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日本で最も上演されている戯曲と言われている、故・清水邦夫の傑作戯曲『楽屋―流れ去るものはやがてなつかしき―』。舞台の楽屋で繰り広げられる女優4人の物語は、やはり女優たちが我が身を投影するところがあるのか、多くの演劇人に愛されてきた。この"女優4人芝居"を男優のみで上演したのが2020年1月のこと(西森英行演出。21年4月に再演)。その舞台に出演していた佐藤アツヒロが、今度は演出として手掛ける『楽屋』が5月31日(月)から東京・浅草九劇で上演される。伊勢大貴、瀬戸祐介、照井健仁、星元裕月といった若手俳優を起用し、同じくオールメールで挑む新生『楽屋』の稽古場を5月末の某日、取材した。

『かもめ』のヒロインを演じている女優Cの楽屋で繰り広げられる、ワンシチュエーションの物語。1977年初演の戯曲ということもあり、もともとは"昭和"の香りが漂う作品だが、今回の舞台セットは、革張りの椅子だったりシックな机だったり、ずいぶん、現代風だ。楽屋らしい調度品がある中で、エレキギターやら木馬といった、少し意外な小道具も。効果音も不穏な嵐の音が鳴ったりして、一風変わった『楽屋』が始まりそうな予感を漂わせている。――と、ロックなBGMの中、物語がスタート。伊勢大貴扮する女優Aと、照井健仁扮する女優Bが登場。テンション高めに化粧をしたり、カードゲームに興じたり。

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物語をどんどんかき回していくポジションであるAとB、口汚くお互いに悪態をついたり、ここにはいない女優Cの悪口を言ったりしているのだが、パワフルに動き回る伊勢と照井が可愛らしく、なんだかふたりの女優が"同志"のように見えてくる。特にやはり、西森演出版にも出演していた伊勢が、戯曲の緩急を掴んでいるようで、繰り出すセリフがリズミカルで良い。前回は最若手として女優Dを演じていたが、先輩格の女優Aをチャーミングに演じてくれそうだ。

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物語の芯を担う女優Cは瀬戸祐介。まだ稽古着ながら、黒のロングスカートにハイヒールも履き、すっと伸びた背筋に"女優感"を漂わせている。AとBに調子を狂わされ、常にイライラしている姿が、ロックテイストな佐藤演出とマッチし、空気をヒリつかせる。

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Cのプロンプターだった若手女優Dは、星元裕月。愛らしい外見と魔性めいた個性をいかんなく発揮し、Dの"不思議ちゃん"的キャラクターを造形。

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どこか宝塚歌劇めいた仕草も、妙な迫力があって印象に残った。佐藤、伊勢らが出演した西森演出版では、女優4人が密やかな宇宙を作り上げた印象だが、この佐藤演出版は、内なる衝動をストレートに外に向けているロックのような『楽屋』になりそう。全体を通したあと、佐藤も「いいと思います。このベースを守りつつ、もう少し洗練させていきましょう」と出演者たちに声をかけた。また新しい『楽屋』の魅力と出会えそうだ。

公演は5月31日(月)から6月13日(日)まで、浅草九劇にて。チケットは現在発売中。5月31日(月)18:30公演はPIA LIVE STREAMでのライブ配信も決定(アーカイブ5月31日(月)23:00まで)。

取材・文:平野祥恵
撮影・岩田えり

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DAZZLE(ダズル)新作公演『NORA(ノラ)』
公演期間:2021/6/25(金)~2021/7/4(日)
会場:あうるすぽっと(豊島区立舞台芸術交流センター) (東京都)
昨年なくなく公演中止となった公演がまもなく開演!
当時のインタビューを再掲します!
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「すべてのカテゴリーに属し、属さない曖昧な眩さ」を掲げ、1996年に結成されたダンスカンパニーDAZZLE(ダズル)。ストリートダンスとコンテンポラリーダンスを融合した独自のダンススタイルを武器に、これまで数々のダンスコンクールで優勝の栄冠を獲得。さらに、ファジル国際演劇祭での審査員特別賞・舞台美術賞の二冠獲得を始め、世界の演劇祭でも受賞暦を重ねている。そんな輝かしい功績を持つDAZZLEのカンパニー結成に至った経緯から、新作公演「NORA」のみどころまで、主宰の長谷川達也さんと飯塚浩一郎さんにお話を伺った。

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─DAZZLEとはどのようなカンパニーなのでしょうか?

長谷川 今年で結成から24年目を迎えるダンスカンパニーです。元々はストリートダンスの世界で名をあげたいと思い結成したのですが、当時はストリートシーンで抜きんでた存在になるのは容易ではありませんでした。そこで、色々考えた末に独自性が重要なのではないかと思い、物語を軸にしたダンスパフォーマンスを長尺の舞台として披露するというスタイルをとるようになったんです。

─ストリートダンスを長尺の舞台で魅せるのは、かなりの挑戦だったのでは?

長谷川 そうですね。でも踊るだけではなく、音楽であるとか、ファッションや空間や照明、美術であるとか、そういった要素を組み合わせると無限に可能性は広がっていきますよね。その選択の仕方で自分たちらしさを見出していけると考えたんです。とはいえ、ストリートダンスというのは見ていて高揚感はあるものの、長尺で魅せるには難しいことは早い段階で気づきまして、コンテンポラリーダンスの芸術性を組み合わせることでそれが叶うと辿り着きました。

飯塚 僕はDAZZLEが初めて長尺の舞台公演をやるというタイミングでカンパニーに加わったのですが、一番の魅力だと感じたのはダンスに関する考え方の違いでした。ストリートダンスはダンスそのものが目的ですが、DAZZLEは踊ることによって何を伝えるかが重要なんです。その一つとして、物語のキャラクターになり、ダンスを感情表現として取り入れるというスタイルをとっているのですが、これが面白いなと。これならばダンスが好きな人だけではなく、ダンスを知らない人にも見てもらえますよね。

長谷川 そうなんです。結成当初からダンサーとしてだけではなく、アーティストとしても活動していきたいと思っていましたので、これまで通りダンスが好きな人だけに向けて踊るだけではダメだと思ったんですよ。より多くの人に共感してもらうために、ダンスを知らない人にもダンスの魅力を伝えたいという想いが強くなって、違う方向にも視野が広がっていった結果が独自性にもつながりました。

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─結成から24年が経つと、お客様にも変化があったのでは?

長谷川 そうですね。最初はダンサーに向けて踊っていましたので、お客様もダンサーがメインでした。それが今ではダンスは知らないけれど舞台は好きという方が興味を示してくださって、今ではダンスを知らない人の方が多くなりました。

飯塚 確かに、以前はダンスが上手い人の踊りが観たいという人が多かったのですが、今は自分も舞台に出たい、もしくは自分も舞台を作りたいと考えている方も多いと感じています。

─これまでにはないジャンルですから、多くの人が興味を持たれるのもわかります!

長谷川 はい。より多くの人の心が動く表現を目指して活動していますので、その思いが伝わっているのなら嬉しく思います。

─さて、3月に行われる新作「NORA」ですが、どのような舞台なのでしょうか? 

長谷川 未来の東京をイメージしたお話です。規律が厳しくなった社会構造の中で人々が抑圧されながら生きている現実世界と、それとは対極する非現実的なオンラインゲームの世界があって、その2つの世界が主軸になっています。このゲームというのが配信停止のいわくつきのゲームで、そのゲームは誰が何の目的で作ったのかという謎に迫る物語です。

─オンラインゲームをテーマにした理由は?

長谷川 僕自身がゲームが大好きということもありますが、抑圧された世の中でオンラインゲームってそれを解放できる場所なんですよ。それが面白かったり、恐ろしかったりというのを僕自身が感じていて。例えばゲームの世界なら人を殺しても、銃を打ちまくってもいいですよね。そういう本能を解放する場所というところに魅力を感じてテーマとして取り入れました。

─今回はマルチストーリーということですが、舞台で実現するというのは珍しい試みですよね?

長谷川 そうですね。僕も見たことはありません(笑)。ゲームの場合はキャラクターを人が操るわけですが、舞台の場合は人が人をコントロールします。この面白さだったり、恐ろしさを体感する中で、何か感じるものがあったら面白いかなって思って挑戦してみようと思い立ったんです。

飯塚 3年前からイマーシブシアター(体験型公演)という、建物のいたるところで演者が動き、観客もそれについてまわるという、観客と演者が一体になる作品を作ってきたのですが、舞台上でもそれに近い感覚のものが作れるとまた、舞台作品というものが新たなステージに行けるのではないかと思ったんです。一番は、観客を傍観者ではなくしたい、と思って。自分はこっちだと思うんだけど、違う選択をする人もいて、その度に自分が否定されたり肯定されたりっていう多数決の中で、観客の皆さんもきっと傷ついたりとか「あ、自分は多数派だったんだ」という思いが起こる舞台はなかなかないと思うので、今回の作品で新しい体験をしてもらえると思います。

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長谷川 前作(20周年記念公演「鱗人輪舞」)では選択は結末だけでしたが、その選択肢を増やしたのが今回の作品です。従来の舞台では主人公の選択に対して観客が干渉することはできなかったのですが、今回は観客が選んだ道に主人公が進んで行く、しかもリアルタイムに物語が変化していくというのが面白いのではないかと。ゲームなので、誤った選択をするとゲームオーバー...とまでは行きませんが、あらぬ方向に進んでいくという仕掛けがあります。

─では、エンディングもグッドエンドとバッドエンドが存在しているんですか?

長谷川 はい。いくつかの分岐点がありますので、観客の皆様の選択次第で主人公の運命が変わってしまいます。

─ますます面白そうですね!

長谷川 その分、もしかしたら選ばれないシーンもあるかもしれませんが、なんども足を運んでいただき、全てのシーンをご覧いただけると、作り手としてはそうあってほしいという思いはあります。

飯塚 でも練習は地獄です(笑)。

長谷川 練習量は倍どころではないですからね。でも挑戦には痛みが伴うものですし、それを乗り越えることで新しい表現が見つかるかもしれないし、舞台の世界の可能性が発見できると考えているんです。もし世界で初めてだったら凄いことだし価値があることですから!

─そもそも舞台鑑賞は映像作品にはない没入感が楽しめるものですが、またそれとも異質な興奮がありそうですね。観客も翻弄されるというのも是非体験してみたいです。

長谷川 ぜひ。刺激を得るというのは感覚を豊かにしていく行為ですから。例えば、動物図鑑を見るのか、実際に動物を見るのかくらいの違いがあると思うんです。動物図鑑は視覚的な情報しかないですが、実際の動物園に行くと匂いや音や温度とか色々な情報が入ってきますよね。人生を振り返って、どちらが印象に残っているかといえば、実際に動物園にいった記憶だと思うんです。それは刺激の量が多いから。

飯塚 2つは似ているけれど、全く違うものだと思います!

長谷川 今は在宅のまま楽しめるコンテンツが充実していますから、ますます舞台を観に行くハードルは上がっているとは思うんですが。そんな時に、舞台へ行く重要性、面白さというのは、人間が生で踊っていたり演じていることのエネルギーを感じたり、そういったものを刺激として得られるというのは感覚がより豊かになると思うんです。そういう意味でも価値があることだと思うので、だからこそ観に来てほしいなと思います。

─これまでの舞台でも様々な分野のゲストが出演されていますが新体操グループのBLUE TOKYOがご出演されるとのこと。コラボに至った経緯は?

長谷川 実はBLUE TOKYOの結成当社から作品の振り付けを僕が担当しているんです。以前、青森で開催された「BLUE」という新体操の舞台の演出を担当させていただいたのですが、そこで物語と新体操を掛け合わせるというおそらく世界初の試みに挑戦したことがあったんです。そこで世界最高峰の身体能力を誇る彼らの迫力と美しさを目の当たりにしまして、彼らが参加することで、例えるなら平面が立体になるくらいの変化が出てもっと面白い舞台が作れると思い、出演をお願いしました。

飯塚 僕らは振りが揃っているとか、動き自体が美しいことを考えながらダンスをしてきたんですが、彼らはまた違う形の美しさを持っていて勉強になる部分と真似できない魅力もあって。だからこそ一緒にやる価値があると思っています。

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─一見、新体操とダンスには交わりにくいものに感じるのですが、これまでの信頼関係で乗り越えるというか、融合しているところが大きいのでしょうか?

長谷川 最初に新体操と一緒にやると決まった時に、とにかく新体操の演技をたくさん観たんです。DAZZLEの舞台構成は緻密に人の配置を動かしていくのですが、そこに共通するものを感じて「あ! 合うんじゃないか!」と、すぐに感じました。実際にスタートしてみたら、彼らは演技に対する精度が物凄かったんです。僕たちはそこまでの精度のものはできないけれど、舞台に立つものとしての演じる想いは強いので、そこを融合させて、彼らが『演じる』ということを獲得したらもっと高いクオリティーの作品ができると思ったんです。

─想像ができないのでとにかく早く観たいという思いが高まりますね!

飯塚 ありがとうございます。昨年はDAZZLEで浅田真央さんのフィギュアスケートの振り付けもしたのですが、それもいい経験になりました。そもそもスポーツとダンスは身体能力の高さという点では共通していますし、今後は競技とエンターテインメントの融合というのが、もっともっと面白くなっていくんじゃないかなと思っています。

─最後に『NORA』の見所を教えてください。

長谷川 最高の身体能力を誇るBLUE TOKYOが参加してくれるというのは大きな見所の一つですし、マルチストーリーや、感情を揺さぶる物語性も見所になっています。観客の皆様の選択次第で物語が分岐していくという世界でも稀有な作品になると思うので、皆様にも、ぜひ体験していただきたいと思います!

飯塚 DAZZLEのダンスが他と違うのは、そこに伝えたい想いがあること。物語やキャラクターの感情を伝えることプラス、メンバー自身、自分に中にあるものを踊りとして表現することをすごく大事にしています。だからこそ、言葉の通じない海外でも想いが伝わっているのだと実感していますし、それが僕らの舞台の見所だと思っています。みなさんの心を動かすためにダンスしていますので、ダンスを知らない人、見たことがない人もぜひ観に来てください。

ダンスの躍動感、心を刺激するストーリー。この2つの要素が着火剤となって観るものを興奮の炎に包みこむDAZZLEの舞台。ダンスに興味がない人でも不思議と虜になってしまう魅惑的な世界観に、今回さらに新体操とマルチストーリーという要素も加わり、天井も底も見えないほどその魅力は無限大に広がっているように感じた。

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新作「NORA」は、観客をただの傍観者にさせないアグレッシブな体験型舞台。自分さえ知らなかった自分の本能があけすけになるかもしれないスリリングな経験をぜひ多くに人に味わっていただきたい。

取材・文・撮影:浅水美保

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平方元基×ウエンツ瑛士×笹本玲奈のトリプル主演で、ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』が2021年5月17日から新国立劇場・中劇場にて上演される。

merrily_cast_6_2.jpg本作は、ブロードウェイのショービジネス界を舞台に、3人の人生の遍歴を中心に現在から過去へと約20年間を遡っていく群像劇だ。

『スウィーニー・トッド』などで知られるスティーブン・ソンドハイムが作詞・作曲を手掛け、本作のメアリー役を演じ、オリヴィエ賞最優秀リバイバル賞を受賞した経験がある女優のマリア・フリードマンが演出を担う。日本では2013年に初演されており、8年ぶりの上演となるが、今回は「新演出版」という位置づけ。平方、ウエンツ、笹本のほか、昆夏美、今井清隆、朝夏まなとら実力派キャストが顔をそろえている。

今回、げきぴあでは、メインキャストの6名に、文面によるショートインタビューを実施。それぞれの役どころの見どころなどを語ってもらった。

ーーご自身の役どころについて、どんなところが見所になるか教えてください。

平方元基(作曲家・プロデューサーのフランク役):もう少し選択が早ければ、あともう少し出会うタイミングが違えば、など、考えるとキリがないほどの人生の選択。それを一つとして見誤らないで生きていくことなど誰も出来ないでしょう。彼が最後に孤独になった理由、その先にあるものは何か、是非皆様の目で確かめていただきたいです。

ウエンツ瑛士(脚本家のチャーリー役):個人の見所はどこか分かりませんが、前に進む人、とどまる人、それを引き留める人、声をかけない人、それぞれに選択の瞬間があり、それの積み重ねで生きている。そこに誰も成功や失敗のジャッジは必要ないし、見る世代などによって捉え方が変わるのが、全体の見所だと思います。

笹本玲奈(小説家・演劇評論家のメアリー役):私が演じるメアリーは小説家で、演劇評論家。かつてはベストセラー作家でした。この作品は、20年間をフランクの脳内で逆再生で振り返っていくので、シーン毎に年代や状況が変わっています。ひとつひとつの謎が解決されていく所が面白く、見どころです。

昆夏美(女優・フランクの前妻のベス役):フランクの元妻という形から登場しますが、ストーリー全体を通してベスの存在でフランクという人間がより、お客様に鮮明に映る1つになれれば嬉しいです。

今井清隆(BWプロデューサーのジョー役):若い才能を探し出して成功に導くプロデューサーの役。最終的には、自分がスターにしてやった女性に捨てられて、落ちて行くという役どころ。人生は諸行無常!人の心も運命も、常に変化を続ける......。成功したからといって良い気になるな!逆に今ダメだからといって、希望は捨てるなとも言える!

朝夏まなと(女優・フランクの妻のガッシー役):ガッシーはとてつもない野心家で強烈なキャラクターです。ほかのキャラクターの人生を引っ掻き回す竜巻のような存在なのですが、そんな彼女がどうしてそうなったのか遡っていくとわかってくる彼女の半生にも注目していただきたいです。

ーーみなさまが「なぜこうなってしまったのか?」「どこで間違えたのか?」「抗うことのできない運命だったのか?」と感じられた瞬間や出来事を教えてください

平方:役を演じているときに強く思うことがあります。普段生きていて思うこともありますが、舞台で感じるそれは、役とともに感じるので非常に強く感じることが多いです。

ウエンツ:間違えと思うことが無いです。わからないので。少なくともその瞬間は正しい選択だと思っているし、後々に「あれが間違い」と見つけるのは、相当難しいと思います。

笹本:家族には心を許しているからこそ、傷つけるような事を言ってしまったなと、あとで後悔する事は多々あります。だけど人生においては今のところ間違えたと思う事は無いと思ってます。

昆:幼い頃、両親に牛乳飲んでたくさん寝ないと大きくならないよと言われていたのに、それをしませんでした。あの時言うことを聞いていたらもうちょっとだけ背が大きくなっていたかもしれません。

今井:たまたま行った英語学校にミュージカル評論家の先生がいらっしゃって、今の職業に着いたので、運命を感じます!

朝夏:今の状況ですね。コロナがひどい世界にしてしまいました。たらればを言ったらキリがないですが一年たっても変わらない状況に悲しくなりますね。早く収束することを心から願います。



取材・文:五月女菜穂

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平方元基×ウエンツ瑛士×笹本玲奈のトリプル主演で、ブロードウェイミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』が2021年5月17日から新国立劇場・中劇場にて上演される。

本作は、ブロードウェイのショービジネス界を舞台に、3人の人生の遍歴を中心に現在から過去へと約20年間を遡っていく群像劇。『スウィーニー・トッド』などで知られるスティーブン・ソンドハイムが作詞・作曲を手掛け、本作のメアリー役を演じ、オリヴィエ賞最優秀リバイバル賞を受賞した経験がある女優のマリア・フリードマンが演出を担う。日本では2013年に初演されており、8年ぶりの上演となるが、今回は「新演出版」という位置づけ。平方、ウエンツ、笹本のほか、昆夏美、今井清隆、朝夏まなとら実力派キャストが顔をそろえている。

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本番まで1ヶ月を切った、4月下旬。東京都内で行われている稽古場を取材した。新型コロナウイルスの感染予防対策のため、手指の消毒や検温に加え、15分ほどで結果が分かる抗原検査にて「陰性」であることを確認してから取材にあたった。出演者は歌を歌う時であっても、常時マスクを着用し、それぞれの待機場所はシートで仕切りがなされるなど、感染予防対策が徹底されていた。

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平方、ウエンツ、笹本は、意外にも初共演。全員1985年生まれの同い年で、親友同士の役柄ということもあってか、稽古の合間に「SNSで誰が一番ポエティックな投稿をできるか」を争うなど、終始、和気藹々とした雰囲気だった。

この日は、物語の後半、フランク(平方)、チャーリー(ウエンツ)、メアリー(笹本)がまだ21歳だった場面の稽古。若き希望に燃えている3人が歌う楽曲「オープニング・ドアーズ」をはじめ、畳み掛けるようなセリフとメロディの応酬が続く。ソンドハイムらしい難曲で、1つでも何かを間違えば、すべてが上手くいかなくなってしまうような、緻密さと正確さが求められる場面だが、出演者らは、とても自然に、そして、実に楽しそうに(たとえミスをしても、その失敗さえも楽しむほどの余裕を持って)稽古をしている姿が印象的だった。

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海外スタッフと、都内の稽古場をリモートでつなぎ、画面越しにやりとりをする。コロナ禍ならではの風景ではあるが、双方がこの"リモート稽古"に慣れてきたのだろう。スムーズに進行していた。特に、演出のマリアは、リモートながら時に身振り手振りを交えつつ、俳優たちの役づくりのヒントとなるような話を多く展開していた。

人生を「逆再生」で描くという斬新さもありながら、人との絆の大切さやすれ違う恋の切なさが心を打つ、普遍性もあるミュージカル。感染対策が万全にされている劇場で、心の癒しと栄養を受け取りたい。

東京公演は5月17日から31日まで。大阪公演は6月11、12日、梅田芸術劇場メインホール。チケット発売中。

取材・文・撮影:五月女菜穂

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昨年、45回の予定だった公演がわずか10回で止まってしまった時、すぐさま「再演を、リベンジ公演をやろう」と声を上げたのは渡辺謙だった。その願いが実現して4月、大階段のセットが組まれた稽古場に、総勢29名のキャストが結集。スペイン将軍ピサロに扮する渡辺とインカ王アタウアルパ役の宮沢氷魚、
そして栗原英雄、大鶴佐助、首藤康之、外山誠二、長谷川初範ら、初演をともに立ち上げた懐かしい顔が揃い、一部新メンバーを迎えての再始動である。演出席には、この状況下で幸いにも来日を果たせた演出の
ウィル・タケット、演出助手兼振付のシドニー・アファンデル=フィリップスの姿もあった。稽古場の隅々で黙々とウォーミングアップや台詞を反芻する俳優たちの様子からも、再演にかけるチーム全体の並々ならぬ熱意が伝わって来る。

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少数の兵を率いて、大国インカ帝国を征服した老将軍ピサロの物語。この日の稽古は、戦いによる大殺戮が繰り広げられた一幕ラスト、その鮮烈な余韻を残しての二幕頭からスタートした。回想する老マルティン(外山)が見つめるなか、おぞましい光景を見たことに打ちひしがれ、嘔吐する小姓マルティン(大鶴)。副隊長デ・ソト(栗原)がそんな彼を励ますところに、ピサロの一喝が刺さる。渡辺の険しい眼光、雷鳴のような一声に稽古場中の息が止まった瞬間、長身のタケットが立ち上がって芝居を止め、一気に緊張が解かれた。穏やかに、丁寧に指示するタケットを、大鶴はしっかり見つめて何度もうなずく。囚われの身となったアタウアルパとして大階段の上に座っていた宮沢が、二人の近くまで降りて来て、そのやりとりを集中して聞いていたのが印象的だった。

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続いては、ピサロが初めてアタウアルパと対話するシーンへ。黄金を与える代わりに自由の身を要求するアタウアルパと、デ・ソトの反対を押し切ってその取引に応じるピサロ。黄金よりも太陽の子アタウアルパに惹かれ始めているピサロの心の動きを、渡辺が鋭利な視線を放って豪気に、かつ俊敏に、多彩な表現で魅せていく。驚くのは宮沢が醸し出す、肝の据わった安定感だ。初演の舞台で見せた神々しいほどの立ち姿、透明感ある毅然とした美に、さらに太い芯が備わったようだ。名優・渡辺謙と対峙するに引けを取らない強靭さが頼もしく、ピサロとアタウアルパ、両者の関係から浮かび上がる人間愛のより深い哀切を期待せずにはいられない。

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 英国ロイヤルバレエ団で長く活躍したタケットが指揮する、群舞の力強くも洗練された動きにも注目だ。物語の流れに溶け込むようにして、首藤ほかキャスト陣が卓越した身体性を発揮し、場のイメージを増幅させていく。この意気あふれる稽古場の風景に、美術、衣裳、音響、照明等の効果が加わり、圧巻の歴史ドラマが再び立ち上がろうとしている。劇場でこそ味わえる演劇の力、この衝撃を、今度こそ多くの人に受け止めてもらいたい。

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▼公演情報
PARCO PRODUCE 2021『ピサロ』(原題:The Royal Hunt of The Sun)
日程:2021年5月15日(土)~6月6日(日)
会場:PARCO劇場
作:ピーター・シェーファー 
翻訳:伊丹十三 
演出:ウィル・タケット

出演:渡辺謙 
宮沢氷魚 栗原英雄 大鶴佐助 首藤康之 菊池均也
浅野雅博 窪塚俊介 小澤雄太 金井良信 下総源太朗 
竹口龍茶 松井ショウキ 薄平広樹 中西良介 渡部又吁 渡辺翔
広島光 羽鳥翔太 萩原亮介 加藤貴彦 鶴家一仁 
王下貴司 前田悟 佐藤マリン 鈴木奈菜 宝川璃緒 
外山誠二 長谷川初範

▼あらすじ

西暦1531年。齢60を超えた粗野な成り上がりの将軍ピサロは、彼の人生の最後の遠征となるインカ征服への準備を始めた。
集まった兵士は一攫千金を夢見る平民たち。
そんな傭兵を含む167名を率いて、ピサロはペルー征服へと出発した。
6週間をかけ、森をぬけ、2週間かけてアンデスを超える過酷な行軍の末に、数千人のインディオを虐殺し、自らを太陽の子と謳うインカの王アタウアルパを生け捕りにする。
ピサロは、アタウアルパを釈放する代償として、莫大な黄金を要求する。
そして、莫大な黄金を手にしたピサロとスペイン人たちは・・・・

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舞台を中心に活躍する出演者が、ソング&ダンスや芝居、タップ、ミニミュージカル、スケッチなど、エンターテインメントのあらゆる要素を詰め込んだ怒涛のジェットコースターステージを繰り広げる『CLUB SEVEN ZERO』のシリーズ3作目が2年ぶりに上演されます(※『CLUB SEVEN』は2003年から上演。2017年から『CLUB SEVEN ZERO』に)。

出演するのは、脚本・構成・演出・振付の玉野和紀と、玉野が絶大な信頼を寄せるレジェンドメンバー吉野圭吾東山義久西村直人。さらに前作から続投の大山真志、そして凰稀かなめ妃海風

今作について、玉野、吉野、東山、西村、大山の男性キャスト5人にお話をうかがいました!

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ふぉ~ゆ~が主演するオリジナルダンス劇『SHOW BOY』が7月1日(木)から東京・日比谷シアタークリエにて上演されます。

ウォーリー木下原案・演出、登米裕一脚本で、'19年に初演され、今回2年ぶりの再演となる本作。ふぉ~ゆ~4人それぞれを軸にしたストーリーがオムニバス的に展開していく内容は評判を呼び、ふぉ~ゆ~の4人も手ごたえを感じた様子でした。

その再演ということで、撮影の合間を縫って、ふぉ~ゆ~の4人(福田悠太 辰巳雄大 越岡裕貴 松崎祐介)を直撃!盛り上がった座談会をぜひご覧ください。

また、4人は公演パンフレット用に『SHOW BOY』の舞台である豪華客船をイメージした東京湾クルーズ船でロケ撮影も行ったそうで、今回は、船から脱出を試みる(?)4人のひとコマを先行公開!パンフレットには東京の夜景や船内でのふぉ~ゆ~のセクシー&コミカルな沢山の写真が華やかに彩るそうなので、そちらもご注目ください!

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ALTAR BOYZ 2021 開幕を前にイベント開催!

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いよいよ49()、東京・新宿FACE にて「ALTAR BOYZ 2021」が開幕する。430(金)まで20日間全35公演上演されます。これを記念し、先日、ニッポン放送イマジンスタジオ(東京)にて、「LEGEND(レジェンド)」、「GOLD(ゴールド)」、「SPARK(スパーク)」3チームキャスト登壇による三部制の公開スペシャルイベントを開催。ニコニコ生放送による同時生配信も行われ、各チーム1時間ずつトークを繰り広げました。

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『斬られの仙太』稽古場レポート

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新国立劇場のフルオーディション企画にして「人を思うちから」の第1弾となる三好十郎作『斬られの仙太』が46日に開幕する。演出を上村聡史が務め、幕末から明治にかけての激動の時代を百姓、博徒、そして水戸の天狗党の一員として生きた仙太の姿が描き出される。3月中旬に行なわれた稽古の模様をレポートする。

元の戯曲は三好十郎が1934年に発表し、過去には映画化もされた。凶作により年貢の減免を訴えた兄への仕打ちに絶望した仙太が博徒となり、ひょんなことから水戸藩の尊王攘夷派である天狗党の決起に加わり、斬って斬られと数奇な運命を辿っていくさまを描き出す。

6週間ものオーディションを経て出演が決まったのは阿佐ヶ谷スパイダースで活躍する伊達暁、元タカラジェンヌの陽月華ら16名。4時間30分(休憩二回含む)におよぶ本作で彼らは百姓、武士、町人、博徒など80を超える役柄を演じ分ける。

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この日は、第一幕の冒頭シーンの全員の動きの確認を行ったのち、第二幕の通し稽古が行われた。第一幕は年貢減免の訴えがしりぞけられた仙太の兄・仙右衛門が百叩きの刑罰を受けるというシーンで幕を開ける。当然だがこの時、仙太の身分は百姓。通りがかりの人々に兄の罪を減じるための署名を求め、地面に頭を擦りつける姿は、まさに地に根を下ろし、土にまみれて生きる百姓そのもの。

一方で、第二幕の仙太は、博徒を経て、水戸藩内で尊王攘夷を掲げる政治集団・天狗党の一員となり、刀を振るっている。シーンごと、身分や立場の違いに合わせて卑屈な感じから自信にあふれた表情、悲痛さ、やりきれなさまで仙太役の伊達は見事に表現。この身分や立場の違い、そしてそれに伴う命の重さの違い――「生きるとは何なのか?」というのは全編を通しての本作のテーマのひとつだ。


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武士も百姓も関係ない、"平等"の世の中が来ると信じて天狗党に身を投じた仙太。しかし、党は内部闘争に明け暮れ、そんな現状の中で人を斬ることに疑問と葛藤を抱き始める。そんな仙太が兄・仙右衛門の死の真実を知ってしまうシーンはこの第二幕のハイライトといえる。

仙太とは対照的に、一貫して百姓として生きる段六(瀬口寛之)、天狗党の幹部、仙太の上役として仙太に人を斬ることを命じつつ、仙太と同様に組織の論理に疑問を抱き葛藤する加多(小泉将臣)、戦火のさなかで親を失った子どもたちを引き取り続けるお妙(浅野令子)、男たちの行動に運命を翻弄されていく芸者・お蔦(陽月華)など、それぞれの身分、立場での正義や信念が「命の重さ」、「人はどう生きるべきか?」ということを浮かび上がらせていく。

それぞれの幕で展開する激しい殺陣のシーンも本作の大きな見どころ。かなりの角度のついた八百屋舞台を俳優陣が走り回り、剣を合わせる姿は時代劇の華! 一方でこの傾斜が、登場人物たちの立場や関係性をわかりやすく映し出している。

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幕末や天狗党の"悲劇"にまつわる史実、時代劇ならではの聞き慣れない専門的な言葉、さらに複雑に絡み合う人間関係などなど、4時間半におよぶ物語のディティールを完全に理解するのは決して容易ではない。しかし、あくまでも舞台上で展開するのは、運命に抗い、生きる道を切り拓こうとする者たちがぶつかり合う人間ドラマ。予備知識があればより楽しめることは間違いないが、それがなくとも目の前で俳優陣が発する豊かな感情に目と耳を凝らせば、理解すべき物語はきっと入ってくるだろう。

ちなみに劇場公式サイトには手づくりの<『斬られの仙太』ゆるイラスト相関図>もあり、二度挟まる休憩時間、これにざっと目を通しておけばかなり物語がわかりやすくなるはず!

『アルトナの幽閉者』、『炎 アンサンディ』、『ボビー・フィッシャーはパサデナに住んでいる』など数々の名作を世に送り出してきた稀代の演出家・上村聡史の下、みっちりと稽古を積んだ16名の俳優陣が4時間半にわたって発する凄まじいまでの"熱量"! まさに企画のテーマである「人を思うちから」のいまの時代における必要性を感じさせてくれる芝居を期待したい。

『斬られの仙太』は46日、開幕。

チケット情報はこちら

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2020年、劇作家・演出家のケラリーノ・サンドロヴィッチ(以下、KERA)と、女優・緒川たまきが結成した演劇ユニット「ケムリ研究室」。20209月、旗揚げ公演として『ベイジルタウンの女神』を上演した。KERAが描いたロマンティック・コメディは、コロナ禍にあった観客の張り詰めた気持ちを弾ませ和ませ大きな反響を呼んだ。そして、今年2021年8月〜9月、早くもケムリ研究室は、第二回公演として『砂の女』を上演する。

作風は一転、全く異なる趣の、ケムリ研究室の新たな実験が始まる。

今作は、安部公房の小説「砂の女」を原作とし、KERAが上演台本と演出を担当する。

「砂の女」は、1962年に書き下ろされ、近代日本文学の傑作と評されるとともに、世界20数カ国で翻訳され安部公房を世界に知らしめた作品である。

出演には、KERAとともにケムリ研究室の主宰である緒川たまきを始め、数々のKERA作品に出演、緒川との相性も抜群の仲村トオル、そしてオクイシュージ、武谷公雄吉増裕士廣川三憲、とKERAの信頼が厚い俳優陣が顔を揃えた。

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ある砂丘へ昆虫採集に出かけた男が、砂穴の底に埋もれる一軒家を訪れることになる。そこには一人の寡婦が住んでいた。家の中にはひっきりなしに砂が流れ込み、女はひたすら砂を掻き出し続けている。男は脱出を試みるが、女や村人たちに逃げ道を阻まれて閉じ込められ...。複雑怪奇な作品かと思いきや、リアルな心理描写や肌ざわりが、読むものを惹きつけて離さず、その顛末がどうなるのか気になって仕方がない中毒性を持つ作品。この作品を、KERAがどのように舞台化するのか、そして、緒川たまきが体現する砂の女の世界とは......期待は尽きない。

『砂の女』上演に向け、ケムリ研究室からコメントが届いた。

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『砂の女』上演にあたって

ケムリ研究室にとって『砂の女』はある種の憧れに満ちた題材です。

絡めとられた男、絡めとった女、欲望剥き出しの村人たち、そして砂-。強烈なイメージの数々。

安部公房氏の長編小説『砂の女』が、読者のその後の空想の中で自由に育ち続けているように、ケムリ研究室による舞台『砂の女』もまた、妄想と実験精神たくましく育てあげる所存です。

刺激的な時間をご来場の皆様とご一緒に過ごせることを楽しみにしています。

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ケムリ研究室

ケラリーノ・サンドロヴィッチ

緒川たまき

公演についての最新情報は、キューブHPhttp://www.cubeinc.co.jp )にて順次公開。

公演に先んじて、6月にはケムリ研究室主催のリーディング&トークイベントの開催も決定した。

詳細は続報を待とう。

公演情報

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ケムリ研究室no.2

『砂の女』

原作:安部公房

上演台本・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ

出演:

緒川たまき 仲村トオル

オクイシュージ 武谷公雄 吉増裕士 廣川三憲

公演日程:

2021年822日(日)〜95日(日) シアタートラム 

9月兵庫公演あり

東京公演チケット一般発売:20217月予定

公演の最新情報はこちら→http://www.cubeinc.co.jp

お問い合わせ:キューブ 03-5485-2252

企画・製作=キューブ

イベント開催決定!!

ケムリ研究室『砂の女』を研究する 〜リーディング&トーク〜

6月11() LOFT9 Shibuya

出演 緒川たまき

   ケラリーノ・サンドロヴィッチ

お問い合わせ:LOFT9 Shibuya 03-5784-1239

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