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2013年に初演され、人気を博したジェットコースターサスペンス「WORLD」!その第三弾となる「WORLD」~Change the Sky~が今週末6月27日(日)から開幕します

今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第6回目となる今回は
山木透さん、柴小聖さん、水谷あつしさん、吉田晃太郎さんの4名にメッセージをいただきました。

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山木透さんは柳原太三役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

様々な情報が積み重なってだんだんと事実に近づいてゆく、そんな繊細さが魅力の作品だと思ってます。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

どんな人もそれぞれ持っているであろう『正義』。柳原太三のという男のそこに注目して観ていただきたいです。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

渡辺裕之さんですが、以前息子さんと共演したことがありご挨拶させて頂いたことがあったので親子という関係性、不思議な感覚です。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

この様なご時世ではありますが、いまのこの世の中だからこそ観て頂きたい作品です。劇場でお待ちしております。




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柴小聖さんは相沢玲香役を演じます。

――Q1. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

私の役どころは、本筋とはガラッと違う"家庭"の部分です。新婚でほくほくで夫を支える妻。劇中では一瞬の"暖かい日常のしあわせの場面"ですが、そのシーンが夫婦の初シーンでもあります。しっかりと確かにあった普通のしあわせの後に一遍してしまう、その情景を微かに残せるようにしたいです。

――Q2. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

このご時世なので、今回顔合わせというのがなく個々のスタートとなり、シーン稽古で初めてお稽古場に行き皆さんと顔を合わせました。その初めてのお稽古で演出の臣太郎さんから、この物語をなぜ描いたかや、この夫婦はきっとこういう夫婦のカタチなんだと思うなど、沢山のお話を聴きしっかり意見を交わすことができました。毎回違っていいからどんどん感じていいもの見つけていこう!といういい初日稽古からスタートできたと思います。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

私はほぼ夫役の杉江大志君としか絡まないのですが、今回杉江くんとは5年ぶりの共演で久しぶりに顔を合わせて、とても大人で頼もしくなっている...!!!という印象で実際とても引っ張って頂いています。今回2人のシーンがすごく繊細な心の動きが多いので、目から感じるものが沢山あるなと思い、そういう部分でもすごく信頼してお芝居ができてとても感謝しています。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

このご時世ですが、やっぱり演劇の力ってすごいと思うし生活の中でなくなってほしくないものだと思っています。今、この作品をやること、舞台ができることに、そして来てくださるお客様へ心から感謝し、誠心誠意務めたいと思います。劇場でお待ちしています!!




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水谷あつしさんは馬橋健三郎役を演じます。

――Q1. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

下世話なスクープ記事を載せる雑誌の編集長、馬橋役を演じます。何故週刊誌の編集長になったのか、馬橋の過去は? この辺りを背負いながら今どうやって何を起こすのか? 作品のひとつのピースとしてドキドキしていただければ幸いです。

――Q2. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

稽古前に作、演出の臣太郎氏からこのオリジナル作品を何故今書いたかの話を個々にたっぷりと伝えていただきました。彼はこの作品に命を懸けている並々ならぬ決意を感じました。それに答えるのが今この世界で役をいただいた私達です。それならば精一杯楽しんで演じようと思いました。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

私の出演シーンの共演者は2人だけ、私の部下2人のキャラクターも初立ち稽古でピタッときました。これはいける!キャラの違う2人の私に訴える真剣な眼差しは頼もしく感じ心が揺れます。まだまだ変化していくでしょう。本番での部下とのライブ感ある戦いが楽しみです。あ、田中としと柏木との戦いです。田中としとはこの間柄が多いですねー。笑

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

このコロナ禍の今、敢えてこの切り口で日本を見せる、なかなか痺れる作品です。劇場がどんな空気になるのか、この作品をお客様がどう受け留めるのか、非常に楽しみです。細かな所まで役者達の真剣勝負をお楽しみ下さい。




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吉田晃太郎さんは桜庭恒雄役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

過去の殺人事件のために歯車が狂ってしまった悲しい主人公達の苦悩。日本の闇、警察・警視庁の闇が垣間見えてくる。何が正義で何が悪なのか? 他にないスピード感で魅せます。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

コンプライアンスを無視した不動産業者。ブラックをグレーにして一見合法的な商売にしている。金のためなら人命すら物のように扱えてしまう地上げ屋・ブローカーと呼ばれる彼らは本当に軽い。

――Q3.稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

今回で3度め。大幅な改変もあり新しく生まれ変わったWORLDは懐かしくもあり新鮮に感じています。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

役どころもそうなのですが、殺陣師として要所要所に発生する暴力シーンをリアルに伝えたく奮闘しています。様々な痛みが伝わるといいな。


皆様ありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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2013年に初演され、人気を博したジェットコースターサスペンス「WORLD」!その第三弾となる「WORLD」~Change the Sky~が今週末6月27日(日)から開幕します

今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第5回目となる今回は
小笠原健さん、國島直希さん、坂元健児さん、武智健二さんの4名にメッセージをいただきました。

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小笠原 健さんは犬飼 猛役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

物語の面白さだと思います。
まるで小説が原作になっているような、骨太な映画のような、そんな力強さを感じます。そこに役者のエネルギーと、演出、照明、音響、セットなど舞台部のパワーで間違いなく素晴らしい作品になると思います。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

私は犬飼という刑事を演じますが、不条理な事件に巻き込まれていく中で、自分の信念や正しいと思う事を捻じ曲げられそうになっていきます。それでも戦わなければいけない事に葛藤しながら自分自身も成長していきます。その生き様に感情移入して見ていただけたら、終演後にどんな景色が広がっているのか、注目して見ていただけたら幸いです。

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

重苦しい内容とは裏腹に、笑顔の多い現場です。特に先輩方がユーモラスなので、まだ中盤のシーンなのに、すぐに犯人をバラしてお芝居を終わらせようとします笑。そんな柔らかい空気感を先輩方が作ってくださっていて、素敵な現場だなと思いながら稽古ができていますので、きっと素晴らしい初日が迎えられると思います。本番は重苦しいですが、ぜひ観に来て下さいね笑。よろしくお願いします。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

げきぴあをご覧の皆様、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。今作は、梅雨空のどんよりとした湿気が、身体に鈍く巻きついてくるような、そんな作品です。笑って泣けるヒューマンコメディーの対極にあるような作品ですが、きっと癖になる作品だと思います。僕自身も客席で観てみたいなと思いました。ご観劇いただいて損はない素晴らしい作品になると思いますので、ぜひこの機会によろしくお願い致します。




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國島直希さんは碓氷慶次役を演じます。

――Q1. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

ストレートという事もあるんですけど、今回役を演じる上で、一切表現をしないように心がけています。脚本のテーマの一つに、『真実』というのがある気がしていて、それぞれの役が本当にそこに生きる事がいい作品になると思ったので、とにかく一人の人間として人間らしく生きる事を心がけています。

――Q2. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

最初、ヤクザの先輩役がまさかの吉田晃太郎さんでびっくりしました。
正直、台本を頂いた時にもっと若手の俳優さんと勝手に想像していたので知った時は戸惑ったんですけど、そのままの晃太郎さんが愛らしい先輩だったので何の違和感もなくいけてしまいました。笑

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

山木透くんが同い年で凄く話しやすいイメージがあるんですけど、まだ稽古始まって間も無くて全然話せてないので、これから話しかけにいこうと思ってます。笑
後は年上の方が多くて学びたい放題なので、はじめましての方が多いですけど、控えめにならずに果敢にコミュニケーション取りたいと思ってます!

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

重めのテーマで、フィクションではあるんですけど、比喩的な事であったり真実もたくさん散りばめられているので、刺さるポイントはたくさんあると思います。"突きつける愛"みたいなのを感じ取って頂けたら嬉しいです。僕も知り合いたくさん誘おう。胸張ってたくさんの方に観て頂きたい作品です。




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坂元健児さんは影浦志郎役を演じます。

――Q1. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

以前「PARADE」という舞台でジム・コンリーという大嘘つきの役を演らせていただきました。自分の身を守る為ならば、息を吐くように嘘をつく正義とは程遠い、人間の持つ「泥」を具現化したような実在の人物でした。今回の「WORLD」で演らせて頂くのは「嘘が大嫌い」な影浦志郎という不動産ブローカー。自分の正義、哲学をもって、なんとも軽やかにスマートに生きている人物です。澄みきった、ともすればヒリヒリする程の真水の中で生息している生き物。この架空の人物に、豊富な酸素を与えて実在させるべく、稽古に励んでいます。

――Q2. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

このところの稽古といえば、毎回そうですが、本来一番最初に行う全員での顔合わせ、本読みもなく、それぞれが関係しているシーンごとに、最小限の人数で最小限の時間で行われます。特に今回自分が関わるのは、少人数のシーンばかりなので、未だお会いしたことの無い方々がほとんどです。しかも、常にマスクを着けているので、本番に入ってお互いに「誰?」となるのは間違いありません。おかげで、新鮮で初々しい初日が迎えられそうです。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

犬飼猛役の小笠原健さんこと、けんけんとは今回で3度目の共演です。初めて共演した際の僕の役は、国を愛し国民を愛する心優しき将軍。2度目の共演作では、戦乱の世の中であっても、ただひたすらに妻を愛する心優しき男。という流れにより、どうやら、けんけんの中では僕自体が「心優しい好い人」になってしまっているようです。3度目共演の今回、けんけん演ずる犬飼と僕が演じる影浦。はっきり言って、心理と心理の戦いです。が、上記の通りその役のイメージで僕を心優しいと思っている小笠原健...チョロい青年です。今回の心理戦、もう負ける気がしません!勝負の行方は6月27日(日)から7月4日(日)までのなかのZERO大ホールでご確認下さい!

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

今回の「影浦」は僕自信、初挑戦のキャラクターです。実は歌が得意な不動産ブローカーとかではありません!居そうで居ない、居なさそうで実は隣の家に居るかもしれない人物。劇場でお待ちしておりますので、覗きに来て頂ければ幸いです。




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武智健二さんは爪生蒼介役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

私は2016年「WORLD~beyond the destiny~」に出演しておりますが、はっきり申し上げて、今回の「WORLD〜Change The Sky〜」には、前回登場した中国マフィアは一切登場せず、主人公の龍司と顕示は共に行動せず、もちろんラストは、おっと!これ以上は是非劇場でその真相をお確かめください。かなりリニューアルされた面白い作品となっております。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

私が演じる爪生蒼介は死刑囚です。あまり知られていないと思いますが、死刑囚は刑務所ではなく、拘置所の独居房で生活させられます。
死刑執行されるまで早くて1〜2年、平均7〜8年、冤罪の疑い、再審請求していると30〜40年と長期収容に至ります。調べるとへぇー!そうなんだ!と言う事ばかり。これらの事を参考にしつつ、半分くらいは無視して演じてみようかと思います。だってエンターテインメントですからね。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

杉江大志君演じる相沢顕示は気になりますね。前回の「WORLD」にはなかった設定ですから。私が25年若ければ演じてみたいですね。
あともう一人、藤原習作さんですね。もう20年以上の付き合いですから。前回の「WORLD」も一緒に出演していて、しかも藤原さんは前回と同じく平角役ですから、今回はどう演じてくれるのか?もちろん変えてくると思います。彼ならきっと!あれから5年、藤原習作演じる平角真吉楽しみです。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

お読みいただきありがとうございます。
今、世の中は大変な状況です。以前のような日常を取り戻せるのはまだまだ先だと思われます。
私達の仕事は皆様に勇気とか希望とか少しでも心が元気になってもらえる様演じるのが使命だと思っております。大きな声で是非劇場に観に来てくださいとは言いづらいですが、止まない雨はない、明けない夜はないと信じ、雨が止んで夜が明けたらその時は是非劇場でご観劇ください。皆様どうかそれまでお元気で!


皆様ありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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2013年に初演され、人気を博したジェットコースターサスペンス「WORLD」!その第三弾となる「WORLD」~Change the Sky~が今月6月27日(日)から開幕します

今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第4回目となる今回は
田中稔彦さん、伊阪達也さん、川口直人さん、藤原習作さんの4名にメッセージをいただきました。

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田中稔彦さんは浅沼達樹役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

登場人物ほぼ悪人。というどこかで聞いた事があるような無いような(笑)大人達が魅せるギトっとした芝居って最高じゃないです?こいつら悪いなぁw と思いながらニヤニヤしながら観て欲しいし、その中にある救いも見つけて欲しい。キャラクター全員の深掘りができない分、一人一人にちゃんと素敵な瞬間がある。皆さんに深掘りして欲しいなと思える作品です。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

僕は俳優になって演じてみたいシーンというものがありました。よく映画などで観る、拘置所でのガラス窓を挟んだ面会シーンです。その場に流れる何とも言えない空気や駆け引きや不思議な信頼関係を感じてほしいな。と思います。

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――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

今作でよく絡む御三方について!
武智さん。もう武智さんと知り合ってから長いですが、初めて同じシーンでガッツリご一緒させて頂きます。とても柔軟で、雰囲気が凄くて、もう最高に楽しいです。あと、子煩悩なのがめっちゃ可愛い!
あつしさん。いつも食ってかかるような役所ですみません。ですが、芝居で遠慮なく全力でぶつからせて下さる本当に素敵な先輩です。甘えさせてもらいます!
佑介。が相棒でマジで良かった!佑介に抱いている信頼感そのままを役に生かせられる。この二人のスピンオフとか面白いのになぁ。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

お手に取って読んで下さり、ありがとうございました!ここまで読んで下さったのであれば一度観てみたい!と思って下さったのではないでしょうか?その気持ちで、是非劇場に足を運んで僕たちの生の演劇を浴びて下さい。一緒に、真相(深層)に迫りましょう。




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伊阪達也さんは本宮勇作役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

たくさんの登場人物たちが織りなすハードサスペンスドラマです! 被害者、加害者がいて警察、マスコミ、あと悪い人達。それぞれの生きてきた人生がセリフや仕草から漂ってくると思います。連続殺人事件がなぜ起きたのか少しずつ解明されていく楽しさが、この舞台の魅力です。

――Q2. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

稽古をしてみて、久しぶりに舞台のお芝居をしてやっぱり楽しいなって思いました。コロナでなかなかみんな大変だと思うけど 俺は芝居してる時が一番楽しいんだなって。稽古は一番最初にそのシーン作る瞬間が楽しいんですよね全てのセリフが新鮮で、台本読んでるから何言われるのかもちろんわかってるんだけど、なるほどー、何っ!、まじか!うわーって色んな発見があって面白いです。

――Q3. 共演者の印象についてお聞かせください。

小笠原君が赤い車から赤い服で出てきて笑いました。赤色が好きなんだそうで。この人は声が渋くてなんかよく笑ってて、いい男なんだろうなって思います。今回初めてお会いしてまだどんな人かこれから知っていくんだろうけど。
坂元健児さんは超かっこよかったです。さっき初めてシーンご一緒したんですけど魅力が溢れ出てました。すごいのが、小さな声でも空間の隅っこまでよく響いてて、ずっとこの声聴いてたーいって。なんだ俺は声フェチなのか、稽古中に一緒に立ってるのに何考えてるんだか。
二人とも憧れです。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

今回の作品は梅雨を吹っ飛ばすような作品ではなく梅雨向きのお話です。ぐーっと集中して力を入れて見ていただけたら難しくて面白い本を読んだあとの気持ちのいい読後感みたいのが込み上げてくるのではないかと個人的に思っております。こんなご時世ですが劇場でお待ちしております。みんなで感染対策して一緒に2時間を過ごしましょう。ありがとうございました。




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川口直人さんは温水凛太郎役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

まず、第一に前2作品のWORLDとは別物ということ。新たなストーリーになっています。演出の臣太郎さんから今回の舞台に対する思い、内に秘めたメッセージを聞いて思わずハァーと納得してしまいました。笑
Change The Skyというサブタイトル。今の日本、今のご時世、、様々な視点から考えて見てみるとより一層、深い作品になると思います。果たしてこの空を変えられるのか。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

今回演じさせて頂く、温水刑事は周りに左右されない芯のある真っ直ぐな熱血刑事です。しかしながら、刑事として職務を全うする中に人としての優しさも兼ね備えた温水を見せられたらと思います。温水が発する言葉の真の意味を伝えたいですね。

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

やはり、今の環境下の中、顔合わせも出来ず感染対策を厳重にシーンごとの稽古。当たり前ですが、一回一回の稽古がとても貴重で濃厚な稽古になっています。稽古が進むごとにジグソーパズルのピースをはめ込んでいく様にだんだん形が見えてきて。まだ、お会いしていないキャストさんが居るのは、中々ないですよね。笑
でも、チームワークがいいカンパニーだなと本当に思います。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

まだまだ大変な今の状況化の中、舞台に立てる喜びを噛み締めています。そして、足を運んでくれる皆様に何か感じて頂けたらと心から思っています。舞台「WORLD」は色々な視点からのメッセージがひめられています、1人でも多くの方にそのメッセージが届けばと思います。




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藤原習作さんは平角真吉役を演じます。

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

これはフィクションです。こんな事が本当に起こってたら怖いですよ。でも、新聞も含めてメディアから得る物が全てではないんですよね。物語について調べれば調べるほど、怖くなります。でも、これはフィクションです。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

子供の頃からの夢は警察官、交番勤務を経て、憧れの刑事課に配属されました。でも、理想と現実はかなり違う。よくある事ですよね。それでも生きていく、いろいろ事は飲み込んで生きていく。選んだのは自分だから。私には出来ませんけど(笑)

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

コロナ禍と言う事で、感染対策の一つとして、稽古場にあまり人が集中しない様に、シーン毎に稽古時間を分けての稽古をしています。はじめは戸惑いましたが、その限られた稽古時間は物凄く貴重で、物凄く意味があります。これはコロナが収まっても、忘れてはいけないことでしょうね。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

最近は、演劇でも配信公演は普通になってきました。でも、やっぱり音楽も演劇もライブ! お客様の存在が演者に化学反応を起こします! これまで、いかにお客様に支えて頂いていたのかを実感しております。どうか皆様、劇場でお待ちしております!


皆様ありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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2013年に初演され、人気を博したジェットコースターサスペンス「WORLD」!その第三弾となる「WORLD」~Change the Sky~が今月6月27日(日)から開幕します

今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第3回にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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杉江大志さん!
相沢顕示役を演じる杉江さんにお聞きしました!

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

この作品の魅力は、登場人物それぞれの"正義"だと思います。各々がもつ違う"正義"をどう演じるかで、作品の見え方が大きく変わります。みなさんの思う"正義"は何ですか?きっとどれもが正解で、だから"人間"は愛おしいのだと思います。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

相沢顕示という役は、この作品の中で最も不安定な人物だと思います。言っていることとやっていることがぐちゃぐちゃで、何が彼の本心かわからない。けれどきっとどれもが彼の本心で、それが"人間"なのだと思います。そんな"人間"を丁寧に演じます。

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

同じシーンを何度も繰り返し流して稽古をするのですが、どのシーンも同じ感情が流れたことは一度もありません。それだけ、その場で生まれた感情をやりとりしているという事です。みんな違ってみんないい。こんなにも"生"をお届けできる舞台は少ないと思います。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

この作品は演出の臣太郎さんの日本へのラブレターだと思います。この作品への並々ならぬ思いを聞いて、ボクは奮い立っています。これを見て、なにを持って帰るかは観て下さる皆さんの自由です。きっとその自由の中に"世界"があるのだと思います。この"世界"がより良い"世界"になりますように。


杉江さんありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

第2回目となる今回、メッセージを寄せていただいたのは、、、

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佐々木優佳里さん!
飯島久留美役を演じる佐々木さんにお聞きしました!

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

生きているなかで抱えている葛藤だったり、矛盾と不条理な世界を変えることはできるのか? スピード感のある舞台ですし、リアルな世界を感じてほしいです。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

久留美はお姉ちゃんの事が大好きで大きな存在だったんだなと感じました。18年前に起きた事件への憎しみ。ぶれることのない久留美の人生や気持ちを受け取っていただけたら嬉しいです。まっすぐに生きていきたいと思います。

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――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

今回わたしにとって初めての挑戦でもあり、難しい役どころだったのですが稽古前に脚本・演出家の菅野さんとどういう気持ちで久留美を演じているのかお話しする機会があったので、毎回気持ちが作りやすかったですし表現をすることの楽しさを感じました。

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

読者の皆さまご覧いただきありがとうございます!
これを読んで少しでも気になってくださったら嬉しいです。
是非6月27日~7月4日は中野ZERO大ホールでお待ちしています!
舞台 WORLDを一緒に楽しみましょう!


以上、佐々木さんありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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今回の上演にあたって稽古場からキャストの皆さんからのメッセージが届きました!

早速ですが、第1回目にメッセージを寄せていただいたのは、、、

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校條拳太朗さん!
今回、主役の三上龍司役を演じる校條さんにお聞きしました!

――Q1. 舞台「WORLD~Change The Sky~」の魅力・見どころを教えてください。

この作品は様々な登場人物の側面が描かれているので、見る度に寄り添う登場人物を変えれば見え方も変わる、そんな楽しみ方が出来る作品だと思います。
世の中にある「真実」とされる物が本当に真実なのか、そんな事も改めて考えられるのではないでしょうか。

――Q2. ご自身の役どころ・キャラクター・お客様に注目いただきたいシーンなどあれば教えてください。

三上龍司は18年前に起きた事件がきっかけで、消えることのない強い思いを抱いています。
この思いが愛に見えるのか、憎悪に見えるのか、また別のものにみえるのか、皆さん次第だと思います。そんな強い思いの先にある物を見る、龍司が普段と違う顔をするシーンは是非注目して頂きたいです。

――Q3. 稽古をしてみて感じること、稽古中のエピソード等を教えてください。

作品柄的にもシリアスな空気感の稽古場(勝手な想像)だと思っていたんですが、、、凄く賑やかな現場でした!笑
芝居中以外は笑顔で溢れています!

―― 読者の方へメッセージをお願いします!

ひとつの事件をきっかけに、強い愛に縛られた人間たちの生き様が描かれています。すぐ側にあるかもしれないお話。
ぜひこのスリルを劇場でご覧下さい。


以上、校條さんありがとうございました!
今後もキャストの皆さんからのメッセージをどんどんお伝えしてまいりますので、どうぞお楽しみに!



<公演情報>
「WORLD」~Change the Sky~
公演期間:6月27日(日)~7月4日(日)
会場:なかのZERO 大ホール (東京都)
チケット料金:全席指定 9800円(税込)
お問合せ先: サンライズプロモーション東京:0570-00-3337

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長年愛され続けているNHK Eテレの人気子ども番組「天才てれびくん」舞台化第2弾『天才てれびくん the STAGE~バック・トゥ・ザ・ジャングル~』が、2021年6月21日(月)にいよいよ開幕します(当初、6月19日(土)開幕予定でしたが緊急事態宣言により6月19日(土)・20日(日)の2日間は公演中止)。開幕を控え、今回は主演・矢部昌暉さんのインタビューをお届けします。

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◇台本を読んだ時の印象はどうでしたか?

コロナで色々と規制されている世の中で、「今、やる意味がある作品だな」と強く感じました。娯楽がテーマですが、「本当に娯楽は必要なのか?」、「娯楽の重要性」というものをわかりやすく描いてるので、子どもが観ても楽しめると思いますし、大人の方が観てもたくさんのことを感じてもらえる作品だと思います。

◇ご本人役ですが、役作りはどのようにしていますか?

自分役っていうのは、難しいですよね。でも、演出の小林さんとお話しさせていただいたときに、「みんなのパーソナルな部分をどんどん出していくような演出をしたい。」とおっしゃっていたので、キャラクターを作るというよりかは、"素の自分"に近い感じで演じていいのかなと考えています。ただ、僕はすごく人見知りなので、そこは直していきたいですね。今回は座長ですし、みんなとコミュニケーションをとって、引っ張っていけるように頑張りたいです。

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◇ビジュアル撮影はどうでしたか?

タイムスリップをして落ちていくイメージだったので、椅子に座って、「ワー!」という感じで撮影をしました。足を上げていますし、何度も撮りなおしたので、ものすごく腹筋を使いました(笑)。

◇作中でもタイムスリップをするようですが、実際に行ってみたい時代はありますか?

歴史がすごく好きなので、織田信長が生きていた時代に行ってみたいです。 武将たちの会談はどんな感じだったのかなっていうのも気になりますし、実際に会ってみたいですね。

◇最後に、どんな作品にしていきたいですか?

僕にとって「天才てれびくん」は原点なんです。だから、そこに帰ってこれた喜びもありますし、その当時を知っているスタッフの方や視聴者の方に、「矢部昌暉、成長したな!」って思ってもらえたら嬉しいです。もちろん、子どもたちにも楽しんでもらいたいですし、「てれび戦士ってカッコいいな!」思ってもらえる作品にしていきたいです。あとは、みんなで笑いあえる楽しい空気を作れるように、座長としてしっかりとみんなを引っ張っていきたいです。



公演情報
「天才てれびくん the STAGE ~バック・トゥ・ザ・ジャングル~」

<東京公演>
公演日程:2021年6月19日(土)~6月26日(土)
 ※6月19日(土)・20日(日)は緊急事態宣言により公演中止。
会場:渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール
チケット料金(税込)
・全席指定:8,500円
・U22チケット:3,000円(当日引換券)

<大阪公演>
公演日程:2021年7月10日(土)~7月11日(日)
会場:COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール
チケット料金(税込)
・全席指定:8,500円
・U22チケット:3,000円(当日引換券)

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日本で一番上演されている戯曲と呼ばれている『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』
チェーホフの『かもめ』を上演中の劇場の楽屋で交わされる、女優4人の会話劇だ。
これまで数多の女優たちが挑んできたこの名作に、彩吹真央大月さゆ小野妃香里木村花代という実力派女優たちが挑む。
4人がいま感じている、本作の魅力とは......。

――皆さん主にミュージカルを主戦場にしていらして、共演経験もあるかと思います。勝手に「仲良し4人組」という印象があるのですが、ご自分たちはこの4人で『楽屋』を、と聞いた時はどう思いましたか。

木村「私は実は、皆さんとお芝居で絡むのは初めてで。ゆみこさん(彩吹)とさゆちゃんは事務所が一緒で、コンサートでゆみこさんとデュエットしたりということはあるのですがお芝居での共演はなく、さゆちゃんとは初めましてに近い。ひーさん(小野)とは本当に初めましてですし」
小野「私はこのお話をいただいてびっくりしました。花代さんとは初めてなのですが、実はこのコロナ禍下で、おふたり(彩吹・大月)と何かやりたいなと思っていたんです。そうしたらふたりの名前があったので「うそーん!」と(笑)」
彩吹「ひーさんが引き寄せちゃったんだね」
大月「私も意外で、びっくりドンキーでした(笑)」

――お稽古場はどんな雰囲気ですか?

木村「楽しいですよ」
小野「楽しいですよね。お芝居させてもらえることが、楽しい」
彩吹「私も、久しぶりに濃密な芝居なので。創作していく過程が好きなので、稽古場で"蓄積"(※劇中のセリフの引用です)されていく感じが肌で感じられて楽しいなって毎日思います」
小野「共演者に対しての信頼感がありますしね」
木村「ひーさんは、笑いすぎ! いつも変なところで笑いだすんですよ」
大月「よく震えていますよね。ゲラですか?」
小野「ゲラ。何でもないところでハマっちゃう。いまマスクしているからちょっとのことじゃバレないかなと思っているんだけど、マスクとるのが怖いくらい(笑)」
彩吹「私はそれを前から見ていて「ひーさんはどこにツボったんだ...」と詮索しています」
小野「何で笑ってるんだろうね。たいてい自分自身に対して笑っちゃってるかも。なんでこんな言い方したんだろう! とか」

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数多くのカンパニーで上演され、「日本で最も上演されている戯曲」とも言われる清水邦夫の『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』の上演歴に、新たな1ページが加わる。彩吹真央、大月さゆ、小野妃香里、木村花代。いずれも主にミュージカル界で活躍、実力派として知られる彼女らが紡ぐ『楽屋』はどんな舞台になるのだろう? 5月末、その稽古場を取材した。

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稽古場に入ると、まだ稽古開始時間になっていないようで、4人が思い思いに柔軟をしたり、台本を確認したりしている。4人の人柄か、落ち着いた、柔らかな空気が漂う稽古場だ。ディスタンスを保ちつつ交わす会話のトーンも和やか。そんな中で、演出・稲葉賀恵が立ち上がり、稽古がスタートした。

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物語の舞台となるのはチェーホフの『かもめ』を上演中の劇場の楽屋。部屋の主は、ヒロイン・ニーナを演じている女優C。ただし、この楽屋の"住人"は彼女だけではない。すでにこの世にはいない女優A、女優Bがなぜか居付いて、Cにちょっかいを出したりしている。この日の稽古はちょうど物語中盤あたり。Cの元プロンプターで、体調を崩し現場を離れていた女優Dが現れたことで、Cのイライラが頂点に達している場面だ。

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「(アクションを)考えてきました」と、稲葉。アクティブな場面にしたいようで「ティッシュを投げたい」「ここでもう一個」と動きをつけていく。女優Cを演じるのは彩吹。「これを投げる心理としては......」と稲葉に相談しつつ、動きを身体に入れていく。稽古の進行的におそらくこの場面を付けるのはこの日が初めてだと思われるが、それにしても彩吹のセリフ回しの巧みさよ。ABが見えていないCのセリフは、ほぼ"独り言"だ。それがまったく単調に聞こえず、見ていてぐいぐい惹きつけられる。

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一方で舞台をかき回していくのが女優Aと女優B。死んでもなお舞台に未練を残すふたりのやりとりの可笑しさがこの戯曲の見どころのひとつでもあるが、今回は女優Aに小野、女優Bに大月。たいていのカンパニーでは、ベテランふたりがABに配役されることが多いが、今回は最若手の大月が女優Bというのは意外なところ。しかし小野&大月コンビ、緩急のバランスがなんとも絶妙! モノに当たり散らすCが投げつけるあれこれの被害を受けるくだりの情けない表情がじわりと可笑しいのでぜひご注目を。

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そして女優Dに扮するのが木村。枕を抱えてすーっと近寄ってくるさまは、よくわからないけれどとっても"気になる"。取材している中ではセリフを発する場面はなかったが、この何とも言えない不気味さに木村の美しきソプラノボイスが合わさるといったいどうなるのか。楽しみでならない。

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稲葉は「こうと思わせて、こう見せたい。とするには、どうすればいいでしょうね?」「口紅を塗るところはキレイに見せたい。となると、場所はどこにしましょうか」といったように、ゴール地点は決め、その道筋は俳優に委ねるタイプのよう。キャストも「こういうのはアリですかね?」と積極的に意見を出し、それを見ている別のキャストが「面白い、面白い!」と反応する。どうやらこの女優たちのリアルな姿は、劇中の女優たちのドロドロした雰囲気とはほど遠そうだが、前向きで気持ちのよい稽古場で作られる彼女らの『楽屋』は、ぐんぐん面白いものに育っていきそうだ。

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公演は69()から13()まで、博品館劇場にて上演。チケットは現在発売中。

取材・文:平野祥恵
撮影:岩田えり

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日本で最も上演されている戯曲と言われている、故・清水邦夫の傑作戯曲『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』。舞台の楽屋で繰り広げられる女優4人の物語は、やはり女優たちが我が身を投影するところがあるのか、多くの演劇人に愛されてきた。この"女優4人芝居"を男優のみで上演したのが2020年1月のこと(西森英行演出。21年4月に再演)。その舞台に出演していた佐藤アツヒロが、今度は演出として手掛ける『楽屋』が5月31日(月)から東京・浅草九劇で上演される。伊勢大貴、瀬戸祐介、照井健仁、星元裕月といった若手俳優を起用し、同じくオールメールで挑む新生『楽屋』の稽古場を5月末の某日、取材した。

『かもめ』のヒロインを演じている女優Cの楽屋で繰り広げられる、ワンシチュエーションの物語。1977年初演の戯曲ということもあり、もともとは"昭和"の香りが漂う作品だが、今回の舞台セットは、革張りの椅子だったりシックな机だったり、ずいぶん、現代風だ。楽屋らしい調度品がある中で、エレキギターやら木馬といった、少し意外な小道具も。効果音も不穏な嵐の音が鳴ったりして、一風変わった『楽屋』が始まりそうな予感を漂わせている。――と、ロックなBGMの中、物語がスタート。伊勢大貴扮する女優Aと、照井健仁扮する女優Bが登場。テンション高めに化粧をしたり、カードゲームに興じたり。

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物語をどんどんかき回していくポジションであるAとB、口汚くお互いに悪態をついたり、ここにはいない女優Cの悪口を言ったりしているのだが、パワフルに動き回る伊勢と照井が可愛らしく、なんだかふたりの女優が"同志"のように見えてくる。特にやはり、西森演出版にも出演していた伊勢が、戯曲の緩急を掴んでいるようで、繰り出すセリフがリズミカルで良い。前回は最若手として女優Dを演じていたが、先輩格の女優Aをチャーミングに演じてくれそうだ。

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物語の芯を担う女優Cは瀬戸祐介。まだ稽古着ながら、黒のロングスカートにハイヒールも履き、すっと伸びた背筋に"女優感"を漂わせている。AとBに調子を狂わされ、常にイライラしている姿が、ロックテイストな佐藤演出とマッチし、空気をヒリつかせる。

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Cのプロンプターだった若手女優Dは、星元裕月。愛らしい外見と魔性めいた個性をいかんなく発揮し、Dの"不思議ちゃん"的キャラクターを造形。

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どこか宝塚歌劇めいた仕草も、妙な迫力があって印象に残った。佐藤、伊勢らが出演した西森演出版では、女優4人が密やかな宇宙を作り上げた印象だが、この佐藤演出版は、内なる衝動をストレートに外に向けているロックのような『楽屋』になりそう。全体を通したあと、佐藤も「いいと思います。このベースを守りつつ、もう少し洗練させていきましょう」と出演者たちに声をかけた。また新しい『楽屋』の魅力と出会えそうだ。

公演は5月31日(月)から6月13日(日)まで、浅草九劇にて。チケットは現在発売中。5月31日(月)18:30公演はPIA LIVE STREAMでのライブ配信も決定(アーカイブ5月31日(月)23:00まで)。

取材・文:平野祥恵
撮影・岩田えり

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