■『ラディアント・ベイビー』#5■
今も世界で愛され続けているポップ・アートの先駆者、キース・ヘリング。
美術界に多大な影響を与え、わずか31歳で亡くなった彼の生涯を、疾走感溢れるロックミュージックで綴ったミュージカル『ラディアント・ベイビー~キース・へリングの生涯~』が、まもなく日本初上陸します!
5月某日、その稽古の一部が報道陣に公開されました。
今回はその模様をレポートします。
披露されたナンバーは3曲。
まずは1幕冒頭のナンバー、
♪「THIS IS THE WORLD」~「FASTER THAN THE SPEED OF LIFE#1」
子どもたちにアートを教えているキース。しかしある日キースがいなくくなり、彼の仕事は止まってしまった...というところから、物語は始まります。
子どもたちはこの物語の案内役。ナレーターとして物語を進めながら大人の役までも演じていきます!彼ら、超・重要ポジションなんです!
キースのアシスタント、アマンダ役の知念里奈さん。
キースがいなくなったから、忙しそう。
写真家、ツェン・クワン・チー役の平間壮一さん。
キースの活動を写真に撮っている彼。
"キースは来るさ、だってこれは僕のファースト・ビッグ・ショー!"
平間さんは、キレッキレのダンスにも注目です。
キースはどこ?とみんなが探し回っています。
皆さんのポジションもめまぐるしく変わっていきます。
"人生よりはやいスピードで描くよ..."
そして、思いつめた表情で登場した主人公、キース・ヘリング=柿澤勇人さん。
"誰か教えてよ、心を黒く塗りつぶされたら、何を描けばいい...?"
いや、ぐっと心を掴まれるオープニングです!
こちらは稽古を見つめる演出の岸谷五朗さん。
(報道陣、いっぱいです!)
続けて2曲目の披露は
♪「PARADISE」
クワンの誘いでディスコ"パラダイス"に来たキースが、のちに恋人となるDJカルロスと出会うシーン。
平間さん、パワフルボイスで歌い上げる!!
...と思ったら、ディーバウーマン、エリアンナさんの歌声でした。
ノリノリのロックナンバーでありながら、ちょっとブラックミュージックの要素も入っているような、ズシンとくるナンバーです。
歌もパワフルなら、ダンスもパワフル!
写真右は、振付も手掛けている大村俊介(SHUN)さん。
ディーバマンはSpiさん。
Spiさんの歌声も、印象的に響きます。
Mizさんの姿も。
DJカルロス=松下洸平さんが、キースを見つけます。
"その時、やせこけた男が壁のところにつっ立っているのが見えた、手をポケットに突っ込んで。"
彼らは激しく、熱に浮かされたように踊っていきます...。
続けてそれぞれの居場所に思いを馳せるバラードナンバー
♪「STAY」
を全キャストで披露、
そして囲み取材も行われましたが、続きは後日!
楽曲、本当にキャッチーで美しくカッコよく、耳に残るナンバーばかり!
『RENT』が好きな方などはドンピシャだと思いますよ!
日本初演の『ラディアント・ベイビー』、ご期待ください。