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■音楽劇『ライムライト』vol.4■


石丸幹二が主演する音楽劇『ライムライト』が7月5日、東京・シアタークリエで開幕した。喜劇王・チャップリンの晩年の傑作映画を、世界で初めて舞台化する注目の作品だ。
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物語は落ちぶれた老芸人・カルヴェロと、若きバレリーナ・テリーの純愛を描くもの。もとが映画作品であることを意識してか、フィルムの回転する音で始まるこの舞台はしかし、"チャップリンの映画"という印象に縛られることなく、物語の本質を掘り下げることで、新たな『ライムライト』の世界を再構築した。たとえば、石丸扮するカルヴェロには、ちょび髭といったいかにもチャップリンなアイコンはない。だが逆に、その純化した物語の中にこそ、チャップリンの精神が浮き彫りになるようだ。それは人生の悲哀を見つめながらも、日々をけなげに生きる人間に深い愛情を注ぐ、優しいまなざしだ。登場人物たちが時に自分に言い聞かせ、時に相手を励ます言葉は美しくシンプルで、心を打たれる瞬間が何度も訪れる。
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音楽も美しい。何度もリフレインされる名曲『エターナリー』は、その都度、甘さや切なさを運んでくる。また、カルヴェロが最後の舞台で歌うナンバー『You are the Song』はとりわけ祈りのような崇高さで響く。もともとチャップリンの未発表作『The freak』のためのこの曲が効果的に活きた。さらにこれらチャップリンが作った音楽に加え、荻野清子が書き下ろしたナンバーが美しく溶け合い、作品世界を色づける。"音楽劇"という手法が物語に見事にマッチした。

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「リバーダンス」初日レポート


何の予備知識も不要!驚異的な身体能力で繰り出される超スピードの足技と、懐かしさと神秘さを併せ持った一流のアイルランド音楽によって、アイルランドの5000年にも及ぶ歴史と人々の想いを2時間で体感できる、大興奮のショーです。


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『リバーダンス』は、欧州で開催されるエンタテインメントの祭典・ユーロビジョンソングコンテストでアイルランドが開催国となった1994年に作られた題目をもとにして作られた、伝統とモダンが共存するエンタテインメントショーです。20周年を迎えたプロダクションで7年ぶりの来日ツアーということで、東京公演に足を運んできました。


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CLUB SEVEN 10th stage! 開幕レポート

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■CLUB SEVEN 10th stage! 集中連載vol.4■

★ 開幕レポート ★


節目にして集大成の『CLUB SEVEN』開幕!
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俳優兼演出家であり、日本を代表するタップダンサーでもある玉野和紀が贈るショー・ステージ『CLUB SEVEN 10th stage!』が4月2日(木)、東京・シアタークリエで開幕する。勢いのある旬の俳優を配し、幅広い層から人気を集めるシリーズだが、今回も東山義久、西村直人、中河内雅貴、相葉裕樹、佐々木喜英、大山真志、白羽ゆり、蒼乃夕妃ら、実力派からイケメン俳優、元宝塚スターまで豪華なメンバーが揃った。4月1日には開幕に先駆けて最終舞台稽古が公開。その模様をレポートする。

舞台はソング&ダンスパート、スケッチと呼ばれる寸劇の数々、ストーリー性のあるミニ・ミュージカルなど、あらゆるエンターテインメントの要素を詰め込み、スピーディに展開。スケッチでナンセンスな笑いに客席を落とし、ドラマチックなダンスシーンでうっとりとさせ、ミニ・ミュージカルではホロリとさせる。舞台の勢いにあわせ観る側の感情もジェットコースターのように大きく起伏する。その臨場感はライブ・エンターテインメントの究極の楽しみだ。

また人気コーナー『五十音順ヒットメドレー』では、100曲近いナンバーを数珠繋ぎで披露。音楽からCM、芸人、キャラクターなど最近のヒットのパロディが次々と登場し、観る側はお気楽に大笑いできる楽しいコーナーだが、女装に扮装、カブリものと怒涛のように衣裳も替え演じていく俳優陣は見るからにハードそう。だがそのハードさが俳優たちのリミッターを外すのだろう、汗とともに俳優たちから溢れんばかりの魅力がほとばしる。今回も玉野、東山、西村らベテラン陣が様々な得意技で自分のフィールドに空気の流れを持っていけば、負けじと中河内、相葉、佐々木、大山ら若手が瞬発力良くハジケていて、素敵な表情を見せていた。アドリブ性も高く、真剣勝負でありながらも俳優たちの素の表情も垣間見れるのも、ファンにとっては嬉しいところ。

2003年から始まり、今回で記念すべき10回目の公演を迎えるが、玉野によると今回は節目であり集大成とのこと。どんなジャンルであれ、ライブ・エンターテインメントが好きな人は観ておくことをおススメする。

公演は4月20日(月)まで同劇場にて。その後4月23日(木)に福岡市民会館 大ホール、4月27日(月)に愛知県芸術劇場 大ホール、4月25日(土)・26日(日)に大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティで上演される。チケットは発売中。




以下、舞台写真とともにその魅力を少しばかりご紹介。
(掲載は順不同です)
(抜粋のご紹介ではありますが、まっさらな状態で観劇されたい方は、以下ご注意ください)


▼ 玉野和紀さん
日本を代表するタップダンサーでもある玉野さん、やっぱりタップのシーンは圧巻です!
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▼ 東山義久さん
クールガイなイメージの東山さんですが、誰よりも激しくヒドイ(←悪口ではないですあしからず...)扮装を嬉々として着こなしていらっしゃいました(笑)。
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▼ 西村直人さん
皆勤賞の西村さんはおなじみのキャラも多数!
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▼ 中河内雅貴さん
ベテランチームと若手チームの橋渡し的なポジションで、大奮闘の中河内さん。
その芸達者ぶりに唸らされます。
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▼ 相葉裕樹さん
スケッチでもミニミュージカルでもその演技力が爆発。
コメディセンスも抜群です。
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▼ 佐々木喜英さん
時折りみせるはにかんだ笑顔も素敵。
そして臆せず見せる変顔も!
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▼ 大山真志さん
今回初参加にして最年少。
ということで無茶ぶりも多く降りかかる...か!?
五十音順メドレーでは様々なキャラに扮します!
ああ、本当は全部ご紹介したい...。
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▼ 白羽ゆりさん
ダンスに歌にとマルチに活躍。
そしてミニミュージカルでは泣かせます...。
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▼ 蒼乃夕妃さん
名ダンサーでもある蒼乃さん。
東山さんとのペアダンスをみせたこのシーンは、濃厚かつハイレベルで見惚れてしまいました。
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こまつ座&世田谷パブリックシアター『藪原検校』が2月23日、東京・世田谷パブリックシアターで開幕した。盲目に生まれつき、盲人の最高位である検校に上り詰めようと悪の限りを尽くす二代目藪原検校という架空の人物の生涯を、井上ひさしが力強い筆致で描いた偽評伝劇。井上戯曲の中でも最高傑作のひとつとして挙げられることも多い傑作だ。主人公・二代目藪原検校は、2012年にも主演し絶賛された、野村萬斎が演じる。

時は江戸、東北塩釜。親の因果から盲に生まれた杉の市は、手癖が悪ければ手も早い生まれながらの悪党。師匠の女房を寝取り、挙句の果てにいざこざから人を殺めてしまう。運命の坂を転がり落ちるように師匠、実の母と殺人を重ねていく彼が目指すのは、盲人の最高位である検校の位。様々な悪事を重ねた上、江戸の地で藪原検校のもと貸し金の取立てで頭角をあらわし、ついに二代目藪原検校の襲名も目前に迫るが......。
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"目明き"に対する強いコンプレックスから、揺るぎない地位につくことに執着し、そのためには手段は選ばない。大悪事の数々を躊躇なく重ねる杉の市だが、その行動原理はシンプルだ。萬斎は、そのコンプレックスから生まれるパワーを荒々しくも軽妙に体現していく。欲望を全身から立ち昇らせる萬斎・杉の市は生命力に溢れている。ふだんの彼の端整な顔立ちが想像できないほど下品に顔をゆがませ、エネルギッシュに演じる姿に、目をそらせない。

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【チケットぴあニュース】
宝塚版『ルパン三世』、原作者も驚き
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宝塚歌劇雪組東京公演『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-』『ファンシー・ガイ!』が2月20日、東京宝塚劇場で開幕した。国民的人気マンガの舞台化であるとともに、雪組新トップコンビ早霧せいな、咲妃みゆのお披露目公演ということで大きな話題を集めている。

『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-』は、アニメ、映画、ゲームと様々なメディアで展開されている、日本国民なら誰もが知るモンキー・パンチによる傑作マンガが原作。時は現代のフランス。展覧会に出品されている"マリー・アントワネットの首飾り"をルパン一行が盗もうとした瞬間、革命前夜にタイムスリップ。そこで一行は王妃マリー・アントワネットに出会い...。ルパン、不二子、五エ門、次元、銭形警部といったおなじみの面々が起こす大騒動に、宝塚の代名詞『ベルサイユのばら』を彷彿とさせる世界が見事に融合、コミカルかつロマンチックな、宝塚らしいルパンの物語が誕生した。ルパンに扮する早霧せいなは軽妙な語り口にくるくると変わる表情で、原作やアニメのイメージを損なわないキャラクター作りで客席を大いにわかせる。ルパン・ファミリーに扮するスターたちのなりきりっぷりも楽しい。それでいて宝塚らしいスタイリッシュさ、品の良さは残し、宝塚歌劇の懐の深さをも改めて感じさせる意欲作だ。

初日の舞台は原作者のモンキー・パンチ、「ルパン三世のテーマ」などを手がけた作曲家・大野雄二も観劇、初日後に早霧、咲妃らとともに会見を開いた。ふたりとも「びっくりした」と口を揃えつつ、「僕が描いた漫画とはまったく違う世界を見せていただいた。これからの作品の中でもヒントとして活かせる部分がずいぶんある」(モンキー)、「宝塚の独特のやり方と『ルパン三世』がすごくいい具合にミックスされていて、とても楽しく観ました。音楽のアレンジも「お、やるな」という感じでした(笑)」(大野)と絶賛。また誰もが知るキャラクターに扮した早霧は「やはり山田(康雄)さんの声がとても印象深い。あの声を、モノマネをするわけではなく自分色に染めて、宝塚の舞台に出来ないかなということは意識しました」とキャラクター作りについて話し、「ルパン三世ファン、そして宝塚ファン、どちらのお客さまにも楽しんでいただける公演になれば」と意気込みを語った。

公演はエネルギッシュなショー『ファンシー・ガイ!』と同時上演。東京公演は3月22日(日)まで。

==『ルパン三世-王妃の首飾りを追え!-』==
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げきぴあでは、初日公演後に行われた囲み取材の模様を詳しくお伝えいたします。
登壇者は、早霧せいな、咲妃みゆ、モンキー・パンチ(原作者)、大野雄二(作曲家)、小柳奈穂子(演出)

【公演レポート】
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宝塚歌劇団や劇団四季の一部のシリーズなどを除き、日本のエンタメ界では"ショー"というものが上演される機会は非常に少ない。ミュージカルは多種多様なものが次々と登場しているのに対し、少々歯がゆい現状である。そんな中、演出家・小林香が手掛ける<SHOW-ism>が気を吐いている。新しいショーの形を目指し、小林が2010年よりコンスタントに続けている人気シリーズで、毎度チケット争奪戦になるほど。2月1日、東京・シアタークリエにて開幕した第8弾『SHOW-ism Ⅷ「∞/ユイット」』も、早々にチケットは完売。そんなファンの期待の高さに応えるように、今回もシックでオシャレ、小林の美意識が詰まった素敵なステージとなっている。


舞台は現代のパリ。豪華ホテル"オテル・ド・ユイット"には暇を持て余した奇妙な人々が住んでいる。1から7まで、部屋の番号でお互いを呼ぶ住人たち。そして8番目の部屋はずっと空室。そしてこのホテルでは探し物が必ず見つかるという噂が...。

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◆ 開幕レポート ◆

浦井健治が主演するミュージカル『ボンベイドリームス』が1月31日、東京国際フォーラム ホールCにて開幕した。舞台をインド・ボンベイに置き、『ムトゥ・踊るマハラジャ』『スラムドッグ$ミリオネア』などの音楽を手掛けたインドのモーツァルトA.R.ラフマーンが作曲を担当した本作は"マサラミュージカル"と銘打たれている。そのキャッチコピーのとおりインド感満載の作品ながら、観劇前に抱いていたイメージをいい意味で大きく裏切った、心に染みる作品になっている。
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主人公アカーシュはボリウッドの映画スターを夢見るスラム育ちの青年。彼は幼なじみのスウィーティに連れていかれた美女コンテストがきっかけで、映画スターへの道を掴む。そこで映画監督志望の美女プリヤに恋に落ちるも、彼女には敏腕弁護士の婚約者がいた。その弁護士ヴィクラムは、アカーシュが生まれ育ったスラム街の再開発に関わっている。スラムを追い出されることになる住人たちだが、彼らにはなすすべもない。そんな中、スラム出身との噂が立ったアカーシュは自らその噂を否定する......。
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【公演レポート】

ミュージカル『モーツァルト!』が東京公演を経て現在、大阪・梅田芸術劇場 メインホールで上演されている。日本でも2002年の初演以来上演を重ねる、ウィーン発の人気ミュージカル。主人公のヴォルフガング・モーツァルトはWキャストで井上芳雄、山崎育三郎が務めているが、今回は山崎ヴォルフガングを観た感想を記す(井上バージョンのレポートはコチラ)。
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山崎ヴォルフガングは、初参加だった前回2010年公演とはまったく違う顔を見せていることにまず驚かされる。懸命さが際立っていた前回に比べ、余裕すら感じられる落ち着きっぷり。そのせいか、俳優・山崎育三郎自身が持つキュートな魅力が隅々までいきわたったヴォルフガングになっていた。それはやんちゃではあるけれど、どこか育ちの良さを感じさせる青年像だ。山口祐一郎扮する大司教コロレドに反発する姿などは、才能ゆえの傲慢さというより、若さゆえの甘えといった印象。今までに見たことのないタイプの新鮮なヴォルフガングだ。
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『ALTAR BOYZ』観劇レポート

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「あなたの心を浄化する?!神に仕える5人のイケメンたちのエンタメ・ショー」


ミュージカル『ALTAR BOYZ1121()、新宿FACEにて開幕した。

5人の実力派若手俳優たちが、2時間一度も休むことなく踊るそのステージはまさに圧巻!観劇後に思わず口ずさみたくなるキャッチーな曲と、ひとクセもふたクセもあるキャラクターたち。そして、人種や宗教、移民、差別などに鋭く、真正面から切り込むそのストーリーは、中毒性があり、リピーターも続出しているとか!

本作は『RENT』や『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』を生み出したオフ・ブロードウェイ発祥の作品であり、エスプリが効きつつもエンタテインメントとして完成されているという、バランスの良さも秀逸。アメリカはもちろん、韓国やフィリピンなど、世界8ヵ国で繰り返し上演されている。

日本でも過去4回上演され、毎度大好評を博してきた。日本版は、自身もタップダンサーとして活躍する玉野和紀が演出を手がけ、各国に比べ激しくノリの良いダンスで、さらに魅力的な舞台となっている。

この2014年のツアーでは、『ALTAR BOYZ RED』と『ALTAR BOYZ LEGEND』の2チームに分かれての開催で、さらに12月には両チームが出演する『ALTARBOYZ Special Christmas』の公演も決定している。

今回はそんな、『ALTAR BOYZ RED』の観劇レポートをお届けします!


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 (c)引地信彦

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<ストーリー>

福音書を記したとされるキリストの使徒、マタイ・マルコ・ヨハネ・ルカに相当する名前を持つマシュー、マーク、フアン、ルーク。

それにユダヤ人であるアブラハムを加えた5人の青年が、神様の言葉を伝えるためにボーイズ・バンドを組み、ライブを訪れた観客たちの迷える魂を《浄化》する。

はじめは順調(?)に進んでいた「魂の浄化ライブ」だが、とある瞬間から暗雲が立ち込める。それには、彼らの秘められた事実が関係していて・・・・・・。

人種や宗教、移民、LGBTへの差別や非行などをはじめ、各々の問題を抱えたALTAR BOYたちは、コミカルにではあるが、決してそれらを軽んじるわけではなく、真正面から爽やかにそれを乗り越えていく。そんな、観る人たちに笑いと感動を与えてくれるストーリーとなっている。

 

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今回観劇したALTAR BOYZ RED』。

出演は、大久保祥太郎、大山真志、川原一馬、法月康平、山下翔央という五人の人気若手イケメン俳優である。

彼らは全員、ALTAR BOYZ初出演!

同時に上演しているLEGENDはもちろん、過去のORANGEGREENチームともまた違ったALTAR BOYZとなっている。

ここでは、そのひとりひとりについて触れていく。

 

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(c)引地信彦


■マシュー(大山真志)

ALTAR BOYZのリーダーとなる存在である。

他の4人に比べて、際立った悩みや問題があるわけではなく、演技が難しい役どころではあるが、リーダーらしく、まわりのメンバーを引っ張り、時には包み込む風格はバッチリ!

また、彼の"エンジェル"とのほろ苦い恋愛経験を描いたソロナンバー「Something About You」では、深みのある声を活かしたセクシーな歌唱を披露している。同じく新宿FACEで上演された「CLUB SLAZY」でも堂々とした演技・歌・ダンスを見せていた大山だが、さらにパワーアップした姿を見ることができるこの舞台。ファン必見!

 

■ルーク(川原一馬)

"ストレス"に苦しむ非行少年。

彼が"ストレス"と名づけるむしゃくしゃに突き動かされ、自分でも思いのよらない非行に走ってしまう。そんな彼も「神」との出会いで光を見出し、大事なのは魂を鍛えること!という結論に至る。

ソロナンバーの「Body Mind & Soul」では、そんなルークのはちゃめちゃさが爆発!舞台上を駆け回り、そのパワフルさを見せ付ける。さらに、川原の演じるルークは過去に日本で演じられてきたどのルークともまた違う、天真爛漫で非常にチャーミングな、今までにない解釈がなされている。

 

■フアン(大久保祥太郎/ D-BOYS

幼い頃に両親に捨てられた孤児で、メキシコからの移民。(スペイン訛りは、日本版では関西弁で表現されている)。

彼の両親にまつわる秘密が明らかになった後に、披露されるのが「La Vida Eternal」。劇中のどの曲とも違う、ラテン系の楽曲で、ラストに向けての盛り上がりが楽しい一曲である。

演じている大久保は、19歳というチーム最年少ながら、すべてにおいて安定感があり、そのキレのあるダンスは思わず目で追ってしまいたくなるほど!

 

■マーク(法月康平)

情が深い上に芯が強く、リーダーであるマシューに熱い視線を送る登場人物。

彼が劇中に何度も言う言葉、「自分を恥じないで」という想いが強くこめられた楽曲が、終盤で歌われる「Epiphany」である。長い独白を終えた後、虹色に輝く十字架の前で朗々と歌いあげるその姿は、神々しささえ感じる。法月の高く伸びる歌声と相まって、非常に感動的なシーンだ。

また法月は、自身の代表作と言える「ROCK MUSICAL BLEACH」での黒崎一護役と一味違った役どころを演じることで、その演技の幅の広さを見せ付けている。

 

■アブラハム(山下翔央)

一人、ユダヤ人である彼が、何故キリスト教のバンドにいるのか・・・・・・。

その理由こそが、この物語の核となる。劇中、騒がしい四人に比べて、物静かな印象だったアブラハムであるが、

その秘めた想いをぶつけて歌い上げる「I Believe」は、胸打つ楽曲となっている。大きくて澄んだ瞳を持つ山下が、訥々と語る仲間への想いは不思議な説得力があり、実直で、実は誰よりも熱いアブラハムの役にぴったりであると言えよう。

 

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劇中で観客たちから日ごろの「懺悔」を集めて浄化してくれるお楽しみコーナーもあり、

何度も通いたくなる演出も。また、上記で紹介した楽曲以外にも、魅力的な楽曲がたくさんある。

 

ちなみに、筆者が一番好きな楽曲は、物語中盤で歌われる「Everybody Fits」。キリスト教のモチーフとして頻出する「羊」の可愛らしいパペットを持った5人のイケメンたちがぴょんぴょんダンスをする姿はユニークで可愛らしく、「みんなだいじょうぶ!」という歌詞も相まってほっこりする場面となっている。


チケットぴあでは、1219()21()まで東京・AiiA Theater Tokyoにて行われる「ALTAR BOYZ Special Christmas」のチケットは11月30日(日)発売。こちらは、REDチームとLEGENDチームがコラボしたスペシャル公演であり、それぞれのチームでの公演を終えた彼らのパワーアップしたパフォーマンスに期待大!



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【公演レポート】

ミュージカル『モーツァルト!』が現在、東京・帝国劇場にて上演中だ。『エリザベート』『レディ・ベス』等を手掛けたゴールデンコンビ、ミヒャエル・クンツェ(脚本)、シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)の作品で、日本でも2002年の初演以来上演を重ねる人気作。4年ぶり、5演目となる今回は、主人公のヴォルフガング・モーツァルトに井上芳雄、山崎育三郎をWキャストで配している。ここでは井上ヴォルフガングを観た感想を記す。
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タイトルの通り、モーツァルトの半生を綴ったミュージカル。描かれるのは、自身の才能を自覚し、周囲と軋轢を生みながらも自由に作曲をすることを追い求め、天上的な音楽を生み出し、35歳で夭折した天才音楽家の鮮やかな生き様だ。今年の流行りではないが、彼の才能に惹かれ集まる様々な欲望・思惑の中、"ありのまま"の自分であることを望み葛藤する若者の姿は、18世紀を舞台にしつつも今の時代にこそビビッドに響く。また主人公・ヴォルフガングのそばに、子役が演じる「アマデ」がその才能の象徴として常に寄り添っており、二人一役というトリッキーな見せ方から、肉体と才能との葛藤という深遠なテーマを描き出しているのが、この作品の最大の特徴だ。
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