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【公演レポート】

ミュージカル『モーツァルト!』が現在、東京・帝国劇場にて上演中だ。『エリザベート』『レディ・ベス』等を手掛けたゴールデンコンビ、ミヒャエル・クンツェ(脚本)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)の作品で、日本でも2002年の初演以来上演を重ねる人気作。4年ぶり、5演目となる今回は、主人公のヴォルフガング・モーツァルトに井上芳雄、山崎育三郎をWキャストで配している。ここでは井上ヴォルフガングを観た感想を記す。
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タイトルの通り、モーツァルトの半生を綴ったミュージカル。描かれるのは、自身の才能を自覚し、周囲と軋轢を生みながらも自由に作曲をすることを追い求め、天上的な音楽を生み出し、35歳で夭折した天才音楽家の鮮やかな生き様だ。今年の流行りではないが、彼の才能に惹かれ集まる様々な欲望・思惑の中、"ありのまま"の自分であることを望み葛藤する若者の姿は、18世紀を舞台にしつつも今の時代にこそビビッドに響く。また主人公・ヴォルフガングのそばに、子役が演じる「アマデ」がその才能の象徴として常に寄り添っており、二人一役というトリッキーな見せ方から、肉体と才能との葛藤という深遠なテーマを描き出しているのが、この作品の最大の特徴だ。
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勘九郎、七之助が新派に初挑戦!

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歌舞伎俳優の中村勘九郎さん、七之助さん兄弟が初めて新派に出演する、新橋演舞場「十一月新派特別公演」を観てきました。

この公演はふたりの祖父、そして父である十七世中村勘三郎の二十七回忌十八世中村勘三郎の三回忌追善興行です。

ところで、"新派"を観たことがない方にとっては、どんなお芝居なのかも分かりませんよね。
"新派"とは演劇の中のひとつのジャンルだと思ってください。
明治中期に入ると、それまで芝居の主流だった歌舞伎(旧派)に対し、当時の庶民にまつわる人情噺や花柳界を描いたものを新派(=新派劇)と言います。
明治、大正、昭和初期の時代を舞台に、日本人の情緒や生活、価値観などをリアルに描いたものです。

さて、ではなぜ"新派"で歌舞伎俳優の追善興行が行われるのか?も気になりますよね。
実はこれにも納得の理由があります。

十七世は昭和36年に新派に初出演して以来、幾度となく新派公演に出ています。娘の波乃久里子さんも新派女優ですしね。
十八世は若干19歳の若さで新派初出演を果たし、その後もたびたび新派公演に出演されていました。
なかでも、今月上演している『鶴八鶴次郎』の鶴次郎役は、十七世、十八世が何度も演じてきた、いわば中村屋にとっては縁の演目なのです。
その鶴次郎役を勘九郎さんが演じ、相手役の鶴八ことお豊役を七之助さんが勤めます。

物語の舞台は大正時代の東京。
"鶴八鶴次郎"とは、新内(新内節の略で浄瑠璃の一派)のコンビ名のことです。
鶴八は初代の母の後を継いだ二代目で、女ながらに三味線の名手。
鶴次郎の素晴らしいノドと合わさると観客からは絶賛され、名コンビと言われています。
ところがこのふたり、心の中ではお互いのことが気になっているくせに、こと芸の話となると激しく意見がぶつかりあい、しょっちゅう喧嘩をする始末。幕開きから勘九郎・鶴次郎と七之助・お豊の激しい応酬がはじまります。

gekipia_shinpa1.jpg『鶴八鶴次郎』左より鶴賀鶴次郎:中村勘九郎、鶴賀鶴八:中村七之助

それにしても勘九郎さん、わっ!と思わず息をのむほどお父様に口調がソックリでした。

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台風19号の接近による新幹線ダイヤの乱れを避け、ONEOR8の劇団員たちは10月13日(月)当初の予定よりも早めに豊橋入りしました。
開館時間前の到着ということもあり劇場周辺の喫茶店でモーニングを堪能したようです。
道具類を積んだトラックは予定通りに到着し、仕込は問題なく始まりました。
しかし、夜には東海地方も暴風圏に入るということで、JR在来線が20時には全面運休予定、さらには少し早めに在来線が止まり始めたため、劇場も早めに閉館することに。
そのため、この日の作業は19時頃終了。
翌日には、台風はすっかり通過し、特に問題もなく作業が粛々と続けられました。

ONEOR8として初めての地方公演と言うことでしたが、仕込スケジュールにも多少余裕を設けていたため、台風の影響はあったものの、順調にリハーサル、ゲネプロが行われ、10月17日(木)19時「世界は嘘で出来ている」の初日の幕が開けました

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gekipia_DSC02591.jpg舞台写真撮影:新村猛)

田村孝裕さんの作・演出作品は、昨年のアートスペースこけら落とし公演として上演した「父よ!」で観劇体験の可能性はあるものの、ほとんどの方はONEOR8の公演を見るのは始めてだったと思います。

アートスペースという小劇場空間での上演は、俳優と観客の距離も近く、舞台上のエネルギーと、さりげなくもリアリティのあるセットや小道具など、観客の目は舞台上で繰り広げられる世界に釘付けになっていました。

宝塚歌劇花組公演『エリザベート -愛と死の輪舞-』東京公演が10月11日、東京宝塚劇場で開幕した。宝塚歌劇団のみならず、日本ミュージカル界においても屈指の人気を誇る作品。宝塚では1996年雪組での初演以来上演を重ね、これまでの観客動員数192万3千人を誇る人気レパートリーとなっている。
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物語は、美貌のオーストリア皇后・エリザベートと、彼女を愛する黄泉の帝王トート(死)の愛憎劇。8度目となる今回は花組の新トップスター、明日海りおのお披露目公演。端整な顔立ちの正統派スターとして人気を博す明日海の演じるトートは、持ち前の美しさから醸し出される神秘的でクールな妖しさと相反するかのように、表情豊かに激しくエリザベートを誘惑する。本作の作曲家であるシルヴェスター・リーヴァイも「パーフェクトなトート」と明日海のトートを絶賛した。
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初日直前、舞台稽古後に明日海・蘭乃が囲み取材を開いた。スペシャルゲストとしてリーヴァイ氏も登場。
その模様をレポートする。


明日海りお&蘭乃はな 囲み取材

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――初日に向けてひと言。

明日海「いよいよ東京で『エリザベート』が開幕します。まだ少し緊張気味なのですが、初日のお客さまもたくさん来てくださると思いますので、心を開放して、組子一丸となって取り組んでまいりたいと思います」
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蘭乃「いよいよ東京で、明日海さん率いる新生花組のお披露目となります。花組生の一員として力を尽くせるように頑張りたいと思います」
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宝塚歌劇雪組公演『ル・ミュージカル・ア・ラ・ベル・エポック『伯爵令嬢』―ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない―』
が10月11日、東京・日生劇場で開幕した。『王家の紋章』で知られる少女漫画界の大御所・細川智栄子あんど芙~みん氏による同名漫画の舞台化。100周年を迎えている宝塚歌劇団の、久しぶりの日生劇場公演であるとともに、雪組の新トップコンビ早霧せいな&咲妃みゆのお披露目公演でもある。開幕に先駆け10日、最終舞台稽古が取材陣に公開された。
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19世紀のフランスを舞台に、新聞王として名をはせる公爵家の子息アラン、孤児院で育ち海難事故で記憶を失った少女コリンヌ、アランに復讐を企むフランソワ、かつてコリンヌと愛を誓い合った盲目の青年リシャール、女スリのアンナなど、個性豊かな登場人物たちが織り成す波乱万丈な物語。少女漫画らしいロマンチックな物語を、少女漫画から抜け出たような雪組メンバーが美しくもドラマチックに演じていて、宝塚歌劇の良さが存分に出た作品になった。
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舞台稽古後、早霧・咲妃が取材に応じた。
その内容をレポートする。

早霧せいな&咲妃みゆ 囲み取材


――ご挨拶と、意気込みを。

早霧「バタバタではございましたが、精一杯やりました。明日の初日から千秋楽まで出演者一丸となって頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。やっと舞台に立てて衣裳をつけて、照明があってセットがあってのお稽古が出来てほっとしている反面、いよいよ明日からなんだという緊張感と高揚感があって気持ちが忙しいです(笑)。この通しで感じたことをきちっと消化して、明日からよりお客さまに楽しんでいただける舞台になるようにもう一度練っていきたいです。
(この通しで感じたこととは?)いやぁ...早替わり...間に合うか...(苦笑)。日生劇場に出演するのが初めてなので、私自身が劇場にまだなれていなくて、裏でバタバタしてしまっていたので、早く劇場と仲良くなりたいです。やはりアランは汗をかかないと思うので、爽やかな風で舞台に立ちたいですね」
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咲妃「明日からの初日、たくさんのお客さまにお楽しみいただけますよう皆で力をあわせて頑張りたいと思います。自分のことで今はあたふたしていますが、初日、幸せな世界をお客さまに楽しんでいただけるように早霧さんのもと、頑張っていきたいと思います」
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十月花形歌舞伎「GOEMON」

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関西新人担当Aです。
大阪松竹座にて現在公演中の「十月花形歌舞伎」を観劇してきました。

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浦井健治主演、ミュージカル『アルジャーノンに花束を』が9月18日、天王洲 銀河劇場にて開幕しました。
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原作は、日本でも販売部数300万部を超える、ダニエル・キイスによる大ヒットSF小説。
これをもとに、2006年に荻田浩一演出、浦井健治主演で上演され、大きな評判を呼んだ伝説のミュージカルの待望の再演です。

32歳になってもなお、幼児なみの知能しか持たない青年チャーリー・ゴードンが、白ネズミのアルジャーノンとともに臨床試験の被験者として脳の手術を受け、天才へと変貌していきますが...。
8年ぶりにチャーリィに挑む浦井さんは、繊細で純粋で、まさにチャーリィそのもの。
冒頭、「ぼくわかしこくなりたい」と話すキラキラとした瞳に胸が打たれます。
その後チャーリィは外科手術によって知能を得て、急激に天才となっていきますが、それに伴い歌声まで変化していく浦井さんの舞台人としての力量にも唸らされました。
またアルジャーノンを取り巻く人々の思惑や戸惑いや嫉妬、悔恨といった感情も丁寧に描かれていてやるせなく、それでいてどこかファンタジックな味わいもある、不思議なミュージカルになっています。
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開幕に際し、出演者の皆さんからのメッセージが届きました。


【チケットぴあニュース】
宝塚星組公演は、轟&柚希が魅せる濃厚な人間ドラマ


宝塚歌劇星組東京公演『The Lost Glory -美しき幻影-』『パッショネイト宝塚!』が9月5日、東京宝塚劇場で開幕した。トップコンビ柚希礼音、夢咲ねね率いる星組メンバーに加え、『The Lost~』では劇団理事でもある専科のスター・轟悠が特別出演で加わり、主演を務める。

『The Lost Glory -美しき幻影-』は、シェイクスピアの『オセロー』をモチーフとしたオリジナル作品。第一次世界大戦後の好景気に沸くニューヨークを舞台に、ギリシャ移民としてアメリカに渡り、建築王としてアメリカンドリームを実現させた男・オットー(轟)と、彼に復讐心を燃やす腹心のイヴァーノ(柚希)を中心に展開する骨太な物語だ。宝塚男役として究極の様式美を見せる轟と、ニヒルな笑みでライバルを陥れていく柚希、両スターが並び立ち、火花を散らすさまは見応え充分。轟の特別出演という特性を活かし、宝塚歌劇の本公演ではなかなか見ることのない、ディープな人間ドラマとなった。さらに、ブロードウェイをはじめ世界で活躍する国際的なコレオグラファー、グスタヴォ・ザジャックが振付を担当したきらびやかなダンスシーンが随所に挿入され、"狂乱のジャズエイジ"を描き出すとともに、宝塚らしい華やかさも堪能できる。
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また、『パッショネイト宝塚!』はラテンを題材としたショー。ダイナミックなダンスに定評のある柚希を中心に、星組のパッションが溢れる熱いステージになっている。中でもカポエイラを取り入れたシーンで見せる柚希のハイレベルで力強いダンスは必見だ。
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【げきぴあニュース】
劇団四季『マンマ・ミーア!』超特急リターン公演開幕!
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今年4月にデビュー40周年を迎えた、世界的ポップ・グループABBA。彼らのヒットソング22曲で構成するミュージカル『マンマ・ミーア!』が、9月2日(火)より四季劇場[秋]にて上演される。昨年12月から今年5月にかけ同劇場でロングラン上演されていた本作が、ファンの熱い要望に応え、早くも再登場だ。9月1日、その公開舞台稽古が行われた。
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日本初演となるブロードウェイ・ミュージカル[title of show]が8月1日、東京・シアタークリエで開幕した。人気若手ミュージカル俳優の浦井健治と柿澤勇人が初共演し、映画にドラマにと八面六臂の活躍を見せるコメディ界の雄・福田雄一が演出を手掛ける注目作だ。
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作品は2004年にNYの演劇フェスティバルで上演され評判となり、2006年にはオフ・ブロードウェイ、2008年からはブロードウェイで上演されたヒット作。自分たちのオリジナルミュージカルを3週間で作り上げ、フェスに応募しようとする青年ふたりと、彼らに協力する女性キャストふたりの奮闘を描くもの。作品の題材に悩んだ彼らは、自分たちがミュージカルを作る過程をそのまま物語にすることを思いつく。つまり、この作品は実話であり、ミュージカル制作の裏側を描いたバックステージものでもある。
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