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1月から12月までの各月をイメージした、12人の男性キャラクターたち。Six Gravity(シックスグラビティー)と、Procellarum(プロセラルム)というユニットに分かれ、アイドルとして活動しています。そんな彼らのドラマを描く『ツキウタ。』シリーズを舞台化したのが、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ。通称『ツキステ。』です。

2016年から続く本シリーズもついに7作目。12月5日から上演されている、第7幕 『CYBER-DIVE-CONNECTION』では、Six GravityとProcellarumのメンバーたちが、危機に陥った電脳世界を救うために奮闘する物語が描かれます。舞台と客席を、役者の芝居とグッズのコネクトバッジで連動させた、物語をリアルタイムで楽しめる新たな演出も組み込まれました。

そして、お芝居あり、アクションありのお芝居パートに加え、アイドルであるキャラクターたちが歌って踊るステージを一緒になって楽しめる、ライブダンスパートがあることも『ツキステ。』の魅力。11月某日に稽古場にお邪魔すると、ライブダンスパートの稽古に勤しむキャストのみなさんの姿が。その様子の一部をレポートでお届けします。

この日は、ひと通り曲に振りがつき、細かい振りなどを微調整していく稽古。ライブステージさながらの2段のセットが組まれ、三山凌輝が演じる神無月 郁の楽曲『athletic~Never Ending Challenge!!~』からスタート。

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三山をセンターに、師走 駆役の輝山 立と、葉月 陽役の鷲尾修斗が脇を固めます。三山が中央階段の立ち位置で客席に向かってポーズを決め、輝山と鷲尾が、三山を惹き立たせるように手を差し伸べる振りでは、輝山と鷲尾の右腕と左腕、どちらを差し出したほうが前の振りから動きやすいか、客席から見たときに綺麗かなどを、3人でブラッシュアップしていきます。

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さらに、曲終わりで郁が客席に向かってバズーカを放つ場面では、三山自ら「このタイミングで打って、最後に決めポーズを決めたほうがいいかも」と提案。それに合わせるように、輝山、鷲尾も客席へぬいぐるみを投げるタイミングから、最後のポーズまで動きを合わせていきます。バズーカ、ぬいぐるみと現物がないながらも、3人で会話をしながら丁寧に形を作っていく姿が印象的でした。

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続いては、葉月 陽の楽曲『sol~Happy!Phew!~』。鷲尾のバックにつくのは、皐月 葵役の上仁 樹と、三山。指先を客席に差し出す振りを、歌詞に合わせたタイミングで行うという修正には、鷲尾が前後の振りを実際に動いて確認しながら「この腕の流れから、こう出したほうがやりやすいかな?」と切り出す場面も。アップチューンでダンサブルなナンバーなので、振りも細かくスピーディ。3人の振りがぴったり揃えば揃うほど見栄えも美しく見える......。だからこそ、3人の振り確認にも熱がこもります。

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鷲尾が率先して上仁と三山にアドバイスをしたり、音合わせの際に、「1日に2回しか踊れないよ~!」と、周囲をクスッとさせる発言で場を和らげたりと、メンバーを引っ張っている様子も垣間見られました。

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今回は、TVアニメ『ツキウタ。THE ANIMATION』で書き下ろされたキャラクターたちのソロ楽曲、全12曲を初パフォーマンス。各曲ごと細かく、丁寧にブラッシュアップしながら作られています。より磨き抜かれたこのステージパフォーマンスは、ぜひ劇場で体感してみてください。

取材・文:渡邉千智
撮影:源賀津己

2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージ 第7幕「CYBER-DIVE-CONNECTION」は、12月5日(水)~12月9日(日)まで、東京・ヒューリックホール東京にて。12月13日(木)~12月16日(日)まで、大阪・メルパルクホールにて上演。チケットは現在発売中。


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12月5日に開幕した、2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージの 第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』。アイドルユニットSix Gravity(シックスグラビティー)とProcellarum(プロセラルム)の12人の中で、本作の軸を担う「お当番」である年少組4人を演じる、師走 駆 役の輝山 立さん、如月 恋 役の横尾瑠尉さん、水無月 涙 役の佐藤友咲さん、神無月 郁 役の三山凌輝さん。【前編】に引き続き、公演についてたっぷりお伺いしました。

4人とも、混じり合わない個性を持っている

――4人で話してると会話が尽きませんね(笑)。まさに、年少組の関係のようです。

輝山 普段の話題発信はここ(輝山佐藤)が多いよね。
三山 それに僕はのっかって......。
横尾 僕は少し後ろにいることが多いかもしれないです。
三山 瑠尉さんは一歩引いて見守ってくれているときもあれば、大事なときにズバッと言ってくれることもある。
横尾 おやおや......これは焼肉をおごらないといけないか?
三山 あはは! やったー!(笑)
佐藤 この4人って、全員"色"が違うんです。赤、青、黄、緑みたいな。それぞれの個性がとがっている。だからこそ、お互いにないところを補い合うこともできるんですよね。
輝山 たまーに共通点があるんです。意外と同じマンガが好きだった、とか。あれは面白いよね。
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2.5次元ダンスライブ「ツキウタ。」ステージの第7作目となる、第7幕『CYBER-DIVE-CONNECTION』が12月5日から上演中です。アイドルユニットSix Gravity(シックスグラビティー)とProcellarum(プロセラルム)の12人がステージに揃う本作では、各ユニットの年少組を軸に物語が展開していきます。年少組4人を演じる、師走 駆 役の山 立さん、如月 恋 役の横尾瑠尉さん、水無月 涙 役の佐藤友咲さん、神無月 郁 役の三山凌輝さんに、公演の意気込みを伺いました。

年少組のかけあいで大事なのは、"意味のあるムダ"

――みなさんのお洋服が赤で統一されていて素敵ですね。今作はクリスマスがテーマになっていることもあって揃えられたんですか?

横尾 それが、揃えてないんですよ(笑)。
輝山 はい、まったく。事前に打ち合わせとかもなく本当に偶然です!

――そうなんですか!? てっきり4人で合わせていただいたのかと。

三山 偶然です(笑)。僕もメイクをしているときに「あっ!」って。お互い無意識に選んでたんでしょうね。
佐藤 ここ(横尾三山)が赤色、ここ(輝山佐藤)が赤チェックでいい具合にペアになっている感もあるしね。
輝山 
本当だ!
三山 
4人とも、自然と気持ちがクリスマスに寄っているのかもしれないです(笑)。
輝山 
みんな浮かれてるんです。
横尾 
浮かれてるな~(笑)。

――(笑)。今回の第7幕はみなさん演じる年少組がお当番回です。お稽古を進められていかがですか?

輝山 ひと通り動きがついたので、これからしっかりブラッシュアップしていかないと、と改めて気が引き締まる思いです。
佐藤 弁当にたとえると......弁当箱とごはんとおかずは用意できた状態で、これからどうやって盛り付けておいしくしていくか、ってところです。
横尾 まぁ、そうね(笑)。

近松門左衛門の代表作「曽根崎心中」が、フラメンコのリズムに乗せて歌い、踊る舞踊劇に。2001年の初演以来、繰り返し上演されてきた本作は、今回 『Ay曽根崎心中』とタイトルを変え、また新曲を加え、楽器編成を変えるなど、よりパワーアップして上演されます。

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本番を一週間後に控えた「赤坂をどり」の稽古場。毎年3月に上演される「赤坂をどり」ですが、今年は12月に開催されることから、踊りのテーマも師走の季節感を取り入れています。

 年末年始は忘年会、新年会などさまざまな宴会が営まれます。序幕の「長唄 うたげ」は舞台美術も華やかにまるで一足先に春がきたような雰囲気。「春の節会」に始まって、さまざまな男女の想いを描き、季節の情景をよみこんで、ラストは「花見の総をどり」。「元禄花見踊」の心も浮き立つ調べにのって花に酔い、酒に酔い、踊る、踊る...と思いきや、

「そこ、早すぎる!ちゃんと音聞いて!」

 藤間秀嘉先生の厳しい叱責が飛びます。

 最後の仕上げに入ったいま、いちばん重要なのはみんなの息を合わせること。これは踊りだけでなく、演奏も同じです。ひとりでも一手でもはずれると、先生の厳しい声が響きます。

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 続いてはいまや「赤坂をどり」で恒例になった、赤坂の街の歴史を伝える「咸臨太鼓」。勝海舟が遣米使節団をのせて咸臨丸を出航したときに奉じられたという言い伝えで、赤坂に住んでいた勝の屋敷跡に建てられた氷川小学校で継承されていました。小学校の統廃合で、現在は赤坂小学校が卒業生を送り出す時に演奏しているものを、3年前から赤坂芸者衆が舞台にのせたのです。
「船が出るぞーッ!」と威勢良く掛け声が響き、きびきびとした芸者衆のバチさばきは、なかなか堂に入ったものです。

 そして師走にちなんで「忠臣蔵」のシーンを抜粋した小唄をいくつか。まさに芸者衆の本領発揮、といった演目が続きます。

 今回の公演のいちばんの目玉は舞踊劇「蘭夫人(ランフーレン)」。蘭の花の精が人間の若者に恋をして、娘の姿となって彼の前に現れるファンタジーです。花柳界の舞踊会では珍しい中国を舞台にした物語で、作曲は人間国宝の常磐津英寿さん、原作・作詞は英寿さんの亡き夫人の鈴城好恵さんです。

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 美しくどことなくはかなげな蘭の精の役は、赤坂の大輪の華・育子さん。そして相手役の青年は真希さん。スラリと背が高く、なかなかの男前です。でも、恋人を呼び寄せるしぐさも呼び声も、何度もダメ出しがあり、額にはうっすら汗が浮かびます。

「最初に出会ったときは他人の間柄、それが何年かたって夫婦になったら男の態度は変わるんだよ。それを演じるのは役者。あなたは役者じゃないんだから『踊る』ことを意識して!」
 振付の西川右近先生の説明にうなづきながら、男の心の変化を体で表現しようと格闘する真希さん。「セリフを覚えるだけではなくて、それがどういう場面なのか、どういう気持ちなのか、考えれば考えるほど難しい」
 「これがわかれば、舞踊の真髄に一歩近づくことができるんだけどね」と右近先生。

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 一方の育子さんは、ふわふわとした蘭の精を演じたかと思いきや、一転してフィナーレでは舞台で初めて「勝ち名乗り」を踊ります。ちょっと粋な感じの小唄で、本来は夏場所で優勝した力士に惚れた娘の心情を描いたものですが、今回は十一月場所で優勝した貴景勝を唄いこんで冬のシーンにアレンジ。力士の力強い所作も織り込みながら、強い男に惹かれる女ごころを表現します。

いつも舞台にサプライズを演出するのが好きな育子さんですが、今年もとっておきの奇抜なアイデアがあるようです。その内容は? いまは秘密。舞台を見てのお楽しみだそうです。

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公演は12月8日(土)~9日(日)まで。TBS赤坂ACTシアターにて上演。チケットは現在発売中。

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加藤和樹さん・鎌苅健太さん・河合龍之介さんが、ミュージカル『テニスの王子様』卒業から10年の節目に再集結し上演する舞台project K『僕らの未来』が、いよいよ12月6日(木)から東京、大阪で上演されます。

げきぴあではその稽古初日に潜入。前回の顔合わせレポートに続き、今回は読み合わせレポートをお届けします。

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加藤さんの楽曲「僕らの未来~3月4日~」(アルバム『Face』収録/2007年)を原案に、演出も手掛けるほさかようさんが脚本化した本作。果たしてどんな作品になるのでしょうか......!

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Wgkj015.jpg名だたる文豪の名作を"朗読演劇"として、毎回独特の世界観で届ける「極上文學」シリーズの最新作が12月13日(木)から紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYAで上演されます。
今回が第十三弾となる人気シリーズの最新作は、夏目漱石の「こゝろ」。実はこの作品、お客様からのリクエストが一番多かったという、満を持しての上演です!
脚本は神楽澤小虎氏、演出はキムラ真氏。朗読劇と演劇と中間のような演出、「極上文學」節ともいえる空間や衣裳、さらにマルチキャストという日によって違う組み合わせなど、ほかの朗読劇とはまた違う魅力を持つ本作について、今回で6作目の出演となる藤原祐規さんと、初出演の白石康介さんにお話をうかがいました。

*****

文学作品の美しさを視覚的にも表現する

――白石さんは「極上文學」シリーズに出演するのは初めてですが、どう思われましたか?
白石 率直に嬉しかったです。2.5次元作品以外に役付きで出演するのは初めてなので、ちょっぴり不安もありますけど、平成最後の冬にこうして夏目漱石さんの名作に携われることが本当に嬉しいです。
――藤原さんは6度目のご出演ですがいかがですか?
藤原 また声をかけていただけることが本当にありがたいです。『こゝろ』という作品は、お客様のアンケートでリクエスト1位らしいので、そのぶん期待値も高いと思いますし、どんな作品になっていくのかも楽しみですね。
――以前、演出のキムラ真さんを取材したときに、藤原さんのことが大好きだっておっしゃっていたんですよ。
藤原 ええ!?(笑)嬉しいです。キムラのことはよくわかっているつもりなので、あいつをくすぐれるような芝居をしていきたいなと思っています。
――「あいつ」という仲なんですね。
藤原 「あいつ」ですね。もちろん演出を受けてるときは「はい!」って感じですけど(笑)、
でも戦友というか、一緒にいろんな作品をやってきたなと思います。

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――そのうえでキムラさんが演出する「極上文學」シリーズの良さってどのようなところですか?
藤原 毎回、なにかしらのチャレンジをしているところが素敵だと思っています。文学作品の美しさのようなものを視覚的にも表現していて、だから例えばDVDや写真で観てもとても映えるシーンがある。そういう部分は作品の色にもなっていると思いますね。

――演じるうえではどうですか?
藤原 感情がきちんと見えるお芝居が好まれるなと思います。「匂わせる」というよりは「こぼれちゃった」「ぶちまけた」というようなお芝居。野球で言うと、ストライクかボールかわからない球よりも、直球ど真ん中みたいな。
白石 僕も過去作品を拝見して、すごくわかりやすいなと感じました。『こゝろ』自体は複雑で深い物語なので、そこまでちゃんとわかりやすくお客さんに届けられるようにがんばりたいです。
――白石さんはこの作品を演じるという視点では、過去作品を観てどのように感じましたか?
白石 朗読劇ではありますが、通常のお芝居と融合させたような作品だと思いました。だから例えばどのタイミングで本(台本)に視線を落とすかなども重要になってくると思うんですね。そういうところまでしっかり意識してやっていけたらいいなと感じました。

『こゝろ』は、ドロドロしてる

――文学作品が原作というのは、オリジナル作品を演じるのとも、漫画やアニメ原作の舞台を演じるのとも違うものがあるのかなと思うのですが、いかがですか?
藤原 僕は「極上文學」をやるときは、原作を読まないようにしているんですよ。ただ、基本的に原作ものをやるときに思うのは、お客様それぞれのイメージを持って観に来てくださるから、それを裏切らないようにするにはどうしたらいいのかっていうことで。そこを考えると、やっぱり物語の肝だったり、登場人物の関係性はちゃんと押さえておかないとなと思っています。その作業はすごく繊細に詰めていきます。
――では『こゝろ』もまだ読まれていないのですね。
藤原 中学生くらいの頃に読んだのであらすじは覚えていますが、細かい描写はほとんど覚えてないです。
――記憶に残る『こゝろ』ってどんな感じですか?
藤原 昼ドラみたいな、ドロドロした人間関係。
――昼ドラ(笑)。
藤原 だからあまり読んで楽しくなるようなものではなかった印象ですね。それを今回、「極上文學」の台本として読んだときにどう感じるかはまだわからないですけど、新鮮な気持ちでやれそうだなと思っています。
――白石さんは原作を読まれたそうですが、どうでしたか?
白石 僕も「ドロドロしてる」という印象です(笑)。ただ、最初に読んだのはたしか中学の教科書で、その頃は単純にそのまま理解していたのですが、21歳になって読むと印象が変わっていました。それが面白かったです。
――どう変わりましたか?
白石 教科書で読んだときは、"先生"がただ悪い人っていうイメージだったんですよ。でも今読むと、罪の中にもいろいろあると気付かされましたし、先生も考えた末にああいう行動を取ってしまったんだなと思いました。

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「いいものをつくる」という一点

――おふたりは今日が初対面だそうですね。
藤原 21歳でしょ?ちゃんとしてますよね...。僕、こんなにしっかり受け答えできなかったですよ。
――藤原さんも若いときからしっかりしてそうですが。
藤原 いやいや。24、25歳で先輩にめちゃくちゃ怒られて、それを経ての今ですから(笑)。
――白石さんは2016年にデビューされて2年ですが、もともとお芝居が好きでこの仕事を始めたのですか?
白石 僕は高校生のときに芸能スクールに通っていて。そのときは歌がやりたくて通っていたんですよ。
藤原 歌、絶対うまいよね。この声、絶対うまいでしょ。
白石 (笑)。ありがとうございます。歌が好きなんですよ。でもその芸能スクールでお芝居の勉強もして。楽しいなと思っていたら今の事務所に声をかけてもらって、そこから俳優の道に進み始めました。
――実際に演じてるようになってどうですか?
白石 最近やっとお芝居の楽しさを感じられるようになってきました。芝居の中で歌ったり踊ったりもできますし、いろんな人の人生を生きられることが今は幸せです。
――先輩の藤原さんから「極上文學」をやるうえでアドバイスはありますか?
藤原 面白いことをするのは好き?
白石 嫌いではないです。
藤原 「極上文學」って日替わりコーナーがあるんですけど、そういうの大丈夫?
白石 別の作品でやったことはあります。
藤原 じゃあ大丈夫!
白石 え、めちゃめちゃ怖い!(笑)
藤原 そこさえできたら大丈夫!
白石 ......精一杯頑張ろうと思います!

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――(笑)。では最後に意気込みをお聞かせください。
白石 僕にとっては今まで出演してきたものとはまた違うジャンルの作品で、今までとは違う層のお客様にも観ていただけるのではないかと思うんです。その方々の心も打てるような芝居ができたらなと思っています。
藤原 白石くんが入ることで、またお客さんの間口が広がると思うんです。それで観に来てくれたお客様が、舞台面白いなとか、「極上文學」面白いなとか、『こゝろ』って素敵な作品だなとか、最初の目的以外のところでも楽しんでいただけたら嬉しい。だから「いいものをつくる」という一点に向けて、がんばっていきたいです。

極上文學「こゝろ」

日程:2018年 12月13日(木) 〜 18日(火)  紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA

演出:キムラ真(ナイスコンプレックス)

脚本:神楽澤小虎(MAG.net)

音楽:橋本啓一

出演:内海啓貴、櫻井圭登、白石康介、芹沢尚哉、釣本 南(Candy Boy)、東 拓海、平野 良、藤原祐規、松井勇歩(劇団Patch)

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歌姫グロリア・エステファンの波乱万丈の人生を、彼女のヒット曲に乗せて綴るミュージカル『オン・ユア・フィート!』。1幕に続き、2幕の稽古風景をお届けします。

「Conga」で世界的大ヒットを飛ばし、スターダムにのし上がったグロリア。グループ名をマイアミ・サウンド・マシーンからグロリア・エステファン&マイアミ・サウンド・マシーンと変えて、快進撃を続けていきます。

2幕前半は次から次へとグロリア(朝夏まなと)のパワフルなステージが描かれ、名曲の嵐!まさにライブコンサートを見ているようで、自然に身体がリズムを取ってしまいます。

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「Get on Your Feet」いわばタイトル曲。自分の足で立って人生を歩んできたグロリアの生き様が表れたタイトル曲。前向きパワーをもらえます!

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振付が愉快で、グロリアの勢いに乗っている感がものすごい。朝夏さんのカッコいいこと!見惚れます。アンサンブルの皆さんが大活躍。踊りっぱなし!

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「Live for Loving You」では、ステージ上でグロリアの活躍はこの人のおかげ!と、祖母コンスエロ(久野綾希子)が紹介されます。一緒に踊り、嬉しそうなおばあちゃん。

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最新アルバムが100万枚を売り上げ、飲めや歌え、大騒ぎの「Party Time」。みんなイケイケ!

グロリアは妹のレベッカの将来を考え、ワールドツアーに連れていきたいと母グロリア・ファハルド(一路真輝)に頼みます。しかし、そもそもグロリアがショービジネスに関わっていることも気に入らない母親は激怒。母娘関係は決裂してしまいます。

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初めての170都市、四大陸を巡るワールドツアーが始まります。ノリノリの「Cuba Libre」。グロリアのルーツを感じる名曲。

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2年間ツアーの日々が続き、疲労を感じ始めるグロリア。そんなグロリアを元気づけ、母親に電話することを勧めるエミリオ(渡辺大輔)。エミリオは優秀なプロデューサーであり優しい夫、渡辺さんの雰囲気とぴったり。

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栄光の真っ只中に、急転直下。なんとツアーバスが事故に遭い、グロリアは生死の境をさまようことに...。病室で不安を隠せないエミリオと息子ナイーブ(宏田力(Wキャスト))、妹のレベッカ(青野紗穂)。いやいや、なぜこんなことに?!

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数年間、絶縁状態だったグロリアの母親・ファハルドが病室に駆けつけます。後悔するファハルドと、グロリアへの愛を語るエミリオ。この悲劇的な状況で初めて、二人の心が通うように。この二人のデュエット「If I Never Got to Tell You」が心底美しい。泣かされます。

9時間にも及んだグロリアの手術。手術中、グロリアは夢を彷徨います。心配そうに見守る家族を、不安げに見るグロリア。

幼い日の自分リトル・グロリア(リチャーズ恵莉(Wキャスト))と。ミディアムバラードの名曲「Wrapped」の重唱が心に沁みます。個人的にこの曲が大好きなので、この大事なシーンで登場するのが嬉しいし、アレンジも素敵。

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大好きな父ホセ(栗原英雄)とリトル・グロリア。幸せな記憶が蘇っているのでしょうか。

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手術後、車椅子に乗った傷心のグロリアを母親が励まします。大成功から一転、大怪我のダメージで身体が動かなくなったグロリア。絶望しかない表情...。

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と、この日の稽古はここまで。うーん、この先の行方が気になりますね。果たしてグロリアはどうなるのか?是非、劇場でお楽しみください!

文:三浦真紀
撮影:川野結李歌

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■『レベッカ』特別連載vol.5■
 
 

『エリザベート』『モーツァルト!』『レディ・ベス』『マリー・アントワネット』で知られるミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽・編曲)のゴールデンコンビが手掛けたミュージカル『レベッカ』 が8年ぶりに上演されます。

物語は、ヒロインの「わたし」がイギリスの大金持ちである上流紳士のマキシムと恋に落ち結婚するも、彼の所有する広大な屋敷 "マンダレイ" に色濃く落ちる前妻・レベッカの影に追い詰められていき......というもの。
アルフレッド・ヒッチコック監督映画でも知られる名作ですが、このミュージカルではサスペンスフルな展開に、巨匠リーヴァイ氏の流麗な楽曲がマッチし、独特の世界を生み出しています。

主人公である大富豪、マキシム・ド・ウィンターを演じるのは、初演から変わらず、山口祐一郎

「わたし」を優しく包み込むようでいて、謎めいたところもある上流紳士のマキシム。
8年ぶりにマキシム役に挑む、山口さんにお話を伺いました。
 

◆ 山口祐一郎 INTERVIEW ◆

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―― 8年ぶりの『レベッカ』です。ずいぶん久しぶりの上演ですね。

「本当に光栄なことだと思います。よく生きてこの日を迎えることが出来ました、という感じでしょうか(笑)。また皆さんとこの『レベッカ』という作品を通じて、劇場空間で、時をともに過ごせる。それは一体どんなことが起こるんだろう、そういう思いでいます」


―― 日本初演は2008年4月。シアタークリエのオープニングシリーズでした。何か思い出深いことはありますか?

「人の鼓動をマイクを通じて聴いた......という、生まれて初めての体験をしました。どなたのかは、申し上げられませんが」


―― それは......何らかの効果ということではなく?

「いえいえ、偶然の産物です。でもサスペンスなので、それもアリかもしれません。その時は、マイクって人の鼓動まで拾うんだな、と思ったのですが。今考えるとその心臓の音が、この作品に命を吹き込む何かの合図だったのかもしれません」
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スーパー・エキセントリック・シアターが主催する戦国TAPミュージカル「TAKEDA」が東京芸術劇場シアターウエスト開幕。初日に先駆けて、ゲネプロが行われた。

公演は、作・演出を務める赤堀二英が、2009年に「タイツマンズ番外公演さくら組LIVE」にて、当時は全身タイツ姿で上演された作品をベースに、演出・キャスト・衣装を一新。戦国時代を駆け巡る「馬」たちが主人公という設定はそのままに、戦国時代を駆け巡るこれまでにない視点での物語を作り出した。
コミカルな作風で、戦乱の世を生き抜いた馬たちを描くのは、赤堀二英。時々にストーリーに沿ったなぞかけを披露する菊蔵としても出演する。タップダンスと歌を中心に繰り広げられる本作、振付にはタップダンスの名手であるHIDEBOHが参加し、出演者としてパフォーマンスする、その迫力に思わず息を呑むようなタップダンスは見所のひとつだ。

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出演には、「滝沢歌舞伎2018」でもタップダンスを披露した長谷川純。風太郎という精悍な若者を演じながら、ダイナミックなタップダンスで作品をもりあげる。
不思議な力をもつ「うつけ」を演じるのはAKB48・中野郁海。ちょっとヌケたキャラクターをかわいらしく演じながら、歌・ダンスもこなすギャップが魅力だ。
他にもミュージカルでの活躍目覚しい芋洗坂係長、水谷豊監督「TAP THE LAST SHOW」で主演を務めた清水夏生など、豪華キャストが揃い、歌あり、タップダンスあり、コメディありの作品を作り上げた。

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タイトルの「TAKEDA」は、その名のとおり甲斐・武田軍で戦に励む馬たちのこと。戦乱のさなかをかける馬たちが身を投じる合戦もタップダンスで表現され、キャスト総勢で踏み続けるタップの迫力、音は圧巻。タップダンスだからこその、馬の駆ける音に聞こえるような、殺陣だけではない新しい時代劇、そしてパフォーマンスの形を見せてくれる。

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公演は12月2日(日)まで、東京芸術劇場シアターウエストにて。毎公演当日券を、開演の1時間前より受付にて販売。

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