2017年7月、Bunkamuraシアターコクーンが"魔都"に生まれ変わる!
藤木直人主演、マキノノゾミ作、河原雅彦演出の新作、音楽劇『魔都夜曲』の上演が決定した。
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1930年代、"魔都"とも称された、エキゾチズム溢れる上海。
ひとりの日本人青年を中心に、華やかさと暗部を抱えた上海の歴史に隠された秘めた恋と、時代の光と影、人間群像を、生バンドのジャズの音色と共に、華やかにドラマティックに描き出す、オリジナル音楽劇が誕生する。


物語の舞台は1939年、上海。
当時の上海はフランスやイギリス、アメリカ、日本などの列強の租界地として異国情緒が溢れる都市となっていた。人々の思惑や欲望を飲み込む多国籍の都市は、"魔都"とも称された。
その都市にある男が降り立つ。男の名は白河清隆(藤木直人)。公家の血を引き父は日本政府の要人、諸国を遊学し芸術に親みながらも遊興に明け暮れていた。上海には、父からの指示で来たのだが、相変わらず遊び歩く日々。その清隆の前にある二人の兄妹が現れる。中国人の父と日本人の母を持つ、周志強(チョウ・チーチャン 小西遼生)周紅花(チョウ・ホンファ マイコ)。清隆と二人の間には次第に友情が生まれていく。
新田日出夫(橋本さとし)が支配人を務めるクラブ「ル・パシフィーク」には様々な人々が集まる。クラブのあちこちでは、音楽談義も語られれば、直面する政情に熱を帯びた論議も起こり、ジャズの音色とともに、人々の思惑渦巻く不可思議な空間だった。清隆、志強、紅花は、ル・パシフィークで様々な人々と出会う。
紅花は清楚な外見からは予想がつかない自由奔放な一面ものぞかせ、清隆はそんな紅花にいつしか惹かれてゆく。しかし、ふたりの恋には、それぞれの宿命が待っていた。志強と紅花にはある秘密があった。
時代は大きな影を落とし始めていた。時は太平洋戦争前夜。未だ目的が見出せなかった清隆も、彼の存在自体が持つ宿命により、容赦なく歴史の大いなる波に巻き込まれてゆく。
各国列強がにらみを利かせ思惑渦巻く都市・上海で、清隆は次第に自分のなすべきことに目覚めてゆく。清隆と紅花、そして取り巻く人々の大いなるドラマが展開してゆく――。

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15年にスタートしたKAAT神奈川芸術劇場の若手舞踊公演「SUGATA」の第三弾が行われる。

若手歌舞伎俳優の中村鷹之資、中村玉太郎、中村梅丸が、化粧なしの"素踊り"で、藤間勘十郎演出・振付の新作舞踊劇に挑む企画だ。

今年は、昨年好評を博した『新説西遊記』の続編

『続・新説西遊記』を上演。

前回に続き、鷹之資が猪八戒、玉太郎が沙悟浄、梅丸が孫悟空を演じる。

公演を前に記者懇親会が開かれ、勘十郎、鷹之資、玉太郎、梅丸が出席した。


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今回の舞台について勘十郎は、

「冒頭、鷹之資さん/玉太郎さんによる日替わりの口上が入ります。これは作品の全体像が分かっていないとできません。口上後は、お客様の前で瞬時に役になります。歌舞伎俳優として重要な経験になるでしょう。

続く序幕は長唄の舞踊劇ですが、2幕目は一転、義太夫狂言を意識した歌舞伎になります。そして最後は、華やかに皆で踊る"大喜利所作事"。私が演じる妖怪が、鷹之資さん玉太郎さんの前に立ちはだかります」 と説明する。

出演者のうち、鷹之資は高校2年生。

「この公演では、押し戻しやだんまり、お酒を飲んで踊る演技など、普段のお稽古ではできないことを勉強させていただいています。かと思えば、去年はご宗家に『藤山直美さんみたいに!』と言われ、難しさを感じつつ頑張りました。私が演じる猪八戒はドジで情けなくて、愛嬌あるキャラクター。練りに練って、去年以上に面白いものにしたいと思います」


玉太郎は、高校1年生。

「去年の映像を見ても改善点は尽きないのですが、次はその続編なので、色々と工夫しながら楽しめたらと思っています。沙悟浄は河童で、不気味なイメージもあると思うのですが、実は見かけ倒し。そこが今の自分に重なります。三人の中で一番しっかりしているポジションながら、きゅうりが大好きというお茶目な部分なども伝えたいです」


梅丸は大学2年生。このシリーズには前回からの参加だ。

「前回の孫悟空は色々な場面にちょこちょこと出たのですが、場面によって役のキャラクターが演出に負けて変わってしまいそうになる難しさがありました。今回は歌舞伎座との掛け持ちになるため、多少出番が少なくなりますが、ここで学んだことを本公演に生かせるよう、ご宗家、尾上の家元(尾上菊之丞)、先輩の澤村國矢さん方にご指導・ご助言いただいて頑張ります」



コンパクトな劇場空間で繰り広げられるエンタテインメント色豊かな舞台は、研鑽の場であると同時に、従来の歌舞伎ファンにも、古典芸能に馴染みのない観客にも、楽しめるものだ。

「私が作る新作は、歌舞伎の美味しいところを取った"パロディ"。パロディをやるには元の作品を知り、自分が演じる役がどういう役で、過去に誰がどう演じたのかを、理解しなくてはなりません。
勉強のためにも、鷹之資さん玉太郎さん梅丸さんには、遠慮せず積極的に挑んでほしい。私や尾上の家元も出演者として、遠慮せずガンガン行きます。全員、自分が主役であると思って舞台に出てほしいですね」 (勘十郎)



取材・文:高橋彩子


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【公演情報】

「続・新説西遊記」

公演期間:3/23(木) ~ 3/26(日)

会場:KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ 

【作・演出・振付】 藤間勘十郎 

【劇作・脚本】 雨宮旋  【作曲】鶴澤津賀寿

【出演】

中村鷹之資 / 中村玉太郎 / 中村梅丸 / 高澤花楓 / 島琴音 / 澤村國矢 / 花柳美喜 / 花柳凜 / 尾上菊之丞 / 藤間勘十郎


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チャールズ・M・シュルツ原作のコミック『ピーナッツ』の世界観がそのままミュージカルになった『きみはいい人、チャーリー・ブラウン』
その開幕が来月に迫ってきました。

3月6日には、キャスト、スタッフが一堂に会する場である"顔寄せ"が開催され、いよいよ作品が本格始動。
その模様をレポートします!
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なお、このミュージカル、今年はオフ・ブロードウェイでの初演から50年目という記念すべきタイミングでの上演なのですが、その初演は1967年3月7日。
まさに、翌日には作品誕生から満50歳! という中での顔寄せで、皆さんの気合いも十分!! でした。
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登場するのはチャーリー・ブラウンルーシーサリーライナスシュローダー、そしてスヌーピーというおなじみのキャラクター6名。
つまり、キャストはわずか6名!
少数精鋭です。

プロデューサーさん曰く「スーパーな6人とスーパーなスタッフがいないと出来ない、大変なミュージカル」とのことなのですが、そんなスーパーな6人はコチラ!


チャーリー・ブラウン役、村井良大さん
「本当に素敵な作品なので、この6人で力を合わせて、素敵な舞台にしていきたいと意気込んでいます!よろしくお願いいたします」とご挨拶。
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歌舞伎のみならず、テレビや映画、CMでも大活躍の片岡愛之助さんがミュージカルに初挑戦しているのが、いま新橋演舞場で上演中の『コメディ・トゥナイト! ローマで起こったおかしな出来事 江戸版』

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初ミュージカルの愛之助さん!

「スウィーニー・トッド」や「イントゥ・ザ・ウッズ」など数々の名作を生み出したスティーヴン・ソンドハイムの初期の大ヒット作にして、トニー賞6部門を制覇した大傑作ミュージカル・コメディを、巨匠・宮本亜門さんが作品の魅力そのままに、舞台を江戸に置き換えるという前代未聞のこの舞台。上演許諾のきびしいブロードウェイ作品を、江戸版として上演できたのも、亜門さんがソンドハイム氏に直々に許可を得たからこそ!本作への並々ならぬ意欲を感じます。

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衣装はど派手! ユカイさん凄すぎます!

そんな由緒正しいミュージカルではありますが、作品自体は最初から最後まで、悲しいことなど一切起こらない完全なコメディ! とにかく笑って楽しい気持ちにさせてくれます。 作品のおもしろさを江戸版として立ち上がらせているのはまさに、愛之助さん曰く「個性が強い方たちばっかり(笑)」、亜門さんが「こんなバラバラは初めて(笑)」とうれしそうに語る多彩なキャスト陣でしょう。

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侍役の鈴木壮麻さんと上山竜治さんはWキャスト(写真は上山さん)

歌舞伎出身の愛之助さんを筆頭に、昨年「グレイト・ギャツビー」で主演を勤めたアイドルの内博貴さん、「レディ・ベス」でタイトルロールを演じた声優・歌手の平野綾さん、「ミス・サイゴン」でエンジニア役に挑んだロッカーのダイアモンド ユカイさん、喜劇をはじめ舞台経験豊かなお笑いタレントのルー大柴さん、亜門さん演出の「三文オペラ」で音楽劇に初挑戦した松田美由紀さん、「ロックオペラ モーツァルト」で主人公の父を演じた歌手の高橋ジョージさんなどなど、ミュージカル・舞台での確かな実績を持ちながら、それぞれ音楽やバラエティなど、様々なジャンルで活躍するツワモノ・クセモノ(?)ばかり。亜門さんの「このドタバタ喜劇はむちゃくちゃ人を幸せにします。(強い個性が)次々と動物園のようにでてきますんで」というコメントがとても印象的です。

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愛之助さんとなにやらごにょごにょ。ルーさんの変化も見どころですよ~

以前からずっとミュージカルをやってみたかったという愛之助さんは、ミュージカル初挑戦ながら、その歌声の堂々たるや! 特に歌い上げるその声量はすばらしく「歌がすごく良い!歌舞伎で訓練されているんで(逆に)声が出すぎちゃうくらい」と亜門さんも太鼓判!

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愛之助さんだけでなく、やっぱり皆さん歌がお上手!


物語の舞台はもちろんお江戸。舞台中央にあるのは布袋屋楽右衛門(高橋ジョージ)の営む薬問屋で、女将のお高(松田美由紀)と息子の比呂(内博貴)と丁稚頭の金吉(ルー大柴)、そして丁稚からの自由を夢見る丁吉(片岡愛之助)が住んでいます。下手にあるのは澤野屋(ダイアモンド ユカイ)が営む美女を集めた置屋。 上手にあるのは二人の子どもを探して放浪中の川端平吉(徳井優)の留守宅。3軒の間でストーリーは繰り広げられていきます。 

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女好きの夫と、浮気を疑う女将。女将の眼力!

置屋の新入娘・お美津(平野綾)に恋した比呂から、仲を取り持ってくれたら自由にしてやると約束を取り付けた丁吉が、ふたりの仲をなんとかしようと一計を案じて大奮闘! お美津の身請け問題だけだと思いきや、身請け先の勘違いに、楽右衛門の浮気癖、放浪中の平吉の突然の帰宅など、問題が次々と勃発。丁吉の仕掛けた策略がとんだ方向にこんがらがって、、、と最後までドタバタが止まりません(笑)。スジのおもしろさもさることながら、「ブロードウェイなんだけど、歌舞伎のスパイスをちょっといれている」(亜門)と、お江戸版ならではの演出も楽しいです。

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開幕直前の会見の様子

初日前の会見では愛之助さんが「まさに抱腹絶倒。いろんな笑いが起きます。いろんな生き方をされてきた方が集まってできたミュージカル。その化学反応をぜひ楽しみにきてください!」とメッセージ。歌声はもちろん、笑いも満載。誰もが幸せになれるハッピーコメディで大いに笑ってみては? 

【公演情報】
・3月4日(土)~3月28日(火) 新橋演舞場 (東京都)
・4月2日(日)~4月25日(火) 大阪松竹座 (大阪府)

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昨年の世界初演は大好評、チケットは全公演即日完売したミュージカル『王家の紋章』が、今年ふたたび上演されます!

累計発行部数4千万部を誇り、40年間連載が続いている少女漫画界屈指の大ヒット作を原作に、『エリザベート』『モーツァルト!』の音楽を手がけたシルヴェスター・リーヴァイを作曲に迎えて制作された超大作ミュージカル。

原作の魅力を最大限に生かしながらも、深い人間ドラマが描かれたグランドミュージカルとして、原作ファン、ミュージカルファン入り乱れ、大熱狂を巻き起こしました。

物語は、古代エジプトと現代アメリカを行き来し、壮大なロマンが描き出されていきますが、その中で現代パートを一手に担っていたのが、ライアン役の伊礼彼方さん。

現代から古代エジプトへとタイムスリップするヒロイン・キャロルの行方を探し続ける兄・ライアンの孤独や、演じる上での難しさ、こだわり、やりがいなどを、伊礼さんに伺いました。


●物語●

アメリカ人少女・キャロルは、エジプトで友人や恋人共に考古学を研究していた。ある日、ピラミッドの発掘が行われることになるが、それは古代エジプトの王・メンフィスの墓だった。その直後、キャロルのもとに現れた謎の美女・アイシス。弟メンフィスを愛するアイシスの呪術によって、キャロルは古代エジプトへとタイムスリップしてしまう。
彼女を待ち受けるメンフィスとの出逢いや様々な試練、そしてエジプトを狙うヒッタイト王国の王子・イズミル――。数奇な運命が、キャロルを歴史の渦へと巻き込んでいく――。
(公式サイトより)



◆ 伊礼彼方 ロングインタビュー ◆

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●ライアンは孤独です

―― 『王家の紋章』、もうすぐ再演の幕が開きます。初演は大好評でしたが、昨年の8月、あの1ヵ月を思い出すと、どうでしょう?

「楽しかったです。同世代の役者がいっぱい集まって、若い世代で帝劇を埋めているという意味でも、とてもやりがいのあったお仕事でした。そして今回の再演。再演まで、あっという間だったねぇ。早かった!」


―― ダブルキャストの役柄もある中で、伊礼さんが演じるライアンはシングルキャストでした。大変でしたね。

「そうそう、疲れました。俺、ずっと楽屋で『健治へ』ってCDを制作してましたので、大変でした(笑)! どうする、意外とすぐ売り切れたな、どうしよう、ってどんどん作っていったら、ちょっと残ったので、今年も劇場で販売しようかなと思っています(笑)」

★伊礼さんのCD『健治へ』については、昨年の「浦井健治&伊礼彼方ロングインタビュー」に詳しく載っていますコチラ


―― そっちの大変ですか(笑)。で、ライアン兄さんですが、ヒロイン・キャロルの兄です。演じていていかがでしたか?

「孤独でしたよ~! しかも舞台上、ほとんどエジプトの色で出来上がっちゃっていて、居場所がない(笑)。作品としては、それでいいんでしょうけどね」


―― ひとりで現代サイドを担っていらっしゃった。

「そのやりがいはありました。自分ひとりで(空気を)作るしかないという。再演では、シーンの再構築があったり新曲が加わったりというようなことがあると聞いていますので、現代側と古代エジプト側の関係をもう少し掘り下げていって、お互い効果的になればいいなと思いますね


―― 「お互い効果的になれば」とは?

「ライアンのセリフって「キャロル」ばかりなんですよ(笑)。ずーっとキャロルを探してるから! それに、現代サイドのシーンでほとんど誰とも絡まないでしょ。けっこう、ひとりでやるのに限界があるんです。感情って、第三者が共感してくれたりすることで、浮き彫りになったりするでしょ。実生活でもそうだけど、芝居は特に、それを使った方が伝わりやすい。でもそれが(現代パートの構成上)限られてしまっています。だから例えばエジプトでのメンフィス・キャロル・イズミルの関係性がよりくっきりして、そちら側の感情が濃くなれば、そことのギャップを利用して、ライアンの孤独や切なさも強く浮き出てくると思うんです。古代エジプトでの愛憎が深まれば深まるほど、キャロルが現代に帰った時の喜び、そしてまたすぐいなくなったときの苦悩、切なさ、孤独、絶望に変換できるので。逆もまたしかりで、こちらの孤独が深まれば、古代での愛がさらに強く見えると思いますね」
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映画版『ミス・サイゴン』こと、『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』の公開が、来週に迫ってきました!

1989年の9月20日、ロンドン・ウエストエンドで幕を開け、世界中で愛され続ける、ミュージカル史に残る名作『ミス・サイゴン』。
ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ナイトクラブで働く少女・キムとアメリカ兵クリスの悲恋を中心に、戦争下で生きる人々の葛藤や苦しみ、愛が描かれる壮大なドラマですが、この映画はロンドン版25周年にあたる2014年9月、ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演された25周年記念公演を、最新の映像技術で撮影、映画化したものです。

日本では1992年に初演。
日本版25周年の記念の年にこの映画版は公開されることとなります。


『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』は3月10日(金)より、
TOHOシネマズ 日劇にてロードーショー(全国順次公開)。
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世界中のサイゴンファン垂涎のスペシャルな記念公演の映像を映画館の大スクリーンで観られる日が待ち遠しいところですが、そんな中、なんとエンジニア役を演じたジョン・ジョン・ブリオネスさんと、<25周年記念スペシャル・フィナーレ>に出演したオリジナル・キャストのレア・サロンガさんの独占インタビューが到着しました!

今回はレア・サロンガのインタビューをお届けします。
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レア・サロンガ(Lea Salonga)
フィリピン出身。1971生まれ。
『ミス・サイゴン』キム役オリジナルキャスト(当映画・記念公演のスペシャル・フィナーレにも登場)。キム役はロンドンに続きブロードウェイ版でも演じ、トニー賞を受賞。『レ・ミゼラブル』ではアジア人初のエポニーヌ役を演じた。『レ・ミゼラブル』25周年コンサートでもファンテーヌ役を務めている。映画『アラジン』『ムーラン』のヒロインの声も担当、ディズニーランドよりディズニー・レジェンドの称号を授与された。


レアさん、過去に来日経験あり。
出演したコンサート「4Stars」(2013年)の記事はコチラ→


◆ レア・サロンガ インタビュー ◆


●『ミス・サイゴン』以前は...

――子どもの頃『王様と私』に出演されてたレアさんですが、子どもの頃からミュージカル女優になるのが夢だったのでしょうか?

「子どもの頃は歌うのも楽しかったけれど、本当は医者にもなりたいと思っていて、大学では生物学を専攻していたのよ。だから、ミュージカル俳優、またはフルタイムの歌手になることをずっと夢見ていたとは言えないけれど、今はこうやって俳優と歌手をやっている。全てうまくいったわ」


――『ミス・サイゴン』キム役のオーディションを受けたきっかけは何ですか? またオーディションでのエピソードをお聞かせください。

「私が所属していた歌手の組合の組合長からオーディションのことを聞いたの。彼女は、私にトライするべきだと言って、電話で長々と私の母を説得してくれたの。もし役をもらえなかったとしても、人生は変わらず進むんだからと、私たちはトライすることに決めた。もし役をもらえたら、そのときにどうするか考えようって。あの決断は絶対に後悔しないわ。私たちに、演技する機会以上のものを与えてくれたんだもの」


●『ミス・サイゴン』について

――1989年初演の初日、その前の、稽古場でのエピソードをお聞かせください。

「この作品が初演を迎える頃、私はとても若かった。かなり保守的で温室育ちだった私には、ショックを受けることがたくさんあったわ。露出度の高い衣裳や、クリスとのロマンティックで情熱的なシーンに慣れるのは大変だった。その過程では、大きな信頼と、全ては最終的にはうまくいくという確信が必要だった。衣裳のスケッチを見て恐れおののき、衣裳あわせでは更に恐ろしくなり、舞台上で男性とキスをすると知ってとてもストレスを感じたわ。おかげさまで、最終的には全て乗り切ったわ」

映画版『ミス・サイゴン』こと、『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』の公開が、来週に迫ってきました!

1989年の9月20日、ロンドン・ウエストエンドで幕を開け、世界中で愛され続ける、ミュージカル史に残る名作『ミス・サイゴン』。
ベトナム戦争末期のサイゴンを舞台に、ナイトクラブで働く少女・キムとアメリカ兵クリスの悲恋を中心に、戦争下で生きる人々の葛藤や苦しみ、愛が描かれる壮大なドラマですが、この映画はロンドン版25周年にあたる2014年9月、ロンドンのプリンス・エドワード・シアターで上演された25周年記念公演を、最新の映像技術で撮影、映画化したものです。

日本では1992年に初演。
日本版25周年の記念の年にこの映画版は公開されることとなります。


『ミス・サイゴン:25周年記念公演 in ロンドン』は3月10日(金)より、
TOHOシネマズ 日劇にてロードーショー(全国順次公開)。
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世界中のサイゴンファン垂涎のスペシャルな記念公演の映像を映画館の大スクリーンで観られる日が待ち遠しいところですが、そんな中、なんとエンジニア役を演じたジョン・ジョン・ブリオネスさんと、<25周年記念スペシャル・フィナーレ>に出演したオリジナル・キャストのレア・サロンガさんの独占インタビューが到着しました!

今回はジョン・ジョン・ブリオネスのインタビューをお届けします。

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ジョン・ジョン・ブリオネス(Jon Jon Briones)
フィリピン出身・1965年生まれ。1989年ロンドンのオリジナル版『ミス・サイゴン』で舞台デビュー(公称。詳細は下記インタビューに...)。ドイツ、アメリカ、アジア、そして故郷のフィリピンをツアーし、最後の年はウエストエンドでエンジニア役を演じた。エンジニア役以外ではブロードウェイミュージカル『Allegiance』(2015年11月~2016年2月)の開発にレア・サロンガ、ジョージ・タケイらとともに携わった。映画にも多数出演。


ちなみに日本版エンジニアのダイアモンド☆ユカイさんはジョン・ジョンさんを「リスペクトしてる」そうで、
「ジョン・ジョンを見たときに、これは新しい、何か今までのイメージを塗り替えるパワーと実力があり、"こんなこともやっちゃうの?"ということをやっていて、魅力がある。そこに勇気付けられました」
話していました。→


◆ ジョン・ジョン・ブリオネス インタビュー ◆


●『ミス・サイゴン』について、初演のエピソードなど

――1989年の初演版に出演、ロンドン・オリジナル・キャスト(アンサンブル)でしたが、初演の初日を迎える前、稽古場でのエピソードをお聞かせください。

「『ミス・サイゴン』のオリジナルの舞台が、僕の舞台デビューではなかったんだ。フィリピンで長い間舞台活動をしていたからね。26年前のことを思い出すのは難しいけれど、いつも覚えているのは、いろいろな街だけでなく、いろいろな国々の出身の役者たちで構成される舞台としては、あれが最初でないとしても、最初の舞台のひとつだったということだよ。僕ら役者たちそれぞれがユニークで異なるものをストーリーにもたらし、僕らはひとつの大きなファミリーになったんだ! でも、国籍が異なることで、時々、誤解を生むこともあり、特に僕はそうだったね。だって英語を勉強し始めたばかりだったから。例えば、ショーの後にパブでみんなで会話していて、僕の周りのキャストたちが早口で話していて笑い始めたら、僕も笑い始めるんだよ!彼らが何を話しているのかは全然わからないんだけどね。それで、彼らが、僕に「どう思う?」と聞いてきても、僕は何て言っていいかわからなくて、肩をすくめて、まるで考えているような表情をつくるんだ。(本当はわかっていないということが)ばれないように願いながらね。実際に彼らがどう思っていたかはわからないけれど」


――初日はどのような状況でしたか?

「オープニングナイトは魔法のようだったよ。劇場に着くまで、こんな大きな舞台だとは知らなかったんだ。劇場の前にはレッドカーペットを敷かれていて、外にはTVの取材陣がいて、衣裳台にはたくさんのプレゼントがおいてあって、クリスマスみたいだった。観客の中にはセレブもいたしね。そこで気付いたんだよ、僕は白人で満席になった劇場で演じるのは初めてだったって」


――その頃から、エンジニア役を演じてみたいと思っていましたか?

「考えたこともなければ夢にすら思ったこともないよ。23歳で初めて海外に出て、何百人といるフィリピン人の中から選ばれただけでうれしかった。与えられた役を演じることに精一杯でクビにならないことだけを考えていたよ」

2月27日、「第24回読売演劇大賞」贈賞式が執り行われました。
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読売演劇大賞は、1994年に読売新聞120周年を記念し、演劇界の活性化を願って創設された賞。
今回は2016年1月から12月までに国内で上演された、すべての演劇作品を対象に、最もすぐれた作品・人に贈賞されます。

部門賞は
(1)作品賞 (2)男優賞 (3)女優賞 (4)演出家賞 (5)スタッフ賞
があり、さらに俳優・スタッフを問わず、新人を対象にした
・杉村春子賞
があり、以上5部門の最優秀賞+杉村春子賞の中から「大賞」を選出します。


今回は大賞に、最優秀スタッフ賞の堀尾幸男さんが、
そして最優秀作品賞に『ジャージー・ボーイズ』が選出。

大賞をスタッフが受賞すること、またミュージカル作品が最優秀作品賞を受賞すること、ともに読売演劇賞史上初という結果になりました。
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贈賞式には受賞者はもとより作品関係者らも数多く出席し、さらには高円宮妃久子殿下もご臨席する、華やかなものとなりました。

受賞者のスピーチをお伝えします。



★杉村春子賞(年間に活躍した新人を対象にした賞)

三浦春馬さん(『キンキーブーツ』のローラ役の演技で)

<12センチのハイヒールにド派手な髪型、タイトなミニスカートで歌い踊るドラァグ・クイーンを演じるために、普段の生活からトレーニングを重ね筋肉質の肉体を作り上げ、舞台上で強烈な輝きを放った>(選評より)
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「このたびは栄誉ある杉村春子賞に選出してくださいまして本当にありがとうございました。こうしてこの賞を手にしていると思うと、約3年前、ブロードウェイで『キンキーブーツ』を観て、この役に挑戦したいと心から願ったあの自分が本当に懐かしい。その思いが舞台で現実となり、その舞台が形となってこの賞に繋がったんだなと思うと、それまでを支えてくださった『キンキーブーツ』の制作委員会の皆さまに、そして『キンキーブーツ』を観にきてくださった皆さまにも本当に感謝しています。一番は僕を支えて続けてくれたアミューズのスタッフと、家族です。心から、言葉にならない感情がわきあがってくるのを感じています。これからもこの賞をいただいたことによって、微力ですがもっともっと、自分がこのミュージカル、そして演劇を、日本の皆さまに身近に感じてもらえるような、そんな働き、努力をしていきたいと思います。本日は本当にありがとうございました」

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3月26日 (日) ~4月6日 (日) 新国立劇場 中劇場にて開幕する演出・美術・主演 美輪明宏による舞台近代能楽集より『葵上・卒塔婆小町』

近代能楽集?!葵上?!卒塔婆小町?!
「ちょっと難しいのでは...」と思っていたあなたも作品を楽しめること間違いなし!

マンガ家・春原弥生さんが、「葵上」「卒塔婆小町」のそれぞれのストーリーや見どころをマンガで紹介してくれています!!

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美輪明宏がこの二作品を取り上げる理由は、これらはこの宇宙の<正負の法則><美と醜><若と老>に則った<恋と愛についての物語>であるからです。

恋と美は、死よりも残酷なものである美しいものを羨んではならない。なぜならば、その人々は美しくうまれついたが故の過酷極まる懲罰が課せられる恐ろしい運命にあるのだから。それがこの世の「正負の法則」なのである。この二本の作品は、その劫罰の物語なのである。


公演情報
3月26日(日) ~ 4月16日(日)新国立劇場 中劇場 (東京都)
4月23日(日)イズミティ21 大ホール (宮城県)
4月26日(水)アクトシティ浜松 大ホール (静岡県)
4月28日(金)愛知県芸術劇場 大ホール (愛知県)
5月11日(木)福岡市民会館 大ホール (福岡県)
5月18日(木) ~ 5月21日(日)梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ (大阪府)
5月4日(木・祝)まつもと市民芸術館 主ホール (長野県)
5月29日(月) ~ 5月30日(火)神奈川県民ホール 大ホール (神奈川県)


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pajama-game_00.jpg ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」制作発表 北翔海莉

ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」の制作発表が行われ、宝塚退団後 初の舞台出演となる北翔海莉らが 劇中曲を披露した。

ミュージカル・コメディ「パジャマゲーム」は、リチャード・ビッセルのベストセラー小説「7セント半」を元に、7セント半の賃上げを望むパジャマ工場の労働者と雇用者の闘いと、若木工場長と組合員の恋をロマンチックに描いた作品。

1954年に初演。トニー賞最優秀作品賞などを受賞した名作であり、ボブ・フォッシーが初めて振付を手掛けた作品としても有名。
そして今作の演出を手掛けるのはトム・サザーランド。
日本では「タイタニック」や「グランドホテル」を手掛けて高い評価を得た彼の手腕に期待が高まるところだ。

出演は北翔海莉、新納慎也、大塚千弘、上口耕平、広瀬友祐、阿知波悟美、佐山陽規、栗原英雄など。

本作の制作発表が行われ、劇中曲 3曲が披露された。【動画3分】
1曲目 I'm not at all in love
2曲目 Hey There
3曲目 Once a year day

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(撮影・編集・文:森脇孝/エントレ
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