2016年5月アーカイブ
日本最高峰のパフォーマーたちが一堂に会し、2013年5月に上演され、本邦初の"ストリートダンス舞台"公演として大成功を収めた「* ASTERISK」。
その後、毎年新作が発表され、そして昨年2015年、テーマソングを加藤ミリヤが書下ろし、総合演出・構成・振付・脚本を「東京ゲゲゲイ」の牧宗孝が手がけた『* ASTERISK〜女神の光〜』は、全公演ソールドアウト。2016年、5月27日より新作『「Goodbye, Snow White」新訳・白雪姫』を上演する運びとなりました。
今回は、グリム童話の『白雪姫』をベースに人気作家中村うさぎが書き下ろし、牧宗孝の演出によりダンス作品として装いも新たにをよみがえります!
演出・振付を手掛けるMIKEYこと牧宗孝は、ダンスカンパニー「東京ゲゲゲイ」の主宰であり、MISIA、加藤ミリヤ、BoAら人気アーティストたちの振付も担当。昨年2015年12月に、渋谷AiiA theaterで上演された残酷歌劇「ライチ☆光クラブ」では、演出家・河原雅彦の依頼によりパフォーマンス演出を手掛け、原作者の古屋兎丸にも絶賛されました。
さらに、2016年、元旦のバラエティ番組『初詣!爆笑ヒットパレード』にて生放送で「東京ゲゲゲイ」としてパフォーマンスを披露し、ナインティナインの岡村隆史に「今年ブレイクまちがいなしの注目アーティスト」として紹介されました。さらに、「東京ゲゲゲイ」は、森山未來とダブル受賞で、第10回日本ダンスフォーラム賞受賞。この賞の受賞は、ストリートダンス界では初となり、大きな話題となりました。
今回の出演者は、牧宗孝率いる・東京ゲゲゲイ、ダンスエンターテイメントの日本一を決める「Legend Tokyo」で優勝し、国内のみならず海外でも評価が高い・DAZZLE。人間国宝の坂東玉三郎が、DAZZLEのパフォーマンスに衝撃を受け、ダンス作品の初演出を手がけることになったことでも話題となりました。
さらに、日本屈指のポールダンサー・KUMI、アクロバティックな新体操にダンスを融合させた青森発祥のプロユニット・BLUE TOKYO、安室奈美恵、倖田來未ら多くのアーティストの振付・ダンサーとしても活躍しているNANAKO、きゃりーぱみゅぱみゅのほとんどの曲を振りつけていることでも有名なMAIKO。
そして、新たに、昨年残酷歌劇「ライチ☆光クラブ」でもMIKEYのパフォーマンス演出を見事に体現し、バラエティなどでもダンスの才能を発揮している、加藤諒が出演することが決定致しました!
そして、この度本公演の会場にて、「ライチ☆光クラブ」の漫画家・古谷兎丸氏の書下ろしデザインTシャツの販売が決定致しました!
書き下ろしのイラストでは、古屋氏が東京ゲゲゲイのメンバーを描いています!(詳細は、今後の続報をお待ちください。公式HPにて発表致します。)
エキセントリックなイラストも心をそそる「*ASTERISK」はいよいよ今月末開催です!
【公演情報】
*ASTERISK「Goodbye,Snow White」新釈・白雪姫
2016年5月27日(金) ~ 2016年5月29日(日)
東京国際フォーラム ホールC
◆ ビジュアル撮影レポート ◆
2015年5月、加藤ミリヤのテーマソング、東京ゲゲゲイの牧宗孝(MIKEY)が総合演出・構成・振付・脚本を手がけた*ASTERISK『女神の光』は、全公演ソールドアウト、大きな話題となりました。
そして今年の*ASTERISKは、グリム童話『白雪姫』を、人気作家の中村うさぎが新解釈で書き下ろし。東京ゲゲゲイをはじめ日本のトップダンサーが一堂に会します。
稽古のスタートを前に、東京ゲゲゲイが「日本ダンスフォーラム賞(日本ダンスフォーラム主催)」受賞! 授賞式のためにメンバーが集まり、座談会が行われました。今回はそのPart.2として、MIKEYさんに単独インタビュー!
・・・まずは、前回、*ASTERISKという大舞台を手がけた感想は?
MIKEY 半年くらい作品にかかりっきりで、このためだけに生きてる感じでした。達成感はあったけど、反省点も多くて。それが「もう一度」という気持ちにつながりましたね。
・・・名だたるダンサーが集まって、創作プロセスは大変だったかと
MIKEY そうですね。どんな小さな役でも、その人の魅力を最大限に生かせるシーンは作りたいと思っていました。もちろん、今回も同じ気持ちです。
・・・今回は、美魔女の大スターと新人アイドルが対決する物語だそうで。
MIKEY 基本的に善悪だけで語れない何かを問うみたいな話が好きなんです。今回の美魔女は、色んなものを犠牲にして芸の道に生きてきた。そんなスターと男の力で上がってきた新人との対決です。
・・・MIKEYさんは演出・振付に加え、美魔女役で主演されます
MIKEY うさぎさんが書いてくださった美魔女と自分の生き方、これから追求していきたいことがシンクロしていて、原作を読んで「これ、私のことじゃん!」って思ったんですよ。
・・・毒リンゴや鏡など『白雪姫』におなじみのアイテムは登場する?
MIKEY 出てきますよ。小人も王子も。全てうさぎさん的にユニークに解釈されて、そこも見どころかな。
・・・童話の『白雪姫』は王子様のキスでハッピーエンド、でも、魔女は?
MIKEY 最後、罰を与えられて炎の上で永遠に踊らされるんです。そこがまた、芸の道を突き進む主人公と重なっている。今回は女性に響く物語かも。まさか『白雪姫』でこんなに切ない思いになるなんて ......。きっと女性のみなさんを勇気づける作品になると思います!
(取材・文/大西美貴)