドリームコート』です。(その後、このコンビは『ジーザス・クライスト=スーパースター』『エビータ』などヒット作を生み出しています)

作品は、旧約聖書の「ヨセフ物語」を元に、"夢は叶う!"というメッセージが込められた爽快感溢れるもの。
これを、いまブロードウェイで最も人気がある演出・振付家、アンディ・ブランケンビューラーが手がけた新演出版が、日本に初上陸します!
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この作品の応援サポーターに、ロイド=ウェバー作品にも縁の深い石丸幹二が就任。
4月12日、その就任イベントが開催され、石丸さんが作品の魅力を語りました。
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カラフルなネクタイで登場した石丸さん。
「テクニカラーの迷彩柄です。この作品に相応しいんじゃないかと!」と笑顔。

MCの小松靖アナウンサーから、「テクニカラーってあんまりなじみがない言葉ですが、映画がカラー作品になったときに"テクニカラー"って呼ばれたんですって」という説明が。
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●石丸さんとロイド=ウェバー

――石丸さんはロイド=ウェバー作品でデビューされた

「そうなんです、ロイド=ウェバーの『オペラ座の怪人』のラウル子爵という役でデビューしました。25年ちょっと前でしょうか。劇団四季では何回も再演するシステムですので、かなりいい年齢までその役をやっていました(笑)。ですからロイド=ウェバーにはなじみがあります」

――石丸さんにとってロイド=ウェバーはどういう存在?

「音楽でも色々なものがありますが、舞台芸術としてのミュージカルに初めて出会った作曲家がロイド=ウェバーでした。特に『オペラ座の怪人』はクラシックに近いので、私は東京藝大でクラシックを勉強してたのですが、そこで勉強してきた技術ををすっかり使える、歌いがいのある曲がある作曲家。かつ、聴いた人の耳に残る音楽を書く作曲家でもあります。この『ヨセフ~』でもそうです。劇場から帰るときに口ずさんでしまう、そんなナンバーをたくさん書く作曲家です」

――ロイド=ウェバー作品は、演じる側の心持ちは違うものですか?

「実は歌ってる側としては難しいんです。音の幅がとても広かったり、テクニックが要求されるんですね。でもそれを歌いこなせば聴き応えのある歌になる。歌い手泣かせで、聴き手には非常に親切な曲です」
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世界初演から60年という時を超え、今なお愛されるシンデレラ・ストーリー『マイ・フェア・レディ』。日本でも1963年から上演し続けている名作ミュージカルです。
その全上演回数はなんと......1081回! 観たい人が本当にたくさんいるということですよね。
その『マイ・フェア・レディ』、今年も7月から上演されます!

今回は、2013年に上演され、新たな演出で好評を博した【リボーン版】の再演。キャストは引き続き、下町の花売り娘・イライザはWキャストで霧矢大夢さんと真飛聖さん、イライザをレディにすべく特訓するヒギンズ教授は寺脇康文さんが演じます。
そのメインのお三方が、舞台衣裳を身に着けて、「午前十時の映画祭7」開幕記念イベントに登場しました!!

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フランス発のメガヒットミュージカル『1789 -バスティーユの恋人たち-』、ついに開幕しました!
4月7日、東京・帝国劇場にて、初日前会見が行われましたので、その模様をレポートします。
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登壇者は、ロナン役の小池徹平&加藤和樹、オランプ役の神田沙也加&夢咲ねね、マリー・アントワネット役の花總まり&凰稀かなめの6名。
この3役が、Wキャストです。

★ニュースサイトでのご紹介は→コチラ

ロナン(Wキャスト)小池徹平さん。
小池さん、帝国劇場初出演にして、初主演!
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「劇場に入って3日目くらいにして、ようやく劇場の雰囲気に慣れてきました。衣裳を着て動くということを稽古場でやっていなかったので、着るとより気持ちが入るところもありつつ、動きの制限も出てきたりもして、試行錯誤をしながら頑張っています。本番が近いので、身の引き締まる思いで毎日頑張っています」と意気込みを。

初・帝劇の感想は
「まだお客さんが入った状態ではないのでわからないのですが、この建物の中にいるというだけで少しずつ、実感が沸いてきています。この劇場はエレベーター移動が多いので、全然来ない時があって(笑)、そういう時は階段を使ったりもしているのですが、そんなことすらも楽しい(笑)。階段移動を楽しいと思っちゃうのは、初めてなので。劇場の裏も表(舞台の上)も、今のところは楽しくやれています!」とのことでした。
 

同じくロナン(Wキャスト)加藤和樹さん。
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「稽古場で出来ることはすべてやれたかなと思いますが、舞台稽古に入って、やはりセットの中に立ってみないとわからないことがたくさんあって、小池(修一郎)先生はじめスタッフさんと息を合わせながら、ひとつひとつを丁寧に確認しながらやっています。ダンスナンバーが多いので、特に怪我にはみんな気をつけて慎重にやっています。Wキャストなので客席で観る機会があるのですが、思った以上に派手で華やか。これがすべてひとつにつながった時にどうなるか、僕自身も楽しみにしています。間違いなく革命的な作品になるのではないかなという実感があります」と自信を見せます。

加藤さんは2014年『レディ・ベス』以来、2年ぶり2度目の帝劇出演ですが
「ちょうど2年前の今頃、『レディ・べス』も舞台稽古の最中ではなかったかな。2度目とは言え、今回は畏れ多くも主演という形ですので、やはり新たな気持ちです。素晴らしいキャスト、スタッフに囲まれながらやれているので、いい意味で身も心も預け、肩の力を抜いて出来るのでは。帝国劇場に初めて立った時には「帝劇には魔物が棲んでいる」と言われて臨んだ舞台だったのですが、今回は面と向かってぶつかっていけるのではないかと思います」と話しました。

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■ミュージカル『グランドホテル』vol.15■


1920年代のベルリンの豪華なグランドホテルを舞台に、様々な事情を持った人たちのドラマが交錯する――。
名作ミュージカル『グランドホテル』が、英国の鬼才トム・サザーランドと、日本の才能ある俳優たちによって蘇ります。

昨日行われた会見の模様、もう少し詳しくお伝えします。
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〈GREEN〉オットー・クリンゲライン役、中川晃教
「私はオットー・クリンゲラインという、重い病気を患っているユダヤ人を演じます。医師から宣告されている残りの人生をこのグランドホテルで生きたい、そしてグランドホテルで人生を探したい、という役。光と輝き...ギラギラしている光をまとっている、そんなクリンゲラインを生きられたらと思います。作品は、休む暇もなく舞台の端から端まで、上も下も、全部余すことなく堪能していただく舞台です。集中してやっていきたいと思いますし、お客さんにも集中力が必要かと思います!」
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〈RED〉オットー・クリンゲライン役、成河
「とてもアグレッシブでスピーディなミュージカルになると思います。REDにしてもGREENにしても、華やかで煌びやかで、かつ影がある。とても哲学的なメッセージを込められた作品です。僕とアッキー(中川)が演じるオットーは、その中でもすごく哲学的なメッセージを背負ってホテルを出て行くので、その部分を注目していただければ」
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〈GREEN〉エリザヴェータ・グルシンスカヤ役、安寿ミラ
「引退間近のバレリーナ、グルシンスカヤをやらせていただきます。年齢を重ねてきたからこそいただけた役だと思います。人生に絶望したバレリーナが、男爵と出会って、また生きる喜び、踊る喜びを取り戻す過程を精一杯演じたいと思います」
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〈RED〉エリザヴェータ・グルシンスカヤ役、草刈民代
「私も本当にバレリーナだったので、稽古場でも、トゥシューズを久しぶりにはいたり、バレエの衣裳を着たりして、踊っていた頃の自分を思い出しながらやっていました。今の年齢だからこそ出せるような恋心なども盛り込まれていますので、楽しみながら精一杯演じたいと思います」
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〈GREEN〉フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵役、宮原浩暢
「僕自身初めてのミュージカルです。何もわからないところから、まわりの先輩方にアドバイスを頂きまして、常にスリルを楽しんで生きる男爵、今まで他人のことを本当に好きになったことがない男が初めて真実の愛に気付くというというところや、年の離れたこの恋愛を、お客さまに楽しんでもらえれば。そして、自分も恋をしたいと思ってもらえるようなキャラクターを演じていきたいと思います」
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〈RED〉フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵役、伊礼彼方
「私もガイゲルン男爵を..."フェリックス・アマデウス・ベンヴェニュート・フォン・ガイゲルン男爵"を演じさせていただきます。1928年という時代背景は、爵位を剥奪される手前くらいなのですが、それでも生活レベルを下げられない、必要なものより欲しいものを手にしてしまう男が、グルシンスカヤに恋に落ちて、やっと出会えた一筋の光...。それがどういう結末になるか、これはREDとGREENでは違いますので、両方とも観ていただければと思っています」
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■ミュージカル『グランドホテル』vol.14■

「まったく別の作品」ふたつの『グランドホテル』まもなく開幕
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4月9日(土)に開幕を控えるミュージカル『グランドホテル』の出演者たちが7日、舞台稽古のさなか会見を開催した。英国出身の鬼才、トム・サザーランドが演出を手がけ、キャストをGREENとREDの2チームに分け、結末も2パターン用意する注目の作品。主演は中川晃教(GREEN)と成河(RED)。ほかに元バレリーナの草刈民代(RED)や、これが初ミュージカルとなる真野恵里菜(RED)など、様々な個性を持ったキャストが集結し、"ふたつの『グランドホテル』"を描き出す。

グレタ・ガルボらが出演した映画でもよく知られる作品だが、物語は1920年代のベルリンを背景に、豪華なグランドホテルに行きかう人々の人間模様を描く群像劇。中川と成河が演じるのは、重い病を患い、残された日々をグランドホテルで過ごそうとやってきたオットー。それぞれ「グランドホテルで人生を探したい、そんなオットーを生きられたら。舞台の端から端まで、上も下も、全部余すことなく堪能していただく舞台です。集中してやっていきたい」(中川)、「華やかで煌びやかで、かつ影がある作品。オットーはその中で、哲学的なメッセージを背負ってホテルを出て行く存在ですので、その部分を注目していただければ」(成河)と意気込みを語った。

なんといっても見どころは、2チームが全く異なる結末だということ。稽古も別で、お互いがどうなっているのかを出演者自身も知らないという。両チームに出演する藤岡正明は「こんなに違うと、(2パターン)覚えるのが本当に大変、と稽古をしながら思っていました。まったく別の作品を観るつもりで来ていただければ」とアピール。同じく両チームに出る湖月わたるも「セットの転換も違うし、場面の見え方が全然違う。私は素敵な男爵(宮原浩暢、伊礼彼方)とバレエを踊らせていただくのですが、そのシーンはまったく同じ曲なんですが、まったく違う振付になっています」と話す。

和気藹々とした雰囲気の中、ソツなく両チームのアピールをするキャストが多い中、「作品としてはREDの方が1ナノくらい面白いんじゃないかな」(吉原光夫/RED)、「負けてらんねえ!と思います。僕はREDとGREENのバトルだと思ってます」(伊礼彼方/RED)、「宣戦布告をされましたが、僕はあんまり戦ったりするのは好きじゃない(笑)。最終的にはお互いいい作品になればと思いますが......やっぱり負けられませんね」(宮原浩暢/GREEN)など、ライバル心をむき出しにした発言も。ぜひ両チームを見比べてみてほしい。

公演は4月9日(土)から24日(日)まで、東京・赤坂ACTシアターにて。その後、愛知、大阪公演あり。チケットは発売中。



◆ REDチーム フォトコール ◆


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▽オットー・クリンゲライン役、成河
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ディズニーアニメの中でも特に人気の高い作品を舞台化、フライングなど演劇的技術を駆使し、海の中の世界をファンタジックに描くミュージカル『リトルマーメイド』

2013年4月に開幕したこの作品が4月7日、上演3周年を迎えました!
3年間での通算入場者数は約114万人という数字からは、人気のほどが伺えます。
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(C)Disney

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■『ラディアント・ベイビー』#3■


今も世界で愛され続けているポップ・アートの先駆者、キース・ヘリングの生涯を、疾走感溢れるロックミュージックで綴ったミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』中村キース・ヘリング美術館での合同取材会レポート後半です!
今回は会見の模様を中心にお届けします。
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★前半は→コチラ


出席者は、岸谷五朗(演出)、柿澤勇人平間壮一知念里奈の4名。


キース役、柿澤さん
「このような美術館に来させていただき、より一層身の引き締まる思いでいっぱいです。1990年まで生きていた偉大なるアーティストを演じるというのは、生半可な気持ちじゃできないこと。相当な覚悟を持ってやらなきゃいけないなと思っています。彼が31歳で亡くなったというのもあるのですが、スピード感を持って全力で突っ走って、駆け抜けていきたい。それからいま読んでいる資料で、彼はエイズ発症を知ってから、まわりにはそんなに暗い面を出さなかったようなんですが、実はイーストリバーの川沿いで泣きに泣いた...もう生きられないんだ、死んじゃうんだ...という文章がすごく印象的でした。もっと生きたかったんだろうなと思いますし、それを、キースのかわりに...ではありませんが、人生の大切さを伝えられたらと思います」とご挨拶。
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なお「生半可な気持ちじゃできない」という意図については、「実在する人物を演じたことはあるのですが、それは例えば大河ドラマだったり、現代の人間は誰も会ったことがなく、イメージによるところが大きい役でした。でもキースは(今の)世界中の人が知ってるし、実際に会ったことがある人もいるほど最近の人。実際、僕が蜷川幸雄さんの芝居に出ているとき、オノ・ヨーコさん、アンディ・ウォーホール、蜷川さん、キース・ヘリングの4ショットの写真が出てきました。実際会って話している人がいる、そういう役を演じるのは初めての経験です。そういう意味でまた違う覚悟がいると思います。僕、学生時代は音楽と体育ばかりやっていたので、絵がへたくそなんです。なので今、毎日練習して描いてます。...あ、でも一回だけ美術で5をとったことがあるんですが、それは題名「蟻地獄」という木彫りでした(笑)。それは我ながら良い出来だったんですよ。サッカーばかりやってた自分が部活もさぼって、木彫りばかりやってた。その感覚が残ってるので、敬意を持って、キースが天国から見ても楽しんでもらえる作品にしたいです」と、意気込みもまじえ、語っていました。

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■『ラディアント・ベイビー』#2■


今も世界で愛され続けているポップ・アートの先駆者、キース・ヘリングの生涯を、疾走感溢れるロックミュージックで綴ったミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』

去る4月1日、日本初演されるこのミュージカルの出演者たちが、そのキースの残したアートに実際に向き合うべく、キース・ヘリングのコレクションのみを展示する美術館「中村キース・ヘリング美術館」へ。
そこで合同取材会が開催されました。
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作品上演への意気込み等々は後編でお届けしますが、まず前編は、美術館でキースの残したアートに触れた出演者たちの横顔をお届けします。

出席者は、岸谷五朗(演出)、柿澤勇人、平間壮一、知念里奈の4名。

エントランスでは、キースのポートレイトが出迎えます。
その写真を撮影したのはキースの友人、ツェン・クワン・チー。舞台では平間さんが演じます。
学芸員の神田さんからは「かなり近くまで寄って覗き込むように、キースがツェンにまなざしを投げている。この写真から、ふたりの親密な関係性、ふたりが強い絆で結ばれた盟友同士だということがわかります」と解説が。
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ミュージカル界の三大スター、井上芳雄浦井健治山崎育三郎によるユニット・StarSの新番組『トライベッカ』

番組放送決定から、ミュージカルファンの歓喜の声が聞こえるようですが、3月8日、その製作会見が行われました。
この日は簡単なストーリーと、新キャストも発表に!

『トライベッカ』
4/22(金)深夜0:00(全6回/月1回放送)
WOWOWプライム
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<ストーリー>
星丸建設営業3課。松下みか(渡辺麻友)が事務職で滑り込んだこの部署には、課長・佐々木清一(佐藤二朗)、係長・千崎亮介(井上芳雄)、主任・桑折真樹夫(浦井健治)、事務・市村さおり(佐藤仁美)が所属する。個性的な千崎や桑折によって、営業3課は毎日のようにトラブルを巻き起こし、そこに建設課のガウディ北村(山崎育三郎)も加わると、事態はさらに複雑なものに...。果たして営業3課は問題解決できるのか!?
ミュージカルコメディドラマ「レッツゴーっ!営業3課」や歌やコントのコーナーなど、"ミュージカル愛"あふれる濃厚なプログラムがめじろ押し!

脚本・演出/福田雄一
出演/StarS(井上芳雄・浦井健治・山崎育三郎)、佐藤二朗、渡辺麻友、佐藤仁美 ほか

公式HPはコチラ→
StarSインタビュー→

遅くなりましたが、その会見の模様をお届けします!
登壇者はこちらの5名。
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△(左から)福田雄一、浦井健治、井上芳雄、山崎育三郎、渡辺麻友


相変わらずトークスキルの高いプリンス3名のオモシロトークに会見場は爆笑の嵐でした!


――福田さんから、注目ポイントを。


福田「もともとの僕とStarSのみなさんとの関わりで言えば、実は僕ではなく、僕の妻が3人の大ファン。3人に関われと家で命令されており、そんなわけで少しずつ3人に近づき、ようやく3人揃ってとのお仕事です。僕にとっては、福田家の夢がかなった『トライベッカ』。失敗するとちょっと、家庭がエラいことになってしまいます(笑)」

3人「笑」

福田「そして、これは今、(放映は)6回限定なのですが、上手くいくともう少し続くんじゃないかという話もチラホラ出ていますので、ぜひとも宣伝をしていただいて、どんどん続けていきたいと思っておりますので、よろしくお願いします!」


――今日は『トライベッカ』のセット(オフィス内のセット)での会見です。

福田「そうなんです。最初にお話をいただいた時に思い浮かんだのがクレイジーキャッツだったんです。昔の映画ってオフィスものが多いんですよ。植木等さんが会社員で、会社を出ると急に道で歌いだす...そのイメージがぽんと浮かんだ。急に歌いだすコントって最近見ないなと思って、それはもうこの(ミュージカル俳優である)3人にしか出来ない! オフィスものにして、最後に急に歌いだす展開は面白いだろうな、と考えました」
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