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新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」成功祈願

蓬莱竜太による新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」の成功祈願イベントが赤坂氷川神社で行われた。

十八代目中村勘三郎の"芸能の街・赤坂で歌舞伎を!"という一言から始まり、勘九郎・七之助がその遺志を継いできた「赤坂大歌舞伎」第5弾となる今回は、新作歌舞伎「夢幻恋双紙 赤目の転生」を上演する。

作・演出は鶴屋南北戯曲賞を受賞したばかりの蓬莱竜太。
出演は中村勘九郎、中村七之助、片岡亀蔵など。

気が弱くパッとしない男・太郎(勘九郎)が、歌(七之助)との恋がきっかけで、自分を変えようと転生を繰り返すという奇想天外なお話だ。

本作の成功祈願が赤坂氷川神社で行われた。
動画は囲み取材を収録したもの。【動画2分】

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ

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2月27日、「第24回読売演劇大賞」贈賞式が執り行われました。
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読売演劇大賞は、1994年に読売新聞120周年を記念し、演劇界の活性化を願って創設された賞。
今回は2016年1月から12月までに国内で上演された、すべての演劇作品を対象に、最もすぐれた作品・人に贈賞されます。
 
部門賞は
(1)作品賞 (2)男優賞 (3)女優賞 (4)演出家賞 (5)スタッフ賞
があり、さらに俳優・スタッフを問わず、新人を対象にした
・杉村春子賞
があり、以上5部門の最優秀賞+杉村春子賞の中から「大賞」を選出します。
 
 
今回は大賞に、最優秀スタッフ賞の堀尾幸男さんが、
そして最優秀作品賞に『ジャージー・ボーイズ』が選出。
 
大賞をスタッフが受賞すること、またミュージカル作品が最優秀作品賞を受賞すること、ともに読売演劇賞史上初という結果になりました。
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贈賞式には受賞者はもとより作品関係者らも数多く出席し、さらには高円宮妃久子殿下もご臨席する、華やかなものとなりました。
 
受賞者のスピーチをお伝えします。
 

 
★杉村春子賞(年間に活躍した新人を対象にした賞)
 
三浦春馬さん(『キンキーブーツ』のローラ役の演技で)
 
<12センチのハイヒールにド派手な髪型、タイトなミニスカートで歌い踊るドラァグ・クイーンを演じるために、普段の生活からトレーニングを重ね筋肉質の肉体を作り上げ、舞台上で強烈な輝きを放った>(選評より)
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「このたびは栄誉ある杉村春子賞に選出してくださいまして本当にありがとうございました。こうしてこの賞を手にしていると思うと、約3年前、ブロードウェイで『キンキーブーツ』を観て、この役に挑戦したいと心から願ったあの自分が本当に懐かしい。その思いが舞台で現実となり、その舞台が形となってこの賞に繋がったんだなと思うと、それまでを支えてくださった『キンキーブーツ』の制作委員会の皆さまに、そして『キンキーブーツ』を観にきてくださった皆さまにも本当に感謝しています。一番は僕を支えて続けてくれたアミューズのスタッフと、家族です。心から、言葉にならない感情がわきあがってくるのを感じています。これからもこの賞をいただいたことによって、微力ですがもっともっと、自分がこのミュージカル、そして演劇を、日本の皆さまに身近に感じてもらえるような、そんな働き、努力をしていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」
 
pajama-game_00.jpg ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」制作発表 北翔海莉

ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」の制作発表が行われ、宝塚退団後 初の舞台出演となる北翔海莉らが 劇中曲を披露した。

ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」は、リチャード・ビッセルのベストセラー小説「7セント半」を元に、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いと、若木工場長と組合員の恋をロマンチックに描いた作品。

1954年に初演。トニー賞最優秀作品賞などを受賞した名作であり、ボブ・フォッシーが初めて振付を手掛けた作品としても有名。
そして今作の演出を手掛けるのはトム・サザーランド。
日本では「タイタニック」や「グランドホテル」を手掛けて高い評価を得た彼の手腕に期待が高まるところだ。

出演は北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、阿知波悟美、佐山陽規、栗原英雄など。

本作の制作発表が行われ、劇中曲 3曲が披露された。【動画3分】
1曲目 I'm not at all in love
2曲目 Hey There
3曲目 Once a year day

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ
OSK日本歌劇団『真・桃太郎伝説 鬼ノ城 ~蒼煉の乱~』東京公演が2月23日に博品館劇場で開幕した。桃太郎のモチーフと言われる彦五十狭芹彦命=イサセリ皇子を主人公に、古代日本の政治情勢から「桃太郎伝説」を照射、歴史ロマン溢れる新たな「桃太郎」の物語を作り出した意欲作。2月22日には報道向けに最終舞台稽古が公開されるとともに、トップスター高世麻央が囲み取材に応じた。
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舞台は古代日本、大和朝廷が誕生したばかりの頃。天皇の腹違いの兄・イサセリ皇子は将軍の任をとかれ、失意のなか山中で修行にあけくれている。いつしかタケル(犬飼健)、ユン(猿沢唯)、マオリ(鳥羽真織)という仲間も出来、平穏な日々を過ごすイサセリ。だがあるとき、吉備の国で温羅(ウラ)という男が莫大なタタラ(鉄)の剣を用意し、朝廷に謀反を起こす準備をしているという情報が入り......。子どもの頃に触れたような心躍る伝奇的なドラマと、権謀術数が渦巻く政治劇が上手く絡まる作劇が見事で、まずはその物語にぐいぐいと心が引き込まれる。またイサセリに扮する高世が気高く凛々しく、ウラ役の桐生麻耶が温かくおおらかな役作り。対決するふたりの個性がしっかりと際立ち、見ごたえ十分。ほか、どの俳優も芸達者で見せる部分ではしっかりと骨太な芝居をし、時にはユーモラスな顔も見せ、緩急のある芝居でその物語をしっかりと伝えている。作・演出・振付は、OSK出身のはやみ甲。出身者ならではの、俳優たちの個性や特性を見事に浮き立たせた丁寧な作りが光った。
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宝塚歌劇月組『グランドホテル』『カルーセル輪舞曲』東京公演が2月21日に東京宝塚劇場で開幕した。本作は月組新トップ・珠城りょうのお披露目公演
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『グランドホテル』は1928年のベルリンにある超一流ホテルを舞台に、そこに行き交う人々のドラマを描く群像劇で、トニー賞5部門を受賞したブロードウェイ・ミュージカル。宝塚では1993年に涼風真世主演で上演。ブロードウェイ版同様、トミー・チューンを演出・振付に招聘して上演され、その質の高さ、作品の奥深さが話題となり、伝説となった。今回、その作品を24年ぶりに宝塚で上演するということで注目を集めている。珠城はホテルの客のひとり、フェリックス・フォン・ガイゲルン男爵役。身分が高く、若く、ハンサムで、一見優雅に見えるが実は借金まみれというひと癖ある男を、ダンディに演じている。相手役である愛希れいかはかつては世界的人気を誇り、今は盛りが過ぎたバレリーナ、エリザヴェッタ・グルーシンスカヤ。トップ娘役としてまもなく5年目にさしかかる彼女が、成熟した魅力で実年齢よりかなり年上の役に挑んで好演している。珠城と愛希のトップコンビはこれが大劇場お披露目になるが、知的さも感じる落ち着きのある演技で、大人のふたりの繊細な恋を美しく魅せた。舞台狭しと大勢のキャストがフォーメーションを変えていく独特の演出も印象的で、見ごたえのある、質の高い演劇作品になっている。

また後半のレビュー『カルーセル輪舞曲(ロンド)』は、日本初のレビュー『モン・パリ』誕生90周年を記念した作品。世界各国をめぐるバラエティに富んだシーンは、月組の様々な魅力を味わえる。宝塚らしい美しい色彩や、宝塚ファンにはおなじみの『モン・パリ』のメロディを織り込んだテーマ曲も耳に残る。
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初日前に行われた通し舞台稽古後には珠城、愛希が取材に応じた。珠城は名作『グランドホテル』の男爵を演じることについては「衣裳ひとつとってもオーソドックス。役柄としてはひと癖あり、王道とは言えないかもしれませんが、こういうスタイルの役を演じられるということは男役冥利に尽きます」と語り、また自身が目指すトップ像を「今まで背中を見てきたトップさんたちは、みなさん組の中で太陽のような存在だった。私もそういう、組の皆を照らすような大きい明るい存在でいたい」と話していた。

公演は3月26日(日)まで同劇場にて。

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■『ビッグ・フィッシュ』vol.9■


日生劇場で好評上演中のミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
とても素敵な世界が広がっています。

作品の魅力に迫ったこれまでの連載はコチラ→

今回は、2月15日の終演後に開催されたアフタートークショーをレポートします。
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出席者は霧矢大夢さん、赤根那奈さん、藤井隆さんの3名。
司会は中山昇さんです。

翌々日は公演の折り返し地点、【中日】というタイミングで行われた、このアフタートーク。
霧矢さんは主人公・エドワードの妻サンドラ、
赤根さんはエドワードとサンドラの息子・ウィルの妻ジョセフィーン、
藤井さんはエドワードの友人ドン・プライスを演じています。
プライベートでは、霧矢さんと赤根さんがともに宝塚歌劇団出身(しかも同時期を同じ月組で過ごしていたこともある)というご関係です。

ちなみに司会の中山さんは、漁師役etcを演じています。


●まずは我らがヒーロー、エドワード・ブルーム役の川平慈英さんについて。

霧矢「はじめからすごく雰囲気のいい現場で。まず川平慈英さんが本当にもう、"ムードメイカー"を通り越して...なんなんでしょうね」

藤井"ムード"ですね!(客席笑)

霧矢「そこに藤井隆さん、ROLLYさんが加わって。皆さん個性的ですし、この作品のために生まれたんじゃないかというキャストが揃って。毎日笑い転げてます」

赤根「慈英さんはお稽古場からフルパワーで、楽しんでいらっしゃるのが伝わってくる。始まってからも、本当にエネルギーが衰えるどころかクレッシェンドしていくんですよ。毎日、カーテンコール終わったあとも舞台袖で繰り広げられるパフォーマンスがあって...

霧矢ミュージカル『グリース』(笑)。慈英さんのカーテンコールの扮装が"それ風"なので、ずっと袖で、そのマネをやって、私たちに見せてくださっている(笑)」

▽ 霧矢大夢さん
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中山「止まっている瞬間がないんですよね~」

藤井「慈英さんがすごく素敵な空気を出してくださって。稽古中でも「ムムっ」とか「クゥー!」とか言ってくださるんですよ(笑)。失敗しても「いいんです!」と親指を立てて言ってくださって。おかげさまで僕、人生でこんなことしたことないんですが、いい癖が出来ました。家でも何かあったら「いいんです」と親指を立てて言うようになりました。あと稽古場で楽しかったのは、霧矢さんがおいしい差し入れをいつも持ってきてくださったこと!カレーパン、ラスク、ドーナツ...それをみんなで食べてみんなで感想言うのも楽しい時間でした」

霧矢「稽古場から本番まで、"どよん"とした空気にになることがほとんどなかったですよね」

...と、カンパニーの素敵な空気が伝わってくるエピソードを披露。

▽ 「いい癖が出来た」という藤井さん
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ちなみに「日生劇場の空間も壁がブルーになっていて『ビッグ・フィッシュ』の世界になっている。素敵」と霧矢さん。

▽ こんなかんじです
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「ROLLYさんがすごく素敵なことを仰っていました。『お魚のおなかの中にいるみたいですよね』って」と藤井さん。

2月4日に第24回読売演劇大賞が発表になりました。
最優秀作品賞にはミュージカル『ジャージー・ボーイズ』が、
そして最優秀男優賞には、同作で主役、フランキー・ヴァリを演じた中川晃教さんが選ばれました。
 
読売演劇大賞の歴史の中で、ミュージカルが最優秀作品賞を受賞するのは初めてのこと。
『ジャージー・ボーイズ』は最優秀作品賞、最優秀男優賞のW受賞!
 
2月15日、中川晃教さんの受賞記念取材会が開催されました。
中川さんらしく、その喜びの思いや、『ジャージー・ボーイズ』という作品が自身にとってどのような位置づけの作品になったのか、またその作品を作り上げる苦労、さらにはこれから先見つめる未来についてまで、言葉を尽くして丁寧に語られていました。
その様子をレポートします。
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会見冒頭には、「作品はまず自分がその作品と出会うことからスタートし、共演者やカンパニーと約1ヵ月の時間をかけて、練り上げて作っていきます。その時間を経て幕は開きますが、多くの方々に劇場に足を運んでいただいて、その魅力を感じていただくことで、盛り上がっていく。劇場に足を運んでいただく、"観にいきたい"と思っていただけるお客さんを作るためには、メディアの皆さんに作品の魅力を届けてもらうことで、結果に結びつくのだということを最近特に感じています。『ジャージー・ボーイズ』では特に、メディアの皆さまに盛り上げていただいたことを実感しました。その結果いただいた賞だと思っています」と、集まったメディアにお礼を述べていました。
そんなところにも中川さんの人柄がしのばれます。
 
 
―― 今回の受賞に際して、『ジャージー・ボーイズ』のキャストや演出の藤田俊太郎さんと、何か連絡はとりましたか?
 
「作品賞、演出家賞、男優賞の三冠をとった(読売演劇大賞はノミネート=各賞の受賞。その中から「最優秀」が改めて選出される)時に、『ジャージー・ボーイズ』はLINEグループがなかったので、個々に知ってる人たちと「おめでとう、やったね」とLINEやFacebookで喜びを分かち合いました」
 
 
―― たくさんのお祝いの言葉をいただいたと思います。特に心に残った言葉があれば。
 
「どの方のメッセージも心に残っているのですが、近年ご一緒する機会が多いプロデューサーから「中川さんが、そして中川さんが出演したこの作品が受賞したことを、中川さんと一緒に仕事をして、中川さんを知る人みんな喜んでいると思います」というメッセージをいただいたんです。その言葉はすごく響きました。今回、もちろん『ジャージー・ボーイズ』に関わったすべての人の努力が報われたなと思った受賞だったのですが、同時に、これまで僕が出会ってきた人たちすべてへの感謝の気持ちを持つということが、自分のなかでふっと腑に落ちた。そういう思いにさせてくれたメッセージだったので、心に残っています」
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■『ビッグ・フィッシュ』vol.8■

【開幕レポート】

ティム・バートン監督の傑作映画をミュージカル化した舞台『ビッグ・フィッシュ』が2月7日、東京・日生劇場で開幕した。2013年にブロードウェイで大ヒットした作品で、日本では今回が初上演。前日の6日には、川平慈英、浦井健治ら出演者が意気込みを語るとともに、最終舞台稽古が報道陣に公開された。
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自らの体験談を現実にはありえないほど大げさに盛って語る父親エドワードと、その奇想天外な話を聞いて育った息子ウィル。ウィルは大人になるにつれ父の話が作り話にしか思えなくなり、父子の間には隙間が生まれてしまうのだが......。少しすれ違ってしまっているけれど解りあいたい父と息子のもどかしい現実と、エドワードが語る奇想天外な物語――子どもの頃、魔女に死の様子を予言された話、巨人との友情、サーカスで最愛の女性と出会った話などなど――、イマジネーションの世界とリアルな家族の物語が交互に語られ、めくるめく世界に観客を誘う。その行き来を違和感なく描き出す力があるミュージカルという手法、そして実力派揃いのキャスト陣がしっかりと家族の絆を表現することで、ティム・バートン監督映画に負けない、ファンタジックで心あたたまる素敵な作品が誕生した。
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■『ビッグ・フィッシュ』vol.7■


川平慈英さん主演、ティム・バートン監督映画を原作にしたミュージカル『ビッグ・フィッシュ』
日本初演が、いよいよ明日に迫ってきました!

本日2月6日には初日を目前に控えたキャストが舞台衣裳で囲み取材を開催。
舞台にかける意気込みを語りました。
さっそく、そのレポートをお届けします。
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エドワード・ブルーム役:川平慈英さん
「ついにこの日が来たなと、胸がいっぱいです。本当に劇場入っても発見だらけ。思ってた以上に本当にゴージャスな舞台になっています。僕も、申し訳ないんですが、お客さんよりも楽しんじゃう...一番楽しんでやろうかなと思っています。その楽しんでいる僕たちを見て、お客さんの心があたたまってくれれば、感動していただければ、こんな嬉しいことはない。視覚的にも素晴らしいことになっています、セット、照明は世界一なんじゃないかなというくらいゴージャス。音楽は言わずもがな。とにかく来ていただければ幸せに...なるんです!この素晴らしいチームをぜひ観に来てください」
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ウィル・ブルーム役:浦井健治さん
「ティム・バートン監督映画の中でも自分も一番好きと言っても過言でないくらい、愛や人生、色々なものを考えさせられる作品です。とにかく稽古場から、一番出番が多くて大変なのに、川平さんが元気(笑)! ひたすらずっと動いている。本当に"ビッグ・フィッシュ"のようです」
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チャールズ・M・シュルツ原作のコミック『ピーナッツ』の世界観がそのままミュージカルになった『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』
オフ・ブロードウェイでの初演から50年目という記念すべき今年、久々に日本でも上演される本作のキャスト6名が、1月25日、東京・六本木にある【スヌーピーミュージアム】で取材会に参加しました。

登壇者はチャーリー・ブラウン役の村井良大、ルーシー役の高垣彩陽、サリー役の田野優花(AKB48)、ライナス役の古田一紀、シュローダー役の東山光明、スヌーピー役の中川晃教、訳詞・演出の小林香。
それぞれのキャラクターらしいカラーの衣裳で登場です!
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スヌーピーミュージアムは、アメリカ・カリフォルニアにあるスヌーピーファンの聖地「シュルツ美術館」の世界初のサテライトとして、2016年に開館した美術館。

半年ごとに展覧会を入れ替えるそうですが、現在は第2回展覧会「もういちど、はじめましてスヌーピー。」が公開されています。

会見場になったこちらは、本家シュルツ美術館と同じく4500枚のコミックで作られたモザイクの壁画の前。

まずは訳詞・演出の小林香さんが
「シアタークリエが開場する前からこの作品の上演を熱望しておりました。本作がオフブロードウェイに登場してからちょうど50周年を迎えるアニバーサリーイヤーであり、東京にこのスヌーピーミュージアムがあるこの期間に上演することができて、嬉しく思っています。
この作品は、クラーク・ゲスナーさんという方がひとりで作られた(脚本・音楽・作詞)ミュージカルなんですが、50年前に作曲された音楽とは思えないくらいキラキラとした珠玉のナンバーが揃っています。『ピーナッツ』というコミックスを知らない方も十分に楽しめるし、コミックファンの方はこのメロディから新たな『ピーナッツ』の魅力を見つけてもらえると思います。
チラシにもある「しあわせは、誰にでも、何にでもある。」という言葉はこの昨品の心臓。コミックにはたくさん「ハピネス is ○○」という言葉が出てきます。ミュージカルではその『ハピネス』というタイトルのナンバーを、最後にみんなが歌います。ハピネスとは5色のクレヨンだ...、手を繋いで一緒に歩くことだ...、サンドイッチを分け合うことだ...。子どもたちにとってのハピネスを色々と言って、このミュージカルは幕を下ろします。幸せとはとてもシンプルで身近にあって、誰にでもあるものなんだなと思っていただけるようなミュージカルです。ぜひたくさんの方に見ていただきたいです」
と挨拶をして、取材会はスタートしました。
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そしてミュージアム内をみんなでツアー!
説明をしてくださったのは、スヌーピーミュージアムの職員、高木彩加さん。
高木さん、ご本家「シュルツ美術館」でも勤務されていたという方!

現在公開中の展示「もういちど、はじめましてスヌーピー。」は、スヌーピーが進化していく過程を追う内容とのこと。
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中には、『ピーナッツ』のの前身となるシュルツさんの連載漫画『リル・フォークス』の原画も。
スヌーピーは、今わたしたちが良く知るあのフォルムではなく、なんというか...「ふつうの子犬」です!

村井「この時からチャーリー・ブラウンとスヌーピーだったんですか?」
高木「まだこの時は名前はついていなかったんです。『リル・フォークス』は直訳すると「ちびっこたち」という意味です。『ピーナッツ』は1950年からの連載では、その前に掲載されていたもの。...ちょっと打ち切りになってしまったのですが。そのあとすぐに『ピーナッツ』が始まったんです」
村井「シュルツさん、懲りない方ですね」
高木「(笑)。タイトルも『リル・フォークス』のままやりたかったらしいんですが、色々都合があって『ピーナッツ』になったらしいんです...」
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