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今月末に幕を開けるミュージカル『Romale ~ロマを生き抜いた女 カルメン~』
カルメンといえばビゼーのオペラでも有名ですが、今回はメリメの小説『カルメン』を原作に、演出・振付の謝珠栄が彼女ならではの視点で描き出す、魔性の女と呼ばれたひとりの女性の物語。

主役のカルメンを、元宝塚歌劇団トップ娘役であり、宝塚時代にもカルメン役(1999年『激情-ホセとカルメン-』)を好演した花總まりが扮することも話題です。

稽古が本格スタートしたばかりの2月中旬某日、ともにカルメンに翻弄される男性を演じるホセ役の松下優也さんと、ローレンス役の太田基裕さんにお話を伺いました。
 

松下優也太田基裕 インタビュー ◆

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● 原作小説やオペラの知識がなくても、楽しめます!



―― 今回のミュージカル『Romale』は、有名なカルメンの物語を下敷きにしています。オペラなどでカルメンはとても有名ですが、今回はオリジナル要素も強い、新しいカルメンの物語ですね。

太田「僕、もともとのカルメンの物語、あんまり知らなかったんですよ。お話をいただいて調べたのですが、僕の演じるローレンスは、色々検索しても出てこないから、今回のオリジナルのキャラクターなんだろうな、って思いました」

松下「俺もそんなに知らなかったです。名前を知ってるくらい。有名なのってなんなんだろう、やっぱり『闘牛士の歌』とか? ......けっこう、イメージはあるけれど詳しくは知らない、って人が多いんじゃないかな」

太田「でも、台本はすごく読みやすかった」

松下「うん、すごく読みやすいし、わかりやすい」

太田「だからお客さんも原作小説や、有名なオペラの知識がなくても、楽しめると思います」

松下「そうだね。まぁ、原作とは少し違うお話になっているのかもしれないけれど、これだけ長いあいだ(メリメが小説として発表したのは1845年)、世界で愛され続けている理由はあるんだろうな、って思いました。ストーリーとしては意外とシンプルですし......」

太田「今回のミュージカル版は、展開も「どうなるんだろう」と思わせつつ、最後はきれいに着地していますよ」


―― おふたりが演じる役柄について、教えてください。松下さんが演じるのが、ホセですね。

松下「僕が演じるホセは、あることがきっかけで自分が生まれ育った故郷から離れなければいけなくなってしまいます。その後軍隊に入り、そこで出会ったロマ族のカルメンに恋をします。それまでは真面目に軍人としてやってきたのですが、カルメンと出会ってから、どんどん堕ちていってしまう......。そんな男です。ホセ自身は貴族なのですが、そんなに上の階級ではなく、さらにバスク地方出身。謝先生によると、バスク地方というのは今も民族性が強く、だから結構、(スペインの社会の中ではマイノリティであり)みんなと違う部分もあるというのが重要な部分かな」


―― そして太田さんが、ローレンス。

太田「イギリスの貴族です。たぶん身分的には相当上の方。カルメンに翻弄される男のひとりです。彼も、カルメンには何かある(自分を単純に愛しているとは思っていない)、とわかっているんですが、"恋は盲目" ではありませんが、彼女を愛してしまう。そういう、嫉妬の感情が面白いですね」


―― おふたりは、以前にも共演があるんですよね?

松下「そうです、『黒執事-地に燃えるリコリス-』(2014年)という作品で一緒でした。でもその時は、そんなにたくさん喋ったりはしなかったですよね」

太田「絡むシーンもあまりなかったですし......」

松下「そうそう。でも今回、なんだか一番距離が近い気がします。だって共演の皆さん、ミュージカルをガッツリやっている方たちだし、キャリア的にも経験豊富でしょう......」


―― お互い、なんと呼んでいるんですか?

松下「俺はもっくんです」

太田「俺は...... 優也くん、かな?」

松下「もっくんって、"もっくん" 以外、呼ばれることあるんですか?」

太田「......ないね」

松下「(笑)!ですよね。」

太田「だってもう、自分で「もっくんって呼んでください」って言っちゃってるもん(笑)」
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「空白に落ちた男」、「ジギルとハイド」、「シレンシオ」に続く、演出家の小野寺修二と首藤康之の新作第4弾公演が決定いたしました!

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撮影:たかはしじゅんいち

■公演概要
NAPPOS PRODUCE『斜面』

■作・演出:小野寺修二
■出演:首藤康之、王下貴司、雫境、藤田桃子、小野寺修二

■公演日程:6月9日(土)~6月17日(日)

■会場:東京芸術劇場 シアターウエスト

【チケット発売】4月14日(土)

公式サイト  napposunited.com/shamen

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■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(8)■

3月18日(日)からプレビュー公演が始まるミュージカル『メリー・ポピンズ』

げきぴあでは稽古場に潜入し、【歌唱シーン編】に続き、囲み取材編】をお届け!

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今回は、メリー・ポピンズ役(Wキャスト)の濱田めぐみさん平原綾香さん、バート役(Wキャスト)の大貫勇輔さん柿澤勇人さんが登壇した【囲み取材】の様子をまるっとお伝えします。

*******

――稽古の進行状況は?

平原:毎日朝から晩までみんなで力を合わせて稽古をしている状態です。あともうちょっとで開幕ですが、しっかりと頑張っていきたいと思っています!

濱田:最初に比べて作品に慣れてきました。1日中みんなで稽古場で過ごしているので、その親密さや信頼が築けているので、このままの調子で舞台稽古と公演初日を迎えられたらなと思っています。

大貫:やっていて"慣れ"がすごく大事だなと思っています。振り付けの量がものすごく多いので、振りと身体の動きと台詞と感情が身体に染みないとできなくて、それにかなり苦労した期間があったんですけど、少しづつできるようになってきて。やっとお芝居をしている感じになってきました。

柿澤:毎日9時間くらい稽古場にいて。ぶっちゃけ超つらいんです(笑)、ハードな稽古で。でもそれくらいやらないと、子供から大人まで楽しめるエンターテインメントに仕上がらないと思うので。僕たち演者もスタッフさんも一丸となって、苦しんで楽しんで乗り越えたら、3月には素晴らしいものになると信じています。

――『メリー・ポピンズ』といえば仕掛けも多いですが、その練習はいかがですか?

平原:メリーは特に魔法を使うことが当たり前という役なので、たくさん魔法が出てきて、けっこうパニックです(笑)。魔法を覚えないといけないので。まずは小技から練習しています。

濱田:今、綾が言ったように、小さい魔法から段階を経て、だんだん大きな魔法を、魔法学校の先生に習っています。今はまだ見習いなので!

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――バートは天井のタップもあるそうですね。

大貫:壁と天井でのタップがあるんですけど、2月に入ってからその稽古を少しずつしています。足をおろせば鳴るものが、上げないとならないというのがちょっと不思議な感じで、最初全然慣れなかったんですけど、やっと少しずつ慣れてきたのかなって。

柿澤:難しいですね。勇輔が言ったように壁も天井も一周するんですよ。宙ぶらりんになってタップの練習をしています。

大貫:ハーネスをつけたまま......

平原:(小声で)ハーネスなんて言っちゃダメだよ。

柿澤:(笑)。

大貫:まああの...魔法のね、鎧を着けるんですけど(笑)。それで1シーン演じるので大変ですね。


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――メリー役のおふたりは、役柄はもう染み込みましたか?

平原:メリー・ポピンズはいつも背筋がスッとしていて、話し方も
テキパキしてるので。滑舌が良くないといけないのでそこは苦労しながら、メリー・ポピンズの"宇宙人らしさ"をどうやって出したらいいのか、毎日向き合ってます。

濱田:自分の中に近いものもあったりもするのですが、最終的に決断するときは"濱田めぐみの決断する部分"と"メリー・ポピンズの決断する部分"が違うんですよね。だから"似て非なるもの"と"すごく似ているところ"と"まったく違う部分"の3種類が役と自分の間にあって、それを照らし合わせながら、お稽古の中でどれをチョイスしていくのかという作業に今、入っています。でも子供たちとやっていたりすると、いろんな化学反応が起きて楽しいです。

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――Wキャストはライバル関係もありますか?

柿澤:もう、ギスギスですよ!

大貫:ほんとに!?

柿澤:見てわかる通り......嘘です!

4人:(笑)。

柿澤:僕と勇輔は全然タイプも違いますし、メリーもそれぞれ全然違いますし。他のキャストもWキャストが多いので、何通りの組み合わせになるんだろうね? いろんな化学反応が起きるので、何回でも観ていただきたいなと思います。

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――最後にメッセージをお願いします。

濱田:とにかく何も考えずに劇場に来て下されば、必ず素敵な思い出をお持ち帰りできると思います。誰でも誘い合わせのうえ、劇場で楽しんでいただけたら!

平原:メリー・ポピンズが主役ではあるのですが、キャラクターがみんな濃くて。1人1人が主役のような舞台だと思っています。感情移入できる役柄がそれぞれありますし、メリー・ポピンズの台本を初めて見たとき、最後は泣きながら読んでいる状態でした。それくらい実は泣けるミュージカルでもあります。なのでぜひ劇場に大人も子供もみんなで足を運んでいただけたらと思います。

大貫:ディズニー作品ということもあり夢と希望と愛に溢れた作品で。稽古すればするほど、気付きや学びがあるので、稽古場で涙するシーンが何回かありました。それくらい胸に響く、届くとこと作品なので、そこをもっともっと深めていきたいです。未就学児の4歳から観られますし、色んな人たちにこの作品を観てもらえたら本当に嬉しいです。

柿澤:全部言われちゃいましたね(笑)。お子さんは初めての観劇のいいきっかけになる最高の作品だと思いますし、大人は仕事だったりで疲れている方にぜひ観ていただきたいです。そしたら、忘れかけていた思いやりや愛をきっと感じることができると思います。是非劇場に足を運んでください!

公演は、3月18日(日)から24日(土)まで東京・東急シアターオーブにてプレビュー公演後、本公演を3月25日(日)から5月7日(月)まで東急シアターオーブにて、5月19日(土)から6月5日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

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■『リトル・ナイト・ミュージック』特集vol.1■


『ウエストサイド物語』の作詞や『太平洋序曲』 『スウィーニー・トッド』の作詞・作曲などを手掛け、アメリカ演劇界最高峰の栄誉トニー賞をこれまで8度受賞しているミュージカル界の大巨匠スティーヴン・ソンドハイム
その巨匠の最高傑作と称される ミュージカル『リトル・ナイト・ミュージック』が、4月に上演されます。

主役の大女優デジレに大竹しのぶ、その昔の恋人フレデリックに風間杜夫という豪華共演で実現する今回の上演、その稽古場にいち早く潜入してきました!
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物語の舞台は19世紀末のスウェーデン。
恋多き大女優デジレと、その昔の恋人である中年弁護士フレデリックを中心に、3つの家族、数組のカップルの恋が入り乱れるラブ・コメディです。

この日は全員揃っての「歌入り本読み」が行われるということで、それまで個々、歌パートの練習などを重ねてきたキャストさんたちが、全員であわせる初めての場。
作品の全体像が立ち上がる瞬間です。

全員が顔を揃えるのが初とあって、簡単に出演者・スタッフの紹介があり、演出のマリア・フリードマンさんからの挨拶もありました。

マリアさん、数々の受賞歴を誇るイギリスの大女優です。特に『パッション』『ラグタイム』ではオリジナルキャストとして、ローレンス・オリビエ賞の主演女優賞を受賞しています。
そしてかつて『リトル・ナイト・ミュージック』にも出演しています。LNM2018_01_05_00143.JPG

そのマリアさん、出演者の皆さんに向かって「本当に美しいキャスティングだなと感動しています。ここから数週間、皆さんとご一緒するのが楽しみ。最終的に美しい作品になっていくだろうと確信しています」と話しました。

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岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」のプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」が4月9日(月)に開幕します。

それに先駆け行われた稽古場会見&公開稽古を、げきぴあでは2回に分けてレポート中! 今回はその後編です。

▶▶前編はコチラ

▶▶あらすじなど公式HPはコチラ

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キャストは、W主演を務める柚希礼音さんと西川貴教さん、新田真剣佑さん、Wキャストで出演する宮澤佐江さん・花澤香菜さんら、俳優、ミュージシャン、声優が揃うバラエティ豊かな顔ぶれ。さらに藤林美沙さん、原田薫さん、大村俊介(SHUN)さんという地球ゴージャスのダンスナンバーを振り付けてきたメンバーや、注目の若手・水田航生さん、植原卓也さんも出演します。

*****

前編に続く3曲目は新田さんメインのナンバー「特殊工作員アトラス」。新田さん演じるアトラスの過去である特殊工作員時代のシーンです。

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▲昨年末の制作発表会見では「つらい過去を抱えていて、唯一恋愛要素がある」と紹介された役柄。曲の冒頭ではどこかぼんやりとした雰囲気が漂うアトラスですが、曲が進んでいくうちに写真のようなワイルドな表情に変化していきます。

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▲アクションがたっぷり取り入れられ、ダンスも激しい楽曲で、新田さんの肉体が生かされています!何を教えられても「はい!」と素直に吸収し、どんどん強くなっていくアトラスは少し怖い...。

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▲水田さんと植原さんも参加するナンバー。空手の動きも取り入れられた迫力のダンスは、新田さんはもちろん水田さんや植原さんにもぜひご注目を!

最後に披露されたのは、メインキャストが登場する楽曲「Jun's Dream」...ですが、その前に準備中のひとコマ。

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▲宮澤さんを挟んで和やかな地球ゴージャスのおふたり。宮澤さんは今作が地球ゴージャス2作目('14年「クザリアーナの翼」以来)で仲がよさそうです。「実は最も怖い役かもしれない」(岸谷/制作発表会見より)というお嬢様役を、花澤さんとのWキャストで演じます。※今回の公開稽古では宮澤さんバージョンでの披露です。

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▲花澤さんバージョンは劇場で!!!

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▲「Jun's Dream」は、無人島で夢を語り合う中、ジュンが幼いころからエンターテイナーになりたかったと話し出す...というシーン。メインキャスト全員での歌やダンスが華やかな楽曲です。

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▲ポップで楽しい音楽は、観ていると思わず身体が動いちゃいますよ!

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▲ハットやステッキを使ったダンスも!

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▲歌詞を聞いていると、地球ゴージャスのエンターテインメントへの想いが伝わってきます。

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▲皆さんノリノリでかわいい! この楽曲、ぜひぜひ楽しみにしててほしいです。

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公演は4月9日(月)から5月22日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪を巡演。

そして稽古後は......

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▲激しいダンスと歌でぜえぜえしつつも(笑)、おふたり揃って素敵な笑顔でマスコミにお辞儀し、ハケていかれました!

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岸谷五朗と寺脇康文による演劇ユニット「地球ゴージャス」のプロデュース公演Vol.15「ZEROTOPIA(ゼロトピア)」が4月9日(月)に開幕します。それに先駆け行われた稽古場会見&公開稽古を、げきぴあでは2回に分けてレポート! 会見での岸谷さんと寺脇さんの掛け合い(?)や稽古の様子を写真たっぷりでご紹介します。

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今回も作・演出を岸谷さんが手掛ける「ZEROTOPIA」。沈没した豪華客船から必然的に生き残った男女に待ち受ける運命を描いた作品で、辿り着いた地図にない島を起点(ゼロ)として、ユートピア(理想郷)へ向かうのか、ディストピア(地獄郷)に向かうのか――「生」という普遍的なテーマを題材に、地球ゴージャスならではのエンターテインメントを届けます。

▶▶公式HPはコチラ

キャストは、W主演を務める柚希礼音さんと西川貴教さん、新田真剣佑さん、Wキャストで出演する宮澤佐江さん・花澤香菜さんら、俳優、ミュージシャン、声優が揃うバラエティ豊かな顔ぶれ。さらに藤林美沙さん、原田薫さん、大村俊介(SHUN)さんという地球ゴージャスのダンスナンバーを振り付けてきたメンバーや、注目の若手・水田航生さん、植原卓也さんも出演します。

*****

会見は写真撮影からスタート!

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▲写真撮影中のひとコマ。なぜか皆さん斜めの姿勢になっていて楽しそう(笑)。地球ゴージャスの会見はいつも笑いに溢れています。お揃いのTシャツも素敵ですね!

写真撮影後、岸谷さんと寺脇さんからのご挨拶がありました。言うまでもなく、おふたりならではの掛け合いに...!

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岸谷:今、稽古に入って1か月ちょっと経ちました。"地球ゴージャスの代表作は最新作"ですが、今回も本当に素晴らしい35名のキャスト、それぞれが特別な能力を持った、今回の作品の色にピッタリなメンバーが揃っています。今作もどうぞよろしくお願いします。...次は寺脇康文です。

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寺脇:寺脇でございます。

岸谷:ありがとうございました。

寺脇:お、終わってない!もうちょっと喋らせて!地球ゴージャスも結成して24年経ちまして。そのぶん自分たちも年を取るわけですが、私ついこの間56歳になりましてね。若造だ若造だと思っていたら、今回のカンパニーでも最年長です。でもいい数字なんですよ。"56(ゴロー"ですから。ダブルゴローイヤー!(マスコミに)...ここ、使いどころですよ?

岸谷:全然使えない!

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寺脇:観ていただいた方の明日の元気になるような、そして今の地球を一緒に考えていこう、という作品で。歌、ダンス、アクション、そしてギャグ、そしてミステリーという極上のエンターテインメントをつくるべくがんばっております。......ダブルゴローイヤー!

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公開稽古でまず披露されたのは、物語の始まりとなるシーンの楽曲。西川さんメインナンバー「DynamicDynamite Extreme」です。

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▲激しさの中にどこか西川さんらしさも感じる曲調。西川さんがダンスをしながら熱唱します!

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▲ダンスも激しくカッコいいんです! 西川さんの役に付いて、昨年末の制作発表会見で岸谷さんは「西川くんはとんでもない役です。ZEROTOPIAという無人島を支えて立ち上がる"男の中の男"を演じていただきたい」と話していましたが、果たしてどんな役なのか気になります(西川さんご自身は「河童の役」とおっしゃっていましたが、本当なのでしょうか!?)。

2曲目に披露されたのは、柚希さんメインのナンバー「Jun's past2」。柚希さん演じるジュンの過去を描くバラードです。

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▲どこか苦しさも伝わってくるメロディで、ジュンのストーリーを歌い上げる柚希さん。会見では「罪を抱えた女」と紹介され、岸谷さんも「礼音ちゃんの笑顔の裏に潜むものを出していきたい」と話していた役柄ですが、果たしてどのような過去を持っているのでしょうか。水田さんはキーとなる存在です。

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▲ふたりは恋人同士なのか...1枚目の写真で真ん中にいる包帯だらけの人は誰なのか...ぜひ劇場で確かめていただきたいです!

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▲曲の終盤に見せるジュンの表情。楽曲の中にギュッとわかりやすくストーリーが描かれていて、この表情にはさまざまな想いが込められていることが理解できます。お芝居に加え柚希さんの美しい歌声も堪能できる楽曲でした。

と、ここで前編は終了。後編では新田さんメインのナンバー&メインキャスト登場ナンバーをご紹介します!

公演は4月9日(月)から5月22日(火)まで東京・TBS赤坂ACTシアターにて上演後、愛知、新潟、福岡、広島、大阪を巡演。

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3月9日(金)に開幕を控えた『ラ・カージュ・オ・フォール 籠の中の道化たち』。

本作は、鹿賀丈史さん市村正親さんコンビが、最強の夫婦愛で導く"家族の絆"を描くミュージカルコメディ。鹿賀さんと市村さんは08年、12年、15年に続き4度目の夫婦役(祝10周年!)を演じるほか、08年版より演出を手掛ける山田和也氏氏、キャストも愛原実花さん真島茂樹さん新納慎也さん香寿たつきさん今井清隆さん森公美子さんが続投。ジョルジュ&アルバンの息子役に新キャストとして木村達成さんが出演します。

今回、その稽古場にげきぴあが独占潜入! その様子をお届けします!!

(詳しいあらすじはコチラから!)

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稽古は全員揃っての発声練習からスタート。続投キャストが多いということもあってか、和やかな雰囲気が漂っていました。そんなカンパニーの中心にいるのが、このおふたり!

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鹿賀さん市村さんのゴールデンコンビです! 鹿賀さん演じるジョルジュと、市村さん演じる妻・アルバン。20年同棲し、事実上の夫婦として生活してきた男同士のカップルです。20年連れ添った雰囲気が滲み出ていてとても素敵。ですが...実は彼らより鹿賀さんと市村さんの歴史のほうが長いんですよね。「劇団四季」で出会ってもう45年のおふたり。この"長く一緒にいたふたり"らしい空気感も、おふたりならではであることは間違いなしです!

この日の稽古は、一幕の冒頭ジョルジュがオーナーを務めるゲイクラブ「ラ・カージュ・オ・フォール」のショーからスタート!

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真島さん(33年前からハンナ役!)や新納さん(19年前からシャンタル役!)が出演するショー。キャーキャーと騒がしく愛らしい彼らのパフォーマンスは、ド派手で賑やかなダンス・ショー。観ると必ず笑顔になります!



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真島さんのムチさばきはもう熟練(!?)。ムチのシーンになると、キャストの皆さんが楽しそうに見ていらっしゃいました。

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新納さんはこのミュージカルが「1、2を争う大好きな作品」(コメント動画より)なのだそう。本当にすっごく楽しそうに演じていらっしゃいましたよ。

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▲「ラ・カージュ・オ・フォール」の看板スター・ザザが、アルバンです! メイクをしてアルバンからザザになっていくシーンはとても魅力的。女性...特に毎日メイクするのが少しめんどくさいなと思っている人ならなおさら、このシーンを観た翌日は、メイクもちょっと楽しめるんじゃないかなと思います!

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▲アルバンとジョルジュは倦怠期とはいえ仲良し! 機嫌を損ねた妻をなだめて笑顔にする夫のやりとりは最高にかわいいし、それ以外のちょっとしたやりとりも、「こんな夫婦いいなあ!」という気持ちになります。夫婦のやり取りは熟練のおふたりならではの自然さで突然、笑わされることも(笑)。

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▲そんなふたりの息子がジャン(木村)。ジョルジュの過ち(?)から生まれた彼を、アルバンは母親代わりとなって手塩にかけて育て、こんなに大きくなりました。木村さんの演じるジャンは、のびのびすくすく育てられたんだろうな~と思わされる、おっとり感満載の青年! これまで出演してきた2.5次元作品とはまた違う芝居&歌をみせてくれますよ。

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▲そんなジャンがある日突然、結婚を宣言するのですが、そこには問題が...。その相手・アンヌ(愛原)の親は、「ゲイクラブを厳しく取り締まるべき」と主張する政治家ダンドン議員夫妻なのです。

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ダンドン議員夫妻のおふたり(今井、森)。今井さんは威厳ある父親を演じていらっしゃるのですが、森さんと市村さんのアドリブ芝居に誰よりも早く笑ってしまう一面も(笑)。休憩中には、夫婦の間に愛原さんが座って3人で楽しそうにおしゃべりするなど、本当の親子のような姿も見られました。

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▲ジャンとしては、そんな彼女の両親には、母が男であることもゲイクラブの看板スターであることも隠したい...。こんなに素敵なザザなのに! こんなに楽しいショーなのに!

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▲そこでジャンは、パパにある残酷なお願いをします。それがアルバンを傷つけるものであることは明らかなのですが、自分のことで頭がいっぱいのジャンはなかなか気付けない。そこに問いかける鹿賀さんのお芝居は温かで、大人の姿として憧れるものがありました。

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▲いろいろありつつ、ジャンに"マトモな家族"のふるまいを要求される夫婦とメイドのジャコブ(花井貴佑介)。さてさてうまくいくのでしょうか...。

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▲そんなピンチの家族を助けてくれる、ジャクリーヌ(香寿)。香寿さんのまとった明るい空気、揺るがぬ笑顔が、それまでのシーンで生まれたモヤモヤにヒヤヒヤを一掃します! 観ていてとても気持ちのいい瞬間でした。

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▲ジャクリーヌのレストランでの食事会では、アルバンが一曲披露することになります。ここはとっても素敵なシーン。市村さんの美声が響き渡りますよ!

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▲圧巻の歌唱シーン! 歌に関しては言うまでもありません。どのシーンもぜひ楽しみにしてください!!!

というわけで、稽古場レポートはここまで。ストーリーも、芝居も、歌も、ショーも、ひとつひとつに心が動かされる舞台です。本番まであとわずか。期待して開幕をお待ちください!

公演は3月9日(金)からから31日(土)まで東京・日生劇場にて上演後、福岡、静岡、大阪、を巡演。チケットは現在発売中。また一部日程にて学生当日引き換え券も発売中。

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■夢幻朗読劇『一月物語』特別連載 その3■


芥川賞作家・平野啓一郎の代表作を、音楽・バレエを融合したあたらしい形の朗読劇として上演する夢幻朗読劇『一月物語』 がまもなく開幕します。

作品は、明治の日本・十津川村を舞台に、格調高く流麗な文体で綴られた幻想的な物語。

幽玄の世界と、その擬古典的文体があいまって、「現代の神話」とも称される名作を手掛けるのは 谷賢一
その、谷の演出のもと、元宝塚雪組男役トップスターの水夏希、世界的バレエダンサーの横関雄一郎ら実力派が出演する注目作です。

初共演ながら、作品に対するストイックさや、語る言葉のクレバーさで似通った雰囲気をかもし出している水夏希さん、横関雄一郎さんのおふたりにお話を伺ってきました。

●あらすじ(オフィシャルより)
明治三十年、奈良県十津川村。
神経衰弱の気鬱を逃れ、独り山中をさまよう青年詩人・真拆は、老僧に毒蛇から救われ、山寺に逗留する。
俗世から隔絶された奇妙な時空の中で、真拆は、いつしか現実と夢界の裂け目に迷い込み、運命の女と出逢った。 それは己の命を賭けることでしか成就しない愛、だが、刹那に失われる運命の愛だった......。
古典的風格さえ漂う端麗な筆致で描かれた聖悲劇。

水夏希 × 横関雄一郎 INTERVIEW ●

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●「今まで経験した朗読劇とは、全然違います」(水)



―― 先日読み合わせを拝見しましたがとても面白かったです。横関さんもその時は踊らず、俳優さんたちの語りをずっと聴いていらっしゃいましたね。感想は、いかがですか?

横関「聴いているのが、すごく楽しいです。毎日でもずっと聴いていたい」

「(自身の稽古じゃない時間も)ほとんどお稽古場にいらっしゃいますもんね」

横関「毎日幸せです(笑)。僕、こういった朗読劇への出演は初めてなのですが、演出の谷(賢一)さんが突き詰めていく奥行き、それを演者の方が自分なりに変換していくスピードのはやさ、本当にすごいなと思いながら聴いています」

「稽古を重ね、本当に1回1回すごく変わっていくんですよ」

横関「僕、水さんの「岩棚に腰を下ろす」ってセリフが好きです(笑)」

「あはは(笑)、あそこは谷さんのOKも出ています。"岩棚に腰を下ろす感"が出てる、と」


―― 今回、水さんは "高子" 役と、"地の文" を担当されています。いわゆる鍵括弧のセリフ、キャラクターの発言に感情を乗せて語るのは俳優さんの得意とするところかなと思いますが、地の文はいつもの "演じる" という作業とは、勝手が違うのでは?

「もう、全然違います。地の文を読む朗読ってほとんどやったことがないんですよ。2015年に石丸さち子さんとやった『サンタ・エビータ~タンゴの調べに蘇る魂』では少しありましたが、あの作品は全体がエビータの手記、自分が自分のことを語っているという形でした。今回は別の人の行動や心情を語ったり、状況を語ったりする。さらにその時によって、真拆を揺さぶるように言ったり、真拆のことをクールに解説していたり。はたまた淡々と情景を描写したり、観客に問いかけるように語りかけたり。忙しいです(笑)。ただ、『エビータ~』で「扉代わりになっている布をどけると...」という文章のところで、石丸さんが実演してみせてくれたものが、本当に「扉、今開けた、見えた!」と衝撃を受けたのを覚えています。その後『ヴォイサリオン』(2016年)で声優の方々とご一緒した時も、あの方たちは声のプロですから、もう声だけで「振り向いた」とか、わかるんですよ。そういうものは意識しますし、経験値となっています」


―― 地の文というのはひとりで何役もやっているようなものですね。平野啓一郎さんの原作も、日本語の美しさや装飾的な言葉が地の文に表れていて、まさに地の文が主役という感じがしました。

「そうなんです。ただ、最初はそう思わず、「これ、真拆の物語だな、高子が全然出てこないな」って思っていました(笑)。何度か読んで、地の文の重大さに気付きました」


―― 特に今回の『一月物語』は典雅で普段遣いではない日本語も多い。でも水さんの朗読がとても豊かで、するすると耳に入ってきました。

「ありがとうございます! 谷さんには「もっと、もっとやって」って言われています(笑)」


―― おふたりとも最初にこの物語に触れたとき、どんな印象を受けましたか?

「私はこういう摩訶不思議なストーリーが大好きなので、「この話、良い!」と思いました。出演のご相談をいただいたときには「すごくいいと思う!」と即決です。怖くて、おどろおどろしくて、ちょっと官能的で、でも夢があって......という、人間の世界を超越した物語、みたいなところが大好き」

横関「読むごとにちょっとずつ印象が違うんです。その日の自分のコンディションや感情で、印象が変わっていく。日によっては "ロミジュリ" っぽさを強く感じたり、日によっては「(真拆と高子の)ふたりは、これでよかったんだ」と思ったり、日によってはすごく泣けたり......。多面性を持つお話だなと思いました」


―― いま "ロミジュリ" という言葉もありましたが、谷さんの演出も面白いですね。真拆と高子はロミオとジュリエットだ......と仰っていたのも、面白い解釈だなと思いました。

「そうそう、"薄っぺらく言うと"、ロミジュリだと仰っていました(笑)。お話をきいていると、谷さん自身が真拆と似ている気がするんです。文学青年で、情熱的だけど実は繊細、というところが。ご自身でも、真拆の情熱や何かを突き詰めるところ、突き詰めた上で行き場のなくした情熱......そういう思いがすごくわかると仰っていました。キャラクターの心情を解説していただいて「なるほど!」と思うことがたくさんあります。またこの物語の舞台になった十津川にもひとりで行かれていて、熊野古道の闇や音のない感覚、真拆が感じたであろう孤独といった感覚も伝えてくださって、そのお話にこちらも想像力がかきたてられるんです。谷さん、本当に面白いです」ichigetsu03_05_1094.JPG

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■ミュージカル「メリー・ポピンズ」特集(7)■

3月18日(日)からプレビュー公演が始まるミュージカル『メリー・ポピンズ』

『メリー・ポピンズ』は、パメラ・トラバースの小説を基にウォルト・ディズニーが自らプロデュースし、世界中を虜にしたファンタジー映画として知られる作品ですが、そのミュージカル版は、2004年にキャメロン・マッキントッシュ(『オペラ座の怪人』『CATS』『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』などを生み出し続ける名プロデューサー!)率いるクリエイティブチームによって制作され、世界中で愛され続ける超大作ミュージカルです。

今回、そんな名作がついに日本初上陸!オーディションによって選ばれたキャストは、メリー・ポピンズ役(Wキャスト)は濱田めぐみさん平原綾香さん、バート役(Wキャスト)には大貫勇輔さん柿澤勇人さんなど、名前を見るだけでも楽しみになる方ばかり。

げきぴあでは、そんな気になる本作の稽古場に潜入!

【歌唱シーン編】【囲み取材編】にわけ、その模様をお伝えします!

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まず披露されたのは「鳥に餌を(Feed The Birds)」のシーン。

メリーが「お金の価値は、"いくら"という金額の大小ではなく、どう使うかによって決まる」ということを子供たちに教えた帰り道で、鳥の餌を売る女性(バードウーマン)と出会うシーンで、身なりがボロボロの女性を見て気味悪がる子供たちにメリーが「見た目の奥を観ることが大事」と教えるナンバーです。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バードウーマン島田歌穂さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バードウーマン鈴木ほのかさんのコンビで披露されました。

静かなメロディ、メリーとバードウーマンのハーモニーが美しく、深い歌詞と歌唱から伝わるものも大きいこの楽曲。演出補のジャン・ピエール・ヴァンダースペイ氏は「この曲の中でメリーは子供たちにとても大切なことを教えています。自分のことばかりに目を向けるのではなく、自分よりも大変な境遇にある人に対してもちゃんとやさしい心を持つ、思い遣る、ということです。作品の中でもとても大切な瞬間ですし、メリーという存在そのものの精神面に力強くふれる楽曲だと思います」と解説しました。


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▲平原さんバージョンのメリーは凛とした雰囲気。子供たちにブレることのないひとつの勢を見せるような空気を感じました。

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▲濱田さんバージョンのメリーは包み込む雰囲気。子供たちだけでなくバードウーマンをも温めるような空気を感じました。

ちなみにこの楽曲「鳥に餌を」は、ウォルト・ディズニーが最も愛した楽曲。「ブラームスの子守歌よりもずっといい」と、毎週金曜日に個人的に作詞・作曲のシャーマン兄弟をオフィスに呼んで、この楽曲を歌ってもらっていたのだそうですよ!

ふたつめに披露された楽曲は「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス (SUPERCALIFRAGILISTICEXPIALIDOCIOUS)」

これは、メリーが子供たちに「なにを言うかじゃなくて、どう言うかが大切」ということを教えるナンバー。公園にあるミセス・コリーの"おしゃべりのお店"で、1オンスの会話(15文字のアルファベット)を買い、子供たちは34文字の世にも不思議な言葉を生み出します。

1回目はメリー・ポピンズ平原綾香さん×バート柿澤勇人さんのコンビ、2回目はメリー・ポピンズ濱田めぐみさん×バート大貫勇輔さんのコンビで披露。

通称「スパカリ」と呼ばれているこの曲、聞くと「ああ、この曲!」という方もきっと多いはず。メリーとバート、アンサンブルキャストたちが賑やかに盛り上げる、楽しいビッグナンバーです。ジャン氏は「メリーがその言葉を発明するところから始まります。ミセス・コリーのお店にいる人たちが、この言葉を口にすることによってインスピレーションを受けたり喜びを感じたりしながら、この言葉を学んでいくという楽曲です」と解説しました。

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▲ポップでダンスも激しいこの楽曲。やはり気合いが必要なのか「しゃ!」と声に出して立ち位置につく平原さん。それを見て、周りを囲むアンサンブルキャストのメンバーも「しゃ!」。始まる前から楽しそうな雰囲気です。曲中で、平原さんと柿澤さんはきれいなソプラノボイスも披露されましたよ!

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▲柿澤さんのバートはフレンドリーな雰囲気。アンサンブルキャストと息を合わせたダンスも、柿澤さんの発する熱がアンサンブルキャストはもちろん、その先にいる私たちにまで届いている感じがして、つい身体を動かしたくなりました!「サイコー!」を伝える訳詞が、柿澤さんバージョンと大貫さんバージョンで違ったのですが、その差もふたりの個性の差を表していて素敵! ぜひ注目してほしいポイントです。

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▲1回目を終えたばかりでアンサンブルキャストたちの息が上がりっぱなし! 大貫さんが笑いながら「もうちょっと休もうか」と声をかけます。楽曲が始まると、濱田さんのウキウキとしたいたずらっ子な感じがかわいい! タイトルのスペルを表現する振りでは、大貫さんの身体表現を見ているだけで楽しくなります!

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▲大貫さんのバートはチャーミングな雰囲気。たくさんのアンサンブルキャストと踊るダンスシーンでは、大貫さんが空気に波をつくって彼らの身体を動かしているかのような錯覚を覚え、日本を代表するダンサーならでは!といった感じでした。

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「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス!」のあとは皆さん笑顔。これは本当に"魔法の言葉"かも!? 楽しそうな雰囲気が伝わってきます!

(※ちなみに、どちらの楽曲にも実際は子供たちが出演しますがこのときはお休みでした)

公開稽古編はここまで! 次回は囲み取材編をお届けします。

公演は、3月18日(日)から24日(土)まで東京・東急シアターオーブにてプレビュー公演後、本公演を3月25日(日)から5月7日(月)まで東急シアターオーブにて、5月19日(土)から6月5日(火)まで大阪・梅田芸術劇場 メインホールにて上演。

取材・文:中川實穗

チケット情報はこちら

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大阪・寺田町にあるIKSALON表現者工房が企画する市民参加型のリーディング公演。これまでにも東京を拠点に活動するタテヨコ企画・横田修、アトリエ・センターフォワードの矢内文章、KAKUTA・成清正紀らが、現代戯曲、古典作品を演出してきた。その第6回公演の演出に、劇団柿喰う客七味まゆ味が挑戦する。

俳優であり、昨年には自身のユニット「七味の一味」で演出家デビューも果たした七味が上演するのは、自身の劇団で2012年に初演され、第57回岸田國士戯曲賞の最終候補作品にも選出された『無差別』だ。昨年、同劇団が異なるアプローチで上演した『無差別』を見て「この作品をリーディングとして、声だけで聴くとどうなるのかなと興味を持ったんです。今回集まってくださった方の年齢層が幅広い。リーディングって、人の声で奏でていくイメージなので、いろんな響きが『無差別』で聞けたら楽しそうだなと思います。また、戦時中の話で、神様とか差別とか、重い題材を扱っているので、私たちがやったときよりも年齢の高い方に一緒に作品を作ったら、学べるものがあるのではと思ったんです」と七味。

女優としては、時にはアグレッシブに、時には繊細に、変幻自在の堂々たるパフォーマンスで魅せる七味。しかし実は臆病な一面もあるという。「いい現場でありたい、いい作品を作りたいという気持ちは強いのですが、失敗することを考えちゃうときもあって、意外と怖がりなんです(笑)。特に演出をするときはドキドキする。今回はリーディングという制約があるからこそ、面白いアイデアが生まれることもあるんじゃないかなと思っていて。言葉の響きとか音で、どう面白く見せられるか。リフレインでやってみたり、いろいろ探ってみたいと思います。お客様にも楽しみにしていただきたいですね」

役者が台本を手にし、言葉を届けるリーディング公演によって『無差別』がどう立ち上がるのか、楽しみにしたい。

<プロフィール>

七味まゆ味(しちみまゆみ)●劇団『柿喰う客』の、女優・副代表。 主役・脇役・飛び道具、老若男女に化け物から宇宙人まで、舞台上で七色の魅力を放つトリックスター。 動きのキレや存在感で注目されがちだが、中性的なコケティッシュさ、しなやかさ、その声音で自由自在に演じ分け、繊細な芝居にも定評があり、客演も多い。コミュニケーション力が良好で、フットワークが軽く、地方や海外でも活動の幅を広げている。

<公演データ>

IKSALON 表現者工房
市民参加「現代戯曲・リーディング」 VOL.3
『 無差別 』

【作】中屋敷法仁(柿喰う客)
【演出】七味まゆ味(柿喰う客/七味の一味)
【公演日時】3 月 3 日(土) 14:00/19:00
     3 月 4 日(日) 13:00/18:00
     3 月 5 日(月) 15:00

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