2023年12月7日より有楽町よみうりホールにて上演される
オリジナル・ミュージカル「The Agent」

"アツい"稽古場の様子とTETSUHARUさん、屋良朝幸さんから見どころを含めたメッセージが届きました!

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企画・演出・上演台本]TETSUHARU コメント

屋良君と一緒にやるのは4年ぶりになります。『THE CIRCUS!』シリーズと謳っていますが、新作ということで気合いを入れ、前回を踏襲しつつ、パワーアップしたものをお届けできたらなと思います。稽古は佳境ですが、熱の入った稽古をしています。

レンとザックのナンバーは、今回の見どころの1つでして、個人的にも創作していてテンションの上がった大好きな楽曲です。

まだまだ発展途上の中でのお披露目となりますが、現時点での最高のパフォーマンスをお見せできたらと思います。

[主演]屋良朝幸 コメント

すでに汗だくで(リハーサルを終えて)、それぐらい激しいアクション・ダンスの作品です。

踊り闘うのがTETSUHARUワールドの魅力なので、『THE CIRCUS!』シリーズを観た事がない人も最高のエンターテインメントを楽しみにしていただけたらと思います。よろしくお願いいたします!

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_OK_0105.jpg_OKX_0385_.jpg(撮影:岡千里)

~公演情報~

12月7日(木)~12月24日(日) 有楽町よみうりホール(東京都)

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2023年11月10日(金)~11月12日(日)にてドラマ・リーディング『庭の木と四つの物語』夏~『ベティ・ド・ラ・ポンシュ』~そして...秋~『トレアドール』~が東京都・六本木トリコロールシアターにて上演される。

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ウォルター・マッソーとイングリッド・バーグマン主演のハリウッド映画「サボテンの花」の原作としても知られるバリエetグレディの恋愛コメディ。四季折々の物語の中から、今回は夏と秋を上演する。主演を務める綾凰華富本惣昭と、演出の白樹栞にインタビューを行った。

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(綾凰華)

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(富本惣昭)

――まずは台本を読んだ印象を教えてください。
綾:「夏」と「秋」で物語の印象が全然違っていて楽しみです。私が演じる女性は、「夏」の方が年上だけど性格的には若くて、「秋」はもう少し若いけど人生に疲れている。その違いが面白いと思いますね。
富本:フランスの戯曲感が強い作品だと感じました。口調もそうだし、庭付きの瀟洒な館を買おうとする人たちも貴族やお金持ちが多い。その人たちの価値観に合わせて作っていけたらと思います。

――演出について、現時点での構想やこだわりを教えてください。
白樹:私は2019年に野坂実さんの演出で渡辺裕之さんと一緒にこの作品を演じたんです。本当にいい作品で、再演したいという話をずっとしていました。面白いのは、春夏秋冬をなるべく少人数のキャストで演じるようにという注釈があるところ。今回、周囲から「一番詳しいあなたがやったら」と言われて演出を手がけることになりました。朗読劇ですが、立って歩き回りながらやっていく作品になると思う。演出補の方にアイデアを話したらすごく面白がってくれています。

――綾さんはミュージカルへのご出演が多いと思います。少人数の会話劇の面白さはどこに感じますか?
綾:普通のお芝居よりも言葉の力でお客様を惹きつけないといけないので、そこを大事にしたいと思います。1人で台本を読んでいる時点ではわからない部分も多いので、皆さんと合わせた時にどうなるか楽しみです。

――富本さんは『ル・ゲィ・マリアージュ~愉快な結婚』などでフランス戯曲の経験があります。日本の作品との違いはどこでしょう。
富本:まずジョークの質の違いがあります。それこそ『ル・ゲィ・マリアージュ』はコメディだったので、フランスのジョークについていけるかが最初の問題でした。あとは、台本を読んでいて、フランス人って積極的で情熱的だし、行動力もすごいと思います。

――演じるのが楽しみなキャラクターはいますか?
富本:冒頭の運送屋さんですね。
白樹:「春」はやらないから、その役はないですよ。
富本:えっ! 台本全部読んじゃった!
一同:(笑)。
綾:それぞれの人生が見える会話を繰り広げていて、「私の人生ってこの鞄と一緒なのよ。何が出てくるかわからない」みたいなセリフがあったりする。ホロっとくるシーンがあるのも面白いので、大事に演じたいと思います。

――演出・プロデュースを務める白樹さんから期待することはなんですか。
白樹:一番は綾さんが演じるベティとイレーヌ。キャラクターが正反対なので、どれだけ違いを見せてくれるかは、ファンの方も楽しみな部分だと思います。大ベテランのスターさんなので、逆に好きなように演じていただきたいです。(富本は)元々上手だったお芝居もさらに上手になっていると感じます。今回は女性を騙す悪い男の役。どんな姿を見せてくれるか楽しみです。

――小劇場の魅力はどんな部分に感じますか?
綾:距離が近いぶんちょっとした動きで心の機微も伝わると思います。大劇場は目一杯両手を広げてお芝居をしていましたが、違いを意識しておかないとチグハグになってしまうので稽古中から気をつけたいですね。
富本:お客様との距離が近くて、一緒に舞台を作っている感覚が強いし、集中して見てくださっている空気も伝わってきます。本番ではお客様も含めた全員で1つの作品を作っていきたいです。

――最後に、まとめのコメントをお願いします。
富本:悩んでいる女性が主人公で、どんな形であれ最後は悩みを解消して前を向いていける作品なのかなと思います。フランス人の情熱的な行動力、積極性は日本人も見習うべきところがあるのかなと思うので、そういった部分にも注目していただけたら嬉しいです。
綾:フランス文学らしい面白さがありつつ、人生における様々な寂しさやそれを埋めようとするもどかしさなどが詰まっています。共感できる部分もある素敵なお話。今まで以上に近い距離感でもあるので、悩んでいる方がいたら来ていただけたら。上演1時間半と短めで、忙しい方も来やすいと思います。
白樹:綾さんの言う通り、大人の女性の中にある様々な感情にオーバーラップする作品。国に関係なく共感するシーンがたくさんあると思うし、セリフのオシャレさ、皮肉っぽいユーモアや風刺も満載です。何度見ても新たな発見があるので、何回でも見ていただきたい。六本木トリコロールシアターのレパートリーの1つにしていけたらいいなと思っています。

取材・文:吉田沙奈

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「未婚の女」公演レポート

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『未婚の女』1撮影阿部章仁.jpg

能舞台でドイツ劇を上演すると聞いて、一体どんな感じになるのだろう?日本に翻案したりするのかな?と思っていたが、良い意味で裏切られた。

能舞台の正面奥に3つの椅子とナチスヒトラーの軍服が置かれ、真ん中には電球が吊るされている。正面の鏡板には能舞台ならではの松の木。橋掛かりからするすると登場する女たち。暗闇、呼吸音、電球の灯り......厳かな雰囲気のなか、祖母マリアの語りから芝居は始まるが、現代を生きる孫娘ウルリケが登場すると様子は一転。無防備な男の裸をスマホで撮るのが癖(?)という、今時な女子だ。ある日、母イングリッドはマリアが部屋で倒れているのを見つける。入院したマリアをウルリケが見舞うと、マリアは自分の秘密を書いたノートがあることを告げる。ウルリケはそのノートを読み、96歳の祖母の辛い過去を知ることになる......。

『未婚の女』3撮影阿部章仁.jpg

物語は現代と過去を行き来しながら何層にも展開し、時には祖母、母、娘が重なるところが面白い。三世代のつながりと愛憎、そんな彼女らの生き方に実は影を落としている祖母の事件......。祖母マリアと孫娘ウルリケは普通に仲が良さそうだが、母イングリッドとはどちらもギクシャクしている感がとてもリアル。コロス4人は能舞台の四隅にいて、様々な役を演じる。上はタキシードで、下はボリューミーなチュールのドレス。おしゃれでエッジが効いた衣裳だが、この役が「四姉妹」と呼ばれると後から知ってほう!となった(性別云々言うのは野暮だが、男優が演じていた)。

終戦直前の19454月、ある若い兵士が密告によって射殺された事件があったという(実話だとか)。ただ素直に規則に従っただけなのに、戦争が終わり立場が逆転したために、政治犯となってしまう不条理。個人的には最近、アウシュビッツで働いていた人の後悔はしていないという話を聞いて、考えるところも多かった。表と裏、正義と悪、加害者と被害者がいともたやすくひっくり返る戦争の恐ろしさ。ドイツには今なお、戦争時に親ナチスだったかどうか(そして今も)、そんな見極めが燻っていると言われる。日本だって、決して人ごとではないのだろう、とも。

夏川椎菜がウルリケをいきいきと、説得力たっぷりに好演。イングリッド役の宮村優子は緩急自在な演技で観客を惹きつける。山村美智がマリアとして芝居をビシッと締めた。そして西川裕一の音楽が物語をより濃く彩っている。

マリアの心の拠り所として、松の木が効果的に使われているのが印象的だ。能舞台での松の木は神仏が現れる際の形代、そう考えるとこの物語が能舞台で上演された意味がわかる気がした。

 

取材・文:三浦真紀

写真  :阿部章仁

~~公演概要~~
【京都公演】2023年10月18日(水)~10月22日(日) 銕仙会能楽研修所
【原案・原作】エーヴァルト・パルメツホーファー【翻訳】大川珠季

【出演】夏川椎菜 / サヘル・ローズ / 山村美智 / 有川マコト / 宮地大介 / 小田龍哉 / 神農直隆

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名作から珍品まで。空腹注意の"うまい"落語会

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9月14日に予定しております

「文春らくご噺で味わう江戸グルメ」。

屋台育ちの江戸前の四天王、"食"をテーマにした落語会です。
誰もが思いつきそうで実は過去にほとんど例がないこの企画。その理由は当日明らかに!
本公演を企画した演芸評論家・長井好弘さんよりコメントが届きました。

                      文・長井好弘(演芸評論家)

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2023年7月26日よりシアタークリエにて上演される
』。

"お互いを思いやる優しい心で溢れた温かい物語"
を紡ぐキャストのみなさん(山口祐一郎さん、浦井健治さん、大塚千弘さん、保坂知寿さん)にインタビューをさせていただいております!

『家族モドキ』omote.jpg最後はこの方...!

山口祐一郎さんです!

――Q1.今回の公演『家族モドキ』の魅力・見どころをお聞かせください。

『家族モドキ』、チャーミングなタイトルですよね。コロナ禍を過ごした今だからこそ、ハッと気づくものがある、家族や仲間、恋人や同窓生といった大切な人たちと、もう一度巡り会える作品だと思います。

――Q2. 作品に対して、台本を読んでみての印象&お稽古を始めて改めて感じた印象をお聞かせください。

田渕久美子さんと山田和也さんの魅力が掛け合わさり、4人のキャラクターの日常が彩られていきます。舞台や映像、現代劇や古典といったあらゆる垣根を越えて、お楽しみいただける作品になれば、と願っております。

――Q3. "温かい物語"を紡いでいく本作ですが、"温かい..."と感じたエピソードがありましたらお聞かせください。

家族のようなメンバーで新作に挑むことができる。作品に向き合うカンパニーの姿勢が自然と調和する。お客様の応援が伝わってくる・・・・・・。あたたかくて幸せだなぁと思います。

読者の方へメッセージをお願いいたします。

ぜひ劇場で、肩の力を抜いて笑いながら、私達とご一緒にあたたかいひとときを過ごしましょう。これからの日々を前向きに元気に進んでいけるように。ご来場をお待ちしております。

出演者のみなさんのお話、いかがでしたでしょうか?
忙しない日々に追われているときこそ、ふと立ち止まって"家族"のことを思い出す。
そんなきっかけになる作品な気がしますね。

ぜひ劇場へ足をお運びくださいませ!

<公演情報>

"現代における家族の形"を描く今作。

脚本はNHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」等数多く手がけてきた田渕久美子。演出はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』『ジキル&ハイド』など幅広い作品を務める山田和也。2020年12月にシアタークリエ他にて上演された『オトコ・フタリ』以来、3年ぶりに再びタッグを組みます。

7/26(水)~8/13(日) シアタークリエ (東京都)
˗ˋ 公式サイトはこちらから ˊ˗

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2023年7月26日よりシアタークリエにて上演される
』。

"お互いを思いやる優しい心で溢れた温かい物語"
を紡ぐキャストのみなさん(山口祐一郎さん、浦井健治さん、大塚千弘さん、保坂知寿さん)にインタビューをさせていただいております!

『家族モドキ』omote.jpg第3弾はこの方...!

大塚千弘さんです!

――Q1.お稽古中でのエピソードをお聞かせください。

莫大の量のセリフがある山口さん。なのに立ち稽古では一度も台本を持たず挑まれていて、お稽古終わりには「毎日みんなとお芝居が出来て幸せです。」とおっしゃっていて、山口さんのお人柄でお稽古場は終始なごやかでした!!

――Q2. "温かい物語"を紡いでいく本作ですが、"温かい..."と感じたエピソードがありましたらお聞かせください。

今住んでいるお家の大家さんが、「子供がいるから大変でしょ?」と時々おかずをおすそ分けしてくださったり、出かけるときもいつも「いってらっしゃい、気をつけて!!」と送り出してくれます。
いつも家族みたいだなあ...ありがたいなあと感謝しています。

――Q3. ミュージカルへのご出演も多い皆様ですが、"ストレートプレイ"の魅力は何でしょうか?

ミュージカルは限られた文字数の言葉、そして音程の中で想いを伝えなければいけないし、技術的なことも必要ですが、やはりストレートプレイは全てが自由!!だからこそごまかせなくて難しい。
感情のゆれがダイレクトに伝わって楽しいです。

読者の方へメッセージをお願いいたします。

家族モドキは、ごく普通の日常のお話。生きていたら大なり小なりいろんなことがあります。お客さまの中にもこのお話と同じようなご経験をされた方もいらっしゃるかもしれません。みなさまの心をふわっと温める事が出来る作品になるよう頑張りますので、ぜひ劇場にいらしてください!!

最後は山口祐一郎さん!どうぞお楽しみに!

<公演情報>

"現代における家族の形"を描く今作。

脚本はNHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」等数多く手がけてきた田渕久美子。演出はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』『ジキル&ハイド』など幅広い作品を務める山田和也。2020年12月にシアタークリエ他にて上演された『オトコ・フタリ』以来、3年ぶりに再びタッグを組みます。

7/26(水)~8/13(日) シアタークリエ (東京都)
˗ˋ 公式サイトはこちらから ˊ˗

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2023年7月26日よりシアタークリエにて上演される
』。

"お互いを思いやる優しい心で溢れた温かい物語"
を紡ぐキャストのみなさん(山口祐一郎さん、浦井健治さん、大塚千弘さん、保坂知寿さん)にインタビューをさせていただいております!

『家族モドキ』omote.jpg第1弾の保坂知寿さんに続きまして第2弾は...

浦井健治さんです!

――Q1.今回の公演『家族モドキ』の魅力・見どころをお聞かせください。

なんといっても山田和也さんの演出です。
ドラマ枠的な台本を舞台に立ち上げる天才的な手腕。百戦錬磨の山田さんだから成せることです。山田さんの演出を受けさせて頂ける喜びと共に、その稽古場での佇まい、山口祐一郎さんとの信頼関係から来る稽古時間の様々な取り組み。
そういったひとつひとつが、学びの連続でした。

――Q2. 作品に対して、台本を読んでみての印象&お稽古を始めて改めて感じた印象をお聞かせください。

ドラマとして映像で撮ったらどのようなカット割りになるのかと、改めて立ち稽古をしてみて思いました。
ひとりひとりの表情などのカット割りで表したりも出来る台本だと思うので、舞台だと一気に全員がカメラに映っている連続なわけで、それを舞台にのせる山田和也さんの凄さを感じます。

――Q3. お稽古中でのエピソードをお聞かせください。

山口祐一郎さんが体験談を常に披露してくださる現場となりました。
誰よりも台詞が多いのに、休憩でも常にみんなに寄り添い、話し続けるそのお姿は、とても頼もしく、紳士で、演劇を愛する魂で溢れていました。

読者の方へメッセージをお願いいたします。

げきぴあさんにて、このようにメッセージを、お客様にお伝え出来ること、嬉しく思います。
皆様の周りでも生きていれば起こりうること。それでも生きる。ということを、ストーリーで紡ぎます。
素敵な家族の形。懸命に生きる日々を、お届けしますので是非楽しんで頂けたら。

山口祐一郎さん、大塚千弘さんからのメッセージもお楽しみに!

<公演情報>

"現代における家族の形"を描く今作。

脚本はNHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」等数多く手がけてきた田渕久美子。演出はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』『ジキル&ハイド』など幅広い作品を務める山田和也。2020年12月にシアタークリエ他にて上演された『オトコ・フタリ』以来、3年ぶりに再びタッグを組みます。

7/26(水)~8/13(日) シアタークリエ (東京都)
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2023年7月26日よりシアタークリエにて上演される
』。

"現代における家族の形"を描く今作。

脚本はNHK大河ドラマ「篤姫」「江~姫たちの戦国~」等数多く手がけてきた田渕久美子。演出はミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』『ローマの休日』『ジキル&ハイド』など幅広い作品を務める山田和也。2020年12月にシアタークリエ他にて上演された『オトコ・フタリ』以来、3年ぶりに再びタッグを組みます。

"お互いを思いやる優しい心で溢れた温かい物語"を紡ぐのは、山口祐一郎、浦井健治、大塚千弘、保坂知寿の実力派キャスト4名。

『家族モドキ』omote.jpg

絶賛お稽古中のみなさんにインタビューさせていただきました...!

ご紹介第1弾は...

保坂知寿さんです!

――Q1.今回の公演『家族モドキ』の魅力・見どころをお聞かせください。

軽い会話劇でありながらも、心の奥にすっと入って行く様な、味わい深い作品です。
クスクス笑って観て、だけど気づいたら心がホッコリしたって思って頂けるといいなぁ。

――Q2. 作品に対して、台本を読んでみての印象&お稽古を始めて改めて感じた印象をお聞かせください。

日常を切り取った様なドラマなので、舞台の作品としてお客様に届けるのは、難しい作業です。
その分、お客様の実体験との距離感が近いので。

――Q3. ミュージカルへのご出演も多い皆様ですが、"ストレートプレイ"の魅力は何でしょうか?

その日、その場で、その瞬間起きている。ストレートプレイの刹那感とか臨場感。スリリングです。

読者の方へメッセージをお願いいたします。

ご近所のお宅を覗きに来る様な、気楽な気持ちで遊びにいらして下さい。『家族モドキ』がおもてなし致します。

山口祐一郎さん、浦井健治さん、大塚千弘さんからのメッセージもお楽しみに!

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 音楽劇『ダ・ポンテ』通し稽古 海宝直人&平間壮一が "最高の相棒"に!

海宝直人、平間壮一らが出演する音楽劇『ダ・ポンテ~モーツァルトの影に隠れたもう一人の天才~』の通し稽古が6月上旬、都内スタジオで行われ、第一幕の模様が公開された。

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この若さで、こんなに馬力のある役者がいるんだな。未来は明るい。――朴璐美は舞台『キングダム』で牧島 輝と共演し、そう感じたという。また『キングダム』の脚本も手がけた藤沢文翁と共に山路和弘主体の芝居を創ることを考えるなかで、複数の案の中から最終的に"晩年の宮本武蔵"が題材となった。

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 宮本武蔵は、剣豪であり、水墨画や書物にも秀でた添付の才を持ち合わせた人。しかし運に見放されていたがゆえに、実はその時代に名を馳せることができなかった。しかも資料を調べてみると、生年、名前、実績と、はっきりしないことが多すぎる。なのに今現時代の我々が剣豪宮本武蔵の名を知っているのはなぜなのか。老いた宮本武蔵とその弟子である養子の伊織を通して人間 宮本武蔵を描いてみたいという藤沢さんとの話から再発起しました。

山路 宮本武蔵なんて自分から一番程遠いし、最初は拒否していたんですけど。吉川英治さんの(小説で描かれた、現在では一般的な)イメージじゃない武蔵を描くとどんな芝居になるのか、想像がつかなかった。だったらやってみてもいいのかな、なんて思って。

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―伊織役に、藤沢は牧島を希望。朴もそれには同意しながらも、スケジュール的に無理だろうと思いつつ打診したところ、牧島は快諾。山路と牧島の初共演が決定した。


牧島 (取材は稽古2日目)まだ1回目の本読みですけど、山路さんを見ていると背景が見えてくる瞬間があるし、武蔵と山路さんの生き様がにじみ出ている。すごいことだと思いますし、圧も感じました。

山路 武蔵はある意味、剛球一直線で、基本的な方向性は決まっている。でも伊織はいろいろなことを考えながら武蔵に接しているし、屈折もしている。そこが大変だなと思う。

牧島 今の時代の親子とは相当かけ離れていますよね。どこまで言っていいものか、踏み込んでいいものか、精神的にも物理的にも、ある意味本当に命がけで......と、いろいろ考えながら読んでいました。武蔵はもちろん、伊織も常に戦っていて、すごく信念が強い。自分の目で見ながら感じたことを伝えていきたいと思います。

山路 そういう伊織と牧島くんが重なる部分は多い。理解が早くて、役者としてすごく頭が良いんだろうしね。まだ若いし、魅力的であればあるほど嫉妬もするし、若い芽のうちに摘み取りたいという気持ちが湧き上がってくる(笑)。

 これはすごいせめぎ合いが生まれそう。面白いな!

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―また、切り絵作家・下村優介とのコラボレーションによるビジュアルも強い印象を残す。

 武蔵には、影絵や切り絵の"白・黒"っていうイメージがあったんです。それで、もともと作品が好きでツイッターをフォローしていた下村さんにダメ元で連絡をしてみたんですよ。武蔵の、己の剣に、生と死のはざまにこそ真がある、っていう思いと下村さんの作品はリンクする。直感的に思ったことが叶った後に必然を感じるビジュアル創りでした。

牧島 撮影の時、刀が少しでも引っかかったら壊してしまいそうで怖かったですね。でも本当に羽ばたいているように見えるし、同じような形でもまったく同じものはひとつもないし、儚くて繊細で、すごく綺麗でした。

山路 そんな作品を「どうぞ使ってください」って言ってくれるなんて、本当にすごい。作品の中に入って撮影するなんて、そうそうない経験でしたね。

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―これから稽古を通して、ふたりはどのように役柄を、芝居を深めていこうと考えているのだろう。

 

 山路 まだ、頭の中でいろいろ繋がっていないんですよね。この辺にこう出てくるのかな、っていうのは感じるけど、そういう読みってだいたい外れますしね。"罠"がいっぱいある感じで、取り組み甲斐のある脚本ですよ。

 牧島 最初に言葉を発した時に感じたことをそのまま深めていくのか、これは違ったと思って変えていくのか。深掘りしながら楽しんでいきたいですね。

  ふたりはやっていて苦しいでしょうけど、同時に楽しいでしょうね。脚本の藤沢さんが今思っていること、伝えたいこと、山路を見て牧島くんを見て思ったことがこの脚本に落とし込まれているし、"生きる"ことがテーマだと思います。そこを掘り下げていきたい。

 山路 僕の芝居をいつも見にきてくれる人たちは、悪あがきしたり苦しんだりしながら演じているところを観に来ているような気がする。今回の『剣聖』ほどジタバタする舞台は、なかなかないんじゃないかな。

牧島 僕のファンに限らず、演劇が好きで劇場に足を運んでくださる人は、そこに居合わせて何かを目撃したいんじゃないでしょうか。この作品は"まさにそれ"っていう感じ。とても疲れるでしょうけど、すごく見ごたえのある作品だと思います。

 それは間違いない。だって、大舞台であれだけのものを放出できる二人が、サンモールスタジオというコンパクトな舞台で濃密な芝居を見せるわけですよ。これは震えますよね。

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 ―ふたりのエナジーに圧倒されるに違いない舞台は、6月30日より。

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