ヒラノの演劇徒然草の最近のブログ記事

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■『レベッカ』特別連載vol.1■
 
 
ミュージカル『レベッカ』が8年ぶりに上演されます。

『エリザベート』『モーツァルト!』『マリー・アントワネット』で知られるミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビが手掛けた作品で、日本では2008年に初演。この前年に開場した新劇場・シアタークリエで、最初のミュージカル公演でした。

物語は、ヒロインの「わたし」がイギリスの大金持ちである上流紳士のマキシムと恋に落ち結婚するも、彼の所有する広大な屋敷 "マンダレイ" に色濃く落ちる前妻・レベッカの影に追い詰められていき......というもの。
アルフレッド・ヒッチコック監督映画でも知られる名作ですが、このミュージカルではサスペンスフルな展開に、巨匠リーヴァイ氏の流麗な楽曲がマッチし、独特の世界を生み出しています。

主人公である大富豪、マキシム・ド・ウィンターは、初演から変わらず、山口祐一郎が演じています。
その相手役である「わたし」は、2018年版は大塚千弘平野綾桜井玲香のトリプルキャスト。

今回は、普段は乃木坂46のキャプテンとして活躍、今年は野田秀樹の名作『半神』に主演、本作では初のグランドミュージカルに挑戦......と、演劇界でも大注目の桜井玲香さんのインタビューをお届けします

なおげきぴあではこのインタビューを皮切りに『レベッカ』の特別連載を実施しますのでこちらも乞うご期待ください!

 

◆ 桜井玲香 INTERVIEW ◆

Rebecca01_1_0594r.JPG● グランドミュージカルへ、初めての挑戦


――『レベッカ』は今回で3度目の上演となりますが、桜井さんは初参加。『レベッカ』に初出演というより、グランドミュージカルへの出演が初めて、でしょうか。

「初めてです。ありがたいことにこういった演劇系のメディアの取材も増えましたが、素人同然で何を話していいのかもわかりません(笑)」


―― そうなんですか? 他社さんのインタビュー記事などを拝見しましたが、ずいぶんしっかりした方だなあ、と思っていたのですが。もしかしてこういった取材もプレッシャーになっていますか?

「うーん......いえ、でもこういう機会をいただくたびに毎回、「本当に頑張ろう、頑張らなきゃ!」って思うので、いい刺激になっています」


―― それはよかったです。そしてまだ公演に向けては、本格的には動いていない段階でしょうか?

「今日から歌稽古が始まりました! まだ "音取り" の段階ですが、本当に丁寧に教えていただきました」


―― 普段の乃木坂46での活動でも、こういった「歌稽古」というようなものはあるのでしょうか?

「ありません。普段は "仮歌" をもらって、それを聴いて、耳から覚えるという形です。ピアノで弾いてもらって、楽譜のこの音符がこの音で......、という形のお稽古は初めて緊張しました。小さい頃にピアノを習ってはいたのですが、だいぶブランクがあるので、自分が楽譜をちゃんと読めるのか、というところから心配で。それに普段のJ-POPだと正確さよりもニュアンスを重視することが多いのですが、今日は「その音に正確に当てていく」というお稽古でしたので、まったく方向性も違う。緊張のしどおしでしたが、でもいよいよ始まるんだな、って実感しました」
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累計6000万部を超える大ヒットコミック『るろうに剣心』。
幕末に伝説の人斬りとして恐れられ、明治維新後は "不殺" を誓った剣客・緋村剣心を主人公に、個性的な登場人物が繰り広げる歴史活劇です。

2016年には小池修一郎の脚本・演出により、宝塚歌劇団雪組により初のミュージカル化がされました。
この宝塚雪組公演は、主人公の剣心を演じた早霧せいなの演技力をはじめ、原作を高いレベルで再現したビジュアルや宝塚らしいドラマチックな物語展開などが絶賛され、宝塚ファンのみならず原作ファンからも大評判に。

そしてこのたび、小池修一郎の新演出のもと、10月11日より日本の伝統芸能の殿堂である新橋演舞場の舞台に、『るろうに剣心』の舞台が新たに登場しています。
剣心には、2017年に宝塚を退団した早霧せいながふたたび挑みます。
 
その、新生版・浪漫活劇『るろうに剣心』 の稽古場を取材したレポートをお届けします。
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9月末の某日、この日取材したのは、ふたつの稽古場。
どうやら『るろ剣』カンパニー、同時進行で色々と作り上げているようです。

まずは、松岡充さんを中心に、「殺陣」をつけている稽古場です。
比較的小さめの稽古場で、スタッフも少数精鋭!?
少人数ならではの静けさで、皆さんの集中力もビシビシ伝わってきます。

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【公演レポート】ガラリ刷新、ミュージカル『マリー・アントワネット』11年ぶりに日本上陸
 
 
ミュージカル『マリー・アントワネット』 が現在、東京・帝国劇場で上演中だ。遠藤周作の小説『王妃 マリー・アントワネット』を原作に、脚本・歌詞をミヒャエル・クンツェ、音楽・編曲をシルヴェスター・リーヴァイという『エリザベート』『モーツァルト!』で知られる巨匠コンビが手掛け、2006年に日本で世界初演された作品だ。この作品はその後世界各地での上演を経てブラッシュアップされたが、中でも好評を博したロバート・ヨハンソン演出版(2014年に韓国で初演)が日本初上陸。日本産の大作ミュージカルとしてファンの中で記憶が刻まれている作品が、大胆にリニューアルされ、11年ぶりに日本の観客の前に登場した。
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物語は18世紀フランスが舞台。豪華な生活で散財をしている王妃マリー・アントワネットが、やがて巻き起こる革命の嵐の中、王妃としての自分を自覚し断頭台の露と消えていくまでを、家族愛や恋人であるスウェーデン貴族フェルセン伯爵との許されざる愛を絡めながら描いていくもの。マリー像としては、『ベルサイユのばら』など数多の作品で描かれている姿と大きく乖離することはないが、このミュージカルでは王妃と同じイニシャルを持ち、革命に身を投じる貧しい娘マルグリット・アルノーの存在が肝。ふたりの "MA" の生き様が時に対となり、時に重なることで、物語全体に奥深さを出している。
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大幅リニューアルとなった今回の上演は "新演出版" と謳われているのだが、実際に観ると、想像以上に初演とは別の作品になっている。入り口と出口は一緒でも、途中の道(エピソード)がまったく違う。追加された曲は16曲、登場するキャラクターも初演時の重要キャラクター数名がカットされ、代わりに別の主要キャラクターが追加されていたり......と、これはもはや、"新版" と銘打った方がいいのではと思える刷新ぶりだ。0 HTA_1106.JPG

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20世紀初頭に生きた韓国の天才詩人・李箱(イ・サン)の作品「烏瞰図 詩第15号」にインスパイアされ、その詩のみならず彼の人生やその他の作品群の要素も盛り込み作られたミュージカル『SMOKE』 の日本版初演が、現在好評上演中です。

「詩を書く男」=(チョ)、
「海を描く者」=(ヘ)、
「心を覗く者」=(ホン)

......たった3人の登場人物で紡ぐ、ミュージカル。

海に行きたい、そのための資金が欲しいと、三越デパートの令嬢という女<紅>を誘拐してきたふたりの男、<超>と<海>。
しかしどうやら、彼らの関係性は、もっと複雑なようで......。

サスペンスフルなストーリーを、実力のある俳優たちが迫力いっぱいに展開し、ドラマチックな音楽で盛り上げる。
上質のミュージカルに、中毒者も続出のようです!

出演は<>に日野真一郎木暮真一郎のWキャスト。
>に大山真志
>に高垣彩陽池田有希子のWキャスト。

これまで稽古場レポートなどをお届けしている当連載ですが、今回は<超>役の日野真一郎さん、<海>役の大山真志さんのインタビューをお届けします。
すでに開幕したタイミングでのインタビューですので、作品の内容まで、じっくり伺ってきました!

 

◆ 大山真志×日野真一郎 INTERVIEW◆

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● 4年ぶりの共演です
 
 
―― 今回、<超>と<海>を演じているおふたりですが、共演は『ファントム』(2014年)ぶりでしょうか?

大山「はい、『ファントム』ぶりです。ヒッシュは......あ、僕は彼のことをヒッシュと呼んでいるのですが......、ヒッシュはミュージカル出演自体が『ファントム』以来じゃない?」

日野「そうなんです。ショーテイストのものなどを含めると、"ミュージカル" の括りの作品は出ているのですが、芝居に寄った作品は『ファントム』に続いて2本目です。別に仕事を選んでいたわけではないのですが、色々なタイミングで、こうなりました。この久しぶりのミュージカルで、大山さんが共演者としていてくれることは本当に心強かった!」


―― ちなみに、日野さんは大山さんのこと、何と呼んでらっしゃるんですか?

日野「マーシー、です。あとはジャン・クロード(笑)」
※ジャン・クロードは『ファントム』で大山さんが演じた役です。

大山「『ファントム』の共演者からは、ずっと役名で呼ばれているんです(笑)。ヒッシュも、今でも呼ぶもんね。今朝もずっと「ジャン・クロード!」って呼んでてうるさかった(笑)。『ファントム』の時は実はそんなにヒッシュとお芝居をするシーンがなかったのですが、今回は登場人物は3人だけですので、面と向かってお互いの言葉がぶつかりあう。「あ、『ファントム』の時と全然違うな!」って思います。稽古のあいだにどんどん<超>にヒッシュの "色" が出てきたきたのをすごく感じて、もうひとりの<超>の木暮真一郎君ともまったく違うキャラクターになっている。ミュージカル2本目でここまで出来るってすごい。少なくとも2本目の出演作で、俺はここまで出来てなかった。本番が始まってからは、そんなヒッシュと一緒で、本当に安心感があります」

日野「俺、泣きそう。そんなん言われたら(笑)」

大山「これは、本当に思っていることですね」

日野「いやぁ、嬉しいな~」

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■『書を捨てよ町へ出よう』#3■
 
寺山修司の初期代表作『書を捨てよ町へ出よう』 に、マームとジプシーの藤田貴大が挑む話題作、3年ぶりの再演が開幕、現在東京公演が絶賛上演中です。

主人公の「私」に初舞台で挑む佐藤緋美インタビュー、稽古場レポートとお届けしてきたこの連載ですが、3回目の今回は皆さん興味津々の、ミナ ペルホネンが手掛ける衣裳にフォーカス。「衣裳あわせ」の様子をレポートします!
 

【バックナンバー】
#1 佐藤緋美インタビュー
#2 稽古場レポート
 


 

取材に入ったこの日、稽古は少々早めに切り上げ、衣裳あわせが行われました。本作の衣裳を担当する「ミナ ペルホネン」のデザイナー・皆川明さんらスタッフが、少し前に稽古場入り。「あの『ミナ』の皆川明(敬愛を込めて敬称略)が目の前に!」と実はライター、ミーハー心全開で盛り上がっておりました......。皆川さんが代表を務めるミナ ペルホネンといえば、トレンドに左右されない柔らかで優しい風合いのデザイン、素材の洋服を生み出している、オシャレ女子憧れのブランド。舞台衣裳を手掛けるのはまずないことですが、藤田版『書を捨てよ町へ出よう』では初演に続いて衣裳を担当。前作でも日常的でありながら、フワリと日常を超えるようなミナ ペルホネンの世界観は演出・藤田貴大さんの劇空間に驚くほどなじみ、物語を心地よく飛躍させる役割を担っていました。初演では客席通路をランウェイに見立てたファッションショー仕立てのシーンが印象的でしたが、あのシーンも、ミナ ペルホネンの衣裳がもたらすインスピレーションがなければ生まれなかったかもしれません。

▽ 皆川明さんshosute3_0107.JPG

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現在、絶賛上演中のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
 
「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで知られるアメリカの伝説的バンド、ザ・フォー・シーズンズの結成から成功への道のり、そしてメンバー間の確執までを彼ら自身のヒット曲で綴っていく作品です。

今回の2018年版は、中川晃教さん扮するリードボーカルのフランキー役以外のザ・フォー・シーズンズのメンバーがWキャストとなる<TEAM WHITE><TEAM BLUE>の2チーム制で上演していますが、<TEAM BLUE>トミー・デヴィート役を好演しているのが、伊礼彼方さん。
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その伊礼さんの持ち込み企画、【イレイカナタ☆プレゼンツ】この人に訊きたい!
『ジャージー・ボーイズ』で共演中の白石拓也さんと山野靖博さんにフォーカスしたインタビューの後編です!

 ★前編はコチラ 

 
【2018年『ジャージー・ボーイズ』バックナンバー】

# ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート、熱狂の開幕!
# 2018年版『ジャージー・ボーイズ』本格始動! 稽古場レポート
# 稽古場レポート第2弾! WHITEチームの稽古場に潜入

# 稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ
# まもなく開幕! 初日前囲み取材でキャストが意気込みを語る

  

● 伊礼彼方 × 白石拓也・山野靖博 インタビュー●

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●『ジャージー・ボーイズ』で白石さん・山野さんはどんな役を演じているのか
 
―― 現在出演中の『ジャージー・ボーイズ』についてお伺いします。白石さん・山野さんは、ずーっと舞台上にいらっしゃいますね。

伊礼「何役やってるの?」

白石「え!?」

山野「数えていないです」

白石「僕も数えていないですね...10いくつか、かな?」

山野「衣裳が11着くらいありますから」

伊礼「コーラスをしながら芝居をするじゃない。あれは大変じゃないの? それに着替えながら歌っていたりもするじゃない」

山野「難しいですよね。僕の中で、ひとつの線引きといいますか、ハウスという僕たちの居場所があるんですが...」

―― ハウス、ですか?

「僕らが着替えたりするところを、ハウスと呼んでいるんです。舞台上、客席から見える場所に、アンサンブルみんな、それぞれに「ハウス」があります」

山野「そのハウスにいるときと、オンステージにいるときとでは、コーラスをしながら何かやっていても気持ちは違う」

白石「ハウスにいる時は "自分" でいられます」

山野「そうです。着替えながらコーラスをしていても、自分の中で違和感はありません。(ハウスの上にある)屋根の下に入った瞬間にかわりますね」

白石「着替えながらとか、何かをしながら歌うのは大変ではありますが、歌うことに関しては気持ちが楽ですね」

伊礼「彼らはずっと舞台上にいます、特に1幕はずっと。何かを演じているか、演じていないときはハウスにいるか」

白石「本編中は僕らは(舞台袖や楽屋には)帰らないんです」

伊礼「それが藤田(俊太郎)さんの演出。役者泣かせだよね。でもそれがいい効果になっているんじゃないかな、常に彼ら11人が舞台上に存在しているというのが。11人が一般大衆を担ってるんです。......ハウスでは演出家から「何をしてもいいよ」って許可が出ているんだよね。僕、トミーは2幕の前半で舞台から去るんですが、そのあとに舞台袖から見ていると、ハウスで何か食べていたりするよね。何あれ? グミ?」

山野「グミです(笑)」

▽ 山野さん提供:ハウスからの風景ireip_image9.JPG



―― それはリラックス効果とか?

白石「まぁ、居やすい環境づくり、ですね(笑)。でも前回(初演)はそんなことも出来なかった」

山野「そう、前回はそんな余裕がなかったですよね」

白石「初演の時は、今回以上にずっとハウスにいたんですよ。地下室のシーン(秋の章、ザ・フォー・シーズンズのメンバーが言い争う、ジップ・デカルロ邸のシーン)もずっとハウスにいた。でも動くとお客さんの視界に入って、前でやっている芝居の邪魔になるので、ずっと動かず気配を消しつつ、ハウスにいた。今回は、あのシーンは袖に入っていいという演出になりました」

伊礼「うわぁ、それはキツかったね!」

白石「でもこの作品は、ハウスでコーラスをしていても、いわゆる "影コーラス" とは違う。たとえば『Cry For Me』のシーンでいうと、セットの2階部分でザ・フォー・シーズンズの4人が歌っていたら、自分もそこに同調しながら歌っています。ただのコーラスという感覚ではないです」

伊礼「シーンにちゃんと存在してるってことよね、自分が」

白石「物理的に自分が何を表現している、というものではないのですが。そういう意識でコーラスをやりたいなって思います」

伊礼「それはよくわかる。俺も冬の章なんかはまったく出てないけど、アッキー(中川晃教)の芝居を観たいと思うもん。自分が作ったものがどう展開していくのか。あいつがどうこの話に蓋をしていくんだろうって」

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現在、絶賛上演中のミュージカル『ジャージー・ボーイズ』
東京公演は先日、熱狂の中終幕しましたが、来週からは全国ツアー公演がはじまります!

 
『ジャージー・ボーイズ』は、「シェリー」「君の瞳に恋してる」などで知られるアメリカの伝説的バンド、ザ・フォー・シーズンズの結成から成功への道のり、そしてメンバー間の確執までを彼ら自身のヒット曲で綴っていく作品。

今回の2018年版は、中川晃教さん扮するリードボーカルのフランキー役以外のザ・フォー・シーズンズのメンバーがWキャストとなる<TEAM WHITE><TEAM BLUE>の2チーム制で上演していますが、<TEAM BLUE>トミー・デヴィート役を好演しているのが、伊礼彼方さん。
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グループを最初に作り上げ、軌道に乗るまで引っ張り続け、そしてトラブルメイカーでもあるトミー。

中心的メンバーであるフランキーのことも、ボブ・ゴーディオのことも、トミーは「俺が見つけた」と言います。

そんなトミーを、まるで地で行くかのような(!?)伊礼さんは、「もっと日本演劇界には素晴らしい人材、スポットライトを当てたい人たちがいる!」と常々思っていたそうで、「ぜひこの人たちを紹介したい!」という伊礼さんの熱い思いから、この企画が生まれました。
 
今回伊礼さんがおススメするのは、その『ジャージー・ボーイズ』で共演中の白石拓也さんと山野靖博さんです!!
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【2018年『ジャージー・ボーイズ』バックナンバー】

# ミュージカル『ジャージー・ボーイズ』イン コンサート、熱狂の開幕!
# 2018年版『ジャージー・ボーイズ』本格始動! 稽古場レポート
# 稽古場レポート第2弾! WHITEチームの稽古場に潜入

# 稽古場レポート第3弾! BLUEチーム ピックアップ
# まもなく開幕! 初日前囲み取材でキャストが意気込みを語る

 

●伊礼彼方による前説●

 
きっかけは『ビューティフル』(2017年)なんです。今までは自分たちが前面に出て曲を歌い、芝居をし、アンサンブルは後ろで "雰囲気" を作る、という作品が多かったのですが、『ビューティフル』という作品は、僕らいわゆるプリンシパルと呼ばれる人たちが作曲家・作詞家といった裏方を演じ、アンサンブルと呼ばれる人たちがスターを演じる面白い構造だったんです。
 
もちろんそれまでも、この業界でやっているから、アンサンブルを演じている彼ら彼女らが素晴らしい能力の持ち主だってことは知っていた。でもそこで集まったメンバーは特に個性的で、高い技術をもった方たちだった。負けてなるものか、って刺激をたくさん受けたし、彼らがこんなに素敵な人たちだって、こういう作品じゃないと観客の皆さんにも伝わっていかないんだなって俺も改めて思った。だから、彼らをもっと売りたい!って思ったんです。俺、別に彼らのマネージャーでもなんでもないんだけど(笑)。
 
それに、僕個人として、観客として作品を観るときに、知っている人が出ている方が楽しく見ることが出来るんですね。だから、ひとりでも多くの出演者をお客さまに知ってもらった方が、公演をもっと隅々まで堪能してもらえると思ったんです。チケット代も安く感じるくらいに。そうしたらリピーターも増えるし、彼らのファンも増えるだろうし、作品を作る側も、彼らをまた使っていくだろうし。そう、いい方向に循環していけばいいなと思ったんです。それが、今回の企画意図です。
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...ということで、「トミー・デヴィートプレゼンツ!」ならぬ、「伊礼彼方プレゼンツ!」企画、スタートです!! 
 

● 伊礼彼方 × 白石拓也・山野靖博 インタビュー●

 
● まず、白石拓也さんの人となりについて
 
伊礼「......ということで、俺は『ビューティフル』という作品をきっかけに、才能あるみんながもっと注目をあびるにはどうすればいいんだろうとずっと考えていたんです。一般的にミュージカルって、アンサンブルは後ろの風景だったり空気感だったりを作る、メインとアンサンブルでパックリ分かれている。『ビューティフル』はそれが逆転する作品だったから、「みんなものすごい能力があるし、全員が全員、メイン張れるじゃん!」って思ったの。そんなみんなの魅力を取り上げたいってずっと思っていた。君たちはその第一号ですよ!」
 
白石「ありがとうございます!」

山野「それは...大丈夫なんですか、僕たちで(笑)。華やかな女性キャストとかもいる中で」

伊礼「それは今からのふたり次第だからね(笑)」ireip__0189.JPG

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今年7月に閉幕したばかりの韓国産ミュージカル『SMOKE』が本日、日本初演の初日を迎えます。

初日を目前にした9月末某日、その稽古場を取材してきました。

 


 
【通し稽古レポート】
 
2016年にトライアウト公演からスタート、今年ソウルでも上演された韓国のオリジナルミュージカル『SMOKE』が、日本初上演される。この作品は夭逝した天才詩人イ・サン(李箱)の連作詩「烏瞰図(うかんず)第15号」からインスピレーションを得て生まれたもの。初日を間近に控え、熱気を帯びた稽古場の様子をレポートする。
 
登場人物は3人。詩を書く男「(チョ)」、海を描く者「(ヘ)」、心を覗く者「(ホン)」。世を儚む「超」と、絵を描きながら海を夢見る純粋な青年「海」のふたりは、旅立つための費用を工面するために「紅」を誘拐する。ふたりはなぜ海へ行きたいのか? 「紅」との関係性は? 数々の "謎" が、ナンバーとともに繰り広げられていく。smoke2__0713.JPGsmoke2__0587.JPG
 
「超」と「紅」はダブルキャスト、「海」はシングルキャストという形での公演。「超」はLE VELVETSの日野真一郎と、『王家の紋章』や『SHE LOVES ME』の好演も記憶に新しい木暮真一郎が。「紅」は人気声優でありながらミュージカル作品でも活躍する高垣彩陽と、実力派女優・池田有希子。そして「海」をつとめるのは大山真志と、個性の異なる5人が揃った。smoke2__0695.JPG

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■『書を捨てよ町へ出よう』#2■
 
寺山修司の初期代表作『書を捨てよ町へ出よう』 に、マームとジプシーの藤田貴大が挑む話題作、3年ぶりの再演が近付いてきました。
前回の更新では、主人公の「私」に初舞台で挑む佐藤緋美インタビューをお届けしましたが、今回は稽古場の様子をレポートします!
 

【バックナンバー】
#1 佐藤緋美インタビュー
 


 

現代演劇のルーツである1970年代前後に上演された傑作戯曲を、気鋭の若手演出家が新しい解釈で豊かに復刻する<RooTSシリーズ>。現代の息吹を注がれた過去の名作たちが新たな魅力を放って今に再生する、東京芸術劇場の好評企画だ。その第3弾として2015年に上演されたのが、マームとジプシーの藤田貴大演出による『書を捨てよ町へ出よう』。言わずと知れた寺山修司の初期の代表作だが、『書を捨てよ~』には寺山の手による同名の評論集、舞台、映画が存在し、それぞれ内容が異なっている。藤田が手掛けた舞台の上演台本は映画版に依拠しつつ、舞台や評論の要素もコラージュ。言わば『書を捨てよ~』の集大成的世界に藤田独特の手法が混ざり、詩情的かつパンクな寺山ワールドを、現代に新鮮に浮かび上がらせた。shosute_0097.JPG

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■『書を捨てよ町へ出よう』#1■

歌人であり、演劇実験室「天井桟敷」主宰として数多くの名作を残した寺山修司
没後35年たった今でもなお、多くの若者に影響を与える存在です。

その寺山修司の初期代表作『書を捨てよ町へ出よう』 に、マームとジプシーの藤田貴大が挑んだ名作舞台が、3年ぶりに再演決定!
 
評論集として発表された『書を捨てよ町へ出よう』は、<鬱屈した若者たちの青春>を描くという姿勢はそのままに、舞台、映画とそれぞれが別の内容になっていますが、藤田は映画版をもとに上演台本を執筆。好評を博しました。

今回、主人公の「私」に挑むのは、18歳の佐藤緋美
これが初舞台となる、注目の若手俳優です。

佐藤さんにお話を伺ってきました。

 

◆ 佐藤緋美INTERVIEW ◆

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――この作品が、初舞台初主演。もともと俳優志望だったんですか?
 
「いえ、前から思っていたわけではなかったです。オーストラリアのシドニーに1年間留学していて、そこから日本に帰ってきてふと、やってみたいと思いはじめました」
 
――別の夢があった?
 
「もともと音楽をやっているので。今は俳優も音楽も、どっちもやりたいです」
 
――佐藤さんのご両親は、俳優の浅野忠信さんとミュージシャンのCHARAさん。ルーツとして、そのどちらも持っていますもんね。ちなみに、2015年の初演で同じ主演を務めたのは村上虹郎さん。両親が俳優とミュージシャンである方が2回続くことになりますが、村上さんと面識はおありですか?
 
「はい、友だちです。でも初演のときはまだ知らなかったので、舞台は観ていません。スタッフさんから「前の舞台の映像は観ないでおいて」と言われたので、今も観ていません。『書を捨てよ町へ出よう』で観たのは、映画だけですね。2回観たんですけど、すごい映画でショックを受けました。「こんな映画もあるんだ!」っていう、いい意味でのショック。カメラも今と全然違うし、音楽も面白かった。とにかく観たことがない世界で、これを舞台でやるとなったらどうなるんだろうっていうワクワクがありました。稽古が始まってみて、また映画を観たいなって気分になっています。演出の藤田(貴大)さんも、『100回観ないとあれはわかんない』って言っていたので」
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